JPWO2003036880A1 - 高速イントラネットシステム - Google Patents

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成富 正樹
正樹 成富
吉田 僚太
僚太 吉田
山ノ内 一郎
一郎 山ノ内
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    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks

Abstract

インターネットに送信するデータおよび/または前記インターネットから受信したデータの前記インターネットと前記各住戸との間におけるデータ中継を制御するサーバ(22)と、前記サーバ(22)から前記各住戸(10−1,・・・,10−N)まで敷設されたフッ素樹脂光ファイバケーブル(13,14,30,40)と、前記各住戸に設置され、かつ、前記フッ素樹脂光ファイバケーブルと所定の情報機器(16,17)との接続部として機能する情報コンセント(12)とを備える。

Description

技術分野
本発明は、高速イントラネットシステムに関し、特に集合住宅、オフィスビル、医療または教育施設等の複数の部屋の集合からなる建築物、または住宅街等の戸建住宅郡で使用される通信ネットワークの通信速度の高速化に関する。
背景技術
従来、一般家庭でインターネット接続サービスを受ける場合、電話回線(アナログ回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line))、またはCATV(Cable Television)を使って行われることが多かった。ところが、昨今のデータ容量の大きなコンテンツ(音声、動画像等)の増加等に伴い、回線の帯域不足が顕著になり、広帯域・高速通信を可能とする光通信の実現に期待が寄せられるようになってきた。
しかしながら、一般家庭での光通信の実現には、いわゆるラスト・ワンマイルと呼ばれる問題があり、交換局から各家庭までの光ファイバケーブルの敷設が容易でなかった。すなわち、交換局から各家庭まで光ファイバケーブルを敷設する場合、幹線に使用される多芯ケーブルを家庭毎に分岐および接続しなければならず、そのための手間がかかり、敷設コストが高額であるという問題があった。
現在の通信業界で主に使用されている石英系光ファイバは、コアの直径が100μm以下と非常に小さく、ファイバ同士の接続が容易でない。また、石英系光ファイバは柔軟性に乏しく折れやすいため、部屋の中にむき出しの状態で敷設したり、住宅の壁裏等のように幾重にも曲げられなければならない個所へ敷設したりすることは困難である。
また、石英系光ファイバの変わりに、石英系光ファイバよりも柔軟性がありかつコア系の大きなアクリル系プラスチックファイバを用いることもできる。しかし、その伝送距離は50m程度と非常に短く、マンションやオフィスビル等の大型建築物内で増幅器を用いることなく敷設することは難しい。
一方、仮に上記問題を解決した上で、各家庭まで光ファイバを敷設することができたとしても、インターネット接続を実現するには、各家庭(各部屋)は個別にISP(Internet Service Provider)に加入する必要があり、ISPの通信状態に応じて通信速度が制限され、動画像等の大容量データの送受信に支障を来たすことがあった。
本発明は、このような課題を解決するためのものであり、光通信におけるラスト・ワンマイルの問題を容易に解決するとともに、ISP等の通信状態に制限されることなく動画像等の大容量データを高速通信できるようにした高速イントラネットシステムを提供することを目的とする。
発明の開示
本発明は、複数の住戸によって構成されたアイランド内に構築されたイントラネットシステムにおいて、インターネットに送信するデータおよび/または前記インターネットから受信したデータの前記インターネットと前記各住戸との間におけるデータ中継を制御するサーバと、このサーバから前記各住戸まで敷設されたフッ素樹脂光ファイバケーブルと、前記各住戸に設置され、かつ、前記フッ素樹脂光ファイバケーブルと所定の情報機器との接続部として機能する情報コンセントとを備えたことを特徴とする高速イントラネットシステムを提供する。
また、本発明の一態様として、前記サーバは、前記各住戸におけるインターネット接続状況を監視する監視手段と、前記インターネットから受信したデータを格納するための記憶手段とを有し、前記情報機器がアクセスを試みた前記インターネット上のデータを前記記憶手段に格納するとともに、前記記憶手段に格納されているデータと同じデータにアクセスを試みる情報機器に対して、前記記憶手段から読み出した前記データを前記情報機器に送信することが好ましい。
また、本発明の一態様として、前記記憶手段は、インターネットで公開されるデータ、テレビ放送で公開されるデータ、またはラジオ放送で公開されるデータを記憶保持することが好ましい。
また、本発明の一態様として、前記住戸は、集合住宅の各住戸、オフィスビルもしくは商業ビル内の各テナント、または住宅街における住戸であることが好ましい。
また、本発明の一態様として、前記フッ素樹脂光ファイバケーブルは、単芯または多芯構造を有することが好ましい。
また、本発明の一態様として、前記情報コンセントと前記情報機器とは、有線または無線により接続されることで通信可能となることが好ましい。
また、本発明の一態様として、同一アイランド内においては、各住戸の端末機同士の通信がピアツーピアで行われることが好ましい。
また、本発明の一態様として、前記フッ素樹脂光ファイバケーブルは、その伝送距離が200m以上であることが好ましい。
また、本発明の一態様として、前記サーバは、アイランド内の住人および/またはアイランド内のネットショッピングに出店した企業の情報を管理するユーザ管理手段をさらに備えることが好ましい。
また、本発明の一態様として、前記サーバは、前記ユーザ管理手段によって管理されているユーザに対して課金処理を実施する課金手段をさらに備えることが好ましい。
さらに、本発明の一態様として、データ伝送の遅延が1秒以内であることが好ましい。
ここで、本発明においては、建築物または住宅群を仮想的なアイランド(島)と見なし、アイランド内の高速化により大容量のコンテンツを外部WAN(Wide Area Network)の通信速度に関係なく利用可能とする。
図1は、本発明に係るネットワークの基本構成を示す構成図である。同図に示すように、例えば1棟のビルをアイランド1と見なし、アイランド1には各住戸に設置された端末機2が複数含まれる。各端末機2は、フッ素樹脂光ファイバケーブル3およびスイッチ4を介してルータ5に接続され、ルータ5は外部のネットワーク(ISP8、インターネット9等)と接続されている。スイッチ4に接続されているサーバ6には、動画像等のデータを蓄積した大容量の記憶装置7が接続されている。
このように、通信ケーブルとしてフッ素樹脂光ファイバケーブルを使用することによりLAN(Local Area Network)の高速化(データ伝送の遅延は1秒以内)を図る一方、利用率の高いコンテンツ、動画像等の大容量コンテンツを外部通信回線からサーバを介して大容量記憶装置に蓄積させ、これらのコンテンツを建築物内の各部屋の端末機で楽しめるようにしている。すなわち、本発明はアイランド内における通信速度をフッ素樹脂光ファイバケーブルを用いることにより高速化し、低速通信領域にある各種のコンテンツをアイランド内に次々取り込むことにより、アイランド内に居るユーザのコンテンツに対する利便性を高めるものである。
発明を実施するための最良の形態
以下添付図面に従って本発明に係る高速イントラネットシステムの好ましい実施の形態について説明する。
図2は、本発明に係る高速イントラネットシステムの実施の形態を示す構成図である。本発明に係る高速イントラネットシステムは、マンション等の集合住宅、オフィスビル、商業ビル、医療または教育施設等の複数の部屋が集合してなる建築物、または複数の建物の集合に適用される。図2は高速イントラネットシステムを集合住宅に適用した場合を示す。
図2に示すように、この集合住宅内のLANは、イーサネット方式のものであり、戸数がNの集合住宅の各住戸10−1、10−2、…、10−N内に設けられた情報コンセント12と、集合住宅のLANルーム20内のスイッチ21とが光ファイバケーブル30によって接続され、スイッチ21をハブとするスター型のLANである。
スイッチ21には、光ファイバケーブル40を介してLANを統括管理するサーバ22が接続され、このサーバ22には光ファイバケーブル41を介して外部記憶装置23が接続されている。スイッチ21は、ギガ・イーサネットスイッチである。外部記憶装置23としては、最低100ギガバイト、好ましくは1テラバイト以上の記憶容量を有する磁気ディスク装置または光磁気ディスク装置等が使用される。
