JP2000000486A - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

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JP2000000486A JP16752098A JP16752098A JP2000000486A JP 2000000486 A JP2000000486 A JP 2000000486A JP 16752098 A JP16752098 A JP 16752098A JP 16752098 A JP16752098 A JP 16752098A JP 2000000486 A JP2000000486 A JP 2000000486A
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健裕 上原
Kazuhiro Araki
一弘 荒木
Kenji Okuyama
健二 奥山
Takayuki Nakada
隆行 中田
Takahiro Miyata
▲隆▼弘 宮田
Tetsuya Ueno
哲也 上野
Toshiyuki Yamauchi
俊幸 山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵フィルターの掃除を簡略化する。高圧電
源の使用個所をできるだけ少なくして省電力化に貢献す
る。 【解決手段】 放電により活性酸素を発生させると共に
粉塵に電荷を付与する放電極ブロック2と、放電極ブロ
ック2よりも下流側に配置されて上記活性酸素で励起さ
れて臭気物質の酸化分解を促進させる酸化触媒5と、粉
塵を捕捉する集塵手段6とを備えた空気清浄器である。
集塵手段6が、放電極4で電荷が付与された粉塵をクロ
ーン力で電気的に捕捉できるように帯電処理を施した集
塵フィルター10で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の空気中に含
まれる粉塵や臭気等を除去して空気の清浄化を行うため
の空気清浄器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、消臭機能及び集塵機能を有す
る空気清浄器として、粉塵に電荷を付与する放電極ブロ
ックと、帯電した粉塵を捕捉する集塵用の集塵電極とを
備えると共に、放電極ブロック以降の空気通路中に臭気
物質の酸化分解を促進させるための酸化触媒を配置した
ものが提案されている。
【0003】その一例を図11に示す。図中の2′は複
数の放電極4′と、複数の対向電極3′とからなる放電
極ブロックであり、この放電極ブロック2′を高圧電源
31に接続し、放電極4′と対向電極3′との間でコロ
ナ放電が生じるようにしてある。さらに、送風装置(図
示せず)による送風方向において放電極ブロック2′よ
りも下流側に位置するところに、複数枚の電極板を並べ
て構成された集塵電極30を配置してある。この集塵電
極30はマイナス極となるように別の高圧電源32に接
続されており、この集塵電極30における複数枚の電極
相互間に酸化触媒5′をそれぞれ配設してある。
【0004】このように構成された放電極ブロック2′
において、コロナ放電によって空気中の小さな粉塵はプ
ラスに帯電され、マイナス極である集塵電極30におい
て捕集される。また放電極ブロック2′ではコロナ放電
によって活性酸素が臭気物質と反応して無臭化がなされ
ると共に、この活性酸素により酸化触媒5′が励起さ
れ、酸化触媒5′表面での臭気物質の酸化が促進される
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集塵電極3
0で粉塵を捕集するために、集塵電極30に粉塵が溜ま
り、定期的に集塵電極30を掃除する必要が生じるが、
この場合の掃除方法として、集塵電極30を本体から取
り出して水洗いする方法があるが、集塵電極30を本体
にセットしたときに、この集塵電極30は高圧電源32
に接続されるため、完全に水分を取り除いておく必要が
あり、このような水切り作業は使用者にとって非常に煩
わしいものであった。しかも、放電極ブロック2′と集
塵電極30とに2つの別の高圧電源31,32を採用し
ているため、高圧電源の使用個所が増え、消費電力が大
きくなるという問題もある。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とすることろは、集塵フィルターの掃除
を簡素化でき、しかも高圧電源の使用個所をできるだけ
少なくして省電力化に貢献できるようにした空気清浄器
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る空気清浄器は、放電により活性酸素を
