JP2007299928A - 発光ダイオード定電流駆動回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直列接続した複数個の発光ダイオード4と、直列接続発光ダイオード4と直列接続されるトランジスタ7と、を直流電源に接続される第1線路Lと第2線路Hとの間に備え、トランジスタ7のベースと直列接続発光ダイオード4のトランジスタの接続された側とは反対側の間に第1抵抗6を接続し、ベースと第1線路Lとの間にツェナーダイオード8を接続し、トランジスタの第1線路L側端子と第1線路Lとの間に第2抵抗5を接続し、トランジスタの発光ダイオード4側端子と第2抵抗5の第1線路L側端子との間に第3抵抗9を接続した。
【選択図】図1
Description
発光ダイオードは電流駆動素子であり、一般の発光ダイオードの駆動電流は信頼性を考慮し、発熱の観点から20〜25mA(一般的に絶対最大定格は30mA)となるように設計されている。
商用電源1のAC100Vをブリッジダイオード2で全波整流し、コンデンサ3で平滑すると約140Vの直流電圧V0が得られる。抵抗5、6、トランジスタ7、ツェナーダイオード8で構成される定電流回路1−1を接続し、発光ダイオードモジュール4の発光ダイオードを発光させる。トランジスタ7のベース電圧はツェナーダイオード8のツェナー電圧にクランプされ一定になる。ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗5の電圧はVz−Vbeとなる。抵抗5の抵抗値をR5とすれば、抵抗5を流れる電流は(Vz−Vbe)/ R5で与えられる。ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeが一定とすれば、抵抗5の電流(Vz−Vbe)/ R5も一定になる。すなわち、直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール4の電圧降下が変化しても、発光ダイオードモジュール4の電流が一定になるようにトランジスタ7のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。
以上のような回路動作によって、発光ダイオードの順方向電圧降下や電源電圧が変化しても発光ダイオードモジュール4の駆動電流は一定に保たれる。
しかし、抵抗6が何らかの原因でオープンになったり、ツェナーダイオード8がショートになったりするとトランジスタ7のベース電流が0になるので、トランジスタ7はオープン状態になる。この時は発光ダイオードモジュール4の電流は0になるので、発光ダイオードモジュール4の電圧降下を期待できない。したがって、トランジスタ7には直流電圧V0が印加されることになる。トランジスタ7の耐圧が30V程度しかないと、トランジスタ7はブレークダウンを起こしショート状態になる可能性がある。トランジスタ7がショート状態になると、発光ダイオードモジュール4の電流は電流制限要素がなくなるので非常に大きくなり、発光ダイオードモジュール4は破壊されることとなる。
このような状況でも高価な発光ダイオードモジュール4を破壊から保護するには、直流電圧V0が140Vとすれば、トランジスタ7の耐圧を200V程度にする必要がある。
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路の実施例1を図1に示す。図1において、1は商用電源、2はブリッジダイオード、3は平滑コンデンサ、4は電源のプラス側線路Hに設けられた複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、7は発光ダイオードモジュールに直列接続されたトランジスタ、5はトランジスタ7のエミッタとマイナス側線路L間に挿入された抵抗、6は発光ダイオードモジュール4のアノード側とトランジスタ7のベース間に挿入された抵抗、9はトランジスタ7のコレクタとマイナス側線路L間に接続された抵抗、8はトランジスタ7のベースとマイナス側線路L間に挿入されたツェナーダイオードである。
商用電源1のAC100Vをブリッジダイオード2で全波整流し、コンデンサ3で平滑すると約140Vの直流電圧V0が得られる。抵抗5、6、トランジスタ7、ツェナーダイオード8で構成される定電流回路1−1を発光ダイオードモジュール4と直列に接続し、発光ダイオードを発光させる。抵抗9は定電流回路1−1に並列に接続されている。トランジスタ7のベース電圧はツェナーダイオード8のツェナー電圧にクランプされ、ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗5の電圧はVz−Vbeとなり、抵抗5の抵抗値をR5とすれば、抵抗5を流れる電流は(Vz−Vbe)/ R5で与えられる。ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗5の電流は(Vz−Vbe)/ R5となり一定になる。すなわち、直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール4の電圧降下が変化しても、発光ダイオードモジュール4の電流が一定になるようにトランジスタ7のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。
直流電圧V0を140V、発光ダイオードモジュール4の発光ダイオード個数を40、発光ダイオードモジュール4の駆動電流を20mA、順方向電流20mA時の発光ダイオード順方向電圧降下を3.2V、ツェナーダイオード8のツェナー電圧を5V、トランジスタ7のベース−エミッタ間電圧を0.7Vと仮定する。
