WO2018123004A1 - メラニン生成抑制用の外用組成物 - Google Patents
メラニン生成抑制用の外用組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- WO2018123004A1 WO2018123004A1 PCT/JP2016/089066 JP2016089066W WO2018123004A1 WO 2018123004 A1 WO2018123004 A1 WO 2018123004A1 JP 2016089066 W JP2016089066 W JP 2016089066W WO 2018123004 A1 WO2018123004 A1 WO 2018123004A1
- Authority
- WO
- WIPO (PCT)
- Prior art keywords
- ceramide
- composition
- melanin production
- phytosterol
- lecithin
- Prior art date
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/63—Steroids; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/68—Sphingolipids, e.g. ceramides, cerebrosides, gangliosides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/02—Preparations for care of the skin for chemically bleaching or whitening the skin
Abstract
本発明の目的は、優れたメラニン生成抑制作用を有し、皮膚のシミ、そばかす、くすみ、黒ずみ、肝斑、老人性色素斑等の予防又は改善に有効なメラニン生成抑制用の外用組成物を提供することである。セラミドとフィトステロールとを併用することによって、前記課題が解決される。
Description
本発明は、皮膚のシミ、そばかす、くすみ、黒ずみ、肝斑、老人性色素斑等の原因となるメラニンの生成を抑制できる、メラニン生成抑制用の外用組成物に関する。
皮膚のシミ、そばかす、くすみ、黒ずみ、肝斑、老人性色素斑等の色素沈着は、紫外線曝露、ホルモンの異常や精神的・物理的な刺激等が原因となってメラニンが過剰に形成され、これが皮膚内に沈着することによって生じることが分かっている。このような皮膚の色素沈着は、特に女性にとって美容上の大きな悩みとなっている。
従来、メラニンの生成を抑制して美肌をもたらす成分として、ビタミンC、ビタミン、コウジ酸、ハイドロキノン、これらの誘導体等が知られており、当該成分を配合した外用組成物がメラニン生成抑制用途に有効であることが知られている(例えば、特許文献1~3参照)。
しかしながら、従来、メラニン生成抑制作用が報告されている成分では、効果が緩慢で十分ではない、安定性が不十分で製剤化が困難である等の欠点がある。近年、消費者の美白に関する要求性能は高まる一方であり、メラニン生成抑制用途に使用される外用組成物について、消費者の要望に追従できる新たな製剤の開発が求められている。
本発明の目的は、優れたメラニン生成抑制作用を有し、皮膚のシミ、そばかす、くすみ、黒ずみ、肝斑、老人性色素斑等の予防又は改善に有効なメラニン生成抑制用の外用組成物を提供することである。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、セラミド及びフィトステロールはそれぞれ単独では、メラニン生成抑制作用が認められない又は弱いにも拘わらず、セラミドとフィトステロールとを併用することによって、格段に優れたメラニン生成抑制作用が発揮されることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. セラミド、及びフィトステロールを含有する、メラニン生成抑制用の外用組成物。
項2. セラミドを0.0001重量%以上含む、項1に記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項3. フィトステロールを0.00001重量%以上含む、項1又は2に記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項4. セラミド100重量部当たり、フィトステロールを0.0001~1000000重量部の比率で含む、項1~3のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項5. セラミドが、セラミド1、セラミド2、及びセラミド3よりなる群から選択される少なくとも1種である、項1~4のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項6. 美白用化粧料である、項1~5のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項7. クリーム状である、項1~6のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項8. セラミド、及びフィトステロールを含有する組成物の、メラニン生成抑制用の外用組成物の製造のための使用。
項9. 前記組成物が、セラミドを0.0001重量%以上含む、項8に記載の使用。
項10. 前記組成物が、フィトステロールを0.00001重量%以上含む、項8又は9に記載の使用。
項11. セラミド100重量部当たり、フィトステロールを0.0001~1000000重量部の比率で含む、項8~10のいずれかに記載の使用。
項12. セラミドが、セラミド1、セラミド2、及びセラミド3よりなる群から選択される少なくとも1種である、項8~11のいずれかに記載の使用。
項13. 美白用化粧料である、項8~12のいずれか記載の使用。
項14. クリーム状である、項8~13のいずれかに記載の使用。
