JPWO2004006518A1 - 中継機器、中継方法、プログラム、及び通信システム - Google Patents
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Abstract
複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器であって、ユーザ端末が複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得部と、経路情報取得部が取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納部と、ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、受信部が受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、端末識別取得部が取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信部とを備える。
Description
本発明は、中継機器、中継方法、プログラム、及び通信システムに関する。特に、本発明は、複数のISPとユーザ端末とをそれぞれ接続する中継機器に関する。
近年のインターネット利用の普及に伴い、音楽、画像データ、及び動画像データ等の大量のデータをインターネットを介して配信する高速回線の実現が期待されている。この要求を受けて、オフィスビル、ホテル、マンション等において、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber To The Home)等のブロードバンド回線の普及化が進められている。
ADSLやFTTHでは、ユーザ端末は、ルータ等によるPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)接続を用いてISPに接続し、ISP(Internet Service Provider)を介してインターネットに接続する。近時では、1つの物理回線を用いて、複数のISPのそれぞれに対して複数のPPPoEセッションをそれぞれ確立するルータが開発されている。
このようなルータは、確立した複数のPPPoEセッションを最大限に活用するために、ユーザに複数のPPPoEセッションを意識させることなく、ユーザの通常の操作によってPPPoEセッションを動的に切り替える必要がある。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる中継機器、中継方法、プログラム、及び通信システムを提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
ADSLやFTTHでは、ユーザ端末は、ルータ等によるPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)接続を用いてISPに接続し、ISP(Internet Service Provider)を介してインターネットに接続する。近時では、1つの物理回線を用いて、複数のISPのそれぞれに対して複数のPPPoEセッションをそれぞれ確立するルータが開発されている。
このようなルータは、確立した複数のPPPoEセッションを最大限に活用するために、ユーザに複数のPPPoEセッションを意識させることなく、ユーザの通常の操作によってPPPoEセッションを動的に切り替える必要がある。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる中継機器、中継方法、プログラム、及び通信システムを提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
このような目的を達成するために、本発明の第1の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器であって、ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、受信部が受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得部と、宛先取得部が取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得部と、ISPとドメイン名とを対応づけて格納する宛先格納部と、ドメイン名取得部が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信部とを備える。
本発明の第2の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器であって、ユーザ端末が複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得部と、経路情報取得部が取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納部と、ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、受信部が受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、端末識別取得部が取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信部とを備える。
経路情報取得部は、ドメイン名で識別される通信端末と、複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得し、宛先格納部は、経路情報取得部が取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納し、端末情報取得部は、受信部が受信したパケットから宛先IPアドレスを取得し、取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得し、送信部は、端末情報取得部が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信してもよい。
経路情報取得部は、経路情報として、複数のISPのそれぞれを介してドメイン名で識別される通信端末にパケットを送信した場合のホップ数を取得し、宛先格納部は、経路情報取得部が取得したホップ数が、他のISPと比較して小さい場合のISPと、ドメイン名とを対応づけて格納してもよい。
経路情報取得部は、経路情報として、複数のISPのそれぞれを介してドメイン名で識別される通信端末にパケットを送信した場合の応答時間を取得し、宛先格納部は、経路情報取得部が取得した応答時間が、他のISPと比較して短い場合のISPと、ドメイン名とを対応づけて格納してもよい。
送信部は、端末情報取得部が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信してから所定時間が経過するまでの間、同一のISPに、受信部がユーザ端末から受信したパケットを送信してもよい。
経路情報取得部が取得した経路情報を時刻に対応づけて格納する履歴情報格納部をさらに備え、宛先格納部は、履歴情報格納部が格納する経路情報に基づいて、時間帯毎に複数のISPのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納してもよい。
ドメイン名に対応づけて、当該ドメイン名で識別される通信端末へのアクセス回数を格納するアクセス回数格納部をさらに備え、経路情報取得部は、アクセス回数格納部が格納するアクセス回数が所定回数より多いドメイン名で識別される通信端末と、複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得してもよい。
本発明の第3の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器の中継方法であって、ユーザ端末からパケットを受信する受信段階と、受信段階において受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得段階と、宛先取得段階において取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得段階と、ドメイン名取得段階において取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信段階とを備える。
