JPWO2003021564A1 - 表示装置、この表示装置に用いられる表示管及び表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、例えば複数の発光ダイオードを選択的に点灯させるための表示装置に関する。本発明は、互いに電圧値の異なる複数の電圧が出力可能な直流電源(PW1〜PW3)と、直流電源(PW1〜PW3)から出力される電圧が供給される一対の電源線(13)と、電源手段(PW1〜PW3)から出力される複数の電圧のうち、いずれか1の電圧を電源線(13)に供給する電圧供給制御手段(11)(12)と、電源線(13)に接続され、当該電源線(13)から供給される電圧を電圧値に基づいて識別する電圧識別部(15)と、電源線(13)から供給される互いに電圧値の異なる複数の駆動電圧によりそれぞれ駆動される複数の発光ダイオードを含むLED部(17)と、電圧識別部(15)によって識別された電圧をLED部(17)内の対応する発光ダイオードに供給して表示させLED駆動部(16)とを備えている。

Description

技術分野
本発明は、たとえば複数の発光ダイオードを選択的に点灯させるための表示装置に関する。
背景技術
たとえばパチンコ店における看板のイルミネーションにおいて、複数の発光ダイオードを選択的に点灯させる表示装置の一例としては、図8に示すように、電源部30と、複数の発光ダイオードLD11〜LD15と、各発光ダイオードLD11〜LD15のアノード側と電源部30とをそれぞれ接続する制御線31〜35と、各発光ダイオードLD11〜LD15のカソード側が共通になるように接続されたコモン線36とを備えて構成されている。電源部30は、各発光ダイオードLD11〜LD15に対して所定の電圧を選択的に与えることにより、各発光ダイオードLD11〜LD15をそれぞれ独立に点灯させるようになっている。
しかしながら、上記の回路構成では、各発光ダイオードLD11〜LD15を選択的に点灯させるために所定の電圧を対応する発光ダイオードに供給する必要があり、そのため電圧供給用の制御線31〜35が、発光ダイオードLD11〜LD15毎に必要とされる。このように、従来の表示装置は、発光ダイオード毎に制御線が必要であるため、発光ダイオードの数が多くなると、それに応じて制御線の数も増加し、実際に表示装置を構築する際には、発光ダイオード毎に制御線を配線する作業が手間であり、その作業コストも増大することとなっていた。
発明の開示
本発明は、配線を複雑にすることのない構成が容易でかつ低コストの表示装置とこの表示装置に適用される表示管ならびに表示制御装置を提供することを目的としている。
本発明に係る第1の表示管は、一対の電源線に接続され、当該電源線から互いに電圧値の異なる複数の駆動電圧が供給される電源供給端子と、前記電源供給端子に供給される駆動電圧の電圧値を識別する電圧識別手段と、前記電源供給端子から供給される複数の駆動電圧によりそれぞれ駆動される複数の表示手段と、前記電圧識別手段によって識別された駆動電圧を対応する表示手段に供給して当該表示手段を表示させる駆動制御手段とを備えたことを特徴としている。
上記第1の表示管において、前記電源供給端子に供給される互いに電圧値の異なる複数の駆動電圧は、電圧値が同一で極性の異なる一組の駆動電圧を含む。
本発明に係る第1の表示制御装置は、上記第1の表示管の表示を制御する表示制御装置であって、互いに電圧値の異なる複数の電圧が出力可能な電源手段と、前記電源手段から出力される電圧が前記表示手段の駆動電圧として供給される一対の電源線と、前記電源手段から出力される複数の電圧のうち、いずれか1の電圧を前記電源線に供給する電圧供給制御手段とを備えたことを特徴としている。
上記第1の表示制御装置において、前記電源手段から出力される互いに電圧値の異なる複数の電圧は、電圧値が同一で極性の異なる一組の電圧を含む。
上記第1の表示制御装置において、前記電源手段は、互いに電圧値の異なる電圧を出力する複数の電源からなり、前記電圧供給制御手段は、前記電源手段と前記電源線との間に介在され、前記電源手段のいずれか1の電源から出力される電圧を前記電源線に供給するスイッチ手段と、前記スイッチ手段による供給電圧の切換えを制御する切換制御手段とで構成される。
本発明に係る第1の表示装置は、互いに電圧値の異なる複数の電圧が出力可能な電源手段と、前記電源手段から出力される電圧が供給される一対の電源線と、前記電源手段から出力される複数の電圧のうち、いずれか1の電圧を前記電源線に供給する電圧供給制御手段と、前記一対の電源線に接続され、当該電源線から供給される電圧を電圧値に基づいて識別する電圧識別手段と、前記電源線から供給される互いに電圧値の異なる複数の駆動電圧によりそれぞれ駆動される複数の表示手段と、前記電圧識別手段によって識別された電圧を対応する表示手段に供給して当該表示手段を表示させる駆動制御手段とを備えたことを特徴としている。
上記第1の表示装置において、前記電源手段から出力される互いに電圧値の異なる複数の電圧は、電圧値が同一で極性の異なる一組の電圧を含む。
