JP2007299636A - 発光ダイオード定電流パルス幅制御駆動回路 - Google Patents

発光ダイオード定電流パルス幅制御駆動回路 Download PDF

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Abstract

【課題】複数個直列接続した発光ダイオードモジュールに定電流を供給する定電流駆動回路と輝度調整用パルス幅制御回路を一体化し、低耐圧トランジスタが使用可能で、低コストの定電流パルス幅制御駆動回路を提供する。
【解決手段】直列に接続した複数個の発光ダイオード、第1のトランジスタのコレクタ、該第1のトランジスタのエミッタに第1の抵抗を接続した直列回路を電源と並列に接続し、該電源のプラスと該第1のトランジスタのベース間に第2の抵抗を接続し、該第1のトランジスタのベースと該電源のマイナス間にツェナーダイオードを接続し、第2のトランジスタのコレクタを該第1のトランジスタのベースに接続し、該第2のトランジスタのエミッタを該電源のマイナスに接続し、該第2のトランジスタのベースにパルス電圧発生回路を接続した。
【選択図】図1

Description

本発明は定電流を供給する機能と発光ダイオードの輝度調整を行うパルス幅制御機能を併せ持ち、電源電圧変動や発光ダイオードの順方向電圧降下のバラツキがあっても、直列に接続した複数個の発光ダイオードを安定に駆動し、かつ発光ダイオードの輝度調整が容易にできる発光ダイオード定電流駆動回路に関するものである。
発光ダイオードは消費電力が少なく、長寿命、低温動作が可能などの特長を有しており、今後ますます種々の照明器具分野などで採用されていくものと考えられる。特に、照明器具に発光ダイオードを用いる場合は複数個の発光ダイオードが必要になるので、複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュールを使用することが多い(特許文献1参照)。
発光ダイオードは電流駆動素子であり、一般の発光ダイオードの駆動電流は信頼性を考慮し、発熱の観点から20〜25mA(一般的に絶対最大定格は30mA)となるように設計されている。
特開2005−285369号公報
これまでは発光ダイオードの電源として定電圧電源が適用され、抵抗を用いて発光ダイオードの駆動電流が20〜25mAとなるように抵抗値を決めているのが一般的である。抵抗を用いて駆動電流を規定する場合は、発光ダイオードの順方向電圧降下のバラツキの影響を受けて、発光ダイオードモジュール毎に駆動電流が異なるので、抵抗での損失が増加したり発光ダイオードの輝度に差が生ずるなどの問題があるため、最近では定電流駆動方式を採用する方向にある。
定電流化するために定電圧電源の代わりに定電流電源を適用するか、あるいは電源と発光ダイオードモジュールとの間に定電流素子を直列接続して、発光ダイオードの駆動電流が20〜25mAとなるように定電流素子の電流を設定している。
発光ダイオードモジュールの輝度を変えるには電流を調整するか、あるいは流れる電流をパルス状にしてパルスのデュティー比を調整する方法が採用されている。電流を調整する方法は簡易であるが、発光ダイオードの発光波長が変化するので、適用範囲が制約される問題があるため、パルスのデュティー比を調整する方法が採用されることが多い。
図7に本出願人が考えた先行発明に係るパルス幅制御回路と発光ダイオードモジュールの定電流回路を示す。1は直流電源、2はパルス幅制御回路、3は複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、4、5は抵抗、6はトランジスタ、7はツェナーダイオードである。
次に、図7に示す回路の動作を説明する。
直流電源1にスイッチング素子を用いて直流電源1の電圧V0を断続させるパルス幅制御回路2を接続するとともに、発光ダイオードモジュール3に抵抗4、5、トランジスタ6、ツェナーダイオード7で構成される定電流回路1−1を接続し、発光ダイオードモジュール3の発光ダイオードを発光させる。定電流回路1−1の抵抗5は電源のプラスとトランジスタ6のベースに接続されている。
定電流回路1−1ではトランジスタ6のベース電圧はツェナーダイオード7のツェナー電圧にクランプされ一定になる。ツェナーダイオード7のツェナー電圧をVz、トランジスタ6のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗4の電圧はVz−Vbeとなる。抵抗4を流れる電流は抵抗4の抵抗値をR4とすれば(Vz−Vbe)/ R4で与えられる。ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗4の電流(Vz−Vbe)/ R4も一定になる。すなわち、直流電源1の電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール3の電圧降下が変化しても、発光ダイオードモジュール3の電流が一定になるようにトランジスタ6のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。