本発明の第4の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器の中継方法であって、ユーザ端末が複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得段階と、経路情報取得段階において取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて宛先格納部に格納する宛先格納段階と、ユーザ端末からパケットを受信する受信段階と、受信段階において受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得段階と、端末識別取得段階において取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信段階とを備える。
本発明の第5の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器用のプログラムであって、中継機器を、ユーザ端末からパケットを受信する受信手段、受信手段が受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得手段、宛先取得手段が取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得手段、ISPとドメイン名とを対応づけて格納する宛先格納手段、ドメイン名取得手段が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納手段が格納するISPにパケットを送信する送信手段として機能させる。
本発明の第6の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器用のプログラムであって、中継機器を、ユーザ端末が複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得手段、経路情報取得手段が取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納手段、ユーザ端末からパケットを受信する受信手段、受信手段が受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得手段、端末識別取得手段が取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納手段が格納するISPにパケットを送信する送信手段として機能させる。
本発明の第7の形態のよれば、ユーザ端末をインターネットに接続する中継機器と、中継機器を認証してインターネットへの接続を許可する複数のISPとを備え、中継機器は、ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、受信部が受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得部と、宛先取得部が取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得部と、ISPとドメイン名とを対応づけて格納する宛先格納部と、ドメイン名取得部が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信部とを有する。
本発明の第8の形態によれば、ユーザ端末をインターネットに接続する中継機器と、中継機器を認証してインターネットへの接続を許可する複数のISPとを備え、中継機器は、ユーザ端末が複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得部と、経路情報取得部が取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納部と、ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、受信部が受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、端末識別取得部が取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信部とを有する。
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
本発明の第2の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器であって、ユーザ端末が複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得部と、経路情報取得部が取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納部と、ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、受信部が受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、端末識別取得部が取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信部とを備える。
経路情報取得部は、ドメイン名で識別される通信端末と、複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得し、宛先格納部は、経路情報取得部が取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納し、端末情報取得部は、受信部が受信したパケットから宛先IPアドレスを取得し、取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得し、送信部は、端末情報取得部が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信してもよい。
経路情報取得部は、経路情報として、複数のISPのそれぞれを介してドメイン名で識別される通信端末にパケットを送信した場合のホップ数を取得し、宛先格納部は、経路情報取得部が取得したホップ数が、他のISPと比較して小さい場合のISPと、ドメイン名とを対応づけて格納してもよい。
経路情報取得部は、経路情報として、複数のISPのそれぞれを介してドメイン名で識別される通信端末にパケットを送信した場合の応答時間を取得し、宛先格納部は、経路情報取得部が取得した応答時間が、他のISPと比較して短い場合のISPと、ドメイン名とを対応づけて格納してもよい。
送信部は、端末情報取得部が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信してから所定時間が経過するまでの間、同一のISPに、受信部がユーザ端末から受信したパケットを送信してもよい。
経路情報取得部が取得した経路情報を時刻に対応づけて格納する履歴情報格納部をさらに備え、宛先格納部は、履歴情報格納部が格納する経路情報に基づいて、時間帯毎に複数のISPのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納してもよい。
ドメイン名に対応づけて、当該ドメイン名で識別される通信端末へのアクセス回数を格納するアクセス回数格納部をさらに備え、経路情報取得部は、アクセス回数格納部が格納するアクセス回数が所定回数より多いドメイン名で識別される通信端末と、複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得してもよい。
本発明の第3の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器の中継方法であって、ユーザ端末からパケットを受信する受信段階と、受信段階において受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得段階と、宛先取得段階において取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得段階と、ドメイン名取得段階において取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信段階とを備える。
本発明の第4の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器の中継方法であって、ユーザ端末が複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得段階と、経路情報取得段階において取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて宛先格納部に格納する宛先格納段階と、ユーザ端末からパケットを受信する受信段階と、受信段階において受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得段階と、端末識別取得段階において取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信段階とを備える。