項1. セラミド、及びフィトステロールを含有する、メラニン生成抑制用の外用組成物。
項2. セラミドを0.0001重量%以上含む、項1に記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項3. フィトステロールを0.00001重量%以上含む、項1又は2に記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項4. セラミド100重量部当たり、フィトステロールを0.0001~1000000重量部の比率で含む、項1~3のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項5. セラミドが、セラミド1、セラミド2、及びセラミド3よりなる群から選択される少なくとも1種である、項1~4のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項6. 美白用化粧料である、項1~5のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項7. クリーム状である、項1~6のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
項8. セラミド、及びフィトステロールを含有する組成物の、メラニン生成抑制用の外用組成物の製造のための使用。
項9. 前記組成物が、セラミドを0.0001重量%以上含む、項8に記載の使用。
項10. 前記組成物が、フィトステロールを0.00001重量%以上含む、項8又は9に記載の使用。
項11. セラミド100重量部当たり、フィトステロールを0.0001~1000000重量部の比率で含む、項8~10のいずれかに記載の使用。
項12. セラミドが、セラミド1、セラミド2、及びセラミド3よりなる群から選択される少なくとも1種である、項8~11のいずれかに記載の使用。
項13. 美白用化粧料である、項8~12のいずれか記載の使用。
項14. クリーム状である、項8~13のいずれかに記載の使用。
本発明によれば、皮膚におけるメラニンの生成を効果的に抑制できるので、皮膚のシミ、そばかす、くすみ、黒ずみ、肝斑、老人性色素斑等の色素沈着を予防又は改善することが可能になる。
本発明の外用組成物は、メラニン生成抑制用途に使用されるものであって、セラミド、及びフィトステロールを含有することを特徴とする。以下、本発明の外用組成物について詳述する。
セラミド
本発明の外用組成物はセラミドを含有する。セラミドとは、スフィンゴシン又はフィトスフィンゴシンのアミノ基に脂肪酸がアミド結合により結合している化合物である。
本発明の外用組成物はセラミドを含有する。セラミドとは、スフィンゴシン又はフィトスフィンゴシンのアミノ基に脂肪酸がアミド結合により結合している化合物である。
本発明で使用されるセラミドにおいて、スフィンゴシン又はフィトスフィンゴシンのアミノ基に結合している脂肪酸の種類については、特に制限されず、水酸基をもたない脂肪酸、α-ヒドロキシ脂肪酸、ω-ヒドロキシ脂肪酸等のいずれであってもよい。
本発明で使用されるセラミドの種類としては、具体的には、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド4、セラミド5、セラミド6I、セラミド6II、セラミド7、セラミド8、セラミド9、セラミド10等が挙げられる。これらのセラミドは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらのセラミドの中でも、メラニン生成抑制効果をより一層向上させるという観点から、好ましくはセラミド2、セラミド1、セラミド3、更に好ましくはセラミド1が挙げられる。
本発明で使用されるセラミドの由来については、特に制限されず、セラミドの種類等に応じて適宜設定すればよく、例えば、動植物から抽出したもの、微生物醗酵法によって得られたもの、化学的に合成したもの等のいずれであってもよい。
本発明の外用組成物において、セラミドの含有量については、特に制限されないが、例えば、0.0001重量%以上が挙げられる。メラニン生成抑制効果をより一層向上させるという観点から、本発明の外用組成物におけるセラミドの含有量として、好ましくは0.0001~10重量%、更に好ましくは0.001~10重量%、特に好ましくは0.01~10重量%が挙げられる。
フィトステロール
本発明の外用組成物は、セラミドと共にフィトステロールを含有する。セラミド及びフィトステロールは、それぞれ単独ではメラニン生成抑制効果がない又は弱いが、これらを併用することによって格段に優れたメラニン生成抑制効果を奏することが可能になる。
本発明の外用組成物は、セラミドと共にフィトステロールを含有する。セラミド及びフィトステロールは、それぞれ単独ではメラニン生成抑制効果がない又は弱いが、これらを併用することによって格段に優れたメラニン生成抑制効果を奏することが可能になる。
フィトステロールとは、植物由来ステロールの総称であり、トウモロコシ、豆又は他の植物油等の植物性油に少量見出される成分である。
フィトステロールの種類については、特に制限されないが、例えば、β-シトステロール、スティグマステロール、カンペステロール、フコステロール、スピナステロール、ブラシカステロール、エルゴステロール等が挙げられる。これらのフィトステロールは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。本発明で使用されるフィトステロールとして、メラニン生成抑制効果をより一層向上させるという観点から、好ましくはβ-シトステロール、スティグマステロール及びカンペステロールの中の少なくとも1種、更に好ましくはβ-シトステロール、スティグマステロール及びカンペステロールの混合物が挙げられる。
本発明の外用組成物において、フィトステロールの含有量については、特に制限されないが、例えば、0.00001重量%以上、好ましくは0.00001~1重量%、更に好ましくは0.0001~1重量%、特に好ましくは0.001~1重量%が挙げられる。
