JPWO2005000810A1 - 含窒素複素環化合物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
一般式(1)で表されるN−置換含窒素化合物は、具体的には3−アミノ−1−ベンジルピロリジン、3−アミノ−1−(4−メチルベンジル)ピロリジン、3−メチルアミノ−1−ベンジルピロリジン、1−ベンジル−3−ターシャリーブトキシカルボニルアミノピロリジン、3−ベンジルアミノ−1−ベンジルピロリジン、1−ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン、1−ベンジル−3−メトキシピロリジン、3−アミノ−1−ベンジル−4−ヒドロキシピロリジン、3−ベンジルアミノ−1−ベンジル−4−ヒドロキシピロリジン、2−アミノメチル−1−ベンジルピロリジン、2−ヒドロキシメチル−1−ベンジルピロリジン、3−エトキシカルボニルアミノ−1−(4−メチルベンジル)ピロリジン等のN−ベンジルピロリジン誘導体、3−アミノ−1−ベンジルピペリジン、1−ベンジル−3−メチルピペリジン等のN−ベンジルピペリジン誘導体、3−アミノ−1−ベンジルヘキサメチレンイミン等のN−ベンジルヘキサメチレンイミン誘導体、1−ベンジル−3−メチルピペラジン、1,4−ジベンジル−3−メチルピペラジン等のN−ベンジルピペラジン誘導体、4,4−ジメチル−3−ベンジルオキサゾリン等のN−ベンジルオキサゾリン誘導体、2,6−ジメチル−1−ベンジルモルホリン等のN−ベンジルモルホリン誘導体等が挙げられるが、好ましくは下記一般式(4)〜(7)
R6COY (14) (R6CO)2O (15)
(ここで、R6は前記と同様。また、Yは塩素原子、臭素原子を示す。)が好ましく使用できる。反応条件はpHを9〜13にコントロールしながら行うのが好ましく、さらに好ましくは水溶媒中で界面活性剤の共存下、pHを9〜13にコントロールしながら反応させる。
一般式(16)で表される1−置換−3−アミノピロリジン誘導体は具体的には、1−ベンジル−3−アミノピロリジン、1−(4−メチルベンジル)−3−アミノピロリジン、1−ベンジル−3−メチルアミノピロリジン、1−(4−メチルベンジル)−3−エチルアミノピロリジン、2−アミノメチル−1−ベンジルピロリジン、3−アミノ−1−ベンジルピペリジン、4−アミノメチル−1−ベンジルピペリジン、3−アミノ−1−ベンジルヘキサメチレンイミン等が挙げられるが、特に1−ベンジル−3−アミノピロリジン、1−ベンジル−3−メチルアミノピロリジン、3−アミノ−1−ベンジルピペリジンが好ましい。また、これらの光学活性体も使用できる。具体的には、3位が(R)体構造、あるいは(S)体構造の光学活性体である光学活性1−置換−3−アミノピロリジン誘導体、光学活性1−置換−3−アミノピペリジン誘導体や、2位が不斉中心である光学活性1−置換−2−アミノメチルピロリジン誘導体等であり、好ましくは光学活性1−ベンジル−3−アミノピロリジン、光学活性1−ベンジル−2−メチルアミノピロリジン、光学活性1−ベンジル−3−アミノピペリジン誘導体である。一般式(13)で表される含窒素複素環化合物の光学活性体を使用すれば、殆どラセミ化することなく一般式(12)で表される含窒素複素環化合物の光学活性体が製造できる。ここで、光学活性体とは(S)体、あるいは(R)体のいずれか一方の光学異性体比率が90%以上の化合物を意味する。
GC分析条件
カラム :NEUTRA BOND−1(NB−1)<GL Science製>
I.D.0.25mmφ×60m,0.4μm
カラム温度:70℃(15min)→20℃/min→270℃(10min)
RT :AP 11.2min
BAP 21.1min
また、光学純度分析も対象物によって異なるが、例えば、3−アミノピロリジンの場合には、ジトルオイル−D−酒石酸無水物(東レ(株)製)と反応させて光学活性酒石酸誘導体に誘導してから、ODSカラムを装着した高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定した。
カラム :CAPCELL PAC C18 SG120<SISEIDO製>
4.6mmφ×150mm
展開液 :0.03%アンモニア水を酢酸でpH4.0に調整した液/メタノール=50/50
流量 :1.0ml/min.
カラム温度 :40℃
RT :R−AP誘導体 24.8min.
S−AP誘導体 29.1min.
