JPS6351370A - 3−アミノピロリジン誘導体およびその塩の製造法 - Google Patents

3−アミノピロリジン誘導体およびその塩の製造法

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JPS6351370A
JPS6351370A JP19600986A JP19600986A JPS6351370A JP S6351370 A JPS6351370 A JP S6351370A JP 19600986 A JP19600986 A JP 19600986A JP 19600986 A JP19600986 A JP 19600986A JP S6351370 A JPS6351370 A JP S6351370A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は3−アミノピロリジン誘導体およびその塩の製
造法に関する。
本発明により得られる3−アミノピロリジン誘導体およ
びその塩は、優れた抗閏活性を佇するピリド/カルボン
酸誘導体の製造における中間体としてm要な化合物であ
る。
従来の技術 従来、ピロリジンの3位にアミ7基を導入する方法とし
ては、オキシム基を還元する方法[ジャーナル・オプ・
メデイシナル・ケミストリー、第24巻、第1224頁
(1981年)]あるいはフタルイミド基を導入した後
加水分解する方法[特開昭01−57579号]が知ら
れている。
発明の目的 本発明の目的は、操作が簡単で工業的にすぐれた3−ア
ミノピロリジン誘導体の新!!;l製造法を提供するこ
とにある。
発明の構成 本発明の方法は、一般式 (式中、Rは置換基を任していてもよいベンジル基もし
くはベンズヒドリル基または低級アルコキシカルボニル
基を意味し、 R1は水素原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキ
ル基、低級アルコキシ低級アルキル基またはアリール基
を意味する。)で表わされる化合物に、アルカリの存在
下塩素よたけ臭素を反応させて1.一般式 (式中、RおよびRIは前掲と同じものをな味し、R2
は水素原子または低級アルコキシカルボニル基を意味す
る。) で表わされる1−置換−3−アミ/ピロリジノ誘。
IQ体とし、次いでこれを加水分解および/または加水
素分解することによって、一般式 (式中、RIは前掲と同じものを意味し、R2’ は水
素原子または低級アルコキンカルボニル基を意味する。
) で表わされる3−アミノピロリジン誘導体およびその塩
を製造する方法である。
本明細書において、低級アルキル基としては、例えばメ
チル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、t−ブ
チル等が挙げられる。低級アルコキシ基としては、例え
ばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、インブ
トキシ、t−ブトキシ等が挙げられる。ハロゲン原子と
しては、フッ階、塩素、臭素等が挙げられる。アリール
基としては、例えばフェニル、トリル、メトキシフェニ
ル、ナフチル等が挙げられる。また、置換基を存してい
てもよいベンジル基もしくはベンズヒドリル基における
置換基としては、例えばハロゲン。
低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ等が挙げられる
本発明により得られる化合物の塩としては、塩酸、臭化
水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸との塩、あるい
は酢酸、乳酸、コハク酸、シュウ酸、メタンスルホン酸
等のを機酸との塩等が挙げられる。
本発明により得られる化合物は、光学活性体として存在
し得る。またR+が水素原子以外の基である場合には、
立体異性体(シス型、トランス型)として存在し得る。
化合物(I)から化合物(II)への変換は一般にホフ
マン転位反応と呼ばれている。この反応は、化合物(I
)を適当な溶媒中θ〜150℃で、アルカリの存在下に
塩素または臭素と、1〜20時間反応させることにより
実施される。
アルカリとしては、例えば水酸化ナトリウム。
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム。
