JPWO2003098759A1 - イオン発生装置、電極およびリモコン - Google Patents

イオン発生装置、電極およびリモコン Download PDF

Info

Publication number
JPWO2003098759A1
JPWO2003098759A1 JP2004506143A JP2004506143A JPWO2003098759A1 JP WO2003098759 A1 JPWO2003098759 A1 JP WO2003098759A1 JP 2004506143 A JP2004506143 A JP 2004506143A JP 2004506143 A JP2004506143 A JP 2004506143A JP WO2003098759 A1 JPWO2003098759 A1 JP WO2003098759A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
ion generator
negative
zero
negative ions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004506143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4319978B2 (ja
Inventor
徹雄 日野
徹雄 日野
護 武井
護 武井
加藤 修
修 加藤
Original Assignee
アレイプロトテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アレイプロトテック株式会社 filed Critical アレイプロトテック株式会社
Publication of JPWO2003098759A1 publication Critical patent/JPWO2003098759A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4319978B2 publication Critical patent/JP4319978B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T23/00Apparatus for generating ions to be introduced into non-enclosed gases, e.g. into the atmosphere

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

本発明は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である負電極と、電導体を含む零電極を具備し、負電極と零電極は対向しており、負電極に対して負の電圧を印加することにより負電極と零電極の間でコロナ放電を生じさせて、負イオンを発生させるイオン発生装置により、多量の負イオンを発生させることができる。

Description

技術分野
本発明は、負イオンを発生させるイオン発生装置、当該イオン発生装置に用いる電極、および当該イオン発生装置を操作するリモコンに関するものである。
背景技術
従来の第一のイオン発生装置の構成図を図55に示す。従来のイオン発生装置は、負電極1、零電極2、負の電圧電源3を有する。負電極1は、先が尖った1つの針状の電極である。零電極2は、平板であり、かつネット状の形状を有する。また、負電極1と零電極2は対向している。そして、負電極1と零電極2のギャップは17mmないし20mmである。
図55のイオン発生装置において、負の電圧、8kVないし14kVを印加すると、負電極1と零電極2の間でコロナ放電が生じ、負イオンが発生する。
上記のイオン発生装置により発生させ得る負イオンの量を、図56に示す。図56の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極2の前方30cmの位置において行なった。また、湿度は約50%である。そして、ネット状の零電極2の前方に高電圧によるイオン風が発生する。かかる条件で発生した負イオンの量は、500,000個/cm程度である。
また、従来の第二のイオン発生装置は、負電極が一つの金属ワイヤである。かかる場合も、従来の第一のイオン発生装置と同様に、少量の負イオンしか発生しない。
発明の開示
本発明は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である負電極と、電導体を含む零電極を具備し、負電極と零電極は対向しており、負電極に対して負の電圧を印加することにより負電極と零電極の間でコロナ放電を生じさせて、負イオンを発生させるイオン発生装置により、多量の負イオンを発生させることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下に、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施の形態において、同一の符号を用いた構成要素は、同じ機能を果たすので、一度説明したものについて説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図1のイオン発生装置は、負電極4、零電極2、負の電圧電源3を具備する。
負電極4は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である。特に、本実施の形態における負電極4の他端は、二個以上の先が尖った尖端部を有する。具体的には、二個以上の針金状の尖端部(41)が、台(42)に接続されている。従って、台(42)により、負電極4の一端が集束している。
零電極2は、電導体である。但し、零電極2は、一部に電気を通さない非電導部を含んでも良い。本明細書で述べる他の零電極も同様である。零電極2は、平板であり、かつネット状の形状を有する。また、負電極4と零電極2は対向している。また、負電極4と零電極2のギャップは、17mmないし20mmである。
負の電圧電源3は、負電極に対して負の電圧を印加する。かかる負の電圧により、負電極4と零電極2の間でコロナ放電が生じ、負イオンが発生する。負の電圧電源3は、交流100Vから8kVないし14kVが得られるトランスを活用して、ダイオードにより半波整流を行い、脈流抑制コンデンサを接続してリップル電圧約30%の状態である。このような、リップル電圧10%ないし50%を含む負の電圧電源を活用すると、コロナ放電状態が撹乱揺動されて多量の負イオンを発生させることができる。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図2に示す。図2の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極2の前方30cmにおいて行われた。また、湿度は約50%の状態である。また、負の高電圧は8kVから14kVである。また、測定時の温度は約16℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、1,800,000個/cm程度であった。また、ネット状の零電極2の前方に、高電圧による強力なイオン風が発生した。
以上、本実施の形態によれば、集束電極である負電極を有するイオン発生装置により、負電極と零電極の間で、コロナ放電が広い領域において発生し、かつコロナ放電が定常的な発生状態となる。したがって、本イオン発生装置は、周辺環境に多数の負イオン量を放出することができる。
また、上記の図2において、電源として、交流100Vから8kVないし14kVが得られるトランスを活用して、ダイオードにより半波整流を行い、脈流抑制コンデンサを接続してリップル電圧約30%の状態で発生イオン量を測定した。従って、特に、リップル電圧10%ないし50%を含む負の電圧電源を活用すると、コロナ放電状態が撹乱揺動されて、さらに多量の負イオンを発生させることができる。
(実施の形態2)
図3は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図3のイオン発生装置は、負電極4、零電極2、負の電圧電源5を具備する。
負の電圧電源5は、定電圧の電圧電源である。負電極4、零電極2は、実施の形態1におけるイオン発生装置と同じである。
かかるイオン発生装置において、コロナ放電を行わせ、負イオンの発生量を測定した結果を図4に示す。この場合、湿度約50%の状態で零電極から30cm離れた位置で発生する負イオン量は100,000/cm程度に留まっている。
これは、静的な高電圧電源の場合、コロナ放電が定常的になり、負イオンの発生状態が固定化されて発生量が多くならない状態となることを示している。
但し、本実施の形態におけるイオン発生装置は、図1のイオン発生装置より負イオンの発生量は少ないが、負の電圧電源として定電圧の電圧電源を用い、かつ従来技術における負電極(1つの先が尖った針状の電極、または一つの金属ワイヤの電極)を用いたイオン発生装置より多量の負イオンが発生する。
これに対して、図1のリップル電圧30%程度を含む高電圧電源3を負電極4と零電極2の間に供給すると、零電極から30cm離れた位置で、湿度約50%の状態で1,800,000個/cmの負イオンを発生させることができるようになることは、図1を用いて前述した通りである。
以上、本実施の形態によれば、同じ電圧電源を用いる従来のイオン発生装置と比較して、負電極4と零電極2の間で、コロナ放電が広い領域において発生し、周辺環境に多数の負イオン量を放出することができる。
(実施の形態3)
図5は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図5のイオン発生装置は、負電極4、零電極6、負の電圧電源3を具備する。
零電極6は、平板状のものである。また、負電極4と、それに対向する零電極6は並立するように配置さている。負電極4と零電極6のギャップは17mmないし25mmである。
また、負電極4と零電極6の間から送風ファン(図示しない)によって負イオンを矢印の方向に送出するように構成されている。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図6に示す。図6の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極6から50cm離れた位置において行われた。また、湿度は約40%の状態である。また、負の電圧は8kVから14kVである。また、測定時の温度は約20℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、1,500,000個/cm程度であった。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、負電極と零電極のギャップが大きく、かつイオン測定位置が零電極から離れていても多量の負イオンを測定できた。
(実施の形態4)
図7は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図7のイオン発生装置は、負電極4、零電極6、正電極7、電圧電源8、零電極9を具備する。
正電極7は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である。
電圧電源8は、100Vから負の高電圧14kV、リップル成分約30%を含む電圧源と、正の高電圧7kV、リップル成分約30%を含む電圧源を備えている。正の高電圧源は、負電極と同じ構成の正電極7を、それと対向する零電極9に先行する位置に設けられた正電極に接続されている。