参考例(S)−3−アミノ−1−ベンジルピロリジンの製造方法
攪拌機、滴下ロート、ジムロート、温度計を装着した200mlの4口フラスコに、ジグライム80gと水素化ホウ素ナトリウム8.8g(0.23モル)を仕込み、氷冷下にて攪拌しながらL−アスパラギンベンジルアミドメチルエステル塩酸塩(ABN塩酸塩と称す)とL−イソアスパラギンベンジルアミドメチルエステル塩酸塩(IABN塩酸塩と称す)の混合物14.0g(光学純度
98%ee以上、約0.05モル)を添加した。ついで、濃硫酸5.7g(0.06モル)をジグライム20mlに希釈した溶液を約30分間で滴下し、2時間攪拌した。反応液を65℃に昇温し、さらに2時間攪拌した。反応終了後、減圧濃縮した。水70gを加えて溶解させた後、濃塩酸25gを加え、65℃で4時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し、攪拌しながら46%水酸化ナトリウム32gを加えて中和した。トルエン100mlで3回抽出し、全トルエン層を合わせて減圧濃縮した。濃縮物を真空蒸留し、130〜133℃/1.3kPaの留分として(S)−3−アミノ−1−ベンジルピロリジン7.3g得た。留出物を分析した結果、化学純度は99%、光学純度は96.7%eeであった。光学純度を向上させるには、L−酒石酸で塩を形成させ、水で再結晶させた後に水酸化ナトリウムで解塩し、トルエン抽出・蒸留することで、光学純度99.5%ee以上の(S)−3−アミノ−1−ベンジルピロリジンが得られる。
攪拌機、温度計、ジムロートコンデンサー、ガス導入管を装着した500ml4口フラスコに、(S)−3−アミノ−1−ベンジルピロリジン52.5g(0.3モル、光学純度99.5%ee)、水97.5g、5%Pd/C
5.25g(エヌ・イーケムキャット製 PEタイプ 55.27%含水)を仕込み、80℃で攪拌しながら水素を8時間通気した。水素通気を止め、攪拌しながら室温まで冷却し、触媒を減圧濾過した。ろ液をエバポレータで約50gまで減圧濃縮した。濃縮物をヘリパック充填した約5段の精留塔を装着した蒸留装置で蒸留し、4.8kPaの留分として(S)−3−アミノピロリジン23.6gを得た。収率は91.0%であり、化学純度99.9area%、光学純度99.5%eeであった。また、含水率は0.3%であった。
攪拌機、温度計、ジムロートコンデンサー、先端に5lの水素を充填したバルーンをつけたガス導入管を装着した100mlの4口フラスコに、3−アミノ−1−ベンジルピロリジン5.3g、水20g、5%Pd/C
1.0g(エヌ・イーケムキャット製 PEタイプ 55.27%含水)を仕込み、60℃で10時間攪拌した。反応液をGC分析したところ、トルエンを除いたGCチャートで、原料の3−アミノ−1−ベンジルピロリジンは全て消費され、生成物の3−アミノピロリジンのみが検出された。収率はほぼ定量的(99%以上)であった。
攪拌機、温度計、ジムロートコンデンサー、滴下ロートを装着した500mlの4口フラスコに、(S)−3−アミノ−1−ベンジルピロリジン17.6g(0.1モル光学純度99.5%ee)、水158.7g、カチオンDS(三洋化成製)0.2gを仕込み、48%水酸化ナトリウム水溶液でpHを11±0.5に調整した。50〜60℃で攪拌しながらジターシャリーブチルジカーボネート(以下DiBocと略す)26.2g(0.12モル)を約2時間で滴下した。この間、48%水酸化ナトリウム水溶液で反応液をpH11±0.5に調整した。さらに1時間攪拌後、室温まで冷却して析出結晶を濾過した。結晶を50℃で真空乾燥し、(S)−1−ベンジル−3−t−ブトキシカルボニルアミノピロリジンを26.0g得た。収率94.1%、化学純度99.1%、光学純度99.5%ee。実施例1と同様の装置に(S)−1−ベンジル−3−ターシャリーブトキシカルボニルアミノピロリジン26.0g(光学純度99.5%ee)、水120g、5%Pd/C
2.6g(エヌ・イーケムキャット製 PEタイプ 55.27%含水)を仕込み、反応温度を40℃で水素通気下、10時間攪拌した。反応液をGC分析したところ原料ピークは消失し、トルエン以外には3−ターシャリーブトキシカルボニルアミノピロリジンのみが検出された。反応終了後、Pd/Cを濾過で除いたのち、ろ液をエバポレーターで30gまで濃縮した。次いで、トルエンを添加して濃縮し、系中の水を共沸除去し、20gまで濃縮した。濃縮液を攪拌しながらn−ヘキサン25gをゆっくり添加して結晶を析出させ、更に2時間氷浴中で攪拌した。析出結晶を濾過し、減圧乾燥して(S)−3−ターシャリーブトキシカルボニルアミノピロリジン15.4g得た。収率は87.4%であり、化学純度99.5area%、光学純度99.5%eeであった。また、含水率は0.4%であった。
3−アミノ−1−ベンジルピロリジン5.3gに替えて、3−アミノ−1−パラトルイルピロリジン5.8gを仕込み、反応温度を60℃に下げ、実施例2と同様にして10時間攪拌した。反応液をGC分析したところ原料ピークは消失し、3−アミノピロリジンが生成していた。
攪拌機、温度計、ジムロートコンデンサー、滴下ロートを装着した200mlの4口フラスコに、3−アミノ−1−ベンジルピロリジン3.5g(0.02モル)、水100g、カチオンDS(三洋化成製)0.1gを仕込み、48%水酸化ナトリウム水溶液でpHを11±0.5に調整した。30〜40℃で攪拌しながらクロル炭酸ベンジル4.1g(0.024モル)を約1時間で滴下した。この間、48%水酸化ナトリウム水溶液で反応液をpH11±0.5に調整した。さらに1時間反応させた後、室温まで冷却して析出結晶を濾過した。結晶を50℃で真空乾燥し、1−ベンジル−3−ベンジルオキシカルボニルアミノピロリジン5.7g得た。収率91.0%、化学純度98.6%。