発生させると共に粉塵に電荷を付与する放電極ブロック
2と、放電極ブロック2よりも下流側に配置されて上記
活性酸素で励起されて臭気物質の酸化分解を促進させる
酸化触媒5と、粉塵を捕捉する集塵手段6とを備えた空
気清浄器において、上記集塵手段6は、放電極4で電荷
が付与された粉塵をクローン力で電気的に捕捉できるよ
うに帯電処理を施した集塵フィルター10より成ること
を特徴としており、このように構成することで、集塵フ
ィルター10に従来のような高圧電源を接続しなくても
済むので、集塵フィルター10を本体ケースから取り出
して水洗いする場合に、従来のように完全に水分を取り
除いておく必要がなく、そのうえ電力消費を節約するこ
とができる。
【0008】上記放電極4に対向する対向電極3を設け
るのが好ましく、この場合、対向電極3によって集塵フ
ィルター10への引き寄せ力がより大きくなる。
【0009】上記対向電極3を放電極4と集塵フィルタ
ー10との間に配置し、集塵フィルター10に向かうイ
オン風を発生させるのが好ましく、この場合、放電極4
から集塵フィルター10に向かうイオン風の流れによっ
て帯電した粉塵がフィルター方向に移動して、集塵フィ
ルター10に捕集され易くなる。
【0010】上記集塵フィルター10の表面に沿う方向
にイオン風が発生するように放電極4と対向電極3を配
置するのが好ましく、この場合、帯電した粉塵がフィル
ター表面を通過する際に、集塵フィルター10全面にわ
たってクーロン力で引き寄せられるようになり、捕集性
能がより向上する。
【0011】上記放電極4及び対向電極3として金網8
A,8Bを使用するのが好ましく、この場合、各電極
4,5での通風性がそれぞれ良くなり、風量の低下及び
騒音の低下を図ることができる。
【0012】上記対向電極3が酸化触媒5を固定化した
金網8Bで構成され、この金網8Bを放電極4と集塵フ
ィルター10の間に配置するのが好ましく、この場合、
活性酸素により金網8Bに固定された酸化触媒5の励起
がより確実になされることとなり、酸化触媒5による臭
気物質の分解率を高めることができる。
【0013】上記集塵フィルター10の濾材に導電繊維
を混合させ、第二の対向電極とするのが好ましく、この
場合、集塵フィルター10には導電繊維による粉塵引き
付け力に加えて、放電極から集塵フィルター10に向か
う放電も同時に発生するため、酸化触媒5の励起がより
促進される。
【0014】上記集塵フィルター10が対向電極を兼用
しているのが好ましく、この場合、対向電極の省略化に
より構造の簡素化を図ることができる。
【0015】上記脱臭フィルター7として活性炭を用
い、この活性炭の表面に酸化触媒5を固定化するか、或
いは活性炭と酸化触媒5とを混在させるようにするのが
好ましく、この場合、活性炭による脱臭効果を高めるこ
とができると同時に、放電で酸化触媒5を励起させるこ
とによって、吸着剤で捕捉した臭気を酸化触媒5で分解
できる。
【0016】上記対向電極3として酸化触媒5を固定し
た導電材料からなる集塵フィルター10を配置するのが
好ましく、この場合、集塵フィルター10が対向電極3
と酸化触媒とを兼ねるようになり、部品数を一層削減で
きる。
【0017】上記酸化触媒5が、二酸化マンガン、酸化
ニッケル、酸化銅、酸化チタン、酸化亜鉛、銀のいずれ
かもしくはこれらの複合物であるのが好ましく、この場
合、対象とするガス(臭気物質)の分解能力を高めるこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0019】空気清浄器1の本体ケース11は、図3に
示すように、前面側が大きく開口しており、その前面側
の開口部を覆うようにして前カバー12が着脱自在に取
り付けられる。前カバー12はその大部分が空気流入部
13となっており、この空気流入部13として例えば網
状または多数の小孔を形成したり、或いはルーバ片間に
吸い込み口を設けたりしてある。前カバー12の裏面側
には粗い埃を除去するためのプレフィルター18が装着
されている。
【0020】本体ケース11の前面開口部は、後方に向
けて凹んでおり、その凹み部分の奥側がフィルター取り
付け部16となっていて、該フィルター取り付け部16
に集塵手段6が着脱自在に取り付けられている。集塵手
段6の着脱作業は前カバー12を取り外すことにより行
うことができる。なお、図1中の矢印イはイオン風の流
れ方向を示している。
【0021】前カバー12と集塵手段6との間には第一
放電極ブロック2が配置される空間が形成され、この空
間内がイオン風の風路となっている。
【0022】先ず、第一放電極ブロック2は、空気中の
粉塵を帯電させてイオン風を誘起する粉塵帯電手段およ
びイオン風誘起手段を構成しており、図2、図3に示す
