JPWO2004101303A1 - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Abstract

この発明は、消臭効果を有する光触媒を備えた車両用サンバイザを提供することを目的とする。 このために本発明では、車両用サンバイザ(1)が支軸(10)を介して車室天井面(14)に取付けられるバイザ本体(2)を有し、バイザ本体(2)が支軸(10)を中心に車室天井面(14)に沿う収納位置とガラス面に沿う遮光位置とに回動する。そして消臭効果を有する光触媒を備える消臭部(3)が、バイザ本体(2)に設けられている。

Description

この発明は、バイザ本体が、車室天井面に沿う収納位置とガラス面に沿う遮光位置とに配置切換え可能に車室天井面またはガラス面に取付けられる車両用サンバイザに関する。
車両用サンバイザは、一般に板状のバイザ本体を有しており、バイザ本体が支軸を介して車室天井面に取付けられている。バイザ本体は、支軸を中心に回動されることで車室天井面に沿う収納位置とフロントガラスに沿う遮光位置とに配置切換えされる。
車両用サンバイザは、車室内に取付けられることで、車両内装品の一つとして利用されている。車両内装品は、従来、様々な構造を有していた。例えば特許文献1(特開2000−73276号公報)、特許文献2(特開平9−95133号公報)にかかる構造を有していた。
特許文献1,2にかかる車両内装品は、どちらもリアウィンドウの車室内側に取付けられる日除け具であった。
特許文献1に係る日除け具は、リアウィンドウの左辺、上辺、右辺に沿って取付けられる支持杆と、その支持杆に張設される網状の繊維布とを備えていた。そして繊維布に光触媒の一つである酸化チタン粉末と臭いを吸着する吸着材の一つである活性炭素粉末が担持されていた。したがって活性炭素粉末が臭いを吸着し、光触媒が臭いを分解する構成であった。
特許文献2に係る日除け具は、リアウィンドウの車室内側に取付けられるカーテンであって、カーテンの両面に光触媒が担持されていた。そして光触媒が臭いを分解する構成であった。
すなわちリアウィンドウの車室内側に取付けられる日除け具に光触媒が設けられる構造が従来知られていた。しかし車両用サンバイザに光触媒が設けられる構造は、従来知られておらず、また車両用サンバイザに消臭作用を有する構造が設けられたものも従来知られていなかった。
そこで本発明の目的は、消臭効果を有する光触媒を備えた車両用サンバイザを提供することにある。
第1の発明によれば、消臭効果を有する光触媒を備える消臭部が、バイザ本体に設けられている。
すなわち消臭部は、光触媒に光が当たることで臭いを分解する。そして消臭部は、バイザ本体に設けられており、バイザ本体は、車室内に差込む光を遮るためにガラス面に沿う遮光位置に配置切換えされる。
したがって消臭部は、バイザ本体の位置が調整されることで効率良く光を受けることができ、効率良く臭いを分解することができる。
第2の発明によれば、消臭部は、光触媒の他に臭いを吸着する吸着材も備えている。
したがって消臭部は、吸着材によって臭いを吸着し、光触媒によって臭いを分解する。そのため消臭部は、吸着材と光触媒によって臭いを強力に消すことができる。
消臭部は、バイザ本体が収納位置にされることで車室天井面に沿う(第1の発明を参考)。したがって消臭部は、空気よりも軽いタバコの煙などの臭いを効率良く吸着する。また消臭部は、バイザ本体が遮光位置にされることでガラス面に沿う。したがって消臭部は、光を多く受けて効率良く臭いを分解する。
このためバイザ本体を遮光位置にすることで光を遮断し、かつ消臭部の光触媒によって臭いを効率良く分解できる。そしてバイザ本体を収納位置にすることでバイザ本体を収納し、かつ消臭部の吸着材によって臭いを効率良く吸着できる。
かくして消臭部は、臭いを効率良く吸着し分解する。
