JPWO2004040571A1 - ヘッドスライダ用サスペンションおよびヘッドサスペンションアセンブリ - Google Patents

ヘッドスライダ用サスペンションおよびヘッドサスペンションアセンブリ Download PDF

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Abstract

ヘッドスライダ用サスペンションにはロードビームが組み込まれる。ロードビームの母材(34)は、表面に広がる第1弾性被膜(35)と、裏面に広がり、第1弾性被膜(35)に連続する第2弾性被膜(36)とで包み込まれる。例えば空気流の作用に基づきロードビームで捻れ振動や曲げ振動が引き起こされても、ロードビームでは弾性被膜の緩衝作用が確保される。この緩衝作用に基づきロードビームでは捻れ振動や曲げ振動に基づく共振現象は減衰される。効果的にロードビームの捻れ振動や曲げ振動は抑制される。

Description

本発明は、例えばハードディスク駆動装置(HDD)といった記録媒体駆動装置に組み込まれて、記録媒体に向き合わせられるヘッドスライダを支持するヘッドスライダ用サスペンションに関し、特に、ベース板と、ベース板から前方に延びるロードビームと、ベース板から所定の間隔で隔てられてロードビーム内に規定される剛体部と、剛体部およびベース板の間でロードビーム内に区画されて、所定の弾性力を発揮する弾性変形部とを備えるヘッドスライダ用サスペンションに関する。
ハードディスク駆動装置(HDD)では、磁気ディスクの回転時に磁気ディスクの表面に沿って高速な空気流が生成される。HDDに組み込まれるヘッドサスペンションアセンブリはこういった高速な空気流に曝される。ヘッドサスペンションアセンブリに組み込まれるロードビームの剛体部では空気流の作用で捻れ振動や曲げ振動が引き起こされる。
こういった捻れ振動や曲げ振動の抑制にあたってロードビームの剛体部では表面に板材が張り合わせられる。板材はポリイミドフィルムや鋼板から構成される。こうして剛体部の剛性が高められる結果、ロードビームの捻れ振動や曲げ振動は抑制される。
HDDでは磁気ディスクの回転の高速化が要求される。空気流の作用は増大する。捻れ振動や曲げ振動の抑制にあたって板材には一層の剛性が要求されていく。剛性の獲得にあたって板材の厚みが増加すると、ロードビームの重量は増加してしまう。位置決め精度の悪化が懸念される。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、効果的にロードビームの捻れ振動や曲げ振動を抑制することができるヘッドスライダ用サスペンションを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明によれば、ロードビームの母材と、母材の表面に広がる第1弾性被膜と、母材の裏面に広がり、第1弾性被膜に連続する第2弾性被膜とを備えることを特徴とするヘッドスライダ用サスペンションが提供される。ここで、母材並びに第1および第2弾性被膜は協働でロードビームを構成する。
例えばヘッドスライダ用サスペンション上のヘッドスライダに対して記録媒体の表面が高速で移動すると、ヘッドスライダ用サスペンションは高速な空気流に曝される。ロードビームでは空気流の作用で捻れ振動や曲げ振動が引き起こされる。このとき、ロードビームの表裏面は弾性被膜に覆われることから、ロードビームでは弾性被膜の緩衝作用に基づき捻れ振動や曲げ振動に基づく共振現象は減衰される。効果的にロードビームの捻れ振動や曲げ振動は抑制される。特に、こういった弾性被膜が樹脂材から構成されれば、ヘッドスライダ用サスペンションの軽量化は実現される。
こういったヘッドスライダ用サスペンションでは、第1および第2弾性被膜の少なくとも一方では母材の縁に向かうにつれて膜厚が減少することが望まれる。すなわち、母材並びに第1および第2弾性被膜の外表面は協働で流線型を構成することができる。こうしてロードビームが流線型に形作られると、ロードビームに沿って流れる空気流で渦の発生は極力回避されることができる。ロードビームの振動は十分に抑制されることができる。しかも、第1および第2弾性被膜の少なくとも一方の表面には複数個のドーム形突起や複数個の窪みが配置されてもよい。こういった突起や窪みは渦の発生の抑制に貢献することができる。
第1および第2弾性被膜は、母材に形成される貫通孔内で相互に連結されてもよく、母材の縁回りで相互に連結されてもよい。これら連結の実現にあたって例えば樹脂成型法が用いられればよい。母材は樹脂材に「鋳込まれ」ればよい。
第2発明によれば、ロードビームの母材と、母材の表面に重ね合わせられて、ヘッドスライダを受け止めるフレキシャと、母材の表面に広がり、フレキシャに覆い被さる第1弾性被膜と、母材の裏面に広がり、第1弾性被膜に連続する第2弾性被膜とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリが提供される。ここで、母材並びに第1および第2弾性被膜は協働でロードビームを構成する。
