JP2003298635A - ソースアドレス選択システム、ルータ装置、通信ノード及びソースアドレス選択方法 - Google Patents

ソースアドレス選択システム、ルータ装置、通信ノード及びソースアドレス選択方法

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JP2003298635A JP2002097652A JP2002097652A JP2003298635A JP 2003298635 A JP2003298635 A JP 2003298635A JP 2002097652 A JP2002097652 A JP 2002097652A JP 2002097652 A JP2002097652 A JP 2002097652A JP 2003298635 A JP2003298635 A JP 2003298635A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチホーム環境を有効に利用することを可
能とするソースアドレス選択システムを提供すること。 【解決手段】 通信ノードNは、ルータR1へパケット
を送信し、ルータR1は、受信パケットのソースアドレ
スのプレフィクスに対応するISPaの接続性が確認で
きていない場合には、該パケットの転送を行わず、ノー
ドN宛に該パケットを転送しなかった旨と接続性が確認
できているISPbに対応するプレフィクスとを通知
し、ノードNは、パケットのソースアドレスを、受信し
たプレフィクスに基づいて生成されたネットワークアド
レスに変更して再度送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭やSOHOな
どがIPv6を用いて複数のISPを介してインターネ
ットで常時接続された場合において、適切に出口ルータ
を選択するためのソースアドレス選択システム、ルータ
装置、通信ノード及びソースアドレス選択方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、世界最大のコンピュータネットワ
ーク「インターネット(Internet)」の利用が
普及しており、このインターネットと接続し、公開され
た情報、サービスを利用したり、逆にインターネットを
通してアクセスしてくる外部ユーザに対し、情報、サー
ビスを提供することで、新たなコンピュータビジネスが
開拓されている。また、インターネット利用に関して、
新たな技術開発、展開がなされている。インターネット
では、各計算機がIPアドレスと呼ばれる識別子を持
ち、このIPアドレスをもとに、パケットの交換が行わ
れる。通常、インターネットに接続する場合には、IS
P(Internet Service Provid
er)と契約してアドレスの割り当てを受けることにな
る。
【0003】現在のIPv6のアドレスの割り当ては、
プロバイダ・ベース(rovider Base)であ
る。すなわち、あるプロバイダと契約した場合に、その
プロバイダがすでに割り当てられているアドレスの部分
集合を、割り当ててもらうことになる。
【0004】今後、家庭やSOHOなど小規模なネット
ワークであっても、インターネットの安定した利用等を
目的として、複数のプロバイダと契約をすることが考え
られる。この場合、このネットワークとインターネット
との接続点は複数となり、このような状況をマルチホー
ムと呼ぶ。
【0005】図12に示すように、ノードNがプロバイ
ダAとBを介してインターネットと接続しているとす
る。IPv6では、ノードが複数のアドレスを持てるた
め、この場合、ノードNは、プロバイダAにより割り当
てられたアドレスと、プロバイダBにより割り当てられ
たアドレスとを使うことが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図12におい
て、プロバイダAで障害が発生し、インターネットから
Aを経由してノードNにパケットを届けることができな
くなったとする。
【0007】もし、ノードNが、プロバイダAに属する
アドレスをソースアドレス(送信元アドレス)(sou
rce address)に使ってサーバSと通信しよ
うとした場合には、サーバSと通信することはできない
ことになる。ノードNから、プロバイダAに属するアド
レスをソースアドレスとして、パケットを送信すると、
プロバイダA側は障害が発生しているため、サーバSへ
の経路が絶たれてしまっているからである。
【0008】そこで、例えば、現在のIPv4プロトコ
ルが行なっているように、プロバイダAに属するアドレ
ス宛のパケットをプロバイダBを経由して届くように経
路を変更することができれば解決可能であるが、このよ
うな変更は経路表の大幅な増加につながり、アドレス空
間が広大なIPv6プロトコルでの実現は、従来の技術
では極めて困難である。
【0009】なお、かりに、上記のプロバイダAに属す
るアドレスをソースアドレスとしたパケットがプロバイ
ダBの経路を経由してサーバSへ到達したと仮定する。
この場合、サーバSは、前述したプロバイダAに属する
アドレスをソースアドレスとして持つパケットを受信す
ると、このソースアドレスに基づいて送信元ノードと通
信しようと試みるため、プロバイダAの経路を経由した
通信を確立しようとする。しかしながら、サーバSから
の返信パケットは、プロバイダAに障害があるためノー
ドNに到達することができず、通信ができない。加え
て、IPv6では、ingress filter(イ
ングレス・フィルタ)(IETF RFC2267、R
FC2827)が導入される場合が非常に多いが、それ
が導入されるている場合には、そもそもプロバイダAに
属するするアドレスを宛先に持つパケットがプロバイダ
Bを通ることが許されず、サーバSにパケットが届かな
い。
【0010】SOHOなどにおいて、このような問題の
ためにマルチホームが効率的に利用出来ない場合、イン
ターネットの信頼性を向上させることは困難である。
【0011】以上のように、従来の技術では、IPv6
環境でマルチホームを有効に利用することは困難であっ
た。
【0012】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、マルチホーム環境を有効に利用することを可能と
するソースアドレス選択システム、ルータ装置、通信ノ
ード及びソースアドレス選択方法を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のインタ
ーネットサービスプロバイダに接続されたルータ装置
と、このルータに接続された通信ノードとを含むソース
アドレス選択システムにおいて、前記ルータ装置は、前
記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確認
する第1の確認手段と、前記確認手段により接続性が確
認できた前記インターネットサービスプロバイダが提供
するネットワークプレフィクスを受信する第1の受信手
段と、前記受信したネットワークプレフィクスを通知す
る通知手段とを具備し、前記通信ノードは、前記ルータ
から前記ネットワークプレフィクスを受信する第2の受
信手段と、前記ネットワークプレフィクスと自通信ノー
ド固有の識別子に基づいてネットワークアドレスを生成
する生成手段と、パケットを送信する際に前記ネットワ
ークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して
送信する送信手段とを具備し、前記ルータ装置は更に、
前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置
が接続性を確認できているインターネットサービスプロ
バイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソ
ースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、前記
ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できて
いるインターネットサービスプロバイダから受信したネ
ットワークプレフィクスを持っているソースアドレスで
あった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信した
インターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転
送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を
確認できているインターネットサービスプロバイダから
受信したネットワークプレフィクスを持っているソース
アドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わ
ず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかっ
たことを通知する制御手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0014】好ましくは、前記ルータ装置の前記制御手
段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を
確認できているインターネットサービスプロバイダから
受信したネットワークプレフィクスを持っているソース
アドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わ
ず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかっ
たことを通知するとともに、前記確認手段により接続性
が確認できた前記インターネットサービスプロバイダが
提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノード宛
に通知する機能を更に具備するようにしてもよい。
【0015】好ましくは、前記通信ノードは、送信した
パケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知
を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネッ
トサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通
知を受けた場合には、前記パケットのソースアドレス
を、新たに前記通知を受けたネットワークプレフィクス
と自通信ノード固有の識別子に基づいて生成されたネッ
トワークアドレスに変更し、前記パケットを再度送信す
るようにしてもよい。
【0016】好ましくは、前記通信ノードは、送信した
パケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知
を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネッ
トサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通
知を受けた場合に、該ネットワークプレフィクスに基づ
く前記ネットワークアドレスを、当該パケットの再送信
についてのみ使用するようにしてもよい。
【0017】好ましくは、前記通信ノードは、送信した
パケットに対し前記ルータから転送を行わなかった通知
を受けるとともに接続性が確認できた前記インターネッ
トサービスプロバイダのネットワークプレフィクスの通
知を受けた場合に、該ネットワークプレフィクスに基づ
く前記ネットワークアドレスを、それが無効になるまで
使用するようにしてもよい。
【0018】好ましくは、前記ルータ装置の前記制御手