第3の発明によれば、バイザ本体は、厚み方向に積層される複数の本体構成体を有し、これら本体構成体の間にシート状の消臭部が取付けられる構成である。そして複数の本体構成体のうちの少なくとも一つの本体構成体には、光透過材料から形成されて消臭部に光を透過させ得る光透過部と、消臭部に空気を流通させ得る通気孔とが設けられている。
すなわち消臭部は、本体構成体の間に取付けられている。そして消臭部は、本体構成体に設けられた光透過部を介して光を受け、本体構成体に形成された通気孔を介して空気の流れを受ける。
したがって空気が消臭部の周りを流れることで、空気に含まれていた臭いが消臭部の吸着材に吸着される。そして光透過部を透過した光が消臭部に当ることで、消臭部の光触媒が臭いを分解する。かくして消臭部が臭いを吸着し分解する。
またバイザ本体は、本体構成体によって外郭が形成されており、本体構成体の間にシート状の消臭部が取付けられている。したがって消臭部は、容易な構成によって構成され得る。例えば消臭部を剛性の小さい構成にすることができる。かくして消臭部を安価に構成することができる。
第4の発明によれば、バイザ本体は、枠状の枠体を有し、その枠体の枠中心の開口部を覆い塞ぐようにシート状の消臭部が枠体に取付けられる構成である。そして消臭部は、遮光性を備える構成になっている。
すなわちバイザ本体は、枠体と、枠体の開口部を覆うシート状の消臭部を有する。そして消臭部によってバイザ本体の遮光性が形成されている。
したがってバイザ本体は、消臭部によって遮光性の一部が構成されるため、容易な構成で構成される。
第5の発明によれば、消臭部は、複数の貫通穴を有する。そして貫通穴を通して前方を見ることのできる視界性がバイザ本体に形成されるとともに、貫通穴によって消臭部周りの通気性が向上される構成になっている。
したがってバイザ本体は、貫通穴を通して前方を見ることのできる構成になっている。そのため貫通穴を介して信号などを確認しやすく、バイザ本体の使い勝手が良くなる。
また消臭部周りの通気性が、貫通穴によって向上される構成になっている。そのため消臭部周りの空気がスムーズに流れ、消臭部の吸着材が臭いを吸着しやすく、消臭部の光触媒が臭いを分解しやすい。
かくして消臭部の貫通穴によって、バイザ本体の使用勝手が良くなるとともに、消臭部の消臭作用が向上される。
第6の発明によれば、バイザ本体には、消臭部を支持する支持部が設けられている。そして支持部と消臭部の間には、支持部が消臭部の光触媒によって腐蝕することを防止するために無機材料で形成された腐蝕防止部が設けられている。
すなわちバイザ本体は、支持部を有し、支持部が腐蝕防止部を介して消臭部を支持する。
ところで消臭部が有する光触媒は、光を当てることで光励起状態になり、樹脂等の腐蝕を促進させる働きがある。そのため消臭部を支持部によって直接支持させた場合は、支持部が光触媒によって腐蝕されるおそれがある。
これに対して本発明は、支持部と消臭部の間に腐蝕防止部を有している。したがって支持部は、腐蝕防止部を介して消臭部を支持し、支持部は、光触媒によって腐蝕されにくい。かくして支持部は、安定よく長期間消臭部を支持することができる。
図1は、車室天井面に取付けた状態の実施の形態1に係る車両用サンバイザの斜視図である。
図2は、図1のA−A線断面矢視図である。
図3は、実施の形態2に係る車両用サンバイザの正面図である。
図4は、図3のB−B線断面矢視図である。
図5は、実施の形態3に係る車両用サンバイザの正面図である。
図6は、図5のC−C線断面矢視図である。
(実施の形態1)
実施の形態1を図1,2にしたがって説明する。
実施の形態1にかかる車両用サンバイザ1は、図1に示すように略板状のバイザ本体2と、バイザ本体2を回動可能に支持する支軸10を有する。
支軸10は、略L字状に形成されており、縦軸10aと横軸10bを有する。そして横軸10bの軸周りにバイザ本体2が回動可能に装着される。縦軸10aは、ブラケット11を介して車室天井面14に回動可能に装着される。