例えばヘッドスライダに対して記録媒体の表面が高速で移動すると、ロードビームは高速な空気流に曝される。ロードビームでは空気流の作用で捻れ振動や曲げ振動が引き起こされる。このとき、ロードビームの表裏面は弾性被膜に覆われることから、ロードビームでは弾性被膜の緩衝作用に基づき捻れ振動や曲げ振動に基づく共振現象は減衰される。効果的にロードビームの捻れ振動や曲げ振動は抑制される。しかも、こういったヘッドサスペンションアセンブリでは第1弾性被膜の働きでフレキシャはロードビーム上に固定されることができる。
こういった第1弾性被膜には、ヘッドスライダの周壁面に向き合わせられる壁面が規定されてもよい。このとき、第1弾性被膜の膜厚はヘッドスライダの厚みに合わせ込まれればよい。こういった第1弾性被膜によれば、ヘッドスライダに沿って流れる空気流はヘッドスライダの前後で効果的に整流されることができる。ヘッドスライダの前後で渦の発生は極力回避されることができる。ヘッドスライダの振動は一層効果的に抑制されることができる。
第3発明によれば、ロードビームの母材と、母材の表面に広がる第1整形材と、母材の裏面に広がる第2整形材とを備え、母材並びに第1および第2整形材の外表面は協働で流線型を構成することを特徴とするヘッドスライダ用サスペンションが提供される。ここで、母材並びに第1および第2整形材は協働でロードビームを構成する。
こうしてロードビームが流線型に形作られると、ロードビームに沿って流れる空気流で渦の発生は極力回避されることができる。ロードビームの振動は十分に抑制されることができる。特に、母材並びに第1および第2整形材は協働で翼断面を形成することが望まれる。翼断面の向きは空気流の向きに応じて設定されればよい。こういったヘッドスライダ用サスペンションは例えばヘッドサスペンションアセンブリに組み込まれて利用されることができる。ヘッドサスペンションアセンブリには、ロードビームの母材の表面に重ね合わせられてヘッドスライダを受け止めるフレキシャがさらに組み込まれればよい。
第4発明によれば、ロードビームの母材と、母材の表面に重ね合わせられるフレキシャと、フレキシャの表面に受け止められるヘッドスライダと、母材およびフレキシャの少なくとも一方の表面に形成されて、ヘッドスライダの周壁面に向き合わせられる壁面を規定する整形材とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリが提供される。このとき、整形材の厚みはヘッドスライダの厚みに合わせ込まれればよい。
こういった整形材によれば、ヘッドスライダに沿って流れる空気流はヘッドスライダの前後で効果的に整流されることができる。ヘッドスライダの前後で渦の発生は極力回避されることができる。ヘッドスライダの振動は一層効果的に抑制されることができる。
第5発明によれば、ベース板と、ベース板から前方に延びるロードビームと、ベース板から所定の間隔で隔てられてロードビーム内に規定される剛体部と、剛体部およびベース板の間でロードビーム内に区画されて、所定の弾性力を発揮する弾性変形部と、剛体部およびベース板を相互に連結する弾性片とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリが提供される。かかるヘッドサスペンションアセンブリでは、弾性片の働きでロードビームの弾性変形部の振動は十分に減衰されることができる。
こういったヘッドサスペンションアセンブリでは、弾性片および弾性変形部は所定の間隔で並列に配置されればよい。その他、弾性片は、剛体部でロードビームの表面に広がる弾性被膜に一体に形成されてもよい。
図1は、記録媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の構造を概略的に示す平面図である。
図2は、本発明の一具体例に係るヘッドサスペンションアセンブリの拡大斜視図である。
図3は、図2の3−3線に沿った拡大断面図である。
図4は、図3に対応し、第1および第2弾性被膜の一変形例を示す拡大断面図である。
図5は、図3に対応し、第1および第2弾性被膜の他の変形例を示す拡大断面図である。
図6は、浮上ヘッドスライダの周囲で第1弾性被膜を詳細に示すヘッドサスペンションアセンブリの拡大部分平面図である。
図7は、第1弾性被膜の整流の様子を概略的に示すヘッドサスペンションアセンブリの拡大部分断面図である。
図8は、図3の一部に相当し、第1および第2弾性被膜の表面に形成される複数の突起を示す拡大部分断面図である。
図9は、図3の一部に相当し、第1および第2弾性被膜の表面に形成される複数の窪みを示す拡大部分断面図である。