零電極9は、零電極6と同様に、平板状のものである。
上記のイオン発生装置において、送風ファン(図示しない)により図7の矢印で示す向きに風を送る。すると、周辺環境の空気成分は先ず正電極7とそれに対向する零電極9の間を通り、空気成分の中の粉塵物が正電位に帯電されて、零電極9に吸着される。その後、負イオンを発生する負電極4と、それに対向する零電極6の間を通り、負イオンを発生して空気中に存在する飽和蒸気成分、つまり湿気成分がイオンキャリアとなって多量の負イオンを周辺環境に送出する。
上記の説明したイオン発生装置が発生する負イオンの量を測定した結果を図8に示す。図8の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極6から50cm離れた位置において行われた。また、湿度は約40%の状態である。また、負の電圧は8kVないし14kVである。また、測定時の温度は約20℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、1,500,000個/cm程度であった。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、比較的低い湿度でも、多量の負イオンを発生させることができる。また、本イオン発生装置により、空気成分の中の粉塵物が吸着できる。
(実施の形態5)
図9は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図9のイオン発生装置は、負電極10、零電極6、負の電圧電源3を具備する。
負電極10は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である。また、負電極10は、電導ベースを具備する。電導ベースとは、電極を構成し、二以上に割れている部分を支えて、集束させる部位を言う。そして、負電極10の他端は、二個以上の尖端部を備えている。つまり、他端の割れている先が尖っており、その尖っている先が二以上存在する。また、負電極10の薄板(尖端部)は、千鳥状で尖端が分散されるように広がっており、広がっている尖端と逆の端は電導ベースに埋め込まれている。
本イオン発生装置において、薄板の尖端部が電導ベースに埋め込まれた負電極10を活用し、それと対向する零電極6との間に電圧電源3から負の電圧を供給して、負イオンを発生させる。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図10に示す。図10の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極6から50cm離れた地点において行われた。また、湿度は約40%の状態である。また、負の電圧は8kVから14kVである。また、正の電圧は負の電圧の半分ぐらいが好適である。つまり、正の電圧は4kVないし7kVぐらいが好適である。また、測定時の温度は約26℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、1,000,000個/cm程度であった。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、電導ベースを有する負電極と零電極の間で、コロナ放電が広い領域において発生し、かつコロナ放電が定常的な発生状態となり、周辺環境に多数の負イオン量を放出することができる。
(実施の形態6)
図11は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図11のイオン発生装置は、負電極11、零電極6、負の電圧電源3を具備する。
負電極11は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である。また、負電極10は、電導ベースを具備する。そして、負電極10の他端は、二個以上の屈曲部を備えている。つまり、他端の割れている先が二以上存在し、その先が丸まっている。また、二個以上の屈曲部は、電導ベースに埋め込まれている。
本イオン発生装置において、二個以上の屈曲部が電導ベースに埋め込まれた負電極11を活用し、それと対向する零電極6との間に電圧電源3から負の電圧を供給して、負イオンを発生させる。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図12に示す。図12の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極6から50cmの距離の地点において行われた。また、湿度は約40%の状態である。また、負の高電圧は8kVから14kVである。また、測定時の温度は約26℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、実施の形態5におけるイオン発生装置と同様に、1,000,000個/cm程度であった。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、電導ベースを有する負電極と零電極の間で、コロナ放電が広い領域において発生し、かつコロナ放電が定常的な発生状態となり、周辺環境に多数の負イオン量を放出することができる。
(実施の形態7)
図13は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図13のイオン発生装置は、負電極13、零電極12、負の電圧電源3を具備する。
上記の実施の形態において、図1、図3を除いて、負電極と対向する零電極は、送風方向に対して直立する状態で示されていたが、本実施の形態におけるイオン発生装置の零電極は、送風方向に対して並立する状態である。なお、直立する状態は送風を受けない状態であり、並立する状態は送風を受ける状態である。
零電極12は、多数の孔が空けられたラスメタル状の金属平板である。なお、孔の数、形状などは問わない。つまり、孔は、ラス平板状、スリット状、またはネット状の電極を形成する等、どのような形状を形成するものでも良い。但し、孔は、十分な送風量が確保できる数、または大きさであることが必要である。
負電極13は、電導ベースを具備する。また、負電極13は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である。また、負電極13は、零電極12と対向する位置に設置される。
本イオン発生装置において、負電極13と零電極12の間で、電圧源3から負電極13に負の電圧が供給されて、送風方向に並立する構成で負イオンを発生させることができる。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図14に示す。図14の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極2から1mの位置において行われた。また、湿度は約36%の状態である。また、負の高電圧は8kVから14kVである。また、測定時の温度は約24℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、500,000個/cm程度であった。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、負電極と零電極の間で、コロナ放電が広い領域において発生し、かつコロナ放電が定常的な発生状態となり、周辺環境に多数の負イオン量を放出することができる。
(実施の形態8)
図15は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図15のイオン発生装置は、負電極13、零電極12、正電極14、電圧電源15、零電極9を具備する。
正電極14は、電導ベースを具備する。また、正電極14は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である。正電極14の他端は、二個以上の尖端部を備えている。正電極14は、零電極9に先行する位置に配置され、かつ零電極9に対向させる位置に配置されている。
電圧電源15は、100Vから負の電圧14kV、リップル成分約30%を含む電圧源と、正の電圧7kV、リップル成分約30%を含む電圧源を備えている。正の電圧は正電極14に、負の電圧は負電極13に接続されるように構成されている。
上記のイオン発生装置において、送風ファン(図示しない)により図15の矢印で示す向きに風を送る。すると、周辺環境の空気成分は先ず正電極14とそれに対向する零電極9の間を通り、空気成分の中の粉塵物が正電位に帯電されて、零電極に吸着される。その後、風は負電極13と零電極12を通り、負イオンを発生して空気中に存在する飽和蒸気成分、つまり湿気成分がイオンキャリアとなって多量の負イオンを周辺環境に送出する。
以上、説明したイオン発生装置が発生する負イオンの量を測定した結果を図16に示す。図16の負イオンを発生させる条件は以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極12から1m離れた位置において行われた。また、湿度は約36%の状態である。また、測定時の温度は約24℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、500,000個/cm程度であった。この負イオンがラスメタル状の零電極12の孔から周辺環境に送出される。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、多量の負イオンを発生させることができ、かつ空気成分の中の粉塵物が吸着できた。
(実施の形態9)
上記の実施の形態において、多量の負イオンを発生させ得るイオン発生装置の構成等を述べたが、ここでは、有用な負電極のカートリッジ形式について説明する。
図17は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。但し、図17のイオン発生装置の構成図は、本実施の形態の特徴的な部位のみを記載している。本イオン発生装置は、カートリッジ受台20、負電極21、零電極24を具備する。
カートリッジ受台20は、電導ベースに埋め込まれた負電極21を安定に保持する機能を有する。そして、カートリッジ受台20に負電極21が設置されているために、負電極21の交換が容易になる。カートリッジ形式とは、さし込んだり、抜いたり等することにより、すぐ交換できる形式を言う。ただし、カートリッジ形式を実現する電極、およびカートリッジ受台の形状は、図17の形状とは限らない。
負電極21は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である。図17の負電極21の他端は、二個以上の先が尖った尖端部を有するが、他の形状の他端でも良い。例えば、負電極21の他端は、二個以上の屈曲部を有しても良い。
零電極24は、平板状のものであるが、他の実施の形態において述べたような、他の形状のものでも良い。また、零電極24は負電極21と対向している。そして、零電極24と負電極21のギャップは、例えば、20mmないし35mmとする。
以上のイオン発生装置におけるコロナ放電は、点線の円22および円23の広い範囲でクラウド状に発生して、矢印の送風方向に空気の流れに沿い、空気中の飽和蒸気成分つまり湿気成分と広い範囲で結合し、微小なコロナ放電電力でも、それらがイオンキャリアとなって多量の負イオンを周辺環境に送出するものである。さらに、電圧が供給されてコロナ放電を生じる負電極21は、例えば、二個以上の尖端部を備えた集束電極であり、長時間の空気流れによる汚れ、臭気成分による酸化変色を生じることになり、カートリッジ受台20という安定な保持台を備えることにより、取り換えが容易な構成を提供して、常に安定なコロナ放電を維持、継続させることができる。
