JP2002087947A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2002087947A
JP2002087947A JP2000282438A JP2000282438A JP2002087947A JP 2002087947 A JP2002087947 A JP 2002087947A JP 2000282438 A JP2000282438 A JP 2000282438A JP 2000282438 A JP2000282438 A JP 2000282438A JP 2002087947 A JP2002087947 A JP 2002087947A
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Yuji Yamamoto
勇二 山本
Chihiro Kaise
千尋 貝瀬
Yoichiro Arai
陽一郎 新井
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SHIYUU UEMURA KESHOHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩基性アミノ酸の保湿効果を持続させ、効果
的に皮膚に作用させる皮膚化粧料を提供する。 【解決手段】 塩基性アミノ酸のアミノ基をアセチル化
したモノアセチル化塩基性アミノ酸を含有するリポソー
ム分散液を含むことを特徴とする皮膚化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノアセチル化塩
基性アミノ酸を含有するリポソーム分散液を含むことを
特徴とする皮膚化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年新しい化粧料剤型として生体膜に類
似した脂質2重膜構造のリポソームの検討がなされてい
る。リポソームはドラッグキャリアーとして2分子膜内
部や外部に有効成分を保持し、目標とする部位における
有効成分の徐放効果を有するカプセル剤の役目を果たす
ことが明らかになりつつある。そのため、有効成分とリ
ポソームを組み合わせることで、相乗効果および持続効
果が期待される。皮膚は紫外線、乾燥などの外的要因、
老化などの身体的要因で本来備えている天然保湿因子
(NMF)の低下をきたし、乾燥肌さらに荒れ肌状態に
なる。通常生活の上で精神的な負担が大きい老人性乾皮
症や著しく乾燥敏感肌となるアトピー性皮膚炎等の症状
の緩和を目的として一般的に、NMF成分であるアミノ酸
を含む各種の保湿成分を配合した化粧料等が一応の効果
を果たしている。
【0003】アミノ酸のなかでも特に、アルギニン、リ
ジン、オルニチン、ヒスチジン等の塩基性アミノ酸に
は、生体組織の修復、免疫機能の維持、創傷治癒効果、
活性酸素除去作用等があることが知られており、乾燥肌
やあれ肌の改善に有効と考えられる。しかしながら効果
を持続するためには、2,3時間ごとの塗布が必要とな
る。そこで、リポソームと塩基性アミノ酸を併用するこ
とが可能となれば、塩基性アミノ酸の効果をより持続さ
せることができると期待される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら塩基性ア
ミノ酸は、塩基性を示すがゆえに、化粧品バルク中で変
色、変臭等経時的安定性に劣り、またそのまま化粧品バ
ルクに配合すると化粧品バルクのpHを著しく上昇さ、
他の配合成分の安定性を損ねたりする場合がある。また
リポソームと併用した場合、リポソームの形状の著しい
不安定化、溶液の変臭、変色を起こす問題がある。塩基
性アミノ酸の塩基性部を塩酸等の酸により中和した場合
でも、安定なリポソーム形状を得るのは困難であった。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、塩基性
アミノ酸の保湿効果を持続させ、効果的に皮膚に作用さ
せる皮膚化粧料を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意研究を
重ねた結果、リポソーム膜内、リポソーム界面、および
内層、外層に含まれる塩基アミノ酸をアセチル化により
中性物質にすることで、リポソームの安定化が図れ、か
つ高い保湿性を持続できることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0007】すなわち本発明は、塩基性アミノ酸のアミ
ノ基をアセチル化したモノアセチル化塩基性アミノ酸を
含有するリポソーム分散液を含むことを特徴とする皮膚