等が挙げられる。なおアルカリの存在下に塩素または臭
素を反応させるかわりに、次亜塩素酸ナトリウム、次亜
臭素酸ナトリウム、アンチホルミン等の試薬を用いても
よい。
溶媒としては、例えば水、メタノールやエタノールの如
き低級アルコール、あるいはその混合溶媒等が使用され
る。溶媒として低級アルコールを用いた場合、R2が対
応する低級アルコキシカルボニル基である化合物(1)
)が得られ、水を用いた場合にはNR2が水素原子であ
る化合物(■)が得られる。
R2が低級アルコキシカルボニル基である化合物(■)
は、加水分解によりNR2が水素原子である化合物(■
)に導くことができる。この反応は後記の加水分解と同
様にして行われる。
化合物(II)から化合物(IIりへの変換は、化合物
(■)を加水分解および/または加水素分解することに
より実施される。
加水分解は、化合物(■)を、5〜50倍モル量の#1
酸、硫酸等の鉱酸と0〜150℃で1〜24時間反応さ
せることにより行われる。
加水素分解は、Rが置換基を任していてもよいベンジル
基もしくはベンズヒドリル基である化合物(II)を常
法により、例えばエタ/−ル等の適当な溶媒中パラジウ
ム−炭素の如き触媒の存在下に0〜60℃で接触還元す
ることにより行われる。
Ii7科化金化合物■)は、参考例に記αの方法あるい
はこれに準する方法で製造される。
以上の様にして製造される各化合物は、常法に従い単雛
、精製され、その条件によって塩の形や遊離塩基の形で
得られるが、これらは目的に応じて相互に変換され、目
的とする形の化合物が製造される。
本発明により得られる3−アミノピロリジノ誘導体およ
びその塩は、優れた抗閉活性を存するピリド/カルボ/
酸誘導体の製造における中間体として重要な化合物であ
る。例として、7− (3−アミ/−1−ピロリジニル
)−1−シクロプロピル−a8−ジフルオロ−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリ/−3−カルボ/!ll!
塩酸塩の製造を参考例5に記ず。
実施例 次に実施例および参考例を挙げて、本発明をさらに具体
的に説明する。
参考例 1 1−ベンジルアミノ−2−ブタンール:ペンジルアミン
l0LffをエタノールI!に溶かし、これに1,2−
ブチレンオキシド72gを滴下する。
反応混合物を6時間加熱還流した後、溶媒を留去する。
残渣を減圧で蒸留して、目的物132gを得る。  b
、 9.130〜140℃(2mmmm1l 。
同様にして次の化合物を得る。
1−ベンジルアミノ−2−プロパツール。
2−ベンジルアミノ−1−フェニルエタノール。
2−ベンジルアミノ−1−メトキシメチルエタノール。
2−ベンジルアミ/−1−フルオロメチルエタノール。
参考例 2 1−べ/ジルー3−ピロリジンカルボニトリル:公知化
合物、N−ベンジルエタノールアミン100■l、アク
リロニトリル70■1およびエタノール200■1の混
合物を4時間加熱還流する。溶媒を留去した後、55渣
をトルエン1)に溶かし、水冷下にトリエチルアミン1
861を加える。これにメタンスルホニルクロリド66
■!を滴下し、4℃で10分次いで室温で10分撹拌す
る。不溶物を濾去し、濾液にカリウムt−ブトキシド1
40gを加え、室温で一夜撹拌する。反応液に水を加え
てトルエン層を分け、乾燥後濃縮する。残渣を減圧で蒸
留して、目的物94.9gを得る。
b、  p、140〜144℃ (2鵬ml1g)  
同様にして次の化合物を得る。
1−ベンジル−4−メチル−3−ピロリジンカルボニト
リル。
1−ベンジル−4−エチル−3−ピロリジンカルボニト
リル。
1−ベアジル−4−メトキシメチル−3−ピロリジンカ
ルボニトリル。
1−べ/ジルー4−フルオロメチルー3−ピロ。
リジンカルボニトリル。
1−ベアジル−4−フェニル−3−ピロリシフカルボニ
トリル。
参考例 3 1−ベンジル−3−ピロリシフカルボキサミド:水冷し
たり硫酸821中に1−ベンジル−3−ピロリシフカル
ボニトリル40gを加えた後、80〜85℃で1.5時
間加熱撹拌する。反応液を冷却し、これに氷水+50■
1を加えた後、50%水酸化ナトリウム水溶液でアルカ
リ性としクロロホルムで抽出する。抽出液を乾燥し濃縮
して、目的物25gを得る。酢酸エチル−ジイソプロピ
ルエーテルから再結晶する。