負電極21の電導ベースは、銅あるいは真鍮製の金属板のほか、両面に銅箔を貼り付けたプリント基板などを利用した、簡単で便利な構造であり、取り換えの容易な構成である。
以上、本実施の形態によれば、取り換えが容易な負電極を提供することができる。
(実施の形態10)
図18は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図18のイオン発生装置は、負電極21、零電極24、正電極26、電圧電源8、零電極27、粉塵物の吸着材28、活性炭系のガス吸収フィルタ29、送風ファン30を具備する。
電圧電源8は、負の電圧および正の電圧を発生する。負電極21は、負イオンを発生させる二個以上の尖端部と電導ベースを備える。また、負電極21と対向して零電極24が配置されている。正電極26は、負電極と同様の構成を有し、零電極27は、正電極26と対向して配置されている。但し、負電極21は集束電極であれば、尖端部以外の他の形状を有するものでも良い。
零電極27には、粉塵物の吸着材28が取付けられている。また、矢印の方向に吸入された粉塵物を含む環境空気は、正電極26と零電極27の間で電離される。そして、空気中の粉塵物は、正に帯電されて、零電極に吸引され、吸着材28に吸着される。かかることにより、空気中の粉塵物が取り除かれる。その後ろには、活性炭系のガス吸収フィルタ29が配置されおり、当該ガス吸収フィルタ29により環境空気のガス成分が吸収される。この活性炭系フィルタ29は、電位として零電極に接続されている。
その後ろに送風ファン30が配置されて、図中の矢印の方向に送風されて、負イオンを発生する負電極21とそれに対向する零電極24の間に送り込まれる。そして、電圧電源8から負電極21に供給される負の電圧で、負イオンを多量に発生させて周辺環境に送出する。送風ファン30は、たとえばクロスフローファンである。また、ファン部ケースは電圧電源8の零電極に電気的に接続され、静電誘導を防ぐように構成される。
以上、説明したイオン発生装置が発生する負イオンの量を測定した結果を図19に示す。図19の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極から1m離れた位置において行われた。また、湿度は約26%の状態である。また、測定時の温度は約22℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、500,000個/cm程度であった。また、かかる構成で、吸入した周辺空気の粉塵物を吸着材28で吸着し、ガス成分を活性炭系フィルタ29で吸収することができる。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、多量の負イオンを発生させることができた。また、空気を清浄できた。
(実施の形態11)
図20は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図20のイオン発生装置は、負電極カートリッジ受台20、負電極21、零電極24、正電極カートリッジ受台25、正電極26、電圧電源8、零電極27、粉塵物の吸着材28、活性炭系のガス吸収フィルタ29、送風ファン30、低電圧源41、高電圧源42を具備する。
図20によれば、負電極21と正電極26は、負電極カートリッジ受台20および正電極カートリッジ受台25で固定されている。したがって、負電極21と正電極26は、着脱が容易である。
低電圧源41は、AC電源からスイッチング電源などの構成により、送風ファンの駆動電源と、高電圧源のための駆動電源を供給する低電圧源である。
高電圧源42は、低電圧源41から供給される電圧源を受けて、負イオンを発生させるための高電圧源である。高電圧源42の−HVは負電極21に接続され、電圧は−8kVから14kV、リップル成分10%から50%の高電圧である。また、+HVは正電極26に接続され、電圧は+4kVから+7kV、リップル成分10%から50%の高電圧である。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図21に示す。図21の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極から1m離れた位置において行われた。また、湿度は約24%の状態である。また、測定時の温度は約24℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、500,000個/cm程度であった。
高電圧部42の[0]電極は、負および正の零電極に接続されるとともに、活性炭系フィルタ29および送風ファン30のケースに接続されている。さらに、これらの零電圧系統は、接地できるグランド線に接続され、操作と取扱い上の安全を確保するように構成される。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、負電極と零電極の間で、コロナ放電が広い領域において発生し、かつコロナ放電が定常的な発生状態となる。したがって、本イオン発生装置は、周辺環境に多数の負イオンを放出することができる。また、本イオン発生装置の負電極と正電極の取替えは、容易である。
(実施の形態12)
図22は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図22のイオン発生装置は、負電極カートリッジ受台20、負電極31、零電極24、正電極カートリッジ受台25、正電極32、零電極27、粉塵物の吸着材28、活性炭系のガス吸収フィルタ29、送風ファン30、低電圧源41、高電圧源42を具備する。
図22のイオン発生装置における特徴は、負電極31と正電極32を負電極カートリッジ受台20および正電極カートリッジ受台25で固定して、着脱を容易にできるように構成するとともに、安全用の保護カバーを各電極の電導ベースに取付けたことである。これらの保護カバーは、図17の構成で前述したクラウド状のコロナ放電に支障のない長さと高さを備えることが必要である。さらに、カートリッジ状電極と一体の構成で取換えを容易にする構造とすることも必要である。なお、支障のない高さとは、集束電極の高さより低い高さである。
低電圧源41は、図20の場合と同様にAC電源からスイッチング電源などの構成により、送風ファンの駆動電源と、高電圧源のための駆動電源を供給するものである。また、高電圧源42は、図20の場合と同様に低電圧源41から供給される電圧源を受けて、負のイオンを発生させるための高電圧電源であり、−HVは負電極31に、+HVは正電極32に接続されるよう構成されている。
その他の構成部は、図20で述べたものと同じもので、また同じ接続構成である。こうような構成例でも、負イオンの発生量は、図23に示すように、温度26℃、湿度24%の状態で、零電極20から1m離れた位置で500,000個/cm以上である。零電圧系統に関しては、図22の実施例で述べたように接地できるグランド線に接続して、操作と取扱い上の安全を確保するように構成されるべきものである。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、負電極と零電極の間で、コロナ放電が広い領域において発生し、かつコロナ放電が定常的な発生状態となり、周辺環境に多数の負イオン量を放出することができた。また、負電極と正電極の取替えが容易となる。さらに、保護カバーにより安全性も向上する。
なお、本実施の形態において保護カバーが2つ(2面において)存在した。しかし、保護カバーは、1つ(1面)のみでも良い。保護カバーにより、例えば、人が指を入れても人の安全を保てれば良い。
(実施の形態13)
図24は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図24のイオン発生装置は、負電極カートリッジ受台20、負電極33、零電極24、正電極カートリッジ受台25、正電極26、電圧電源8、零電極27、粉塵物の吸着材28、活性炭系のガス吸収フィルタ29、送風ファン30、低電圧源41、高電圧源42を具備する。
負電極33は、少なくとも複数個の集束電極を電導ベースに埋め込んだ構造である。そして、図24のイオン発生装置は、負電極33をカートリッジ受台20に固定して、負電極33を取換え可能な構造とするものである。その他の構成部は、図20に示して説明したものと同じであり、クラウド状のコロナ放電範囲を広くして、多くの負イオンを発生するイオン発生装置を提供するものである。
このような複数の集束電極を有する構造の電極は、正電極26にも適用できる。かかることは、図24に示していないけれども容易に実現できることは、今までの説明から明らかである。
以上のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図25に示す。図25によれば、負電極の流入電流が増大するが、負イオン量の発生はより増大している。すなわち、温度24℃、湿度24%で、零電極24から1m離れた位置で600,000個/cm以上の発生量となっている。
以上、本実施の形態によれば、複数の集束電極を有する負電極を用いた場合に、負電極と零電極の間で、コロナ放電が広い領域において発生し、かつコロナ放電が定常的な発生状態となる。したがって、周辺環境に多数の負イオン量を放出することができる。
(実施の形態14)
図26は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図26のイオン発生装置は、負電極カートリッジ受台20、負電極33、零電極24、正電極カートリッジ受台25、正電極26、電圧電源8、零電極27、粉塵物の吸着材28、活性炭系のガス吸収フィルタ29、送風ファン30、低電圧源41、高電圧源42、加湿部45を具備する。なお、図26のイオン発生装置において、加湿部45の代わりに加湿装置46を用いても良い。
加湿部45は、湿気成分を発生する。加湿部45は、活性炭系のガス吸収フィルタ29および送風ファン30に先行する位置に設置される。
加湿装置46は、通常、加湿部45を有さないイオン発生装置と併用される。
イオン発生装置は、上記の加湿部45または加湿装置46を具備することにより、周辺環境に送出するイオンキャリアが増大し、負イオンを発生させる負電極33と、それに対向する零電極24の部位に風を送り込むことによって、多くの負イオン量を送出できる。
以上のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図27に示す。図27によれば、負イオンの発生量は、湿度レベルによって増大量が変わってくることが想定され、少なくとも零電極24から1m離れた位置で600,000個/cm以上の負イオンを送出することができることが分かる。
また、図26に負イオン発生装置とは別な位置に示す加湿装置46を併用することにより、さらに空気中のイオンキャリアを増大させて、より多くの負イオンを周辺環境に送出することができる。このような併用状態としては、冬季の特に湿度の低い時期に活用すると、最も効果を発揮することができるとともに、環境条件の改善にも役立つことは、これまで述べた説明で明らかである。
以上、本実施の形態によれば、加湿により、さらに、発生するイオン量を増大できる。
(実施の形態15)