段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を
確認できているインターネットサービスプロバイダから
受信したネットワークプレフィクスを持っているソース
アドレスではなかった場合に、前記確認手段により接続
性が確認できている前記インターネットサービスプロバ
イダがその時点で存在しないならば、該パケットの転送
を行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わ
なかったことを通知するとともに、前記パケットの送信
先とすべき他のルータ装置を前記通信ノード宛に通知す
る機能を更に具備するようにしてもよい。
【0019】好ましくは、前記ルータ装置の前記制御手
段は、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を
確認できているインターネットサービスプロバイダから
受信したネットワークプレフィクスを持っているソース
アドレスであっても、所定の条件を満たす場合には、前
記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったこと
を通知するとともに、使用すべき前記インターネットサ
ービスプロバイダが提供するネットワークプレフィクス
を前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備するよう
にしてもよい。
【0020】本発明は、複数のインターネットサービス
プロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワー
クに接続され、このローカルネットネットワークに接続
された通信ノードのパケットを転送するルータ装置にお
いて、前記インターネットサービスプロバイダとの接続
性を確認する第1の確認手段と、前記確認手段により接
続性が確認できた前記インターネットサービスプロバイ
ダが提供するネットワークプレフィクスを受信する第1
の受信手段と、前記受信したネットワークプレフィクス
を前記ローカルネットワークに対し通知する通知手段
と、前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ
装置が接続性を確認できているインターネットサービス
プロバイダから受信したネットワークプレフィクスを持
つソースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、
前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認で
きているインターネットサービスプロバイダから受信し
たネットワークプレフィクスを持っているソースアドレ
スであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信
したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケット
を転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続
性を確認できているインターネットサービスプロバイダ
から受信したネットワークプレフィクスを持っているソ
ースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を
行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わな
かったことを通知する制御手段とを具備したことを特徴
とする。
【0021】本発明は、複数のインターネットサービス
プロバイダに接続されたルータ装置を介して所望の通信
ノードとの通信を行う通信ノードにおいて、前記ルータ
から、インターネットサービスプロバイダが提供するネ
ットワークプレフィクスを受信する受信手段と、前記ネ
ットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に
基づいてネットワークアドレスを生成する生成手段と、
パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソ
ースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段
とを具備し、前記送信手段にて送信したパケットに対し
前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるととも
に接続性が確認できた前記インターネットサービスプロ
バイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場合
には、前記パケットのソースアドレスを、新たに前記通
知を受けたネットワークプレフィクスと自通信ノード固
有の識別子に基づいて生成されたネットワークアドレス
に変更し、前記パケットを再度送信することを特徴とす
る。
【0022】本発明は、複数のインターネットサービス
プロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワー
クに接続され、このローカルネットネットワークに接続
された通信ノードのパケットを転送するルータ装置にお
けるソースアドレス選択方法であって、前記インターネ
ットサービスプロバイダとの接続性を確認し、接続性が
確認できた前記インターネットサービスプロバイダが提
供するネットワークプレフィクスを受信し、前記受信し
たネットワークプレフィクスを前記ローカルネットワー
クに対し通知し、前記通信ノードから受信したパケット
が、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネ
ットサービスプロバイダから受信したネットワークプレ
フィクスを持つソースアドレスか否かを確認し、前記ソ
ースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できてい
るインターネットサービスプロバイダから受信したネッ
トワークプレフィクスを持っているソースアドレスであ
った場合は、該ネットワークプレフィクスを受信したイ
ンターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送
し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確
認できているインターネットサービスプロバイダから受
信したネットワークプレフィクスを持っているソースア
ドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わ
ず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかっ
たことを通知することを特徴とする。
【0023】本発明は、複数のインターネットサービス
プロバイダに接続されるとともに、ローカルネットワー
クに接続され、このローカルネットネットワークに接続
された通信ノードのパケットを転送するルータ装置とし
てコンピュータを機能させるためのプログラムであっ
て、前記インターネットサービスプロバイダとの接続性
を確認する第1の確認機能と、前記確認手段により接続
性が確認できた前記インターネットサービスプロバイダ
が提供するネットワークプレフィクスを受信する第1の
受信機能と、前記受信したネットワークプレフィクスを
前記ローカルネットワークに対し通知する通知機能と、
前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置
が接続性を確認できているインターネットサービスプロ
バイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソ
ースアドレスか否かを確認する第2の確認機能と、前記
ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できて
いるインターネットサービスプロバイダから受信したネ
ットワークプレフィクスを持っているソースアドレスで
あった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信した
インターネットサービスプロバイダ宛に該パケットを転
送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を
確認できているインターネットサービスプロバイダから
受信したネットワークプレフィクスを持っているソース
アドレスではなかった場合は、該パケットの転送を行わ
ず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかっ
たことを通知する制御機能とをコンピュータに実現させ
るためのプログラムである。
【0024】本発明は、複数のインターネットサービス
プロバイダに接続されたルータ装置を介して所望の通信
ノードとの通信を行う通信ノードにおけるソースアドレ
ス選択方法であって、前記ルータから、インターネット
サービスプロバイダが提供するネットワークプレフィク
スを受信するを受信し、前記ネットワークプレフィクス
と自通信ノード固有の識別子に基づいてネットワークア
ドレスを生成し、パケットを送信する際に前記ネットワ
ークアドレスをソースアドレスとしてヘッダに付与して
送信し、送信した前記パケットに対し前記ルータから転
送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確認で
きた前記インターネットサービスプロバイダのネットワ
ークプレフィクスの通知を受けた場合には、前記パケッ
トのソースアドレスを、新たに前記通知を受けたネット
ワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づ
いて生成されたネットワークアドレスに変更し、前記パ
ケットを再度送信することを特徴とする通信ノードにお
ける。
【0025】本発明は、複数のインターネットサービス
プロバイダに接続されたルータ装置を介して所望の通信
ノードとの通信を行う通信ノードとしてコンピュータを
機能させるためのプログラムであって、前記ルータか
ら、インターネットサービスプロバイダが提供するネッ
トワークプレフィクスを受信する受信機能と、前記ネッ
トワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に基
づいてネットワークアドレスを生成する生成機能と、パ
ケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソー
スアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信機能
と、前記送信機能にて送信したパケットに対し前記ルー
タから転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性
が確認できた前記インターネットサービスプロバイダの
ネットワークプレフィクスの通知を受けた場合には、前
記パケットのソースアドレスを、新たに前記通知を受け
たネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別
子に基づいて生成されたネットワークアドレスに変更
し、前記パケットを再度送信する機能とをコンピュータ
に実現させるためのプログラムである。
【0026】本発明は、複数のインターネットサービス
プロバイダに接続されたルータ装置と、このルータに接
続された通信ノードとを含むソースアドレス選択システ
ムにおけるソースアドレス選択方法であって、前記ルー
タ装置は、前記インターネットサービスプロバイダとの
