JPWO2004019606A1 - ビットリダクション装置 - Google Patents

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Abstract

階調性が確保し、ビートノイズの視認を防いだビットリダクション装置が提供される。本発明のビットリダクション装置は、少なくとも入力信号の状態とユーザーの設定状態と装置の設定状態との何れかに基づいて、単純な切捨て処理とノイズシェーピング処理を使ってビットリダクション動作を切り替える。

Description

本発明は、映像信号の階調性を確保したままで、そのビット数の削減を行うビットリダクション装置に関するものである。
一般に、デジタル信号処理においてはデジタル化するビット数が多ければ多いほど階調性は向上する。しかし、ビット数の増加により回路規模やデバイスのピン数が増大するという課題が発生する。デジタル信号処理において階調性をできるだけ確保したまま、ビット数を削減する方法が色々と提案されており、特開2000−224047号公報はその一例である。
さらにもっと一般的な回路としては、ノイズシェーピングとして加算器と遅延器を用いたビット数削減回路がよく用いられている。この先行技術を、従来例として図5、図6、図7を用いて説明する。
図5は従来例の構成を示すブロック図である。同図において、画質補正回路500は、入力端子520を介して印加されたmビット(mは整数)の入力信号に対して様々なデジタル信号処理を施す。その際、mビットで構成された入力信号のビット精度を損なわないように信号処理の内容に応じてビット処理がなされる。次に、加算器511と遅延器512から構成されるノイズシェーピング回路510がビット数の削減を行い、mビットで構成された信号をnビット(nは整数で、mよりも小さい値)で構成された信号に変換する。
図6はその際の様子を示している。図6は、図5でのmは10、nは8としている。値600は画質補正回路500の出力を示しており、画質補正回路500の出力が16進数で30Fである場合を仮定している。16進数の30Fを10進数で表すと783である。
これを8ビットに変換すると195.75であるが、単純な切捨てでは195となる。そのため、小数点以下の成分、すなわち10ビットの下位2ビットの成分が無視されてしまう。ノイズシェーピング回路510はその失われる2ビットの成分をPWM(Pulse Width Modulation)化して上位ビットに加算することで、積分効果により下位ビットの情報を擬似的に再現するものである。
加算器511は、遅延器512の出力の下位2ビットをmビットの画質補正回路500の出力と加算した後、遅延器512に入力する。遅延器512の出力の下位2ビットを除く上位8ビットを出力とすることで、下位ビットのPWM処理が可能となる。ここで、一般的に加算器512ではオーバーフローするため後段にリミッタを設けることは言うまでもない。
値601はノイズシェーピング回路510によりビット数が8ビットに変換された後のタイミングチャートを示している。値602は値601の次の走査期間、値603は値602の次の走査期間、値604は値603の次の走査期間でのタイミングチャートである。10ビットで30Fの信号はC3、C4、C4、C4、C3、C4、C4、C4…と変換されている。C3は10進数で195、C4は196である。C3、C4、C4、C4を積分すると195.75となり、擬似的に10ビットの精度が出ていることがわかる。
図7は、上述の処理を施された場合に、ディスプレイに表示される映像の様子を示している。図7において、走査線702は走査線701の次の走査線、走査線703は走査線702の次の走査線、走査線704は走査線703の次の走査線である。値601は走査線701で、値602は走査線702で、値603は走査線703で、値604は走査線704で、夫々表示される。黒い四角は値「C3」の画素を、白い四角は値「C4」の画素を、夫々示している。従って、輝度が少し異なる画素が混在する。その混在パターンは余り変化せずに固定状態に近い場合もある。
しかし上述のような処理では、入力信号が一定輝度の場合、特に、大型で低解像度の液晶パネル、例えば20V型で解像度VGA(640×480ドット)のような1画素が大きい場合にはPWM成分がビートノイズもしくは縦線ノイズとして視認されてしまう。
一般的に映像信号は刻々と変化する信号であり、PWM成分はそれほど目立たない。一方、入力信号が無入力の場合はDC的に“0“の信号である。DC的に”0“ということは黒であり、通常はノイズがあったとしても目立たないが、画質補正回路500で映像信号にオフセットを加える場合(ユーザー調整で黒レベルを上げることに相当する)はPWM成分がノイズとして視認されるという課題がある。
ビットリダクション装置は、
入力映像信号の画質を補正する画質補正回路と、
画質補正回路の出力のビット数を削減する第1のビットリダクション部と、
画質補正回路の出力のビット数を削減する第2のビットリダクション部と、
少なくとも入力映像信号の同期信号の検出結果を判断要因の一つとして、判別信号を生成する判別回路と、
判別回路に制御されて、第1のビットリダクション部の出力と前記第2のビットリダクション部の出力の何れか一方を選択する第1の選択器と
を備え、
第1のビットリダクション部は、画質補正回路の出力をノイズシェービングし且つビット数を削減する第1のノイズシェーピング回路を有する。
図1は、本発明のビットリダクション装置のブロック図である。
図2は、本発明のビットリダクション装置の詳細な構成例を示すブロック図である。
図3は、本発明においてビット数を削減する部分の他の構成例を示すブロック図である。
図4は、本発明においてビット数を削減する部分の更に他の構成例を示すブロック図である。
図5は、従来のビットリダクション装置の一例を示すブロック図である。
図6は、ビットリダクション装置における動作を示したタイミングチャートである。