図28は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図26のイオン発生装置は、送風ファンの形態を変えたイオン発生装置である。図26のイオン発生装置は、負電極カートリッジ受台20、負電極31、零電極24、正電極カートリッジ受台25、正電極32、零電極27、粉塵物の吸着材28、活性炭系のガス吸収フィルタ29、送風ファン34、低電圧源41、高電圧源42を具備する。
送風ファン34は、イオン発生装置の中部位に設置されたシロッコファンである。送風ファン34は、送風量を増大させることができる。なお、送風ファン34の配列位置は中部位に限らず、空気吸入口とか送風出口など、どの部位にも配置することが可能である。これは、送風ファン34が図28のシロッコファンであっても、図22のようなクロスフローファンであっても同様である。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図29に示す。図29の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、零電極から1mの位置において行われた。また、湿度は約24%の状態である。また、測定時の温度は約26℃である。なお、負の電圧は8kVないし14kV、正の電圧は4kVないし7kVぐらいが好適である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、500,000個/cm程度であった。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、負電極と零電極の間で、コロナ放電が広い領域において発生し、かつコロナ放電が定常的な発生状態となる。したがって、周辺環境に多数の負イオンを放出することができる。また、シロッコファンにより送風量を増大させることができる。
(実施の形態16)
図30は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図30のイオン発生装置は、負電極3001、零電極3002、負と正の高電圧電源3003を具備する。また、低電圧電源3004を備え、送風ファン3005、3006および3007に駆動電圧を供給するとともに、高電圧電源3003に直流駆動電圧を供給する。送風ファン3005、3006および3007は、送風経路の正面に対して傾斜して取り付けられている。送風経路の正面に対して傾斜する、とは、図31に示すような位置関係をいう。なお、傾斜の角度は、送風経路の正面に対して10度から30度が好適である。
さらに、正電極3008、零電極3009、塵埃を吸着する塵埃フィルタ3010を具備する。なお、零電極3009と正電極3008は対向する位置関係に設置されている。送風ファン3005、3006および3007の後部位に、ガス成分を吸収する活性炭フィルタ3011を備える。送風経路の前方にスリット送出板3012、送出経路の上面にスリット板3013、そして送風経路の左側面にスリット板3014、送風経路の右側面にスリット板3015が設けられている。送風ファン3005、3006および3007の後部位とは、送風ファン3005等より、送風が流れる上手側の位置をいう(図30参照)。
なお、スリット板3012,3013、3014および3015送風口の形状は、図30に示す形状に限らない。つまり、スリット板3012,3013、3014および3015送風口の形状は、丸孔の形状でも、縦長矩形の形状でも、横長矩形の形状等でも良い。
負電極3001は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である。
また、零電極3002は、電導体である。但し、零電極3002は、一部に電気を通さない非電導部を含んでも良い。本明細書で述べる他の電極も同様である。零電極3002は、平板である。ただし、零電極3002は、多数孔を備えたラス平板状、またはスリット状、またはネット状の形状を有しても良い。零電極3002は、上面のスリット板3013の内面に負電極3001と対向する位置に取り付けられている。また、この実施の形態において、負電極3001と零電極3002は、対向する位置関係に配置されている。また、負電極3001と零電極3002のギャップは、約17mmから約35mmである。
負電極3001および正電極3008は、図20等に示したものと同様の構成であり、電極カートリッジ受台と、それぞれの電極からなる。また、負電極と正電極は、カートリッジ受台に固定されており、着脱が容易である。一例として、負電極3001または正電極3008はカートリッジ受台に挿入して約45度ないし90度回転させれば、それぞれの電極が装着され、負電圧部または正電圧部に接触するように構成されている。そして、その逆の方向に回転させれば容易に外すことができるように構成される。
負と正の高電圧電源3003は、負電極3001に対して負の電圧を印加するとともに、正電極3008に対して正の電圧を印加する。かかる負の電圧により、負電極3001と零電極3002の間でコロナ放電3016および3017が生じ、負イオンが発生する。かかるコロナ放電は、点線の円3016および円3017の広い範囲でクラウド状に発生して、矢印の送風方向に空気の流れに沿い、空気中の飽和蒸気成分つまり湿気成分と広い範囲で結合し、微小なコロナ放電電力でも、それらがイオンキャリアとなって多量の負イオンを周辺環境に送出するものである。
さらに、負電極3001と零電極3002の間の電位勾配により、負電極3001の位置から遠ざかる送出経路の方向で、各方向に負電圧によるイオン風が発生して、広く送風経路ができる。したがって、これに送風ファン3005、3006および3007の送風力を作用されることにより、二以上の送風経路に強力に負イオンを送出させるように構成することができる。なお、上述したように、コロナ放電は、点線の円3016および円3017の広い範囲でクラウド状に発生するので、イオン発生装置の前面、上面、左側面、右側面の4方向の送風経路から負イオンを送出させることが特に好ましい(図30参照)。また、イオン発生装置の前面、後面、上面、左側面、右側面の5方向の送風経路から負イオンを送出させることも好適である。さらに、イオン発生装置を何らかの手段で吊り上げ、イオン発生装置の前面、後面、上面、下面、左側面、右側面の6方向の送風経路から負イオンを送出させることもさらに好適である。
低電圧電源3004は、交流100Vから送風ファン3005、3006および3007を駆動する直流電圧を供給する。また、低電圧電源3004は、高電圧電源3003に直流駆動電源を供給して、負と正の高電圧を発生させる。高電圧電源3003は、負の電圧として2kVから14kVが得られ、この電圧を負電極3001に印加するとともに、正の電圧として1kVから7kVが得られ、正電極3008に印加する。なお、正の電圧を1kVから7kVとすることは好適であるが、さらに正の電圧を4kVから7kVとすることが好ましい。高電圧電源3003から得られる負の電圧および正の電圧は、リップル電圧10%から90%を含み、コロナ放電状態が撹乱揺動されて多量の負イオンを発生させることができる。ただし、負の高電圧は,リップル成分を含め最高電圧を14kV以下に抑制される。なお、負電極に対して印加する負の電圧が8kVから14kV、かつリップル電圧が10%から50%程度であれば、さらにコロナ放電状態が撹乱揺動されて、さらに多量の負イオンを発生させることができる。
高電圧電源3003から得られる負の電圧および正の電圧は、パルス状の負または正の電圧であっても、有用なコロナ放電状態を発生し、多量の負イオンを発生させることができる。つまり、負電極に対して印加する電圧が、正のパルス電圧または/および負のパルス電圧であっても有用なコロナ放電状態を発生し、多量の負イオンを発生させることができる。また、低電圧電源3004の入力として、電池電源から供給するように構成して、DC/DCコンバータでパルス状の負または正の電圧を発生させて同様に直流方式で多量の負イオンを発生する装置を構成することが可能である。
さらに、高電圧電源3003への直流入力電圧としても、電池電源から直流電圧を供給して、少なくとも負の高電圧を発生させて、負電極3001に接続し印加することにより、効率よく多量の負イオンを発生する装置を構成することも可能である。
正電極3008は、零電極3009と対向しており、この零電極3009の内側に塵埃フィルタ3010が取付けられている。この零電極3009に正に帯電された塵埃が吸引されることにより、塵埃フィルタ3010に当該塵埃が吸着される。
また、送風ファン3005、3006および3007の前部位には、ガス成分を吸着する活性炭フィルタ3011が配置され、通過する空気中の残存ガス成分が取り除かれる。
さらに、送風ファン3005、3006および3007は、軸流タイプの送風器であり、送風経路の正面に対する角度が約10度から約30度で傾斜して取付けられ、送風経路がスリット送出板3012、上面のスリット板3013、左側面のスリット板3014および右側面のスリット板3015の各送風スリット孔から、広く長い距離に負のイオンが拡散放出されるように構成されている。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を、図32に示す。図32の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、スリット送出板3012の前方1m、かつイオン発生装置の設置面から上方の角度40から50度の位置において行った。また、湿度は約40%の状態であり、測定時の温度は約26℃の状態である。また、負の高電圧は約10kVであり、リップル電圧は約20%の状態である。送風ファン3005、3006および3007は、作動状態である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、いずれの位置においても500,000個/cm程度であった。
以上、本実施の形態によれば、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である負電極と、電導体を含む零電極を具備し、負電極に対して負の電圧を印加することにより、負電極と零電極の間でコロナ放電を生じさせ、当該コロナ放電により発生する負イオンを二以上の送風経路から送出させるイオン発生装置により、多量に発生した負イオンをイオン発生装置の内部で減少させることなく、負イオンを外部に送出できる。つまり、二以上の送風経路から送出させるイオン発生装置により、集束電極を具備するイオン発生装置特有の課題(内部で多量の負イオンが減少する可能性がある、または一の送風経路から送出される負イオンは、壁面で吸収される場合がある)を解決し、かつ、集束電極を具備するイオン発生装置の特性を十分生かし、人体等に有効な負イオンを広い範囲にわたって放出できる。また、複数の送風ファンを設置することにより、負イオンの送風拡散がさらに効果的になる。なお、一の送風経路から送出される負イオンが壁面で吸収される割合(量)は、イオン発生装置の設置態様や、壁面の材質などで異なる。
(実施の形態17)
図33は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図33のイオン発生装置における送風ファンは、ほぼ中央に設置された一の送風ファン3006のみである。そして、送風経路の側板3304および3305は、スリットのない側板になっている。したがって、図33のイオン発生装置において、送風経路は、前方のスリット送出板3012を通過する送風経路と、上方のスリット板3013を通過する送風経路の二送風経路となる。その他の構成は、図30のイオン発生装置と同様である。