本発明の外用組成物において、セラミドとフィトステロールの比率については、前述する各含有量に応じて定めるが、例えば、セラミド100重量部当たり、フィトステロールが0.0001~1000000重量部、好ましくは0.001~100000重量部、更に好ましくは0.01~10000重量部が挙げられる。
水素添加レシチン
本発明の外用組成物は、セラミド及びフィトステロールに加えて、更に水素添加レシチンが含まれていてもよい。水素添加レシチンが更に含まれている場合には、メラニン生成抑制効果をより一層向上させることが期待される。
本発明の外用組成物は、セラミド及びフィトステロールに加えて、更に水素添加レシチンが含まれていてもよい。水素添加レシチンが更に含まれている場合には、メラニン生成抑制効果をより一層向上させることが期待される。
水素添加レシチンとは、レシチンに対して水素添加処理することにより、レシチンを構成する不飽和脂肪酸鎖の不飽和二重結合の少なくとも一部が飽和結合に変換されたレシチンである。レシチンとは、脂肪酸鎖として不飽和脂肪酸鎖を含むリン脂質の一種である。
水素添加レシチンに含まれるリン脂質の種類については、特に制限されず、例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、スフィンゴミエリン、ホスファチジン酸等が挙げられる。本発明で使用される水素添加レシチンは、これらのリン脂質の内の1種単独で構成されていてもよく、また2種以上の組み合わせによって構成されていてもよい。
水素添加レシチンの由来については、特に制限されず、動物由来又は植物由来のいずれであってもよい。動物由来の水素添加レシチンとしては、具体的には、水素添加卵黄レシチン、水素添加魚介類由来のレシチン等が挙げられる。また、植物由来の水素添加レシチンとしては、具体的には、水素添加大豆レシチン、水素添加ゴマレシチン、水素添加とうもろこしレシチン、水素添加アマニレシチン、水素添加オリーブレシチン、水素添加米レシチン、水素添加なたねレシチン、水素添加ひまわりレシチン、水素添加サフラワーレシチン、水素添加綿実レシチン、水素添加キリレシチン、水素添加グレープレシチン、水素添加アボガドレシチン、水素添加ヤシレシチン、水素添加パームレシチン等が挙げられる。これらの水素添加レシチンは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。本発明で使用される水素添加レシチンとして、メラニン生成抑制効果をより一層向上させるという観点から、好ましくは植物由来水素添加レシチン、更に好ましくは水素添加大豆レシチンが挙げられる。
水素添加レシチンのヨウ素価については、特に制限されないが、例えば、10以下が挙げられる。
本発明の外用組成物に水素添加レシチンを含有させる場合、その含有量については、特に制限されないが、例えば、0.00001重量%以上、好ましくは0.00001~1重量%、更に好ましくは0.0001~1重量%、特に好ましくは0.001~1重量%が挙げられる。
本発明の外用組成物に水素添加レシチンを含有させる場合、セラミドと水素添加レシチンの比率については、特に制限されないが、例えば、セラミド100重量部当たり、水素添加レシチンが0.0001~1000000重量部、好ましくは0.001~100000重量部、更に好ましくは0.01~10000重量部が挙げられる。
その他の成分
本発明の外用組成物は、前述する成分以外に、必要に応じて、他の薬理成分を含有していてもよい。このような薬理成分としては、例えば、抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドラミン塩酸塩、マレイン酸クロルフェニラミン等)、局所麻酔剤(リドカイン、ジブカイン、アミノ安息香酸メチル、プロカイン、テトラカイン、ブピパカイン、メピパカイン、クロロプロカイン、プロパラカイン、メプリルカイン又はこれらの塩、オルソカイン、オキセサゼイン、オキシポリエントキシデカン、ロートエキス、ペルカミンパーゼ、テシットデシチン等)、抗炎症剤(アラントイン、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸メチル、グリチルリチン酸ステアリル、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ピリドキシン、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルレチン酸グリセリル、グリチルレチン酸モノグルクロニド、サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクナトリウム、ロキソプロフェンナトリウム、ウフェナマート、イブプロフェンピコノール、スプロフェン、ベンダザック、スプロフェン、ブフェキサマク等)、殺菌剤(ベンザルコニウム塩化物、デカリニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジン塩化物、グルコン酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、アンモニア水、スルファジアジン、乳酸、フェノール等)、皮膚保護剤(コロジオン、ヒマシ油等)、血行促進剤(ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、カプサイシン、トウガラシエキス等)、清涼化剤(メントール、カンフル等)、ビタミン類(ビタミンA、B、C、D等)、ムコ多糖類(コンドロイチン硫酸ナトリウム、グルコサミン、ヒアルロン酸等)等が挙げられる。