図7は、従来のビットリダクション装置を使用した場合にディスプレイに表示される映像の様子である。
発明を実施する最良の形態
本発明のビットリダクション装置は、少なくとも入力信号の状態とユーザーの設定状態と装置の設定状態との何れかに基づいてビットリダクション動作を切り替える。こうすることで、本発明のビットリダクション装置は階調性を確保し且つビートノイズの発生が防止でき、既に述べた従来方式での課題も解決できる。
(実施の形態)
図1は本発明のビットリダクション装置の構成図の一例である。図1において、画質補正回路100は、端子150を介して入力された入力映像信号の画質を補正する。画質補正回路100の出力は、第1のビットリダクション部である第1のノイズシェーピング回路110(以降、ノイズシェーピング回路110と記載する)と第2のビットリダクション部120に入力される。図1では、第1のビットリダクション部は加算器111と遅延器112とで構成されたノイズシェーピング回路110で構成され、第2のビットリダクション部120は第1の上位ビット選択回路121(以降、上位ビット選択回路121と記載する)でそれぞれ構成された場合を例に挙げている。加算器111は、遅延器112の出力での所定の下位ビットと画質補正回路100の出力とを加算する。遅延器112は、加算器111の出力を遅延する。第1の選択器130(以降、選択器130と記載する)は、遅延器112の出力の所定の上位ビットを第1の入力とし、上位ビット選択回路121の出力を第2の入力として、その何れか一方を選択する。判別回路140は、端子160を介して入力された映像信号の同期信号の有無を検出し、その検出結果等に基づいて選択器130を制御する。図1では、判別回路140は同期検出回路121で構成された場合を例に挙げている。
以下に具体的な動作を説明する。画質補正回路100は、mビット(mは整数)で構成されている入力信号に様々なデジタル信号処理を実行する。その際、mビットの入力信号のビット精度を損なわないように信号処理の内容に応じてビット処理がなされる。例えば、入力信号の黒レベル調整を行う場合は入力映像信号に一定の値を加算することで黒レベル調整が行なわれる。画質補正回路100の出力は、入力信号と同じmビットのビット精度を保っているとする。
選択器130の出力は、端子170を介して後段に供給される。後段は例えば液晶パネルであって、扱えるビット数がnビット(nは整数で、mよりも小さい値)だとすると、どこかでビット数の削減を行う必要がある。そこで加算器111と遅延器112で構成されるノイズシェーピング回路110と上位ビット選択回路121でビット削減が実施される。すなわち、mビットで構成されていた信号がnビットで構成される信号に変換される。第1のビットリダクション部110は、ノイズシェーピング回路で構成されているので、ノイズシェーピングも実施する。このノイズシェーピングについて、図1と図6を用いて説明する。
図1及び図6の例では、mは10、nは8とし、画質補正回路100の出力が16進数で30Fである場合を仮定している。画質補正回路100の出力は値600であり、16進数の30Fを10進数で表すと783である。これを8ビットに変換すると195.75である。図6の値601、602、603、604は、加算器111と遅延器112で構成されているノイズシェーピング回路110によりビット数が8ビットに変換された後のタイミングチャートを示している。従来方式である図5で記載したと同様に、10ビットで30Fの信号はC3、C4、C4、C4、C3、C4、C4、C4…と変換されている。即ち、ノイズシェーピング回路110の出力は、既に説明したPWMを伴っている。
C3は10進数で195、C4は196である。C3、C4、C4、C4を積分すると195.75となり、擬似的に10ビットの精度が出ていることがわかる。
実際は入力信号は30F固定ではなく、逐次画像内容によって変化している。また、画質補正回路100へ入力する信号にはアナログ・デジタル変換される際の量子化誤差等が含まれており、常に入力信号は変化していることとなる。
一方、入力信号が無入力の場合は完全のデジタル的に“0”の信号が入力されたことに等しい。画質補正回路100は、この時、黒レベルの調整を行って30Fを出力したとすると、画質補正回路100の出力は常に30F固定であり、ノイズシェーピング後の信号はC3とC4を規則的に繰り返すこととなり、この場合はノイズとして目立つことになる。
ところで、判別器140を構成する同期検出回路141は、同期の有無を検知することで無入力かどうかを検出する。無入力の場合は、判別器140は選択器130が第2のビットリダクション部120の出力を選択するように選択器130制御する。第2のビットリダクション部120は、画質補正回路100の出力の上位ビットのみを選択する上位ビット選択回路121で構成されている。すなわち、選択器130によって、ノイズシャーピングを受けない信号が出力される。このような構成をとることにより、無入力時のノイズと通常動作時の階調性を両立することができる。
図2は、図1に示された本発明の実施例の更に詳細な構成例を示している。図2において、図1と同じ番号が付与されている部分は図1と同様であり、それらの詳細な説明は省略する。
端子150を介して入力されたコンポジット映像信号は、アナログ・デジタル変換器210(図2ではA/Dと記載し、以降A/D変換器210と記載する)でデジタル信号に変換される。ビデオデコーダ220は、A/D変換器210から出力されるコンポジット映像信号のデジタル信号をコンポーネント映像信号のデジタル信号に変換する。図2では、画質補正回路100が解像度変換器101とコントラスト・ブライトネス調整器102とγ補正器103で構成される例を示している。解像度変換器101は、A/D変換器210の出力の解像度を変換する。解像度変換器101の具体的な処理例としては、1水平走査期間内に存在する画素の数(水平画素数)や1画面内に存在する走査線の数(垂直画素数)を変換する処理が挙げられる。この処理は、後段で必要とされる画素数の構成に合致させる為に必要な処理である。解像度変換器101は、画素数の構成を変換するに際して、画質劣化をできるだけ防ぐ為にフィルター処理も実施する場合が多い。この様にして、A/D変換器210の出力を後段の回路やディスプレイ等で扱える水平画素数と垂直画素数に合わせることができる。コントラスト・ブライトネス調整器102は、解像度変換器101からの映像データの値を変換して、ディスプレイに表示される映像のコントラストやブライトネスや彩度等を調整する。γ補正器103は、コントラスト・ブライトネス調整器102からの映像データに対してγ補正を施し、ディスプレイに表示される映像の輝度や彩度の線形性を補正する。解像度変換器101とコントラスト・ブライトネス調整器102とγ補正器103により、後段のディスプレイに表示される映像の画質が補正される。