従来の輝度調整には図7に示すように定電流回路1−1の他に発光ダイオードモジュール3の輝度を調整するパルス幅制御回路2が必要で、パルス幅制御回路2のスイッチング素子のオン時間とオフ時間の比を変化させることで輝度の調整を実現している。スイッチング素子がオンの時は発光ダイオードモジュール3と定電流回路1−1の直列回路に電圧V0が印加され、定電流回路1−1によって発光ダイオードモジュール3は定電流駆動される。パルス幅制御回路2のスイッチング素子がオフの時は発光ダイオードモジュール3は発光を停止する。
図8に本出願人が考えた他の先行発明に係るパルス幅制御回路と発光ダイオードモジュールの定電流回路を示す。1は直流電源、2はパルス幅制御回路、3は複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、4、5’は抵抗、6はトランジスタ、7はツェナーダイオードである。
次に、図8に示す回路の動作を説明する。
直流電源1にスイッチング素子を用いて直流電源1の電圧V0を断続させるパルス幅制御回路2を接続するとともに、発光ダイオードモジュール3に抵抗4、5’、トランジスタ6、ツェナーダイオード7で構成される定電流回路1−1を接続し、発光ダイオードモジュール3の発光ダイオードを発光させる。定電流回路1−1の抵抗5’はトランジスタ6のコレクタとベースに接続されている点が図7の抵抗5と異なる。
定電流回路1−1ではトランジスタ6のベース電圧はツェナーダイオード7のツェナー電圧にクランプされ一定になる。抵抗5’に印加される電圧は直流電源1の電圧V0、からツェナーダイオード7のツェナー電圧Vzを引いた電圧であるが、図8では電圧は直流電源1の電圧V0からツェナーダイオード7のツェナー電圧をVzを引いた電圧からさらに発光ダイオードモジュール3の電圧降下を引いた電圧になるので、抵抗5’での損失を低減できるメリットがある。これ以外は図7と同様の動作となる。
複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール3を安定に点灯させるには定電流回路1−1が必要であり、発光波長を変えずに輝度を調整するにはパルス幅制御回路2が必要である。
商用電源を入力とする照明器具では電圧V0が140Vになるので、パルス幅制御回路2が発光ダイオードモジュール3の駆動電流を高速で断続するには、パルス幅制御回路2には耐圧が200V程度以上の高価なスイッチング素子を適用することになる。
また、スイッチング素子を駆動するためのパルス発生回路が必要になるなど発光ダイオードモジュール3の駆動に関連する回路のコストアップ要因になる。
本発明の目的は、発光ダイオードを複数個直列に接続して使用する発光ダイオードモジュールに定電流を供給する定電流駆動回路と輝度調整用パルス幅制御回路を一体化するとともに、安価な低耐圧トランジスタが使用できるようにして、低コストの発光ダイオードモジュール定電流パルス幅制御駆動回路を提供することである。
上記課題を課題を解決するため、請求項1記載の発明は、発光ダイオード定電流パルス幅制御駆動回路に係り、直列に接続した複数個の発光ダイオード、第1のトランジスタのコレクタ、該第1のトランジスタのエミッタに第1の抵抗を接続した直列回路を電源と並列に接続し、該電源のプラスと該第1のトランジスタのベース間に第2の抵抗を接続し、該第1のトランジスタのベースと該電源のマイナス間にツェナーダイオードを接続し、第2のトランジスタのコレクタを該第1のトランジスタのベースに接続し、該第2のトランジスタのエミッタを該電源のマイナスに接続し、該第2のトランジスタのベースにパルス電圧発生回路を接続して成ることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、発光ダイオード定電流パルス幅制御駆動回路に係り、直列に接続した複数個の発光ダイオード、第1のトランジスタのコレクタ、該第1のトランジスタのエミッタに第1の抵抗を接続した直列回路を電源と並列に接続し、該電源のプラスと該第1のトランジスタのベース間に第2の抵抗を接続し、該第1のトランジスタのベースと該電源のマイナス間にツェナーダイオードを接続し、該第1のトランジスタのコレクタと該第1のトランジスタのエミッタ間に第3の抵抗を接続し、第2のトランジスタのコレクタを該第1のトランジスタのベースに接続し、該第2のトランジスタのエミッタを該電源のマイナスに接続し、該第2のトランジスタのベースにパルス電圧発生回路を接続して成ることを特徴とする。