本発明に係る第2の表示管は、一対の電源線に接続され、当該電源線から互いに周波数の異なる周波数信号が重畳された所定の電圧が供給される電源供給端子と、前記電源供給端子に供給される電圧に重畳された周波数信号の周波数を識別する周波数識別手段と、前記電源供給端子から供給される電圧によりそれぞれ駆動される複数の表示手段と、前記周波数識別手段による識別結果に基づいて電圧を対応する表示手段に供給して当該表示手段を表示させる駆動制御手段とを備えたことを特徴としている。
本発明に係る第2の表示制御装置は、第2の表示管の表示を制御する表示制御装置であって、所定の電圧値を有する電圧を出力する電源手段と、前記電源手段から出力される電圧が前記表示手段の駆動電圧として供給される一対の電源線と、互いに周波数の異なる複数の周波数信号が出力可能な周波数信号発生手段と、前記周波数信号発生手段から出力される複数の周波数信号のうち、いずれか1の周波数信号を前記電源手段から出力される電圧に重畳する信号重畳手段とを備えたことを特徴としている。
上記第2の表示制御装置において、前記周波数信号発生手段は、互いに周波数の異なる周波数信号を出力する複数の周波数信号発生部からなり、前記信号重畳手段は、前記周波数信号発生手段と前記電源線との間に介在され、前記周波数信号発生手段のいずれか1の周波数信号発生部から出力される周波数信号を前記電源線に供給するスイッチ手段と、前記スイッチ手段による周波数信号の切換えを制御する切換制御手段とで構成される。
本発明に係る第2の表示装置は、所定の電圧値を有する電圧を出力する電源手段と、前記電源手段から出力される電圧が供給される一対の電源線と、互いに周波数の異なる複数の周波数信号が出力可能な周波数信号発生手段と、前記周波数信号発生手段から出力される複数の周波数信号のうち、いずれか1の周波数信号を前記電源手段から出力される電圧に重畳する信号重畳手段と、一対の電源線に接続され、当該電源線に供給される電圧に重畳された周波数信号の周波数を識別する周波数識別手段と、前記電源線から供給される電圧によりそれぞれ駆動される複数の表示手段と、前記周波数識別手段による識別結果に基づいて電圧を対応する表示手段に供給して当該表示手段を表示させる駆動制御手段とを備えたことを特徴としている。
本発明に係る第1の表示装置によれば、一対の電源線に対して、相互に電圧値の異なる複数種類の電圧のうち選択された任意の1つの電圧を供給すると、電源線に接続された電圧識別手段によってその電圧の値を識別することができ、その識別結果に応じて当該電圧識別手段に接続された複数のうちのいずれか1以上の表示手段(たとえば発光ダイオード)を駆動表示させることができる。また、本発明に係る第2の表示装置によれば、電圧が供給された一対の電源線に対して、相互に周波数の異なる複数種類の周波数信号のうち選択された任意の1つの周波数信号を重畳させると、電源線に接続された周波数識別手段によって周波数信号を識別することができ、その識別結果に応じて当該周波数識別手段に接続された複数の表示手段うちのいずれか1以上の表示手段(たとえば発光ダイオード)を選択的にかつ独立的に駆動表示することができる。
上記のように、一対の電源線だけで複数の表示手段の点灯を制御できるので、従来のように表示手段毎に制御線を設ける必要がなく、配線が簡素になり、配線作業の手間やコストを大幅に低減することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る表示装置のブロック構成図である。この表示装置1は、出力電圧が互いに異なる複数の直流電源PW1〜PW3と、直流電源PW1〜PW3から出力された複数の電圧を切り換えるスイッチ部11と、スイッチ部11の出力電圧の切換えを制御する制御部12と、スイッチ部11に接続された電圧を出力するための一対の電源線13と、この電源線13に並列に接続された複数の電圧識別部15a〜15cと、各電圧識別部15a〜15cに接続されたLED駆動部16a〜16cおよびLED部17a〜17cとを備えて構成されている。
直流電源PW1〜PW3は、それぞれたとえば6V,12V,18Vの直流電圧を出力可能とされている。スイッチ部11は、図示しないリレーまたはアナログスイッチ等を有しており、制御部12からの制御信号により、各直流電源PW1〜PW3からの直流電圧を切り換えて、いずれかの直流電源PW1〜PW3から出力された直流電圧を一対の電源線13に対して供給する。制御部12は、たとえばパーソナルコンピュータからなり、スイッチ部11における出力電圧の切換動作を制御する。
なお、上記した直流電源PW1〜PW3の他に、他の電圧値を出力可能な他の直流電源が設けられていてもよい。この場合、他の直流電源からの出力電圧の電源線13への出力は、スイッチ部11によって直流電源PW1〜PW3の出力電圧とともに選択的に切り換えられる。また、上記した複数の直流電源PW1〜PW3およびスイッチ部11に代わり、図2に示すように電圧を可変して出力することのできるスイッチング・レギュレータ等の可変直流電源PWが用いられてもよい。この場合、スイッチング・レギュレータPWは、制御部12からの制御信号により、可変した電圧を電源線13に供給する。