本発明の第5の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器用のプログラムであって、中継機器を、ユーザ端末からパケットを受信する受信手段、受信手段が受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得手段、宛先取得手段が取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得手段、ISPとドメイン名とを対応づけて格納する宛先格納手段、ドメイン名取得手段が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納手段が格納するISPにパケットを送信する送信手段として機能させる。
本発明の第6の形態によれば、複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器用のプログラムであって、中継機器を、ユーザ端末が複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得手段、経路情報取得手段が取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納手段、ユーザ端末からパケットを受信する受信手段、受信手段が受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得手段、端末識別取得手段が取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納手段が格納するISPにパケットを送信する送信手段として機能させる。
本発明の第7の形態のよれば、ユーザ端末をインターネットに接続する中継機器と、中継機器を認証してインターネットへの接続を許可する複数のISPとを備え、中継機器は、ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、受信部が受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得部と、宛先取得部が取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得部と、ISPとドメイン名とを対応づけて格納する宛先格納部と、ドメイン名取得部が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信部とを有する。
本発明の第8の形態によれば、ユーザ端末をインターネットに接続する中継機器と、中継機器を認証してインターネットへの接続を許可する複数のISPとを備え、中継機器は、ユーザ端末が複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得部と、経路情報取得部が取得した経路情報に基づいて、複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納部と、ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、受信部が受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、端末識別取得部が取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納部が格納するISPにパケットを送信する送信部とを有する。
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム10の構成の一例を示す。
図2は、本実施形態に係るルータ100の機能構成の一例を示す。
図3は、本実施形態に係るアクセス回数格納部116のデータフォーマットの一例を示す。
図4は、本実施形態に係る履歴情報格納部114のデータフォーマットの一例を示す。
図5は、本実施形態に係る宛先格納部110のデータフォーマットの一例を示す。
図6は、本実施形態に係るルータ100のISP選択方法の動作フローの一例を示す。
図7は、本実施形態に係るルータ100のパケット中継方法の動作フローの一例を示す。
図8は、本実施形態に係るユーザ端末300aのハードウェア構成の一例を示す。
図2は、本実施形態に係るルータ100の機能構成の一例を示す。
図3は、本実施形態に係るアクセス回数格納部116のデータフォーマットの一例を示す。
図4は、本実施形態に係る履歴情報格納部114のデータフォーマットの一例を示す。
図5は、本実施形態に係る宛先格納部110のデータフォーマットの一例を示す。
図6は、本実施形態に係るルータ100のISP選択方法の動作フローの一例を示す。
図7は、本実施形態に係るルータ100のパケット中継方法の動作フローの一例を示す。
図8は、本実施形態に係るユーザ端末300aのハードウェア構成の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム10の構成の一例を示す。
通信システム10は、ユーザ端末300a〜300cをインターネット20に接続させる中継機器の一例であるルータ100と、ルータ100を認証してインターネット20への接続を許可する複数のISP200a〜200cとを備える。
ルータ100は、例えばPPPoE接続により、複数のISPのそれぞれに対してセッションをそれぞれ確立する。そして、ルータ100は、ユーザ端末300a〜300cから受信したパケットを受信すると、受信したパケットの宛先に基づいてISP200a〜200cのうちの1つを選択する。そして、ルータ100は、選択したISPを介して、受信したパケットをインターネット20に送信する。
例えば、ルータ100は、Webサーバ400を識別する端末識別情報とISP200aとを対応づけて格納し、FTPサーバ402を識別する端末識別情報とISP200bとを対応づけて格納し、DNSサーバ500を識別する端末識別情報とISP200cとを対応づけて格納する。この場合、ルータ100は、ユーザ端末300a〜300cから受信したWebサーバ400宛のパケットをISP200aを介して送信し、FTPサーバ402宛のパケットをISP200bを介して送信し、DNSサーバ500宛のパケットをISP200cを介して送信する。
本実施形態の通信システム10によれば、ルータ100は、ユーザ端末300a〜300cを利用するユーザに複数のセッションが確立されていることを意識させることなく、ユーザの通常の操作によって接続するISPを動的に切り替えることができるので、複数のセッションを効率的に活用できる。
図2は、本実施形態に係るルータ100の機能構成の一例を示す。
ルータ100は、ISP200a〜200cに接続されてISP200a〜200cとパケットを送受信する外側送受信部102と、ユーザ端末300a〜300cに接続されてユーザ端末300a〜300cとパケットを送受信する内側送受信部104と、外側送受信部102及び内側送受信部104の通信制御を行う通信制御部106と、ユーザ端末300a〜300cがISP200a〜200cのいずれかを介してアクセスするWebサーバ400、FTPサーバ402、DNSサーバ500等の通信端末とISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得部108と、経路情報取得部108が取得した経路情報に基づいて、ISP200a〜200cのいずれかと通信端末を識別する端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納部110と、内側送受信部104がユーザ端末300a〜300cから受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部112とを備える。外側送受信部102は、端末識別情報取得部112が取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納部110が格納するISPに、内側送受信部104がユーザ端末300a〜300cから受信したパケットを送信する。
端末識別情報取得部112は、内側送受信部104がユーザ端末300a〜300cから受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得部118と、宛先取得部118が取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバ500から取得するドメイン名取得部120とを有する。ドメイン名取得部120は、宛先取得部118が取得した宛先IPアドレスを含む逆引きDNS要求パケットを、外側送受信部102を介してDNSサーバ500に送信することにより、宛先IPアドレスに対応するドメイン名を取得する。