本発明の外用組成物は、前述する成分以外に、必要に応じて、他の薬理成分を含有していてもよい。このような薬理成分としては、例えば、抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドラミン塩酸塩、マレイン酸クロルフェニラミン等)、局所麻酔剤(リドカイン、ジブカイン、アミノ安息香酸メチル、プロカイン、テトラカイン、ブピパカイン、メピパカイン、クロロプロカイン、プロパラカイン、メプリルカイン又はこれらの塩、オルソカイン、オキセサゼイン、オキシポリエントキシデカン、ロートエキス、ペルカミンパーゼ、テシットデシチン等)、抗炎症剤(アラントイン、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸メチル、グリチルリチン酸ステアリル、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ピリドキシン、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルレチン酸グリセリル、グリチルレチン酸モノグルクロニド、サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、インドメタシン、フェルビナク、ジクロフェナクナトリウム、ロキソプロフェンナトリウム、ウフェナマート、イブプロフェンピコノール、スプロフェン、ベンダザック、スプロフェン、ブフェキサマク等)、殺菌剤(ベンザルコニウム塩化物、デカリニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物、セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジン塩化物、グルコン酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、アンモニア水、スルファジアジン、乳酸、フェノール等)、皮膚保護剤(コロジオン、ヒマシ油等)、血行促進剤(ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、カプサイシン、トウガラシエキス等)、清涼化剤(メントール、カンフル等)、ビタミン類(ビタミンA、B、C、D等)、ムコ多糖類(コンドロイチン硫酸ナトリウム、グルコサミン、ヒアルロン酸等)等が挙げられる。
また、本発明の外用組成物は、所望の製剤形態にするために、必要に応じて、基剤や添加剤が含まれていてもよい。このような基剤や添加剤については、薬学的に許容されることを限度として特に制限されないが、例えば、水、低級アルコール(エタノール、イソプロパノール等)、多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等)等の水性基剤;油類(オリーブ油、サフラワー油、大豆油、つばき油、とうもろこし油、なたね油、ひまわり油、綿実油、落花生油、ラード、スクワラン、魚油等)、鉱物油(流動パラフィン、パラフィン、ゲル化炭化水素、ワセリン等)、ワックス類・ロウ類(ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、セレシン、ライスワックス、マイクロクリスタリンワックス等)、エステル油(ミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、オレイン酸エチル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル等)、脂肪酸アルキルエステル、脂肪酸(ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ベヘン酸、リノール酸、ラノリン等)、脂肪酸エステル(パルミチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、リノール酸エチル等)、中鎖脂肪酸トリグリセリド、高級アルコール(ステアリルアルコール、セタノール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、ジヒドロコレステロール、フィトステロール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、リノレイルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール等)、2-エチルヘキサン酸セチル、シリコーンオイル(ジメチルポリシロキサン、環状シリコーン等)等の油性基剤;POE(10~50モル)フィトステロールエーテル、POE(10~50モル)ジヒドロコレステロールエーテル、POE(10~50モル)2-オクチルドデシルエーテル、POE(10~50モル)デシルテトラデシルエーテル、POE(10~50モル)オレイルエーテル、POE(2~50モル)セチルエーテル、POE(5~50モル)ベヘニルエーテル、POE(5~30モル)ポリオキシプロピレン(5~30モル)2-デシルテトラデシルエーテル、POE(10~50モル)ポリオキシプロピレン(2~30モル)セチルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル、これらのリン酸・リン酸塩(POEセチルエーテルリン酸ナトリウムなど)、POE(20~60モル)ソルビタンモノオレート、POE(10~60モル)ソルビタンモノイソステアレート、POE(10~80モル)グリセリルモノイソステアレート、POE(10~30モル)グリセリルモノステアレート、POE(20~100モル)・ポリオキシプロピレン変性シリコーン、POE・アルキル変性シリコーン、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノパルミチン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコール、ジパルミチン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、ジリシノレイン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(5~100)、ポリソルベート(20~85)、グリセリン脂肪酸エステル(モノステアリン酸グリセリン等)、水素添加大豆リン脂質、水素添加ラノリンアルコール等の界面活性剤;清涼化剤(メントール、カンフル、ボルネオール、ハッカ水、ハッカ油等)、防腐剤(メチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸等)、着香剤(シトラール、1,8-シオネール、シトロネラール、ファルネソール等)、着色剤(タール色素(褐色201号、青色201号、黄色4号、黄色403号等)、カカオ色素、クロロフィル、酸化アルミニウム等)、粘稠剤(カルボキシビニルポリマー、ヒプロメロース、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、カラギーナン等)、pH調整剤(リン酸、塩酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、酒石酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)、湿潤剤(dl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、D-ソルビトール液、マクロゴール等)、安定化剤(ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、エデト酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、L-アルギニン、L-アスパラギン酸、DL-アラニン、グリシン、エリソルビン酸ナトリウム、没食子酸プロピル、亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、クロロゲン酸、カテキン、ローズマリー抽出物等)、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、粘着剤、緩衝剤、溶解補助剤、可溶化剤、保存剤等の添加剤が挙げられる。
製剤形態
本発明の外用組成物の剤型については、経皮適用可能であることを限度として特に制限されず、液状、固形状、半固形状(クリーム状、ゲル状、軟膏状、ペースト状)等のいずれであってもよい。また、外用組成物は、水中油型乳化製剤、油中水型乳化製剤等の乳化製剤であってもよく、また水性製剤、油性製剤等の非乳化製剤であってもよい。これらの剤型の中でも、好ましくは乳化製剤、更に好ましくは水中油型乳化製剤、特に好ましくはクリーム状の水中油型乳化製剤が挙げられる。
本発明の外用組成物の剤型については、経皮適用可能であることを限度として特に制限されず、液状、固形状、半固形状(クリーム状、ゲル状、軟膏状、ペースト状)等のいずれであってもよい。また、外用組成物は、水中油型乳化製剤、油中水型乳化製剤等の乳化製剤であってもよく、また水性製剤、油性製剤等の非乳化製剤であってもよい。これらの剤型の中でも、好ましくは乳化製剤、更に好ましくは水中油型乳化製剤、特に好ましくはクリーム状の水中油型乳化製剤が挙げられる。
また、本発明の外用組成物は、皮膚に適用されるものである限り、皮膚外用医薬品、化粧料、皮膚洗浄料等のいずれの製剤形態であってもよい。
本発明の外用組成物の製剤形態として、具体的には、クリーム剤、ローション剤、ジェル剤、乳液剤、液剤、パップ剤、貼付剤、リニメント剤、エアゾール剤、軟膏剤、パック剤等の皮膚外用医薬品;軟膏、クリーム、乳液、化粧水、ローション、パック、ゲル等の化粧料;クレンジングミルク、ボディーシャンプー、ヘアシャンプー、リンス等の皮膚洗浄料等が挙げられる。これらの製剤形態の中でも、好ましくは化粧料、更に好ましくはクリームが挙げられる。
用途・使用方法
本発明の外用組成物は、皮膚外用剤として、皮膚におけるメラニン生成を抑制する用途に使用される。それ故、本発明の外用組成物は、美白用として使用でき、また、皮膚のシミ、そばかす、くすみ、肝斑、老人性色素斑等の予防又は改善用として使用することもできる。
本発明の外用組成物は、皮膚外用剤として、皮膚におけるメラニン生成を抑制する用途に使用される。それ故、本発明の外用組成物は、美白用として使用でき、また、皮膚のシミ、そばかす、くすみ、肝斑、老人性色素斑等の予防又は改善用として使用することもできる。
本発明の外用組成物は、メラニン生成抑制が求められている皮膚に適量塗布又は噴霧することによって使用される。本発明の外用組成物の皮膚への適用量については、特に制限されないが、例えば、皮膚1cm2当たり、セラミドが0.006~3μg程度となる量が挙げられる。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下に示す試験例において使用したセラミド1、セラミド2及びセラミド3は、いずれも高砂香料工業株式会社製である。また、以下に示す試験例において使用したフィトステロールはタマ生化学株式会社製であり、主に、β-シトステロール(C29H50O:414.71)、スティグマステロール(C29H48O:412.69)、及びカンぺステロール(C28H48O:400.68)を含んでおり、医薬部外品原料規格「フィトステロール」に適合するものである。また、以下に示す試験例において使用した水素添加レシチンは、一丸ファルコス株式会社製であり、ホスファチジルコリンを75~85重量%含み、ヨウ素価は10以下である。
試験例1
セラミド、フィトステロール、及び水素添加レシチンが、メラノーマ細胞のメラニン生成能に及ぼす影響について評価した。具体的な試験方法は、以下に示す通りである。
セラミド、フィトステロール、及び水素添加レシチンが、メラノーマ細胞のメラニン生成能に及ぼす影響について評価した。具体的な試験方法は、以下に示す通りである。
