JP6080007B2 - ステアリングコラム装置 - Google Patents
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Description
請求項3記載の発明は、前記脆弱部は、前記湾曲板部において、板厚が局所的に薄くされた薄肉部分(13A)を含むことを特徴とする、請求項1記載のステアリングコラム装置である。
請求項5記載の発明は、前記脆弱部は、前記湾曲板部において前記1対の平板部から最も離れた位置に形成されていることを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載のステアリングコラム装置である。
請求項3記載の発明によれば、板厚が局所的に薄くされた薄肉部分で構成された脆弱部は、プレス加工等によって簡単に設けることができ、部品コストの低減に寄与する。
請求項5記載の発明によれば、脆弱部は、湾曲板部において1対の平板部から最も離れた位置に形成されている。これにより、湾曲板部を破断させるための応力を脆弱部に対して効果的に作用させることができる。
図1は、本発明の一実施形態のステアリングコラム装置1が車体8に取り付けられた状態を示した概略側面図である。ここで、図1において、紙面左側が車体8の前側であり、紙面右側が車体8の後側であり、紙面上側が車体8の上側であり、紙面下側が車体8の下側である。
ステアリングコラム2は、ステアリングシャフト3を収容するものである。ステアリングコラム2は、同軸状に並ぶ円筒状のアッパーコラム21およびロアーコラム22を含んでいる。アッパーコラム21は、ロアーコラム22よりも操舵部材9側(後側)に位置し、ロアーコラム22に対して軸方向Xに移動可能となっている。
アッパーコラム21とアッパーシャフト31とは、図示しない軸受等を介して連結されており、ロアーコラム22とロアーシャフト32とは、図示しない軸受等を介して連結されている。そのため、アッパーコラム21およびアッパーシャフト31は、一体となって、ロアーコラム22およびロアーシャフト32に対して、軸方向Xに相対移動可能である。これにより、ステアリングコラム2およびステアリングシャフト3は、一度に伸縮できる。
以下では、図1に加えて図2も参照して説明する。
アッパーブラケット4は、ステアリングコラム2(特に、アッパーコラム21)を支持し、ステアリングコラム装置1を車体8に連結するものである。アッパーブラケット4は、平面視で左右方向Yに長手の四角形をなす板状の天板部4Aを有している(図2(a)も参照)。アッパーブラケット4では、天板部4Aが、カプセル7を介して車体8に連結される。さらに、アッパーブラケット4は、天板部4Aの左右方向Yにおける中央から下方へ延びる1対の側板部4Bを有している。1対の側板部4Bは、左右方向Yにおいて対向配置されていて、アッパーコラム21を左右方向Yにおける両側から挟んでいる(図2(a)も参照)。さらに、アッパーブラケット4は、左右方向Yに延びる軸4Cを有している。
以下では、図1〜2に加えて図3〜7も参照して説明する。
第1平板部11(1対の平板部における他方)は、四角形状の平板であり、その中央(重心位置)には、第1平板部11を厚さ方向に貫通する丸孔11Aが形成されている。
第2平板部12の幅方向Wにおける両端部(四角形状の第2平板部12において奥行き方向Dに沿って平行に延びる2辺)のそれぞれにおいて、長手方向中央(奥行き方向Dにおける中央)には、押圧部14が1つずつ形成されている。押圧部14は、外表面12Cおよび対向面12Dよりも第1平板部11の対向面11Bに向けて(図3では下側に向けて)厚み方向Hに膨出している。押圧部14は、第2平板部12と同じ厚みを有し、奥行き方向Dに長手の長方形をなす平板状であり、外表面12Cに対して平行に形成されている。また、各押圧部14は、第1平板部11の対向面11Bにおける幅方向Wの両端部に対して、厚み方向Hに隙間を隔てている。各押圧部14において対向面11Bに対向する面(図3における下面)を、対向面14Aということにする。対向面14Aは、対向面11Bと平行に延びる平坦面である。