また、経路情報取得部108は、端末識別情報の一例であるドメイン名で識別される通信端末と、ISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得する。そして、宛先格納部110は、経路情報取得部108が取得した経路情報に基づいて、ISP200a〜200cのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納する。外側送受信部102は、ドメイン名取得部120が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部110が格納するISPに、内側送受信部104がユーザ端末300a〜300cから受信したパケットを送信する。
具体的には、経路情報取得部108は、ISP200a〜200cのそれぞれを介して、所定のドメイン名で識別される通信端末にパケットを送信する。そして、経路情報取得部108は、経路情報として、所定のドメイン名で識別される通信端末とルータ100との間のホップ数や、所定のドメイン名で識別される通信端末からの応答時間を、ISP200a〜200cのそれぞれを介した場合について取得する。そして、宛先格納部110は、例えば経路情報取得部108が取得したホップ数が、他のISPと比較して小さい場合のISPと、所定のドメイン名とを対応づけて格納する。また、宛先格納部110は、例えば経路情報取得部108が取得した応答時間が、他のISPと比較して短い場合のISPと、所定のドメイン名とを対応づけて格納する。
即ち、経路情報取得部108は、ISP200a〜200cのそれぞれを介して、例えばWebサーバ400に対してpingパケットをそれぞれ送信する。そして、経路情報取得部108は、送信したpingパケットに対するWebサーバ400から応答パケットを受信し、ホップ数及び応答時間を取得する。そして、経路情報取得部108は、ISP200a〜200cのそれぞれを介してパケットを送信した場合のホップ数又は応答時間に基づいて、ISP200a〜200cうちのいずれのISPを経由した場合がWebサーバ400への最短のルートとなるかを探索する。そして、宛先格納部110は、最短のルートとなる場合に経由するISPと、Webサーバ400の端末識別情報であるドメイン名とを対応づけて格納する。
また、ルータ100は、経路情報取得部108が取得した経路情報を時刻に対応づけて格納する履歴情報格納部114をさらに備える。宛先格納部110は、履歴情報格納部114が格納する経路情報に基づいて、時間帯毎にISP200a〜200cのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納してもよい。
また、ルータ100は、ドメイン名に対応づけて、当該ドメイン名で識別される通信端末へのアクセス回数を格納するアクセス回数格納部116をさらに備える。経路情報取得部108は、アクセス回数格納部116が格納するアクセス回数が所定回数より多いドメイン名で識別される通信端末と、ISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得してもよい。そして、宛先格納部110は、アクセス回数が所定回数より多いドメイン名と、ISP200a〜200cのいずれかとを対応づけて格納してもよい。
本実施形態のルータ100によれば、ユーザ端末300a〜300cから受信したパケットの宛先に応じて、ホップ数が小さく又は応答時間が短くなるように、経由させるISPを切り替えることができる。そのため、ユーザ端末300a〜300cは、インターネット20上のWebサーバ400やFTPサーバ402から情報を迅速に取得することができ、ユーザはWebサーバ400やFTPサーバ402の情報を快適に閲覧することができる。
図3は、本実施形態に係るアクセス回数格納部116のデータフォーマットの一例を示す。
アクセス回数格納部116は、インターネット20上の通信端末を識別するドメイン名と、所定期間内におけるドメイン名で識別される通信端末へのアクセス回数とを格納する。
アクセス回数格納部116は、例えば一週間又は一日における、ユーザ端末300a〜300cから当該ドメイン名で識別される通信端末へのアクセス回数をカウントする。そして、経路情報取得部108は、これらのアクセス回数に基づいて、ドメイン名で識別される通信端末と、ISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得する。例えば、経路情報取得部108は、アクセス回数が一日に10回以上であるドメイン名で識別される通信端末と、ISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得する。そして宛先格納部110は、経路情報取得部108が取得した経路情報に基づいて、ドメイン名とISP200a〜200cのいずれかとを対応づけて格納する。
図4は、本実施形態に係る履歴情報格納部114のデータフォーマットの一例を示す。
履歴情報格納部114は、インターネット20上の通信端末を識別するドメイン名と、経路情報取得部108が経路情報を取得した時刻と、ISP200a〜200cを識別するISP識別情報と、経路情報の一例である応答時間とを対応づけて格納する。
例えば、経路情報取得部108は、時刻「2:00」にISP200a〜200cのそれぞれを介してドメイン名「aaa.co.jp」で識別される通信端末にpingパケットを送信して応答時間を探索する。また、経路情報取得部108は、時刻「8:00」にISP200a〜200cのそれぞれを介してドメイン名「aaa.co.jp」で識別される通信端末にpingパケットを送信して応答時間を探索する。
そして、図4に示すように、履歴情報格納部114は、経路情報取得部108が取得した応答時間を時刻に対応づけて、ISP200a〜200c毎に格納する。具体的には、時刻「2:00」には、ISP200aを経由した場合の応答時間が最も短く、時刻「8:00」には、ISP200bを経由した場合の応答時間が最も短い。そして、宛先格納部110は、これらの時刻毎の応答時間に基づいて、時間帯毎にISP200a〜200cのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納する。
図5は、本実施形態に係る宛先格納部110のデータフォーマットの一例を示す。
宛先格納部110は、ISP200a〜200cを識別するISP識別情報と、インターネット20上の通信端末を識別するドメイン名とを対応づけて時間帯毎に格納する。また、宛先格納部110は、ISP識別情報に対応づけて、インターネット20上の通信端末を識別するIPアドレスをさらに格納してもよい。
宛先格納部110は、各時間帯において、ドメイン名で識別される通信端末へのホップ数が最小又は応答時間が最短となるようなISPを格納する。例えば、図4に示すように、ドメイン名「aaa.co.jp」で識別される通信端末の応答時間は、時刻「2:00」ではISP200aが他のISPより短く、時刻「8:00」では、ISP200bが他のISPより短い。そのため、図5に示すように、宛先格納部110は、ドメイン名「aaa.co.jp」を、時間帯「0:00〜6:00」にはISP200aに対応づけて格納し、時間帯「6:00〜12:00」にはISP200bに対応づけて格納する。
また、宛先格納部110がISP200cに対応づけて格納する「*」はワイルドカードであり、外側送受信部102は、ISP200a及び200bに対応づけて格納されるドメイン名以外のドメイン名で識別される通信端末を宛先とするパケットをISP200cを介して送信する。
本実施形態のルータ100によれば、宛先格納部110がアクセス回数の多い通信端末を識別するドメイン名と、ISP200a〜200cのいずれかと対応づけて格納するので、頻繁にアクセスされる通信端末にアクセスする場合、ホップ数が小さく又は応答時間が短くなるように、経由させるISPを選択することができる。
また、本実施形態のルータ100によれば、宛先格納部110が時間帯毎にISP200a〜200cのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納するので、通信端末にアクセスする時間に応じて、ホップ数が小さく又は応答時間が短くなるように、経由させるISPを選択することができる。
また、本実施形態のルータ100によれば、宛先格納部110がドメイン名を格納するので、通信端末のIPアドレスが変更された場合であっても適切にISPを選択することができる。
図6は、本実施形態に係るルータ100のISP選択方法の動作フローの一例を示す。
経路情報取得部108は、アクセス回数格納部116が格納するアクセス回数を参照して(S100)、アクセス回数が所定回数よりも多いドメイン名を選択する(S102)。経路情報取得部108は、アクセス回数のランキングが上位のドメイン名を選択してもよい。経路情報取得部108は、任意にドメイン名を選択してもよい。
次に、経路情報取得部108は、ISP200a〜200cのそれぞれを介して、選択したドメイン名で識別される通信端末にpingパケットをそれぞれ送信する(S104)。そして、経路情報取得部108は、送信したpingパケットに対する通信端末から応答パケットを受信し(S106)、ISP200a〜200cのそれぞれを経由した場合のホップ数及び応答時間を取得する(S108)。