端子150を介して入力されたコンポジット映像信号は、判別回路140にも入力されている。図2では、判別回路140が同期分離回路142とマイコン143とメモリ144で構成される例を示している。同期分離回路142は、端子150を介して入力されたコンポジット映像信号から同期信号を分離し、分離した同期信号をマイコン143と第2の選択器250(以降、選択器250と記載する)に供給する。マイコン143には、同期分離回路142で分離された同期信号と、ユーザーが設定入力端子270を介して入力した設定情報とが供給されている。また、メモリ144がマイコン143に接続されている。マイコン143は、入力される同期信号の状態と、設定入力端子270を介して入力された設定情報と、メモリ144に収納されているデータ等を基にして判別信号を生成する。メモリ144に収納されているデータは、画質補正回路100の諸設定情報や、設定入力端子から既に入力されているユーザーの諸設定値や、マイコン143での判断アルゴリズムに関する情報等が格納されている。この判別回路140は、コントラスト・ブライトネス調整器102と選択器140と選択器250を制御する。
自走同期信号生成回路240は自走の同期信号を生成する。選択器250の一方の入力端子には自走同期信号生成回路240で生成された同期信号が入力され、他の入力端子には同期分離回路142で分離された同期信号が入力されている。選択器250は、マイコン143によって制御され、同期信号分離回路から同期信号が出力されている場合はその同期信号を選択する。一方、選択器250は、マイコン143によって制御され、同期信号分離回路から同期信号が出力されていない場合は自走同期信号生成回路240からの同期信号を選択する。
図2では、ディスプレイの一例として、液晶パネルモジュール260が示されている。液晶パネルモジュール260には、選択器140からの映像データと、選択器250からの同期信号とが入力されている。液晶パネルモジュール260は選択器250からの同期信号で表示の同期がとられ、選択器140からの映像データを受けて映像を表示する。
以上の構成により、図1に示した本発明の実施例と同様の効果が得られる。
加えて、図2に示した本発明の実施例では、ユーザーの設定状況や画質補正回路100の設定状況やメモリ144に収納されている諸情報と、同期信号分離結果等を基にして選択器140が制御されている。即ち、画素単位での制御や、映像の性質を基にした制御や、信号処理の設定状況を基にした制御が可能である。その結果、適応的且つ高品質なビットリダクション装置が実現できる。
更に、図2に示した本発明の実施例では、端子150に映像信号が入力されていない場合や品質の良くない同期信号を伴った映像信号が入力されている場合であっても、同期信号が液晶パネルモジュール260に供給される。従って、液晶パネルモジュール260の走査動作を安定して実行できるビットリダクション装置が実現できる。
次に、図1及び図2に示されたビットリダクション装置での第2のビットリダクション部120の他の構成例を図3と共に説明する。
図3は、図1及び図2に示されたビットリダクション装置での第2のビットリダクション部120の他の構成例示すブロック図である。図3において、図1または図2と同じ番号の部分は図1または図2と同様である。画質補正回路110の出力は端子330を介して第1のビットリダクション部であるノイズシェーピング回路110と、第2のビットリダクション部120に入力される。第2のビットリダクション部120は、第2のノイズシェーピング回路122(以降、ノイズシェーピング回路122と記載する)と第2の上位ビット選択回路123(以降、上位ビット選択回路123と記載する)との縦続接続で構成されている。選択器140は、ノイズシェーピング回路110の出力と上位ビット選択回路123の出力を受けて、何れか一方を選択し、端子170を介して出力する。
端子330に入力されている映像信号は10ビットであって、端子170から6ビットで出力する場合を仮定する。即ち、mが10で、nが6の場合を仮定する。ノイズシェーピング回路110は、10ビットの信号をノイズシェーピング処理し且つ6ビットにビット数を削減した信号を選択器140に供給する。一方、ノイズシェーピング回路122は、入力されている10ビットの信号をノイズシェーピング処理し且つ8ビットにビット数を削減した信号を上位ビット選択器123に供給する。上位ビット選択器123は、ノイズシェーピング回路122の出力信号の下位2ビットを捨てて上位6ビットを選択器170に供給する。
ノイズシェーピング回路122は8ビットにビット数を削減しているので、最下位1ビットに相当する値、即ちダイナミックレンジの256分の1のレベルでPWMが発生している。この信号の下位2ビットが、上位ビット選択器123で削除される。ノイズシェーピング回路122の出力はPWMを伴っているわけであるが、その出力信号の下位2ビットが11と00とに変動してPWMを伴っている場合は、最上位ビット(MSB:Most Significant Bit)から6ビット目も1と0に変動している。従って、この様な場合は、上位ビット選択器123の出力も、この6ビット目に相当する値、即ちダイナミックレンジの64分の1のレベルでPWMが発生している。ノイズシェーピング回路122の出力の下位2ビットが11と00が出現してPWMが発生している場合以外では、6ビット目は変動しないので、上位ビット選択器123の出力はPWMを伴わない。