化粧料に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の詳細を説明する。
【0009】本発明は、リポソーム膜内、リポソーム界
面、および内層、外層に含まれる塩基アミノ酸をアセチ
ル化により中性物質にすることで、リポソームの安定化
が図れ、かつ高い保湿性に優れた皮膚化粧料が得られる
との知見に基づくものである。
【0010】中性を示す塩基性アミノ酸誘導体として
は、塩基性アミノ酸のアミノ基をモノアセチル化したモ
ノアセチル化塩基性アミノ酸を挙げることができる。
【0011】モノアセチル化塩基性アミノ酸は、塩基性
を示すアミノ基の一部をアセチル化するため、アセチル
化されない他のアミノ基とカルボキシ基のバランスによ
り、中性を示すものである。
【0012】上記モノアセチル化塩基性アミノ酸として
は、N−モノアセチルアルギニン、Nα−モノアセチル
リジン、Nε−モノアセチルリジン、Nα−モノアセチ
ルオルニチン、Nγ−モノアセチルオルニチン、Nα−
モノアセチルヒスチジンを挙げることができる。
【0013】本発明のモノアセチル化塩基性アミノ酸を
構成する塩基性アミノ酸としては、アルギニン、リジ
ン、オルニチンまたはヒスチジンを挙げることができ
る。これらの塩基性アミノ酸は、L体、D体のいずれの光
学異性体でもよく、また、DL体(ラセミ体)でもよい。
さらにこれらの塩基性アミノ酸は醗酵法、合成法等どの
ような製造方法で作られたものでもよい。例えば、醗酵
法による製造法としては、特開昭50−148589
号、特公昭45−29647号に記載された方法があ
る。また、合成法による製造法としては、カナディアン
・ジャーナル・オブ・ケミストリー(Canadian Journa
l of Chemistry)、第46巻、1047頁(1968
年)、カナディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー
(Canadian Journalof Chemistry)、第60巻、281
0頁(1982年)、シンセティク・コミニュケーショ
ンズ(Synthetic Communications)、第22巻、257
頁(1992年)あるいは特開昭58−168696号
公報に記載された方法がある。
【0014】またリポソームの膜形成基材としては、例
えばホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノール
アミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジル
セリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン
酸、リゾホスファチジルコリン、スフィンゴエミリン、
卵黄レシチン、大豆レシチン等の天然もしくは合成のリ
ン脂質または水素添加リン脂質、コレステロール類、例
えばコレステロール、コレステロールのアルキルエステ
ル、フィトステロール、フィトステロールのアルキルエ
ステル、グリセロ糖脂、セチルガラクトサイドの如きア
ルキルグルコシド、ジアルキル型合成界面活性剤、N−
アシル−スフィンゴシン又はその硫酸エステル、N−ア
シルスフィンゴ糖脂質、N−高級アシルグルタチオンの
1種または2種以上の混合物が挙げられる。この他、リ
ポソームの安定化もしくは相転移温度の改善の為に多価
アルコール、高級アルコール、高級脂肪酸等を必要に応
じて配合できる。
【0015】リポソーム調整法には特に制限はなく、こ
れまで知られている種々のリポソーム調整法が利用でき
る。例えば、アセチル塩基性アミノ酸等を加温溶解した
水溶液に、上記膜形成基材を加えて、超音波処理すれば
よい。
【0016】モノアセチル塩基性アミノ酸等の添加量
は、特に限定されないが、例えばリポソーム分散液当た
り0.0001〜7重量%、好ましくは、0.01〜3
重量%である。
【0017】本発明におけるリポソーム複合体は、リポ
ソーム膜内、リポソーム界面、および内層、外層にモノ
アセチル化塩基性アミノ酸を含有するものである。
【0018】本発明の皮膚化粧料は、モノアセチル化塩
基性アミノと皮膚化粧料に常用される成分を配合し、リ
ポソーム分散液を調製したものをそのまま分散型の皮膚
化粧料とすることができるが、モノアセチル化塩基性ア
ミノ酸等を含有するリポソーム分散液を他の成分と配合
して可溶化系乳化剤型の皮膚化粧料としてもよい。
【0019】本発明の皮膚化粧料は、皮膚化粧料一般に
用いられる各構成分、すなわち、油脂類、炭化水素類、
ロウ類、脂肪酸類、合成エステル類、アルコール類、界
面活性剤、増粘剤、保湿剤、防腐剤、香料、顔料、薬
剤、水等を配合することができる。