1.0g(エヌ・イーケムキャット製 PEタイプ 55.27%含水)を仕込み、50℃、20時間水素通気下で攪拌した。反応液をGC分析したところ、トルエンを除いたGCチャートで、原料の1−ベンジル−3−ベンジルオキシカルボニルアミノピロリジンは5.2area%であり、生成物の3−ベンジルオキシカルボニルアミノピロリジンが92.8area%検出された。
水に替えて、メタノール20gを仕込み、実施例2と同様に60℃で10時間攪拌した。反応液をGC分析したところ、トルエンを除いたGCチャートで、原料の3−アミノ−1−ベンジルピロリジンは83area%、生成物の3−アミノピロリジンは17area%であった。
水に替えて、プロパノール20gを仕込み、実施例2と同様に80℃で10時間攪拌した。反応液をGC分析したところ、生成物の3−アミノピロリジンは僅かに生成しており、原料の3−アミノ−1−ベンジルピロリジンが残留していた。
水に替えて、メタノール20gを仕込み、添加するPd触媒を2倍に増加した以外は実施例2と同様に60℃で10時間攪拌した。反応液をGC分析したところ、原料の3−アミノ−1−ベンジルピロリジンは75area%、生成物の3−アミノピロリジンは25area%であった。
攪拌機、温度計、ジムロートコンデンサー、ガス導入管を装着した100mlの4口フラスコに、1−ベンジル−3−メチルピペラジン9.5g(50ミリモル)、水50g、5%Pd/C1.0g(エヌ・イーケムキャット製 PEタイプ 55.27%含水)を仕込み、40℃で6時間、水素通気下で攪拌した。反応液をGC分析したところ、トルエンを除いたGCチャートで、原料の1−ベンジル−3−メチルピペラジンは検出されず、2−メチルピペラジンのピークのみが検出された。収率はほぼ定量的(99%以上)であった。
実施例9の装置に、3−アミノ−1−ベンジル−4−ヒドロキシピロリジン9.6gを仕込み、同様にして10時間反応させたところ、トルエンを除いたGCチャートで、原料は検出されず、3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジンのピークのみが検出された。収率はほぼ定量的(99%以上)であった。
実施例9の装置に、3−ベンジルアミノ−1−ベンジル−4−ヒドロキシピロリジン9.6gを仕込み、同様にして15時間反応させたところ、トルエンを除いたGCチャートで、原料は検出されず、3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジンのピークのみが検出された。収率はほぼ定量的(99%以上)であった。
攪拌機、温度計、ジムロートコンデンサー、ガス導入管を装着した500ml4口フラスコに、(S)−1−ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン52.5g(0.3モル、光学純度99.5%ee)、水210g、5%Pd/C
5.25g(エヌ・イーケムキャット製 PEタイプ 55.27%含水)を仕込み、80℃で攪拌しながら水素を8時間通気した。水素通気を止め、攪拌しながら室温まで冷却し、触媒を減圧濾過した。ろ液をエバポレーターで約50gまで減圧濃縮した。濃縮物をヘリパック充填した約5段の精留塔を装着した蒸留装置で蒸留し、塔頂温度93〜95℃、1kPaの留分として(S)−3−ヒドロキシピロリジン23.5gを得た。収率90%であり、化学純度99.9area%、光学純度99.5%eeであった。また、含水率は0.3%であった。
Claims (17)
- 一般式(1)
(ここで、R1は置換、無置換のベンジル基を示す。R2、R3はi)水素原子、ii)炭素数1〜4の低級アルキル基、iii)炭素数1〜4の低級アルコキシル基、iv)水酸基、v)メルカプト基、vi)置換、無置換のアミノ基、vii)芳香環が、無置換、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、あるいはハロゲン基で置換されたアリール基、viii)芳香環が、無置換、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、あるいはハロゲン基で置換されたアラルキル基を示し、同一、あるいは異なるものも含む。m、nは0から3の整数を示す。)また、Xは一般式(2)
で表される含窒素複素環の残基である。ここで、QはCH2、NR4、Oを示す。(ここで、R4はi)水素原子、ii)炭素数1〜4の低級アルキル基、iii)炭素数1〜4の低級アルコキシル基、iv)芳香環が、無置換、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、あるいはハロゲン基で置換されたアリール基、v)芳香環が、無置換、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、あるいはハロゲン基で置換されたアラルキル基、vi)芳香環が、無置換、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、あるいはハロゲン基で置換されたアラルキルオキシル基を示す。また、k、lは1から4の整数であり、k+lは3から6を意味する。)で表されるN−置換含窒素複素環化合物を、触媒存在下、常圧水素で水素化分解することを特徴とする一般式(3)