そして、請求項3記載の発明は、発光ダイオード定電流パルス幅制御駆動回路に係り、直列に接続した複数個の発光ダイオード、第1のトランジスタのコレクタ、該第1のトランジスタのエミッタに第1の抵抗を接続した直列回路を電源と並列に接続し、該第1のトランジスタのコレクタとベース間に第2の抵抗を接続し、該第1のトランジスタのベースと該電源のマイナス間にツェナーダイオードを接続し、第2のトランジスタのコレクタを該第1のトランジスタのベースに接続し、該第2のトランジスタのエミッタを該電源のマイナスに接続し、該第2のトランジスタのベースにパルス電圧発生回路を接続して成ることを特徴とする。
本発明によれば、複数の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュールを一定の電流で駆動するトランジスタ、抵抗、ツェナーダイオードで構成される定電流駆動回路と発光ダイオードモジュールの輝度調整用のパルス幅制御回路を一体化することで回路構成を簡素化し、さらに、定電流駆動回路のトランジスタに並列の抵抗を接続することで低耐圧のトランジスタが適用できるので、低コストの定電流パルス幅制御駆動回路を実現することが可能となる。
〈実施例1〉
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流パルス幅制御駆動回路の実施例を図1に示す。1は直流電源、3は複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、4、5、は抵抗、6、8はトランジスタ、7はツェナーダイオード、9はパルス発生回路である。
次に、図1に示す回路の動作を説明する。
直流電源1に抵抗4、5、トランジスタ6、ツェナーダイオード7で構成される定電流回路1−1を発光ダイオードモジュール3と直列に接続し発光ダイオードを発光させる。
トランジスタ6のベース電圧はツェナーダイオード7のツェナー電圧にクランプされ、ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗4の電圧はVz−Vbeとなり、抵抗4を流れる電流は抵抗4の抵抗値をR4とすれば(Vz−Vbe)/ R4で与えられる。ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗4の電流は(Vz−Vbe)/ R4となり一定になる。すなわち、直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール3の電圧降下が変化しても、発光ダイオードモジュール3の電流が一定になるようにトランジスタ6のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。この動作は図7に示す従来の定電流駆動回路と同じである。
ツェナーダイオード7と並列にトランジスタ8が接続され、トランジスタ8のベースにはパルス発生器9が接続されている。トランジスタ8はパルス発生器9からのパルス電圧でオンするとツェナーダイオード7は短絡されるので、トランジスタ6のベース電流は0となり、トランジスタ6はオフとなる。すなわち、発光ダイオードモジュール3の電流は遮断されるので消灯する。パルス発生器9からのパルス電圧がなくなると、トランジスタ8はオフとなるのでトランジスタ6のベースには電流が流れ、定電流回路1−1は発光ダイオードモジュール3に定電流を供給し発光ダイオードモジュール3をは点灯させる。ここで、パルス発生器9からのパルス電圧の有りの時間と無しの時間の比を制御すること、すなわち、パルス幅制御することで発光ダイオードモジュール3の輝度を駆動電流を変えることなく調整することができる。
トランジスタ6がオフとなると発光ダイオードモジュール3の電圧降下は期待できないので、トランジスタ6には電源電圧が印加されることになる。電源電圧が140Vである場合はトランジスタ6の耐圧は200V以上が必要になる。
〈実施例2〉
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流パルス幅制御駆動回路の実施例2を図2に示す。1は直流電源、3は複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、4、5、10は抵抗、6、8はトランジスタ、7はツェナーダイオード、9はパルス発生回路である。
次に、図2に示す回路の動作を説明する。
直流電源1に抵抗4、5、トランジスタ6、ツェナーダイオード7で構成される定電流回路1−1を発光ダイオードモジュール3と直列に接続し発光ダイオードを発光させる。