図10は、弾性突起を概略的に示すヘッドサスペンションアセンブリの断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は磁気記録媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は、例えば平たい直方体の内部空間を区画する箱形の筐体本体12を備える。収容空間には、記録媒体としての1枚以上の磁気ディスク13が収容される。磁気ディスク13はスピンドルモータ14の回転軸に装着される。スピンドルモータ14は例えば7200rpmや10000rpmといった高速度で磁気ディスク13を回転させることができる。筐体本体12には、筐体本体12との間で収容空間を密閉する蓋体すなわちカバー(図示されず)が結合される。
収容空間にはヘッドアクチュエータ15がさらに収容される。このヘッドアクチュエータ15は、垂直方向に延びる支軸16に回転自在に連結される。ヘッドアクチュエータ15は、支軸16から水平方向に延びる複数のアクチュエータアーム17と、各アクチュエータアーム17の先端に取り付けられてアクチュエータアーム17から前方に延びるヘッドサスペンションアセンブリ18とを備える。このヘッドサスペンションアセンブリ18では、アクチュエータアーム17の先端から前方に向かって弾性サスペンション19が延びる。周知の通り、弾性サスペンション19の前端には浮上ヘッドスライダ21が支持される。浮上ヘッドスライダ21には、例えば、磁気ディスク13に情報を書き込む際に使用される薄膜磁気ヘッドといった書き込み素子(図示されず)と、磁気ディスク13から情報を読み取る際に使用される磁気抵抗効果(MR)素子といった読み取り素子(図示されず)とが搭載される。磁気抵抗効果素子には例えばスピンバルブ膜やトンネル接合膜が組み込まれればよい。
浮上ヘッドスライダ21には、磁気ディスク13の表面に向かって弾性サスペンション19から押し付け力が作用する。その一方で、磁気ディスク13の回転に基づき磁気ディスク13の表面で空気流が生成されると、浮上ヘッドスライダ21には浮力が作用する。弾性サスペンション19の押し付け力と浮力とのバランスで磁気ディスク13の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ21は浮上し続けることができる。
こうした浮上ヘッドスライダ21の浮上中にヘッドアクチュエータ15が支軸16回りで揺動すると、浮上ヘッドスライダ21は半径方向に磁気ディスク13の表面を横切ることができる。こうした移動に基づき浮上ヘッドスライダ21は磁気ディスク13上の所望の記録トラックに位置決めされる。このとき、ヘッドアクチュエータ15の揺動は例えばボイスコイルモータ(VCM)といった駆動源22の働きを通じて実現されればよい。周知の通り、複数枚の磁気ディスク13が筐体本体12内に組み込まれる場合には、隣接する磁気ディスク13同士の間で2本のアクチュエータアーム17すなわち2つのヘッドサスペンションアセンブリ18が配置される。
弾性サスペンション19の前端には、弾性サスペンション19の前端からさらに前方に延びるロードバー23が固定される。ロードバー23は、アクチュエータアーム17の揺動に基づき磁気ディスク13の半径方向に移動することができる。ロードバー23の移動経路上には磁気ディスク13の外側でランプ部材24が配置される。
アクチュエータアーム17は磁気ディスク13の静止時に所定の静止位置に位置決めされる。アクチュエータアーム17が静止位置に位置決めされると、浮上ヘッドスライダ21は最外周記録トラックを越えて磁気ディスク13から外れた位置に到達する。ロードバー23がランプ部材24に受け止められることから、浮力の消失にも拘わらず浮上ヘッドスライダ21と磁気ディスク13との接触は確実に回避されることができる。ロードバー23およびランプ部材24は、協働していわゆるロードアンロード機構を構成する。
図2に示されるように、弾性サスペンション19は、アクチュエータアーム17の先端に受け止められるベース板25と、ベース板25から前方に延びるロードビーム26とを備える。ロードビーム26には、ベース板25から所定の間隔で隔てられる剛体部27と、この剛体部27およびベース板25の間に区画される弾性変形部28とが区画される。ベース板25は例えばレーザー溶接に基づきアクチュエータアーム17に固定されればよい。
ロードビーム26の前端にはフレキシャ29が固定される。このフレキシャ29は、ロードビーム26の表面に固定される固定板31と、表面で浮上ヘッドスライダ21を受け止める支持板32とを備える。浮上ヘッドスライダ21は支持板32に接着されればよい。支持板32と固定板31とはいわゆるジンバルばね33で接続される。こういったフレキシャ29がロードビーム26に取り付けられると、支持板31の裏面は、ロードビーム26の表面に形成されるドーム状の突起(図示されず)に受け止められる。
ロードビーム26の弾性変形部28は所定の弾性力すなわち曲げ力を発揮する。この曲げ力の働きで剛体部27の前端には、磁気ディスク13の表面に向かう押し付け力が付与される。この押し付け力は突起の働きで支持板32の背後から浮上ヘッドスライダ21に作用する。浮上ヘッドスライダ21は、空気流の働きで生成される浮力に基づき姿勢を変化させることができる。突起は浮上ヘッドスライダ21すなわち支持板32の姿勢変化を許容する。