次に、経路情報取得部108は、取得したホップ数及び応答時間に基づいて、S102において選択したドメイン名で識別される通信端末へアクセスする場合に、ISP200a〜200cうちのいずれのISPを経由させるかを選択する(S110)。そして、宛先格納部110は、経路情報取得部108が選択したドメイン名とISPとを対応づけて格納する(S112)。以上でISP選択方法の動作フローは終了する。
図7は、本実施形態に係るルータ100のパケット中継方法の動作フローの一例を示す。
内側送受信部104は、ユーザ端末300a〜300cのいずれかからインターネット20へ送信すべきパケットを受信する(S200)。そして、宛先取得部118は、内側送受信部104がS200で受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する(S202)。そして、ドメイン名取得部120は、宛先取得部118が取得した宛先IPアドレスを含む逆引きDNS要求パケットを、外側送受信部102を介してDNSサーバ500に送信することにより、宛先IPアドレスに対応するドメイン名を取得する(S204)。
次に、通信制御部106は、ドメイン名取得部120が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部110が格納するISPを選択する(S206)。そして、外側送受信部102は、通信制御部106の制御に基づいてい、通信制御部106がS206で選択したISPを介して、内側送受信部104がS200で受信したパケットを送信する(S208)。
さらに、内側送受信部104は、ユーザ端末300a〜300cのいずれかからインターネット20へ送信すべきパケットを受信する(S210)。そして、通信制御部106は、内側送受信部104がS200で受信したパケットの送信元のユーザ端末と、S210で受信したパケットの送信元のユーザ端末とが同一であるか否かを判断する(S211)。
S211において、通信制御部106が内側送受信部104がS200で受信したパケットの送信元のユーザ端末と、S210で受信したパケットの送信元のユーザ端末とが同一でないと判断した場合、S202〜S208と同一の動作フローにより、通信制御部106がS218で選択したISPを介して、内側送受信部104がS210で受信したパケットを送信する(S214〜S220)。
S211において、通信制御部106が内側送受信部104がS200で受信したパケットの送信元のユーザ端末と、S210で受信したパケットの送信元のユーザ端末とが同一であると判断した場合、通信制御部106は、当該ユーザ端末が前回ISPを利用してから所定時間が経過したか否かを判断する(S212)。
S212において、通信制御部106が当該ユーザ端末が前回ISPを利用してから所定時間が経過したと判断した場合、S202〜S208と同一の動作フローにより、通信制御部106がS218で選択したISPを介して、内側送受信部104がS210で受信したパケットを送信する(S214〜S220)。
S212において、通信制御部106が当該ユーザ端末が前回ISPを利用してから所定時間が経過していないと判断した場合、通信制御部106がS206で選択したISPを介して、内側送受信部104がS210で受信したパケットを送信する(S220)。以上でパケット中継方法の動作フローは終了する。
即ち、本実施形態のルータ100によれば、外側送受信部102は、ドメイン名取得部120が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部110が格納するISPにパケットを送信してから所定時間が経過するまでの間、内側送受信部104が同一のユーザ端末から受信したパケットを同一のISPに送信する。したがって、同一のユーザ端末が同一のISPを利用する所定時間を調整することにより、ルータ100によるISPの選択動作の頻度を適度に調整することができ、ISPの選択動作によるルータ100のルーティングの遅延を低減できる。
図8は、本実施形態に係るユーザ端末300aのハードウェア構成の一例を示す。
ユーザ端末300aの機能は、CPU810、ROM820、RAM830、通信インターフェイス840、及びハードディスクドライブ850を備える計算機800と、計算機800上で実行されるプログラムとの連携により実現される。計算機800は、フロッピーディスクドライブ860及び/又はCD−ROMドライブ870をさらに備えてもよい。
通信インターフェース840は、コンピュータネットワークを介してルータ100と通信し、フロッピーディスク880、CD−ROM890等に格納されたプログラムをルータ100に提供する。
ルータ100の機能を実現するプログラムは、外側送受信モジュール、内側送受信モジュール、通信制御モジュール、経路情報取得モジュール、宛先格納モジュール、端末識別情報取得モジュール、履歴情報格納モジュール、アクセス回数格納モジュール、宛先取得モジュール、及びドメイン名取得モジュールを備える。これらのモジュールは、計算機800を、外側送受信部102、内側送受信部104、通信制御部106、経路情報取得部108、宛先格納部110、端末識別情報取得部112、履歴情報格納部114、アクセス回数格納部116、宛先取得部118、及びドメイン名取得部120として動作させるプログラムである。
以上に示したプログラム又はモジュールは、フロッピーディスク880、CD−ROM890の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等に格納されてもよい。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、外部ネットワーク又は計算機800に接続されたネットワーク等を介してプログラムをルータ100に提供してもよい。
以上発明の実施の形態を説明したが、本出願に係る発明の技術的範囲は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態に種々の変更を加えて、請求の範囲に記載の発明を実施することができる。そのような発明が本出願に係る発明の技術的範囲に属することもまた、請求の範囲の記載から明らかである。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム10の構成の一例を示す。
通信システム10は、ユーザ端末300a〜300cをインターネット20に接続させる中継機器の一例であるルータ100と、ルータ100を認証してインターネット20への接続を許可する複数のISP200a〜200cとを備える。
ルータ100は、例えばPPPoE接続により、複数のISPのそれぞれに対してセッションをそれぞれ確立する。そして、ルータ100は、ユーザ端末300a〜300cから受信したパケットを受信すると、受信したパケットの宛先に基づいてISP200a〜200cのうちの1つを選択する。そして、ルータ100は、選択したISPを介して、受信したパケットをインターネット20に送信する。
例えば、ルータ100は、Webサーバ400を識別する端末識別情報とISP200aとを対応づけて格納し、FTPサーバ402を識別する端末識別情報とISP200bとを対応づけて格納し、DNSサーバ500を識別する端末識別情報とISP200cとを対応づけて格納する。この場合、ルータ100は、ユーザ端末300a〜300cから受信したWebサーバ400宛のパケットをISP200aを介して送信し、FTPサーバ402宛のパケットをISP200bを介して送信し、DNSサーバ500宛のパケットをISP200cを介して送信する。
本実施形態の通信システム10によれば、ルータ100は、ユーザ端末300a〜300cを利用するユーザに複数のセッションが確立されていることを意識させることなく、ユーザの通常の操作によって接続するISPを動的に切り替えることができるので、複数のセッションを効率的に活用できる。
図2は、本実施形態に係るルータ100の機能構成の一例を示す。
ルータ100は、ISP200a〜200cに接続されてISP200a〜200cとパケットを送受信する外側送受信部102と、ユーザ端末300a〜300cに接続されてユーザ端末300a〜300cとパケットを送受信する内側送受信部104と、外側送受信部102及び内側送受信部104の通信制御を行う通信制御部106と、ユーザ端末300a〜300cがISP200a〜200cのいずれかを介してアクセスするWebサーバ400、FTPサーバ402、DNSサーバ500等の通信端末とISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得部108と、経路情報取得部108が取得した経路情報に基づいて、ISP200a〜200cのいずれかと通信端末を識別する端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納部110と、内側送受信部104がユーザ端末300a〜300cから受信したパケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部112とを備える。外側送受信部102は、端末識別情報取得部112が取得した端末識別情報に対応づけて宛先格納部110が格納するISPに、内側送受信部104がユーザ端末300a〜300cから受信したパケットを送信する。