一対の電源線13には、複数の接続端子18が設けられ、接続端子18には、一対の分岐線19A,19Bが接続されている。この一対の分岐線19A,19Bによって、複数の電圧識別部15a〜15cが電源線13に接続される。なお、一対の電源線13のうち、接地点となる線は接地板で構成してもよく、この場合は、一対の電源線13は、実質的に1本のラインで実現されることになり、配線数をより少なくすることができる。また、接続端子18は、たとえばコネクタやソケットの形態とされてもよい。
各電圧識別部15a〜15cは、電源線13に供給された直流電圧を選択的に識別し、それらにLED駆動部16a〜16cを介して接続されたLED部17a〜17c内の1個又は2個以上の発光ダイオード(図示せず)を選択的に点灯させるものである。本実施形態では、スイッチ部11から3種類の直流電圧(6V,12V,18Vの直流電圧)が選択的に切り換えられて出力されるので,各電圧識別部15a〜15cには3種類の電圧値を識別する識別回路が設けられている。
LED駆動部16a〜16cは、LED部17a〜17cにおける発光ダイオードを点灯駆動させるものであり、たとえばトランジスタ等からなる。LED部17a〜17cは、1個又は2個以上の発光ダイオードを有している。2個以上の発光ダイオードを有する場合は、駆動電圧が同一の場合と駆動電圧が異なるものをそれぞれ適宜の数ずつ設ける場合とがある。一般に、駆動電圧が同一の場合は、同一色の発光ダイオード(たとえば赤色など)が複数個設けられ、駆動電圧が異なる場合は、異なる色の発光ダイオード(たとえば赤色と緑色など)がそれぞれ所要の数ずつ設けられる。
従って、LED部17a〜17cが駆動電圧の異なる2種以上の発光ダイオードを有している場合は、LED駆動部16a〜16cにも各発光ダイオードの駆動電圧に対応して2個以上のLED駆動回路が設けられ、電圧識別部15a〜15cにも各発光ダイオードの駆動電圧に応じて2個以上の電圧識別回路が設けられる。
本実施形態では、電圧値の異なる3種類の直流電圧が選択的に電源線13に供給されるので、電圧識別部15a〜15cには3個の電圧識別回路が設けられ、LED駆動部16a〜16cには3個のLED駆動回路が設けられている。
なお、図1に示す表示装置1では、電圧識別部、LED駆動部およびLED部を1ユニットとして3ユニットの構成としているが、電圧識別部、LED駆動部およびLED部を複数のユニットに分ける必要はなく、3個のユニットの電圧識別部15a〜15c、LED駆動部16a〜16cおよびLED部17a〜17cを1つのユニットとしてもよい。本実施形態では、表示装置1が多数の発光ダイオードを発光制御する構成となる場合、電圧識別部、LED駆動部およびLED部の部分が複数のユニットに分けて設計されることや後述するようにユニット単位で表示管の構成が採用されることを考慮して、説明の便宜上、ユニットに分けた構成を例示している。
従って、ユニット数は3個に限定されるものではなく、一対の電源線13に対し、任意数のユニットが接続されていてもよい。また、これらが用いられるイルミネーション装置(たとえばパチンコ店の看板)においては、LED部に含まれる複数の発光ダイオードの具体的な配置位置は、特に限定されるものではなく、たとえば互いに近接あるいは離間して設けられていてもよい。
図3は、図1における電圧識別部15a、LED駆動部16aおよびLED部17aの1ユニットにおける具体的な回路の一例を示す図である。
同図に示すユニットは、LED部17aが3個の駆動電圧の異なる発光ダイオード、すなわち、3色の発光ダイオードを具備し、これらの発光ダイオードの発光が電源線13から供給される3種類の駆動電圧6V,12V,18Vによってそれぞれ制御されるように構成されたものである。
LED部17aに含まれる3個の発光ダイオードLD1,LD2,LD3の駆動電圧は、それぞれ6V,12V,18Vである。発光ダイオードLD1〜LD3にはそれぞれ駆動電流を調整するための抵抗R2,抵抗R5,抵抗R8が直列に接続されている。
LED駆動部16aはトランジスタなどのスイッチング素子で構成されたスイッチ回路からなり、このスイッチ回路によりLED部17aへの駆動電圧の供給を制御することにより所定のタイミングでLED部17a内の発光ダイオードを発光させる。
LED駆動部16aは、LED部17a内の3個の発光ダイオードLD1,LD2,LD3に対応して3個のスイッチ回路を具備している。各スイッチ回路は、発光ダイオードと電源供給ライン19Aとの間もしくは発光ダイオードとグランドとの間に設けられている。第1発光ダイオードLD1のスイッチ回路は、npn型トランジスタT1とこのトランジスタT1のベースに接続された抵抗R1とで構成され、第1発光ダイオードLD1とグランドとの間に設けられている。より具体的には第1発光ダイオードLD1の電流調整用抵抗R2とグランドとの間にトランジスタT1が介在するように設けられている。
第2発光ダイオードLD2のスイッチ回路は、pnp型トランジスタT4と、このトランジスタT4のベースに接続された抵抗R4と、この抵抗R4とグランド間に接続されたnpn型トランジスタT2と、このトランジスタT2のベースに接続された抵抗R3とで構成され、第2発光ダイオードLD2と電源供給ライン19Aとの間に設けられている。より具体的には電源供給ライン19Aと発光ダイオードLD2のアノードとの間にトランジスタT4が介在するように設けられている。
