JPWO2003097851A1 - 光学活性アルキルカルボン酸誘導体の製造方法 - Google Patents

光学活性アルキルカルボン酸誘導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ストレプトミセス属に属する微生物を用いることを特徴とする光学活性カルボン酸誘導体(特に、2R−プロピルオクタン酸)の製造方法及びその方法に用いる微生物に関する。本発明の方法は、(1)高価な光学活性化合物を用いる必要がなく、(2)発原料であるラセミ体のアルキルカルボン酸エステル誘導体が安価に入手できるという特長を有しており、従来の方法に比べて工業的な大量合成に適した方法である。

Description

技術分野
本発明は、光学活性カルボン酸誘導体の製造方法およびそれらの誘導体を生産する微生物に関する。
さらに詳しく言えば、ラセミ体である式(II)
Figure 2003097851
(式中、RおよびRは置換基を有していてもよい炭化水素基を表わす。ただし、RとRは同じ基を表わさない。)で示されるカルボン酸エステル誘導体を微生物の培養物またはその処理物に接触させることを特徴とする式(I)
Figure 2003097851
(式中、RおよびRは前記と同じ意味を表わし、*は不斉炭素原子を表わす。)で示される光学活性カルボン酸誘導体の製造方法およびその製造方法に使用する微生物に関する。
背景技術
光学活性アルキルカルボン酸誘導体は医薬品として有用である。例えば、式(I−1)
Figure 2003097851
で示される2−プロピルオクタン酸のラセミ体が、アストロサイトの機能異常による神経変性疾患の治療または予防剤として有用であることが、特開平7−316092号(米国特許第6,201,021号)中の実施例7(33)に記載されている。また、その後の研究の結果、式(I−2)
Figure 2003097851
で示される光学活性2R−プロピルオクタン酸が、特に活性が強いことが見出された。
また、式(I−3)
Figure 2003097851
で示される光学活性2R−プロピル−4−ヘキシン酸(ABS−103R)が、抗てんかん薬の治療または予防剤として有用であることが知られている。
そのため光学活性化合物を効率よく得る方法について種々の検討が行なわれており、例えば、以下の方法が知られている。
(1)特開平8−291106号には、光学活性アミン(例えば、(R)−(+)−1−フェニルエチルアミン)を用いる光学分割による2R−プロピルオクタン酸の製造方法が記載されている。
(2)特開平8−295648号には、光学活性プロリノール(例えば、L−プロリノール)を用いる2R−プロピルオクタン酸の製造方法が記載されている。
(3)WO99/58513号には、光学活性カンファースルタム(例えば、(1S)−(−)−2,10−カンファースルタム)を用いる2R−プロピルオクタン酸の製造方法が記載されている。
(4)WO01/51449号には、光学活性カンファースルタム(例えば、(1S)−(−)−2,10−カンファースルタムを用いる2R−プロピル−4−ヘキシン酸等の製造方法が記載されている。
従って、上記(1)〜(4)の方法は、すべて原料として光学活性化合物を用いるため、大量合成法としては必ずしも満足できる方法とはいえないものであった。
発明の開示
本発明の課題は、種々の医薬品として重要な化合物である光学活性カルボン酸誘導体を安価で簡便に効率よく合成できる製造方法を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究の結果、微生物による変換反応、より詳しくは、ラセミ体である式(II)で示されるカルボン酸エステル誘導体を放線菌による不斉加水分解反応に付することにより、式(I)で示される光学活性カルボン酸誘導体を高い光学純度で、かつ高い化学収率で得ることに成功し本発明を完成した。
また、ラセミ体である式(II)で示されるカルボン酸エステル誘導体を、式(I)で示される光学活性カルボン酸誘導体へ不斉加水分解するするストレプトミセス属に属する放線菌を単離した。
すなわち、本発明は
1.式(II)
Figure 2003097851
(式中、RおよびRは、置換基を有していてもよい炭化水素基を表わす。ただし、RとRは同じ基を表わさない。)で示されるカルボン酸エステル誘導体を微生物の培養物またはその処理物に接触させることを特徴とする式(I)
Figure 2003097851
(式中、RおよびRは前記と同じ意味を表わし、*は不斉炭素原子を表す。)で示される光学活性カルボン酸誘導体の製造方法、
2.光学活性カルボン酸誘導体がR体である前項1記載の製造方法、
3.Rで表わされる置換基を有していてもよい炭化水素基がC1〜10アルキル基であり、Rで表わされる置換基を有していてもよい炭化水素基がC1〜10アルキル基、C2〜10アルケニル基またはC2〜10アルキニル基である(だだし、RとRは同じ基を表わさない。)前項1または2記載の製造方法、
4.C1〜10アルキル基、C2〜10アルケニル基またはC2〜10アルキニル基が、それぞれプロピル基、プロペニル基またはプロピニル基であり、C1〜10アルキル基がヘキシル基である前項3記載の製造方法、
5.微生物が放線菌である前項1乃至4のいずれかの項に記載の製造方法、
6.放線菌がストレプトミセス属に属する菌である前項5に記載の製造方法、
7.ストレプトミセス属に属する菌が、A−1522株(FERM BP−7954)、A−1523株(FERM BP−7955)、A−1524株(FERM BP−7956)、A−1525株(FERM BP−7957)、A−1526株(FERM BP−7958)、A−1527株(FERM BP−7959)およびA−1528株(FERM BP−7960)から選択される前項6記載の製造方法、
8.前項1項乃至4項のいずれかの項に記載のカルボン酸エステル誘導体を不斉加水分解し、同項記載の光学活性カルボン酸誘導体を生成する活性を有する微生物、
9.微生物が放線菌である前項8記載の微生物、
10.放線菌がストレプトミセス属に属する菌である前項9記載の微生物、
11.ストレプトミセス属に属する菌が、A−1522株(FERM BP−7954)、A−1523株(FERM BP−7955)、A−1524株(FERM BP−7956)、A−1525株(FERM BP−7957)、A−1526株(FERM BP−7958)、A−1527株(FERM BP−7959)およびA−1528株(FERM BP−7960)から選択される前項10記載の微生物に関する。