ように、本体ケース11の前後方向に開口する矩形状の
電極枠19と、この電極枠19内の本体ケース11前面
側に配置された放電極4となる上下複数本の放電線20
と、電極枠19内の本体ケース11背面側に配置された
対向電極3となる上下複数枚の導電性鋼板からなる対極
板21とで構成されている。放電線20はその端部がコ
イルばねにより張力が与えられた状態で電極枠19に取
り付けられている。また放電線20の片側端部または両
端部にゴム製や合成樹脂製の弾性及び絶縁性を有するチ
ューブ(図示せず)を被せ、振動を吸収する構造となっ
ている。放電線20は例えば線形の細いタングステン線
或いはピアノ線で形成されている。放電線20の間に配
置される対極板21は、両端が電極枠19に固定されて
いる。
【0023】上記第一放電極ブロック2は、集塵手段6
と同様、前カバー12を外すことで本体ケース11から
着脱可能となっている。そして、第一放電極ブロック2
を本体ケース11の上記空間に配置して取り付けた状態
(図示を省略した支持部材により支持して取り付けられ
た状態)で、放電線20には例えば+6.5kVの電圧
が印加されるようになっている。対極板21は回路の接
地側に接続されている。
【0024】第一放電極ブロック2の下流側に配置され
る集塵手段6は、例えば図3に示すように、送風方向と
垂直に配置される平面形状の酸化触媒5と、除塵をする
ための集塵フィルター10と、脱臭をするための脱臭フ
ィルター7とで構成されている。
【0025】酸化触媒5としては、対象とするガス(臭
気物質)の分解能力の高いもの、例えば二酸化マンガ
ン、酸化ニッケル、酸化銅、酸化チタン、酸化亜鉛、銀
のいずれか1種、もしくはこれらの複合物を選択して用
いるのが好ましい。また、酸化触媒5は1箇所だけでな
く、複数箇所に配置してもよいのは勿論のことである。
【0026】集塵フィルター10には、放電極4で電荷
が付与された粉塵をクローン力で電気的に捕捉できるよ
うに帯電処理が施されている。本実施形態では、フィル
ターの濾材に導電性の繊維を配合して構成されていると
共に、フィルター端部が回路の接地側に接続されてい
て、放電線20に対する第二の対向電極を兼ねた構造と
なっている。
【0027】脱臭フィルター7としては、例えば活性炭
の表面に酸化触媒を固定化したもの、或いは活性炭と酸
化触媒とを混在させたもので構成されているのが好まし
い。
【0028】また、上記本体ケース11のフィルター取
り付け部16の背部には、図2に示すように、ファン収
納部15が設けてあり、このファン収納部15にファン
17が配置してある。そして、フィルター取り付け部1
6の奥壁にはファン17と連通するファン用吸込孔22
が開口していると共に、本体ケース11の後部の上面部
にはファン用排出口23が開口しており、ファン17を
運転すると、図2の矢印ロで示す方向に、前カバー12
の空気流入部13から集塵フィルター10に向けて水平
に空気が吸い込まれて、集塵フィルター10で浄化され
た後に、ファン用吸込孔22からファン17を経てファ
ン用排出口23から上方に排出されるようになってい
る。
【0029】なお、本体ケース11の外面部にはダスト
センサ装置(図示せず)が取り付けられており、室内空
気の汚れ度合いを素早く検出できるようにしてある。
【0030】さらに、前カバー12と集塵フィルター1
0との間に形成される空間により構成されるイオン風の
風路の上方部には、第二放電極ブロック14が設けられ
ている。この第二放電極ブロック14は、第一放電極ブ
ロック2と同様、イオン風を誘起する機能を有してい
る。すなわち、第二放電極ブロック14は上方を向いた
イオン化針24と、その上方に配置されたイオン化針対
極板25とで構成されており、イオン化針24には例え
ば−6.5kVの電圧が印加され、イオン化針対極板2
5は回路の接地側に接続されている。
【0031】次に、イオン風を誘起させて空気を浄化す
る場合の動作の一例を説明する。図1において、第一放
電極ブロック2の放電線20に+6.5kVの電圧が印
加されると、まず、放電線20の近傍の空気が電離され
てプラスイオンが発生し、このプラスイオンは接地され
ている対向電極3に向かって移動する。そしてこの移動
の途中でプラスイオンが空気中の分子との衝突しプラス
イオンの運動エネルギーが空気中の分子に与えられ、イ
オン風と呼ばれる風が集塵フィルター10に向かって発
生する。
【0032】このようにして生じるイオン風により、前
カバー12の空気流入部13から集塵フィルター10に
向けて水平に空気が吸い込まれ、集塵フィルター10に
向かう風の流れが生じる。この場合、プレフィルター1
8で大きな粉塵が捕集され、その後第一放電極ブロック
2において小さな粉塵は上記プラスイオンと衝突してプ