m、 p、 1)9〜120℃。
+Rスペクトル(Kn r) cm−’ : 3350
.3160.1050゜1025゜ NMRスペクトル(CDCl3 )δ: 7.25 (
51),s。
C6H3)、6.75〜6.50(IH,br、C0N
H2)。
5.50〜5.10 (IH,br、C0NH2)、 
 3.60(2H,s、PhCH2)  。
同様にして次の化合物を得る。
トランス−1−ベンジル−4−エチル−3−ピロリシフ
カルボキサミド(m、 9.78〜80℃)。
トラ/スー1−ベンジル−4−メトキシメチル−3−ピ
ロリシフカルボキサミド(m、 p、 87〜88℃)
トランス−1−べ/ジルー4−フルオロメチルー3−ピ
ロリシフカルボキサミド(m、 p、 66〜67℃)
実施例 1 1−ベンジル−3−メトキシカル、ボニルアミノピロリ
ジン: 1−ベンジル−3−ピロリジンカルボキサミド1.0g
とメタノール10 mlの混合物を水冷し、これにアン
チホルミン51を滴下する。水冷下に1時間、80℃で
20分撹拌した後、溶媒を減圧で留去する。残渣に水お
よびクロロホルムを加え、クロロホルム層を分ける。乾
燥後濃縮して、目的物0.74gを油伏物として得る。
+Rスペクトル(液膜) cs−’ : 3330.1
700゜NMRスペクトル(CDCl3 )δ: 7.
30 (5H。
s、 Ca1)5) 、 5.10〜4.70 (1)
4,br、 Nlり 。
3.05 (3H,s、 C(hc■3) 、 3.(
io (2+−1,s。
PhCH2’) − 同様にして次の化合物を得る。
トランス−1−ベンジル−4−エチル−3−メトキシカ
ルボニルアミノピロリジン(m、 p、 75〜70℃
)。
トランス−1−べ/ジルー3−メトキンカルボニルアミ
ノ−4−メトキシメチルピロリジノ(i1h伏物)。
トランス−1−ベンジル−4−フルオロメチル−3−メ
トキシカルボニルアミノピロリジン(浦秋物)。
実施例 2 3−アミノピロリジ/: (1)1−べ/ジルー3−メトキシカルボニルピロリジ
ンIO,[igとQ塩酸1501の混合物を12時間加
熱還流する。減圧で濃縮し、53.渣に水を加え、10
%水酸化ナトリウム水mlでアルカリ性とした後、クロ
ロホルムで抽出する。抽出液を乾燥した後濃縮して、3
−アミノル1−ベンジルピロリジン12gを油状物とし
て得る。
b、 f)、 74〜76で(0,2amIIg) −
(2) 上記化合物12gをエタノール40璽1に溶か
し、5%パラジウム−炭素1gを加えて50℃で接触ぶ
元する。計算量の水素吸収後、触媒をi)!去する。濾
液を減圧で濃縮して、目的物5.4gを油状物として得
る。   b、 9.153〜155℃。
参考例 4 1−エトキシカルボニル−3−ピロリシフカルボキサミ
ド: 1−エトキシカルボニル−3−ピロリジ7カルボ二トリ
ル[b、f)、140〜143℃(5mml1g)コ1
7gを水冷し、これにQ 61)91)28 mlを滴
下する。水冷下で30分、次いで60℃で30分撹拌す
る。以下参考例3と同様に処理して、目的物8.1gを
得る。
m、 p、 1)3〜1)4℃。
IRスペクトル(KI3r) : 3380.3200
.1080゜1000、 1020゜ NMRスペクトル(CDCl+ )δ: 5.70 (
2+1゜s、C0N1)2)一 実施例 3 1−エトキシカルボ二ルー〇−メトキシカルボニルアミ
/ピロリシフ: 1−エトキシカルボニル−3−ピロリジンカルボキサミ
ド1.0gをメタノール101に溶かし、4〜8℃でア
ンチホルミン7.5 mlを加える。水冷下で45分、
次いで室温で一夜撹拌する。メタノールを留去し、10
%水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性とした後、クロ
ロホルムで油出するゆクロロホルム層を乾燥後濃縮して
、目的物0.7gを油状物として得る。
IRスペクトル(液膜) cm−’: 3300.17
00゜+680.1540゜ NMRスペクトル(CDCl3 )δ: 3.68 (
31)゜s、 C02CI+3) 、4.75 (IH
,br、 NHCOzCIh)実施例 4 3−アミノ−1−エトキシカルボニルピロリジン: 水酸化カリウム2.4gを水10m1に溶かし、水冷下
これに臭素0.17 mlを滴下し10分間撹拌する。
この溶液に1−エトキシカルボニル−3−ピロリシフカ