第3発光ダイオードLD3のスイッチ回路は、pnp型トランジスタT5と、このトランジスタT5のベースに接続された抵抗R7と、この抵抗R7とグランド間に接続されたnpn型トランジスタT3と、このトランジスタT3のベースに接続された抵抗R6とで構成され、第3発光ダイオードLD3と電源供給ライン19Aとの間に設けられている。より具体的には電源供給ライン19Aと発光ダイオードLD3のアノードとの間にトランジスタT5が介在するように設けられている。
電圧識別部15aは、電源供給ライン19Aに供給される直流電源の電圧値6V,12V,18Vに応じて対応する発光ダイオードのスイッチ回路のみをオンにして当該発光ダイオードに駆動電圧を供給させる回路で構成され、具体的には第2発光ダイオードLD2のスイッチ回路の駆動電圧(具体的にはトランジスタT2のオン電圧)を12Vに設定するためのツェナーダイオードZD1と、第3ダイオードLD3のスイッチ回路の駆動電圧(具体的にはトランジスタT3のオン電圧)を18Vに設定するためのツェナーダイオードZD2と、第3発光ダイオードLD3のスイッチ回路がオンになると第1,第2発光ダイオードLD1,LD2のスイッチ回路をオフにするダイオードD2,D3と、第2発光ダイオードLD2のスイッチ回路がオンになると第1発光ダイオードLD1のスイッチ回路をオフにするダイオードD1とで構成されている。
ツェナーダイオードZD1は、電源供給ライン19Aと抵抗R6との間に設けられ、ツェナーダイオードZD2は、電源供給ライン19Aと抵抗R3との間に設けられている。また、ダイオードD1は、トランジスタT1のベースとトランジスタT2のコレクタ間に設けられ、ダイオードD2は、トランジスタT1のベースとトランジスタT3のコレクタ間に設けられ、ダイオードD3は、トランジスタT2のベースとトランジスタT3のコレクタ間に設けられている。
なお、より具体的には各回路素子の接続関係は以下のようになっている。すなわち、接続端子18に接続された一対の分岐線19A,19Bのうち、一方の分岐線19Aに、電圧識別部15aのツェナーダイオードZD2のカソード側、ツェナーダイオードZD1のカソード側、LED駆動部16aの抵抗R1の一端、第1発光ダイオードLD1のアノード側、トランジスタT4のエミッタ端子、トランジスタT5のエミッタ端子がそれぞれ接続されている。
ツェナーダイオードZD2のツェナー電圧は、たとえば18Vに設定されており、このアノード側は、抵抗R6の一端に接続され、抵抗R6の他端には、トランジスタT3のベース端子が接続されている。トランジスタT3のエミッタ端子は、グランドに接続されている。
ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧は、たとえば12Vに設定されており、このアノード側は、抵抗R3の一端に接続され、抵抗R3の他端には、トランジスタT2のベース端子が接続されている。トランジスタT2のエミッタ端子は、グランドに接続されている。また、抵抗R3の他端には、ダイオードD3のアノード側が接続され、ダイオードD3のカソード側には、トランジスタT3のコレクタ端子が接続されている。
抵抗R1の他端は、トランジスタT1のベース端子に接続されている。また、抵抗R1の他端は、ダイオードD1およびダイオードD2のアノード側にそれぞれ接続され、ダイオードD1のカソード側は、トランジスタT2のコレクタ端子に接続されている。ダイオードD2のカソード側は、トランジスタT3のコレクタ端子に接続されている。
第1発光ダイオードLD1のカソード側は、抵抗R2の一端が接続され、抵抗R2の他端は、トランジスタT1のコレクタ端子に接続されている。トランジスタT1のエミッタ端子は、グランドに接続されている。
トランジスタT4は、そのベース端子は抵抗R4の一端に接続され、抵抗R4の他端は、トランジスタT2のコレクタ端子に接続されている。トランジスタT4のコレクタ端子には、第2発光ダイオードLD2のアノード側が接続され、第2発光ダイオードLD2のカソード側は、抵抗R5の一端が接続され、抵抗R5の他端は、グランドに接続されている。
トランジスタT5は、そのベース端子は抵抗R7の一端に接続され、抵抗R7の他端は、トランジスタT3のコレクタ端子に接続されている。トランジスタT5のコレクタ端子には、第3発光ダイオードLD3のアノード側が接続され、第3発光ダイオードLD3のカソード側は、抵抗R8の一端が接続され、抵抗R8の他端は、グランドに接続されている。
上記の構成により、直流電源PW1(図1参照)の出力がスイッチ部11によって選択され、接続端子18に6Vの直流電圧が供給されると、トランジスタT1のベース端子に電流が流れ、これによりトランジスタT1がオンし、その結果、第1発光ダイオードLD1が点灯する。このとき、ツェナーダイオードZD1は、ツェナー電圧が12Vで6Vより大であるため、npn型トランジスタT2はオンせず、従ってpnp型トランジスタT4もオンしないから、第2発光ダイオードLD2に6V電源は供給されず、点灯しない。また、ツェナーダイオードZD2も、ツェナー電圧が18Vで6Vより大であるため、npn型トランジスタT3はオンせず、従ってpnp型トランジスタT5もオンしないから、第3発光ダイオードLD3にも6V電源は供給されず、点灯しない。
