JP2002087928A - 化粧用保湿剤および化粧料 - Google Patents

化粧用保湿剤および化粧料

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JP2002087928A JP2000282454A JP2000282454A JP2002087928A JP 2002087928 A JP2002087928 A JP 2002087928A JP 2000282454 A JP2000282454 A JP 2000282454A JP 2000282454 A JP2000282454 A JP 2000282454A JP 2002087928 A JP2002087928 A JP 2002087928A
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Takashi Mimura
孝 三村
Shinkichi Honda
伸吉 本多
Chihiro Kaise
千尋 貝瀬
Yuji Yamamoto
勇二 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塩基性アミノ酸を化粧料に含有させる際の問題
を解決し、かつ、感触の優れた化粧用保湿剤および化粧
料を提供する。 【解決手段】N-アセチル塩基性アミノ酸および/または
その塩を含有することを特徴とする化粧用保湿剤、およ
びN-アセチル塩基性アミノ酸および/またはその塩を含
有することを特徴とする化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、N-アセチル塩基性
アミノ酸またはそれらの塩を含有する化粧用保湿剤およ
び化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】皮膚は紫外線、乾燥などの外的要因、老
化などの身体的要因により、本来備えている天然保湿因
子 (NMF) の低下を来たし、乾燥肌さらに荒れ肌状態に
なる。みずみずしく潤いのある肌を保つために、化粧料
基剤として、特に皮膚に対して低刺激でまた NMF の主
要成分であるアミノ酸およびその誘導体の研究が行われ
ている。
【0003】中でも、アルギニン、リジン、ヒスチジン
等の塩基性アミノ酸には、生体組織の修復、免疫機能の
維持、創傷治癒効果、活性酸素除去作用等があることが
知られている。これらの塩基性アミノ酸の化粧料として
の用途しては、脂肪酸、アシルグルタミン酸、アニオン
界面活性剤等の塩基性剤として用いられたり、柔軟剤、
保湿剤としての効果が知られている。
【0004】しかし、これら塩基性アミノ酸を化粧料と
して使用するには以下のような問題が見られた。 1)その塩基性のために製剤のpHが上昇し、該塩基性ア
ミノ酸を大量に使用できない。 2)化粧料中の高分子系ゲルやエマルジョンの安定性を
低下させたり、沈殿を生じたり、粘度の低下が生じたり
する。 3)製剤中での安定性が悪く、太陽光 (UV 光) 下ある
いは加熱下での長期保存中に黄変が見られる。 4)皮膚に塗布した場合の肌へのなじみが少なく、感触
が良くない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来、塩基性アミノ酸を化粧料に含有させ
る際の問題を解決し、かつ、感触の優れた化粧用保湿剤
および化粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの問題を解決する
ため本発明者が鋭意検討を重ねた結果、N-アセチル塩基
性アミノ酸が製剤中で安定でかつ肌になじみがよく保湿
効果がある事を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は以下の(1)〜(4)
に関するものである。 (1) N-アセチル塩基性アミノ酸および/またはその
塩を含有することを特徴とする化粧用保湿剤。 (2) N-アセチル塩基性アミノ酸および/またはその
塩を含有することを特徴とする化粧料。 (3) N-アセチル塩基性アミノ酸が、Nα-アセチルア
ルギニン、Nα-アセチルリジン、Nε-アセチルリジン、
Nα-アセチルオルニチン、Nγ-アセチルオルニチンおよ
びNα-アセチルヒスチジンから選ばれる少なくとも1種
であることを特徴とする前記(1)の化粧用保湿剤。 (4) N-アセチル塩基性アミノ酸が、Nα-アセチルア
ルギニン、Nα-アセチルリジン、Nε-アセチルリジン、
Nα-アセチルオルニチン、Nγ-アセチルオルニチンおよ