ロードビーム26は例えばステンレスといった金属製の母材すなわち金属板34を備える。少なくとも剛体部27では金属板34の表面および裏面に第1および第2弾性被膜35、36が覆い被さる。第1および第2弾性被膜35、36は例えば樹脂材から構成されればよい。金属板34の前端には前述のロードバー23が一体に形成されればよい。
図3から明らかなように、第1および第2弾性被膜35、36は相互に連続する。ここでは、第1および第2弾性被膜35、36は、金属板34に形成される貫通孔37内で相互に連結されると同時に、金属板34の縁回りで相互に連結される。こういった連結の実現にあたって例えば樹脂成型法は用いられる。金属板34は樹脂材に「鋳込まれ」ればよい。このとき、金属板34の表面に重ね合わせられるフレキシャ29や、フレキシャ29の表面に重ね合わせられるフレキシブルプリント基板38は金属板34とともに樹脂材に「鋳込まれ」ればよい。フレキシャ29やフレキシブルプリント基板38はこういった「鋳込み」に基づきロードビーム26上に固定されればよい。フレキシブルプリント基板38上には、書き込み素子や読み取り素子と信号処理回路(図示されず)とを接続する配線パターンが形成される。
磁気ディスク13の回転時にヘッドサスペンションアセンブリ18は高速な空気流に曝される。ロードビーム26の剛体部27では空気流の作用で捻れ振動や曲げ振動が引き起こされる。このとき、剛体部27の表裏面は弾性被膜35、36に覆われることから、剛体部27では弾性被膜35、36の緩衝作用に基づき捻れ振動や曲げ振動に基づく共振現象は減衰される。その結果、浮上ヘッドスライダ21の位置ずれは極力回避されることができる。すなわち、書き込み素子や読み取り素子は高い精度で位置決めされることができる。
特に、このヘッドサスペンションアセンブリ18では、金属板34の縁に向かうにつれて第1および第2弾性被膜35、36の膜厚は減少する。すなわち、第1および第2弾性被膜35、36の外表面に基づきロードビーム26は流線型に形作られることができる。こうしてロードビーム26が流線型に形作られると、ロードビーム26に沿って流れる空気流で渦の発生は極力回避されることができる。こうしてロードビーム26の振動は十分に抑制されることができる。
その他、このヘッドサスペンションアセンブリ18では、図2に示されるように、剛体部27およびベース板25を相互に連結する弾性片39が組み込まれてもよい。こういった弾性片39は、弾性変形部28に接触せずに剛体部27からベース板25まで延びればよい。弾性片39は例えば第2弾性被膜36に一体に形成されることができる。こういった弾性片39によれば、弾性変形部28の変形に基づく振動は減衰されることができる。
以上のようなヘッドサスペンションアセンブリ18では、図4に示されるように、金属板34の縁回りで第1および第2弾性被膜35、36の連結は解除されてもよい。言い換えれば、第1および第2弾性被膜35、36は貫通孔37のみで相互に連結されてもよい。こういった場合でも、ロードビーム26の流線型は維持されることが望まれる。その他、図5に示されるように、ロードビーム26は空気流の向きに応じて翼断面に形作られてもよい。こうしてロードビーム26の振動は一層効果的に抑制されることができる。
さらに、以上のようなヘッドサスペンションアセンブリ18では、図6に示されるように、浮上ヘッドスライダ21の周壁面に向き合わせられる壁面41が第1弾性被膜35に規定されてもよい。このとき、第1弾性被膜35の膜厚は浮上ヘッドスライダ21の厚みに合わせ込まれればよい。図7から明らかなように、こういった壁面41によれば、浮上ヘッドスライダ21に沿って流れる空気流は浮上ヘッドスライダ21の前後で効果的に整流されることができる。浮上ヘッドスライダ21の前後で渦の発生は極力回避されることができる。浮上ヘッドスライダ21の振動は一層効果的に抑制されることができる。その他、第1弾性被膜35や第2弾性被膜36の表面には、図8に示されるように、複数個のドーム形状の突起42が配列されてもよい。こういった突起42は渦の発生の抑制に貢献することができる。同様に、第1弾性被膜35や第2弾性被膜36の表面には、図9に示されるように、複数個のクレーター形の窪み43が配列されてもよい。こういった窪み43は渦の発生の抑制に貢献することができる。
さらにまた、以上のようなヘッドサスペンションアセンブリ18では、図10に示されるように、衝撃吸収用の弾性突起44が例えばアクチュエータアーム17の前方でベース板25上に配置されてもよい。こういった弾性突起44はアクチュエータアーム17の前端付近で磁気ディスク13の表面に向き合わせられる。例えば衝撃に基づきアクチュエータアーム17に撓みが生成されると、弾性突起44は真っ先に磁気ディスク13の表面に接触することができる。こうして磁気ディスク13の損傷は極力防止されることができる。弾性突起44は前述の弾性片39に連続してもよい。