したがってバイザ本体2は、横軸10b周りに回動されることで、車室天井面14に沿う収納位置と、フロントガラス15のガラス面に沿う遮光位置に配置切換えされる。バイザ本体2は、支軸10とともに縦軸10a周りに回動されることでフロントガラス15のガラス面に沿う遮光位置と、サイドガラス12のガラス面に沿うサイド位置(サイドの遮光位置)とに配置切換えされる。
バイザ本体2は、図2に示すように厚み方向に積層される複数(例えば二つ)の本体構成体4a,4bを有する。そして本体構成体4a,4bの間にシート状の消臭部3が取付けられている。
なお本体構成体4a,4bの外表面には、外表面を覆う表皮材が取付けられていない。したがってバイザ本体2は、表皮レスタイプの構成になっている。
本体構成体4a,4bは、枠状の枠部42と、枠部42の枠内を覆う光透過部40を一体に備える構成になっている。
枠部42と光透過部40は、どちらも光を透過する材料、特に紫外線を透過する材料から成形されており、例えば透明な樹脂材料または半透明な樹脂材料から成形されている。
枠部42は、バイザ本体2の外周縁に沿って環状に形成されている。そして枠部42は、図2に示すように中空管状に形成されている。また枠部42の枠内縁には、消臭部3を支持する支持部43が形成されている。
支持部43は、枠部42に凹溝状に形成されており、消臭部3の外周端縁30が嵌め込まれることで消臭部3を支持する。また支持部43は、枠部42の内枠縁のほぼ全周に亘って設けられており、消臭部3の外周端縁30のほぼ全周を支持する。
支持部43と消臭部3の間には、図2に示すように腐蝕防止部5が設けられている。
腐蝕防止部5は、無機材料から形成されており、例えば金属、好ましくは非金属無機材料(セラミックスなど)によって形成されている。腐蝕防止部5は、支持部43と別体に形成されて支持部43に嵌め込まれることで支持部43に設けられている。あるいは腐蝕防止部5は、スパッタリング等のメッキにより支持部43の表面に付着されることで支持部43に設けられている。
光透過部40は、図2に示すように枠部42の枠内を覆う構成になっている。光透過部40は、消臭部3の表面あるいは裏面を覆う構成になっている。そのため二枚の光透過部40と消臭部3は、積層関係になっている。そして二枚の光透過部40の間には、消臭部3が収納される収納室が形成されている。
光透過部40と消臭部3の間には、バッファー空間が形成されている。そのため消臭部3は、表面と裏面のどちらの面においても空気に触れ得る構成になっている。
光透過部40には、厚み方向に貫通する複数の通気孔41が形成されている。したがって二枚の光透過部40の間には、通気孔41を介して空気が流れ込み、消臭部3側に空気が流れ込む。
消臭部3は、図2に示すようにシート状に形成されている。そして消臭部3は、繊維シートの基材を有し、その基材に光触媒の粉末と吸着材の粉末を担持させることで形成されている。
基材は、例えば網状ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維などから形成されている。そして基材にフッ素樹脂のコーティングが施され、フッ素樹脂を介して光触媒の粉末と吸着材の粉末が担持されていることが好ましい。
光触媒は、光を吸収して励起する物質であって、特に紫外線を吸収することで励起しやすい物質である。そして励起状態になった光触媒の上に臭いの基になる分子などが触れると、その分子が光触媒によって活性化される。そしてその分子の化学反応が促進される。かくして光触媒は、臭いの基になる分子を化学変化させる(分解する)ことで消臭作用を奏する。また光触媒は、同様に抗菌作用、殺菌作用、防汚作用、有害物質除去作用(例えば揮発性有機化合物の除去作用)などの作用も奏する。
光触媒は、酸化チタン、酸化亜鉛、チタン酸ストロンチウムなどを素材として形成されており、光触媒活性を高めるドーパントがドーピングされているものが好ましい。なおドーパントは、バナジウム、クロムなどが効果的である。
吸着材は、臭いを吸着しやすい物質であって、例えば活性炭などを主成分として形成される。また吸着材は、濃い色(例えば黒色)を有しており、光を吸収して光を遮断する構成になっている。したがって消臭部3は、光を遮断する構成になっている。