先ず、10容量%のFBS(ウシ胎児血清)を含むイーグル最小必須培地(和光純薬工業株式会社製)に、B16メラノーマ細胞(CRB0202)を1×105cells/mLとなるように懸濁した細胞液を調製した。当該細胞液1mLを6ウェルプレートの各ウェルに播種し、5%CO2の条件下で37℃で1日間培養を行った。次いで、各ウェル中の培地を表1に示す各成分を所定濃度含む10容量%のFBS(ウシ胎児血清)を含むイーグル最小必須培地(和光純薬工業株式会社製)に置き換えて、5%CO2の条件下で37℃で7日間培養を行った。その後、各ウェル中の細胞をトリプシン処理によって剥離させて回収し、10容量%のFBSを含むイーグル最小必須培地(和光純薬工業株式会社製)で洗浄した後に遠心分離によって細胞を回収した。更に、回収した細胞に、4N水酸化ナトリウム水溶液100μLを添加し、細胞中のメラニン色素を溶出させたメラニン色素溶出液を得た。メラニン色素溶出液の405nm(メラニン色素の吸収波長)の吸光度を求めた。また、メラニン色素溶出液について、TaKaRa BCA Protain Assay Kit(タカラバイオ株式会社製)を用いて、メラニン色素溶出液中の全タンパク質量を測定した。405nmの吸光度を全タンパク質量(μg/ml)で割って補正することにより各条件におけるメラニン色素量を算出し、下記算出式に従って、メラニン生成抑制率を求めた。
得られた結果を図1に示す。セラミドは、単独ではメラニン生成を抑制できず、むしろメラニン生成を促進させる作用を示した(比較例2)。また、フィトステロールは、単独では、僅かにメラニン生成抑制作用を示したものの、その効果は十分ではなかった(比較例3)。これに対して、セラミドとフィトステロールを組み合わせた場合には、格段に優れたメラニン生成抑制作用が示された(実施例1~4)。以上の結果から、セラミドと、フィトステロールとの相乗作用によって、格段に優れたメラニン生成抑制効果が奏されることが明らかとなった。
製造例
表2に示すクリーム剤、表3に示す化粧水、及び表4に示す美容液を製造した。これらのクリーム剤、化粧水、及び美容液は、いずれも、優れたメラニン生成抑制効果を奏し得る。
表2に示すクリーム剤、表3に示す化粧水、及び表4に示す美容液を製造した。これらのクリーム剤、化粧水、及び美容液は、いずれも、優れたメラニン生成抑制効果を奏し得る。
Claims (7)
- セラミド、及びフィトステロールを含有する、メラニン生成抑制用の外用組成物。
- セラミドを0.0001重量%以上含む、請求項1に記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
- フィトステロールを0.00001重量%以上含む、請求項1又は2に記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
- セラミド100重量部当たり、フィトステロールを0.0001~1000000重量部の比率で含む、請求項1~3のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
- セラミドが、セラミド1、セラミド2、及びセラミド3よりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1~4のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
- 美白用化粧料である、請求項1~5のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
- クリーム状である、請求項1~6のいずれかに記載のメラニン生成抑制用の外用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2016/089066 WO2018123004A1 (ja) | 2016-12-28 | 2016-12-28 | メラニン生成抑制用の外用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2016/089066 WO2018123004A1 (ja) | 2016-12-28 | 2016-12-28 | メラニン生成抑制用の外用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
WO2018123004A1 true WO2018123004A1 (ja) | 2018-07-05 |
Family
ID=62707077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
PCT/JP2016/089066 WO2018123004A1 (ja) | 2016-12-28 | 2016-12-28 | メラニン生成抑制用の外用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
WO (1) | WO2018123004A1 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005047860A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Intaafueesu:Kk | 美肌促進剤 |
JP2006257055A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-28 | Kazuhisa Matsubara | 化粧水等の有効成分を真皮層まで浸透させるための透明フィルムシートパック利用方法 |
WO2008016838A1 (en) * | 2006-07-31 | 2008-02-07 | Access Business Group International Llc | Topical skin compositions, their preparation and their use |
JP2008088133A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Kose Corp | ベシクル組成物、及びそれを用いた皮膚外用剤 |
JP2008301721A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Suntory Ltd | 形質転換酵母を用いたヒト型セラミドの製造方法 |
JP2009001500A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Pola Chem Ind Inc | 芳香族ケトンを含有する皮膚外用剤 |