即ち、図3の構成では、第2のビットリダクション部120でも、少ない頻度でPWMを伴うことになる。この様に動作させることで、図1や図2の場合よりも良い画質を得られることがある。
次に、図1及び図2に示されたビットリダクション装置での第2のビットリダクション部120の更に他の構成例を図4と共に説明する。
図4は、図1及び図2に示されたビットリダクション装置での第2のビットリダクション部120の更に他の構成例示すブロック図である。図4において、図1または図2と同じ番号の部分は図1または図2と同様である。画質補正回路110の出力は端子330を介して第1のビットリダクション部であるノイズシェーピング回路110と、第2のビットリダクション部120に入力される。第2のビットリダクション部120は、第3の上位ビット選択回路124(以降、上位ビット選択回路124と記載する)と第3のノイズシェーピング回路125(以降、ノイズシェーピング回路125と記載する)との縦続接続で構成されている。選択器140は、ノイズシェーピング回路110の出力とノイズシェーピング回路125の出力を受けて、何れか一方を選択し、端子170を介して出力する。
端子330に入力されている映像信号は10ビットであって、端子170から6ビットで出力する場合を仮定する。即ち、mが10でnが6の場合を仮定する。ノイズシェーピング回路110は、10ビットの信号をノイズシェーピング処理し且つ6ビットにビット数を削減した信号を選択器140に供給する。一方、上位ビット選択回路124は端子330に入力されている10ビットの映像信号の下位2ビットを捨てて、上位8ビットのみをノイズシェーピング回路125に供給する。ノイズシェーピング回路125は、入力されている8ビットの信号をノイズシェーピング処理し且つ6ビットにビット数を削減し、選択器140に供給する。
ノイズシェーピング回路110は、最下位ビット(LSB:Most Least Bit)である10ビット目まで使ってノイズシェーピング動作を実行しているので、きめ細かい処理を実施できる。言い換えると、ノイズシェーピング回路110は最下位1ビットに相当する値、即ちダイナミックレンジの1024分の1のレベルまで含めた演算によりPWMを発生させ、その結果の上位6ビットを出力している。
一方、ノイズシェーピング回路125は、上位8ビットの信号を6ビットにビット数を削減している。ノイズシェーピング回路125は、9ビット目と10ビット目は使用できず、8ビット目までを使ってノイズシェーピング動作を実行している。ノイズシェーピング回路125はMSBから8ビット目に相当する値、即ちダイナミックレンジの256分の1のレベルまで含めた演算によりPWMを発生させている。従って、ノイズシェーピング回路110の方が、ノイズシェーピング回路125よりもきめ細かい処理を実施できる。
即ち、図4の構成では、第1のビットリダクション部110ではきめ細かいノイズシェーピング実行され、第2のビットリダクション部120で第1のビットリダクション部110よりも粗いノイズシェーピング実行される。この様に動作させることで、図1や図2や図3の場合よりも良い画質を得られることがある。
以上のように、本発明のビットリダクション装置は、少なくとも入力信号の状態とユーザーの設定状態と装置の設定状態との何れかに基づいてビットリダクション動作を切り替える。こうすることで、本発明のビットリダクション装置は階調性を確保し且つビートノイズの発生が防止でき、従来方式での課題も解決できる。
産業の利用可能性
本発明によるビットリダクション装置は、階調性を確保し且つビートノイズの発生が防止できる。また、本発明によるビットリダクション装置は入力信号が一定輝度の場合であっても、PWM成分によるビートノイズもしくは縦線ノイズとして視認されるのを防止できる。
図面の参照符号の一覧表
100 画質補正回路
101 解像度変換器
102 コントラスト・ブライトネス調整器
103 γ補正器
110 第1のビットリダクション部(第1のノイズシェーピング回路)
111 加算器
112 遅延器
120 第2のビットリダクション部
121 第1の上位ビット選択回路
122 第2のノイズシェーピング回路
123 第2の上位ビット選択回路
124 第3の上位ビット選択回路
125 第3のノイズシェーピング回路
130 第1の選択器
140 判別回路
141 同期検出回路
142 同期分離回路
143 マイコン
144 メモリ
150、160、170 端子
210 アナログ・デジタル変換器
220 ビデオデコーダ
240 自走同期信号生成回路
250 第2の選択器
260 液晶パネルモジュール
270 設定入力端子
本発明は、映像信号の階調性を確保したままで、そのビット数の削減を行うビットリダクション装置に関するものである。
一般に、デジタル信号処理においてはデジタル化するビット数が多ければ多いほど階調性は向上する。しかし、ビット数の増加により回路規模やデバイスのピン数が増大するという課題が発生する。デジタル信号処理において階調性をできるだけ確保したまま、ビット数を削減する方法が色々と提案されており、特許文献1はその一例である。
さらにもっと一般的な回路としては、ノイズシェーピングとして加算器と遅延器を用いたビット数削減回路がよく用いられている。この先行技術を、従来例として図5、図6、図7を用いて説明する。
図5は従来例の構成を示すブロック図である。同図において、画質補正回路500は、入力端子520を介して印加されたmビット(mは整数)の入力信号に対して様々なデジタル信号処理を施す。その際、mビットで構成された入力信号のビット精度を損なわないように信号処理の内容に応じてビット処理がなされる。次に、加算器511と遅延器512から構成されるノイズシェーピング回路510がビット数の削減を行い、mビットで構成された信号をnビット(nは整数で、mよりも小さい値)で構成された信号に変換する。