また、スイッチ21には、光ファイバケーブル42、43および44を介してそれぞれ監視カメラ(イーサネットカメラ)50、ルータ24、およびモデム25が接続されている。ルータ24には、インターネット等のWANやCATVが接続され、モデム25には、光ファイバケーブル45およびヘッドエンド送受信器26を介してBS/CSアンテナ60が接続されている。
一方、各住戸にはハブとして機能するパッチパネル15が設置され、パッチパネル15から複数の光ファイバケーブル13、情報コンセント12およびLANインターホン18が分岐されている。各住戸の情報コンセント12には、光ファイバケーブル14を介してパーソナルコンピュータ(以下、PCという)16やテレビ17等の情報機器が接続される。なお、情報コンセント12には、ホームセキュリティ装置等のその他の端末機、エアコンまたはビデオデッキ等の情報家電も接続することができる。また、情報コンセント12にブルートゥース(Bluetooth)等の通信機能を付与し、情報コンセントと情報機器との通信を無線通信で行うようにしてもよい。
上記のように通信ケーブルとしてフッ素樹脂光ファイバケーブルを使用することにより、LANの高速化を可能にしている。
次に、上記集合住宅内に敷設された光ファイバケーブル、特にギガ・イーサネットスイッチ21と各住戸10−1〜10−Nの情報コンセント12との間に敷設される光ファイバケーブル30について説明する。
この光ファイバケーブル30は、光学フッ素樹脂材料からなるプラスチック光ファイバケーブルである。光学フッ素樹脂材料は、C−H結合を有しないまたは樹脂材料中の水素からフッ素への置換率が50%以上の非結晶性の含フッ素重合体と、含フッ素重合体との比較において屈折率の差が0.001以上である物質とからなり、フッ素重合体中に前記物質が径方向に沿って濃度勾配を有して分布している。なお、この光学フッ素樹脂材料の詳細については、特開平8−5848号公報に開示されている。
この光ファイバケーブル30は、単芯ケーブル、2芯ケーブルまたは多芯ケーブルの何れかであり、コア径は100μm、クラッド径は250μm、補強層径は500μmである。そして、この光ファイバケーブル30は、近赤外領域(650〜1300nm)の波長で使用可能であり、650〜850nmの波長での伝送損失が少なくとも一点で100dB/km以下、1ギガビット/秒の伝送距離が200m以上(200〜500m程度)である。また、最小の曲げ半径は一時的には10mm、固定時には25mmである。また望ましくは、耐久荷重は140kg/10cm(2芯)である。
この光ファイバケーブル30の曲げ特性や耐久荷重特性により、オフィスや家庭内で人が触れる場所や既設の建築物における配線スペースが少ない場所でも容易に配線することができる。なお、建築物内のLANとして敷設される光ファイバケーブルは、1ギガビット/秒の伝送距離が100m以上、最小曲げ半径が50mm以下であることが好ましいが、上記光ファイバケーブル30はこの特性を十分に満足するものである。
また、イーサネットカメラ50は、駐車場やエレベータホール等の監視カメラとして使用されるもので、このイーサネットカメラ50とギガ・イーサネットスイッチ21との接続に使用される光ファイバケーブル42も上記光ファイバケーブル30と同様な特性を有することが好ましい。一方、LANルーム20内の光ファイバケーブル40、41、44、45等については、必ずしも上記のような曲げ特性や耐久荷重特性等は要求されない。さらに、各住戸内の配線は、光ファイバケーブル14に限らず、銅線のUTP(Unshield Twisted Pair)ケーブル等を使用してもよい。銅線のUTPケーブルであっても、伝送距離が短ければ、1ギガビット/秒程度の伝送が可能だからである。
次に、サーバ22および外部記憶装置23の作用について図3を参照して説明する。サーバ22と外部記憶装置23との組み合わせにより、データの蓄積と高速アクセスとが実現されている。すなわち、PC16の利用者がインターネット上のデータにアクセスした場合(図3のステップS1)、サーバ22はいきなりインターネット上からこのデータを取り込もうとするのではなく、外部記憶装置23にこのデータがあるかどうかを最初に確認する(図3のステップS2)。次いで、サーバ22は外部記憶装置23にあればそのデータを読み出してPC16へ送信し(図3のステップS3)、なければインターネット上のアクセス先(URL)から取り込み、PC16へ送信するとともに、外部記憶装置23に格納する(図3のステップS4)。
このようにサーバ22は、外部のWAN等からルータ24およびスイッチ21を介して利用率の高いコンテンツ、映像等の大容量のコンテンツを外部記憶装置23に一時的に保存させることにより(アクセスの試みられたデータを優先的に保存する)、同じデータが再度アクセスされた際には外部記憶装置23から読み出せばよいため、低速な外部ネットワークへアクセスする必要がなくなる。また、放送衛星(BS)や通信衛星(CS)からの複数のチャンネルの映像等の情報もBS/CSアンテナ60、ヘッドエンド送受信器26、モデム25およびスイッチ21を介して適宜取り込んで外部記憶装置23に一時的に保存させるとよい。なお、サーバ22はウェブサーバとして機能するだけでなく、メールサーバおよびファイルサーバ等としての機能を備える。
また、集合住宅の住民は、PC16やこのPC16に接続されるデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等を使用して各自でコンテンツを作成し、サーバ22を介して外部記憶装置23の共有領域や各住戸別に割り当てられた個人領域に格納することができる。
一方、集合住宅の住民は、外部記憶装置23に格納されている番組からどの番組を見るかをPC16によって指定すると、その指定した番組をPC16で見ることができる。特に、通信速度の遅い外部通信回線を経由した映画等も外部記憶装置23に一時格納することにより、その通信速度等に影響されずにその映画を楽しむことができる。
すなわち、集合住宅の住民は、PC16によってコンテンツを自由に楽しむことができる。コンテンツとしては、リアルタイム動画コミュニケーション、HDTV(High Definition Television)マルチチャンネル映像配信、映像セキュリティ(各住戸からカメラによる監視)、ライブラリー(TV番組の保存、ラジオ放送の録音、動画ニュース、動画伝言板)等が考えられる。なお、この実施の形態では、スター型のLANが使用されているが、これに限らず、LANの接続形態は、バス型やリング型でもよく、また、LANの方式もイーサネットに限定されない。
次に、アイランド内で提供されるその他のサービスについて説明する。その他のサービスとしては、例えばアイランド内での双方向通信、アイランド内専用のホームページの提供が挙げられる。
図4は、サーバの詳細を示すブロック図である。同図に示すサーバ22は、ワークステーションやパーソナルコンピュータといった情報機器で構成され、各種の大容量コンテンツを格納するための外部記憶装置23を備えている。また、サーバ22は、制御手段22a、ユーザ管理手段22b、課金手段22c、HP提供手段22dおよびアクセス状況監視手段22e等を、CPU等のハードウェア、および各種の制御プログラム等のソフトウェアにより構成している。
制御手段22aは、インターネットに送信するデータおよび/または前記インターネットから受信したデータのインターネットと各住戸との間におけるデータ中継を制御する等、インターネット接続に関する各種の制御を行う。また、ユーザ管理手段22bは、アイランド内のユーザに関する情報、および後述のアイランド内専用ホームページに出展している企業に関する情報を登録・管理する。課金手段22cは、アイランド内に登録されているユーザに対する課金、および後述のアイランド内専用ホームページに広告を掲載したりリンクを張ったりしている企業に対する課金を管理する。HP提供手段22dは、アイランド内専用ホームページの管理およびメンテナンスを実施する。アクセス状況監視手段22eは、アイランド内のユーザがアクセスするインターネット上のデータに関する情報を監視し、アクセス頻度の高いデータを外部記憶装置23に取り込む。
図5は、アイランド内でユーザがTV会議を実現するための端末機の具体的な構成を示す。同図に示すように、コンピュータ等で構成された本体部16aと、各種のメニューや通信相手の映像等を表示させるためのLCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)で構成された表示装置16bと、音声を再生するためのスピーカ16cと、入力手段であるキーボード16eおよびマウス16fと、端末利用者の姿を撮像するためのカメラ16dとを備える。
ここで、表示装置16bにおける具体的な表示例について説明する。
図6は、TV会議等の双方向通信の際に表示される画面表示の一実施形態を示す。同図に示すように、各住戸の端末機の表示装置には、ウインドウ60が表示される。このウインドウ60には、スケジュールを表示させるためのボタン61、アイランド内のユーザ同士でチャットを実施するためのボタン62、掲示板を表示させるためのボタン63、各種のアプリケーション・プログラムを立ち上げるためのボタン64が並設されるとともに、通話中のユーザの顔を表示させるための表示部66〜68を備える。
例えば、ボタン64をマウス16fの操作によりクリックすることでエディタ・プログラムを立ち上げた場合、表示装置16bには新たにウインドウ69が表示され、文章の編集が可能となる。このウインドウ69は、ユーザA〜Cの端末機においても同時に表示され、同一文書を複数人で編集することが可能となる。
各端末機のユーザの姿はカメラ16dで撮像され、音声は図示しないマイクによって集音される。撮像データおよび音声データは、本体部16a内の変換装置等によりデジタル変換されてから、他のユーザの端末機まで伝送される。そして、撮像データは表示部66〜68の何れかに表示され、音声データはスピーカ16cから出力され、各ユーザは相手の顔を見ることができるとともに、会話をすることができる。なお、同一アイランド内においては、各住戸の端末機同士の通信がピアツーピア(peer to peer)で行われるようにしてもよい。
図7は、アイランド内専用ホームページの表示の一実施形態を示す。同図に示すように、アイランド内専用ホームページ70には、掲示板を表示させるためのボタン71、ネットショッピングに利用されるウインドウを表示させるためのボタン72、各種の届け出/申請を行うためのウインドウを表示させるためのボタン73、およびバナー広告74等が表示される。端末機のユーザがマウス16fを使ってボタン71をクリックすると、ウインドウ710が表示され、アイランド内のユーザによって投稿された情報の一覧が表示される。ウインドウ710は、掲載日時の欄711、タイトルの欄712および掲載者の欄713で構成され、所望のタイトルをクリックすることにより投稿記事の詳細(図示せず)を表示させることができる。
また、ボタン72をクリックすると、ネットショッピングを実施するためのウインドウ720が表示される。ウインドウ720にはボタン721〜723が表示され、ボタン721がクリックされれば、予め登録されているA店のネットショッピングのためのページ(図示せず)が表示され、A店での買い物が可能となる。ボタン722、723についても同様である。
A〜C店は、アイランド内専用ホームページ70に出店する代わりに、ホームページの利用料をサーバ22の管理者に対して支払う。図4のユーザ管理手段22bによって企業毎にアカウントが開設され、課金手段22cによって各アカウントに登録された企業の利用料の管理が行われる。例えば、ボタン721がクリックされる回数を課金手段22cによってカウントし、クリックされた回数に応じてA店の利用料を決定したり、A店のネットショッピングでの販売総額に応じて毎月の利用料を決定したりしてもよい。
このように本発明は、高速通信可能なアイランド内に専用のホームページを開設し、このホームページを様々な企業に利用料の徴収と引き替えに開放することにより、アイランドという仮想空間を利用した新たなビジネスモデルを提供する。この場合、外部記憶装置22の記憶領域の一部を各出店企業にレンタルすることにより、アイランド内での出店を容易に実現できるようになる。
また、外部記憶装置23に映画やテレビ放送等の映像データを蓄積し、ユーザからの要望に応じて配信することにより、ビデオオンデマンド・サービスを容易に実現できる。その場合、利用料の徴収処理は、図4の課金手段22cによって行われる。課金手段22cは、金融機関等に設置されたサーバと交信することにより、各種の決済処理を実施する。
産業上の利用可能性
以上説明したように本発明に係る高速イントラネットシステムによれば、通信ケーブルとしてフッ素樹脂光ファイバケーブルを使用することによりLANの高速化を図る一方、利用率の高いコンテンツ、映像等の大容量のコンテンツ等はWAN等の外部通信回線からサーバを介して大容量の記憶手段に蓄えておくようにしたため、外部通信回線の通信速度にかかわらず、マンション等の建築物内の端末機で動画等の大容量のコンテンツを楽しむことができる。
また、フッ素樹脂光ファイバは、そのコア断面積が80〜120μmと石英系光ファイバ(約60μm)の2倍近くありファイバ同士の接続が容易である。また、伝送距離が200m程度とアクリル系プラスチックファイバ(50m)の4倍近くあり、集合住宅やオフィスビル等においては、途中で増幅器を用いることなくケーブルを敷設することができる。
さらに、高速通信可能なアイランド内のネットワーク上で出店することにより、販売促進を図ることができる。アイランド内の各端末機はフッ素樹脂光ファイバケーブルによって結ばれているため、上述のTV会議システムを利用した対面販売を実現するとともに、大容量の商品カタログのデータを瞬時にユーザに対して提供できる。したがって、本発明においては、従来のようにISPや電話回線といった低速な通信ネットワークの影響を受けることがなくなり、顧客と店との間でのコミュニケーションがスムーズに行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
図1:本発明に係る高速ネットワークシステムの実施の形態を示す構成図。
図2:図1の詳細を示す構成図。
図3:ファイルをダウンロードする手順を示すフローチャート。
図4:サーバの詳細を示すブロック図。
図5:端末機の一実施形態を示す正面図。
図6:画面表示の一実施形態を示す正面図。
図7:画面表示の一実施形態を示す正面図。
符号の説明
10−1、10−N:各戸 12:情報コンセント
13、14、30、40〜45:光ファイバーケーブル
16:パソコン 18:LANインターホン
20:LANルーム 21:スイッチ(ギガイーサーネットスイッチ)
22:サーバ 23:ストオレージ
24:ルータ 25:モデム
26:ヘッドエンド送受信機 50:監視カメラ(イーサーネットカメラ)
60:BS/CSアンテナ

Claims (11)

  1. 複数の住戸によって構成されたアイランド内に構築されたイントラネットシステムにおいて、
    インターネットに送信するデータおよび/または前記インターネットから受信したデータの前記インターネットと前記各住戸との間におけるデータ中継を制御するサーバと、
    このサーバから前記各住戸まで敷設されたフッ素樹脂光ファイバケーブルと、
    前記各住戸に設置され、かつ、前記フッ素樹脂光ファイバケーブルと所定の情報機器との接続部として機能する情報コンセントと、
    を備えたことを特徴とする高速イントラネットシステム。
  2. 前記サーバは、前記各住戸におけるインターネット接続状況を監視する監視手段と、前記インターネットから受信したデータを格納するための記憶手段とを有し、前記情報機器がアクセスを試みた前記インターネット上のデータを前記記憶手段に格納するとともに、前記記憶手段に格納されているデータと同じデータにアクセスを試みる情報機器に対して、前記記憶手段から読み出した前記データを前記情報機器に送信する請求の範囲1に記載の高速イントラネットシステム。
  3. 前記記憶手段は、インターネットで公開されるデータ、テレビ放送で公開されるデータ、またはラジオ放送で公開されるデータを記憶保持する請求の範囲1または2に記載の高速イントラネットシステム。
  4. 前記住戸は、集合住宅の各住戸、オフィスビルもしくは商業ビル内の各テナント、または住宅街における住戸である請求の範囲1〜3の何れか一項に記載の高速イントラネットシステム。
  5. 前記フッ素樹脂光ファイバケーブルは、単芯または多芯構造を有する請求の範囲1〜4の何れか一項に記載の高速イントラネットシステム。
  6. 前記情報コンセントと前記情報機器とは、有線または無線により接続されることで通信可能となる請求の範囲1〜5の何れか一項に記載の高速イントラネットシステム。
  7. 同一アイランド内においては、各住戸の端末機同士の通信がピアツーピアで行われる請求の範囲1〜6の何れか一項に記載の高速イントラネットシステム。
  8. 前記フッ素樹脂光ファイバケーブルは、その伝送距離が200m以上である請求項1〜7の何れか一項に記載の高速イントラネットシステム。
  9. 前記サーバは、アイランド内の住人および/またはアイランド内のネットショッピングに出店した企業の情報を管理するユーザ管理手段をさらに備えた請求の範囲1〜8の何れか一項に記載の高速イントラネットシステム。
  10. 前記サーバは、前記ユーザ管理手段によって管理されているユーザに対して課金処理を実施する課金手段をさらに備えた請求の範囲9に記載の高速イントラネットシステム。
  11. データ伝送の遅延が1秒以内である請求項1〜10の何れか一項に記載の高速イントラネットシステム。
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