トランジスタ6のベース電圧はツェナーダイオード7のツェナー電圧にクランプされ、ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗4の電圧はVz−Vbeとなり、抵抗4を流れる電流は抵抗4の抵抗値をR4とすれば(Vz−Vbe)/ R4で与えられる。ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗4の電流は(Vz−Vbe)/ R4となり一定になる。直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール3の電圧降下が変化すると抵抗10を流れる電流が変化するが、抵抗4の電流は一定なので抵抗10を流れる電流の変化分はトランジスタ6が吸収する。すなわち、発光ダイオードモジュール3の電流は一定になるようにトランジスタ6のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。
ツェナーダイオード7と並列にトランジスタ8が接続され、トランジスタ8のベースにはパルス発生器9が接続されている。トランジスタ8はパルス発生器9からのパルス電圧でオンするとツェナーダイオード7は短絡されるので、トランジスタ6のベース電流は0となり、トランジスタ6はオフとなる。すなわち、発光ダイオードモジュール3の電流は遮断されるので消灯する。パルス発生器9からのパルス電圧がなくなると、トランジスタ8はオフとなるのでトランジスタ6のベースには電流が流れ、定電流回路1−1は発光ダイオードモジュール3に定電流を供給し発光ダイオードモジュール3を点灯させる。ここで、パルス発生器9からのパルス電圧の有りの時間と無しの時間の比を制御すること、すなわち、パルス幅制御することで発光ダイオードモジュール3の輝度を駆動電流を変えることなく調整することができる。
トランジスタが6はオフとなると発光ダイオードモジュール3の電圧降下は期待できないので、トランジスタ6には電源電圧が印加されることになる。電源電圧が140Vである場合はトランジスタ6の耐圧は200V以上が必要になる。
抵抗10をトランジスタ6のコレクタとエミッタ間に接続すると、トランジスタ6がオフの間は抵抗10を通して電流が流れるので、発光ダイオードモジュール3の電圧降下が期待できるので、トランジスタ6の耐圧は50V程度でよいから安価なトランジスタが適用できる。
〈実施例3〉
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流パルス幅制御駆動回路の実施例3を図3に示す。1は直流電源、3は複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、4、5’、は抵抗、6、8はトランジスタ、7はツェナーダイオード、9はパルス発生回路である。
次に、図3に示す回路の動作を説明する。
直流電源1に抵抗4、5’、トランジスタ6、ツェナーダイオード7で構成される定電流回路1−1を発光ダイオードモジュール3と直列に接続し発光ダイオードを発光させる。
トランジスタ6のベース電圧はツェナーダイオード7のツェナー電圧にクランプされ、ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗4の電圧はVz−Vbeとなり、抵抗4を流れる電流は抵抗4の抵抗値をR4とすれば(Vz−Vbe)/ R4で与えられる。ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗4の電流は(Vz−Vbe)/ R4となり一定になる。直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール3の電圧降下が変化すると抵抗5’を流れる電流が変化するので、発光ダイオードモジュール3の電流は抵抗4を流れる電流(Vz−Vbe)/ R4に抵抗5’の電流が加算されるが、電流(Vz−Vbe)/ R4に比較し無視できるので実用上問題ない。
ツェナーダイオード7と並列にトランジスタ8が接続され、トランジスタ8のベースにはパルス発生器9が接続されている。トランジスタ8はパルス発生器9からのパルス電圧でオンするとツェナーダイオード7は短絡されるので、トランジスタ6のベース電流は0となり、トランジスタ6はオフとなる。すなわち、発光ダイオードモジュール3の電流は遮断されるので消灯する。パルス発生器9からのパルス電圧がなくなると、トランジスタ8はオフとなるのでトランジスタ6のベースには電流が流れ、定電流回路1−1は発光ダイオードモジュール3に定電流を供給し発光ダイオードモジュール3を点灯させる。ここで、パルス発生器9からのパルス電圧の有りの時間と無しの時間の比を制御すること、すなわち、パルス幅制御することで発光ダイオードモジュール3の輝度を駆動電流を変えることなく調整することができる。