図6はその際の様子を示している。図6は、図5でのmは10、nは8としている。値600は画質補正回路500の出力を示しており、画質補正回路500の出力が16進数で30Fである場合を仮定している。16進数の30Fを10進数で表すと783である。
これを8ビットに変換すると195.75であるが、単純な切捨てでは195となる。そのため、小数点以下の成分、すなわち10ビットの下位2ビットの成分が無視されてしまう。ノイズシェーピング回路510はその失われる2ビットの成分をPWM(Pulse Width Modulation)化して上位ビットに加算することで、積分効果により下位ビットの情報を擬似的に再現するものである。
加算器511は、遅延器512の出力の下位2ビットをmビットの画質補正回路500の出力と加算した後、遅延器512に入力する。遅延器512の出力の下位2ビットを除く上位8ビットを出力とすることで、下位ビットのPWM処理が可能となる。ここで、一般的に加算器512ではオーバーフローするため後段にリミッタを設けることは言うまでもない。
値601はノイズシェーピング回路510によりビット数が8ビットに変換された後のタイミングチャートを示している。値602は値601の次の走査期間、値603は値602の次の走査期間、値604は値603の次の走査期間でのタイミングチャートである。10ビットで30Fの信号はC3、C4、C4、C4、C3、C4、C4、C4…と変換されている。C3は10進数で195、C4は196である。C3、C4、C4、C4を積分すると195.75となり、擬似的に10ビットの精度が出ていることがわかる。
図7は、上述の処理を施された場合に、ディスプレイに表示される映像の様子を示している。図7において、走査線702は走査線701の次の走査線、走査線703は走査線702の次の走査線、走査線704は走査線703の次の走査線である。値601は走査線701で、値602は走査線702で、値603は走査線703で、値604は走査線704で、夫々表示される。黒い四角は値「C3」の画素を、白い四角は値「C4」の画素を、夫々示している。従って、輝度が少し異なる画素が混在する。その混在パターンは余り変化せずに固定状態に近い場合もある。
特開2000−224047号公報
しかし上述のような処理では、入力信号が一定輝度の場合、特に、大型で低解像度の液晶パネル、例えば20V型で解像度VGA(640×480ドット)のような1画素が大きい場合にはPWM成分がビートノイズもしくは縦線ノイズとして視認されてしまう。
一般的に映像信号は刻々と変化する信号であり、PWM成分はそれほど目立たない。一方、入力信号が無入力の場合はDC的に“0“の信号である。DC的に”0“ということは黒であり、通常はノイズがあったとしても目立たないが、画質補正回路500で映像信号にオフセットを加える場合(ユーザー調整で黒レベルを上げることに相当する)はPWM成分がノイズとして視認されるという課題がある。
ビットリダクション装置は、入力映像信号の画質を補正する画質補正回路と、画質補正回路の出力のビット数を削減する第1のビットリダクション部と、画質補正回路の出力のビット数を削減する第2のビットリダクション部と、少なくとも入力映像信号の同期信号の検出結果を判断要因の一つとして、判別信号を生成する判別回路と、判別回路に制御されて、第1のビットリダクション部の出力と前記第2のビットリダクション部の出力の何れか一方を選択する第1の選択器とを備え、第1のビットリダクション部は、画質補正回路の出力をノイズシェービングし且つビット数を削減する第1のノイズシェーピング回路を有する。
本発明によるビットリダクション装置は、階調性を確保し且つビートノイズの発生が防止できる。また、本発明によるビットリダクション装置は入力信号が一定輝度の場合であっても、PWM成分によるビートノイズもしくは縦線ノイズとして視認されるのを防止できる。
本発明のビットリダクション装置は、少なくとも入力信号の状態とユーザーの設定状態と装置の設定状態との何れかに基づいてビットリダクション動作を切り替える。こうすることで、本発明のビットリダクション装置は階調性を確保し且つビートノイズの発生が防止でき、既に述べた従来方式での課題も解決できる。
(実施の形態)
図1は本発明のビットリダクション装置の構成図の一例である。図1において、画質補正回路100は、端子150を介して入力された入力映像信号の画質を補正する。画質補正回路100の出力は、第1のビットリダクション部である第1のノイズシェ-ピング回路110(以降、ノイズシェ-ピング回路110と記載する)と第2のビットリダクション部120に入力される。図1では、第1のビットリダクション部は加算器111と遅延器112とで構成されたノイズシェーピング回路110で構成され、第2のビットリダクション部120は第1の上位ビット選択回路121(以降、上位ビット選択回路121と記載する)でそれぞれ構成された場合を例に挙げている。加算器111は、遅延器112の出力での所定の下位ビットと画質補正回路100の出力とを加算する。遅延器112は、加算器111の出力を遅延する。第1の選択器130(以降、選択器130と記載する)は、遅延器112の出力の所定の上位ビットを第1の入力とし、上位ビット選択回路121の出力を第2の入力として、その何れか一方を選択する。判別回路140は、端子160を介して入力された映像信号の同期信号の有無を検出し、その検出結果等に基づいて選択器130を制御する。図1では、判別回路140は同期検出回路121で構成された場合を例に挙げている。
以下に具体的な動作を説明する。画質補正回路100は、mビット(mは整数)で構成されている入力信号に様々なデジタル信号処理を実行する。その際、mビットの入力信号のビット精度を損なわないように信号処理の内容に応じてビット処理がなされる。例えば、入力信号の黒レベル調整を行う場合は入力映像信号に一定の値を加算することで黒レベル調整が行なわれる。画質補正回路100の出力は、入力信号と同じmビットのビット精度を保っているとする。