【0020】油脂類としては、ホホバ油、ヒマシ油、オ
リーブ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、ミン
ク油、タートル油等が挙げられる。
【0021】炭化水素類としては、流動パラフィン、ワ
セリン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等
が挙げられる。
【0022】ロウ類としては、ミツロウ、ラノリン、カ
ルナバロウ、キャンデリラロウ等が挙げられる。
【0023】脂肪酸類としては、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン
酸、ラウリン酸等が挙げられる。
【0024】合成エステル類としては、ミリスチン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブ
チル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、モノステアリン酸プロピレングリコール、乳
酸ミリスチル、リンゴ酸イソステアリル、モノステアリ
ン酸グリセリン、塩化ジステアリルジメチルアンモニウ
ム等が挙げられる。
【0025】油脂類、炭化水素、ロウ類、脂肪酸、合成
エステル類は、通常、あわせて0〜3w/w%の割合で配
合させる。
【0026】アルコール類としては、エタノール、1,3
−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ラウリ
ルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オ
レイルアルコール等が挙げられる。アルコール類は通常
0〜25w/w%の割合で配合される。
【0027】界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エ
ステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル類、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ラウリル硫酸ナトリウム、ピ
ログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレング
リセリル、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル、ジアルキルスル
ホコハク酸、臭化セチルピリジニウム、塩化−n−オク
タデシルトリメチルアンモニウム、モノアルキルリン
酸、N−アシルスルタミン酸、N−アシルグルタミン、
ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン還元ラノリン等
が挙げられる。界面活性剤は、通常0〜5w/w%の割合
で配合される。
【0028】増粘剤としては、カルボキシビニルポリマ
ー、メチルポリシロキサン、デキストラン、カルボキシ
メチルセルロース、カラギーナン、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース等が上げられる。増粘剤は通常0〜1w
/w%の割合で配合される。
【0029】保湿剤としては、グリセリン、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、ピログルタ
ミン酸、アセチルグルタミン酸、ヒアルロン酸、プロシ
アニジン等が挙げられる。保湿剤は通常0〜25%の割合
で配合される。
【0030】防腐剤としては、安息香酸、サリチル酸、
デヒドロ酢酸あるいはそれらの塩類、パラオキシ安息香
酸エステル等のフェノール類、トリクロサンハロカルバ
ン等が挙げられる。防腐剤は通常0〜0.3w/w%の割合
で配合される。
【0031】香料は、通常化粧料に使用するものであれ
ばどのような香料を用いてもよい。
【0032】顔料としては酸化鉄、二酸化チタン、酸化
亜鉛、カオリン、タルク等が挙げられる。顔料は通常0
〜1w/w%の割合で配合される。
【0033】薬剤としては、小麦胚芽油、ビタミンA、
ビタミンB2、ビタミンE、アスコルビン酸−2−リン
酸マグネシウムあるいはナトリウム、D−パントテール
アルコール、グリチルリチン酸ジカリウム、グルタチオ
ン、UV吸収剤、キレート剤、植物抽出物、微生物代謝
物/抽出物等が挙げられる。薬剤は通常0〜5w/w/%の
割合で配合される。
【0034】水としては水道水、ミネラルウォーター、
かん水、海洋深層水、海水、超純水、極地氷由来水、月
面水、含鉱水、精製水等が挙げられる。水は任意の割合
で配合される。