JP2010513221A (ja) * | 2006-12-14 | 2010-04-30 | ポーラ化成工業株式会社 | セラミドを含有する油中水乳化剤形の皮膚外用剤 |
JP2014208626A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-11-06 | 株式会社コーセー | リポソーム組成物 |
-
2016
- 2016-12-28 WO PCT/JP2016/089066 patent/WO2018123004A1/ja active Application Filing
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005047860A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Intaafueesu:Kk | 美肌促進剤 |
JP2006257055A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-28 | Kazuhisa Matsubara | 化粧水等の有効成分を真皮層まで浸透させるための透明フィルムシートパック利用方法 |
WO2008016838A1 (en) * | 2006-07-31 | 2008-02-07 | Access Business Group International Llc | Topical skin compositions, their preparation and their use |
JP2008088133A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Kose Corp | ベシクル組成物、及びそれを用いた皮膚外用剤 |
JP2010513221A (ja) * | 2006-12-14 | 2010-04-30 | ポーラ化成工業株式会社 | セラミドを含有する油中水乳化剤形の皮膚外用剤 |
JP2008301721A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Suntory Ltd | 形質転換酵母を用いたヒト型セラミドの製造方法 |
JP2009001500A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Pola Chem Ind Inc | 芳香族ケトンを含有する皮膚外用剤 |
JP2014208626A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-11-06 | 株式会社コーセー | リポソーム組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016210232A1 (en) | Niacinamide mononucleotide formulations for skin aging | |
AU2005331416A1 (en) | External preparation for skin | |
KR20100017333A (ko) | 화장료 유효 성분의 전달에 유용한 젤 | |
JP2016130224A (ja) | 外用組成物 | |
JP2024053124A (ja) | 外用組成物 | |
JPH05320039A (ja) | 美白化粧料 | |
JP6522908B2 (ja) | 外用組成物 | |
JP6725207B2 (ja) | 皮膚色素沈着抑制剤 | |
KR101460777B1 (ko) | 여드름 개선용 화장료 조성물 | |
JP2020203862A (ja) | 皮膚バリア機能改善用の外用組成物 | |
JP7313111B2 (ja) | 皮脂分泌促進剤及び外用組成物 | |
WO2018123004A1 (ja) | メラニン生成抑制用の外用組成物 | |
WO2018123003A1 (ja) | メラニン生成抑制用の外用組成物 | |
JP7001356B2 (ja) | 皮膚色素沈着抑制剤 | |
JP6920031B2 (ja) | 慢性角化型湿疹改善剤 | |
JP7361448B2 (ja) | トランスグルタミナーゼ発現促進剤 | |
KR100888752B1 (ko) | 피부외용제 | |
JP7417347B2 (ja) | 慢性角化型湿疹改善剤 | |
JP4246150B2 (ja) | 皮膚化粧料組成物 | |
WO2018123002A1 (ja) | 外用組成物 | |
JP2011241228A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH10265365A (ja) | ニキビ用皮膚外用剤 | |
JP7153429B2 (ja) | 活性酸素消去剤 | |
JP2017214343A (ja) | 尋常性ざ瘡治療剤 | |
JP6735587B2 (ja) | 外用組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
121 | Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application |
Ref document number: 16925268 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |
|
NENP | Non-entry into the national phase |
Ref country code: DE |
|
122 | Ep: pct application non-entry in european phase |
Ref document number: 16925268 Country of ref document: EP Kind code of ref document: A1 |
|
NENP | Non-entry into the national phase |
Ref country code: JP |