JPWO2004009041A1 - 皮膚化粧料組成物 - Google Patents

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Abstract

植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有することを特徴とする皮膚化粧料組成物である。該皮膚化粧料組成物は、動物由来の成分を配合しなくてもバリアー能および感触性に優れていることから、動物由来の成分を使用することによる狂牛病等の問題から安全性を確保することができる。

Description

本発明は、植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有する皮膚化粧料組成物に関するものである。
従来、皮膚化粧料組成物には、さまざまな動物由来の成分を含有するものが知られている。
たとえば、ヒト、ウシ、ブタ、ヒツジ等の胎盤から得られる水抽出エキスであるプラセンタエキスは、古くから医薬品及び化粧品分野で用いられてきた原料の一つである。特にウシ胎盤から得られたウシ胎盤抽出液は、広く化粧品分野において美白剤の有効成分として用いられている。
また、牛、豚、魚類由来のコラーゲンは、皮膚に対して潤い向上効果、保護効果、繊維芽細胞増殖効果を有する成分として皮膚化粧料に配合されている。
しかしながら、近年において我が国でもいわゆる狂牛病(BSE)の発生が報告されてから、動物由来、特にウシ由来の成分を配合した化粧品が、消費者に忌避されるようになった。したがって、動物由来、特にウシ由来の成分を配合せずに、従来と同等の性能を有する皮膚化粧料の開発が急務である。
本発明が解決しようとする課題は、安全性を確保するために、動物由来の成分を配合せずに、バリアー能および感触性に優れた皮膚化粧料組成物を提供することである。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、特定の植物由来の糖脂質を用いることにより、上記課題が解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1) 植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有することを特徴とする皮膚化粧料組成物、
(2) 植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有するリポソーム分散液を含むことを特徴とする皮膚化粧料組成物、
(3) 植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有するリポソーム分散液と海洋深層水を含むことを特徴とする皮膚化粧料組成物、
に関するものである。
本発明の皮膚化粧料組成物に配合される植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質とは、とうもろこしZea mays Linne(Gramineae)の胚芽から抽出、精製したスフィンゴ糖脂質であり、グリコシルセラミド(セレブロシド)ならびにステリルグリコシドを含むものである。
本発明における植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質の作用は、加齢に伴う経表皮水分喪失の増加の制御、および皮膚刺激緩和作用が上げられる。また、トウモロコシ由来のスフィンゴ糖脂質の主成分であるグリコシルセラミド(セレブロシド)は、細胞間脂質の重要な前駆体成分であり、角質層のバリヤー機能の向上効果も期待される。
なお、バリヤー能、ならびに化粧品へ配合した際の使用感においては、植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質単独よりも、ステリルグリコシドが共存することの方がより効果的であり、スフィンゴ糖脂質を構成している主成分であるグリコシルセラミド(セレブロシド)とステリルグリコシドの比率がセレブロシド10〜15%の時ステリルグリコシド1〜30%が好ましい。
なお、本発明の皮膚化粧料組成物において、植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有させたリポソーム分散液を含む化粧料組成物が有効成分等の皮膚に対する親和性の点で好ましい。
本発明における植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有するリポソーム分散液とは、植物(トウモロコシ)由来スフィンゴ糖脂質とリポソーム形成基材を同時に含有した分散液であり、リポソーム調製法には特に制限はなく、これまで知られている種々のリポソーム調製法が利用できる。例えば、植物(トウモロコシ)由来スフィンゴ糖脂質と下記膜形成基材を加え、超音波処理をすればよい。
その際の植物(トウモロコシ)由来スフィンゴ糖脂質の最適添加量は、リポソーム分散液あたり、0.001〜0.05重量%が変色、変臭などの安定性の面から好ましい。
リポソームの膜形成基剤としては、例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸、リゾホスファチジルコリン、スフィンゴミエリン、卵黄レシチン、大豆レシチン等の天然もしくは合成のリン脂質または水素添加リン脂質、コレステロール、コレステロールのアルキルエステル等のコレステロール類、フィトステロール、フィトステロールのアルキルエステル、グリセロ糖脂質、セチルガラクトサイドのようなアシルグルコシド、ジアルキル類合成界面活性剤、N−アシル−スフィンゴシンまたはその硫酸エステル、N−アシルスフィンゴ糖脂質、N−高級アシルグルタチオンの1種または2種以上の混合物が挙げられる。
この他、リポソームの安定化もしくは相転移温度の改善のために多価アルコール、高級アルコール、高級脂肪酸等を必要に応じて配合することができる。