【0035】化粧料の剤型は任意であり、例えば、可溶
化系乳化剤型あるいは分散型の剤型をとることができ
る。
【0036】本発明における化粧料製品としては、化粧
水、乳液、美容液、クリーム、洗顔料、パック、ジェル
等のスキンケアー商品、乳化ファンデーション等の商品
が挙げられる。
【0037】以下に、試験例および実施例を示す。な
お、本実施例により本発明が限定されるものではない。
【0038】
【実施例】試験例1 リポソーム分散液中に下記試料A〜Cを含有した水溶液
の安定性試験を行った。表1に従い、下記A〜Cの試料
を調製し、安定性試験を行った。 試料A・・・塩基性アミノ酸 試料B・・・塩基性アミノ酸塩酸塩 試料C・・・モノアセチル化塩基性アミノ酸
【0039】
【表1】
【0040】2〜5まで溶解均一したのものを50℃に
加温し、1を加えて超音波処理を施しリポソーム分散液
を形成させ、経時安定性、変色、変臭を測定した。その
結果を表2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】表2に示した結果より、本発明のモノアセ
チル化リジンを含有するリポソーム分散液(試料C)
は、長期にわたり変色、変臭等について安定であるのに
対し、モノアセチル化リジンを含まないリポソーム分散
液(試料A、B)は長期安定性が劣ることが明らかであ
る。
【0043】実施例1、比較例1、2 本発明の皮膚化粧料が、皮膚の保湿効果とその持続性お
よび肌あれ防止、皮膚症状の改善効果にきわめて優れて
いるものであることを確認する試験を以下のとおり行っ
た。
【0044】下記表3に示した処方例の化粧料を調製
し、その皮膚改善効果および保湿効果試験をおこなっ
た。
【0045】
【表3】
【0046】〔製法〕50℃で分散均一の11〜13を
あらかじめ加熱溶解させ、50℃に加温した5〜10を
加えて超音波処理を施すことで、7〜9のモノアセチル
リジン等を含有したリポソーム分散液を得た。1,2を
室温で分散後、3,4を加えて均一にしたものに前記の
リポソーム分散液および14の香料を加えて混合し均一
とした。
【0047】〔評価方法〕成人女性5人の前腕屈側部に
専用のカップ(接触面積1.77cm2)を固定後、ア
セトン/エーテル(1/1)溶液で30分間処理し、人
工的に肌あれ状態を引きおこした。この状態に、実施例
1、比較例1、2の化粧料および水を1日2回、1週間
にわたって一定量適用した。対照は、溶剤処理を行わな
わなかった皮膚(健常部位)とした。
【0048】それぞれの測定部位について肌荒れ誘発
前、直後(D0)、1〜7日後(D1〜D7)、1週間の適
用終了後翌日(Dt1)、適用終了後2〜5日後(Dt2
〜Dt5)の皮膚のコンダクタンスをSKICON20
0(商品名、アイ・ビイ・エス(株)製)により測定し
た。結果を図1に示した。
【0049】生体の皮膚表面における高周波伝導度を測
定することで、角質層に水分がどれだけ含まれているか
を電流の流れやすさとして評価している。つまり、コン
ダクタンス値が低ければ、角質層水分量が少ないと判断
される。
【0050】図1に示した結果から明らかなように、本
発明の皮膚化粧料である実施例1の化粧品は、適用後7
日(D7)までに正常な肌への回復が有意に見られ、適
用終了後(Dt1〜Dt5)も健常部位に比べ高いコンダクタ
ンスの数値、つまり保湿力(皮膚角質層水分量)が持続
されており、比較例1、2とも明らかな差が見られた。
つまり、溶剤処理により荒らされた皮膚状態の有効な改
善と、保湿力の持続が確認された。
【0051】 実施例2(モイスチユアローション) (配合処方) (w/w%) (A)防腐剤(メチルパラベン) 0.1% 1,3−ブチレングリコール 2.5% グリセリン 2.0% (B)大豆レシチン 1.5% 酢酸dl−α−トコフェロール 0.05% (C)グリチルレチン酸ジカリウム 0.1% Nα−モノアセチルリジン 2.0% 精製水 全量が100になるように調整
【0052】〔製法〕加熱して均一に溶解した(A)
に、均一に溶解した(C)を加え、全体が50℃になる
ように加温した。これを(B)に加えて超音波処理を施
し、リポソーム分散液を調製した。
【0053】 実施例3(エモリエントクリーム) (配合処方) (w/w%) (A)流動パラフィン 5.0% スクワラン 3.0% トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 8.0% 白色ワセリン 1.5% パルミチン酸セチル 1.5% ベヘニルアルコール 2.0% モノステアリン酸グリセリル 2.0% テトラオレイン酸ポリオキシエチレン (30)ソルビット 1.5% (B)防腐剤 0.2% 1,3−ブチレングリコール 3.0% グリセリン 3.0% 精製水 全量が100になるように調整 (C)グリチルレチン酸ジカリウム 0.1% Nγ−モノアセチルオルニチン 2.0% 精製水 15.0% (D)大豆レシチン 2.0% 酢酸dl−α−トコフェロール 0.01% エタノール 3.0% (E)香料 0.2%