端末識別情報取得部112は、内側送受信部104がユーザ端末300a〜300cから受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得部118と、宛先取得部118が取得した宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバ500から取得するドメイン名取得部120とを有する。ドメイン名取得部120は、宛先取得部118が取得した宛先IPアドレスを含む逆引きDNS要求パケットを、外側送受信部102を介してDNSサーバ500に送信することにより、宛先IPアドレスに対応するドメイン名を取得する。
また、経路情報取得部108は、端末識別情報の一例であるドメイン名で識別される通信端末と、ISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得する。そして、宛先格納部110は、経路情報取得部108が取得した経路情報に基づいて、ISP200a〜200cのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納する。外側送受信部102は、ドメイン名取得部120が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部110が格納するISPに、内側送受信部104がユーザ端末300a〜300cから受信したパケットを送信する。
具体的には、経路情報取得部108は、ISP200a〜200cのそれぞれを介して、所定のドメイン名で識別される通信端末にパケットを送信する。そして、経路情報取得部108は、経路情報として、所定のドメイン名で識別される通信端末とルータ100との間のホップ数や、所定のドメイン名で識別される通信端末からの応答時間を、ISP200a〜200cのそれぞれを介した場合について取得する。そして、宛先格納部110は、例えば経路情報取得部108が取得したホップ数が、他のISPと比較して小さい場合のISPと、所定のドメイン名とを対応づけて格納する。また、宛先格納部110は、例えば経路情報取得部108が取得した応答時間が、他のISPと比較して短い場合のISPと、所定のドメイン名とを対応づけて格納する。
即ち、経路情報取得部108は、ISP200a〜200cのそれぞれを介して、例えばWebサーバ400に対してpingパケットをそれぞれ送信する。そして、経路情報取得部108は、送信したpingパケットに対するWebサーバ400から応答パケットを受信し、ホップ数及び応答時間を取得する。そして、経路情報取得部108は、ISP200a〜200cのそれぞれを介してパケットを送信した場合のホップ数又は応答時間に基づいて、ISP200a〜200cうちのいずれのISPを経由した場合がWebサーバ400への最短のルートとなるかを探索する。そして、宛先格納部110は、最短のルートとなる場合に経由するISPと、Webサーバ400の端末識別情報であるドメイン名とを対応づけて格納する。
また、ルータ100は、経路情報取得部108が取得した経路情報を時刻に対応づけて格納する履歴情報格納部114をさらに備える。宛先格納部110は、履歴情報格納部114が格納する経路情報に基づいて、時間帯毎にISP200a〜200cのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納してもよい。
また、ルータ100は、ドメイン名に対応づけて、当該ドメイン名で識別される通信端末へのアクセス回数を格納するアクセス回数格納部116をさらに備える。経路情報取得部108は、アクセス回数格納部116が格納するアクセス回数が所定回数より多いドメイン名で識別される通信端末と、ISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得してもよい。そして、宛先格納部110は、アクセス回数が所定回数より多いドメイン名と、ISP200a〜200cのいずれかとを対応づけて格納してもよい。
本実施形態のルータ100によれば、ユーザ端末300a〜300cから受信したパケットの宛先に応じて、ホップ数が小さく又は応答時間が短くなるように、経由させるISPを切り替えることができる。そのため、ユーザ端末300a〜300cは、インターネット20上のWebサーバ400やFTPサーバ402から情報を迅速に取得することができ、ユーザはWebサーバ400やFTPサーバ402の情報を快適に閲覧することができる。
図3は、本実施形態に係るアクセス回数格納部116のデータフォーマットの一例を示す。
アクセス回数格納部116は、インターネット20上の通信端末を識別するドメイン名と、所定期間内におけるドメイン名で識別される通信端末へのアクセス回数とを格納する。
アクセス回数格納部116は、例えば一週間又は一日における、ユーザ端末300a〜300cから当該ドメイン名で識別される通信端末へのアクセス回数をカウントする。そして、経路情報取得部108は、これらのアクセス回数に基づいて、ドメイン名で識別される通信端末と、ISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得する。例えば、経路情報取得部108は、アクセス回数が一日に10回以上であるドメイン名で識別される通信端末と、ISP200a〜200cのそれぞれとの間の経路情報を取得する。そして宛先格納部110は、経路情報取得部108が取得した経路情報に基づいて、ドメイン名とISP200a〜200cのいずれかとを対応づけて格納する。
図4は、本実施形態に係る履歴情報格納部114のデータフォーマットの一例を示す。
履歴情報格納部114は、インターネット20上の通信端末を識別するドメイン名と、経路情報取得部108が経路情報を取得した時刻と、ISP200a〜200cを識別するISP識別情報と、経路情報の一例である応答時間とを対応づけて格納する。
例えば、経路情報取得部108は、時刻「2:00」にISP200a〜200cのそれぞれを介してドメイン名「aaa.co.jp」で識別される通信端末にpingパケットを送信して応答時間を探索する。また、経路情報取得部108は、時刻「8:00」にISP200a〜200cのそれぞれを介してドメイン名「aaa.co.jp」で識別される通信端末にpingパケットを送信して応答時間を探索する。
そして、図4に示すように、履歴情報格納部114は、経路情報取得部108が取得した応答時間を時刻に対応づけて、ISP200a〜200c毎に格納する。具体的には、時刻「2:00」には、ISP200aを経由した場合の応答時間が最も短く、時刻「8:00」には、ISP200bを経由した場合の応答時間が最も短い。そして、宛先格納部110は、これらの時刻毎の応答時間に基づいて、時間帯毎にISP200a〜200cのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納する。
図5は、本実施形態に係る宛先格納部110のデータフォーマットの一例を示す。
宛先格納部110は、ISP200a〜200cを識別するISP識別情報と、インターネット20上の通信端末を識別するドメイン名とを対応づけて時間帯毎に格納する。また、宛先格納部110は、ISP識別情報に対応づけて、インターネット20上の通信端末を識別するIPアドレスをさらに格納してもよい。
宛先格納部110は、各時間帯において、ドメイン名で識別される通信端末へのホップ数が最小又は応答時間が最短となるようなISPを格納する。例えば、図4に示すように、ドメイン名「aaa.co.jp」で識別される通信端末の応答時間は、時刻「2:00」ではISP200aが他のISPより短く、時刻「8:00」では、ISP200bが他のISPより短い。そのため、図5に示すように、宛先格納部110は、ドメイン名「aaa.co.jp」を、時間帯「0:00〜6:00」にはISP200aに対応づけて格納し、時間帯「6:00〜12:00」にはISP200bに対応づけて格納する。
また、宛先格納部110がISP200cに対応づけて格納する「*」はワイルドカードであり、外側送受信部102は、ISP200a及び200bに対応づけて格納されるドメイン名以外のドメイン名で識別される通信端末を宛先とするパケットをISP200cを介して送信する。
本実施形態のルータ100によれば、宛先格納部110がアクセス回数の多い通信端末を識別するドメイン名と、ISP200a〜200cのいずれかと対応づけて格納するので、頻繁にアクセスされる通信端末にアクセスする場合、ホップ数が小さく又は応答時間が短くなるように、経由させるISPを選択することができる。