接続性を確認し、前記確認手段により接続性が確認でき
た前記インターネットサービスプロバイダが提供するネ
ットワークプレフィクスを受信し、前記受信したネット
ワークプレフィクスを通知し、前記通信ノードは、前記
ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信し、前
記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別
子に基づいてネットワークアドレスを生成し、パケット
を送信する際に前記ネットワークアドレスをソースアド
レスとしてヘッダに付与して送信し、前記ルータ装置は
更に、前記通信ノードから受信したパケットが、自ルー
タ装置が接続性を確認できているインターネットサービ
スプロバイダから受信したネットワークプレフィクスを
持つソースアドレスか否かを確認し、前記ソースアドレ
スが、自ルータ装置が接続性を確認できているインター
ネットサービスプロバイダから受信したネットワークプ
レフィクスを持っているソースアドレスであった場合
は、該ネットワークプレフィクスを受信したインターネ
ットサービスプロバイダ宛に該パケットを転送し、前記
ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できて
いるインターネットサービスプロバイダから受信したネ
ットワークプレフィクスを持っているソースアドレスで
はなかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通
信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通
知することと特徴とする。
【0027】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。また、装置または方法に係る本発明
は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させ
るための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する
手段として機能させるための、あるいはコンピュータに
当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラ
ムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュー
タ読取り可能な記録媒体としても成立する。
【0028】本発明によれば、インターネットサービス
プロバイダとの接続状況を考慮し、インターネットへの
出口ルータに応じたソースアドレスの選択ができるよう
にすることで、マルチホーム環境を有効に利用可能とす
ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0030】図1に、本発明の一実施形態に係るマルチ
ホーム環境を含むネットワーク・システムの構成例を示
す。図1では、家庭内やSOHOなどにおかれたネット
ワーク構成の例を示している。
【0031】図1において、Nは、IPv6アドレスを
持つ通信ノードである。通信ノードNは、典型的には、
計算機であるが、これに限らず、複数のインターネット
サービスプロバイダをそれぞれ介してインターネットに
接続することが可能なものであれば、携帯電話端末や情
報家電等、どのような形態のものでもよい。
【0032】Iは、インターネットである。
【0033】Sは、インターネットに接続されたサーバ
であり、本実施形態では、通信ノードNの通信相手の一
例として示している。もちろん、通信ノードNの通信相
手は、サーバ以外の種類の通信ノードであっても構わな
い。
【0034】R1,R2は、いずれも、ルータであり、
通信ノードNからみたインターネットへの出口ルータで
ある。
【0035】ISPaとISPbは、いずれも、インタ
ーネットへ接続され、通信ノードに対してインターネッ
トへの接続サービスを提供するインターネットサービス
プロバイダ(のネットワーク)であり、通信ノードNか
らみると、ルータR1側に接続されている。
【0036】ISPcとISPdは、いずれも、インタ
ーネットへ接続され、通信ノードに対してインターネッ
トへの接続サービスを提供するインターネットサービス
プロバイダ(のネットワーク)であり、通信ノードNか
らみると、ルータR2側に接続されている。
【0037】本例では、各インターネットサービスプロ
バイダISPa〜ISPdは、通信ノードNへ、インタ
ーネット上のサーバSとの通信を可能とするサービスを
提供している(以下、インターネットサービスプロバイ
ダを、適宜、プロバイダあるいはISPと記述する)。
【0038】ここで、プロバイダISPaとルータR1
との間は、専用線での常時接続のような接続形態であっ
てもよいし、ダイヤルアップのような接続形態であって
もよい。プロバイダISPbとルータR1との間の接続
形態、プロバイダISPcとルータR2との間の接続形
態、プロバイダISPdとルータR2との間の接続形態
のいずれについても、同様である。
【0039】なお、“Pa”は、プロバイダISPaが
提供するプレフィクス(ネットワークプレフィクス)を
示すものとする。同様に、“Pb”,“Pc”,“P
d”は、それぞれ、プロバイダISPb,ISPc,I
SPdが提供するプレフィクスを示す。
【0040】また、通信ノードNが各プロバイダISP
a,ISPb,ISPc,ISPdからそれぞれプレフ
ィクスをもらうとすると、通信ノードNのインターフェ
ースID(Interface ID)(通信ノードN
に固有の識別子)をNとすれば、通信ノードNは、“P
a::N”,“Pb::N”,“Pc::N”,“P
d::N”の4つのネットワークアドレス(この場合、
グローバルアドレス)を持つことになる。ここでは、1
28bitのIPv6アドレスのうち、「上位64bi
t」は「プロバイダからもらうプレフィクス」からな
り、「下位64bit」は「インタフェースID」から
なるものと仮定する。なお、ネットワークアドレスは、
通常、各インタフェースに付与されることになる。
【0041】なお、図1の構成例では、通信ノードN
は、2台のルータのいずれかを介して4つのISPを利
用可能としているが、もちろん、何台のルータであって
もよいし、幾つのISPが利用可能でもよい。また、1
台のルータを介して幾つのISPが利用可能でもよい。
【0042】また、図1の構成例では、通信ノードを1
台のみ示しているが、通信ノードNと同一のサブネット
に他の通信ノードが存在しても構わない。
【0043】また、図1の構成例では、通信ノードNの
通信相手を1台のみ示しているが、もちろん、それ以外
にも存在し得る。また、通信ノードNの通信相手は、直
接、インターネットに接続されていてもよいし、通信ノ
ードNとは異なるISPを介して接続されていてもよい
し、通信ノードNと同一のISPを介して接続されてい
てもよいし、ISP以外のサブネットを介して接続され
ていてもよい。また、通信ノードNの通信相手が、本発
明を適用したマルチホームの利用者であってもよいし、
そうでなくてもよい。
【0044】以下では、主にルータR1を例にとってそ
の構成・動作について説明するが、ルータR1のみにつ
いて説明している部分は、ルータR2についても基本的
には同様である。
【0045】図2に、本発明の一実施形態に係るルータ
(R1,R2)の構成例を示す。
【0046】図2に示されるように、本実施形態のルー
タは、通信ノードN(に繋がる各回線)側またはISP
(に繋がる各回線)側からパケットを受信するための受
信部31、通信ノードN(に繋がる各回線)側またはI
SP(に繋がる各回線)側へパケットを送信するための
送信部32、通常のルータの役割であるパケットを転送
するために必要な処理とともに、詳しくは後述するよう
に、ISPとの接続性に基づく通信ノードからのパケッ
トのISPへの転送の可否の判断、パケットを転送しな
かった際の通信ノードNへの通知、通信ノードへの使用
すべきプレフィクスの通知等の処理を行うためのパケッ
ト転送処理部33、対象となるISPの状態を管理(接
続性を確認)するためのISP状態管理部34、対象と
なるISPから提供されたプレフィクスを管理するため
のプレフィクス管理部35を備えている。なお、ISP
の状態に関する情報(例えば、接続性が確認されている
か否かを示す情報)や割当てられたプレフィクス等の必
要な情報は、適当な記憶装置に格納される。また、図2
では、通信ノードNが接続されたサブネットに接続する
ための通信インタフェースや、各々のISPに繋がる回
線に接続するための各々の通信インタフェースは、省略
している。
【0047】なお、本ルータR1は、コンピュータを使
用して実現可能であり、また、処理の全部又は一部をプ
ログラムによって実施することが可能であるし、処理の
全部又は一部を専用の半導体集積回路によって実施する
ことも可能である。
【0048】図3に、本発明の一実施形態に係る通信ノ
ードNの構成例を示す。
【0049】図3に示されるように、本実施形態の通信
ノードは、ルータR1,R2が接続されたサブネットか
らパケットを受信するための受信部11、該サブネット
へパケットを送信するための送信部12、通信相手との
間でパケットのやり取りを行うために必要な処理ととも
に、詳しくは後述するように、使用すべきISPの選択
や、ルータ(R1,R2)からの通知に対する処理等の
処理を行うためのパケット転送処理部13、ルータ(R
1,R2)から通知されたプレフィクスを管理するため
のプレフィクス管理部14、ルータ(R1,R2)から
通知されたプレフィクスと自通信ノードのインタフェー
スIDとに基づいてネットワークアドレスを生成するた
めのネットワークアドレス生成部15を備えている。な
お、それらプレフィクスやネットワークアドレス等の必
要な情報は、適当な記憶装置に格納される。また、図3
では、通信インタフェースは、省略している。
【0050】なお、本通信ノードは、処理の全部又は一
部をプログラムによって実施することが可能であるし、
処理の全部又は一部を専用の半導体集積回路によって実
施することも可能である。
【0051】以下、本実施形態の動作について説明す
る。
【0052】まず、初期の段階について説明する。
【0053】ルータR1は、ISPa,ISPbとの接
続性を確認し、接続性が確認できたISPが提供するプ
レフィクスを受信し、受信したプレフィクスを格納して
管理するとともに、その全部又は一部を通信ノードNに
通知する(あるいは、サブネット内に広告する)。
【0054】同様に、ルータR2は、ISPc,ISP
dとの接続性を確認し、接続性が確認できたISPが提
供するプレフィクスを受信し、受信したプレフィクスを
格納して管理するとともに、その全部又は一部を通信ノ
ードNに通知する(あるいは、サブネット内に広告す
る)。
【0055】一方、通信ノードNは、ルータR1やルー
タR2からプレフィクスを受信し、受信したプレフィク
スを格納するとともに、プレフィクスと自通信ノードの
インタフェースIDとに基づいてネットワークアドレス
を生成して、該当するインタフェースへ付与する。例え
ば、先に例示したように、“Pa::N”,“Pb::
N”,“Pc::N”,“Pd::N”の4つのネット
ワークアドレスが生成され、(インタフェースに)付与
される。
【0056】通信ノードNは、1つ以上のネットワーク
アドレスが生成された後に、(当該ISPに接続性があ
れば)サーバSと通信可能になる。
【0057】また、通信ノードNは、2つ以上のネット
ワークアドレスが生成され同一のインタフェースに付与
された後には、該インタフェースについて、ソースアド
レスとして使用すべきネットワークアドレスを適宜選択