本実施の形態においては、送風ファン3006が送風経路の正面に対して傾斜して取付けられている。また、負電極3001と正電極3008には、図30の実施の形態16と同様の電圧が印加される。
かかるイオン発生装置において、コロナ放電を行わせ、負イオンの発生量を測定した結果を図34に示す。負イオンの発生量を測定した環境は、湿度40%、温度26℃であった。かかる環境において、スリット送出板3012から前方1m離れた位置で発生する負イオン量は400,000個/cm程度である。また、スリット板3013の前方1m、かつイオン発生装置の設置面から上方の角度40から50度の位置で発生する負イオン量は500,000個/cm程度である。このように、軸流タイプの送風ファン3006を1個用いても、二送風経路に対して多量の負イオンを放出拡散させ得る。なお、送風ファン3006の駆動電圧を印加しない状態でも、コロナ放電によるイオン風の働きで、多量の負イオンを拡散させることができる。
以上、本実施の形態によれば、コロナ放電により発生する負イオンを二つの送風経路から送出させるイオン発生装置により、一つの送風経路の場合と比較して、負イオンが、前方にも上方にも広く長い距離にわたって拡散し、周辺環境に多数の負イオン量を放出することができる。つまり、二以上の送風経路から送出させるイオン発生装置により、集束電極を具備するイオン発生装置特有の課題(内部で多量の負イオンが減少する可能性がある、または一の送風経路から送出される負イオンは、壁面で吸収される場合がある)を解決し、かつ、集束電極を具備するイオン発生装置の特性を十分生かし、人体等に有効な負イオンを広い範囲にわたって放出できる。また、複数の送風ファンを設置することにより、負イオンの送風拡散がさらに効果的になる。なお、一の送風経路から送出される負イオンが壁面で吸収される割合(量)は、イオン発生装置の設置態様や、壁面の材質などで異なる。
(実施の形態18)
図35は、本実施形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図35のイオン発生装置は、図33のイオン発生装置の構成と比較して、送風ファンが異なる。図33のイオン発生装置の軸流タイプの送風ファン3006に対して、図35のイオン発生装置の送風ファンは、クロスフロータイプの送風ファン3501である。なお、送風ファン3501も、送風経路の正面に対して約10度から約30度に傾斜して取り付けられている。また、図33のイオン発生装置と図35のイオン発生装置を比較すると、図33のイオン発生装置の零電極3002は、図35のイオン発生装置では、零電極3503および3504である。零電極3503および3504は、負電極3001と並立する位置関係に配置されている。また、零電極3503および3504は、送風経路に存在する絶縁樹脂板(図示しない)の内壁に取付けられており、静電分極防止板として機能する。
この静電分極防止板は、負電極3001の周辺に存在する絶縁樹脂板のコロナ放電による静電誘導の分極を防ぐように、その内壁に取り付けられている。そして、この静電分極防止板は、零電位に接続されており、絶縁樹脂板の分極を防止して、負イオンの発生を減少させる作用を防ぐ働きを有する。
上記のような構成を有するイオン発生装置は、負イオンを正常に外部に放出拡散させるとともに、負電極3001と静電分極防止兼用の零電極3503および3504の間で、正常にコロナ放電を生じさせことができる。
さらに、図35のイオン発生装置では、送風経路のガス成分を吸着する活性炭フィルタ3011と重ねて、塵埃フィルタ3502が取付けられており、送風経路の塵埃の吸収とガス成分の吸着を同時に行うよう構成されている。このように、活性炭フィルタ3011と塵埃フィルタ3502を重ねて構成することにより、集塵能力が大幅に向上する。送風方向に塵埃フィルタ3502が存在し、かつ活性炭フィルタ3011が零電極の役割りを果たし、塵埃を含む風を吸い寄せるからである。したがって、このような構成で、正電極3008に対向する零電極3009を取り除き、活性炭フィルタ3011を、正電極3008に対向する零電極として活用することができる。
また、上方のスリット板3013は、上面の広い面積に亘って送風スリットが設けられ、負イオンが多量に上方にも放出拡散されるように構成されている。
高電圧電源3003に、低電圧電源3004からの直流電圧が供給され、イオン発生装置は、負の高電圧10kV、リップル成分約20%を含む電圧源と、正の高電圧5kV、リップル成分20%を含む電圧源を備えている。そして、負の高電圧は負電極3001に、正の高電圧は正の電極3008に接続され、零電位はそれぞれの零電極3009、3503および3504に接続されている。
上記の説明したイオン発生装置が発生する負イオンの量を測定した結果を図36に示す。図36のイオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、スリット送出板3012または上方のスリット板3013から1m離れた位置において行った。また、湿度は約40%であり、測定時の温度は約25℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、前方で400,000個/cm程度であり、上方で500,000個/cm程度であった。
以上、本実施の形態によれば、零電位に接続されており、絶縁樹脂板の分極を防止する静電分極防止板により、負イオンの発生を減少させる作用を防ぐことができる。また、活性炭フィルタと塵埃フィルタを重ねて構成することにより、集塵能力が大幅に向上する。
(実施の形態19)
図37は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図30のイオン発生装置との違いは、以下の通りである。
送風経路の側板3014および3015は、スリットのない側板になっており、送風経路は、前方のスリット送出板3012と、上方のスリット板3013の二送風経路で構成されている。その他の構成のうち、イオン発生装置の左側面に設けられたイオン検出部3701によって、発生する負のイオン量を検出して、表示部3702に信号が送られ、表示部3702に配置された複数の表示LED3703によって、イオン発生量が表示されるように構成されている。
本イオン発生装置により、イオン発生装置から放出拡散される負のイオン量が、容易に認識できるようになり、イオン発生装置の発生量の制御のための電源のオンまたはオフを行う判断が可能となる。また、イオン発生装置が順調に動作していること、または故障であることなどの判断が容易になる。
複数の表示LED3703は、発生する負のイオン量により、カラー識別表示とか、量の段階表示を行わせることが可能である。また、表示部3702において、ブザー音を併用して、耳による発生量の確認を行わせることも可能である。また、ブザー音だけではなく、聴覚に訴える何らかの音を出力して、発生量の確認を行わせることも可能である。
上記のイオン発生装置において、コロナ放電を行わせ、負イオンの発生量を測定した結果を図38に示す。測定は、湿度約40%、温度約26℃の環境で行った。また、測定は、スリット板3012から前方約1m離れた位置であり、かつスリット板3013の面から約1m離れており、かつ当該面の上方40度ないし50度の位置において行なった。
かかる条件で発生した負イオンの量は、前方で500,000個/cm程度であり、上方でも500,000個/cm程度であった。また、負のイオン発生量の変化を、複数の表示LEDの識別カラー表示で確認できた。
以上、本実施の形態によれば、負イオンの量を検知するイオン検知部と、イオン検知部が検知した負イオンの量を視覚的に表示する表示部により、イオン発生装置の発生量の制御のための電源のオンまたはオフを行う判断が可能となる。また、イオン発生装置が順調に動作していること、または故障であることなどの判断が容易になる。
なお、本実施の形態において、表示部はLEDを利用したが、液晶等のディスプレイなどを利用しても良い。ディスプレイを利用する場合は、イオン発生量を定量的に表示することができる。
さらに、本実施の形態において、負イオン量を認識させる出力は、音による出力のみでも良い。また、負イオン量を認識させる出力は、人間の五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)に訴える出力であれば、何でも良い。後述するリモコンにおいても同様である。
(実施の形態20)
図39は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図39のイオン発生装置は、本体とは別に、離れた位置で負のイオン量の測定と表示ができるリモコン3901を備える。リモコン3901は、制御スイッチ3902、表示部3903を備える。また、リモコン3901は、負イオンの量を検知するイオン検知部(図示しない)を内部に備える。
制御スイッチ3902は、イオン発生装置本体の電源スイッチをリモート制御できるスイッチである。
表示部3903は、イオン検知部が検知した負イオンの量を視覚的に表示する。表示部3903は、液晶ディスプレイ等の薄型のディスプレイが好適であるが、LED等の他の出力媒体で実現しても良い。
図39のイオン発生装置のその他の構成部は、図30のイオン発生装置と略同じである。なお、リモコン3901において、電源のオン/オフ以外の制御をさせても良い。また、リモコン3901でイオン発生装置本体を制御する信号は、赤外線信号やブルートゥースの規約に基づく信号など、問わない。
また、イオン発生装置本体には、リモコン3901でリモート制御できる制御スイッチ3902に対応して、受動制御部3904を備え、イオン発生装置の電源のオンまたはオフ、あるいは送風ファン3005、3006および3007のオンまたはオフの切換えができる機能を有する。受動制御部3904は、リモコンの信号が赤外線信号の場合は、赤外線受光部で実現される。
この負イオンの量を本体から離れた位置で測定と表示ができるリモコン3901を活用することにより、負のイオン量を測定者の位置で確認と表示を行うことができ、これに基づいてイオン発生装置の動作切換えとか、動作の停止制御を行うことが容易となる。
かかる条件で発生した負イオンの量は、図40に示す。図40の負イオンの量を測定した位置と条件が図36と同じであるため、実施の形態19におけるイオン発生装置と同様に、スリット板の前方1mにおいて、500,000個/cm程度であり、スリット板の面の上方40度ないし50度で、かつ1m離れた位置で500,000個/cm程度であった。
なお、測定者の位置においては、イオン発生装置本体からの離れと位置関係で、測定量が違ってくるため、明記はしない。
以上、本実施の形態によれば、イオン発生装置を遠隔から操作できるリモコンであって、負イオンの量を検知するイオン検知部と、イオン検知部が検知した負イオンの量を視覚的に表示する表示部を具備するリモコンにより、負イオンの量を測定者の位置で表示することができ、これに基づいてイオン発生装置の動作切換えとか、動作の停止制御を行うことができる。また、負イオンの量が視覚的に把握でき、イオン発生装置に対するユーザの満足度が向上する。
なお、リモコンで測定した負イオン量を、ブザー音を用いて、耳による発生量の確認を行わせることも可能である。また、ブザー音だけではなく、聴覚に訴える何らかの音を出力して、発生量の確認を行わせることも可能である。
(実施の形態21)