本発明の方法によれば、原料として光学活性化合物を用いずに安価で簡便に、効率よく光学活性カルボン酸誘導体を製造でき、上記(1)〜(4)の従来技術に比べ本発明の方法は大量合成に適した優れた方法である。
本明細書中、RおよびRで示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」としては、例えば、脂肪族炭化水素基、単環式飽和炭化水素基および芳香族炭化水素基などが挙げられ、炭素数1〜16個のものが好ましい。具体的には、例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基およびアリール基などが用いられる。「アルキル基」は、例えば低級アルキル基などが好ましく、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチルおよびtert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどのC1〜6アルキル基などが汎用される。「アルケニル基」は、例えば低級アルケニル基などが好ましく、例えばビニル、1−プロペニル、アリル、イソプロペニル、ブテニルおよびイソブテニルなどのC2〜6アルケニル基などが汎用される。「アルキニル基」は、例えば低級アルキニル基などが好ましく、例えばエチニル、プロパルギルおよび1−プロピニルなどのC2〜6アルキニル基などが汎用される。「シクロアルキル基」は、例えば低級シクロアルキル基などが好ましく、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルなどのC3〜6シクロアルキル基などが汎用される。「アリール基」は、例えばフェニル、キシリル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニリル、2−インデニルおよび2−アンスリルなどのC6〜14アリール基などが好ましく、例えばフェニル基などが汎用される。
およびRで示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」が有していてもよい置換基としては、例えばハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、4,4,4−トリフルオロブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、5,5,5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、6,6,6−トリフルオロヘキシルなどのハロゲン化されていてもよいC1〜6アルキル基)、低級アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどのC1〜6アルコキシ基など)、アミノ基、モノ−低級アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノなどのモノ−C1〜6アルキルアミノ基など)、ジ−低級アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなどのジ−C1〜6アルキルアミノ基など)、カルボキシル基、低級アルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニルなどのC1〜6アルキル−カルボニル基など)、低級アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニルなどのC1〜6アルコキシ−カルボニル基など)、カルバモイル基、モノ−低級アルキルカルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイルなどのモノ−C1〜6アルキルカルバモイル基など)、ジ−低級アルキルカルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイルなどのジ−C1〜6アルキルカルバモイル基など)、アリールカルバモイル基(例えば、フェニルカルバモイル、ナフチルカルバモイルなどのC6〜10アリール−カルバモイル基)、アリール基(例えば、フェニル、ナフチルなどのC6〜10アリール基)、アリールオキシ基(例えば、フェニルオキシ、ナフチルオキシなどのC6〜10アリールオキシ基)、ハロゲン化されていてもよい低級アルキルカルボニルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、トリフルオロアセチルアミノなどのハロゲン化されていてもよいC1〜6アルキル−カルボニルアミノ基など)などが用いられる。該「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」は、前記の置換基を、炭化水素基の置換可能な位置に1〜5個、好ましくは1〜3個有していてもよく、置換基数が2個以上の場合は各置換基は同一または異なっていてもよい。
本明細書中、「培養物」とは、本発明の微生物の培養で得られる培養液である。「処理物」とは、培養物のろ過または遠心分離で得られる菌体あるいは培養上清、菌体の超音波処理、フレンチプレス処理、アルミナ磨砕、溶菌酵素処理、界面活性剤、有機溶媒処理などで得られる菌体破砕物あるいは細胞抽出液、培養上清あるいは細胞抽出液から硫安分画、イオン交換クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、ゲルろ過、アフィニティクロマトグラフィーなどによって得られる酵素標品などである。また、菌体あるいは酵素をセライトなどの担体に固定化したものを用いてもよい。
本発明では、基質である式(II)で示される化合物と上記の培養物またはその処理物とを混合して反応を行うことにより、式(I)で示される光学活性体を得ることができる。本発明の微生物を培養して得られた培養物が培養液である場合には、培養液に基質を添加して反応を行えばよい。このとき基質は、微生物を培地に接種する時またはそれ以前に添加してもよく、また菌の増殖と同時に添加してもよい。基質はそのまま反応液に添加しても良いが、有機溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、エタノール、メタノール、トルエンなど)などに適当な濃度になるよう溶解してから添加する方が良い。また本発明の微生物の培養物の処理物から得られた酵素を基質との反応に用いる場合には、酵素を適当な溶媒(例えば、食塩水、リン酸緩衝液、トリス−塩酸緩衝液など)に溶解してから、基質との反応に供すればよい。このとき基質は前記したような適当な溶媒に溶解させてもよい。また基質を適当な溶媒に溶解させておいてから、酵素を添加してもよい。このとき酵素は前記したような適当な溶媒に溶解させておいてもよい。さらに酵素および基質の両方を適当な溶媒に同時に溶解させて反応を行ってもよい。