発光ダイオードモジュール4の電圧降下は3.2×40=128V、抵抗5の電圧は5−0.7=4.3Vであるから、トランジスタ7に印加される電圧は140−128−4.3=7.7Vである。ここで発光ダイオードモジュール4の電圧降下に変化がなく、直流電圧V0が例えば140Vから150Vに増加したとすると、抵抗5の電圧は変化しないので、発光ダイオードモジュール4の電流は20mAで一定に保たれ、トランジスタ7に印加される電圧は150−128−4.3=17.7Vに増加する。また、直流電圧V0を140Vに変化がなく、発光ダイオードモジュール4の電圧降下が例えば128Vから130Vに増加したとすると、抵抗5の電圧は変化しないので、発光ダイオードモジュール4の電流は20mAで一定に保たれ、トランジスタ7に印加される電圧は140−130−4.3=5.7Vに減少する。これらの状況から回路が正常に動作している場合はトランジスタ7の耐圧は30V程度で十分である。
定電流回路1−1の電圧が変化すると抵抗9の電流も変化するが、抵抗9の電流は1mA以下で定電流回路1−1の電流20mAに比較し十分小さくできるので、発光ダイオードモジュール4の定電流駆動特性に影響を与えることはない。
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路の実施例2を図2に示す。図2において、1は商用電源、2はブリッジダイオード、3は平滑コンデンサ、4は電源のプラス側線路Hに設けられた複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、7は発光ダイオードモジュールに直列接続されたトランジスタ、5はトランジスタ7のエミッタとマイナス側線路L間に挿入された抵抗、6は発光ダイオードモジュール4のアノード側とトランジスタ7のベース間に挿入された抵抗、9’はトランジスタ7のコレクタとエミッタ間に接続された抵抗、8はトランジスタ7のベースとマイナス側線路L間に挿入されたツェナーダイオードである。
商用電源1のAC100Vをブリッジダイオード2で全波整流し、コンデンサ3で平滑すると約140Vの直流電圧V0が得られる。抵抗5、6、トランジスタ7、ツェナーダイオード8で構成される定電流回路1−1を発光ダイオードモジュール4と直列に接続し、発光ダイオードを発光させる。抵抗9’がトランジスタ7のコレクタとエミッタ間に接続されている点が図1の実施例と異なっている。
トランジスタ7のベース電圧はツェナーダイオード8のツェナー電圧にクランプされ、ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗5の電圧はVz−Vbeとなり、抵抗5の抵抗値をR5とすれば、抵抗5を流れる電流は(Vz−Vbe)/ R5で与えられる。抵抗9の電流は抵抗5を流れるが、ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗5の電流は(Vz−Vbe)/ R5となり一定になる。すなわち、直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール4の電圧降下が変化しても、発光ダイオードモジュール4の電流が一定になるようにトランジスタ7のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。トランジスタ7のコレクタ−エミッタ間電圧が変化すると抵抗9を流れる電流も変化するが、抵抗5の電圧は一定なので、抵抗9を流れる電流が増加するとトランジスタ7を流れる電流が減少し一定になる。逆に抵抗9’を流れる電流が減少するとトランジスタ7を流れる電流が増加し一定になる。したがって、発光ダイオードモジュール4の電流は一定である。
したがって、トランジスタ7には直流電圧V0=140Vから発光ダイオードモジュール4の電圧降下120Vを差し引いた電圧20Vが印加されることになる。したがって、30V程度の耐圧のトランジスタでもブレークダウンを起こすことはないので、発光ダイオードモジュール4に過電流は流れず破壊を回避できる。また、抵抗5に発生する電圧は抵抗9の電流を1mA以下にすれば、トランジスタ7のベース・エミッタ間に印加される逆電圧は極めて小さいので問題ない。
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路の実施例2を図3に示す。図3において、1は商用電源、2はブリッジダイオード、3は平滑コンデンサ、4は電源のプラス側線路Hに設けられた複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、7は発光ダイオードモジュールに直列接続されたトランジスタ、5はトランジスタ7のエミッタとマイナス側線路L間に挿入された抵抗、6’はトランジスタ7のコレクタとベース間に接続された抵抗、9はトランジスタ7のコレクタとマイナス側線路L間に接続された抵抗、8はトランジスタ7のベースとマイナス側線路L間に挿入されたツェナーダイオードである。
商用電源1のAC100Vをブリッジダイオード2で全波整流し、コンデンサ3で平滑すると約140Vの直流電圧V0が得られる。抵抗5、6、トランジスタ7、ツェナーダイオード8で構成される定電流回路1−1を発光ダイオードモジュール4と直列に接続し、発光ダイオードを発光させる。抵抗9は定電流回路1−1に並列に接続されている。トランジスタ7のベース電圧はツェナーダイオード8のツェナー電圧にクランプされ、ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗5の電圧はVz−Vbeとなり、抵抗5の抵抗値をR5とすれば、抵抗5を流れる電流は(Vz−Vbe)/ R5で与えられる。ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗5の電流は(Vz−Vbe)/ R5となり一定になる。すなわち、直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール4の電圧降下が変化しても、発光ダイオードモジュール4の電流が一定になるようにトランジスタ7のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。