本発明の皮膚化粧料組成物において、皮膚化粧料組成物に配合している有効成分の皮膚内への浸透を促す目的で、植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有するリポソーム分散液と海洋深層水を配合することが好ましい。
本発明における海洋深層水とは、表面海水が沈降していて層を形成しているもので、低温かつ清浄で栄養塩に富む固有水であり、その取水海域としては、例えば高知県室戸岬沖1000〜4000m、好ましくは2000〜3000mであり、取水深度は250〜500m、好ましくは300〜400mである。
海洋深層水は、数多くのミネラルを含有していることから、保湿性に優れ、浸透性に優れていることから、皮膚化粧料組成物に配合した場合、有効成分の皮膚内への浸透を促進する働きがあるものと考えられる。
海洋深層水の配合量としては、50〜99%、好ましくは50〜90%である。
本発明の皮膚化粧料組成物は、例えば乳液、クリーム、化粧水、パック、洗顔料、マッサージ料、ジェルなどの化粧品並びにボディ用化粧料や医薬部外品等とすることができる。また、これらの化粧料の調整法は、常法に従えばよい。さらに本発明の皮膚化粧料組成物の剤形は任意であり、たとえば、可溶化系乳化剤形あるいは分散剤の剤形を採用することができる。
上記した必須成分の他に、通常の化粧料に配合される下記成分、例えば、油剤、炭化水素類、ロウ類、脂肪酸、合成エステル類、アルコール類、粉体、界面活性剤、増粘剤、保湿剤、防腐剤、香料、顔料、薬剤、水、低級アルコール、高分子化合物、ゲル化剤、酸化防止剤、美容成分等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜選択して用いることができる。
油脂類としては、例えばホホバ油、ヒマシ油、オリーブ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、ミンク油、タートル油等を挙げることができる。
炭化水素類としては、例えば流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等を挙げることができる。
ロウ類としては、ミツロウ、ラノリン、カルナバロウ、キャンデリラロウ等を挙げることができる。
脂肪酸としては、例えばミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸等を挙げることができる。
合成エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、モノステアリン酸プロピレングリコール、乳酸ミリスチル、リンゴ酸イソステアリル、モノステアリン酸グリセリン、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム塩等を挙げることができる。
アルコール類としては、エタノール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等を挙げることができる。これらのアルコール類は、通常0〜25w/wt%の割合で配合することができる。
界面活性剤としては、例えばグリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラウリル硫酸ナトリウム、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ジアルキルスルホコハク酸、臭化セチルピリジニウム、塩化−N−オクタデシルトリメチルアンモニウム、モノアルキルリン酸、N−アシルグルタミン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン還元ラノリン等が挙げられる。これらの界面活性剤は、通常0〜10w/w%の割合で配合することができる。
増粘剤としては、たとえばカルボキシビニルポリマー、メチルポリシロキサン、デキストラン、カルボキシメチルセルロース、カラギーナン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。これらの増粘剤は、通常0〜25w/w%の割合で配合することができる。
保湿剤としては、たとえばグリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ピログルタミン酸、アセチルグルタミン酸、ヒアルロン酸、プロシアニジン等を挙げることができる。これらの保湿剤は、通常0〜10w/w%の割合で配合される。
防腐剤としては、例えば安息香酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸あるいはそれらの塩類、パラオキシ安息香酸エステル類のフェノール類、トリクロサンハロカルバン等を挙げることができる。通常、これらの防腐剤は、0〜0.5w/w%の割合で配合することができる。
香料は、通常化粧料に用いられるものであれば、どのような香料を用いてもよい。
顔料としては、たとえば酸化鉄、二酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、タルク等が挙げられる。これらの顔料は、通常0〜5w/w%の割合で配合することができる。
薬剤としては、たとえば小麦胚芽油、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンE、アスコルビン酸−2−リン酸マグネシウムあるいはナトリウム、D−パントテールアルコール、グリチルリチン酸ジカリウム、グルタチオン、UV−吸収剤、キレート剤、植物抽出物、微生物代謝物/抽出物等を挙げることができる。これらの薬剤は、通常0〜5w/w%の割合で配合することができる。
水としては、水道水、ミネラルウォーター、かん水、海水、超純水、極地氷由来水、含鉱水、精製水等を挙げることができる。これらの水は任意の割合で配合することができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明は該実施例によって限定されるものではない。