すればよい。なお、選択の方法は、例えば、ランダムに
選択する方法、何らかの順番で選択するという基準、プ
レフィクスがライフタイムを持つ場合には、最も遅く期
限が切れるライフタイムを持つものを選択する、など、
種々のバリエーションがある。また、通信を行う通信主
体(例えば、アプリケーションソフトウェア等)によっ
ては、使用すべきISPの属性(例えば、転送速度、サ
ービス内容、料金等)に応じて優先順位が指定される場
合もある。また、通信主体によっては、使用すべきIS
Pの属性が指定される場合もある。
【0058】次に、ルータによる各ISPとの接続性の
定期的な確認について説明する。
【0059】なお、ルータR1は、ISPa,ISPb
との接続性を定期的に確認し、接続性に変化があれば、
プレフィクスの管理内容を更新する。例えば、それまで
接続性が確認されていたISPの接続性が確認できなか
った場合には、接続性の確認されたISPから割当てを
受けたプレフィクスを保持した管理情報において、その
接続性が確認できないものに転じたISPから割当てを
受けていたプレフィクスを使用不可に更新し、あるいは
該管理情報から、そのプレフィクスを削除する。また、
例えば、それまで接続性が確認されていなかったISP
の接続性が確認できた場合には、接続性の確認されたI
SPから割当てを受けたプレフィクスを保持した管理情
報において、その接続性が確認でるものに転じたISP
から割当てを受けたプレフィクスを使用可能に更新し、
あるいはそのISPからプレフィクスを受信して該管理
情報に追加する。接続性に変化があった場合に、通信ノ
ードNに通知(あるいは、サブネット内に広告)しても
よいが、それ以降に通信ノードNからパケットを受信し
た際に必要に応じて(例えば、受信パケットのソースア
ドレスのプレフィクスに基づいて判断して必要があれ
ば)通信ノードNに通知するようにしてもよい。
【0060】ルータR1が各ISPの接続性を定期的に
確認する方法は、特に限定されないが、例えば、所定の
間隔で、確認したいISPを介して近接探索パケットを
所望の通信ノード宛に送信するようにしてもよい。ま
た、例えば、ISP側から定期的に、接続が正常である
通知を受け取るようにしてもよいし、接続されたISP
よりもさらに上流の通信路の状態を受け取るようにして
もよい。
【0061】次に、図4に、ルータR1が通信ノードN
からパケットを受信した場合の処理手順の一例を示す。
【0062】ルータR1は、通信ノードNからのパケッ
トを受け取ると(ステップS1)、そのパケットのヘッ
ダ部にあるソースアドレス(src addr)が所定
の条件を満たすかどうか確認する(ステップS2)。
【0063】ここで、所定の条件とは、受信パケットの
ソースアドレスのプレフィクスが、接続性を確認できて
いるISPから提供されたプレフィクスであること、で
ある。すなわち、例えば、ISPaとISPbの接続性
が確認されている場合には、ルータR1は、そのソース
アドレスが、現在、自ルータが接続しているISPaか
ら割当てを受けているプレフィクスとISPbから割当
てを受けているプレフィクスのいずれかに該当するプレ
フィクスが付いているアドレスであるか否か確認する。
また、例えば、ISPaのみの接続性が確認されている
場合には、ルータR1は、そのソースアドレスが、現
在、自ルータが接続しているISPaから割当てを受け
ているプレフィクスのいずれかに該当するプレフィクス
が付いているアドレスであるか否か確認する。
【0064】通信ノードNからの受信パケットのソース
アドレスが、現在、自ルータが接続しているISPから
割当てを受けているプレフィクスのいずれかに該当する
プレフィクスが付いているアドレスであった場合(ステ
ップS3)、ルータR1は、該受信パケットを該当する
ISPに向けて転送する(ステップS4)。
【0065】一方、そのソースアドレスが、現在、自ル
ータが接続しているISPから割当てを受けているプレ
フィクスのいずれかにも該当しないプレフィクスが付い
ているアドレスであった場合(ステップS3)、そのパ
ケットを送信してきた通信ノードNに対し、例えばIC
MP(Internet Control Messa
ge Protocol)を用いて、パケットの転送を
行わなかった旨(すなわち、そのソースアドレスが持つ
プレフィクスは使用できない旨)を示す情報(pref
ix−incorrect)を送信する(ステップS
5)。
【0066】次に、図5に、通信ノードNがサーバSを
宛先とするパケットを送信し、これがルータR1へ転送
され、ルータR1が該パケットを転送しなかった場合の
処理手順の一例を示す。
【0067】まず、通信ノードNが、サーバSを宛先と
するパケットを送信する(ステップS11)。
【0068】その際、ソースアドレスとして選択したア
ドレスのプレフィクスが、ルータR1により現在接続性
が確認されていない状態になったISPに係るものであ
ったとする。この場合、前述のように、ルータR1は、
通信ノードNに対し、パケットの転送を行わなかった旨
を含む通知メッセージを送信することになる。
【0069】しかして、通信ノードNは、ルータR1か
ら、パケットの転送を行わなかった旨の通知を受信した
場合(ステップS12)、その通知を受けた当該パケッ
トについて送信時に使用したソースアドレスのプレフィ
クスとは異なるプレフィクスによるネットワークアドレ
スが、サーバSを宛先とするパケットのソースアドレス
として使用可能かどうか調べる(ステップS13)。
【0070】使用可能であれば(ステップS14)、そ
の使用可能なネットワークアドレスをソースアドレスと
してヘッダに付与して、サーバSを宛先とするパケット
を、再度、送信する(ステップS15)。
【0071】一方、使用不可(異なるプレフィクスによ
るネットワークアドレスがない場合の他に、それがあっ
ても何らかに理由によって当該通信には使用できない場
合がある)であれば(ステップS14)、エラー処理を
行う(ステップS16)。エラー処理としては、何もし
ない、上位レイヤに通信に失敗した旨(当該ソースアド
レスが持つプレフィクスは使用できない旨)を通知す
る、一定時間待ってステップS13に戻る、など、種々
のバリエーションが考えられる。
【0072】なお、ステップS13で、上記の代わり
に、その通知を受けた当該パケットについて送信時に使
用したソースアドレスのプレフィクスに係るISPとは
異なるISPに係るプレフィクスによるネットワークア
ドレスが、サーバSを宛先とするパケットのソースアド
レスとして使用可能かどうか調べるようにしてもよい。
【0073】また、ステップS12で、ルータR1か
ら、パケットの転送を行わなかった旨の通知を受信した
場合には、直ちに、エラー処理(例えば、何もしない、
上位レイヤに通信に失敗した旨(当該ソースアドレスが
持つプレフィクスは使用できない旨)を通知する、通信
に失敗した旨及びその際に使用したプレフィクスを通知
する、など)に移行してしまう方法もある(後は、例え
ば、上位レイヤによる処理あるいはユーザによる対処が
なされる)。
【0074】次に、図6に、ルータR1が通信ノードN
からパケットを受信した場合の処理手順の他の例を示
す。
【0075】図4の手順例では、受信パケットのソース
アドレスが所定の条件を満たさないために該パケットを
転送しなかった場合には、ルータR1は、通信ノードN
に対し、パケットの転送を行わなかった旨を通知した
が、この手順例では、その際に、この通知(例えば、I
CMPメッセージ)に、現在接続性が確認されているI
SPから提供されたプレフィクスをも含めて、通信ノー
ドNへ通知するようにするものである(ステップS2
3,S25)。
【0076】例えば、ISPaが何らかの理由で接続が
絶たれており、ISPbのみの接続が確認されている場
合に、通信ノードNからISPbに係るプレフィクス以
外のプレフィクス(例えば、ISPaに係るプレフィク
ス)によるソースアドレスを持つパケットを受信したな
らば、ISPbから提供されたプレフィクスPbのみを
通信ノードNに通知する。
【0077】また、例えば、ISPa及びISPbの両
方の接続性が確認されてる場合に、通信ノードNからI
SPa及びISPbに係るプレフィクス以外のプレフィ
クスによるソースアドレスを持つパケットを受信したな
らば、ISPaから提供されたプレフィクスPa及びI
SPbから提供されたプレフィクスPbを通信ノードN
に通知する。
【0078】図7に、この場合のICMP(prefi
x−incorrect)メッセージの構成例を示す。
【0079】図7において、「IPv6ヘッダ」(図
中、21)は、IPv6パケットであること示すヘッ
ダ、「ICMPヘッダ」(図中、22)は、ICMPメ
ッセージであることを示すヘッダ、「target d
st prefixlen(対象宛先プレフィクス
長)」(図中、23)は、このICMPメッセージに含
まれるpreferred−prefix(推奨プレフ
ィクス)が有効な宛先(destination)とな
るアドレスレンジを示すためのフィールド、「numb
er of preferred−prefix(推奨
プレフィクス数)」(図中、24)は、このICMPメ
ッセージに含まれるpreferred−prefix
の数を示すためのフィールド、「preferred−
prefix(推奨プレフィクス)」(図中、25〜2
7)は、それぞれ、使用を推奨するプレフィクスを示す
ためのフィールド、「原因パケット」(図中、28)
は、このICMPメッセージがルータR1から発せられ
る原因となったパケットである。
【0080】ここで、「target dst pre
fixlen」は、例えば128なら“/128”とい
う意味であり、上位128ビットで有効なアドレスレン
ジを指定している。通常、原因となったパケットの宛先
そのものにしか有効でないが、例えば、この値が64な
ら、上位64bitのプレフィクスが一致する場合に限
り、このpreferred−prefixを使用する
ことで、有効なISPを介してパケットを送信すること
ができる。ルータR1は、何らかの方法でこの値を得ら
れる場合には、得られた適切な値を入れる。そうでなけ
れば、−1を入れる(128が入るのは、明らかなホス
トルータ(host route)を持っている場合で
ある)。
【0081】次に、図8に、通信ノードNの処理手順の
他の例(図6の手順例に対応する例)を示す。
【0082】まず、通信ノードNが、サーバSを宛先と
するパケットを送信する(ステップS31)。
【0083】その際、ソースアドレスとして選択したア
ドレスのプレフィクスが、ルータR1により現在接続性
が確認されていない状態になったISPに係るものであ
ったとすると、ルータR1は、通信ノードNに対し、パ
ケットの転送を行わなかった旨及び現在接続性が確認さ
れているISPから提供されたプレフィクスを含む通知
を含む通知メッセージを送信することになる。
【0084】しかして、通信ノードNは、ルータR1か
ら、パケットの転送を行わなかった旨及び現在接続性が
確認されているISPから提供されたプレフィクスを含
む通知を受信する(ステップS32)。
【0085】この場合、通信ノードNは、必要に応じ
て、その通知を受けたプレフィクスとプレフィクスと自
通信ノードのインタフェースIDとに基づいてネットワ
ークアドレスを生成し(ステップS33)、その通知を
受けたパケットについて、ソースアドレスを、この生成
されたアドレスに変更して(生成されたアドレスを、ソ
ースアドレスとしてヘッダに付与して)、再度、送信す
る(ステップS34)。
【0086】なお、該当するアドレスが既に生成され
て、インタフェースに付与されている場合には、ステッ
プS33はスキップしても構わない。
【0087】また、複数のプレフィクスが通知された場
合には、複数のネットワークアドレスが生成可能である