また、本実施形態のルータ100によれば、宛先格納部110が時間帯毎にISP200a〜200cのいずれかとドメイン名とを対応づけて格納するので、通信端末にアクセスする時間に応じて、ホップ数が小さく又は応答時間が短くなるように、経由させるISPを選択することができる。
また、本実施形態のルータ100によれば、宛先格納部110がドメイン名を格納するので、通信端末のIPアドレスが変更された場合であっても適切にISPを選択することができる。
図6は、本実施形態に係るルータ100のISP選択方法の動作フローの一例を示す。
経路情報取得部108は、アクセス回数格納部116が格納するアクセス回数を参照して(S100)、アクセス回数が所定回数よりも多いドメイン名を選択する(S102)。経路情報取得部108は、アクセス回数のランキングが上位のドメイン名を選択してもよい。経路情報取得部108は、任意にドメイン名を選択してもよい。
次に、経路情報取得部108は、ISP200a〜200cのそれぞれを介して、選択したドメイン名で識別される通信端末にpingパケットをそれぞれ送信する(S104)。そして、経路情報取得部108は、送信したpingパケットに対する通信端末から応答パケットを受信し(S106)、ISP200a〜200cのそれぞれを経由した場合のホップ数及び応答時間を取得する(S108)。
次に、経路情報取得部108は、取得したホップ数及び応答時間に基づいて、S102において選択したドメイン名で識別される通信端末へアクセスする場合に、ISP200a〜200cうちのいずれのISPを経由させるかを選択する(S110)。そして、宛先格納部110は、経路情報取得部108が選択したドメイン名とISPとを対応づけて格納する(S112)。以上でISP選択方法の動作フローは終了する。
図7は、本実施形態に係るルータ100のパケット中継方法の動作フローの一例を示す。
内側送受信部104は、ユーザ端末300a〜300cのいずれかからインターネット20へ送信すべきパケットを受信する(S200)。そして、宛先取得部118は、内側送受信部104がS200で受信したパケットから宛先IPアドレスを取得する(S202)。そして、ドメイン名取得部120は、宛先取得部118が取得した宛先IPアドレスを含む逆引きDNS要求パケットを、外側送受信部102を介してDNSサーバ500に送信することにより、宛先IPアドレスに対応するドメイン名を取得する(S204)。
次に、通信制御部106は、ドメイン名取得部120が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部110が格納するISPを選択する(S206)。そして、外側送受信部102は、通信制御部106の制御に基づいてい、通信制御部106がS206で選択したISPを介して、内側送受信部104がS200で受信したパケットを送信する(S208)。
さらに、内側送受信部104は、ユーザ端末300a〜300cのいずれかからインターネット20へ送信すべきパケットを受信する(S210)。そして、通信制御部106は、内側送受信部104がS200で受信したパケットの送信元のユーザ端末と、S210で受信したパケットの送信元のユーザ端末とが同一であるか否かを判断する(S211)。
S211において、通信制御部106が内側送受信部104がS200で受信したパケットの送信元のユーザ端末と、S210で受信したパケットの送信元のユーザ端末とが同一でないと判断した場合、S202〜S208と同一の動作フローにより、通信制御部106がS218で選択したISPを介して、内側送受信部104がS210で受信したパケットを送信する(S214〜S220)。
S211において、通信制御部106が内側送受信部104がS200で受信したパケットの送信元のユーザ端末と、S210で受信したパケットの送信元のユーザ端末とが同一であると判断した場合、通信制御部106は、当該ユーザ端末が前回ISPを利用してから所定時間が経過したか否かを判断する(S212)。
S212において、通信制御部106が当該ユーザ端末が前回ISPを利用してから所定時間が経過したと判断した場合、S202〜S208と同一の動作フローにより、通信制御部106がS218で選択したISPを介して、内側送受信部104がS210で受信したパケットを送信する(S214〜S220)。
S212において、通信制御部106が当該ユーザ端末が前回ISPを利用してから所定時間が経過していないと判断した場合、通信制御部106がS206で選択したISPを介して、内側送受信部104がS210で受信したパケットを送信する(S220)。以上でパケット中継方法の動作フローは終了する。
即ち、本実施形態のルータ100によれば、外側送受信部102は、ドメイン名取得部120が取得したドメイン名に対応づけて宛先格納部110が格納するISPにパケットを送信してから所定時間が経過するまでの間、内側送受信部104が同一のユーザ端末から受信したパケットを同一のISPに送信する。したがって、同一のユーザ端末が同一のISPを利用する所定時間を調整することにより、ルータ100によるISPの選択動作の頻度を適度に調整することができ、ISPの選択動作によるルータ100のルーティングの遅延を低減できる。
図8は、本実施形態に係るユーザ端末300aのハードウェア構成の一例を示す。
ユーザ端末300aの機能は、CPU810、ROM820、RAM830、通信インターフェイス840、及びハードディスクドライブ850を備える計算機800と、計算機800上で実行されるプログラムとの連携により実現される。計算機800は、フロッピーディスクドライブ860及び/又はCD−ROMドライブ870をさらに備えてもよい。
通信インターフェース840は、コンピュータネットワークを介してルータ100と通信し、フロッピーディスク880、CD−ROM890等に格納されたプログラムをルータ100に提供する。
ルータ100の機能を実現するプログラムは、外側送受信モジュール、内側送受信モジュール、通信制御モジュール、経路情報取得モジュール、宛先格納モジュール、端末識別情報取得モジュール、履歴情報格納モジュール、アクセス回数格納モジュール、宛先取得モジュール、及びドメイン名取得モジュールを備える。これらのモジュールは、計算機800を、外側送受信部102、内側送受信部104、通信制御部106、経路情報取得部108、宛先格納部110、端末識別情報取得部112、履歴情報格納部114、アクセス回数格納部116、宛先取得部118、及びドメイン名取得部120として動作させるプログラムである。
以上に示したプログラム又はモジュールは、フロッピーディスク880、CD−ROM890の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等に格納されてもよい。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、外部ネットワーク又は計算機800に接続されたネットワーク等を介してプログラムをルータ100に提供してもよい。
以上発明の実施の形態を説明したが、本出願に係る発明の技術的範囲は上記の実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態に種々の変更を加えて、請求の範囲に記載の発明を実施することができる。そのような発明が本出願に係る発明の技術的範囲に属することもまた、請求の範囲の記載から明らかである。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、経由するISPを動的に切り替え、複数のISPとのセッションを効率的に活用できる中継機器を提供することができる。
Claims (14)
- 複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器であって、
前記ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記パケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得部と、
前記宛先取得部が取得した前記宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得部と、
前記ISPとドメイン名とを対応づけて格納する宛先格納部と、
前記ドメイン名取得部が取得した前記ドメイン名に対応づけて前記宛先格納部が格納する前記ISPに前記パケットを送信する送信部と
を備えることを特徴とする中継機器。 - 複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器であって、
前記ユーザ端末が前記複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と前記複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得部と、