トランジスタ6がオフの間は抵抗5’を通して電流が流れるので、発光ダイオードモジュール3の電圧降下が期待できる、トランジスタ6の耐圧は50V程度でよく、安価なトランジスタが適用できる。
以上の実施例1〜3では、NPNトランジスタを用いて本発明の回路を実現したが、PNPトランジスタを用いることで同様の回路を実現することができることは、言うまでもない。以下に、PNPトランジスタを用いた実施例4〜6をそれぞれ実施例1〜3に対応させて簡単に説明する。
〈実施例4〉
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路をPNPトランジスタを用いて実現した実施例4を図4に示す。図4において、41は直流電源、43は複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、44、45、は抵抗、46、48はPNPトランジスタ、47はツェナーダイオード、49はパルス発生回路である。
次に、図4に示す回路の動作を説明する。
直流電源41に抵抗44、45、トランジスタ46、ツェナーダイオード47で構成される定電流回路1−1を発光ダイオードモジュール43と直列に接続し発光ダイオードを発光させる。
トランジスタ46のベース電圧はツェナーダイオード47のツェナー電圧にクランプされ、ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗44の電圧はVz−Vbeとなり、抵抗44を流れる電流は抵抗44の抵抗値をR4とすれば(Vz−Vbe)/ R4で与えられる。ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗44の電流は(Vz−Vbe)/ R4となり一定になる。すなわち、直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール43の電圧降下が変化しても、発光ダイオードモジュール43の電流が一定になるようにトランジスタ46のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。
ツェナーダイオード47と並列にトランジスタ48が接続され、トランジスタ48のベースにはパルス発生器49が接続されている。トランジスタ48はパルス発生器49からのパルス電圧がないときオンするので、このときツェナーダイオード47は短絡され、トランジスタ46のベース電流は0となり、トランジスタ46はオフとなる。すなわち、発光ダイオードモジュール43の電流は遮断されるので消灯する。また、パルス発生器49からパルス電圧がでると、トランジスタ48はオフとなるので、トランジスタ46のベースには電流が流れ、定電流回路1−1は発光ダイオードモジュール43に定電流を供給し発光ダイオードモジュール43を点灯させる。ここで、パルス発生器49からのパルス電圧の有りの時間と無しの時間の比を制御すること、すなわち、パルス幅制御することで発光ダイオードモジュール43の輝度を駆動電流を変えることなく調整することができる。
トランジスタが46はオフとなると発光ダイオードモジュール43の電圧降下は期待できないので、トランジスタ46には電源電圧が印加されることになる。電源電圧が140Vである場合はトランジスタ46の耐圧は200V以上が必要になる。
〈実施例5〉
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路をPNPトランジスタを用いて実現した実施例5を図5に示す。図5において、41は直流電源、43は複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、44、45、50は抵抗、46、48はPNPトランジスタ、47はツェナーダイオード、49はパルス発生回路である。
図5に示す回路の動作は、図4と原則同じである。違う点は抵抗50をPNPトランジスタ46のエミッタ−コレクタ間に接続している点である。抵抗50をトランジスタ46のコレクタとエミッタ間に接続すると、トランジスタ46がオフの間は抵抗50を通して電流が流れるので、発光ダイオードモジュール43の電圧降下が期待できるので、トランジスタ46の耐圧は50V程度でよいから安価なトランジスタが適用できる。
〈実施例6〉
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路をPNPトランジスタを用いて実現した実施例6を図6に示す。図6において、41は直流電源、43は複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、44、45’は抵抗、46、48はPNPトランジスタ、47はツェナーダイオード、49はパルス発生回路である。