図41は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図41のイオン発生装置は、図35のイオン発生装置におけるクロスフローファンによる送風ファン3501を、軸流ファン3005、3006および3007に置換えたものである。
また、送風ファン3005、3006および3007は、送風経路の正面に対して傾斜した状態で取付けられており、送風経路はスリット板3012とスリット板3013から構成され、図35の構成と同じであり、二送風経路を備える。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図42に示す。図42の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、スリット板22の前方1mの位置において行った。また、スリット板3013の面の上方40度ないし50度であり、かつ、当該面の上方1mの位置において行った。また、湿度は約36%の状態であり、温度は約26℃の状態である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、スリット板前方で400,000個/cm程度であり、スリット板の上方で500,000個/cm程度であった。
(実施の形態22)
図43は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。図43のイオン発生装置は、図41のイオン発生装置と比較して送風ファンとして、1つの軸流ファン3006を用いている点が異なる。
また、送風ファン3006は送風経路の正面に対して傾斜した状態で取付けられており、送風経路はスリット板3012とスリット板4301から構成され、図41の構成と類似の構成であり、二送風経路を備える。また、スリット板4301は、送風ファン3006の位置に対応して、送風ファンの中央部にのみスリット孔が設けられている。
上記のイオン発生装置が発生する負イオンの量を図44に示す。図44の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、スリット板3012の前方1mの位置において行った。また、スリット板4301の面の上方40度ないし50度であり、かつ、当該面の上方1mの位置において行った。また、湿度は約36%の状態であり、温度は約26℃の状態である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、スリット板前方で400,000個/cm程度であり、スリット板の上方で500,000個/cm程度であった。
(実施の形態23)
図45は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構成を示す構成図である。図45のイオン発生装置は、図30のイオン発生装置の構成において、送風ファン3006は、同じ傾斜状態に取付けられている。これに対して、送風ファン3005および3007は、縦方向に傾斜して取付けられているとともに、横方向にそれぞれ外向きに傾斜された状態で取付けられている。つまり、本イオン発生装置は、二個以上(ここでは3個)の送風ファンを具備し、少なくとも一の送風ファンは他の送風ファンと異なる角度で設置されている。
また、図35のイオン発生装置と同じく、零電極3503および3504は、負電極3001と並立する位置に配置され、かつ、送風経路に存在する絶縁樹脂板の内壁に取付けられた静電分極防止板の役割りを果たす。
上記のイオン発生装置において、図45に示す送風ファンの構成で、中央方向だけでなく、左側面のスリット板3014および右側面のスリット板3015の方向にも、負イオンの送出が有効に行われる。したがって、負イオンの周辺環境への送出拡散の方向が拡大する。このような構成は、イオン発生装置のサイズに係わりなく実現が可能である。
以上、説明したイオン発生装置が発生する負イオンの量を測定した結果を、図46に示す。図46の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、スリット板3012の前方1m離れた位置、およびスリット板3013の面の上方40度ないし50度で、かつ約1mの離れた位置において行った。また、湿度は約35%であり、温度は約26℃である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、前方で500,000個/cm程度、上方で500,000個/cm程度であった。
なお、前方左方向および前方右方向での測定量は表示していないが、300,000個/cm程度で観測された。
以上、本実施の形態によれば、二個以上の送風ファンを具備し、少なくとも一の送風ファンは他の送風ファンと異なる角度で設置されていることにより、負イオンの周辺環境への送出拡散の方向が拡大する。
なお、本実施の形態において、送風ファンが3個の例を用いて説明したが、送風ファンは2個でも、4個以上でも良い。送風経路の数や方向、スリットの形状などに応じて効果的に送風ファンの個数と傾きを決定し、当該送風ファンをイオン発生装置に設置すれば良い。
(実施の形態24)
図47は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構成を示す構成図である。図47のイオン発生装置と図41のイオン発生装置との違いは、以下の通りである。図47のイオン発生装置の送風ファン3006は一個の軸流ファンであり、傾斜して取付けられている。
以上、説明したイオン発生装置が発生する負イオンの量を測定した結果を、図48に示す。図48の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。
負イオンの量の測定は、スリット板3012の前方1m離れた位置、およびスリット板3013の上方40度ないし50度で、1mの位置において行った。また、湿度約35%である。また、測定時の温度は約26℃の状態である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、前方で500,000個/cm程度、上方で500,000個/cm程度であった。
(実施の形態25)
図49は、本実施の形態に係るイオン発生装置の内部構成を示す構成図である。図49のイオン発生装置は、図41のイオン発生装置の構成と同じく、送風ファン3005、3006および3007と同じく傾斜状態に取付けられている。これに対して、送風ファン3005、3006および3007の傾斜した後方下部に、加臭部4901が取付けられている。加臭部4901は、臭いを発生させる。加臭部4901は、例えば、揮発性の香り発生剤を内部に保持している。この加臭部4901から発生する臭い成分がイオンキャリアとして活用され、送風ファン3005、3006および3007で送風経路に送出される。負電極3001と静電分極防止板3503および3504の間で発生するコロナ放電により、負電荷が臭い成分に担わされて、負のイオンを多量に発生する。この負イオンがスリット板3012およびスリット板3013の二送風経路を通って、周辺環境に臭い成分とともに、負イオンが送出拡散されるように構成されている。
また、加臭部4901の変わりに、空気中の飽和蒸気成分を増大させる加湿部を採用しても良い。加湿部が発生する水蒸気がイオンキャリアとして活用され、送風ファン3005、3006および3007で送風経路に送出される。また、加臭部と加湿部は併用しても良い。
このような構成は、イオン発生装置のサイズに係わりなく実現が可能である。また、イオン発生装置と、加湿部または/および加臭部は物理的に分離されていても良い。かかる場合でも、全く同じように多量の負イオンを発生、拡散させることが可能である。
以上、説明したイオン発生装置が発生する負イオンの量を測定した結果を、図50に示す。図50の負イオンを発生させる条件は、以下の通りである。負イオンの量の測定は、スリット板3012の前方1m離れた位置、およびスリット板3013の面の上方40度ないし50度で、約1m離れた位置において行った。また、湿度約35%であり、測定時の温度は約25℃の状態である。
かかる条件で発生した負イオンの量は、前方で400,000個/cm程度、上方で500,000個/cm程度であった。
以上、本実施の形態によれば、本イオン発生装置により、負電極と零電極の間で、コロナ放電が広い範囲において発生し、かつ送風経路が二以上設けられて、簡単な構成でコンパクトな形態に実現でき、10kV×10μA程度で0.1W以下の微小な電力で多量の負イオンを周辺環境に広く、かつ長い距離に送出し、拡散させることができる装置を提供するものである。
なお、上記すべての実施の形態で述べた集束電極と零電極を用いた負イオンの発生装置の基本部は、簡単でコンパクトな構成にすることが可能であり、10kV×10μA程度で0.1W以下の微小な電力で多量の負イオンを周辺環境に送出することができる装置を提供するものである。
したがって、これまで述べた装置構成の一部、あるいは全てをマイナスイオン発生装置、空気清浄装置、除湿機、加湿器、加臭装置、扇風機、送風機、ヘアードライヤー、電子レンジ、エアコンディショナー、カーエアコン、ルームエアコン、洗浄機能付き便座、照明器具、自動車用イオン発生装置、冷蔵庫内イオン発生装置およびエアサーキュレータなどに組込み、あるいは併用することによって、より一層の機能向上と効果的な活用手法を備えるよう構成することができるものである。
また、上記すべての実施の形態で述べた集束電極は、一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束していれば、形状は何でも良い。また、集束とは、一部において接続されていることも含む意である。従って、集束電極は、図51のように電極の真中あたりで集束しているものでも良い。また、集束電極は、図52のように、多数の尖端部(棒状のもの)が球状等の中心部に集束しており、放射状に尖端部が伸びているものでも良い。さらに、集束電極は、図53のように尖端状または丸みを帯びた棒状等のものが一部において、しかもいろいろな箇所で接合されているものでも良い。図53の集束電極は、針金状のものが一部分で、他の針金状のものと接合されることにより一つの電極を構成している。
また、集束電極における、一端が2以上に割れており、少なくとも一部分で結束されている構造として、耐電圧の複数撚線の一端の被覆を除去し、他端の絶縁被覆部を負の高電圧電源に接続し、絶縁体で撚線被覆部を保持するように構成しても良い。かかる構成でも、同じく有効なマイナスイオン発生電極として活用することが可能である。
さらに、上記すべての実施の形態で述べた電極として、図54に示すような構成も用いることができる。図54において、5401は電極の一部が集束されて、両方向に2以上の尖った端を有して、負電圧が供給される。5402は絶縁体で構成された環状の保持物であり、負電極と対向する位置に5403と5404の零電極が配置されている。そして、この零電極5403と5404に電圧源の零極が接続される。このような構成によって、負電極の両側で広く持続的なコロナ放電を生じさせ、多量の負イオンを発生させ得る負電極を提供するものである。図54に示す矢印の方向に送風することによって、周辺環境に多量の負イオンを送出することができる。かかる図54の電極は、特に、ヘアードライヤーやエアコンディショナー、カーエアコン、ルームエアコン等に有効である。
産業上の利用可能性
本発明は、負イオンを発生させるイオン発生装置に関する。
【図面の簡単な説明】
図1は、実施の形態1におけるイオン発生装置の構成図である。