びNα-アセチルヒスチジンから選ばれる少なくとも1種
であることを特徴とする前記(2)の化粧料。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の化粧用保湿剤および化粧
料として用いられるN-アセチル塩基性アミノ酸は、これ
までに、皮膚刺激抑制作用 (国際公開WO96-23490号)、
毛髪成長抑制剤 (国際公開 WO95-24884号)、毛髪成長促
進剤 (特公平4-60965号) 等として報告されているが、
保湿作用については知られていない。
【0009】本発明の化粧用保湿剤および化粧料として
用いられるN-アセチル塩基性アミノ酸は、N-アセチルア
ルギニン、Nα-アセチルリジン、Nε-アセチルリジン、
Nα-アセチルオルニチン、Nγ-アセチルオルニチンある
いはNα-アセチルヒスチジンはL体、D体、のいずれの光
学異性体でもよく、また、DL体 (ラセミ体) でもよい。
それらの化合物は、発酵法、合成法等、どのような製造
法で作られたものでもよい。例えば、発酵法による製造
法としては 特開昭50-148589号公報、特公昭45-29647号
公報 に記載された方法がある。また、合成法による製
造法としては、カナディアン・ジャーナル・オブ・ケミ
ストリー (Canadian Journal of Chemistry),第46巻,
1047頁 (1968年)、カナディアン・ジャーナル・オブ・
ケミストリー (Canadian Journal of Chemistry),第60
巻,2810頁 (1982年) 、シンセティク・コミニュケーシ
ョンズ (Synthetic Communications) ,第22巻,257頁
(1992年) あるいは特開昭58-168696 号公報に記載され
た方法がある。
【0010】本発明の化粧用保湿剤および化粧料に含有
する N-アセチル塩基性アミノ酸は、N-アセチル塩基性
アミノ酸の分子内にあるカルボン酸部と塩基性部が両方
ともフリーの状態の遊離型あるいは、N-アセチル塩基性
アミノ酸の塩の形で使用してもよく、また、遊離型と塩
とを混合して使用してもよい。
【0011】N-アセチル塩基性アミノ酸の塩基性の塩と
しては、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ
金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩及びモノエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等のア
ミン類との塩、アルギニン、リジン、オルニチン、ヒス
チジン等の塩基性アミノ酸塩、アミノ酸エステル、アシ
ル化ペプチド等のアミノ酸誘導体との塩、ホスファチジ
ルコリン (PC)、ホスファチジルエタノールアミン (P
E)、ホスファチジルグリセロール (PG) 等のリン脂質と
の塩、カチオンポリマー、アルキルトリメチルアンモニ
ウム等のカチオン界面活性剤との塩あるいはベタイン等
の両性活性剤との塩等があげられ、これらの塩基性成分
は単独または混合物の形で使用される。
【0012】N-アセチル塩基性アミノ酸の酸性の塩とし
ては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、燐酸等の無機酸
塩、酢酸、クエン酸、p-トルエンスルホン酸、脂肪酸、
コハク酸、マレイン酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸
塩、グルタミン酸、アスパラギン酸、ピログルタミン酸
等の酸性アミノ酸塩、アシルグルタミン酸、アシルグル
タミン、アセチルグルタミン、アシル化ペプチド等のア
ミノ酸誘導体との塩、ホスファチジルコリン (PC)、ホ
スファチジルエタノールアミン (PE)、ホスファチジル
グリセロール (PG) 等のリン脂質との塩、ラウリル硫
酸、ポリオキシラウリル硫酸等アニオン界面活性剤との
塩あるいはベタイン等の両性活性剤との塩等があげら
れ、これらの酸性成分は単独または混合物の形で使用さ
れる。
【0013】これらの N-アセチル塩基性アミノ酸の塩
は、N-アセチル塩基性アミノ酸から公知の方法で製造す
ることができる。
【0014】本発明の化粧料において、N-アセチル塩基
性アミノ酸またはそれらの塩は、化粧料全量中0.00
1〜20.0 w/w%、好ましくは、0.01〜5.0w/w
%の割合で配合される。配合量が0.001w/w%未満で
は、本発明の効果が得られず、また20w/w%を超えて配