が、この場合に、ソースアドレスとして使用すべきネッ
トワークアドレスを先に例示した選択方法などで適宜選
択すればよい。
【0088】また、アプリケーションソフトウェア等の
通信主体によっては、通知されたプレフィクスによるネ
ットワークアドレスがソースアドレスとして使用できな
い場合もあり得る。
【0089】ところで、ルータR1において、どのよう
なパケット転送制御を行うか、あるいはどのようにpr
eferred−prefix(推奨プレフィクス)の
通知の仕方をするかについては、種々のバリエーション
が考えられる。
【0090】例えば、ルータR1は、ISPa側の回線
の帯域が広いことを予め知っており、デフォルトでIS
Pa側を使用する設定であったとしても、通信ノードN
側から受信したパケットのソースアドレスにISPb側
のプレフィクスPbが使われている場合には、この指示
を優先しISPb側にそのパケットを転送するように制
御してもよい。
【0091】また、例えば、ISPa側の回線の帯域が
ISPbよりも大幅に広い場合で通信ノードNから受信
したパケットがISPb側のプレフィクスを使用したソ
ースアドレスであった場合には、(たとえISPbの接
続性が確認されていても)ICMP(prefix−i
ncorrect)等のメッセージを通信ノードNに通
知すると同時にISPaのプレフィクスを使用するよう
に通知するようにしてもよい。これにより、通信ノード
Nは、最初に送信したパケットではISPbを使用して
いたが、ルータR1よりISPa側のプレフィクスの通
知を受けることにより、より帯域の広いISPaを介し
た通信が可能となる。
【0092】また、例えば、ルータR1は、自通信ノー
ドが接続されるISPa,ISPbに係るプレフィクス
を通信ノードNに通知する代わりに、ルータR2へのリ
ダイレクトを応答する制御も考えられる。
【0093】さて、以下では、図9及び図10のシーケ
ンス例を参照しながら、ルータR1の動作例について説
明する。
【0094】まず、図1の構成例において、ルータR1
が通信ノードNからパケットを受信した際にISPaの
接続性が確認されている場合を考える。
【0095】この場合に、通信ノードNが、図9(a)
のように、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アド
レス=“S”とするパケット(src=Pa::N ,
dst=S)をルータR1に向けて送信したとする
(S101)。ここで、ISPaがルータR1において
優先すべきISPであると予め定められていたとする
と、この場合には、ルータR1は、通信ノードNから受
信したパケットをISPaに転送する(S102)。
【0096】次に、ルータR1が通信ノードNからパケ
ットを受信した際にISPaの接続性が絶たれていた場
合を考える。
【0097】この場合に、通信ノードNが、図9(b)
のように、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アド
レス=“S”とするパケット(src=Pa::N ,
dst=S)をルータR1に向けて送信したとする
(S121)。
【0098】ここで、受信したパケットを接続性が保た
れている他のISPbに転送してもingress f
ilterが導入されていることが多く、ISPbにて
このパケットの転送を拒絶されることが予めわかってい
るので、ルータR1は、通信ノードNに対し、ICMP
メッセージ(図7参照)を送信するものとする(S12
2)。このICMPメッセージは、prefix−in
correctと、推奨するpreffered Pr
efix:Pbを含む。
【0099】通信ノードNは、この通知を受けて、ソー
スアドレス=“Pb::N”、宛先アドレス=“S”と
するパケット(src=Pb::N , dst=S)
をルータR1に向けて送信すると(S123)、この場
合には、ルータR1は、通信ノードNから受信したパケ
ットをISPbに転送する(S124)。
【0100】次に、通信ノードNが、図9(c)のよう
に、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アドレス=
“S”とするパケット(src=Pa::N , ds
t=S)をルータR2に向けて送信した場合を考える
(S131)。
【0101】この場合には、ルータR2は、基本的に
は、上記のルータR1と同じ動作をすることになる。
【0102】すなわち、通信ノードNから、上記のパケ
ットを受信したルータR2は、受信したパケットのソー
スアドレスに付与されたプレフィクスPaが自ルータR
2と接続しているISPから通知されたプレフィクスか
どうかを確認する。
【0103】このプレフィクスPaは、自ルータR2と
接続しているISPから通知されたプレフィクスではな
いので、通信ノードNに向けてICMPメッセージを送
信する(S132)。このICMPメッセージは、pr
efix−incorrectと、ルータR2が推奨す
るprefferd Prefix:Pc,Pd(ただ
し、ISPcとISPdの接続性がいずれも確認できて
いる場合)を含む。ここで、ISPc,ISPdの接続
性は予め確認しておくものとする。
【0104】通信ノードNは、この通知を受けて、例え
ば、Pcを選択して、ソースアドレス=“Pc::
N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=
Pc::N , dst=S)をルータR2に向けて送
信し(S133)、ルータR2は、通信ノードNから受
信したパケットをISPcに転送する(S134)。
【0105】次に、ISPa,ISPbの両方の接続が
絶たれている場合を想定する。この場合、ルータR1
は、インターネットへの接続性を果たさない。
【0106】ここで、通信ノードNが、図10のよう
に、ソースアドレス=“Pa::N”、宛先アドレス=
“S”とするパケット(src=Pa::N , ds
t=S)をルータR1に向けて送信したとする(S14
1)。
【0107】この場合、ルータR1は、ISPa,IS
Pbの接続が絶たれているため、通信ノードNに対し、
ICMPメッセージとしてredirect(リダイレ
クト)を送信し、これにより、通信ノードNに対し、パ
ケットの送信先としてルータR2を選択させるよう指示
を行うようにしてもよい(S142)。
【0108】なお、ルータR1は、(例えば、ルータ間
の情報交換等により)リダイレクトの対象となる他のル
ータとしてルータR2が存在することを知っている(あ
るいは知ることができる)ものとする。
【0109】通信ノードNは、このICMPメッセージ
に基づいて、まず、ソースアドレス=“Pa::N”、
宛先アドレス=“S”とするパケット(src=P
a::N, dst=S)をルータR2に向けて送信す
る(S143)。
【0110】ここで、ルータR2は、自ルータR2が接
続されていないISPのプレフィクスであることから、
prefix−incorrectと、ルータR2が推
奨するprefferd Prefix:Pc,Pd
(ただし、ISPcとISPdの接続性がいずれも確認
できている場合)を含むICMPメッセージを送信する
(S144)。
【0111】通信ノードNは、この通知を受けて、例え
ば、Pcを選択して、ソースアドレス=“Pc::
N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(src=
Pc::N , dst=S)をルータR2に向けて送
信し(S145)、ルータR2は、通信ノードNから受
信したパケットをISPcに転送する(S146)。
【0112】なお、ISPa,ISPbの両方の接続が
絶たれている場合において、ルータR1は、リダイレク
トの対象となるルータが複数存在するならば、通信ノー
ドNに対して、それらから適宜選択した1つのルータを
返すようにしてもよい。
【0113】また、ISPa,ISPbの両方の接続が
絶たれている場合において、ルータR1は、リダイレク
トの対象となるルータがもともと存在しないか、または
リダイレクトの対象となるルータがすべてダウンしてい
るとを知っているならば、通信ノードNに対して、エラ
ーを返すようにすると好ましい。
【0114】次に、以下では、図9及び図10のシーケ
ンス例を参照しながら、通信ノードNの動作例について
説明する。
【0115】まず、前述のように通信ノードNがICM
Pメッセージを受信する場合について説明する。
【0116】通信ノードNは、ソースアドレス=“P
a::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット(s
rc=Pa::N , dst=S)をルータR1に向
けて送信する(図9(b)のS121参照)。
【0117】ここで、ソースアドレスとして用いられる
プレフィクスは、例えば、デフォルトルータであるルー
タR1から予め通知を受けているものとする。
【0118】次に、前述したようにこの受信したパケッ
トが指定しているISPaの接続が絶たれていた場合を
想定する。この場合は、ルータR1から図7に示すIC
MPメッセージが届く。このICMPメッセージは、p
refix−incorrectと、推奨するpref
fered Prefix:Pbを含む(図9(b)の
S122参照)。
【0119】通信ノードNは、このICMPメッセージ
を受信すると、このメッセージがどのパケットの送信に
対するメッセージであるのかを、図7の原因となるパケ
ット(28)から判断する。
【0120】次に、このメッセージに含まれるpref
fered prefix(ここでは、Pb)から原因
となった先のパケットのソースアドレスを書き換えて再
度送信する。
【0121】その際、prefferd prefix
として受信したプレフィクス(Pb)と通信ノードNが
持つインターフェースIDとの組合せにより作成したネ
ットワークアドレス“Pb::N”が予め用意されてい
なければ、これを作成して使用する。
【0122】また、ここで、原因となるパケットを調
べ、それに対応しているコネクションが現在あるかどう
かどうかを調べてからパケットを再送信するよう制御し
てもよい。
【0123】原因となるパケットに関連するコネクショ
ンがある場合、それが確立前、すなわち発呼中であるか
を調べる。例えば、TCP上でSYN_SENTの状態
かどうかを調べることにより実現できる。
【0124】発呼中である場合、そのコネクションのソ
ースアドレスを先のICMPメッセージで受信したプレ
フィックスを付与したソースアドレスにより再度コネク
ションの設定を行う。ただし、アプリケーションがソー
スアドレスを明示的に指定している場合には、再設定を
行わないように制御してもよい。一例として、一般的な
ソケットを使っている場合には、connect()を
呼ぶ前にbind()を呼び、そこでソースアドレスを
明示的に指定してきた場合などである。
【0125】さらに、ルータR1またはR2から受信し
たICMPメッセージを、図11に例示するようなプレ
フィクス管理テーブルとして保持するようにしてもよ
い。ここでは、ICMPメッセージを受信したら、その
結果を、宛先のアドレスまたはアドレスレンジと、pr
eferred−prefixとの組で、記憶する。
【0126】一例として、“S::a”にパケットを送
信して、これに対しルータR1からprefic−in
correctのICMPメッセージを受信した場合に
ついて説明する。
【0127】このICMPメッセージの中には、pre
ferred−prefix(推奨プレフィクス)とし
て“Pa”が記載されている。この結果を、アドレスま
たはアドレスレンジと、プレフィクスとの組で記憶して
おくことにより、次回、“S::a”宛にパケットを送