また、直流電源PW2(図1参照)の出力がスイッチ部11によって選択され、接続端子18に12Vの直流電圧が供給されると、ツェナーダイオードZD1に逆電流が流れることにより、トランジスタT2のベース端子に電流が流れ、トランジスタT2がオンする。これにより、トランジスタT4もオンし、その結果、第2発光ダイオードLD2に12V電源が供給され、第2発光ダイオードLD2が点灯する。
一方、トランジスタT2がオンすると、ダイオードD1のカソードはトランジスタT2を介してグランドに接地されるため、抵抗R1を介してトランジスタT1のベースに供給される電流はダイオードD1およびトランジスタT2を介してグランドに流れることになり、トランジスタT1のベース・エミッタ間電圧が低下してトランジスタT1はオフになる。従って、第1発光ダイオードLD1は消灯した状態となる。また、ツェナーダイオードZD2は、ツェナー電圧が18Vで12Vより大であるため、npn型トランジスタT3およびpnp型トランジスタT5はオンしないから、第3発光ダイオードLD3も12V電源は供給されず、点灯しない。
また、直流電源PW3(図1参照)の出力がスイッチ部11によって選択され、接続端子18に18Vの直流電圧が供給されると、ツェナーダイオードZD2に逆電流が流れることにより、トランジスタT3のベース端子に電流が流れ、トランジスタT3がオンする。これにより、トランジスタT5もオンし、第3発光ダイオードLD3が点灯する。
一方、トランジスタT3がオンすると、ダイオードD2,D3のカソードはトランジスタT3を介してグランドに接地されるため、抵抗R1を介してトランジスタT1のベースに供給される電流と、ツェナーダイオードZD1及び抵抗R3を介してトランジスタT2のベースに供給される電流とは、ダイオードD1,D2およびトランジスタT3を介してグランドに流れることになり、トランジスタT1,T2のベース・エミッタ間電圧はそれぞれ低下してトランジスタT1,T2はオフになる。従って、第1および第2発光ダイオードLD1,LD2は消灯した状態となる。
なお、図3の回路例では、発光ダイオードが3つの場合について説明したが、このユニット内において、任意数の発光ダイオードが設けられていてもよい。この場合、各発光ダイオードには、電圧識別部およびLED駆動回路が備えられる。また、3つの発光ダイオードLD1〜LD3のうち、1つまたは2つの発光ダイオードが省略されてもよい。また、発光ダイオードLD1〜LD3の配置は各発光ダイオードLD1〜LD3同士が並設されてもよい。さらに、各発光ダイオードLD1〜LD3において、その近傍に別の発光ダイオードが1個または複数個並列に設けられてもよい。この場合、たとえば並設された別の発光ダイオードの表示色は、各発光ダイオードLD1〜LD3の表示色と異なる色に設定し、並設された発光ダイオードとともに混色した状態で表示してもよい。
図1〜図3に示す表示装置1は、装置全体を一体的に構成してもよく、圧識別部、LED駆動部およびLED部の部分を表示管とし、その他の部分を表示管の表示を制御する表示制御装置21として構成してもよい。後者の場合は、圧識別部、LED駆動部およびLED部の部分を複数のユニットの分け、各ユニットを表示管の構成とすれば、電球とこの電球の発光を制御する本体とからなる周知の照明器具と同様の構成となり、容易に看板などの電飾装置に適用することができる。
図4は、図1に示す表示装置1の圧識別部、LED駆動部およびLED部の1ユニットを表示管として構成した場合の一例を示す断面図である。
同図に示す表示管は、外観形状を例えばエジソン規格のソケットを有する電球と同一の形状とし、内部に電圧識別部15a、LED駆動部16aおよびLED部17aの部分のユニットを封入したものである。なお、電圧識別部15b、LED駆動部16bおよびLED部17bの部分のユニット、電圧識別部15c、LED駆動部16cおよびLED部17cの部分のユニットについても同様に電球の構成とすることができる。
ソケット22と保護管24との境界部分に電圧識別部15a、LED駆動部16aおよびLED部17aが搭載された基板23が設けられ、基板23の裏面から引き出された接続線19A,19Bは、それぞれソケット22の一対の端子22A,22Bに接続されている。LED部17aの第1〜第3発光ダイオードLD1〜LD3は、基板の表面に所定の位置関係で配置されている。
本実施形態では、例えば赤、青、緑の3色の発光ダイオードをLED部17aに設けることが可能な構成であるので、各発光ダイオードLD1〜LD3を時分割で高速に発光させ、各色の発光時間の比率を制御することにより3色の単色及び混合色が発光可能な表示管を実現することができる。