選択器130の出力は、端子170を介して後段に供給される。後段は例えば液晶パネルであって、扱えるビット数がnビット(nは整数で、mよりも小さい値)だとすると、どこかでビット数の削減を行う必要がある。そこで加算器111と遅延器112で構成されるノイズシェーピング回路110と上位ビット選択回路121でビット削減が実施される。すなわち、mビットで構成されていた信号がnビットで構成される信号に変換される。第1のビットリダクション部110は、ノイズシェーピング回路で構成されているので、ノイズシェーピングも実施する。このノイズシェーピングについて、図1と図6を用いて説明する。
図1及び図6の例では、mは10、nは8とし、画質補正回路100の出力が16進数で30Fである場合を仮定している。画質補正回路100の出力は値600であり、16進数の30Fを10進数で表すと783である。これを8ビットに変換すると195.75である。図6の値601、602、603、604は、加算器111と遅延器112で構成されているノイズシェーピング回路110によりビット数が8ビットに変換された後のタイミングチャートを示している。従来方式である図5で記載したと同様に、10ビットで30Fの信号はC3、C4、C4、C4、C3、C4、C4、C4…と変換されている。即ち、ノイズシェーピング回路110の出力は、既に説明したPWMを伴っている。
C3は10進数で195、C4は196である。C3、C4、C4、C4を積分すると195.75となり、擬似的に10ビットの精度が出ていることがわかる。
実際は入力信号は30F固定ではなく、逐次画像内容によって変化している。また、画質補正回路100へ入力する信号にはアナログ・デジタル変換される際の量子化誤差等が含まれており、常に入力信号は変化していることとなる。
一方、入力信号が無入力の場合は完全のデジタル的に“0”の信号が入力されたことに等しい。画質補正回路100は、この時、黒レベルの調整を行って30Fを出力したとすると、画質補正回路100の出力は常に30F固定であり、ノイズシェーピング後の信号はC3とC4を規則的に繰り返すこととなり、この場合はノイズとして目立つことになる。
ところで、判別器140を構成する同期検出回路141は、同期の有無を検知することで無入力かどうかを検出する。無入力の場合は、判別器140は選択器130が第2のビットリダクション部120の出力を選択するように選択器130制御する。第2のビットリダクション部120は、画質補正回路100の出力の上位ビットのみを選択する上位ビット選択回路121で構成されている。すなわち、選択器130によって、ノイズシャーピングを受けない信号が出力される。このような構成をとることにより、無入力時のノイズと通常動作時の階調性を両立することができる。
図2は、図1に示された本発明の実施の形態の更に詳細な構成例を示している。図2において、図1と同じ番号が付与されている部分は図1と同様であり、それらの詳細な説明は省略する。
端子150を介して入力されたコンポジット映像信号は、アナログ・デジタル変換器210(図2ではA/Dと記載し、以降A/D変換器210と記載する)でデジタル信号に変換される。ビデオデコーダ220は、A/D変換器210から出力されるコンポジット映像信号のデジタル信号をコンポーネント映像信号のデジタル信号に変換する。図2では、画質補正回路100が解像度変換器101とコントラスト・ブライトネス調整器102とγ補正器103で構成される例を示している。解像度変換器101は、A/D変換器210の出力の解像度を変換する。解像度変換器101の具体的な処理例としては、1水平走査期間内に存在する画素の数(水平画素数)や1画面内に存在する走査線の数(垂直画素数)を変換する処理が挙げられる。この処理は、後段で必要とされる画素数の構成に合致させる為に必要な処理である。解像度変換器101は、画素数の構成を変換するに際して、画質劣化をできるだけ防ぐ為にフィルター処理も実施する場合が多い。この様にして、A/D変換器210の出力を後段の回路やディスプレイ等で扱える水平画素数と垂直画素数に合わせることができる。コントラスト・ブライトネス調整器102は、解像度変換器101からの映像データの値を変換して、ディスプレイに表示される映像のコントラストやブライトネスや彩度等を調整する。γ補正器103は、コントラスト・ブライトネス調整器102からの映像データに対してγ補正を施し、ディスプレイに表示される映像の輝度や彩度の線形性を補正する。解像度変換器101とコントラスト・ブライトネス調整器102とγ補正器103により、後段のディスプレイに表示される映像の画質が補正される。
端子150を介して入力されたコンポジット映像信号は、判別回路140にも入力されている。図2では、判別回路140が同期分離回路142とマイコン143とメモリ144で構成される例を示している。同期分離回路142は、端子150を介して入力されたコンポジット映像信号から同期信号を分離し、分離した同期信号をマイコン143と第2の選択器250(以降、選択器250と記載する)に供給する。マイコン143には、同期分離回路142で分離された同期信号と、ユーザーが設定入力端子270を介して入力した設定情報とが供給されている。また、メモリ144がマイコン143に接続されている。マイコン143は、入力される同期信号の状態と、設定入力端子270を介して入力された設定情報と、メモリ144に収納されているデータ等を基にして判別信号を生成する。メモリ144に収納されているデータは、画質補正回路100の諸設定情報や、設定入力端子から既に入力されているユーザーの諸設定値や、マイコン143での判断アルゴリズムに関する情報等が格納されている。この判別回路140は、コントラスト・ブライトネス調整器102と選択器140と選択器250を制御する。