本実施形態の湾曲板部13の外周面13Bは、第1平板部11の外表面11Cおよび第2平板部12の外表面12Cに連続している。この外周面13Bに、切り欠き13Cが形成されている。切り欠き13Cは、幅方向Wに直線状に延びる溝状であり、その断面(幅方向Wに直交する平面で切断したときの断面)は、図7に示すように、円弧状をなしている。切り欠き13Cの深さは、湾曲板部13の厚さの略半分に相当する。湾曲板部13において切り欠き13Cが形成された部分(切り欠き13Cの底を区画する部分)が、脆弱部13Aとなっている。この場合、脆弱部13Aは、カプセル7をプレス加工等で形成する際に設けることができるし、プレス加工工程後の切削加工でも設けることができる。
次に、カプセル7全体の製造方法について説明する。
以下では、図1〜7に加えて図8も参照して説明する。
次に、カプセル7とアッパーブラケット4との組み付けについて説明する。
図2(a)を参照して、カプセル7は、湾曲板部13を操舵部材9側(後側)に向けた状態で、アッパーブラケット4の切り欠き10に対して後側から嵌め込まれる。この状態では、図7に示すように、カプセル7の奥行き方向Dは、軸方向Xと一致している。また、左右方向Yは、カプセル7の幅方向Wと一致しており、上下方向Zは、カプセル7の厚み方向Hと一致している。そして、第2平板部12は、第1平板部11よりも上側(詳しくは、第1平板部11の真上)に配置されている(図1参照)。
そして、押圧部14は、アッパーブラケット4と面接触しているため、塑性変形が抑えられ、ボルト18の締結軸力(ボルト18が第1平板部11および第2平板部12の間でアッパーブラケット4を挟む力であり、前述した圧力に相当する)を効率よく摩擦力に変換することができる。
以下では、図1〜8に加えて図9および図10も参照して説明する。
以下では、他の実施形態について説明する。図9を参照して、本発明の第2変形例における脆弱部13Aは、板厚方向に湾曲板部13を貫通する貫通孔19であってもよい。この場合、プレス加工で簡単に脆弱部13Aを形成することができる。
例えば、押圧部14の形状は、カプセル7に対するアッパーブラケット4の抜け荷重やステアリングコラムの剛性についての要求値等に応じて、任意に変更可能である。たとえば、押圧部14の断面形状として、たとえば波板形を用いることができる。
また、押圧部14が第1平板部11だけでなく第2平板部12にも設けられて、第1平板部11および第2平板部12の押圧部14がアッパーブラケット4を挟んでもよい。
Claims (6)
- 車体に連結するためのブラケットに支持されたステアリングコラムと、車体に固定された状態で前記ブラケットを保持し、2次衝突時には前記ブラケットの保持を解消するカプセルとを含むステアリングコラム装置であって、
前記カプセルは、
前記ブラケットを挟んで対向配置される1対の平板部と、
前記1対の平板部から離れる方向へ膨出し、前記1対の平板部を連結する湾曲板部とを含み、
前記湾曲板部には、前記カプセルが車体に組み付けられて前記1対の平板部が前記ブラケットを挟持する圧力が所定以上になったときに前記1対の平板部を互いに分離させる脆弱部が設けられていることを特徴とする、ステアリングコラム装置。 - 前記脆弱部は、前記湾曲板部において切り欠きが形成された部分を含むことを特徴とする、請求項1記載のステアリングコラム装置。
- 前記脆弱部は、前記湾曲板部において、板厚が局所的に薄くされた薄肉部分を含むことを特徴とする、請求項1記載のステアリングコラム装置。
- 前記脆弱部は、前記湾曲板部において、幅が局所的に狭くされた幅狭部分を含むことを特徴とする、請求項1記載のステアリングコラム装置。
- 前記脆弱部は、前記湾曲板部において前記1対の平板部から最も離れた位置に形成されていることを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
- 前記1対の平板部における一方には、前記1対の平板部における他方へ向けて膨出し、前記ブラケットを当該他方へ向けて押圧する押圧部が形成されていて、
前記押圧部において当該他方に対向する対向面は、前記ブラケットに面接触する平坦面であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
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