合しても効果の向上は見られず、逆に肌へのなじみが強
すぎて感触が悪くなる傾向がある点で好ましくない。
【0015】本発明の化粧料は、化粧料一般に用いられ
る各構成成分、すなわち、油脂類、炭化水素類、ロウ
類、脂肪酸、合成エステル類、アルコール類、界面活性
化剤、増粘膜剤、保湿剤、防腐剤、香料、顔料、薬剤、
水等を任意に配合することができる。
【0016】油脂類としては、例えばホホバ油、ヒマシ
油、オリーブ油、大豆油、ヤシ油、バーム油、カカオ
油、ミンク油、タートル油、ヤシ油脂肪酸ジエタノール
アミド等が挙げられる。
【0017】炭化水素類としては、例えば流動パラフィ
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、スクワ
ラン等が挙げられる。
【0018】ロウ類としては、例えばミツロウ、ラノリ
ン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等が挙げられ
る。
【0019】脂肪酸としては、例えばミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリ
ン酸等が挙げられる。
【0020】合成エステル類としては、例えばミリスチ
ン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイ
ン酸ブチル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オ
クチルデシル、モノステアリン酸プロピレングリコー
ル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸イソステアリル、モノス
テアリン酸グリセリン、塩化ジステアリルジメチルアン
モニウム等が挙げられる。
【0021】これらの油脂類、炭化水素、ロウ類、脂肪
酸、合成エステル類は、通常、合せて 0〜3w/w% の割合
で配合される。
【0022】アルコール類としては、例えばエタノー
ル、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、
ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール等が挙げられる。アルコール類
は、通常、0〜25w/w% の割合で配合される。
【0023】界面活性剤としては、例えばポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ラウリル硫酸ナトリウム、ピログ
ルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセ
リル、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレン (10) ステアリルエーテル、ジアルキルス
ルホコハク酸、臭化セチルピリジニウム、塩化-n-オク
タデシルトリメチルアンモニウム、モノアルキルリン
酸、N-アシルグルタミン酸、N-アシルグルタミン、しょ
糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン (20) ソルビタ
ンモノステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン還元ラノリン
等が挙げられる。界面活性剤は、通常、0〜5w/w% の割
合で配合される。但し、シャンプーの場合は、0〜40w/w
% の割合で配合される。
【0024】増粘剤としては、例えばカルボキシビニル
ポリマー、メチルポリシロキサン、デキストラン、カル
ボキシメチルセルロース、カラギーナン、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース等が挙げられる。増粘剤は通常
0〜0.5w/w% の割合で配合される。
【0025】保湿剤としては、例えばグリセリン、プロ
ピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ピログル
タミン酸、アセチルグルタミン、ヒアルロン酸、プロシ
アニジン等が挙げられる。保湿剤は通常 0〜25w/w% の
割合で配合される。
【0026】防腐剤としては、例えば安息香酸、サリチ
ル酸、デヒドロ酢酸あるいはそれらの塩類、パラオキシ
安息香酸エステル等のフェノール類、トリクロサンハロ
カルバン等が挙げられる。防腐剤は通常 0〜0.3w/w% の
割合で配合される。
【0027】香料は、通常化粧料に使用するものであれ
ばどのような香料を用いてもよい。