上記のように、本実施形態に係る表示装置1では、各直流電源PW1〜PW3から出力された複数種類の電圧のうちのいずれか1の電圧を、スイッチ部11を介して一対の電源線13に供給する一方、電圧識別部15a〜15cによりその電圧値を識別し、LED駆動部16a〜16cを介してLED部17a〜17c内の対応する発光ダイオードLD1〜LD3を発光させる構成としているので、従来のように発光ダイオード毎に表示を制御するための制御線を設ける必要がなく、複数の発光ダイオードとそれらの発光を制御する装置本体とを接続する接続線が一対の電源線13だけとなり、配線数を大幅に低減することができる。従って、配線作業やその作業コストを大幅に低減することができる。
また、電圧識別部15a〜15cや発光ダイオードLD1〜LD3が一対の電源線13に対して並列に接続される結果、発光ダイオードLD1〜LD3の増設あるいは削除が容易に行い得、発光ダイオードLD1〜LD3が設けられるたとえばパチンコ店の看板において、レイアウト変更等の作業が発生しても、迅速に対応することができる。特に、表示装置1を表示管と表示制御装置とで構成した場合は、種々の表示管を選択的に使用することにより、電飾効果の高い看板の製作を簡単かつ迅速に行うことができる。さらに、表示装置1を、既存の回路やコネクタに適用する場合、既存の配線をそのまま利用することができ、配線工事が不要になるという利点がある。
また、発光ダイオードの発光の制御方法としてスイッチ部11において直流電源PW1〜PW3から出力される電圧を高速で切り換えるようにすれば、残像現象によって、見かけ上、全点灯したように見せることができる。また、発光色が異なる場合は、発光時間の比率を制御することにより複数の発光色の混合色を発光させることができる。
なお、図1に示す直流電源PW1〜PW3は、交流電源であってもよい。この場合、電圧識別部15a〜15cは、交流電源から出力される交流電圧(実効値)を識別するように構成される。
また、上記表示装置1では、たとえば6V,12V,18Vを独立的に識別してそれらの電圧に対応する発光ダイオードLD1〜LD3をそれぞれ点灯させていたが、たとえば18Vに対応する発光ダイオードLD3は、設けないようにし、6V,12Vのみを独立的に識別して発光ダイオードLD1,LD2を点灯させ、18Vを識別した際には、6V,12Vに対応する発光ダイオードLD1,LD2の両方を点灯させるようにしてもよい。
図5は、表示装置の変形例を示すブロック図である。図5に示す表示装置2は、電源線13に供給される電圧に対して、所定の値を有する周波数信号を重畳させ、当該周波数信号を識別することにより、所望の発光ダイオードを点灯させる点で、上記した表示装置1とは異なる。
上記実施形態と異なる構成について主に説明すると、この表示装置2は、交流電圧を出力する交流電源PWと、それに接続される一対の電源線13と、互いに異なる周波数信号を出力する周波数信号発生部SG1〜SG3と、周波数信号発生部SG1〜SG3から出力された周波数信号を切り換え、かつ周波数信号を電源線13に対して重畳させるスイッチ部11とを有している。さらに、一対の電源線13には、複数の周波数識別部25a〜25cが並列に接続され、各周波数識別部25a〜25cには、LED駆動部16a〜16cおよびLED部17a〜17cが接続されている。
周波数識別部25a〜25cは、それぞれ所定の周波数信号が通過可能とされるフィルター等を備えた複数の検波回路(図示せず)を有しており、複数種類の異なる周波数信号を検波するようになっている。すなわち、上記検波回路は、各周波数信号発生部SG1〜SG3から出力される周波数信号を選択的に検波することのできる回路とされている。その他の構成については、上記実施形態の構成と略同様である。
このような構成により、各周波数信号発生部SG1〜SG3から出力された周波数信号は、制御部12からの制御信号に基づいて、スイッチ部11において選択され、いずれかの周波数信号のみが一対の電源線13に対して供給される。一対の電源線13に対して供給された周波数信号は、たとえば周波数識別部25cの検波回路において識別され、検波回路に接続されたLED駆動部16aが駆動され、LED部17aにおける発光ダイオード(図示せず)が点灯する。
この実施形態に係る表示装置2では、複数種類の周波数信号を、一対の電源線に選択的に重畳させてそれを識別することにより、複数の発光ダイオードを選択的に点灯させるようにしているので、この実施形態においても、従来のように発光ダイオード毎に表示を制御するための制御線を設ける必要がなく、複数の発光ダイオードとそれらの発光を制御する装置本体とを接続する接続線が一対の電源線13だけとなり、配線数を大幅に低減することができる。従って、配線作業やその作業コストを大幅に低減することができる。
なお、図5に示す交流電源PWは、直流電源であってもよい。この場合、周波数信号発生部SG1〜SG3から出力される周波数信号は、直流電源から出力される直流電圧に重畳し、周波数識別部25a〜25cによって識別されるように構成される。
また、この表示装置2においても、周波数識別部25a、LED駆動部16a及びLED部17aのユニットを表示管とし、交流電源PW、周波数信号発生部SG1〜SG3、スイッチ部11及び制御部12を表示制御装置として2つの要素で構成するようにしてもよい。