(ここで、R2,R3、X、m、nは前記と同様)で表される含窒素複素環化合物の製造方法。 - 触媒がPdである請求項1記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
- 水溶媒中で水素化分解することを特徴とする請求項1または2記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
- 一般式(4)から(11)におけるR2、R3、R4が、水素原子、メチル基、アミノメチル基、ヒドロキシメチル基、エチル基、水酸基、アミノ基、メチルアミノ基、ベンジルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基、ターシャリーブトキシカルボニルアミノ基、ベンジルオキシカルボニルアミノ基、メトキシ基、ベンジル基から選ばれるいずれかであることを特徴とする請求項4記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
- 一般式(4)から(7)で表されるN−置換含窒素複素環化合物が、3−アミノ−1−ベンジルピロリジン、3−アミノ−1−(4−メチルベンジル)ピロリジン、3−メチルアミノ−1−ベンジルピロリジン、1−ベンジル−3−ターシャリーブトキシカルボニルアミノピロリジン、3−ベンジルアミノ−1−ベンジルピロリジン、1−ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン、1−ベンジル−3−メトキシピロリジン、3−アミノ−1−ベンジル−4−ヒドロキシピロリジン、3−ベンジルアミノ−1−ベンジル−4−ヒドロキシピロリジン、2−アミノメチル−1−ベンジルピロリジン、2−ヒドロキシメチル−1−ベンジルピロリジン、3−エトキシカルボニルアミノ−1−(4−メチルベンジル)ピロリジン、1−ベンジル−3−ベンジルオキシカルボニルアミノピロリジン、3−アミノ−1−ベンジルピペリジン、1−ベンジル−3−メチルピペリジン、3−アミノ−1−ベンジルヘキサメチレンイミン、1−ベンジル−3−メチルピペラジン、1,4−ジベンジル−3−メチルピペラジンから選ばれるいずれかであることを特徴とする請求項4記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
- 一般式(1)および一般式(4)から(7)のいずれかで表されるN−置換含窒素複素環化合物が光学活性体であり、一般式(3)および一般式(8)から(11)のいずれかで表される含窒素化合物が光学活性体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
- 一般式(1)で表されるN−置換含窒素複素環化合物が一般式(12)
(ここで、R1は置換、無置換のベンジル基を示し、R5は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基を示す。R6はi)炭素数1〜4のアルキル基、ii)炭素数1〜4のアルコキシル基、iii)フェニル基、iv)フェニルオキシル基、v)芳香環が、無置換、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、あるいはハロゲン基で置換されたアラルキル基、vi)芳香環が、無置換、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、あるいはハロゲン基で置換されたアラルキルオキシル基を示す。また、qは0、あるいは1、pは3から6の整数を意味する。)であることを特徴とする請求項1〜3記載のいずれか1項記載の含窒素複素環化合物の製造方法。 - 酸ハロゲン化物または酸無水物が、一般式(14)または一般式(15)
R6COY (14) (R6CO)2O (15)
(ここで、R6は前記と同様。また、Yは塩素原子、臭素原子を示す。)であることを特徴とする請求項9記載の含窒素化合物の製造方法。 - pHを9〜13にコントロールしながら反応させることを特徴とする請求項9または請求項10記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
- 水溶媒中で反応させることを特徴とする請求項9〜11のいずれか記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
- 界面活性剤を共存させることを特徴とする請求項9〜12のいずれか記載の含窒素複素環化合物の製造方法
- 一般式(15)で表される酸無水物がジターシャリーブチルジカーボネートである請求項9〜13のいずれか記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
- 界面活性剤がアルキルエーテルスルホン酸塩、あるいは4級アンモニウム塩である請求項13または請求項14記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
- 一般式(13)で表されるN−置換含窒素複素環化合物が光学活性体であり、一般式(12)で表される含窒素複素環化合物も光学活性体である請求項8〜15のいずれか1項記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
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