ラスに帯電され、このプラスイオンに帯電した粉塵が、
イオン風により集塵フィルター10の方向に移動し、導
電性の繊維が配合されて帯電処理が施されている集塵フ
ィルター10にクーロン力で引き寄せられて捕集され
る。
【0033】またこのとき、第一放電極ブロック2では
コロナ放電によって活性酸素(オゾンを含む)が発生
し、この活性酸素が臭気物質に反応して無臭化がなされ
る。たとえば、アンモニアNH3は活性酸素との反応でN2
+H20となる。また、この活性酸素は、酸化触媒5を
励起して、酸化触媒5表面での臭気物質の酸化を促進す
る。またこのとき、集塵フィルター10は回路の接地側
に接続されており、第二の対向電極を兼ねているので、
放電線20から集塵フィルター10に向かう放電も同時
に発生するようになり、酸化触媒5の励起が促進され、
これに伴い臭気物質の無臭化が促進される。このよう
に、活性酸素を直接臭気物質に作用させるだけでなく、
酸化触媒5による臭気物質の酸化分解を促進するものと
しても利用でき、脱臭能力の向上が図られる。つまり、
放電極4の放電で生じる活性酸素と臭気物質との酸化触
媒5上での反応、及び、活性酸素での酸化触媒5の励起
によって臭気物質の無臭化がなされ、脱臭能力を強化す
ることが可能となる。
【0034】また、図2に示す吐き出し口25近傍にあ
る第二放電極ブロック14では、イオン化針24の先端
付近で空気が電離されてマイナスイオンが発生し、イオ
ン化針24と接地されたイオン化針対極板25との間に
発生した電気力線に沿って人間の体に良いとされている
マイナスイオンをイオン風の流路と連通する吐き出し口
25から室内に放出する。
【0035】なお空気清浄器1の運転モードとしては、
「弱モード(ファン低速回転、イオン風発生)」、「標
準モード(ファン中速回転、イオン風発生)」、「急速
モード(ファン高速回転、イオン風発生)」、「イオン
風モード(ファン停止、イオン風発生のみ)」、さらに
は室内空気の汚れを自動的に検出する「自動モード」等
がある。例えば、「自動モード」を選択した場合には、
図4に示すように、イオン風を誘起させて送風させる運
転となり、図4の矢印ハで示すイオン風の流れによりダ
ストセンサ装置内に室内空気が引き込まて汚れ状態が素
早く検出される。このイオン風の流れによりダストセン
サ装置内の検出用通路を通過する室内空気の汚れ状態を
ダストセンサによって検出した検出結果は制御部に出力
され、汚れ度合いが一定値以下の場合にはそのままイオ
ン風を誘起して送風浄化する運転のみの継続を行うよう
に制御し、汚れ度合いが一定値以上の場合にはその汚れ
度合いに応じてイオン風を誘起して送風する運転に加え
てファン17を「弱」または「標準」又は「急速」で運
転し、室内空気の汚れを風量の大きいファン17の運転
による浄化で素早く浄化するようになっている。そし
て、ダストセンサ装置による室内空気の汚れ状態の検出
結果が一定値以下に下がると、ファン17による運転を
停止し、イオン風を誘起して送風浄化する運転(図4の
イオン風モード)のみが継続されるようになるので、音
が静かで、特に睡眠をとる時などに最適となる。
【0036】しかして、集塵フィルター10には、放電
線20で電荷が付与された粉塵をクローン力で電気的に
捕捉できるように帯電処理を施してあるので、従来のよ
うに高圧電源を集塵フィルター10に接続しなくても、
十分な除塵性能を確保できるものとなり、また、定期的
に集塵フィルター10を本体ケース11から取り出して
水洗いする場合においても、この集塵フィルター10は
高圧電源には接続されるものではないために、従来のよ
うに完全に水分を取り除いておく必要がなく、使用者に
とって集塵フィルター10の掃除が非常に楽になる。そ
のうえ、放電線20のみを高圧電源に接続し、対向電極
3及び集塵フィルター10は接地されているので、高圧
電源の使用個所が1箇所で済み、消費電力を減らして省
電力化に貢献できると共に、集塵フィルター10が放電
極4と対向する第二の対向電極を兼用することで、帯電
した粉塵を集塵フィルター10により強く引き付けるこ
とができ、捕集性能が一層向上することとなる。
【0037】図5は他の実施形態を示しており、第一放
電極ブロック2において、矩形状の電極枠19内部に、
放電線20を上下複数本配置すると共に、電極枠19内
の各放電線20より上方に前後2枚1組の対極板21を
各々配置するようにしたものである。このように、放電
極4と対向電極3とを上下方向に配列することによっ
て、放電線20に所定の電圧が印加されると、集塵フィ
ルター10の表面に沿う方向(図5の上方)にイオン風
が発生することとなり、プラスに帯電した粉塵は集塵フ
ィルター10の表面を通過する際に、帯電処理され且つ
接地されている集塵フィルター10にクーロン力で引き