Claims (16)

  1. ロードビームの母材と、母材の表面に広がる第1弾性被膜と、母材の裏面に広がり、第1弾性被膜に連続する第2弾性被膜とを備えることを特徴とするヘッドスライダ用サスペンション。
  2. 請求の範囲第1項に記載のヘッドスライダ用サスペンションにおいて、第1および第2弾性被膜の少なくとも一方では、母材の縁に向かうにつれて膜厚が減少することを特徴とするヘッドスライダ用サスペンション。
  3. 請求の範囲第2項に記載のヘッドスライダ用サスペンションにおいて、母材並びに第1および第2弾性被膜の外表面は協働で流線型を構成することを特徴とするヘッドスライダ用サスペンション。
  4. 請求の範囲第3項に記載のヘッドスライダ用サスペンションにおいて、第1および第2弾性被膜の少なくとも一方の表面には複数個の微小突起が配置されることを特徴とするヘッドスライダ用サスペンション。
  5. 請求の範囲第3項に記載のヘッドスライダ用サスペンションにおいて、第1および第2弾性被膜の少なくとも一方の表面には複数個の窪みが配置されることを特徴とするヘッドスライダ用サスペンション。
  6. 請求の範囲第1項に記載のヘッドスライダ用サスペンションにおいて、第1および第2弾性被膜は、母材に形成される貫通孔内で相互に連結されることを特徴とするヘッドスライダ用サスペンション。
  7. 請求の範囲第6項に記載のヘッドスライダ用サスペンションにおいて、第1および第2弾性被膜は母材の縁回りで相互に連結されることを特徴とするヘッドスライダ用サスペンション。
  8. ロードビームの母材と、母材の表面に重ね合わせられて、ヘッドスライダを受け止めるフレキシャと、母材の表面に広がり、フレキシャに覆い被さる第1弾性被膜と、母材の裏面に広がり、第1弾性被膜に連続する第2弾性被膜とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  9. 請求の範囲第8項に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記第1弾性被膜は、ヘッドスライダの周壁面に向き合わせられる壁面を規定することを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  10. ロードビームの母材と、母材の表面に広がる第1整形材と、母材の裏面に広がる第2整形材とを備え、母材並びに第1および第2整形材の外表面は協働で流線型を構成することを特徴とするヘッドスライダ用サスペンション。
  11. 請求の範囲第10項に記載のヘッドスライダ用サスペンションにおいて、母材並びに第1および第2整形材は協働で翼断面を形成することを特徴とするヘッドスライダ用サスペンション。
  12. ロードビームの母材と、母材の表面に重ね合わせられて、ヘッドスライダを受け止めるフレキシャと、母材の表面に広がる第1整形材と、母材の裏面に広がる第2整形材とを備え、母材並びに第1および第2整形材の外表面は協働で流線型を構成することを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  13. ロードビームの母材と、母材の表面に重ね合わせられるフレキシャと、フレキシャの表面に受け止められるヘッドスライダと、母材およびフレキシャの少なくとも一方の表面に形成されて、ヘッドスライダの周壁面に向き合わせられる壁面を規定する整形材とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  14. ベース板と、ベース板から前方に延びるロードビームと、ベース板から所定の間隔で隔てられてロードビーム内に規定される剛体部と、剛体部およびベース板の間でロードビーム内に区画されて、所定の弾性力を発揮する弾性変形部と、剛体部およびベース板を相互に連結する弾性片とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  15. 請求の範囲第14項に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記弾性片は前記弾性変形部から離隔することを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  16. 請求の範囲第14項に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記弾性片は、前記剛体部でロードビームの表面に広がる弾性被膜に一体に形成されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
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