図2は、実施の形態1におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図3は、実施の形態2におけるイオン発生装置の構成図である。
図4は、実施の形態2におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図5は、実施の形態3におけるイオン発生装置の構成図である。
図6は、実施の形態3におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図7は、実施の形態4におけるイオン発生装置の構成図である。
図8は、実施の形態4におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図9は、実施の形態5におけるイオン発生装置の構成図である。
図10は、実施の形態5におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図11は、実施の形態6におけるイオン発生装置の構成図である。
図12は、実施の形態6におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図13は、実施の形態7におけるイオン発生装置の構成図である。
図14は、実施の形態7におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図15は、実施の形態8におけるイオン発生装置の構成図である。
図16は、実施の形態8におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図17は、実施の形態9におけるイオン発生装置の構成図である。
図18は、実施の形態10におけるイオン発生装置の構成図である。
図19は、実施の形態10におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図20は、実施の形態11におけるイオン発生装置の構成図である。
図21は、実施の形態11におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図22は、実施の形態12におけるイオン発生装置の構成図である。
図23は、実施の形態12におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図24は、実施の形態13におけるイオン発生装置の構成図である。
図25は、実施の形態13におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図26は、実施の形態14におけるイオン発生装置の構成図である。
図27は、実施の形態14におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図28は、実施の形態15におけるイオン発生装置の構成図である。
図29は、実施の形態15におけるイオン発生装置の発生負イオン量を示す図である。
図30は、実施の形態16に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図31は、実施の形態16に係る送風ファンの傾斜について説明する図である。
図32は、実施の形態16に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図33は、実施の形態17に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図34は、実施の形態17に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図35は、実施の形態18に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図36は、実施の形態18に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図37は、実施の形態19に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図38は、実施の形態19に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図39は、実施の形態20に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図40は、実施の形態20に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図41は、実施の形態21に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図42は、実施の形態21に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図43は、実施の形態22に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図44は、実施の形態22に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図45は、実施の形態23に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図46は、実施の形態23に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図47は、実施の形態24に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図48は、実施の形態24に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図49は、実施の形態25に係るイオン発生装置の内部構造を示す構成図である。
図50は、実施の形態25に係るイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図51は、集束電極の例を示す図である。
図52は、集束電極の例を示す図である。
図53は、集束電極の例を示す図である。
図54は、集束電極の例を示す図である。
図55は、従来のイオン発生装置の構成図である。
図56は、従来のイオン発生装置が発生する負イオンの量を示す図である。
図面の参照符号の一覧表
1、4、10、11、13、21、31、33,3001 負電極
2、6、9、12、20、24、27、3002、3009、3503、5403 零電極
3、5、8、15 電圧電源
7、14、26、32、3008 正電極
20 負電極カートリッジ受台
25 正電極カートリッジ受台
28 吸着材
29 ガス吸収フィルタ
30、34、3005、3006、3501 送風ファン
41、3004 低電圧源
42、3003 高電圧源
45 加湿部
46 加湿装置
3010、3502 塵埃フィルタ
3011 活性炭フィルタ
3503 静電分極防止板
3701 イオン検出部
3702、3903 表示部
3901 リモコン
3902 制御スイッチ
3904 受動制御部
4901 加臭部

Claims (30)

  1. 一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である負電極と、電導体を含む零電極を具備し、
    前記負電極と前記零電極は対向しており、前記負電極に対して負の電圧を印加することにより前記負電極と前記零電極の間でコロナ放電を生じさせて、負イオンを発生させるイオン発生装置。
  2. 一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である正電極をさらに具備し、
    前記正電極と前記零電極は対向しており、前記正電極に対して正の電圧を印加することにより前記正電極と前記零電極の間でコロナ放電を生じさせて、空気中の粉塵を正の帯電粒子として前記零電極に吸着させる請求項1記載のイオン発生装置。
  3. 前記負電極に対して印加する負の電圧が、8kVから14kV、かつリップル電圧が10%から50%程度である請求項1または請求項2いずれか記載のイオン発生装置。
  4. 前記負電極または、前記負電極および正電極が、電導ベースをも具備する請求項1または請求項2いずれか記載のイオン発生装置。
  5. 前記電導ベースが取換え可能なカートリッジ形式である請求項4記載のイオン発生装置。
  6. 前記負電極が複数の集束電極を有する請求項1または請求項2いずれか記載のイオン発生装置。
  7. 送風ファンをさらに具備し、
    前記送風ファンを駆動することにより前記発生した負イオンを送出する請求項1または請求項2いずれか記載のイオン発生装置。
  8. 前記零電極が、平板状、または多数孔を備えたラス平板状、またはスリット状、またはネット状の形状を有する請求項1または請求項2いずれか記載のイオン発生装置。
  9. 前記負電極を送風方向と平行に、または送風方向に直立状に配置する請求項1または請求項2いずれか記載のイオン発生装置。
  10. 粉塵濾過フィルタおよび脱臭フィルタを具備する請求項7記載のイオン発生装置。
  11. 空気中の飽和蒸気成分を増大させる加湿部をさらに具備する請求項1または請求項2いずれか記載のイオン発生装置。
  12. 一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である負電極と、電導体を含む零電極を具備し、前記負電極に対して負の電圧を印加することにより前記負電極と前記零電極の間でコロナ放電を生じさせ、当該コロナ放電により発生する負イオンを二以上の送風経路から送出させるイオン発生装置。
  13. 前記零電極と前記負電極は対向または並立の位置関係に設置されている請求項12記載のイオン発生装置。
  14. イオン発生装置の前面、上面、左側面、右側面の4方向の送風経路から負イオンを送出させる請求項12または請求項13いずれか記載のイオン発生装置。
  15. 前記負電極に対して印加する負の電圧が8kVから14kV、かつリップル電圧が10%から50%程度である請求項12から請求項14いずれか記載のイオン発生装置。
  16. 前記負電極に対して印加する負の電圧が2kVから14kV、かつリップル電圧が10%から90%程度である請求項12から請求項14いずれか記載のイオン発生装置。
  17. 前記負電極に対して印加する電圧が、正のパルス電圧または/および負のパルス電圧である請求項12から請求項16いずれか記載のイオン発生装置。
  18. 一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である正電極をさらに具備し、前記正電極と前記零電極は対向または並立の位置関係に設置されており、前記正電極に対して正の電圧を印加することにより、前記正電極と前記零電極の間でコロナ放電を生じさせ、当該コロナ放電により空気中の粉塵を正の帯電粒子として前記零電極に吸着させる請求項12から請求項17いずれか記載のイオン発生装置。
  19. 二個以上の送風ファンをさらに具備し、少なくとも一の送風ファンは他の送風ファンと異なる角度で設置されている請求項12から請求項18いずれか記載のイオン発生装置。
  20. 送風経路の正面に対して傾斜させて前記二個以上の送風ファンを設置した請求項19記載のイオン発生装置。
  21. 送風ファンをさらに具備し、送風経路の正面に対して傾斜させて前記送風ファンを設置した請求項12から請求項14いずれか記載のイオン発生装置。