また消臭部3は、図2に示すように複数の貫通穴31を有する。
貫通穴31は、厚み方向に消臭部3を貫通しており、本体構成体4a,4bに設けられた通気孔41に対して厚み方向に重なる位置に設けられている。したがって空気が通気孔41と貫通穴31を通ってバイザ本体2を通過しやすい構成になっている。
貫通穴31の径は、空気を通過させるために大きい方が好ましいが、さらに好ましくは、貫通穴31を設けることで消臭部3の表面積が広くなる大きさである。そして貫通穴31の数は、バイザ本体2の視界を考慮して決定される。
またバイザ本体2は、図1に示すようにファン50を有する。
ファン50は、本体構成体4a,4bの間に設置されており、電気モータなどによって風を発生する。そして本体構成体4a,4bの間には、ファン50からの風を消臭部3に通気させる通気路が形成されており、その通気路を通った風が消臭部3に吹き付けられる。したがってファン50は、消臭部3の消臭作用を向上させる。
以上のようにして、車両用サンバイザ1が成形される。
すなわち消臭部3は、光触媒に光が当たることで臭いを分解する。そして消臭部3は、バイザ本体2に設けられており、バイザ本体2は、車室内に差込む光を遮るためにガラス面に沿う遮光位置に配置切換えされる。
したがって消臭部3は、バイザ本体2の位置(角度)が調整されることで効率良く光を受けることができ、効率良く臭いを分解することができる。
また消臭部3は、臭いを吸着する吸着材も備えている。
したがって消臭部3は、吸着材によって臭いを吸着し、光触媒によって臭いを分解する。そのため消臭部3は、吸着材と光触媒によって臭いを強力に消すことができる。
また消臭部3は、図1に示すようにバイザ本体2が収納位置にされることで車室天井面に沿う。したがって消臭部3は、空気よりも軽いタバコの煙などの臭いを効率良く吸着する。また消臭部3は、バイザ本体2が遮光位置にされることでフロントガラス15あるいはサイドガラス16のガラス面に沿う。したがって消臭部3は、光を多く受けて効率良く臭いを分解する。
したがってバイザ本体2を遮光位置に回動することで光を遮断し、かつ消臭部3の光触媒によって臭いを効率良く分解できる。そしてバイザ本体2を収納位置に回動することでバイザ本体2を収納し、かつ消臭部3の吸着材によって臭いを効率良く吸着できる。
かくして消臭部3は、臭いを効率良く吸着し分解する。
また消臭部3は、図2に示すように本体構成体4a,4bの間に取付けられている。そして消臭部3は、本体構成体4a,4bに設けられた光透過部40を介して光を受け、本体構成体4a,4bに形成された通気孔41を介して空気の流れを受ける。
したがって空気が消臭部3の周りを流れることで、空気に含まれていた臭いが消臭部3の吸着材に吸着される。そして光透過部40を透過した光が消臭部3に当ることで、消臭部3の光触媒が臭いを分解する。かくして消臭部3が臭いを吸着し分解する。
またバイザ本体2は、本体構成体4a,4bによって外郭が形成されており、本体構成体4a,4bの間にシート状の消臭部3が取付けられている。したがって消臭部3は、容易な構成によって構成され得る。例えば消臭部3を剛性の小さい構成にすることができる。かくして消臭部3を安価に構成することができる。
また消臭部3は、図2に示すように複数の貫通穴31を有する。そして貫通穴31を通して前方を見ることのできる視界性がバイザ本体2に形成されるとともに、貫通穴31によって消臭部3周りの通気性が向上される構成になっている。
したがってバイザ本体2は、貫通穴31を通して前方を見ることのできる構成になっている。そのため貫通穴31を介して信号などを確認しやすく、バイザ本体2の使い勝手が良くなる。
また消臭部3周りの通気性が、貫通穴31によって向上される構成になっている。そのため消臭部3周りの空気がスムーズに流れ、消臭部3の吸着材が臭いを吸着しやすく、消臭部3の光触媒が臭いを分解しやすい。