寄せられて確実に捕集されることとなる。しかも、放電
で発生した活性酸素は、上記実施形態と同様に酸化触媒
5を励起して、酸化触媒5表面での臭気物質の酸化によ
る無臭化を行うようになる。
【0038】なお、前記実施形態では、酸化触媒5は集
塵フィルター10及び脱臭フィルター7とは別に設けた
場合を説明したが、酸化触媒5は活性酸素が発生する第
一放電極4以降の空気通過路中にあればよく、例えば集
塵フィルター10或いは脱臭フィルター7のいずれかの
表面に固定されていてもよいものであり、また集塵フィ
ルター10或いは脱臭フィルター7の内部に酸化触媒5
を混在してもよいものであり、その例を図6〜図9にそ
れぞれ示す。
【0039】図6は、対向電極3として金網8Aを使用
し、金網8Aを回路の接地側に接続すると共に、放電線
20と金網8Aとの間に酸化触媒5を固定化した集塵フ
ィルター10と、脱臭フィルター7とを配置した場合を
示している。このような対向電極3として金網8Aを用
いることで、対向電極3の通風性が良くなると共に電極
構造を簡素化できる。また、集塵フィルター10の表面
に酸化触媒5を固定化したことにより、放電により発生
する活性酸素で酸化触媒5を励起させることによって、
集塵フィルター10に脱臭機能を持たせることができ、
脱臭フィルター7の小型化を図ることができるものであ
る。さらに、図7に示すように、図6の放電線20に代
えて金網8Bを用いるようにしてもよい。
【0040】図8は、対向電極3を酸化触媒5を固定化
した金網8Bで構成し、この金網8Bを放電線20と集
塵フィルター10との間に配置した場合を示している。
この場合、活性酸素による酸化触媒5の励起がより確実
になされるために、酸化触媒5による臭気物質の分解率
を高くすることができる。
【0041】図9は、酸化触媒5を固定化した導電材料
により集塵フィルター10を構成した場合を示してい
る。このように集塵フィルター10に導電材料と酸化触
媒5とを配置することにより、集塵フィルター10は対
向電極3を兼用することとなり、部品数の削減を図るこ
とができる。
【0042】ここで、集塵フィルター10の導電材料と
しては、酸化亜鉛、或いは吸着剤である活性炭繊維を用
いるのが好ましい。また酸化触媒5として酸化亜鉛を用
いるのが好ましい。さらに第1放電極4の放電線20の
材料として導電性のある酸化亜鉛を用いるのが好まし
く、この場合、放電線20表面は高電界で最もエネルギ
ーが高くなり、臭気物質の分解率を高めることができ
る。
【0043】さらに、上記導電材料として活性炭繊維を
用いてもよく、或いは、ウレタン活性炭を用いて、これ
に酸化触媒を固定化するようにしてもよい。さらに導電
材料としてハニカム活性炭を用い、これに酸化触媒を固
定化するようにしてもよいものである。
【0044】図10は、集塵フィルター10の濾材10
aを2層構造とし、その間に酸化触媒5を固定化するよ
うにした場合を示している。このように集塵フィルター
10の濾材10a,10a間に酸化触媒5を挟み込むこ
とにより、濾材10aに混合させる場合よりも多くの酸
化触媒5を配置できるようになる。しかも、集塵フィル
ター10に酸化触媒5を固定化することで、放電により
発生する活性酸素で励起させて悪臭成分を無臭化でき、
脱臭機能を向上させると同時に脱臭フィルター7の長寿
命化を図ることができる。同様に集塵及び脱臭フィルタ
ー7とは別に風路内に酸化触媒5を配置した場合にも、
脱臭能力が強化される。例えば図11に示すように、上
下複数本の放電線20のそれぞれの表面に酸化亜鉛等の
酸化触媒5を固定化してもよく、これにより、脱臭フィ
ルター7として使用する活性炭等の吸着剤容量を減らす
ことができるため、本体ケース11の小型化やコストダ
ウンが可能となる。なお、図11のように酸化触媒5を
濾材10a,10a間に配置する以外に、集塵フィルタ
ー10の2層構造の濾材の下流側の層に酸化触媒5とし
て酸化亜鉛を固定化したり、あるいはその下流側の層を
活性炭繊維で形成したりしてもよいものである。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、放電により活性酸素を発生させると共に粉塵に電荷
を付与する放電極ブロックと、放電極ブロックよりも下
流側に配置されて上記活性酸素で励起されて臭気物質の
酸化分解を促進させる酸化触媒と、粉塵を捕捉する集塵
手段とを備えた空気清浄器において、上記集塵手段は、
放電極で電荷が付与された粉塵をクローン力で電気的に
捕捉できるように帯電処理を施した集塵フィルターより
成るから、集塵フィルターに従来のような高圧電源を接
続しなくても済むので、集塵電極を本体ケースから取り
出して水洗いする場合に、従来のように完全に水分を取
り除いておく必要がなく、使用者にとって集塵電極の掃