信する際に、このテーブルを参照し、ソースアドレスを
推奨プレフィクスである“Pa::a”と変更してパケ
ットを送信する。
【0128】また、“S::/64”というプレフィク
スを持つアドレスの場合、このテーブルを参照し、Pa
を優先的に使用するように制御してもよい。これによ
り、予め推奨のプレフィクスを優先的に使用することが
できるため、ルータからICMPメッセージを受信する
回数を少なくすることができる。さらに、このテーブル
の記憶は、デフォルトルータが変更になったり、通信ノ
ードNにおけるパケット送信先のルールが変更になった
場合は、破棄するようにしてもよい。
【0129】次に、通信ノードNが、ソースアドレス=
“Pa::N”、宛先アドレス=“S”とするパケット
(src=Pa::N , dst=S)をルータR2
に向けて送信した場合について説明する(図10のS1
31参照)。このパケットは、例えば、TCPコネクシ
ョン設定のためのパケットである場合を想定する。
【0130】このパケットを受信したルータR2は、こ
のパケットのソースアドレスに含まれるPaのプレフィ
クスを検出することにより、このPaのプレフィクスは
ルータR2の上流のISPからは割り当てられていない
ことがわかる。
【0131】これにより、ルータR2は、このパケット
を送信した通信ノードNに対して、ICMPメッセージ
(prefix−incorrect)を送信する(図
10のS132参照)。このICMPメッセージには、
ルータR2が推奨するプレフィクスであるprefer
red−prefix:Pc,Pdが含まれている。
【0132】通信ノードNは、このICMPメッセージ
を受信すると、まず、自通信ノードN(通信ノードNの
インターフェースであるインターフェースN)に設定さ
れているアドレスと受信したpreferred−pr
efixとを比較する。通信ノードNは、PcとPdの
プレフィクスをもつアドレスも保持しているため、いず
れかを選択してソースアドレスとする。ここでは、Pc
を選択し、ソースアドレスを“Pc::N”とする。
【0133】次に、ICMPメッセージの中の原因とな
ったパケットを調べる。この際、原因となったパケット
のソースアドレス(src addr)、宛先アドレス
(dst addr)、ソースポート(src por
t)、宛先ポート(dstport)の4つの組を調べ
ることにより、どの接続先へのどのような要求かがわか
る。次に、前述したようにこの要求が確立前、すなわち
発呼中であるかを調べる。その後、確立前であった場合
には、ソースアドレスを“Pc::N”に変更してパケ
ットを再度送信する。
【0134】以下では、通信ノードNにおける、ルータ
からICMPメッセージ等で通知されたプレフィクスの
管理方法について説明する。
【0135】ルータからICMPメッセージ等で通知さ
れたプレフィクスを、いつまで使用するか、あるいはい
つ破棄するかについては、種々のバリエーションがあ
る。
【0136】なお、プレフィクス管理テーブルを、キャ
ッシュとすれば、基本的には、いつ破棄しても通信に支
障はない。
【0137】以下、幾つかのバリエーションを示す。
【0138】(1)通知されたプレフィクスは、そのと
きのパケットの再送にのみ使用して、破棄する。メモリ
の量が少ない通信ノードが通信する場合には、このよう
にすると、好ましい。同じ通信相手に対して、再度、新
しいコネクションを張ろうとする場合には、同じ手順が
繰り返される。
【0139】(2)通知されたプレフィクスは、予め定
められたイベントが起きるまで、保持し、予め定められ
たイベントが起きたら、その全部又は一部を破棄する、
という処理を、定常的に行う。例えば、テーブルの大き
さを決めて、データが溢れたならば、その時点で、(例
えば、最後に参照したエントリを)順次捨てる。
【0140】(3)基本的には、定常的な処理として
は、破棄は行わず、破棄すべき状況になった際に、通知
されたプレフィクスの全部又は一部を破棄する。破棄す
べき状況とは、例えば、 (3−1)Redirectを受けた (3−2)使っていたルータが(今さっき)ダウンした などである。
【0141】上記の(3−1)のRedirectを受
けた場合について説明する。例えば、ノードNが、ルー
タR1とルータR2を介してインターネットに接続可能
な状況で、過去にルータR2から、Prefix−in
correctを受けて、prefix:pdを通知さ
れたとする。すると、通信ノードNは、R2から「Sに
ついてはプレフィクスpdを推奨する」という通知を受
けたことを記憶する。しばらく、pdによって通信可能
であったが、ある時点で、ルータR2から「Sについて
は、ルータR1を推奨する」と通知された(ICMP
redirect)とする。このような場合に、pd
は、ルータR2に依存したプレフィクスなので、少なく
ともこれは破棄する。また、いままで使ってた経路で突
然redirectを受けるのは、ルータR1,R2を
取り巻く状況が大きく変化した可能性が高いので(例え
ば、ルータR2の先のlinkが全部落ちたなど)、プ
レフィクスを全て破棄するようにしてもよい。
【0142】上記の(3−2)の使っていたルータが
(今さっき)ダウンした場合について説明する。「Sに
ついてはルータR2に転送する」という情報を保持して
いる場合に、ルータR2がダウンしたことがわかったな
らば(例えば、IPv6ノードは、定期的に自分が使っ
てるルータに対して、生存確認を行うので(NUD,R
FC2461)、これによって知ることができる)、か
なり状況が変わっているので、保持しているプレフィク
スは、無意味であり、それらを全て廃棄するようにして
もよい。
【0143】この(3)の処理は、(1)のケースでな
い限り、実施するのが望ましい(無駄な手順の増加を回
避できる)。
【0144】(4)ライフタイム(lifetime)
を使う 通信ノードNは、プレフィクスをテーブル等に登録する
際に、そのライフタイム(例えば、n秒)を、(例えば
通信ノードNが独自に)決定して、該プレフィクスに対
応付けて登録するようにしてもよい。この場合には、そ
の時間が経過した際に、破棄する。
【0145】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
て実現可能である。また、本実施形態は、コンピュータ
に所定の手段を実行させるための(あるいはコンピュー
タを所定の手段として機能させるための、あるいはコン
ピュータに所定の機能を実現させるための)プログラム
として実施することもでき、該プログラムを記録したコ
ンピュータ読取り可能な記録媒体として実施することも
できる。
【0146】なお、この発明の実施の形態で例示した構
成は一例であって、それ以外の構成を排除する趣旨のも
のではなく、例示した構成の一部を他のもので置き換え
たり、例示した構成の一部を省いたり、例示した構成に
別の機能あるいは要素を付加したり、それらを組み合わ
せたりすることなどによって得られる別の構成も可能で
ある。また、例示した構成と論理的に等価な別の構成、
例示した構成と論理的に等価な部分を含む別の構成、例
示した構成の要部と論理的に等価な別の構成なども可能
である。また、例示した構成と同一もしくは類似の目的
を達成する別の構成、例示した構成と同一もしくは類似
の効果を奏する別の構成なども可能である。また、この
発明の実施の形態で例示した各種構成部分についての各
種バリエーションは、適宜組み合わせて実施することが
可能である。また、この発明の実施の形態は、個別装置
としての発明、関連を持つ2以上の装置についての発
明、システム全体としての発明、個別装置内部の構成部
分についての発明、またはそれらに対応する方法の発明
等、種々の観点、段階、概念またはカテゴリに係る発明
を包含・内在するものである。従って、この発明の実施
の形態に開示した内容からは、例示した構成に限定され
ることなく発明を抽出することができるものである。
【0147】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0148】
【発明の効果】本発明によれば、マルチホーム環境を有
効に利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワーク・シス
テムの構成例を示す図
【図2】同実施形態に係るルータの構成例を示す図
【図3】同実施形態に係る通信ノードの構成例を示す図
【図4】同実施形態に係るルータの処理手順の一例を示
すフローチャート
【図5】同実施形態に係る通信ノードの処理手順の一例
を示すフローチャート
【図6】同実施形態に係るルータの処理手順の他の例を
示すフローチャート
【図7】同実施形態に係るICMPメッセージの構成例
を示す図
【図8】同実施形態に係る通信ノードの処理手順の他の
例を示すフローチャート
【図9】同実施形態に係るネットワーク・システムのシ
ーケンス例を示す図
【図10】同実施形態に係るネットワーク・システムの
シーケンス例を示す図
【図11】同実施形態に係るプレフィクス管理テーブル
の構成例を示す図
【図12】従来のマルチホーム環境のネットワーク・シ
ステムについて説明するための図
【符号の説明】
N…通信ノード R1,R2…ルータ I…インターネット ISPa,ISPb,ISPc,ISPd…インターネ
ットサービスプロバイダ S…サーバ 11,31…受信部 12,32…送信部 13,33…パケット転送処理部 14,35…プレフィクス管理部 15…ネットワークアドレス生成部 34…ISP状態管理部
フロントページの続き (72)発明者 玉田 雄三 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5K030 GA12 HA08 HD03 KA05 KX23 LB08 MA07

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のインターネットサービスプロバイダ
    に接続されたルータ装置と、このルータに接続された通
    信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおい
    て、 前記ルータ装置は、 前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確
    認する第1の確認手段と、 前記確認手段により接続性が確認できた前記インターネ
    ットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフ
    ィクスを受信する第1の受信手段と、 前記受信したネットワークプレフィクスを通知する通知
    手段とを具備し、 前記通信ノードは、 前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信す
    る第2の受信手段と、 前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識
    別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手
    段と、 パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソ
    ースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段
    とを具備し、 前記ルータ装置は更に、 前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置
    が接続性を確認できているインターネットサービスプロ
    バイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソ
    ースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、 前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認で
    きているインターネットサービスプロバイダから受信し
    たネットワークプレフィクスを持っているソースアドレ
    スであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信
    したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケット
    を転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続
    性を確認できているインターネットサービスプロバイダ
    から受信したネットワークプレフィクスを持っているソ
    ースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を
    行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わな
    かったことを通知する制御手段とを具備したことを特徴
    とするソースアドレス選択システム。
  2. 【請求項2】前記ルータ装置の前記制御手段は、前記ソ
    ースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できてい
    るインターネットサービスプロバイダから受信したネッ
    トワークプレフィクスを持っているソースアドレスでは
    なかった場合は、該パケットの転送を行わず、前記通信
    ノード宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知
    するとともに、前記確認手段により接続性が確認できた
    前記インターネットサービスプロバイダが提供するネッ
    トワークプレフィクスを前記通信ノード宛に通知する機
    能を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のソ
    ースアドレス選択システム。
  3. 【請求項3】前記通信ノードは、送信したパケットに対
    し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとと
    もに接続性が確認できた前記インターネットサービスプ
    ロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場
    合には、前記パケットのソースアドレスを、新たに前記
    通知を受けたネットワークプレフィクスと自通信ノード
    固有の識別子に基づいて生成されたネットワークアドレ
    スに変更し、前記パケットを再度送信することを特徴と
    する請求項2に記載のソースアドレス選択システム。
  4. 【請求項4】前記通信ノードは、送信したパケットに対
    し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとと
    もに接続性が確認できた前記インターネットサービスプ
    ロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場
    合に、該ネットワークプレフィクスに基づく前記ネット
    ワークアドレスを、当該パケットの再送信についてのみ
    使用することを特徴と請求項3に記載のソースアドレス
    選択システム。
  5. 【請求項5】前記通信ノードは、送信したパケットに対
    し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けるとと
    もに接続性が確認できた前記インターネットサービスプ
    ロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた場
    合に、該ネットワークプレフィクスに基づく前記ネット
    ワークアドレスを、それが無効になるまで使用すること
    を特徴と請求項3に記載のソースアドレス選択システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記ルータ装置の前記制御手段は、前記ソ
    ースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できてい
    るインターネットサービスプロバイダから受信したネッ
    トワークプレフィクスを持っているソースアドレスでは
    なかった場合に、前記確認手段により接続性が確認でき
    ている前記インターネットサービスプロバイダがその時
    点で存在しないならば、該パケットの転送を行わず、前
    記通信ノード宛に該パケットの転送を行わなかったこと
    を通知するとともに、前記パケットの送信先とすべき他
    のルータ装置を前記通信ノード宛に通知する機能を更に
    具備することを特徴とする請求項1に記載のソースアド
    レス選択システム。
  7. 【請求項7】前記ルータ装置の前記制御手段は、前記ソ
    ースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できてい
    るインターネットサービスプロバイダから受信したネッ
    トワークプレフィクスを持っているソースアドレスであ
    っても、所定の条件を満たす場合には、前記通信ノード
    宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知すると
    ともに、使用すべき前記インターネットサービスプロバ
    イダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信ノ
    ード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とする
    請求項1に記載のソースアドレス選択システム。
  8. 【請求項8】複数のインターネットサービスプロバイダ
    に接続されるとともに、ローカルネットワークに接続さ
    れ、このローカルネットネットワークに接続された通信
    ノードのパケットを転送するルータ装置において、 前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確
    認する第1の確認手段と、 前記確認手段により接続性が確認できた前記インターネ
    ットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフ
    ィクスを受信する第1の受信手段と、 前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカル
    ネットワークに対し通知する通知手段と、 前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置
    が接続性を確認できているインターネットサービスプロ
    バイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソ
    ースアドレスか否かを確認する第2の確認手段と、 前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認で
    きているインターネットサービスプロバイダから受信し
    たネットワークプレフィクスを持っているソースアドレ
    スであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信
    したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケット
    を転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続
    性を確認できているインターネットサービスプロバイダ
    から受信したネットワークプレフィクスを持っているソ
    ースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を
    行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わな
    かったことを通知する制御手段とを具備したことを特徴
    とするルータ装置。
  9. 【請求項9】前記制御手段は、前記ソースアドレスが、
    自ルータ装置が接続性を確認できているインターネット
    サービスプロバイダから受信したネットワークプレフィ
    クスを持っているソースアドレスではなかった場合は、
    該パケットの転送を行わず、前記通信ノード宛に該パケ
    ットの転送を行わなかったことを通知するとともに、前
    記確認手段により接続性が確認できた前記インターネッ
    トサービスプロバイダが提供するネットワークプレフィ
    クスを前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備する
    ことを特徴とする請求項8に記載のルータ装置。
  10. 【請求項10】前記制御手段は、前記ソースアドレス
    が、自ルータ装置が接続性を確認できているインターネ
    ットサービスプロバイダから受信したネットワークプレ
    フィクスを持っているソースアドレスではなかった場合
    に、前記確認手段により接続性が確認できている前記イ
    ンターネットサービスプロバイダがその時点で存在しな
    いならば、該パケットの転送を行わず、前記通信ノード
    宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知すると
    ともに、前記パケットの送信先とすべき他のルータ装置
    を前記通信ノード宛に通知する機能を更に具備すること
    を特徴とする請求項8に記載のソースアドレス選択シス
    テム。
  11. 【請求項11】前記ルータ装置の前記制御手段は、前記
    ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認できて
    いるインターネットサービスプロバイダから受信したネ
    ットワークプレフィクスを持っているソースアドレスで
    あっても、所定の条件を満たす場合には、前記通信ノー
    ド宛に該パケットの転送を行わなかったことを通知する
    とともに、使用すべき前記インターネットサービスプロ
    バイダが提供するネットワークプレフィクスを前記通信
    ノード宛に通知する機能を更に具備することを特徴とす
    る請求項8に記載のソースアドレス選択システム。
  12. 【請求項12】複数のインターネットサービスプロバイ
    ダに接続されたルータ装置を介して所望の通信ノードと
    の通信を行う通信ノードにおいて、 前記ルータから、インターネットサービスプロバイダが
    提供するネットワークプレフィクスを受信する受信手段
    と、 前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識
    別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成手
    段と、 パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソ
    ースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信手段
    とを具備し、 前記送信手段にて送信したパケットに対し前記ルータか
    ら転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確
    認できた前記インターネットサービスプロバイダのネッ
    トワークプレフィクスの通知を受けた場合には、前記パ
    ケットのソースアドレスを、新たに前記通知を受けたネ
    ットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に
    基づいて生成されたネットワークアドレスに変更し、前
    記パケットを再度送信することを特徴とする通信ノー
    ド。
  13. 【請求項13】前記通信ノードは、送信したパケットに
    対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けると
    ともに接続性が確認できた前記インターネットサービス
    プロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた
    場合に、該ネットワークプレフィクスに基づく前記ネッ
    トワークアドレスを、当該パケットの再送信についての
    み使用することを特徴と請求項12に記載のソースアド
    レス選択システム。
  14. 【請求項14】前記通信ノードは、送信したパケットに
    対し前記ルータから転送を行わなかった通知を受けると
    ともに接続性が確認できた前記インターネットサービス
    プロバイダのネットワークプレフィクスの通知を受けた
    場合に、該ネットワークプレフィクスに基づく前記ネッ
    トワークアドレスを、それが無効になるまで使用するこ
    とを特徴と請求項12に記載のソースアドレス選択シス
    テム。
  15. 【請求項15】複数のインターネットサービスプロバイ
    ダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続
    され、このローカルネットネットワークに接続された通
    信ノードのパケットを転送するルータ装置におけるソー
    スアドレス選択方法であって、 前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確
    認し、 接続性が確認できた前記インターネットサービスプロバ
    イダが提供するネットワークプレフィクスを受信し、 前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカル
    ネットワークに対し通知し、 前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置
    が接続性を確認できているインターネットサービスプロ
    バイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソ
    ースアドレスか否かを確認し、 前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認で
    きているインターネットサービスプロバイダから受信し
    たネットワークプレフィクスを持っているソースアドレ
    スであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信
    したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケット
    を転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続
    性を確認できているインターネットサービスプロバイダ
    から受信したネットワークプレフィクスを持っているソ
    ースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を
    行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わな
    かったことを通知することを特徴とするソースアドレス
    選択方法。
  16. 【請求項16】複数のインターネットサービスプロバイ
    ダに接続されるとともに、ローカルネットワークに接続
    され、このローカルネットネットワークに接続された通
    信ノードのパケットを転送するルータ装置としてコンピ
    ュータを機能させるためのプログラムであって、 前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確
    認する第1の確認機能と、 前記確認手段により接続性が確認できた前記インターネ
    ットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフ
    ィクスを受信する第1の受信機能と、 前記受信したネットワークプレフィクスを前記ローカル
    ネットワークに対し通知する通知機能と、 前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置
    が接続性を確認できているインターネットサービスプロ
    バイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソ
    ースアドレスか否かを確認する第2の確認機能と、 前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認で
    きているインターネットサービスプロバイダから受信し
    たネットワークプレフィクスを持っているソースアドレ
    スであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信
    したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケット
    を転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続
    性を確認できているインターネットサービスプロバイダ
    から受信したネットワークプレフィクスを持っているソ
    ースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を
    行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わな
    かったことを通知する制御機能とをコンピュータに実現
    させるためのプログラム。
  17. 【請求項17】複数のインターネットサービスプロバイ
    ダに接続されたルータ装置を介して所望の通信ノードと
    の通信を行う通信ノードにおけるソースアドレス選択方
    法であって、 前記ルータから、インターネットサービスプロバイダが
    提供するネットワークプレフィクスを受信するを受信
    し、 前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識
    別子に基づいてネットワークアドレスを生成し、 パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソ
    ースアドレスとしてヘッダに付与して送信し、 送信した前記パケットに対し前記ルータから転送を行わ
    なかった通知を受けるとともに接続性が確認できた前記
    インターネットサービスプロバイダのネットワークプレ
    フィクスの通知を受けた場合には、前記パケットのソー
    スアドレスを、新たに前記通知を受けたネットワークプ
    レフィクスと自通信ノード固有の識別子に基づいて生成
    されたネットワークアドレスに変更し、前記パケットを
    再度送信することを特徴とする通信ノードにおけるソー
    スアドレス選択方法。
  18. 【請求項18】複数のインターネットサービスプロバイ
    ダに接続されたルータ装置を介して所望の通信ノードと
    の通信を行う通信ノードとしてコンピュータを機能させ
    るためのプログラムであって、 前記ルータから、インターネットサービスプロバイダが
    提供するネットワークプレフィクスを受信する受信機能
    と、 前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識
    別子に基づいてネットワークアドレスを生成する生成機
    能と、 パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソ
    ースアドレスとしてヘッダに付与して送信する送信機能
    と、 前記送信機能にて送信したパケットに対し前記ルータか
    ら転送を行わなかった通知を受けるとともに接続性が確
    認できた前記インターネットサービスプロバイダのネッ
    トワークプレフィクスの通知を受けた場合には、前記パ
    ケットのソースアドレスを、新たに前記通知を受けたネ
    ットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識別子に
    基づいて生成されたネットワークアドレスに変更し、前
    記パケットを再度送信する機能とをコンピュータに実現
    させるためのプログラム。
  19. 【請求項19】複数のインターネットサービスプロバイ
    ダに接続されたルータ装置と、このルータに接続された
    通信ノードとを含むソースアドレス選択システムにおけ
    るソースアドレス選択方法であって、 前記ルータ装置は、 前記インターネットサービスプロバイダとの接続性を確
    認し、 前記確認手段により接続性が確認できた前記インターネ
    ットサービスプロバイダが提供するネットワークプレフ
    ィクスを受信し、 前記受信したネットワークプレフィクスを通知し、 前記通信ノードは、 前記ルータから前記ネットワークプレフィクスを受信
    し、 前記ネットワークプレフィクスと自通信ノード固有の識
    別子に基づいてネットワークアドレスを生成し、 パケットを送信する際に前記ネットワークアドレスをソ
    ースアドレスとしてヘッダに付与して送信し、 前記ルータ装置は更に、 前記通信ノードから受信したパケットが、自ルータ装置
    が接続性を確認できているインターネットサービスプロ
    バイダから受信したネットワークプレフィクスを持つソ
    ースアドレスか否かを確認し、 前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続性を確認で
    きているインターネットサービスプロバイダから受信し
    たネットワークプレフィクスを持っているソースアドレ
    スであった場合は、該ネットワークプレフィクスを受信
    したインターネットサービスプロバイダ宛に該パケット
    を転送し、前記ソースアドレスが、自ルータ装置が接続
    性を確認できているインターネットサービスプロバイダ
    から受信したネットワークプレフィクスを持っているソ
    ースアドレスではなかった場合は、該パケットの転送を
    行わず、前記通信ノード宛に該パケットの転送を行わな
    かったことを通知することと特徴とするソースアドレス
    選択方法。
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