本明細書中、C1〜10アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル基およびそれらの異性体である。
本明細書中、C2〜10アルケニル基とは、二重結合を1〜2個有するC2〜20アルケニル基を意味し、具体的にはエテニル、プロペニル、ブテニル、ブタジエニル、ペンテニル、ペンタジエニル、ヘキセニル、ヘキサジエニル、ヘプテニル、ヘプタジエニル、オクテニル、オクタジエニル、ノネニル、ノナジエニル、デセニル、デカジエニル基およびそれらの異性体である。
本明細書中、C2〜10アルキニル基とは、三重結合を1〜2個有するC2〜20アルキニル基を意味し、具体的にはエチニル、プロピニル、ブチニル、ブタジイニル、ペンチニル、ペンタジイニル、ヘキシニル、ヘキサジイニル、ヘプチニル、ヘプタジイニル、オクチニル、オクタジイニル、ノニニル、ノナジイニル、デシニル、デカジイニル基およびそれらの異性体である。
本明細書中、C3〜8アルキル基とは、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル基およびそれらの異性体である。
本明細書中、C1〜4アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、ブチル基およびそれらの異性体である。
本明細書中、C2〜4アルケニル基とは、二重結合を1〜2個有するC2〜4アルケニル基を意味し、具体的にはエテニル、プロペニル、ブテニル、ブタジエニル基およびそれらの異性体である。
本明細書中、C2〜4アルキニル基とは、三重結合を1〜2個有するC2〜4アルキニル基を意味し、具体的にはエチニル、プロピニル、ブチニル、ブタジイニル基およびそれらの異性体である。
本明細書中、C2〜6アルキル基とは、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル基およびそれらの異性体である。
本発明書中、特に断わらない限り、当業者にとって明らかなように記号
Figure 2003097851
本明細書において、微生物による変換反応とは、ラセミ体である出発原料をR体またはS体のみを選択的に加水分解反応し、光学活性R体またはS体のカルボン酸誘導体を生成する反応のことである。
本発明の出発原料として使用される式(II)で示されるカルボン酸エステル誘導体は、いずれも好ましい。
より好ましいのは、式(II−A)
Figure 2003097851
(式中、R1AはC3〜8アルキル基を表わし、R2Aは水素原子、C1〜4アルキル基、C2〜4アルケニル基またはC2〜4アルキニル基を表わし、R3AはC2〜6アルキル基を表わす。)で示されるアルキルカルボン酸エステル誘導体である。
特に好ましいのは、式(II−A−1)
Figure 2003097851
(式中、R2A−1は、エチル基、エテニル基またはエチニル基を表わし、R3A−1はプロピル基またはブチル基を表わす。)で示されるアルキルカルボン酸エステル誘導体である。
本発明の式(I)で示される光学活性カルボン酸誘導体は、いずれも好ましい。
より好ましいのは、式(I−A)
Figure 2003097851
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示されるアルキルカルボン酸誘導体である。
特に好ましいのは、式(I−A1)
Figure 2003097851
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示されるアルキルカルボン酸誘導体である。
さらに好ましくいのは、式(I−A−1)
Figure 2003097851
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示されるアルキルカルボン酸誘導体である。
とりわけ好ましいのは、式(I−A1−1)
Figure 2003097851
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示されるアルキルカルボン酸誘導体である。
本発明に使用される微生物は、式(II)で示されるカルボン酸エステル誘導体を式(I)で示されるカルボン酸誘導体へ変換できるものであれば特に限定されない。微生物は、1種の菌株またはそれらの2種以上の菌株を混合して用いてもよい。さらに、本発明の微生物は、突然変異菌株や遺伝子組み換え体も含む。
好ましい微生物としては、土壌から分離された放線菌であるストレプトミセス属に属するものであり、特に好ましくは、A−1522株(FERM BP−7954)、A−1523株(FERM BP−7955)、A−1524株(FERM BP−7956)、A−1525株(FERM BP−7957)、A−1526株(FERM BP−7958)、A−1527株(FERM BP−7959)またはA−1528株(FERM BP−7960)から選ばれる微生物、それらの2種以上の混合物、それらの突然変異菌株またはそれらの遺伝子組み換え体である。
上記のFERM BP−番号が付与されている菌株は、2002年3月12日付で日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1 中央第6(郵便番号305−8566)、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに国際寄託され、それぞれ括弧内に記載した受託番号が付与されている。
また、記載した菌株の属名は、以下に記載したそれぞれの菌学的性状から同定した。
[1]A−1522株
(1)形態
基生菌糸より曲状(Retinaculiaperti type)の気中菌糸を伸長する。成熟した気中菌糸の先に20〜50個以上の円筒形の胞子からなる胞子鎖を形成する。胞子の大きさは0.7〜0.8×0.9〜1.2μm位で、胞子の表面はトゲ状(spiny)を示し、胞子のう、菌核、鞭毛などの特殊な器官は認められない。
(2)各種培地における生育状態
各種培地上で28℃、2〜3週間培養後の培養性状を表1に示す。色調の記載はコンティナー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニー・マニュアル(Container Corporation of AmericaのColor Harmony Manual)の色標名と符号(括弧内に示す。)で表示する。