ルボキサミド1.0gを加え、水冷下で1時間、次いで
室温で18時間撹拌する。反応液に10%水酸化ナトリ
ウム水溶液を加えて中和した後、減圧で濃縮する。残渣
をクロロホルムで抽出し、抽出液を乾燥後′t5縮して
、目的物0.42gを油状物として得る。
IRスペクトル(液10. ) cs” : 3↓50
.1700゜1080、15GO。
NMRスペクトル(CDCl3 )δ: 6.50 (
2H。
br、 NH2) 一 実施例 5 3−アミノピロリジン: (1)1−エトキシカルボニル−3−メト手ジカルボニ
ルアミノピロリジン5.0gに濃塩酸501を加えて1
2時間加熱還流する。減圧で濃縮し、残渣にエタノール
を加えて訃3取する。これにメタノール10■1および
ナトリウムメトキシド2.5gを加えて室温で12けす
る。不溶物をt1去し、濾液をO縮して、目的物1.8
gを油状物として得る。
b、 I)、 : 153〜155℃。
(2) 3−アミ/−1−エトキシカルボニルピロリジ
ン3.6gにO塩Ni↓0■1を加えて12時間加熱還
流する。以下(1)と同様に処理して目的物1.’7g
を油状物として得る。  b、 f)、 153〜15
5℃。
参考例 5 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−シクロプ
ロピル−6、8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキンキ7リンー3−カルボ/酸塩酸塩: J m 例2で得た3−アミノピロリジン5.4gをア
セトニトリル100閤1に溶かし、これに1−シクロプ
ロピルーf3.7.8−)リフルオO−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸5.7gを加
えて2時間加熱還流する。冷後析出する結晶を濾取し、
エタノールで洗う。結晶をエタ/−ルに懸濁し、これに
a塩酸を加える。得られる結晶を水−エタノールより再
結晶して、目的物6.56gを得る。m、 り、 26
7〜270℃。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは置換基を有していてもよいベ ンジル基もしくはベンズヒドリル基または 低級アルコキシカルボニル基を意味し、 R_1は水素原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
    キル基、低級アルコキシ低級ア ルキル基またはアリール基を意味する。) で表わされる化合物に、アルカリの存在下塩素または臭
    素を反応させることを特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、RおよびR_1は前掲と同じものを意味し、R
    _2は水素原子または低級アルコキシカルボニル基を意
    味する。) で表わされる1−置換−3−アミノピロリジン誘導体お
    よびその塩の製造法。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは置換基を有していてもよいベ ンジル基もしくはベンズヒドリル基または 低級アルコキシカルボニル基を意味し、 R_1は水素原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
    キル基、低級アルコキシ低級ア ルキル基またはアリール基を意味する。) で表わされる化合物に、アルカリの存在下塩素または臭
    素を反応させて、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、RおよびR_1は前掲と同じものを意味し、R
    _2は水素原子または低級アルコキシカルボニル基を意
    味する。) で表わされる1−置換−3−アミノピロリジン誘導体と
    し、次いでこれを加水分解および/または加水素分解す
    ることを特徴とする、一般式▲数式、化学式、表等があ
    ります▼ (式中、R_1は前掲と同じものを意味し、R_2’は
    水素原子または低級アルコキシカルボニル基を意味する
    。) で表わされる3−アミノピロリジン誘導体およびその塩
    の製造法。
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