図6に示す回路の動作は、図4と原則同じである。違う点は図4でPNPトランジスタ46のベースと発光ダイオードモジュール43のカソード間に接続していた抵抗45をPNPトランジスタ46のベースと発光ダイオードモジュール43のアノード間に抵抗45’として接続した点である。
直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール43の電圧降下が変化すると抵抗45’を流れる電流が変化するので、発光ダイオードモジュール43の電流は抵抗44を流れる電流(Vz−Vbe)/ R4に抵抗45’の電流が加算されるが、電流(Vz−Vbe)/ R4に比較し無視できるので実用上問題ない。
トランジスタ46がオフの間は抵抗45’を通して電流が流れるので、発光ダイオードモジュール43の電圧降下が期待でき、トランジスタ46の耐圧は50V程度でよく、安価なトランジスタが適用できる。
本発明によれば、複数の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュールを一定の電流で駆動するトランジスタ、抵抗、ツェナーダイオードで構成される定電流駆動回路と発光ダイオードモジュールの輝度調整用のパルス幅制御回路を一体化することで回路構成を簡素化し、さらに、定電流駆動回路のトランジスタに並列の抵抗を接続することで低耐圧のトランジスタが適用できるので、低コストの定電流パルス幅制御駆動回路を実現することが可能となる。
本発明の発光ダイオードモジュール定電流パルス幅制御駆動回路の実施例1である。 本発明の発光ダイオードモジュール定電流パルス幅制御駆動回路の実施例2である。 本発明の発光ダイオードモジュール定電流パルス幅制御駆動回路の実施例3である。 図1のトランジスタとしてPNPトランジスタを用いて実現した発光ダイオードモジュール定電流パルス幅制御駆動回路の実施例4である。 図2のトランジスタとしてPNPトランジスタを用いて実現した発光ダイオードモジュール定電流パルス幅制御駆動回路の実施例5である。 図2のトランジスタとしてPNPトランジスタを用いて実現した発光ダイオードモジュール定電流パルス幅制御駆動回路の実施例6である。 本出願人が考えた発光ダイオードモジュール定電流パルス幅制御駆動回路の先行発明1である。 本出願人が考えた発光ダイオードモジュール定電流パルス幅制御駆動回路の先行発明2である。
符号の説明
1、41 直流電源
3、43 発光ダイオードモジュール
4、5、5’、44、45、45’ 抵抗
6、8 トランジスタ(NPN)
46、48 トランジスタ(NPN)
4、47 ツェナーダイオード
9、49 パルス発生回路

Claims (3)

  1. 直列に接続した複数個の発光ダイオード、第1のトランジスタのコレクタ、該第1のトランジスタのエミッタに第1の抵抗を接続した直列回路を電源と並列に接続し、該電源のプラスと該第1のトランジスタのベース間に第2の抵抗を接続し、該第1のトランジスタのベースと該電源のマイナス間にツェナーダイオードを接続し、第2のトランジスタのコレクタを該第1のトランジスタのベースに接続し、該第2のトランジスタのエミッタを該電源のマイナスに接続し、該第2のトランジスタのベースにパルス電圧発生回路を接続して成ることを特徴とする発光ダイオード定電流パルス幅制御駆動回路。
  2. 直列に接続した複数個の発光ダイオード、第1のトランジスタのコレクタ、該第1のトランジスタのエミッタに第1の抵抗を接続した直列回路を電源と並列に接続し、該電源のプラスと該第1のトランジスタのベース間に第2の抵抗を接続し、該第1のトランジスタのベースと該電源のマイナス間にツェナーダイオードを接続し、該第1のトランジスタのコレクタと該第1のトランジスタのエミッタ間に第3の抵抗を接続し、第2のトランジスタのコレクタを該第1のトランジスタのベースに接続し、該第2のトランジスタのエミッタを該電源のマイナスに接続し、該第2のトランジスタのベースにパルス電圧発生回路を接続して成ることを特徴とする発光ダイオード定電流パルス幅制御駆動回路。
  3. 直列に接続した複数個の発光ダイオード、第1のトランジスタのコレクタ、該第1のトランジスタのエミッタに第1の抵抗を接続した直列回路を電源と並列に接続し、該第1のトランジスタのコレクタとベース間に第2の抵抗を接続し、該第1のトランジスタのベースと該電源のマイナス間にツェナーダイオードを接続し、第2のトランジスタのコレクタを該第1のトランジスタのベースに接続し、該第2のトランジスタのエミッタを該電源のマイナスに接続し、該第2のトランジスタのベースにパルス電圧発生回路を接続して成ることを特徴とする発光ダイオード定電流パルス幅制御駆動回路。

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