除が非常に楽になる上に、高圧電源をできる限り少なく
できるので、消費電力を減らして省電力化に貢献できる
ようになる。
【0046】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、放電極に対向する対向電極を設けたか
ら、対向電極によって集塵フィルターへの引き寄せ力を
大きくでき、捕集性能の向上を図ることができる。
【0047】また請求項3記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、対向電極を放電極と集塵
フィルターとの間に配置し、集塵フィルターに向かうイ
オン風を発生させるようにしたから、放電極から集塵フ
ィルターに向かうイオン風の流れが発生し、これにより
放電極で帯電した粉塵がフィルター方向に移動して、帯
電処理された集塵フィルターに引き寄せられて捕集され
易くなり、捕集性能を高めることができる。
【0048】また請求項4記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、集塵フィルターの表面に沿う方向にイ
オン風が発生するように放電極と対向電極を配置したか
ら、帯電した粉塵がフィルター表面を通過する際に、集
塵フィルター全面にわたってクーロン力で引き寄せられ
ることとなり、捕集性能が向上する。
【0049】また請求項5記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、対向電極として金網を使用し、放電極
と対向電極の間に酸化触媒を固定化した集塵フィルター
或いは脱臭フィルターを配置したから、帯電した粉塵が
フィルター表面を通過する際に、集塵フィルター全面に
わたってクーロン力で引き寄せられるようになり、捕集
性能がより向上する。
【0050】また請求項6記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、放電極及び対向電極として金網を使用
したから、各電極での通風性が良くなり、風量低下及び
騒音低下の防止により効果的となる。
【0051】また請求項7記載の発明は、請求項2記載
の効果に加えて、対向電極が酸化触媒を固定化した金網
で構成され、この金網を放電極と集塵フィルターの間に
配置したから、活性酸素による酸化触媒の励起がより確
実になされるために、酸化触媒による臭気物質の分解率
を高くすることができる。
【0052】また請求項8記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、集塵フィルターの濾材に導電繊維を混
合させ、第二の対向電極としたから、集塵フィルターに
は導電繊維による粉塵引き付け力に加えて、放電極から
集塵フィルターに向かう放電も同時に発生するため、酸
化触媒の励起がより促進される。
【0053】また請求項9記載の発明は、請求項8記載
の効果に加えて、集塵フィルターが対向電極を兼用して
いるから、対向電極が省略可能となり、部品数を削減し
て小型化を実現できる。
【0054】また請求項10記載の発明は、請求項5記
載の効果に加えて、脱臭フィルターとして活性炭を用
い、この活性炭の表面に酸化触媒を固定化するか,或い
は活性炭と酸化触媒とを混在させたことにより、活性炭
により脱臭効果を高めることができると同時に、放電で
酸化触媒を励起させることによって、吸着剤で捕捉した
臭気を酸化触媒で分解でき、脱臭フィルターの長寿命化
を図ることができる。
【0055】また請求項11記載の発明は、請求項2記
載の効果に加えて、対向電極として酸化触媒を固定した
導電材料からなる集塵フィルターを配置したから、集塵
フィルターが酸化触媒と対向電極とを兼用でき、部品数
をさらに削減できる。
【0056】また請求項12記載の発明は、請求項1又
は請求項5又は請求項7又は請求項10のいずれかに記
載の効果に加えて、酸化触媒が、二酸化マンガン、酸化
ニッケル、酸化銅、酸化チタン、酸化亜鉛、銀のいずれ
かもしくはこれらの複合物であるから、対象とするガス
(臭気物質)の分解能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す概略側面図であ
る。
【図2】同上の空気清浄器の側面断面図である。
【図3】同上の本体ケースと前カバーと集塵手段の分解
斜視図である。
【図4】他の実施形態の側面断面図である。
【図5】更に他の実施形態の側面断面図である。
【図6】更に他の実施形態の概略側面図である。
【図7】更に他の実施形態の概略側面図である。
【図8】更に他の実施形態の概略側面図である。
【図9】更に他の実施形態の概略側面図である。
【図10】更に他の実施形態の概略側面図である。
【図11】更に他の実施形態の概略断面図である。