自走同期信号生成回路240は自走の同期信号を生成する。選択器250の一方の入力端子には自走同期信号生成回路240で生成された同期信号が入力され、他の入力端子には同期分離回路142で分離された同期信号が入力されている。選択器250は、マイコン143によって制御され、同期信号分離回路から同期信号が出力されている場合はその同期信号を選択する。一方、選択器250は、マイコン143によって制御され、同期信号分離回路から同期信号が出力されていない場合は自走同期信号生成回路240からの同期信号を選択する。
図2では、ディスプレイの一例として、液晶パネルモジュール260が示されている。液晶パネルモジュール260には、選択器140からの映像データと、選択器250からの同期信号とが入力されている。液晶パネルモジュール260は選択器250からの同期信号で表示の同期がとられ、選択器140からの映像データを受けて映像を表示する。
以上の構成により、図1に示した本発明の実施の形態と同様の効果が得られる。
加えて、図2に示した本発明の実施の形態では、ユーザーの設定状況や画質補正回路100の設定状況やメモリ144に収納されている諸情報と、同期信号分離結果等を基にして選択器140が制御されている。即ち、画素単位での制御や、映像の性質を基にした制御や、信号処理の設定状況を基にした制御が可能である。その結果、適応的且つ高品質なビットリダクション装置が実現できる。
更に、図2に示した本発明の実施の形態では、端子150に映像信号が入力されていない場合や品質の良くない同期信号を伴った映像信号が入力されている場合であっても、同期信号が液晶パネルモジュール260に供給される。従って、液晶パネルモジュール260の走査動作を安定して実行できるビットリダクション装置が実現できる。
次に、図1及び図2に示されたビットリダクション装置での第2のビットリダクション部120の他の構成例を図3と共に説明する。
図3は、図1及び図2に示されたビットリダクション装置での第2のビットリダクション部120の他の構成例示すブロック図である。図3において、図1または図2と同じ番号の部分は図1または図2と同様である。画質補正回路110の出力は端子330を介して第1のビットリダクション部であるノイズシェーピング回路110と、第2のビットリダクション部120に入力される。第2のビットリダクション部120は、第2のノイズシェーピング回路122(以降、ノイズシェーピング回路122と記載する)と第2の上位ビット選択回路123(以降、上位ビット選択回路123と記載する)との縦続接続で構成されている。選択器140は、ノイズシェーピング回路110の出力と上位ビット選択回路123の出力を受けて、何れか一方を選択し、端子170を介して出力する。
端子330に入力されている映像信号は10ビットであって、端子170から6ビットで出力する場合を仮定する。即ち、mが10で、nが6の場合を仮定する。ノイズシェーピング回路110は、10ビットの信号をノイズシェーピング処理し且つ6ビットにビット数を削減した信号を選択器140に供給する。一方、ノイズシェーピング回路122は、入力されている10ビットの信号をノイズシェーピング処理し且つ8ビットにビット数を削減した信号を上位ビット選択器123に供給する。上位ビット選択器123は、ノイズシェーピング回路122の出力信号の下位2ビットを捨てて上位6ビットを選択器170に供給する。
ノイズシェーピング回路122は8ビットにビット数を削減しているので、最下位1ビットに相当する値、即ちダイナミックレンジの256分の1のレベルでPWMが発生している。この信号の下位2ビットが、上位ビット選択器123で削除される。ノイズシェーピング回路122の出力はPWMを伴っているわけであるが、その出力信号の下位2ビットが11と00とに変動してPWMを伴っている場合は、最上位ビット(MSB:Most Significant Bit)から6ビット目も1と0に変動している。従って、この様な場合は、上位ビット選択器123の出力も、この6ビット目に相当する値、即ちダイナミックレンジの64分の1のレベルでPWMが発生している。ノイズシェーピング回路122の出力の下位2ビットが11と00が出現してPWMが発生している場合以外では、6ビット目は変動しないので、上位ビット選択器123の出力はPWMを伴わない。
即ち、図3の構成では、第2のビットリダクション部120でも、少ない頻度でPWMを伴うことになる。この様に動作させることで、図1や図2の場合よりも良い画質を得られることがある。
次に、図1及び図2に示されたビットリダクション装置での第2のビットリダクション部120の更に他の構成例を図4と共に説明する。
図4は、図1及び図2に示されたビットリダクション装置での第2のビットリダクション部120の更に他の構成例示すブロック図である。図4において、図1または図2と同じ番号の部分は図1または図2と同様である。画質補正回路110の出力は端子330を介して第1のビットリダクション部であるノイズシェーピング回路110と、第2のビットリダクション部120に入力される。第2のビットリダクション部120は、第3の上位ビット選択回路124(以降、上位ビット選択回路124と記載する)と第3のノイズシェーピング回路125(以降、ノイズシェーピング回路125と記載する)との縦続接続で構成されている。選択器140は、ノイズシェーピング回路110の出力とノイズシェーピング回路125の出力を受けて、何れか一方を選択し、端子170を介して出力する。
端子330に入力されている映像信号は10ビットであって、端子170から6ビットで出力する場合を仮定する。即ち、mが10でnが6の場合を仮定する。ノイズシェーピング回路110は、10ビットの信号をノイズシェーピング処理し且つ6ビットにビット数を削減した信号を選択器140に供給する。一方、上位ビット選択回路124は端子330に入力されている10ビットの映像信号の下位2ビットを捨てて、上位8ビットのみをノイズシェーピング回路125に供給する。ノイズシェーピング回路125は、入力されている8ビットの信号をノイズシェーピング処理し且つ6ビットにビット数を削減し、選択器140に供給する。