かくして消臭部3の貫通穴31によって、バイザ本体2の使用勝手が良くなるとともに、消臭部3の消臭作用が向上される。
またバイザ本体2は、図2に示すように支持部43を有し、支持部43が腐蝕防止部5を介して消臭部3を支持する。
ところで消臭部3が有する光触媒は、光を当てることで光励起状態になり、樹脂等の腐蝕を促進させる働きがある。そのため消臭部3を支持部43によって直接支持させた場合は、支持部43が光触媒によって腐蝕されるおそれがある。
これに対して本形態は、支持部43と消臭部3の間に腐蝕防止部5を有している。したがって支持部43は、腐蝕防止部5を介して消臭部3を支持し、支持部43は、光触媒によって腐蝕されにくい。かくして支持部43は、安定よく長期間消臭部3を支持することができる。
また本体構成体4a,4bの通気孔41は、図2に示すように消臭部3の貫通穴31に対応した位置に設けられている。したがって消臭部3周りの空気をスムーズに流すことができ、消臭部3の消臭作用を向上させる。
また車両用サンバイザ1は、図2に示すように車室天井面14に取付けられることで、乗員に対して比較的近い位置に取付けられている。したがって車両用サンバイザ1の消臭部3は、効率良く乗員周りの臭いや有害物質を除去することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2を図3,4にしたがって説明する。
実施の形態2に係る車両用サンバイザ1は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかしバイザ本体2が、図4に示すように光透過部(図2に示す光透過部40)を有していない点が実施の形態1と異なっている。以下、相違点を中心に実施の形態2に係る車両用サンバイザ1について説明する。
実施の形態2に係る車両用サンバイザ1は、図3に示すようにバイザ本体2と支軸10を有している。バイザ本体2は、枠体4と消臭部3を有している。
枠体4は、バイザ本体2の外周枠部分を形成するように枠状に形成されており、厚み方向に積層される複数(例えば二つ)の本体構成体4a,4bを有している。
本体構成体4a,4bは、図4に示すように厚み方向に相互に取付けられることで、中空管状の枠体4を構成する。そして枠体4は、枠中心に開口部44を有し、開口部44の内枠縁に消臭部3を支持する支持部43を有している。
消臭部3は、図4に示すようにシート状に形成されており、図3に示すように枠体4の開口部44を覆い塞ぐように枠体4に取付けられている。また消臭部3は、濃い色を有しており遮光性を有する。そして消臭部3には、複数の貫通穴31が設けられている。
以上のようにして実施の形態2に係る車両用サンバイザ1が形成される。
すなわちバイザ本体2は、枠体4と、枠体4の開口部44を覆うシート状の消臭部3を有している。そして消臭部3によってバイザ本体2の遮光性が形成されている。
したがってバイザ本体2は、消臭部3によって遮光性の一部が構成されるため、容易な構成で構成され得る。
(実施の形態3)
実施の形態3を図5,6にしたがって説明する。
実施の形態3に係る車両用サンバイザ1は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、以下の点が実施の形態1と異なっている。
すなわち実施の形態3に係る車両用サンバイザ1は、図5に示すようにバイザ本体2と支軸10を有している。バイザ本体2は、図6に示すように中空板状の殻体61と殻体61の外表面に設けられた消臭部60を有している。
なお消臭部60は、殻体61(バイザ本体2)の外表面に貼付されることで設けられる形態であってもよいし、あるいはスパッタリングなどによるメッキ法によって殻体61の外表面に設けられる形態であってもよい。
(他の実施の形態)
本発明は、上記の実施の形態に限らず、以下の形態であってもよい。