【0028】顔料としては、例えば酸化鉄、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛、カオリン、タルク等が挙げられる。顔料
は通常 0〜1w/w% の割合で配合される。
【0029】薬剤としては、例えば小麦胚芽油、ビタミ
ンA、ビタミンB2、ビタミンE、アスコルビン酸-2-リン
酸マグネシウムあるいはナトリウム、D-パントテールア
ルコール、グリチルリチン酸ジカリウム、グルタチオ
ン、UV 吸収剤、キレート剤、植物抽出物、微生物代謝
物 / 抽出物等が挙げられる。薬剤は通常 0〜5w/w% の
割合で配合される。
【0030】水としては、水道水、ミネラルウォータ
ー、かん水、海洋深層水、海水、超純水、含鉱水、精製
水等が挙げられる。水は通常 0〜100w/w% の割合で適宜
配合される。
【0031】化粧料の剤形は任意であり、例えば、可溶
化系乳化剤型あるいは分散形等の剤形をとることができ
る。
【0032】本発明における化粧料製品としては、化粧
水、乳液、クリーム、パック等のスキンケアー商品、口
紅、ファンデーション、アイシャドウ、アイライナー等
のメイクアップ化粧料、シャンプー、リンス等のヘアー
ケアー商品、洗顔料、石鹸、ボディーソープ等の洗浄用
商品があげられる。
【0033】
【実施例】以下に、本発明の実施例および試験例を示
す。尚、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0034】実施例1 (高分子系ゲルの安定性の比較)化粧料に配合する高分
子ゲルに対し、本発明品であるN-アセチル塩基性アミノ
酸は問題となる粘度低下を起こさないことを明らかにす
るために、表1の処方例1に従った高分子ゲルを作製し
B型粘度計により粘度を測定した。
【0035】
【表1】
【0036】<製造方法>処方例1の成分No.1およ
び2を溶解したものに、成分No.3および6を常温で
添加、攪拌し比較例2の高分子ゲルを作製した。同様に
No.1および2を溶解したものに、成分No.3およ
び6を常温で添加、攪拌した後、成分No.4または5
を精製水に溶解したものを添加し、実施例1および比較
例1の高分子ゲルを作製した。
【0037】
【表2】
【0038】表2に示した結果から明らかなように、比
較例1は塩による影響で外観が濁り、粘性が低下してし
まったが、実施例1の本発明品は、塩基性アミノ酸未添
加の比較例2と同様の粘度特性を維持しており、外観に
ついても問題がないことがわかる。
【0039】実施例2 (化粧水のpH値の比較)本発明品であるN-アセチル塩基
性アミノ酸あるいはその塩を含有する化粧水のpH値を比
較し、それによる化粧料への影響を検討するために、表
3の処方例2に従った各1%含有の化粧水のpH値を測定
した。
【0040】
【表3】
【0041】定法に従い、成分No.1〜6を混合し均一
とした。
【0042】
【表4】
【0043】表4に示した結果から明らかなように、本
発明品のアセチル化塩基性アミノ酸は、水溶液にした状
態でも塩基性にかたよらず、化粧料へ配合した際に抽出
物等にも影響を与えず肌への安全性が優れていることが
わかる。
【0044】実施例3 (官能試験)本発明品であるN-アセチル塩基性アミノ酸
を含有する化粧料が肌の柔軟性、保湿性において、きわ
めて優れていることを確認するために、表5の処方例3
に従った化粧水を作成し、専門のパネラー10人の前腕
屈側部において1日2回(朝夕)、3日間連続塗布を実
施し、(a)保湿性、(b)皮膚の柔軟性に対する評価
を行った。該評価は、上記2項目について「あり/な
し」を回答する形式で行った。なお、回答は複数回答可
とし、表6中へは各項目について「あり」と回答したパ
ネラーののべ人数を示した。
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】表6に示した結果から明らかなように、本
発明品は、比較例5、6に比べて、保湿性、皮膚の柔軟性
に優れていることがわかる。
【0048】 実施例4 (乳液) A相 (w/w%) モノステアリン酸POE (20) ソルビタン 1.0 テトラオレイン酸POE (40) ソルビトール 1.5 親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0 ステアリン酸 0.5 ベヘニルアルコール 1.5 パルミチン酸セチル 0.5 スクワラン 5.0 トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリル 5.0 防腐剤 0.2 B相 1,3-ブチレングリコール 7.0 Nα-アセチルリジン 1.0 精製水 全量が100になるように調整 <製造方法>上記処方のA相,B相を80℃に加熱して