Figure 2003097851
(3)各種炭素源の同化性
プリードハム・ゴトリーブ寒天培地に各種の炭素源を加え、28℃、培養2週間後の生育状況を表2に示す。
Figure 2003097851
(4)生理学的諸性質
本菌の生理学的諸性質は以下の通りである。
(a)生育温度範囲(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)12℃〜37℃、
(b)生育至適温度(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)21℃〜37℃、
(c)ゼラチンの液化(グルコース・ペプトン・ゼラチン培地 陰性、
(d)ミルクの凝固(スキムミルク培地) 陽性、
(e)ミルクのペプトン化(スキムミルク培地) 陰性、
(f)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地) 陽性、
(g)メラニン様色素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(チロシン培地) 陰性、
(h)硫化水素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(i)硝酸塩の還元(0.1%硝酸カリ含有ブロス) 陰性、
(j)食塩の耐性(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)
食塩含有量7%以下で生育。
(5)菌体成分
本菌の細胞壁からLL型のジアミノピメリン酸が検出された。
以上の菌学的性質から本菌はストレプトミセス(Streptomyces)属に属すると判断した。
本発明者は本菌をストレプトミセス・エスピー・A−1522(Streptomyces sp.A−1522、以下、A−1522と略記する。)として独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターにFERM BP−7954の番号で寄託している。
[2]A−1523株
(1)形態
基生菌糸より螺旋状(Spira type)の気中菌糸を伸長する。成熟した気中菌糸の先に10〜20個程度の胞子からなる胞子鎖を形成する。胞子の大きさは0.7〜0.9×0.7〜0.9μm位で、胞子の表面は平滑状(smooth)を示し、胞子のう、菌核、鞭毛などの特殊な器官は認められない。
(2)各種培地における生育状態
各種培地上で28℃、2〜3週間培養後の培養性状を表3に示す。色調の記載はコンティナー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニー・マニュアル(Container Corporation of AmericaのColor Harmony Manual)の色標名と括弧内に示す符号で表示する。
Figure 2003097851
(3)各種炭素源の同化性
プリードハム・ゴトリーブ寒天培地に各種の炭素源を加え、28℃、培養2週間後の生育状況を表4に示す。
Figure 2003097851
(4)生理学的諸性質
本菌の生理学的諸性質は以下の通りである。
(a)生育温度範囲(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)12℃〜37℃、
(b)生育至適温度(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)17℃〜33℃、
(c)ゼラチンの液化(グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) 陰性、
(d)ミルクの凝固(スキムミルク培地) 陽性、
(e)ミルクのペプトン化(スキムミルク培地) 陽性、
(f)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地) 陽性、
(g)メラニン様色素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(チロシン培地) 陰性、
(h)硫化水素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(i)硝酸塩の還元(0.1%硝酸カリ含有ブロス) 陰性、
(j)食塩の耐性(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)
食塩含有量4%以下で生育。
(5)菌体成分
本菌の細胞壁からLL型のジアミノピメリン酸が検出された。
以上の菌学的性質から本菌はストレプトミセス(Streptomyces)属に属すると判断した。
本発明者は本菌をストレプトミセス・エスピー・A−1523(Streptomyces sp.A−1523、以下、A−1523と略記する。)として独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターにFERM BP−7955の番号で寄託している。
[3]A−1524株
(1)形態
基生菌糸より直状(Rectiflexibiles type)の気中菌糸を伸長する。成熟した気中菌糸の先に50個以上の胞子からなる胞子鎖を形成する。胞子の大きさは0.3〜0.4×1.2〜1.5μm位で、胞子の表面は平滑状(smooth)を示し、胞子のう、菌核、鞭毛などの特殊な器官は認められない。
(2)各種培地における生育状態
各種培地上で28℃、2〜3週間培養後の培養性状を表5に示す。色調の記載はコンティナー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニー・マニュアル(Container Corporation of AmericaのColor Harmony Manual)の色標名と括弧内に示す符号で表示する。
Figure 2003097851
(3)各種炭素源の同化性
プリードハム・ゴトリーブ寒天培地に各種の炭素源を加え、28℃、培養2週間後の生育状況を表6に示す。
Figure 2003097851
(4)生理学的諸性質
本菌の生理学的諸性質は以下の通りである。
(a)生育温度範囲(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)12℃〜33℃、
(b)生育至適温度(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)21℃〜33℃、