  22. 前記傾斜の角度が、前記送風経路の正面に対して約10度から約30度である請求項20または請求項21いずれか記載のイオン発生装置。
  23. 送風経路に塵埃フィルタまたは活性炭フィルタを設置した請求項21から請求項22いずれか記載のイオン発生装置。
  24. 送風経路に塵埃フィルタと活性炭フィルタを重ねて設置した請求項12から請求項22いずれか記載のイオン発生装置。
  25. 負イオンの量を検知するイオン検知部と、前記イオン検知部が検知した負イオンの量を視覚的に表示する表示部を備えた請求項12から請求項24いずれか記載のイオン発生装置。
  26. 空気中の飽和蒸気成分を増大させる加湿部または/および臭いを発生させる加臭部を具備する請求項12または請求項13いずれか記載のイオン発生装置。
  27. 前記加湿部または/および前記加臭部はイオン発生装置本体から分離されている請求項26記載のイオン発生装置。
  28. 一端が二以上に割れており、少なくとも一部分で集束している集束電極である電極。
  29. 電導ベースをさらに具備する請求項28記載の電極。
  30. イオン発生装置を遠隔から操作できるリモコンであって、負イオンの量を検知するイオン検知部と、前記イオン検知部が検知した負イオンの量を視覚的に表示する表示部を具備するリモコン。
JP2004506143A 2002-05-15 2003-05-01 イオン発生装置 Expired - Fee Related JP4319978B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139810 2002-05-15
JP2002139810 2002-05-15
JP2002359897 2002-12-11
JP2002359897 2002-12-11
PCT/JP2003/005598 WO2003098759A1 (fr) 2002-05-15 2003-05-01 Generateur d'ions, electrode et commande a distance

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2003098759A1 true JPWO2003098759A1 (ja) 2005-09-22
JP4319978B2 JP4319978B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=29552278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004506143A Expired - Fee Related JP4319978B2 (ja) 2002-05-15 2003-05-01 イオン発生装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4319978B2 (ja)
AU (1) AU2003235839A1 (ja)
WO (1) WO2003098759A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009016288A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Sharp Corp 高電圧発生回路、イオン発生装置、および電気機器
JP2009172557A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Panasonic Electric Works Co Ltd 静電霧化装置
JP4404948B1 (ja) 2008-08-28 2010-01-27 シャープ株式会社 イオン発生装置
WO2010023979A1 (ja) 2008-08-28 2010-03-04 シャープ株式会社 イオン検出装置及びイオン発生装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07293939A (ja) * 1994-04-27 1995-11-10 Ebara Corp 快適空気発生器とそれを用いた快適住居
JPH08112549A (ja) * 1994-10-17 1996-05-07 Masuda Yoshiko 炭素繊維を放電極としたコロナ放電ユニットとそれを用 いた電気集塵装置、ガス浄化装置ならびに除電装置
JPH08138830A (ja) * 1994-11-02 1996-05-31 Sharp Corp 帯電装置およびその製造方法
JPH10125445A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Huegle Electron Kk イオン発生装置用放電針ユニット
JPH1190271A (ja) * 1997-09-22 1999-04-06 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 空気清浄機
JPH11267192A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Nobuhiro Suzuki 空気清浄装置
JP2000000486A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Matsushita Electric Works Ltd 空気清浄器
JP2002040757A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Ricoh Co Ltd イオン発生器および帯電方法および帯電装置並びに画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07169556A (ja) * 1993-12-14 1995-07-04 Daiei Eng:Kk 電気集塵器
JP3364422B2 (ja) * 1997-11-27 2003-01-08 株式会社コロナ 空気調和機
JP2001244044A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Iosu:Kk イオン発生装置
JP4071926B2 (ja) * 2000-10-04 2008-04-02 シャープ株式会社 イオン発生装置及びそれを用いた室内空気制御装置
JP2001321661A (ja) * 2000-05-19 2001-11-20 Sharp Corp マイナスイオン発生装置およびこれを備えた空気清浄機並びに空気調和機
JP2001345199A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Sharp Corp イオナイザおよびこれを備えた製造装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07293939A (ja) * 1994-04-27 1995-11-10 Ebara Corp 快適空気発生器とそれを用いた快適住居
JPH08112549A (ja) * 1994-10-17 1996-05-07 Masuda Yoshiko 炭素繊維を放電極としたコロナ放電ユニットとそれを用 いた電気集塵装置、ガス浄化装置ならびに除電装置
JPH08138830A (ja) * 1994-11-02 1996-05-31 Sharp Corp 帯電装置およびその製造方法
JPH10125445A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Huegle Electron Kk イオン発生装置用放電針ユニット
JPH1190271A (ja) * 1997-09-22 1999-04-06 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 空気清浄機
JPH11267192A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Nobuhiro Suzuki 空気清浄装置
JP2000000486A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Matsushita Electric Works Ltd 空気清浄器
JP2002040757A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Ricoh Co Ltd イオン発生器および帯電方法および帯電装置並びに画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003235839A1 (en) 2003-12-02
JP4319978B2 (ja) 2009-08-26
WO2003098759A1 (fr) 2003-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7897118B2 (en) Air conditioner device with removable driver electrodes
WO2004102755A2 (ja) イオン発生素子、イオン発生装置、電気機器
JP6409979B2 (ja) 放電装置、空気清浄機、及び換気装置
JP4319978B2 (ja) イオン発生装置
JP6500056B2 (ja) プラズマ浄化モジュール
CN111318374B (zh) 碳纤维起电装置及具有碳纤维起电装置的电器
JP5118241B1 (ja) イオン発生装置及びこれを備えた空気清浄装置
JP3625293B1 (ja) マイナスイオン発生装置
JP7196550B2 (ja) 空気清浄装置
JP6641182B2 (ja) イオン風式液体気化装置および空気調和装置
WO2006060741A2 (en) Air conditioner device with individually removable driver electrodes
JP2007196199A (ja) 放電装置並びに該放電装置を備えた空気浄化装置及び起風装置
WO2015002607A1 (en) Interactive ionizers and methods for providing ions
JP3797259B2 (ja) マイナスイオン発生装置
WO2013121669A1 (ja) イオン発生素子及びそれを備えたイオン発生装置
US20220313863A1 (en) Devices and systems for concentrated biogenic ionization
JP5974273B2 (ja) 活性種発生ユニットおよびこれを用いた活性種発生装置
CN211151059U (zh) 移动终端净化器
CN114811816B (zh) 一种空气净化装置
JP4810780B2 (ja) 空気清浄機
JP2014044888A (ja) 放電ユニットおよびこれを用いた空気清浄装置
JP5774936B2 (ja) イオン送出装置及びそれを備えた電気機器
JP5177210B2 (ja) 空気調和装置
KR101606798B1 (ko) 이온 발생장치
JP2007044576A (ja) イオン空気清浄機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090529

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees