JP2002197342A - 集合住宅共同サイトシステム及びその運営方法 - Google Patents

集合住宅共同サイトシステム及びその運営方法

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JP2002197342A
JP2002197342A JP2000391756A JP2000391756A JP2002197342A JP 2002197342 A JP2002197342 A JP 2002197342A JP 2000391756 A JP2000391756 A JP 2000391756A JP 2000391756 A JP2000391756 A JP 2000391756A JP 2002197342 A JP2002197342 A JP 2002197342A
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JP2000391756A
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English (en)
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Hiroaki Takahashi
宏明 高橋
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Yasuhiro Imai
康裕 今井
Goro Onishi
吾郎 大西
Wataru Yamamoto
亘 山本
Junichi Takahashi
淳一 高橋
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Shimizu Construction Co Ltd
Hitachi Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Hitachi Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集合住宅居住者に対し収益が還元性される通信
サービス環境の提供。 【解決手段】共同サイトにより情報提供者からの情報を
居住者に配信し、該情報提供者に掲載料金を課し、該課
金収入を該集合住宅の居住者に還元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンションなどの
集合住宅において、インターネットなどの外部ネットワ
ークと接続するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】我が国では、平成11年度におけるイン
ターネット利用者は2700万人に達し、ビジネス分野
はもとより、個人生活においてもインターネットはあら
ゆる情報の窓口として、今後ますますその重要度が増
し、利用者数も増加して行くものと予想される。こうし
たインターネット人口の増加に対応して、従来の電話モ
デムを用いた接続に比較して、より高速かつ安価なネッ
トワーク接続方式あるいはサービスが求められており、
通信事業者やインターネットプロバイダからさまざまな
方式が提案されている。例えば、ISDN(Integrated
Services Digital Network)、ADSL(Asymmetric
Digital Subscriber Line)、無線を利用したWLL(Wi
reless Local Loop)、さらにはCATV(Cable Televi
sion)オペレータによるケーブルモデム接続などの通信
サービスがこれに該当する。これら新サービスの中でも
ケーブルモデムによる接続は、最大で6Mbpsという
従来の電話モデムに比較して100倍程度の高速データ
配信を実現でき、また、料金もユーザーの使用時間にか
かわらず一定の金額(定額制)であるなどの特徴を有
し、近年急速に普及する兆しを見せている。一方、住環
境という視点から見ると、首都圏に近いベッドタウンな
どでは、一戸建住宅よりもマンションなどの集合住宅に
居住する人の比率が高い。こうした集合住宅に対してC
ATVサービスを行うためには、既設配線設備の変更な
ど特別な工事が必要であり、CATV普及率を増加させ
るための大きな障害となっている。従って、マンション
に居住しているユーザーの場合、インターネット接続の
ための高速通信サービスを享受するには、個人向けのI
SDNサービスに加入するという方法が唯一の選択肢と
してあるに過ぎない。近年、新築のマンションにおいて
は、いわゆる「インターネットマンション」と銘打った
物件が登場している。このインターネットマンションの
定義は定まっていないが、集合世帯数の規模を活かし、
インターネットサービスプロバイダ(Internet Service
Provider)(以下、ISPと略す)との契約を有利な
条件で結び、各世帯に対してインターネットとの接続環
境を予め提供しているマンションであるということがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
インターネットマンションでは、インターネット等外部
通信手段の必要性をそれほど感じていない一般のマンシ
ョン購入者に対してはさほど大きなメリットを与えるわ
けではないし、また、インターネット等外部通信手段の
利用者にとっても、比較的高速なインターネット等外部
通信手段のサービス環境を個人で契約するよりは安価に
入手できるという程度のメリットはあるものの、特別な
サービスを受けることができるわけではなく、マンショ
ンの販売価格や賃貸価格への反映が困難となっている。
今後、こうした「インターネットマンション」では、そ
の新規購入者や賃貸利用者に対して、通常の物件に比較
して明確に差別できるメリットが求められる。更に、既
存のマンションにおいても、世帯数の規模を活かすため
には、インターネット等外部通信手段接続のための高額
の初期投資を居住者が各々負担しなければならないこと
も阻害要因となっている。さらに、近年、SOHO(Sm
all Office & Home Office)あるいは在宅勤務に対する
要望は着実に増加している。しかし、SOHO・在宅勤
務者は自前で情報通信環境を整えなければならず、投資
額が増大する点が問題となっている。また、SOHO・
在宅勤務者はインターネット等外部通信手段の環境とし
て、ビジネス上の機密情報を取り扱う関係上、情報セキ
ュリティを重視する傾向が強いが、こうしたセキュリテ
ィを考慮したマンション等集合住宅はほとんど存在して
いない。これも、SOHO普及の阻害要因となってい
る。また、我が国においてインターネット等外部通信手
段によるサービス及びその利用促進を阻害する他の要因
として、通信料金が接続時間の増加に従って増加する、
いわゆる従量制となっていることがある。例えば、イン
ターネットを利用して買い物をしたいときも、電話の通
信料金が気になってゆっくりと商品を選ぶことができな
い、といった利用者の声がある。こうしたニーズに対し
ては、例えば月々一定の契約料金とする定額料金制もあ
るが、一般に定額料金そのものが個人契約としては高額
であり、かえって割高になっている。本発明の課題点
は、マンションなどの集合住宅居住者がインターネット
等の通信手段によるサービスを利用し、かつその集合住
宅に居住するメリットがある環境を提供することであ
る。本発明の目的は、上記課題点を解決することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】集合住宅の戸別単位にP
Cあるいは専用端末を接続するネットワーク接続端子を
設け、これらの端末をネットワークを介して互いに接続
し、さらに外部のインターネットプロバイダ等と接続可
能なサーバを設置する。このサーバは、外部インターネ
ットプロバイダ等と、例えば1.5Mbpsといった高
速専用線で接続され、居住者は24時間いつでも確実に
インターネット等外部通信手段に接続できるようにす
る。また、外部とはファイアウォールを設置することに
よりセキュリティを確保する。集合住宅内または専用の
管理範囲内に居住者専用情報提供画面(サイト)を構築
して運営する。運営にあたっては、このサイトすなわち
居住者を対象に特定の情報やサービスを供給したい情報
提供者を募る。情報提供者からの情報は、専用サイトに
掲載され、また、マルチキャスト方式でも各戸別単位の
端末に配信する。一方、情報提供者からは、専用サイト
への情報掲載及び集合住宅居住者に対する情報配信を行
うことに対する対価として情報掲載料を課金する。この
情報掲載料、及びサイト経由によって生じる集合住宅の
居住者に対するサービス事業による収益が集合住宅所有
者の収益になる。よって、集合住宅の所有者が居住者で
ある場合は収益の一部または全部が居住者に還元される
ことはもちろんのこと、集合住宅の所有者が居住者でな
い場合には、専用サイト活用の対価として、収益の一部
または全部が居住者に還元される。また、サーバのハー
ドディスク残量の一部を居住者のうちの在宅勤務者等に
賃貸する。これにより、在宅勤務者等の情報系の投資額
を抑えることが可能になるのみならず、その収益が居住
者に還元される。更に、家庭用端末を含めた家庭内の各
種機器の遠隔操作を行う際、専用サイト経由にすること
により、セキュリティを一元化する。これによって、居
住者にとって安全かつ快適な情報通信環境を整える。
【0005】具体的には、 (1)集合住宅の戸別単位で設置された家庭用端末のネ
ットワークが外部通信手段または外部入力手段と接続さ
れる集合住宅共同サイトシステムを、上記外部通信手段
または外部入力手段から提供される上記集合住宅の居住
者向け情報を受信して上記家庭用端末に配信可能なサー
バを有し、かつ、該情報提供に対する課金システムを備
えたものとする。 (2)集合住宅の戸別単位で設置された家庭用端末のネ
ットワークが外部通信手段または外部入力手段と接続さ
れる集合住宅共同サイトシステムを、上記外部通信手段
または外部入力手段から提供される上記集合住宅の居住
者向け情報を受信して上記家庭用端末に配信可能なサー
バを有し、かつ、該情報提供に対する課金システムを備
え、該課金収入の一部または全部が該居住者に還元され
るようにした構成とする。 (3)上記(1)または(2)において、上記外部通信
手段は、インターネットであるとする。 (4)上記(1)または(2)において、課金収入を、
上記外部通信手段との接続用費用と相殺するかたちで居
住者に還元し、該居住者が無料もしくは低額で上記端末
を該外部通信手段と接続できるようにした構成とする。 (5)上記(1)または(2)において、上記ネットワ
ークの構築及び上記外部通信手段との接続用の初期投資
をリース扱いとし、上記課金収入を該リースの料金と相
殺するかたちで居住者に還元し、該居住者が無料もしく
は低額で上記端末を該外部通信手段と接続できるように
した構成とする。 (6)上記(2)において、上記サーバは上記居住者の
上記提供情報へのアクセスをカウントする構成を有し、
該カウント結果に応じて上記課金収入が還元されるよう
にする。 (7)上記(1)または(2)において、上記サーバ
を、上記家庭用端末に対し、予め特定された情報をマル
チキャスト方式によって配信可能な構成とする。 (8)既存配線の活用もしくは構内LAN敷設によるイ
ントラネットシステムにより、上記家庭用端末及び上記
サーバを、上記集合住宅内で24時間無料常時接続可能
なようにする。 (9)上記(1)において、上記家庭用端末はタッチパ
ネル機能を有し、画面に触れることで配信されたデータ
とリンクするホームページに自動的に切り替わる構成を
備えるようにする。 (10)上記(1)または(2)において、上記サーバ
を、上記外部通信手段からの提供情報が変更されると
き、変更部分だけが該外部通信手段から伝送されること
で該サーバ内の既存データが変更される構成とする。 (11)上記(1)または(2)において、上記サーバ
を、マルチキャスト方式により同一データを各端末に配
信可能な構成を有し、かつ、電子メール等の入居者の個
別情報に対しては、該個別情報を上記データ内に差し込
み、端末画面に表示されるようにし、入居者が自己の最
新個別情報を入手可能なようにした構成とする。 (12)上記(1)または(2)において、上記サーバ
を、ハードディスク容量の一部が上記集合住宅の希望者
に有料で賃貸され、賃貸料が課金されるようにする。 (13)集合住宅の戸別単位で設置された家庭用端末の
ネットワークが外部通信手段と接続される集合住宅共同
サイトシステムとして、上記集合住宅の居住者向けに情
報を上記外部通信手段から提供可能なサーバと、該サー
バと該外部通信手段との間に設けられ該外部通信手段に
対しセキュリティを確保するファイアウォールサーバ
と、を備え、上記情報提供に対し課金されるようにする
とともに、上記家庭用端末に対し一元化したセキュリテ
ィ確保がされるようにした構成とする。 (14)上記(1)において、上記サーバを、ホームペ
ージを有し、上記居住者から該ホームページに基づき発
信される情報を管理可能な構成とする。 (15)上記(14)において、上記ホームページが、
居住者以外もアクセス可能なものを含むようにする。 (16)上記(14)において、上記発信情報は商品の
発注情報であり、上記サーバとして、該発注情報を配送
会社に配信し、該配送会社より送られる配送日等の回答
情報を受信して居住者に配信可能な構成とする。 (17)上記(1)または(2)において、上記ネット
ワークを、住棟間を限定しない接続構成とする。 (18)集合住宅の戸別単位で設置された家庭用端末の
ネットワークが外部通信手段または外部入力手段と接続
される集合住宅共同サイトシステムの運営方法として、
上記外部通信手段または外部入力手段から提供される上
記集合住宅の居住者向け情報を受信するステップと、該
受信した該居住者向け情報を上記家庭用端末に配信する
ステップと、該情報提供に対し情報提供者に配信料金と
して課金するステップと、を経て運営するようにする。 (19)集合住宅の戸別単位で設置された家庭用端末の
ネットワークが外部通信手段または外部入力手段と接続
される集合住宅共同サイトシステムの運営方法として、
上記外部通信手段または外部入力手段から提供される上
記集合住宅の居住者向け情報を受信するステップと、該
受信した該居住者向け情報を上記家庭用端末に配信する
ステップと、該情報提供に対し情報提供者に配信料金と
して課金するステップと、該課金収入の一部または全部
を該居住者に還元するステップと、を経て運営するよう
にする。 (20)上記(18)または(19)において、上記運
営を運営代行機関が行うようにする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき図面
を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施例構成を
示す図である。図1において、0は各家庭、1は家庭内
専用端末、2はパソコン、3は構内LAN、4は集合住
宅内専用サーバ、5はマルチキャストサーバ、6はデー
タベース、7は集合住宅内外の境界線、8は効率的なル
ートを自動選択するルータ、9は集合住宅とプロバイダ
を結ぶ専用線、10はISP(インターネットサービス
プロバイダ)、11はインターネット網、12は情報提
供者である。本第1の実施例では、集合住宅内外の境界
線7内の専用サイトを集合住宅内専用サーバ4に開設す
る。各家庭0は家庭内専用端末1またはパソコン2を介
して構内LAN3に接続され、集合住宅内専用サーバ4
に接続される。集合住宅内専用サーバ4は、マルチキャ
ストサーバ5、データベース6と接続される。該集合住
宅内専用サーバ4、該マルチキャストサーバ5、及び該
データベース6は、例えば管理人室等、集合住宅内に設
置される。集合住宅外部とは、ルータ8を通して、集合
住宅とプロバイダを結ぶ専用線9からISP10に、例
えば1.5Mbpsといった高速専用線で接続されてい
る。ISP10からインターネット11を通じて集合住
宅共同サイトの複数の情報提供者12に接続されてい
る。
【0007】本第1の実施例において、集合住宅共同サ
イトと各家庭0とは構内LAN3で結んだイントラネッ
トのため、24時間いつでも接続料金を気にすることな
くサイトを活用できる。構内LAN3は、インターネッ
トプロトコル(IP)の専用ネットワークを敷設する、
もしくは既存の電話線を活用した通信技術、例えばHome
PNA(Home Phone Network Alliance)などを活用するこ
とで、例えば1Mbpsの伝送スピードを実現する。居
住者間の通信コストがかからないシステムのため、例え
ば管理組合からのお知らせや内線電話への活用なども通
信費がかからない。外部へのアクセスのときは、専用線
9経由でISP10に例えば1.5Mbpsのような高
速専用線で接続されるため、アクセスが集中することに
よるビジー状態を避けられ、居住者にとっては定額かつ
快適な通信環境となる。
【0008】また、本第1の実施例は、データベース6
内の予め指定された特定情報を、上記集合住宅共同サイ
ト内の家庭内専用端末1またはパソコン2に対し優先的
に配信する、いわゆるPUSH型情報提供システムのた
め、集合住宅内にマルチキャストサーバ5を設置し、各
家庭内にはマルチキャストデータを読み込む家庭内専用
端末1またはパソコン2に専用ボード(図示せず)を組
み込むことで対応する。以下、これをマルチキャストま
たはマルチキャスト配信と呼ぶ。マルチキャスト配信
は、ネットワークを通して同一のデータを同時に複数の
ユーザーに対して効率的に配信する技術であり、集合住
宅内においては動画配信を含めた効果的な情報提供が可
能になる。なお、マルチキャスト方式を採用しない集合
住宅の場合は、マルチキャストサーバ5及びデータベー
ス6は必要としない。
【0009】図2は、図1の第1の実施例における家庭
内専用端末1の構成を示す図である。21は通信I/
F、22は入出力制御、23は蓄積用メモリ、24はグ
ラフィック制御、25はCPU、26はメモリである。
構内LAN3と接続することで、マルチキャスト方式に
よるデータを受信、表示することができ、家庭内の掲示
板的な役割を果たすため、24時間電源入力状態を保つ
ことの可能な省電力端末となっている。また家庭内専用
端末は、PCの操作に不慣れな人でも扱い易いようにタ
ッチパネル方式とし、ペン入力も可能な構成となってい
る。
【0010】図3は、集合住宅内専用サーバ4、マルチ
キャストサーバ5及びデータベース6の構成を示す図で
ある。図3において、集合住宅内専用サーバ4は、CP
U31、メモリ(MM)32、ディスク(DK)33、
コンピュータインタフェース34を備えて構成され、集
合住宅共同サイトデータ管理並びにISP10と接続さ
れる。マルチキャストサーバ5は、CPU35、メモリ
(MM)36、ディスク(DK)37、コンピュータイ
ンタフェース38、及び送出タイムテーブル用ファイル
(TF)39を備えて構成され、構内LAN3を通して
同一のデータを全居住者に対して送出タイムテーブル用
ファイル(TF)39の送出タイムテーブルに従って自
動配信し、指定した手順通りに新しい情報に差し替える
ようになっている。該マルチキャストサーバ5は、図9
に示すタイムテーブル例92に挙げたような項目を入力
することで、その指示に従ってデータが自動的に配信さ
れるようになっている。データベース6は、CPU4
0、ハードディスク(HD)41、コンピュータインタ
フェース42を備えて構成されており、各種情報提供者
からの情報データを蓄積するための比較的大容量のファ
イルシステムを備えたサーバである。
【0011】図4は差分伝送システムの構成図である。
図4において情報素材はデータベース6内でコード別に
管理され、データベースへの登録、更新等は外部からイ
ンターネット11経由でのリモートアクセスに対応す
る。情報提供者12は差分伝送に関するソフトをパソコ
ン51に組み込むことで更新箇所のみのデータを送信す
ればよいため、素材作成・変更の手間の削減と送信量の
圧縮が図れる。また、集合住宅側は、基本データを蓄積
することで、変更の都度、変更データそのものすべてを
蓄積する必要がないため、容量の大幅な削減になる。
【0012】図5は本発明のサイト運営における収益還
元の仕組みを示す図である。この場合,集合住宅共同サ
イトの運営事業者は集合住宅の所有者であるとしてい
る。また、システム構築上の必要設備は、集合住宅所有
者の所有物もしくはリースによるものとする。図5は、
サイト運営事業者の収益事例として4つのパターンを示
す。パターンAはマルチキャスト配信を行わない場合で
ある。この場合は居住者が自ら専用サイト内の情報を入
手しに行くケースであり、情報更新を知らせる手段とし
て、電子メールによるお知らせ等を活用することで広告
効果を高める。パターンB〜Dはマルチキャスト配信を
行う場合である。情報提供者12はサイト内専用の掲載
データを集合住宅内のデータベース6に登録する。サイ
ト運営事業者は登録されたデータを収集し、マルチキャ
ストサーバ5のタイムテーブルに配信順序を登録する。
該登録に従って、居住者に情報が配信される。パターン
Bは、広告主2からのデータを配信することで掲載料を
収益とするケースである。PUSH型配信により、従来
のインターネットのバナー広告と違い自然に目に触れさ
せることができるため、広告効果を一層高められる。パ
ターンCは、掲載料と併せ、商品購入における売上げの
一部を収益とするケースである。配信された情報に対し
て居住者が、情報提供者に対してインターネット等の通
信手段上で商品発注(電子商取引)する場合、サイト運
営事業者は情報提供者との契約において情報提供者から
購入実績データを入手し、実績に基づきその一部を情報
提供者から徴集する。あるいは、サイト運営事業者が情
報提供者の運用代行を行い、実績に基づきその一部を情
報提供者から徴集する。パターンDは、マーケティング
調査料を収益とするケースである。配信された情報への
アンケート調査への回答や購買行動等のマーケティング
情報を依頼主に提供し、調査料を徴集する。調査対象が
明確なため、依頼主から見ると利用価値が高い。この情
報掲載料、及びサイト経由によって生じる集合住宅の居
住者に対するサービス事業による収益がサイト運営事業
者(上記の場合は集合住宅所有者)の収益になる。よっ
て、集合住宅の所有者が居住者である場合は収益の一部
または全部が居住者に還元されることはもちろんのこ
と、集合住宅の所有者が居住者でない場合にも、専用サ
イト活用の対価として、収益の一部または全部が居住者
に還元される。
【0013】還元の方法としては、図6に示すパターン
が考えられる。パターンEは、収益を長期修繕積立金等
に蓄積することによる還元である。居住者にとっては将
来の改築・改修の際の負担額の減少等になる。パターン
Fは、収益を管理費等から減額することによる還元であ
る。居住者にとっては月々の支払額の減額という利点が
ある。パターンGは、現金等による直接的な還元であ
る。居住者にとっては臨時収入となり、還元されたこと
を最も感じ易い。パターンHは、還元額相当ということ
でインターネット等外部通信手段への接続にかかる費用
と相殺する還元方法である。この方法では、インターネ
ット等外部通信手段に対して実質的に無料もしくは低額
で接続できるため、インターネット等外部通信手段を常
に活用する居住者にとってはメリットが大きい。また、
インターネット等の通信手段に対して消極的な居住者に
とっても普及を促進し易い。パターンIは、システム構
築に際し必要となる設備をリースとした場合、月々のリ
ース料金と相殺する還元方法である。特に既存の集合住
宅への導入の際に問題となる居住者各々の初期投資への
負担をなくす、もしくは減額させることが可能となるた
め、居住者の合意形成を行い易い。還元額については居
住者に一律・同額還元と実績に応じた還元の2通りがあ
る。実績に応じた還元の場合、クリック数、サイト経由
による商品購入実績等を把握するためのカウント機能を
集合住宅専用サーバに有し、実績に応じて収益を分配す
る。一律・同額還元に比較してより公平なシステムであ
る。
【0014】図7は、本発明におけるPUSH型・PU
LL型ハイブリッドシステムを示す図である。図7に示
すように、家庭内専用端末1に集合住宅内専用サーバ4
より同一のデータが全居住者に対してマルチキャストサ
ーバのタイムテーブルに従って自動配信される。画面は
図9のタイムテーブル92に指定した順序に従って自動
的に切り替わる。画面には情報提供者のホームページに
アクセスする領域が設けられ、居住者は詳細な情報を入
手したいときに家庭内専用端末1の画面のこの領域をタ
ッチないしクリックすることで、インターネット等外部
通信手段経由で情報提供者のホームページに自動的に切
換えることができる。本方式は、情報を自動的に配信す
るPUSH型情報と、自らの意志で特定の情報を取得す
るPULL型情報をミックスさせた配信方式である。
【0015】また、図8のように家庭内専用端末1の画
面上にクリックボタンを設置し、居住者が情報を検索し
たいときには、ボタンをタッチもしくはクリックするこ
とで専用サイトに自動アクセスし、居住者は欲しい情報
を検索することができる。
【0016】図9はマルチキャストサーバで管理される
1日の配信スケジュール及び、配信データの一例である
PUSH広告のスケジュールを示したタイムテーブルの
例である。PUSH配信情報は、例えば電子回覧版や地
域情報・生活情報とPUSH広告を交互に出す。図9の
スケジュール例91は6時から23時までの配信事例だ
が、24時間・365日配信することも可能。PUSH
型、無料かつ地域密着型情報配信が可能になる、という
利点がある。サイト運営事業者は情報提供者との契約に
基づき、タイムテーブル92に配信データを登録する。
タイムテーブル92の順番通りに自動配信される仕組み
である。配信データはコード番号により管理され、広告
主は、該配信データをリモート操作で更新できる。その
ため、例えばタイムサービスによる夕方の特売情報等を
瞬時に情報提供することができる。
【0017】図10はマルチキャスト配信時の個人情報
の差し込みの説明図である。図10に示すように、電子
メール等の入居者個別の情報が集合住宅内専用サーバ4
に入ってきた場合、当該入居者の個別データをマルチキ
ャストデータに差し込むことにより、入居者が個別の最
新情報を瞬時にかつ確実に入手可できるようになる。
【0018】図11は、本発明の第2の実施例を示す。
本第2の実施例は、在宅勤務者の支援と端末の遠隔操作
を実現するシステムの構成例である。図1と共通なもの
には同一符号を付して説明を省略する。集合住宅居住者
により専用サイト運営を行うに際し、外部とのデータの
受送信はファイアウォールサーバ111を介して行うよ
うにし、各住戸内には分配用HUB112を設けること
でセキュリティを確保する。ファイアウォールサーバ1
11は外部から正規の通信手順しか通さない防御システ
ムであり、集合住宅イントラネット内の安全性確保を実
現する。また、個々の住居内のセキュリティに対応する
ため、分配用HUB112を設ける。これによって、隣
の家庭内専用端末もしくはパソコンに進入することがで
きず、プライバシーを確保できる。なお、上記は構内L
ANを専用線により構築する場合であり、既存電話線を
利用する場合は、スター型配線のため分配用HUB11
2を用いる必要はない。
【0019】図12は、上記図1の第2の実施例におい
て、在宅勤務者にハードディスクの残りの容量を賃貸す
る仕組みを示す図である。ベンチャー企業に代表される
個人ないし数人での事業会社または在宅勤務者は、情報
系の設備投資を抑えるために、自らの投資はパソコン等
の最低限のシステム121に抑え、集合住宅共同サイト
運営者より、集合住宅内専用サーバ4、マルチキャスト
サーバ5、及びデータベース6内のハードディスク41
の残容量を賃借する。集合住宅共同サイト運営者にとっ
てはデータベースのハードディスク残容量を居住者に有
料で貸し出すことで、サイト運営事業者の収益とし、こ
れを居住者に還元する。セキュリティの確保に伴い実現
できる。
【0020】図13は、本発明の第3の実施例を示す図
である。本第3の実施例は、集合住宅共同サイト運営を
行うに際し、地域の商店161や配送会社162と連携
することによる中小小売業支援と一括配送を実現するよ
うにした例である。
【0021】図14は、上記第3の実施例におけるシス
テム構成のブロック図を示す。一般に、中小の商店は独
自にホームページを所有するのが困難なため、集合住宅
内にWebサーバ171を設置し、地域商店161のホ
ームページを作成・運用し、受注データを管理するよう
にした例である。集合住宅内専用サーバ4とは別に、W
ebサーバ171にホームページを作成することによ
り、外部からのアクセスを可能にする。この場合、受注
データは集合住宅内からのものと外部からのものを区別
して管理する。地域商店161は、PC(パソコン端
末)173を所有する場合はインターネット網11経由
で該PCと、また、FAX174を所有している場合
は、電話網175経由で集合住宅内のFAX176との
間で情報交換を行う。受発注情報については、配送会社
のPC(パソコン端末)172とインターネット網11
経由で情報交換する。このWebサーバには居住者のホ
ームページを設けることができる。それにより、居住者
のうちSOHO事業者の支援や、個人的な趣味でのホー
ムページ作成が安価にできる。
【0022】図15は、本発明の第3の実施例における
情報と金の流れを示す図である。パソコン端末173を
所有する商店は、掲載データ及び商品のデジタル画像等
を集合住宅共同サイト宛に送信し、集合住宅共同サイト
運営事業者は、専用情報画面への情報掲載並びに図9に
示したマルチキャスト配信を実施する。また、パソコン
端末173のない、もしくは掲載データを制作できない
商店は、掲載内容をFAX174にて送信し、サイト運
営事業者にて制作代行し、同様に専用情報画面への情報
掲載並びにマルチキャスト配信を実施する。サイト運営
事業者は、居住者からの商品発注が行われた場合、デー
タを各商店に電子メール及びFAXにて送信する。ま
た、配送会社へ発注データを配信する。配送会社は受信
データに基づき、対象商店と調整の上、一括集配を行う
日時を決定し、サイト運営事業者に連絡する。サイト運
営事業者はその情報を個別情報差込システムまたは電子
メールにて居住者に送信する。以上の仕組みにより、集
合住宅共同サイト運営事業者は収益をあげ、その収益は
居住者に還元される。
【0023】図16及び図17は、本発明の第4の実施
例を示す図である。本第4の実施例は、複数棟の集合住
宅において共同でサイト運営を行う構成例である。その
際に、住宅間のネットワークは限定しない。集合住宅間
を専用線で結び、該専用線による広域イントラネットを
構築することで、複数の集合住宅間で、前述までの24
時間常時接続のシステムを構築することができる。図1
6のようにA〜D棟における場合、各棟の家庭内専用端
末またはパソコン等で構成された居住者宅端末191、
192、193は同一の専用線ネットワーク194上に
あり、ISP10との接続・マルチキャスト配信の実施
を、D棟1箇所に設置した設備で行うため、集合住宅内
専用サーバ4・マルチキャストサーバ5・データベース
を1箇所に集約することによる初期投資額の削減が可能
となるし、また、インターネット等外部通信手段との接
続用費用の削減も可能となる。さらに、集約化に伴う運
用面での合理化も図れる。
【0024】図17は集合住宅間をインターネットで結
んだケースである。各集合住宅と各ISP209、21
0、211、212をそれぞれ専用線で結ぶことで、2
4時間常時接続のシステムを構築することができる。図
17のE〜H棟の場合、各棟の居住者宅端末201、2
02、203、204は、それぞれ専用サーバ205、
206、207、208経由でISP209、210、
211、212と結ばれている。専用サイトはE〜H棟
それぞれが構築するが、マルチキャストサーバ213を
1箇所に集約し、インターネット網11経由でマルチキ
ャスト配信を実施することで、上記図16の場合と同
様、コスト面、運用面での合理化が図れる。なお、図1
7のケースも、図16のケース同様、専用サーバを集約
することも可能である。上記構成は、CATV等の有線
や携帯端末や衛星を初めとする無線等にも対応可能であ
る。
【0025】図18は、本発明の第5の実施例を示す図
である。本第5の実施例は、複数の集合住宅共同サイト
の運営を一括して外部の代行機構が行う場合の例であ
る。情報提供者12は外部の代行機構に掲載データを送
信する。代行機構は素材編集機材222及びデータベー
ス223を所有し、個々の集合住宅用にデータの編集や
マルチキャスト配信のスケジュール編成を行い、データ
を蓄積する。また、同データを各集合住宅に配信する。
配信は専用線(図示せず)もしくはインターネット11
経由である。インターネット11経由の場合、VPN
(Virtual Private Network)等によりセキュリティを
確保する。集合住宅側は受信データに基づきマルチキャ
スト配信する。同時に代行機構は遠隔監視用サーバ22
1を所有し、集合住宅内各種機器の遠隔監視を行うこと
で、集合住宅側にとってはコスト面及び運用面での合理
化が図れる。
【0026】上記実施例のように、居住者用サーバを集
合住宅の内部に設けた場合には、容量を大きくでき、か
つ処理スピードを上げられるが、該サーバを、該集合住
宅の外側の、例えばプロバイダ側に設けるようにしても
よい。また、上記実施例ではサーバを、集合住宅専用サ
ーバとして説明したが、本発明の該サーバは、専用サー
バに限るものではなく、集合住宅内の端末に情報を配信
可能なものであればよい。
【0027】上記本発明の実施例によれば、集合住宅居
住者は、24時間いつでも接続料金を気にすることなく
専用サイトを活用できるし、上記収益の一部または全部
が還元されるという実質的なメリットもある。一方、情
報提供者側から見ると、居住者専用サイトは、例えば、
いつ誰が閲覧してくれるかわからないインターネットの
ホームページへのアップロードに比較して、集合住宅内
の居住者という特定のユーザーに対する具体的な情報配
信手段と見ることができ、自らが提供するサービスの受
け手に対して確実に情報を配信できるというだけでな
く、インターネットに興味のない層への情報提供も可能
になる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、集合住宅の専用サイト
の運営により、そこから得られる収益は初期投資軽減、
インターネット等の通信手段への接続料金の低減等のか
たちで、所有者及び居住者に還元されるため、特に居住
者にとっては、その集合住宅に居住する実質的なメリッ
トが生ずる。また、居住者が対象のため、サイトへの集
客のための広告宣伝費がかからない。さらに、集合住宅
イントラネットを構築することでサイトへのアクセスを
無料にできるし、さらには、例えば、管理組合からのお
知らせや内部通信費等も無料化できる。情報提供者にと
っては提供先対象者の様子が予めつかめるため、マーケ
ティング調査を初めとした具体的な対応戦略を立て易
い。また、例えば、インターネットの弱点であるPUL
L型の情報提供を補完するため、PUSH型の情報提供
手段を取り入れることで、情報をより確実に居住者に届
けることができる。これにより、インターネット等によ
る通信に興味のない層へも情報提供が可能となる。ま
た、セキュリティ環境を整えることも可能であり、例え
ば、SOHO・在宅勤務者等のセキュリティを必要とす
る居住者に対する阻害要因を取り除くことができるだけ
でなく、ホームネットワークの核である遠隔操作環境を
簡単に構築することができる。さらに、複数の住棟や同
一地域内の集合住宅間でも、コスト面や運用面での合理
化が図れる。これらにより、本発明は入居者・情報提供
者双方にとって有益であるのみならず、集合住宅そのも
のの付加価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】家庭内端末の構成を示す図である。
【図3】専用サーバ、マルチキャストサーバ及びデータ
ベースの構成図である。
【図4】差分伝送システムの仕組みを示す図である。
【図5】サイト運営の収益還元の仕組みを示す図であ
る。
【図6】収益還元の説明図である。
【図7】PUSH型・PULL型ハイブリッドシステム
の説明図である。
【図8】PUSH型・PULL型ハイブリッドシステム
の説明図である。
【図9】配信スケジュール及びタイムテーブル例であ
る。
【図10】マルチキャスト配信の説明図である。
【図11】本発明の第2の実施例のシステム構成図であ
る。
【図12】在宅勤務者へのハードディスク残容量賃貸の
説明図である。
【図13】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施例のシステム構成を示す
図である。
【図15】本発明の第3の実施例の情報と金の流れとサ
イト運営の収益還元の仕組みを示す図である。
【図16】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図17】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図18】本発明の第5の実施例を示す図である。
【符号の説明】
0…各家庭、 1…家庭内専用端末、 2…パソコン端
末、 3…構内LAN、 4、205、206、20
7、208…集合住宅内専用サーバ、 5、213…マ
ルチキャストサーバ、 6…データベース、 8…ルー
タ、 10、209、210、211、212…インタ
ーネットサービスプロバイダ(ISP)、11…インタ
ーネット網、 12…情報提供者、 111…ファイア
ウォールサーバ、 112…分配用HUB、 131…
家庭内各種機器、 132…携帯端末、 133…パケ
ット通信網、 171…Webサーバ、 175…電話
網、 191、192、193、201、202、20
3、204…居住者宅端末(PC・専用端末等)、 1
94…専用線ネットワーク、 221…遠隔監視用サー
バ、 223…データベース。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 仁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 今井 康裕 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 大西 吾郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 山本 亘 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 高橋 淳一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA30 DA05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合住宅の戸別単位で設置された家庭用端
    末のネットワークが外部通信手段または外部入力手段と
    接続される集合住宅共同サイトシステムであって、 上記外部通信手段または外部入力手段から提供される上
    記集合住宅の居住者向け情報を受信して上記家庭用端末
    に配信可能なサーバを有し、かつ、該情報提供に対する
    課金システムを備えていることを特徴とする集合住宅共
    同サイトシステム。
  2. 【請求項2】集合住宅の戸別単位で設置された家庭用端
    末のネットワークが外部通信手段または外部入力手段と
    接続される集合住宅共同サイトシステムであって、 上記外部通信手段または外部入力手段から提供される上
    記集合住宅の居住者向け情報を受信して上記家庭用端末
    に配信可能なサーバを有し、かつ、該情報提供に対する
    課金システムを備え、該課金収入の一部または全部が該
    居住者に還元されるようにしたことを特徴とする集合住
    宅共同サイトシステム。
  3. 【請求項3】上記外部通信手段は、インターネットであ
    る請求項1または請求項2に記載の集合住宅共同サイト
    システム。
  4. 【請求項4】課金収入を、上記外部通信手段との接続用
    費用と相殺するかたちで居住者に還元し、該居住者が無
    料もしくは低額で上記端末を該外部通信手段と接続でき
    るようにした請求項1または請求項2に記載の集合住宅
    共同サイトシステム。
  5. 【請求項5】上記ネットワークの構築及び上記外部通信
    手段との接続用の初期投資をリース扱いとし、上記課金
    収入を該リースの料金と相殺するかたちで居住者に還元
    し、該居住者が無料もしくは低額で上記端末を該外部通
    信手段と接続できるようにした請求項1または請求項2
    に記載の集合住宅共同サイトシステム。
  6. 【請求項6】上記サーバは上記居住者の上記提供情報へ
    のアクセスをカウントする構成を有し、該カウント結果
    に応じて上記課金収入が還元され請求項2に記載の集合
    住宅共同サイトシステム。
  7. 【請求項7】上記サーバは、上記家庭用端末に対し、予
    め特定された情報をマルチキャスト方式によって配信可
    能な構成である請求項1または請求項2に記載の集合住
    宅共同サイトシステム。
  8. 【請求項8】上記家庭用端末及び上記サーバは、既存配
    線の活用もしくは構内LAN敷設によるイントラネット
    システムにより、上記集合住宅内で24時間無料常時接
    続を可能とする請求項1に記載の集合住宅共同サイトシ
    ステム。
  9. 【請求項9】上記家庭用端末はタッチパネル機能を有
    し、画面に触れることで配信されたデータとリンクする
    ホームページに自動的に切り替わる構成を備える請求項
    1に記載の集合住宅共同サイトシステム。
  10. 【請求項10】上記サーバは、上記外部通信手段からの
    提供情報が変更されるとき、変更部分だけが該外部通信
    手段から伝送されることで該サーバ内の既存データが変
    更される構成である請求項1または請求項2に記載の集
    合住宅共同サイトシステム。
  11. 【請求項11】上記サーバは、マルチキャスト方式によ
    り同一データを各端末に配信可能な構成を有し、かつ、
    電子メール等の入居者の個別情報に対しては、該個別情
    報を上記データ内に差し込み、端末画面に表示されるよ
    うにし、入居者が自己の最新個別情報を入手可能なよう
    にした請求項1または請求項2に記載の集合住宅共同サ
    イトシステム。
  12. 【請求項12】上記サーバは、ハードディスク容量の一
    部が上記集合住宅の希望者に有料にて賃貸され、賃貸料
    が課金されるようになっている請求項1また請求項2に
    記載の集合住宅共同サイトシステム。
  13. 【請求項13】集合住宅の戸別単位で設置された家庭用
    端末のネットワークが外部通信手段と接続される集合住
    宅共同サイトシステムであって、 上記集合住宅の居住者向けに情報を上記外部通信手段か
    ら提供可能なサーバと、該サーバと該外部通信手段との
    間に設けられ該外部通信手段に対しセキュリティを確保
    するファイアウォールサーバと、を備え,上記情報提供
    に対し課金されるようにするとともに、上記家庭用端末
    に対し一元化したセキュリティ確保がされるようにした
    ことを特徴とする集合住宅共同サイトシステム。
  14. 【請求項14】上記サーバは、ホームページを有し、上
    記居住者から該ホームページに基づき発信される情報を
    管理可能な構成である請求項1に記載の集合住宅共同サ
    イトシステム。
  15. 【請求項15】上記ホームページは、居住者以外もアク
    セス可能なものを含む請求項14に記載の集合住宅共同
    サイトシステム。
  16. 【請求項16】上記発信情報は商品の発注情報であり、
    上記サーバは該発注情報を配送会社に配信し、該配送会
    社より送られる配送日等の回答情報を受信して居住者に
    配信可能な構成である請求項14に記載の集合住宅共同
    サイトシステム。
  17. 【請求項17】上記ネットワークは、住棟間を限定しな
    い接続構成である請求項1または請求項2に記載の集合
    住宅共同サイトシステム。
  18. 【請求項18】集合住宅の戸別単位で設置された家庭用
    端末のネットワークが外部通信手段または外部入力手段
    と接続される集合住宅共同サイトシステムの運営方法で
    あって、 上記外部通信手段または外部入力手段から提供される上
    記集合住宅の居住者向け情報を受信するステップと、該
    受信した該居住者向け情報を上記家庭用端末に配信する
    ステップと、該情報提供に対し情報提供者に配信料金と
    して課金するステップと、を経て運営するようにしたこ
    とを特徴とする集合住宅共同サイトシステムの運営方
    法。
  19. 【請求項19】集合住宅の戸別単位で設置された家庭用
    端末のネットワークが外部通信手段または外部入力手段
    と接続される集合住宅共同サイトシステムの運営方法で
    あって、 上記外部通信手段または外部入力手段から提供される上
    記集合住宅の居住者向け情報を受信するステップと、該
    受信した該居住者向け情報を上記家庭用端末に配信する
    ステップと、該情報提供に対し情報提供者に配信料金と
    して課金するステップと、該課金収入の一部または全部
    を該居住者に還元するステップと、を経て運営するよう
    にしたことを特徴とする集合住宅共同サイトシステムの
    運営方法。
  20. 【請求項20】上記運営を運営代行機関が行うようにし
    た請求項18または請求項19に記載の集合住宅共同サ
    イトシステムの運営方法。
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