JP2005112276A - 自動車用脱臭器 - Google Patents

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JP2005112276A JP2003351972A JP2003351972A JP2005112276A JP 2005112276 A JP2005112276 A JP 2005112276A JP 2003351972 A JP2003351972 A JP 2003351972A JP 2003351972 A JP2003351972 A JP 2003351972A JP 2005112276 A JP2005112276 A JP 2005112276A
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Abstract

【課題】自動車の車室内の悪臭を効率良く低コストで除去し、メンテナンスを不要とする。
【解決手段】脱臭器1は、板材の端部を折り曲げて取り付け部を11を形成したプラスチック製の板体であり、この板体の表面に光触媒塗料を活性炭とともに塗布してある。取り付け部11をサンバイザー2に引っ掛けて固定する。運転者に照射する太陽光を遮蔽する目的で設けたサンバイザー2に取り付けて使用するものであるので、フロントガラス3を通して室内に射し込む太陽光によって効率的に悪臭の分解がおこなわれる。自動車の正面から太陽光が照射されず、側方から照射されている場合は、脱臭器1の光触媒の塗布面に太陽光が照射されるようにサンバイザー2の向きを変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の車室内の悪臭を除去するための自動車用脱臭器に関する。
自動車の車室内は、閉じられた空間であり、内装材や接着剤などから揮発性物質が蒸発し、新車は車室内に有機溶媒臭がする。また、車室内での喫煙やエアコン始動時にフィルターの悪臭が車室内に充満することがあり、脱臭装置として活性炭等を利用して悪臭成分を吸着するものやオゾンの酸化分解力によって悪臭成分を酸化・分解するオゾン脱臭装置、また、光触媒塗料の触媒作用を利用した悪臭分解装置も提案されている。
特開平9−301740号公報 特開平11−129746号公報
活性炭等を利用した悪臭吸着装置は、悪臭成分を物理吸着または化学吸着により保持するものであり、吸着能力が飽和するとそれ以上脱臭できなくなる。
オゾンの酸化分解力によって、悪臭成分を酸化・分解するオゾン脱臭装置は、オゾンが人体に有害で環境基準で許容濃度が定められており、使用は好ましくない。
光触媒塗料を利用した悪臭脱臭装置は、光触媒塗料に紫外光等の光エネルギーを照射する必要があり、車室内において常に光が照射されるようにするために導光装置が必要であり、設置や維持管理が面倒であり、コスト的に問題があった。
本発明は、このような従来技術が有する問題を解決するものであり、車室内の悪臭を効率良く低コストで除去でき、メンテナンスが容易な自動車用脱臭器を提供するものである。
自動車において太陽が良くあたるサンバイザーを利用するもので、サンバイザーに着脱自在に取り付けることができる取り付け部を有する板体に光触媒塗料を表面に塗布したものである。
さらに、光触媒塗料に悪臭物質分子を吸着する物質を混合することにより脱臭を効果的におこなえるようにしたものである。
光触媒塗料を用いた脱臭器は触媒作用を利用して脱臭することから吸着飽和のような現象が起こらず、能力の低下がないため、メンテナンスフリーである。また、光触媒材料として使われる酸化チタン等は人体に無害であり、閉じられた空間である車室内で使用しても健康に問題がない。
悪臭成分の濃度が減少してくると、光触媒への吸着速度が減少し、分解速度が低下するが、吸着剤に一時的に吸着させて、徐々に放出する悪臭成分は光触媒によって分解させることも可能である。
図1に示すように本発明の脱臭器1は、板材の端部を折り曲げて取り付け部11を形成したプラスチック製の板体であり、既存のサンバイザー2に着脱自在に設けたものである。この板体の表面に光触媒塗料を活性炭等の吸着剤(シリカゲル、ゼオライト、セピオライト、ミズカナイト)とともに塗布したものである。取り付け部11は、板材の全長に設ける必要はなく、少なくとも両端部に2〜3cm程度形成してあればよい。
脱臭器1の光触媒塗料としては、酸化チタン(TiO2)等の金属酸化物を含む塗料を使用する。塗布手段は、刷毛塗り、または、スプレーで塗膜厚を150μm〜500μm程度とする。
光触媒は、紫外光などの光エネルギーにより電子が励起され、正孔が発生し、この正孔が光触媒粉表面で悪臭成分分子と接触して酸化分解反応を起こす。酸化チタンの結晶構造は、アナタース型のものを用い、できるだけ比表面積の大きなものを使用するのが好ましい。アナタース型酸化チタン以外に酸化亜鉛、酸化スズ、チタン酸ストロンチウム等、光エネルギーで酸化分解機能を有する材料を用いることができる。
効率的に光触媒による反応をおこなわせるためには、光触媒に光を照射することが肝要であるが、本発明の脱臭器1は、運転者に照射する太陽光を遮蔽する目的で設けたサンバイザー2に取り付けて使用するものであるので、フロントガラス3を通して室内に射し込む太陽光によって効率的に悪臭の分解がおこなわれる。
自動車の正面から太陽光が照射されず、側方から照射されている場合は、脱臭器1の光触媒塗布面が太陽光に照射されるようにサンバイザー2の向きを変更する。
光触媒塗料に悪臭成分分子の吸着剤が混合してあるので、悪臭成分分子は吸着剤に一時的に吸着させ、この吸着剤から放出される悪臭成分分子を酸化チタン等の光触媒により酸化・分解される。この吸着剤としては、酸性、中性、塩基性に分類される悪臭成分全般に対して有効なものを選択する。複合的な悪臭を脱臭するため、シリカゲル、ゼオライト、セピオライト、ミズカナイト及び活性炭等を使用することができる。
以上のように、本発明の自動車用脱臭器は、太陽光がよく射し込む位置にあるサンバイザーに着脱自在に取り付けて利用するもので、効率よく悪臭の分解がおこなわれ、また、サンバイザーに引っ掛ける等の取り付け部を形成するだけでよいので低コストで製造することができる。
また、紫外線を励起光源とした光触媒と臭いを吸着する吸着剤とを混合してあるので、たばこ臭や排ガス臭等の脱臭に有効である。
脱臭器をサンバイザーに取り付けた状態の断面図。 脱臭器をサンバイザーに取り付けた状態の斜視図。
符号の説明
1 脱臭器
2 サンバイザー
3 フロントガラス
11 取り付け部

Claims (2)

  1. 板体の表面に光触媒塗料が塗布してあり、端部に自動車のサンバイザーに引っ掛ける取り付け部が形成してある自動車用脱臭器。
  2. 請求項1において、光触媒塗料に悪臭物質分子を吸着する物質が混合してある自動車用脱臭器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7527317B2 (en) * 2003-05-14 2009-05-05 Kyowa Sangyo Co., Ltd. Sunvisor for vehicle

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