(1)すなわち実施の形態1,2に係る消臭部と本体構成体は、別体状に形成されていた。そして実施の形態3に係る消臭部と殻体も、別体状に形成されていた。しかし消臭部が本体構成体や殻体それ自体に設けられる形態であってもよい。例えば、吸着材と光触媒を予め本体構成体や殻体の原材料に混合させ、その混合させた材料から本体構成体や殻体を成形することで、消臭部を本体構成体や殻体自体に設ける形態であってもよい。
(2)実施の形態1に係るバイザ本体2は、図2に示すように複数の本体構成体4a,4bを有し、本体構成体4a,4bのそれぞれが光透過部40と通気孔41を有する構成であった。しかし本体構成体4a,4bのいずれか一方の部材が光透過部40を有さない形態であってもよいし、あるいは光を透過しない材料から形成される形態であってもよい。また通気孔41が本体構成体4a,4bのいずれか一方の部材に設けられる形態であってもよい。
(3)実施の形態1〜3の消臭部は、いずれも光触媒と吸着材を有する形態であった。しかし消臭部が光触媒のみを有し、吸着材を有さない形態であってもよい。
(4)実施の形態1〜3のバイザ本体は、支軸を介して車室天井面に沿う収納位置とガラス面に沿う遮光位置とに回動可能に取付けられる形態であった。しかしバイザ本体が、スライド構造を介して収納位置と遮光位置とにスライド可能に取付けられる形態であってもよい。
(5)実施の形態1〜3のバイザ本体は、支軸を介して収納位置と遮光位置とに回動可能に取付けられる形態であった。しかしバイザ本体が、バイザ本体に取付られたヒンジ部を介して収納位置の遮光位置とに配置切換えできる形態であってもよい。
(6)実施の形態1〜3のバイザ本体は、支軸を介して車室天井面に取付けられる形態であった。しかし接着剤、粘着材、吸盤等によってバイザ本体がガラス面に貼り付けられる形態であってもよい。

Claims (6)

  1. バイザ本体が、車室天井面に沿う収納位置とガラス面に沿う遮光位置とに配置切換え可能に前記車室天井面または前記ガラス面に取付けられる車両用サンバイザであって、消臭効果を有する光触媒を備える消臭部が、前記バイザ本体に設けられていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、消臭部は、光触媒の他に臭いを吸着する吸着材も備えていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  3. 請求項1または2に記載の車両用サンバイザであって、バイザ本体は、厚み方向に積層される複数の本体構成体を有し、これら本体構成体の間にシート状の消臭部が取付けられる構成であって、前記複数の本体構成体のうちの少なくとも一つの本体構成体には、光透過材料から形成されて前記消臭部に光を透過させ得る光透過部と、前記消臭部に空気を流通させ得る通気孔とが設けられていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  4. 請求項1または2に記載の車両用サンバイザであって、バイザ本体は、枠状の枠体を有し、その枠体の枠中心の開口部を覆い塞ぐようにシート状の消臭部が前記枠体に取付けられる構成であって、前記消臭部は、遮光性を備える構成になっていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  5. 請求項3または4に記載の車両用サンバイザであって、消臭部は、複数の貫通穴を有し、前記貫通穴を通して前方を見ることのできる視界性がバイザ本体に形成されるとともに、前記貫通穴によって前記消臭部周りの通気性が向上される構成になっていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の車両用サンバイザであって、バイザ本体には、消臭部を支持する支持部が設けられており、前記支持部と前記消臭部の間には、前記支持部が前記消臭部の光触媒によって腐蝕することを防止するために無機材料で形成された腐蝕防止部が設けられていることを特徴とする車両用サンバイザ。
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