均一に溶解し、A相を攪拌しながらB相を徐々に加えて
乳化した。
【0049】攪拌をつづけて、40℃で攪拌を終了し、乳
液を調製した。
【0050】 実施例5 (美容液) A相 (w/w%) キサンタンガム 0.4 ヒドロキシエチルセルロース 0.1 カルボキシビニルポリマー 0.1 1,3-ブチレングリコール 5.0 防腐剤 0.2 精製水 全量が100になるように調整 B相 水酸化カリウム (10%水溶液) 0.25 精製水 10.0 C相 Nα-アセチルオルニチン 1.0 精製水 10.0 <製造方法>上記処方のA相〜C相を常温で溶解する。
B相をA相に加攪拌しながら徐々に加え粘調性液体と
し、ついでC相を加えて均一とした。
【0051】 実施例6 (ホワイトニングエッセンス) A相 (w/w%) キサンタンガム 0.4 ヒドロキシエチルセルロース 0.4 1,3-ブチレングリコール 3.0 グリセリン 3.0 防腐剤 0.2 精製水 全量が100になるように調整 B相 Nα-アセチルヒスチジン 1.0 グリチルリチン酸ジカリウム 0.1 リン酸アスコルビルマグネシウム 3.0 クエン酸ナトリウム 0.5 エデト酸ニナトリウム 0.1 精製水 15.0 <製造方法>上記処方のA相,B相を常温で溶解した。
B相をA相に攪拌しながら徐々に加えて、均一にしたの
ち、放置し、ホワイトニングエッセンスを調製した。
【0052】実施例4、実施例5および実施例6の化粧
料は、沈殿、分離、変色等の経時的安定性に問題はな
く、また、感触のモニターテストを実施したところ、保
湿性、荒れた皮膚の改善効果等が見受けられ、本発明の
N-アセチル塩基性アミノ酸により優れた化粧料を作成で
きることがあきらかとなった。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、N-アセチル塩基性アミ
ノ酸またはそれらの塩を含有させることで、従来、塩基
性アミノ酸を化粧料に含有させる際の問題を解決し、か
つ、感触の優れた化粧用保湿剤および化粧料を提供する
ことができる。
【0054】また、本発明で用いたN-アセチル塩基性ア
ミノ酸は、皮膚での経皮吸収性に優れ、皮膚内で脱アセ
チル化すると考えられので、コラーゲン合成やヒアルロ
ン酸合成に有効であると推察される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貝瀬 千尋 東京都世田谷区桜丘4−24−16 株式会社 シュウウエムラ化粧品研究所内 (72)発明者 山本 勇二 東京都世田谷区桜丘4−24−16 株式会社 シュウウエムラ化粧品研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA111 AB032 AC022 AC122 AC172 AC182 AC242 AC302 AC352 AC422 AC442 AC532 AC581 AC582 AC612 AD092 AD282 AD352 AD532 AD642 CC01 CC04 CC05 DD23 DD31 DD41 EE12 EE16 FF05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N-アセチル塩基性アミノ酸および/また
    はその塩を含有することを特徴とする化粧用保湿剤。
  2. 【請求項2】 N-アセチル塩基性アミノ酸および/また
    はその塩を含有することを特徴とする化粧料。
  3. 【請求項3】 N-アセチル塩基性アミノ酸が、Nα-アセ
    チルアルギニン、Nα-アセチルリジン、Nε-アセチルリ
    ジン、Nα-アセチルオルニチン、Nγ-アセチルオルニチ
    ンおよびNα-アセチルヒスチジンから選ばれる少なくと
    も1種であることを特徴とする請求項1に記載の化粧用
    保湿剤。
  4. 【請求項4】 N-アセチル塩基性アミノ酸が、Nα-アセ
    チルアルギニン、Nα-アセチルリジン、Nε-アセチルリ
    ジン、Nα-アセチルオルニチン、Nγ-アセチルオルニチ
    ンおよびNα-アセチルヒスチジンから選ばれる少なくと
    も1種であることを特徴とする請求項2に記載の化粧
    料。
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