ところで、図1〜図3に示す第1の実施形態では、直流電源から同一極性の3種類の電圧を出力させる構成としたが、直流電源からは逆極性の直流電圧を出力させるようにしてもよい。このようにすれば、1台の直流電源から出力される直流電圧を、極性を反転させて出力させることにより、2種類の直流電圧を出力させることができ、表示制御装置の構成をより簡単にすることができる。
図6は、直流電源から出力される電圧の極性を切り換えて出力する構成の表示装置の構成例を示す図である。
図6に示す表示装置3では、直流電圧を出力する直流電源PWに対して、直流電源PWから出力される直流電圧の極性を切り換えるスイッチ部21が接続され、このスイッチ部26の極性切換は制御部27により制御されるように構成されている。スイッチ部26の出力端に一対の電源線13が接続され、この電源線13にはLED部17aが接続されている。なお、図6では、電源線13にLED部17aが1個しか接続されていないが、LED部17aは適宜の数を接続することができる。
LED部17aは、分岐線19A,19Bに対して接続方向が互いに逆方向の2種類の発光ダイオードLD4,LD5を有している。すなわち、発光ダイオードLD4はアノードとカソードとがそれぞれ分岐線19Aと分岐線19Bに接続され、発光ダイオードLD5はアノードとカソードとがそれぞれ分岐線19Bと分岐線19Aに接続されている。
なお、発光ダイオードLD4,LD5は、それぞれ1個でもよく、図7(a)に示すように、それぞれ複数個の発光ダイオードを直列接続したものであってもよい。また、同図(b)に示すように、複数個の発光ダイオードを直列接続したものを並列に複数個接続したものであってもよい。なお、同図において、抵抗r1〜r6は発光ダイオードの電流を調整する抵抗である。
この実施形態においても、表示装置3は一体的に構成してもよく、LED部17aを表示管とし、直流電源PW、スイッチ部26および制御部27を表示制御装置として2つの要素で構成するようにしてもよい。この実施形態では、実質的に電圧識別部15a,LED駆動部16aに相当する回路が不要になり、表示管はLED部17aのみで構成されるから、表示管の具体的な構成は、図4において、発光ダイオードLD4,LD5及び電流調整用の抵抗rを基板23の上面に配置し、基板23の裏面から引き出された接続線19A,19Bをそれぞれソケット22の一対の端子22A,22Bに接続した構成となる。
上記構成において、スイッチ部26によって一対の電源線13に供給される直流電圧の極性を逆にすることにより、発光ダイオードLD4のみが点灯している状態と、発光ダイオードLD5のみが点灯している状態とを表現することができる。そのため、LED部17aを表示管で構成しない場合は、各発光ダイオードLD4,LD5の表示色を異なるようにし、たとえばパチンコ店の看板において両者を近接して設ければ、電源線13に供給する直流電圧の極性を時分割で高速で切り換えるとともに、両極性の直流電圧の供給時間の比率を制御することにより、ほぼ同じ部位において色表示を瞬時に切り換えることができるとともに、各発光ダイオードLD4,LD5の単色および混合色を表示させることができる。
また、表示装置3を表示管と表示制御装置とで構成し、表示管内に色の異なる2種類の発光ダイオードLD4とLD5を封入した場合は、電源線13に供給する直流電圧の極性を時分割で高速で切り換えるとともに、両極性の直流電圧の供給時間の比率を制御することにより、表示管によって2色の混合色を発光させることができる。
従って、例えばパチンコ店の看板として、複数個の表示管を表示制御装置に接続した構成を採用すると、複数個の表示管を適当に配置することにより電飾性に富んだ看板を簡単に製作することができる。この場合、各表示管は一対の電源線13にソケットを介して接続されるから、接続線が輻輳することがなく、接続作業を簡単に行うことができる。また、表示管の増設も容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、点灯させる対象として発光ダイオードについて説明したが、これに限らず、ネオンランプや液晶表示器等でもよい。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係る表示装置のブロック構成図である。
図2は、可変直流電源を用いた本発明に係る表示装置のブロック構成図である。
図3は、図1〜図3の1ユニットにおける具体的な回路の一例を示す図である。
図4は、1ユニットを表示管として構成した場合の一例を示す断面図である。
図5は、周波数信号を識別パラメータとした他の表示装置のブロック構成図である。
図6は、直流電源から出力される電圧の極性を切り換えて出力する構成の表示装置の構成例の一例を示す図である。
図7は、図6の表示装置に適用されるLED部の発光ダイオードの構成例を示す図である。
図8は、従来の表示装置の概略ブロック構成図である。

Claims (11)

  1. 一対の電源線に接続され、当該電源線から互いに電圧値の異なる複数の駆動電圧が供給される電源供給端子と、