前記経路情報取得部が取得した前記経路情報に基づいて、前記複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納部と、
前記ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記パケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、
前記端末識別取得部が取得した前記端末識別情報に対応づけて前記宛先格納部が格納する前記ISPに前記パケットを送信する送信部と
を備えることを特徴とする中継機器。 - 前記経路情報取得部は、ドメイン名で識別される前記通信端末と、前記複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得し、
前記宛先格納部は、前記経路情報取得部が取得した前記経路情報に基づいて、前記複数のISPのいずれかと前記ドメイン名とを対応づけて格納し、
前記端末情報取得部は、前記受信部が受信した前記パケットから宛先IPアドレスを取得し、取得した前記宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得し、
前記送信部は、前記端末情報取得部が取得した前記ドメイン名に対応づけて前記宛先格納部が格納する前記ISPに前記パケットを送信することを特徴とする請求項2に記載の中継機器。 - 前記経路情報取得部は、前記経路情報として、前記複数のISPのそれぞれを介して前記ドメイン名で識別される通信端末にパケットを送信した場合のホップ数を取得し、
前記宛先格納部は、前記経路情報取得部が取得した前記ホップ数が、他のISPと比較して小さい場合のISPと、前記ドメイン名とを対応づけて格納することを特徴とする請求項3に記載の中継機器。 - 前記経路情報取得部は、前記経路情報として、前記複数のISPのそれぞれを介して前記ドメイン名で識別される通信端末にパケットを送信した場合の応答時間を取得し、
前記宛先格納部は、前記経路情報取得部が取得した前記応答時間が、他のISPと比較して短い場合のISPと、前記ドメイン名とを対応づけて格納することを特徴とする請求項3に記載の中継機器。 - 前記送信部は、前記端末情報取得部が取得した前記ドメイン名に対応づけて前記宛先格納部が格納する前記ISPに前記パケットを送信してから所定時間が経過するまでの間、同一の前記ISPに、前記受信部が前記ユーザ端末から受信したパケットを送信することを特徴とする請求項3に記載の中継機器。
- 前記経路情報取得部が取得した前記経路情報を時刻に対応づけて格納する履歴情報格納部をさらに備え、
前記宛先格納部は、前記履歴情報格納部が格納する前記経路情報に基づいて
時間帯毎に前記複数のISPのいずれかと前記ドメイン名とを対応づけて格納することを特徴とする請求項3に記載の中継機器。 - ドメイン名に対応づけて、当該ドメイン名で識別される通信端末へのアクセス回数を格納するアクセス回数格納部をさらに備え、
前記経路情報取得部は、前記アクセス回数格納部が格納する前記アクセス回数が所定回数より多いドメイン名で識別される通信端末と、前記複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の中継機器。 - 複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器の中継方法であって、
前記ユーザ端末からパケットを受信する受信段階と、
前記受信段階において受信した前記パケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得段階と、
前記宛先取得段階において取得した前記宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得段階と、
前記ドメイン名取得段階において取得した前記ドメイン名に対応づけて前記宛先格納部が格納する前記ISPに前記パケットを送信する送信段階と
を備えることを特徴とする中継方法。 - 複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器の中継方法であって、
前記ユーザ端末が前記複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と前記複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得段階と、
前記経路情報取得段階において取得した前記経路情報に基づいて、前記複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて宛先格納部に格納する宛先格納段階と、
前記ユーザ端末からパケットを受信する受信段階と、
前記受信段階において受信した前記パケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得段階と、
前記端末識別取得段階において取得した前記端末識別情報に対応づけて前記宛先格納部が格納する前記ISPに前記パケットを送信する送信段階と
を備えることを特徴とする中継方法。 - 複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器用のプログラムであって、前記中継機器を、
前記ユーザ端末からパケットを受信する受信手段、
前記受信手段が受信した前記パケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得手段、
前記宛先取得手段が取得した前記宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得手段、
前記ISPとドメイン名とを対応づけて格納する宛先格納手段、
前記ドメイン名取得手段が取得した前記ドメイン名に対応づけて前記宛先格納手段が格納する前記ISPに前記パケットを送信する送信手段
として機能させるためのプログラム。 - 複数のISPとユーザ端末とを接続する中継機器用のプログラムであって、前記中継機器を、
前記ユーザ端末が前記複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と前記複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得手段、
前記経路情報取得手段が取得した前記経路情報に基づいて、前記複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納手段、
前記ユーザ端末からパケットを受信する受信手段、
前記受信手段が受信した前記パケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得手段、
前記端末識別取得手段が取得した前記端末識別情報に対応づけて前記宛先格納手段が格納する前記ISPに前記パケットを送信する送信手段
として機能させるためのプログラム。 - ユーザ端末をインターネットに接続する中継機器と、
前記中継機器を認証してインターネットへの接続を許可する複数のISPとを備え、
前記中継機器は、
前記ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記パケットから宛先IPアドレスを取得する宛先取得部と、
前記宛先取得部が取得した前記宛先IPアドレスに対応するドメイン名をDNSサーバから取得するドメイン名取得部と、
前記ISPとドメイン名とを対応づけて格納する宛先格納部と、
前記ドメイン名取得部が取得した前記ドメイン名に対応づけて前記宛先格納部が格納する前記ISPに前記パケットを送信する送信部と
を有することを特徴とする通信システム。 - ユーザ端末をインターネットに接続する中継機器と、
前記中継機器を認証してインターネットへの接続を許可する複数のISPとを備え、
前記中継機器は、
前記ユーザ端末が前記複数のISPのいずれかを介してアクセスする通信端末と前記複数のISPのそれぞれとの間の経路情報を取得する経路情報取得部と、
前記経路情報取得部が取得した前記経路情報に基づいて、前記複数のISPのいずれかと、通信端末の端末識別情報とを対応づけて格納する宛先格納部と、
前記ユーザ端末からパケットを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記パケットから宛先の通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、
前記端末識別取得部が取得した前記端末識別情報に対応づけて前記宛先格納部が格納する前記ISPに前記パケットを送信する送信部と
を有することを特徴とする通信システム。
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