ノイズシェーピング回路110は、最下位ビット(LSB:Most Least Bit)である10ビット目まで使ってノイズシェーピング動作を実行しているので、きめ細かい処理を実施できる。言い換えると、ノイズシェーピング回路110は最下位1ビットに相当する値、即ちダイナミックレンジの1024分の1のレベルまで含めた演算によりPWMを発生させ、その結果の上位6ビットを出力している。
一方、ノイズシェーピング回路125は、上位8ビットの信号を6ビットにビット数を削減している。ノイズシェーピング回路125は、9ビット目と10ビット目は使用できず、8ビット目までを使ってノイズシェーピング動作を実行している。ノイズシェーピング回路125はMSBから8ビット目に相当する値、即ちダイナミックレンジの256分の1のレベルまで含めた演算によりPWMを発生させている。従って、ノイズシェーピング回路110の方が、ノイズシェーピング回路125よりもきめ細かい処理を実施できる。
即ち、図4の構成では、第1のビットリダクション部110ではきめ細かいノイズシェーピング実行され、第2のビットリダクション部120で第1のビットリダクション部110よりも粗いノイズシェーピング実行される。この様に動作させることで、図1や図2や図3の場合よりも良い画質を得られることがある。
以上のように、本発明のビットリダクション装置は、少なくとも入力信号の状態とユーザーの設定状態と装置の設定状態との何れかに基づいてビットリダクション動作を切り替える。こうすることで、本発明のビットリダクション装置は階調性を確保し且つビートノイズの発生が防止でき、従来方式での課題も解決できる。
本発明によるビットリダクション装置は、階調性を確保し且つビートノイズの発生が防止できる。また、本発明によるビットリダクション装置は入力信号が一定輝度の場合であっても、PWM成分によるビートノイズもしくは縦線ノイズとして視認されるのを防止できる。
本発明のビットリダクション装置のブロック図 本発明のビットリダクション装置の詳細な構成例を示すブロック図 本発明においてビット数を削減する部分の他の構成例を示すブロック図 本発明においてビット数を削減する部分の更に他の構成例を示すブロック図 従来のビットリダクション装置の一例を示すブロック図 ビットリダクション装置における動作を示したタイミングチャート 従来のビットリダクション装置を使用した場合にディスプレイに表示される映像の様子を示す図
符号の説明
100 画質補正回路
101 解像度変換器
102 コントラスト・ブライトネス調整器
103 γ補正器
110 第1のビットリダクション部(第1のノイズシェーピング回路)
111 加算器
112 遅延器
120 第2のビットリダクション部
121 第1の上位ビット選択回路
122 第2のノイズシェーピング回路
123 第2の上位ビット選択回路
124 第3の上位ビット選択回路
125 第3のノイズシェーピング回路
130 第1の選択器
140 判別回路
141 同期検出回路
142 同期分離回路
143 マイコン
144 メモリ
150、160、170 端子
210 アナログ・デジタル変換器
220 ビデオデコーダ
240 自走同期信号生成回路
250 第2の選択器
260 液晶パネルモジュール
270 設定入力端子

Claims (5)

  1. 入力映像信号の画質を補正する画質補正回路と、
    前記画質補正回路の出力のビット数を削減する第1のビットリダクション部と、
    前記画質補正回路の出力のビット数を削減する第2のビットリダクション部と、
    少なくとも前記入力映像信号の同期信号の検出結果を判断要因として、判別信号を生成する判別回路と、
    前記判別回路に制御されて、前記第1のビットリダクション部の出力と前記第2のビットリダクション部の出力の何れか一方を選択する第1の選択器と
    を備え、
    前記第1のビットリダクション部は、前記画質補正回路の出力をノイズシェービングし且つビット数を削減する第1のノイズシェーピング回路を有する
    ビットリダクション装置。
  2. 自走同期信号を発生する自走同期信号生成回路と、
    前記判別回路に制御されて、前記同期信号検出回路の出力と前記自走同期信号の何れか一方を選択する第2の選択器と、
    前記第2の選択器のから出力される同期信号で走査し、前記第1の選択器の出力を表示するディスプレイと、
    を更に備え、
    前記判別回路は、
    同期分離回路と、
    マイコンと、
    メモリと
    ユーザーの設定情報を入力する設定入力端子と
    を備え、前記検期分離回路の出力とユーザーの画質設定状況の少なくとも何れか一方を基にして前記判別信号を出力し、
    前記第1の選択器は前記判別回路に制御されて、前記第1のビットリダクション部の出力と前記第2のビットリダクション部の出力の何れか一方を選択する
    請求項1に記載のビットリダクション装置。
  3. 前記第2のビットリダクション部は上位の所定数のビットのみを選択して出力する第1の上位ビット選択回路を有する請求項1または請求項2に記載のビットリダクション装置。
  4. 前記第2のビットリダクション部は、
    ノイズシェービングし且つビット数を削減する第2のノイズシェービング回路と、
    前記第2のノイズシェービング回路の出力を受けて、上位の所定数のビットのみを選択して出力する第2の上位ビット選択回路と
    を有する請求項1または請求項2に記載のビットリダクション装置。
  5. 前記第2のビットリダクション部は、
    上位の所定数のビットのみを選択して出力する第3の上位ビット選択回路と
    前記第3の上位ビット選択回路の出力を受けて、ノイズシェービングし且つビット数を削減する第3のノイズシェービング回路と、
    を有する請求項1または請求項2に記載のビットリダクション装置。
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