    前記電源供給端子に供給される駆動電圧の電圧値を識別する電圧識別手段と、
    前記電源供給端子から供給される複数の駆動電圧によりそれぞれ駆動される複数の表示手段と、
    前記電圧識別手段によって識別された駆動電圧を対応する表示手段に供給して当該表示手段を表示させる駆動制御手段と
    を備えたことを特徴とする表示管。
  2. 前記電源供給端子に供給される互いに電圧値の異なる複数の駆動電圧は、電圧値が同一で極性の異なる一組の駆動電圧を含むことを特徴とする、請求項1記載の表示管。
  3. 請求項1又は2に記載の表示管の表示を制御する表示制御装置であって、
    互いに電圧値の異なる複数の電圧が出力可能な電源手段と、
    前記電源手段から出力される電圧が前記表示手段の駆動電圧として供給される一対の電源線と、
    前記電源手段から出力される複数の電圧のうち、いずれか1の電圧を前記電源線に供給する電圧供給制御手段と、
    を備えたことを特徴とする表示制御装置。
  4. 前記電源手段から出力される互いに電圧値の異なる複数の電圧は、電圧値が同一で極性の異なる一組の電圧を含むことを特徴とする、請求項3記載の表示制御装置。
  5. 前記電源手段は、互いに電圧値の異なる電圧を出力する複数の電源からなり、
    前記電圧供給制御手段は、前記電源手段と前記電源線との間に介在され、前記電源手段のいずれか1の電源から出力される電圧を前記電源線に供給するスイッチ手段と、前記スイッチ手段による供給電圧の切換えを制御する切換制御手段とからなることを特徴とする請求項3又は4に記載の表示制御装置。
  6. 互いに電圧値の異なる複数の電圧が出力可能な電源手段と、
    前記電源手段から出力される電圧が供給される一対の電源線と、
    前記電源手段から出力される複数の電圧のうち、いずれか1の電圧を前記電源線に供給する電圧供給制御手段と、
    前記一対の電源線に接続され、当該電源線から供給される電圧を電圧値に基づいて識別する電圧識別手段と、
    前記電源線から供給される互いに電圧値の異なる複数の駆動電圧によりそれぞれ駆動される複数の表示手段と、
    前記電圧識別手段によって識別された電圧を対応する表示手段に供給して当該表示手段を表示させる駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  7. 前記電源手段から出力される互いに電圧値の異なる複数の電圧は、電圧値が同一で極性の異なる一組の電圧を含むことを特徴とする、請求項6記載の表示装置。
  8. 一対の電源線に接続され、当該電源線から互いに周波数の異なる周波数信号が重畳された所定の電圧が供給される電源供給端子と、
    前記電源供給端子に供給される電圧に重畳された周波数信号の周波数を識別する周波数識別手段と、
    前記電源供給端子から供給される電圧によりそれぞれ駆動される複数の表示手段と、
    前記周波数識別手段による識別結果に基づいて電圧を対応する表示手段に供給して当該表示手段を表示させる駆動制御手段と
    を備えたことを特徴とする表示管。
  9. 請求項7記載の表示管の表示を制御する表示制御装置であって、
    所定の電圧値を有する電圧を出力する電源手段と、
    前記電源手段から出力される電圧が前記表示手段の駆動電圧として供給される一対の電源線と、
    互いに周波数の異なる複数の周波数信号が出力可能な周波数信号発生手段と、 前記周波数信号発生手段から出力される複数の周波数信号のうち、いずれか1の周波数信号を前記電源手段から出力される電圧に重畳する信号重畳手段と、
    を備えたことを特徴とする表示制御装置。
  10. 前記周波数信号発生手段は、互いに周波数の異なる周波数信号を出力する複数の周波数信号発生部からなり、
    前記信号重畳手段は、前記周波数信号発生手段と前記電源線との間に介在され、前記周波数信号発生手段のいずれか1の周波数信号発生部から出力される周波数信号を前記電源線に供給するスイッチ手段と、前記スイッチ手段による周波数信号の切換えを制御する切換制御手段とからなることを特徴とする請求項9記載の表示制御装置。
  11. 所定の電圧値を有する電圧を出力する電源手段と、
    前記電源手段から出力される電圧が供給される一対の電源線と、
    互いに周波数の異なる複数の周波数信号が出力可能な周波数信号発生手段と、
    前記周波数信号発生手段から出力される複数の周波数信号のうち、いずれか1の周波数信号を前記電源手段から出力される電圧に重畳する信号重畳手段と、
    一対の電源線に接続され、当該電源線に供給される電圧に重畳された周波数信号の周波数を識別する周波数識別手段と、
    前記電源線から供給される電圧によりそれぞれ駆動される複数の表示手段と、
    前記周波数識別手段による識別結果に基づいて電圧を対応する表示手段に供給して当該表示手段を表示させる駆動制御手段と
    を備えたことを特徴とする表示装置。
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