(c)ゼラチンの液化(グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) 陰性、
(d)ミルクの凝固(スキムミルク培地) 陽性、
(e)ミルクのペプトン化(スキムミルク培地) 陽性、
(f)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地) 陽性、
(g)メラニン様色素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陽性、
(チロシン培地) 陽性、
(h)硫化水素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(i)硝酸塩の還元(0.1%硝酸カリ含有ブロス) 陽性、
(j)食塩の耐性(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)
食塩含有量4%以下で生育。
(5)菌体成分
本菌の細胞壁からLL型のジアミノピメリン酸が検出された。
以上の菌学的性質から本菌はストレプトミセス(Streptomyces)属に属すると判断した。
本発明者は本菌をストレプトミセス・エスピー・A−1524(Streptomyces sp.A−1524、以下、A−1524と略記する。)として独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターにFERM BP−7956の番号で寄託している。
[4]A−1525株
(1)形態
基生菌糸より直状(Rectiflexibiles type)の気中菌糸を伸長する。成熟した気中菌糸の先に10〜50個程度の胞子からなる胞子鎖を形成する。胞子の大きさは1.2×1.2〜1.6μm位で、胞子の表面はトゲ状(Spiny)を示し、胞子のう、菌核、鞭毛などの特殊な器官は認められない。
(2)各種培地における生育状態
各種培地上で28℃、2〜3週間培養後の培養性状を表7に示す。色調の記載はコンティナー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニー・マニュアル(Container Corporation of AmericaのColor Harmony Manual)の色標名と括弧内に示す符号で表示する。
Figure 2003097851
(3)各種炭素源の同化性
プリードハム・ゴトリーブ寒天培地に各種の炭素源を加え、28℃、培養2週間後の生育状況を表8に示す。
Figure 2003097851
(4)生理学的諸性質
本菌の生理学的諸性質は以下の通りである。
(a)生育温度範囲(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)12℃〜41℃、
(b)生育至適温度(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)17℃〜37℃、
(c)ゼラチンの液化(グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) 陰性、
(d)ミルクの凝固(スキムミルク培地) 陰性、
(e)ミルクのペプトン化(スキムミルク培地) 陰性、
(f)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地) 陰性、
(g)メラニン様色素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(チロシン培地) 陰性、
(h)硫化水素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(i)硝酸塩の還元(0.1%硝酸カリ含有ブロス) 陽性、
(j)食塩の耐性(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)
食塩含有量7%以下で生育。
(5)菌体成分
本菌の細胞壁からLL型のジアミノピメリン酸が検出された。
以上の菌学的性質から本菌はストレプトミセス(Streptomyces)属に属すると判断した。
本発明者は本菌をストレプトミセス・エスピー・A−1525(Streptomyces sp.A−1525、以下、A−1525と略記する。)として独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターにFERM BP−7957の番号で寄託している。
[5]A−1526株
(1)形態
基生菌糸より直状(Rectiflexibiles type)の気中菌糸を伸長する。成熟した気中菌糸の先に50個以上の胞子からなる胞子鎖を形成する。胞子の大きさは0.8〜1.0×1.0〜1.3μm位で、胞子の表面は平滑状(smooth)を示し、胞子のう、菌核、鞭毛などの特殊な器官は認められない。
(2)各種培地における生育状態
各種培地上で28℃、2〜3週間培養後の培養性状を表9に示す。色調の記載はコンティナー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニー・マニュアル(Container Corporation of AmericaのColor Harmony Manual)の色標名と括弧内に示す符号で表示する。
Figure 2003097851
(3)各種炭素源の同化性
プリードハム・ゴトリーブ寒天培地に各種の炭素源を加え、28℃、培養2週間後の生育状況を表10に示す。
Figure 2003097851
(4)生理学的諸性質
本菌の生理学的諸性質は以下の通りである。
(a)生育温度範囲(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)12℃〜33℃、
(b)生育至適温度(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)12℃〜33℃、
(c)ゼラチンの液化(グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) 陰性、
(d)ミルクの凝固(スキムミルク培地) 陽性、
(e)ミルクのペプトン化(スキムミルク培地) 陽性、
(f)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地) 陽性、
(g)メラニン様色素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(チロシン培地) 陰性、
(h)硫化水素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(i)硝酸塩の還元(0.1%硝酸カリ含有ブロス) 陽性、
(j)食塩の耐性(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)
食塩含有量4%以下で生育。
(5)菌体成分
本菌の細胞壁からLL型のジアミノピメリン酸が検出された。
以上の菌学的性質から本菌はストレプトミセス(Streptomyces)属に属すると判断した。
本発明者は本菌をストレプトミセス・エスピー・A−1526(Streptomyces sp.A−1526、以下、A−1526と略記する。)として独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターにFERM BP−7958の番号で寄託している。
[6]A−1527株
(1)形態
基生菌糸より直状(Rectiflexibiles type)の気中菌糸を伸長する。成熟した気中菌糸の先10〜50個以上の胞子からなる胞子鎖を形成する。胞子の大きさは0.9×1.0μm位で、胞子の表面は平滑状(smooth)を示し、胞子のう、菌核、鞭毛などの特殊な器官は認められない。
(2)各種培地における生育状態
各種培地上で28℃、2〜3週間培養後の培養性状を表11に示す。色調の記載はコンティナー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニー・マニュアル(Container Corporation of AmericaのColor Harmony Manual)の色標名と括弧内に示す符号で表示する。
Figure 2003097851
(3)各種炭素源の同化性
プリードハム・ゴトリーブ寒天培地に各種の炭素源を加え、28℃、培養2週間後の生育状況を表12に示す。
Figure 2003097851
(4)生理学的諸性質
本菌の生理学的諸性質は以下の通りである。
(a)生育温度範囲(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)12℃〜33℃、
(b)生育至適温度(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)21℃〜33℃、
(c)ゼラチンの液化(グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) 陽性、
(d)ミルクの凝固(スキムミルク培地) 陽性、
(e)ミルクのペプトン化(スキムミルク培地) 陽性、
(f)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地) 陽性、
(g)メラニン様色素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(チロシン培地) 陰性、
(h)硫化水素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(i)硝酸塩の還元(0.1%硝酸カリ含有ブロス) 陽性、
(j)食塩の耐性(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)
食塩含有量7%以下で生育。
(5)菌体成分
本菌の細胞壁からLL型のジアミノピメリン酸が検出された。
以上の菌学的性質から本菌はストレプトミセス(Streptomyces)属に属すると判断した。
本発明者は本菌をストレプトミセス・エスピー・A−1527(Streptomyces sp.A−1527、以下、A−1527と略記する。)として独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターにFERM BP−7959の番号で寄託している。
[7]A−1528株
(1)形態
基生菌糸より直状(Rectiflexibiles type)の気中菌糸を伸長する。成熟した気中菌糸の先に10〜50個程度の胞子からなる胞子鎖を形成する。胞子の大きさは0.7×0.9〜1.0μm位で、胞子の表面は平滑状(smooth)を示し、胞子のう、菌核、鞭毛などの特殊な器官は認められない。
(2)各種培地における生育状態
各種培地上で28℃、2〜3週間培養後の培養性状を表13に示す。色調の記載はコンティナー・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニー・マニュアル(Container Corporation of AmericaのColor Harmony Manual)の色標名と括弧内に示す符号で表示する。
Figure 2003097851
(3)各種炭素源の同化性
プリードハム・ゴトリーブ寒天培地に各種の炭素源を加え、28℃、培養2週間後の生育状況を表14に示す。
Figure 2003097851
(4)生理学的諸性質
本菌の生理学的諸性質は以下の通りである。
(a)生育温度範囲(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)12℃〜37℃、
(b)生育至適温度(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)17℃〜28℃、
(c)ゼラチンの液化(グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) 陰性、
(d)ミルクの凝固(スキムミルク培地) 陽性、
(e)ミルクのペプトン化(スキムミルク培地) 陽性、
(f)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地) 陽性、
(g)メラニン様色素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(チロシン培地) 陰性、
(h)硫化水素の産生(ペプトン・イースト・鉄寒天培地) 陰性、
(i)硝酸塩の還元(0.1%硝酸カリ含有ブロス) 陽性、
(j)食塩の耐性(イースト・麦芽寒天培地、2週間培養)
食塩含有量7%以下で生育。
(5)菌体成分
本菌の細胞壁からLL型のジアミノピメリン酸が検出された。
以上の菌学的性質から本菌はストレプトミセス(Streptomyces)属に属すると判断した。
本発明者は本菌をストレプトミセス・エスピー・A−1528(Streptomyces sp.A−1528、以下、A−1528と略記する。)として独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターにFERM BP−7960の番号で寄託している。