実施例1(植物由来スフィンゴ糖脂質の皮膚へのバリヤー能への効果試験)
植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有するリポソーム水溶液;corn sphingolipid complex(スフィンゴ糖脂質濃度1.0重量%)、構成成分であるセレブロシド、ステリルグリコシドそれぞれを含有したレシチン水溶液(各濃度1.0重量%)、ならびに一般に保湿剤として用いられているヒアルロン、高分子ポリマー(carbomer)、大豆レシチン、卵黄レシチンなどの原料類(各濃度1.0重量%)を用い、各原料によるバリヤー能について測定を行った。
(バリヤー能測定法)
上記原料を水に分散溶解させ作成したバルクを人工モデル皮膚に一定量塗布した後、室温下にて十分に乾かし、その後、水を入れたカップの上部にこの人工皮膚をのせ、24時間37℃湿度40%の一定条件下に放置した後、カップ内における水分蒸散率を測定した。
その結果を表1に示す。
Figure 2004009041
表1に示した結果から明らかなように一般に保湿剤、ならびに水分蒸散防御剤として用いられている高分子ポリマー(carbomer)等に比べ、スフィンゴ糖脂質内に含有されるセレブロシド、ならびにステリルグリコシド各種原料の水分蒸散抑制能が高いことからバリヤー能は高く、さらにはこの結果よりスフィンゴ糖脂質含有リポソーム分散液(corn sphinglipidcomplex)のバリヤー能は非常に高いことは明かである。
実施例2(植物由来スフィンゴ糖脂質の結合水への効果試験)
植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有する水溶液、構成成分であるセレブロシド、ステリルグリコシドそれぞれを含有したリン脂質水溶液、ならびにレシチン水溶液を用い、各原料によるバリヤー能について測定を行った。
各種原料を用いた1%濃度のバルクを作成し、この溶液を用いてDSC(示差走査熱量計)により定法に従い、各水溶液の結合水の測定を行った。その結果を表2に示す。
Figure 2004009041
表2に示した結果から明らかなように、スフィンゴ糖脂質内に含有されるセルブロシド、ならびにステリルグリコシドの結合水量は、非常に高い値を示すことが明らかとなり、人皮膚中の結合水量を改善するのに有効であることがわかる。
実施例3(クリームによる皮膚のバリヤー能への効果試験)
植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有するクリームを人工モデル皮膚に一定量塗布し、このモデル皮膚を用いて、どれだけ水分の蒸散が防げるかを検討した。
(処方例1)
(W/W%)
海洋深層水(逆浸透膜濾過済み) 50.0
植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質 0.01
ホホバ油 10.0
リン脂質 1.5
コレステロール 0.7
グリセリン脂肪酸エステル 2.0
高級アルコール 3.0
多価アルコール脂肪酸エステル 0.5
カルボキシビニルポリマー 0.05
グリセリン 7.0
1,3−ブチレングリコール 7.0
L−アルギニン 0.1
保湿剤(ベタイン) 0.5
防腐剤(パラオキシ安息香酸エステル) 0.5
精製水 全量を100に調整
製造方法は、定法に従い調製し、クリームとした。
なお、ここで用いた海洋深層水(逆浸透膜濾過済み)とは、海洋深層水原水を逆浸透膜濾過によって処理された水である。
(結果)
定法に従い作成したバルク(上記クリーム)、市販品のリッチクリームA、Bおよびジェルクリームを人工モデル皮膚に一定量塗布した後、室温下にて十分に乾かし、その後水を入れたカップの上部にこの人工皮膚をのせ、24時間37℃湿度40%の一定条件下に放置した後、カップ内における水分蒸散率を測定した。
その結果を表3に示す。
Figure 2004009041
表3に示した結果から明らかなように、一般に市販されている2種(2社)の油性保湿クリームであるリッチクリームA、リッチクリームBさらには保湿ジェルクリーム1種にくらべ、植物(トウモロコシ)由来スフィンゴ糖脂質を使用したクリームのバリヤー能は高く、より水分の蒸散が防げることが明らかとなった。
本発明によれば、動物由来の成分を用いずに、植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を化粧料に含有させることで、皮膚上に細胞間脂質と類似の構造を有する脂質膜を形成することができ、それによりバリアー能の強化、さらには従来用いられている保湿・湿潤成分(尿素、グリセリンなど)に比べ高い保湿効果を有する、感触の優れた皮膚化粧料を提供することができる。
動物由来の成分を用いないため、BSEの心配のない皮膚化粧料を提供することができる。
また、植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質は皮膚中に存在する脂質と類似の構造を有することから、肌への安全性および親和性の高い皮膚化粧料の提供も可能となる。

Claims (3)

  1. 植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有することを特徴とする皮膚化粧料組成物。
  2. 植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有するリポソーム分散液を含むことを特徴とする皮膚化粧料組成物。
  3. 植物(トウモロコシ)由来のスフィンゴ糖脂質を含有するリポソーム分散液と海洋深層水を含むことを特徴とする皮膚化粧料組成物。
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