【図12】従来例の放電極及び集塵電極の概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 空気清浄器 2 放電極ブロック 3 対向電極 4 放電極 5 酸化触媒 6 集塵手段 7 脱臭フィルター 8A,8B 金網 10 集塵フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 健二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中田 隆行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 宮田 ▲隆▼弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 上野 哲也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山内 俊幸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4D054 AA11 BA03 BA16 BA19 BB01 BB02 BB13 BB16 BC16 BC22 BC25 EA22 EA27

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電により活性酸素を発生させると共に
    粉塵に電荷を付与する放電極ブロックと、放電極ブロッ
    クよりも下流側に配置されて上記活性酸素で励起されて
    臭気物質の酸化分解を促進させる酸化触媒と、粉塵を捕
    捉する集塵手段とを備えた空気清浄器において、上記集
    塵手段は、放電極で電荷が付与された粉塵をクローン力
    で電気的に捕捉できるように帯電処理を施した集塵フィ
    ルターより成ることを特徴とする空気清浄器。
  2. 【請求項2】 放電極に対向する対向電極を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の空気清浄器。
  3. 【請求項3】 対向電極を放電極と集塵フィルターとの
    間に配置し、集塵フィルターに向かうイオン風を発生さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項2記載の空気清
    浄器。
  4. 【請求項4】 集塵フィルターの表面に沿う方向にイオ
    ン風が発生するように放電極と対向電極とを配置したこ
    とを特徴とする請求項2記載の空気清浄器。
  5. 【請求項5】 対向電極として金網を使用し、放電極と
    対向電極の間に酸化触媒を固定化した集塵フィルター或
    いは脱臭フィルターを配置したことを特徴とする請求項
    2記載の空気清浄器。
  6. 【請求項6】 放電極及び対向電極として金網を使用し
    たことを特徴とする請求項2記載の空気清浄器。
  7. 【請求項7】 対向電極が酸化触媒を固定化した金網で
    構成され、この金網を放電極と集塵フィルターの間に配
    置したことを特徴とする請求項2記載の空気清浄器。
  8. 【請求項8】 集塵フィルターの濾材に導電繊維を混合
    させ、第二の対向電極としたことを特徴とする請求項2
    記載の空気清浄器。
  9. 【請求項9】 集塵フィルターが対向電極を兼用してい
    ることを特徴とする請求項8記載の空気清浄器。
  10. 【請求項10】 脱臭フィルターとして活性炭を用い、
    該活性炭の表面に酸化触媒を固定化するか,或いは活性
    炭と酸化触媒とを混在させてなることを特徴とする請求
    項5記載の空気清浄器。
  11. 【請求項11】 対向電極として酸化触媒を固定した導
    電材料からなる集塵フィルターを配置したことを特徴と
    する請求項2記載の空気清浄器。
  12. 【請求項12】 酸化触媒が、二酸化マンガン、酸化ニ
    ッケル、酸化銅、酸化チタン、酸化亜鉛、銀のいずれか
    もしくはこれらの複合物であることを特徴とする請求項
    1又は請求項5又は請求項7又は請求項11のいずれか
    に記載の空気清浄器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005125070A (ja) * 2003-10-03 2005-05-19 Daikin Ind Ltd 空気浄化装置
JPWO2003098759A1 (ja) * 2002-05-15 2005-09-22 アレイプロトテック株式会社 イオン発生装置、電極およびリモコン
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