[製造方法]
ラセミ体であるカルボン酸エステル誘導体から光学活性アルキルカルボン酸誘導体の製造を実施するには、まず液体培養中において、本発明の微生物を培養し、得られた微生物培養液とラセミ体であるカルボン酸エステル誘導体とを反応させればよい。
本発明の微生物変換における微生物の使用時期は、栄養培地で培養したときに、それらの対数増殖期にあるものまたは定常状態にあるものの、いずれの時期のものを用いてもよいが、好ましくは、定常状態にあるものである。それぞれ微生物の種類によって異なっているが、培地の栄養源としては、炭素源(糖類、有機酸類、アルコール類等)、窒素源(アンモニア、アンモニウム塩、硝酸塩、亜硝酸塩の無機窒素とアミノ酸等の有機窒素等)、水分、無機塩類(リン、硫黄、マグネシウム、鉄、マンガン、カルシウム、カリウム、ナトリウム、塩素、亜鉛、銅、ホウ素、モリブデン、ヨウ素、ストロンチウム、コバルト等の元素を構成要素として含む塩類)、生育因子(ビタミン、アミノ酸、プリン、ピリミジン等)を必要とし、それぞれ従来の液体培養に利用されている公知のものが使用できる。
好ましくは、従来放線菌の培養に利用されている公知のものが使用できる。例えば、炭素源としては、グルコース、デンプン、デキストリン、水飴、糖蜜、動物油、植物油またはそれらの2種以上の混合物等が挙げられる。窒素源としては、大豆粉、小麦胚芽、コーンスティープリカー、綿実粕、肉エキス、ペプトン、トリプトン、酵母エキス、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、尿素またはそれらの2種以上の混合物等が挙げられる。無機塩類としては、リン、硫黄、マグネシウム、鉄、マンガン、カルシウム、カリウム、ナトリウム、塩素、コバルトまたはそれらの2種以上の混合物等を含むものが挙げられる。生育因子としては、ビタミン、アミノ酸またはそれらの2種以上の混合物等が挙げられる。
より好ましくは、炭素源としては、グルコース、デンプンまたはそれらの混合物等が挙げられる。窒素源としては、コーンスティープリカー、大豆粉、トリプトン、酵母エキスまたはそれらの2種以上の混合物等が挙げられる。無機塩類としては、リン酸二水素カリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カリウムまたはそれらの2種以上の混合物等が挙げられる。
最も好ましくは、実施例に記載した組合せの使用が好ましい。
また、上記した以外にも、菌の発育や本発明の微生物変換を促進するような有機および無機物を適当に添加することもできる。
微生物の培養条件としては、温度が25〜35℃で、pHが6.5〜7.5で、振盪培養で、2〜10日間培養する。
微生物による変換反応は、微生物培養溶液にラセミ体であるアルキルカルボン酸エステル誘導体を添加し、温度が25〜35℃で、pHが6.5〜7.5で、振盪培養で、光学活性アルキルカルボン酸誘導体の蓄積量が最高に達するまで行ない、最高になったときに反応を停止し、反応液から光学活性アルキルカルボン酸誘導体を単離精製する。通常この反応は0.5〜10日間で最高に達する。この反応において、微生物培養溶液の添加は、反応開始時の1回だけでなく、反応中に数回添加してもよい。
微生物による変換反応に用いられる微生物培養溶液は、上記した培養方法によって増殖した菌株を含む培養物であればよく、その培養物自体(培養液)、培養液から単離された菌体または得られた菌体をホモジネートしたもの等を用いてもよい。
また、ラセミ体であるカルボン酸エステル誘導体との反応性を高めるために、水と混和する有機溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等)を用いてもよい。
微生物の変換反応混合物から光学活性体であるカルボン酸誘導体を得るには、カルボン酸の性質を利用した通常の抽出方法(例えば、反応溶液に、酸を加え、酸性とした後、有機溶媒による抽出等)を行なうことによって、得ることができる。
得られた生成物は通常の精製手段、例えば、常圧下または減圧下における蒸留、シリカゲルまたはケイ酸マグネシウムを用いた高速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、あるいはカラムクロマトグラフィーまたは洗浄、再結晶等の方法により精製することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1:
(1)A−1522(FERM BP−7954)培養液の調製
以下に示した組成のSE4培地(2ml)を滅菌し、−80℃で凍結保存されていたA−1522の凍結種母(Df3培地+20%グリセロール)溶液100μlを加えた。
培養液は28℃で2〜3日間振盪培養し、第一種培養とした。以下に示す組成のDf3培地(25ml)を滅菌し、上記した第一種培養液(500μl)を加えた。培養液は28℃で2〜3日間振盪培養し、pH7に調整した後、不斉加水分解反応に用いた。
Figure 2003097851
実施例1(2)〜(7):各種微生物培養液の調製
凍結保存されていたA−1522の凍結種母溶液の代わりに相当する微生物を用いて、実施例1(1)と同様の操作をし、以下の培養液を調製した。
実施例1(2):A−1523(FERM BP−7955)培養液
実施例1(3):A−1524(FERM BP−7956)培養液
実施例1(4):A−1525(FERM BP−7957)培養液
実施例1(5):A−1526(FERM BP−7958)培養液
実施例1(6):A−1527(FERM BP−7959)培養液
実施例1(7):A−1528(FERM BP−7960)培養液
実施例2:
実施例1(1)〜(7)で調製された培養液を遠心分離で集菌後、10mMリン酸バッファー(pH7.0)に懸濁させ、超音波破砕した。破砕液を遠心分離で不溶物を除去し、無細胞抽出液とした。この無細胞抽出液から硫酸アンモニウム40〜80%飽和画分を遠心分離にて回収した。沈殿を同バッファーに溶解させ透析後、DEAE−Sephacelカラムに供し、NaClの0〜0.6Mのリニアーグラジェントで溶出させた。活性画分をまとめて、NaClを4Mになるよう加えて、Phenyl−SuperoseHR10/10カラムに供した。NaClの4→0Mのリニアーグラジェントで溶出させた。活性画分をまとめて限外ろ過により濃縮し、さらにゲルろ過(Superdex200HR10/30カラム)による精製を実施し、精製酵素溶液とした。
実施例3:
(1)A−1522(FERM BP−7954)を用いた2−プロピルオクタン酸・ブチルエステルの不斉加水分解反応