【0054】〔製法〕50℃にて分散状態とした(D)
に、50℃の溶解ずみの(C)を加え、さらに超音波処
理することで、モノアセチル化塩基性アミノ酸を含有し
たリポソーム分散液を得た。一方、80℃に加熱溶解さ
せた(B)に75℃で加熱溶解させた(A)を加え、ホ
モミキサー6000回転/分を5分で均一な乳化物を作
成し、この中に、前記のリポソーム分散液を添加し、ス
リーワンモーター(商品名「HEIDON 1200
G」、新東科学(株)製)にて500回転/分で10分
間攪拌混合しながら冷却した。40℃にて香料を添加
し、35℃にて攪拌を終了し、エモリエントクリームを
調製した。
【0055】 実施例4(モイスチュアジェル) (配合処方) (w/w%) (A)カルボキシビニルポリマー 0.3% 精製水 19.7% (B)水酸化ナトリウム 0.05% 精製水 4.95% (C)防腐剤 0.1% 1,3−ブチレングリコール 2.0% Nα−モノアセチルヒスチジン 1.5% 精製水 全量が100になるように調整 (D)卵黄レシチン 1.5% コレステロール 0.05% エタノール 3.0% (E)香料 0.1%
【0056】〔製法〕50℃で均一に分散した(D)
に、あらかじめ加熱溶解させ50℃に加温した(C)を
加えて超音波処理を施すことで、モノアセチル化塩基性
アミノ酸(Nα−モノアセチルヒスチジン)を含有した
リポソーム分散液を得た。(A)を室温で分散後、
(B)を加えて均一にしたものに前記のリポソーム分散
液および(E)の香料を加えて混合し均一とした。
【0057】実施例2〜4の皮膚化粧料について、経時
安定性試験を行ったところ、製品としての安定性が確認
された。また、皮膚改善効果等のモニターテストの結
果、実施例1と同様に有効な皮膚改善効果、保湿効果が
の持続が確認された。
【0058】
【発明の効果】本発明の生体由来の脂質からなるリポソ
ーム分散液中にアミノ基がアセチル基によって保護され
たモノアセチル化塩基性アミノ酸を含有することを特徴
し、経時的に安定であり、持続的な作用効果をもつ化粧
料である。長期にわたる有効な保湿効果、および皮膚改
善効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1、比較例1、2の皮膚化粧料の皮膚コ
ンダクタンスを測定した結果をプロットしたグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 陽一郎 東京都世田谷区桜丘4−24−16 株式会社 シュウウエムラ化粧品研究所内 Fターム(参考) 4C083 AB032 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC352 AC422 AC442 AC482 AC581 AC582 AD092 AD492 AD532 AD572 CC02 CC05 DD45 EE12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩基性アミノ酸のアミノ基をアセチル化
    したモノアセチル化塩基性アミノ酸を含有するリポソー
    ム分散液を含むことを特徴とする皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】 前記塩基性アミノ酸がアルギニン、リジ
    ン、オルニチンまたはヒスチジンであることを特徴とす
    る請求項1に記載の皮膚化粧料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007031375A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 肌質改善用経口剤
JP2009046472A (ja) * 2007-07-20 2009-03-05 Rohto Pharmaceut Co Ltd 乳化組成物

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JP2007031375A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 肌質改善用経口剤
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