Figure 2003097851
実施例1(1)で調製された培養液(2ml)に50mg/mlの2−プロピルオクタン酸・ブチルエステルのメタノール溶液(40μl)を加えた。反応混合物を28℃で20時間振盪させた。反応混合物に2N塩酸(0.5ml)とヘキサン(1ml)を加え、抽出した。有機層を濃縮し、以下の物性値を有する2R−プロピルオクタン酸を得た。
TLC:Rf 0.60(ヘキサン:酢酸エチル=3:1);
NMR(CDCl):δ2.35(1H,m),1.68−1.21(14H,m),0.90(6H,m);
Mass(FAB):187(M+H)
実施例3(2)〜3(7):各種微生物を用いた2−プロピルオクタン酸・ブチルエステルの変換反応
実施例1(1)で調製された培養液の代わりに、実施例1(2)〜(7)で調製された培養液を用いて、実施例3(1)と同様の操作をし、上記と同じ物性値を有する2R−プロピルオクタン酸を得た。
実施例2で調製した適当量の無細胞抽出液または精製酵素溶液も、2−プロピルオクタン酸・プロピルエステルの不斉加水分解反応に使用でき、2R−プロピルオクタン酸を得ることができる。
実施例4:
(1)A−1522(FERM BP−7954)を用いた2−プロピルオクタン酸・プロピルエステルの不斉加水分解反応
Figure 2003097851
2−プロピルオクタン酸・ブチルエステルの代わりに、2−プロピルオクタン酸・プロピルエステルを用いて、実施例3(1)と同様の操作をし、上記と同じ物性値を有する2R−プロピルオクタン酸を得た。
実施例4(2)A−1528(FERM BP−7960)を用いた2−プロピルオクタン酸・プロピルエステルの不斉加水分解反応
実施例1(1)で調製された培養液の代わりに、実施例1(7)で調製された培養液を用いて、実施例4(1)と同様の操作をし、上記と同じ物性値を有する2R−プロピルオクタン酸を得た。
実施例5:
(1)実施例3(1)で製造された2R−プロピルオクタン酸の光学純度の決定
Figure 2003097851
実施例3(1)で製造された2R−プロピルオクタン酸のアセトン(1ml)溶液に炭酸カリウム(5mg)と臭化フェナシル(5mg)を加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物をろ過し、濃縮し、2R−プロピルオクタン酸・2−オキソ−2−フェニルエチルエステルを得た。得られた2R−プロピルオクタン酸・2−オキソ−2−フェニルエチルエステルをヘキサン(1ml)に溶解し、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって光学純度を決定した。
HPLC条件
カラム:DAISEL CHIRALPAK AS;
溶離液:ヘキサン:イソプロパノール=9:1;
流速 :0.5ml/分;
温度 :25℃
検出 :230nmおよび245nm。
上記のHPLC条件での標品である2R−プロピルオクタン酸の保持時間は8.90分であり、2S−プロピルオクタン酸の保持時間は8.40分であった。
実施例5(2)〜4(9):各実施例で製造された2R−プロピルオクタン酸の光学純度の決定
実施例3(1)で製造された2R−プロピルオクタン酸の代わりに、実施例3(2)〜3(7)、実施例4(1)および4(2)で製造された2R−プロピルオクタン酸を用いて、実施例5(1)と同様の操作をし、光学純度を決定した。
[結果]
実施例5(1)〜4(9)で得られた2R−プロピルオクタン酸・2−オキソ−2−フェニルエチルエステルの光学純度を表17に示した。
Figure 2003097851
上記の表より、本発明の微生物は純度の高い光学活性2R−プロピルオクタン酸を生産することが分かった。
また、このような結果から、本発明の微生物によれば純度の高い光学活性カルボン酸誘導体を製造できると考えられる。

Claims (11)

  1. 式(II)
    Figure 2003097851
    (式中、RおよびRは、置換基を有していてもよい炭化水素基を表わす。ただし、RとRは同じ基を表わさない。)で示されるカルボン酸エステル誘導体を微生物の培養物またはその処理物に接触させることを特徴とする式(I)
    Figure 2003097851
    (式中、RおよびRは前記と同じ意味を表わし、*は不斉炭素原子を表わす。)で示される光学活性カルボン酸誘導体の製造方法。
  2. 光学活性カルボン酸誘導体がR体である請求の範囲1記載の製造方法。
  3. で表わされる置換基を有していてもよい炭化水素基がC1〜10アルキル基、C2〜10アルケニル基またはC2〜10アルキニル基であり、Rで表わされる置換基を有していてもよい炭化水素基がC1〜10アルキル基である(ただし、RとRは同じ基を表わさない。)請求の範囲1または2記載の製造方法。
  4. C1〜10アルキル基、C2〜10アルケニル基またはC2〜10アルキニル基が、それぞれプロピル基、プロペニル基またはプロピニル基であり、C1〜10アルキル基がヘキシル基である請求の範囲3記載の製造方法。
  5. 微生物が放線菌である請求の範囲1乃至4のいずれかの項に記載の製造方法。
  6. 放線菌がストレプトミセス属に属する菌である請求の範囲5記載の製造方法。
  7. ストレプトミセス属に属する菌が、A−1522株(FERM BP−7954)、A−1523株(FERM BP−7955)、A−1524株(FERM BP−7956)、A−1525株(FERM BP−7957)、A−1526株(FERM BP−7958)、A−1527株(FERM BP−7959)およびA−1528株(FERM BP−7960)から選択される請求の範囲6記載の製造方法。
  8. 請求の範囲1項乃至4のいずれかの項記載のカルボン酸エステル誘導体を不斉加水分解し、同項記載の光学活性カルボン酸誘導体を生成する活性を有する微生物。
  9. 微生物が放線菌である請求の範囲8記載の微生物。
  10. 放線菌がストレプトミセス属に属する菌である請求の範囲9記載の微生物。
  11. ストレプトミセス属に属する菌が、A−1522株(FERM BP−7954)、A−1523株(FERM BP−7955)、A−1524株(FERM BP−7956)、A−1525株(FERM BP−7957)、A−1526株(FERM BP−7958)、A−1527株(FERM BP−7959)およびA−1528株(FERM BP−7960)から選択される請求の範囲10記載の微生物。
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