定電流回路1−1の電圧が変化すると抵抗9の電流も変化するが、抵抗9の電流は1mA以下で定電流回路1−1の電流20mAに比較し十分小さくできるので、発光ダイオードモジュール4の定電流駆動特性に影響を与えることはない。
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路の実施例4を図4に示す。図4において、1は商用電源、2はブリッジダイオード、3は平滑コンデンサ、4は電源のプラス側線路Hに設けられた複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、7は発光ダイオードモジュールに直列接続されたトランジスタ、5はトランジスタ7のエミッタとマイナス側線路L間に挿入された抵抗、6’はトランジスタ7のコレクタとベース間に接続された抵抗、9’はトランジスタ7のコレクタとエミッタ間に接続された抵抗、8はトランジスタ7のベースとマイナス側線路L間に挿入されたツェナーダイオードである。
商用電源1のAC100Vをブリッジダイオード2で全波整流し、コンデンサ3で平滑すると約140Vの直流電圧V0が得られる。抵抗5、6、トランジスタ7、ツェナーダイオード8で構成される定電流回路1−1を発光ダイオードモジュール4と直列に接続し、発光ダイオードを発光させる。抵抗9’がトランジスタ7のコレクタとエミッタ間に接続されている点が図3の実施例と異なっている。トランジスタ7のベース電圧はツェナーダイオード8のツェナー電圧にクランプされ、ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗5の電圧はVz−Vbeとなり、抵抗5の抵抗値をR5とすれば、抵抗5を流れる電流は(Vz−Vbe)/ R5で与えられる。抵抗9’の電流は抵抗5を流れるが、ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗5の電流は(Vz−Vbe)/ R5となり一定になる。
すなわち、直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール4の電圧降下が変化しても、発光ダイオードモジュール4の電流が一定になるようにトランジスタ7のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。トランジスタ7のコレクタ−エミッタ間電圧が変化すると抵抗9’を流れる電流も変化するが、抵抗5の電圧は一定なので、抵抗9’を流れる電流が増加するとトランジスタ7を流れる電流が減少し一定になる。逆に抵抗9’を流れる電流が減少するとトランジスタ7を流れる電流が増加し一定になる。したがって、発光ダイオードモジュール4の電流は一定である。
したがって、30V程度の耐圧のトランジスタでもブレークダウンを起こすことはないので、発光ダイオードモジュール4に過電流は流れず破壊を回避できる。また、抵抗5に発生する電圧は抵抗9’の電流を1mA以下にすれば、トランジスタ7のベース・エミッタ間に印加される逆電圧は極めて小さいので問題ない。
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路をPNPトランジスタを用いて実現した実施例5を図5に示す。図5において、51は商用電源、52はブリッジダイオード、53は平滑コンデンサ、54は電源のマイナス側線路Lに設けられた複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、57は発光ダイオードモジュールに直列接続されたPNPトランジスタ、55はトランジスタ57のエミッタとプラス側線路H間に挿入された抵抗、56は発光ダイオードモジュール54のカソード側とトランジスタ57のベース間に挿入された抵抗、59はトランジスタ57のコレクタとプラス側線路H間に接続された抵抗、58はトランジスタ57のベースとプラス側線路H間に挿入されたツェナーダイオードである。
商用電源51のAC100Vをブリッジダイオード52で全波整流し、コンデンサ53で平滑すると約140Vの直流電圧V0が得られる。抵抗55、56、トランジスタ57、ツェナーダイオード58で構成される定電流回路1−1を発光ダイオードモジュール54と直列に接続し、発光ダイオードを発光させる。抵抗59は定電流回路1−1に並列に接続されている。トランジスタ57のベース電圧はツェナーダイオード58のツェナー電圧にクランプされ、ツェナー電圧をVz、トランジスタ7のベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗55の電圧はVz−Vbeとなり、抵抗55の抵抗値をR5とすれば、抵抗55を流れる電流は(Vz−Vbe)/ R5で与えられる。ツェナー電圧Vz、ベース・エミッタ間電圧Vbeを一定とすれば、抵抗55の電流は(Vz−Vbe)/ R5となり一定になる。すなわち、直流電圧V0あるいは発光ダイオードモジュール4の電圧降下が変化しても、発光ダイオードモジュール54の電流が一定になるようにトランジスタ57のコレクタ−エミッタ間電圧が変化する。
直流電圧V0を140V、発光ダイオードモジュール54の発光ダイオード個数を40、発光ダイオードモジュール54の駆動電流を20mA、順方向電流20mA時の発光ダイオード順方向電圧降下を3.2V、ツェナーダイオード58のツェナー電圧を5V、トランジスタ57のベース−エミッタ間電圧を0.7Vと仮定する。
発光ダイオードモジュール4の電圧降下は3.2×40=128V、抵抗55の電圧は5−0.7=4.3Vであるから、トランジスタ57に印加される電圧は140−128−4.3=7.7Vである。ここで発光ダイオードモジュール54の電圧降下に変化がなく、直流電圧V0が例えば140Vから150Vに増加したとすると、抵抗55の電圧は変化しないので、発光ダイオードモジュール54の電流は20mAで一定に保たれ、トランジスタ57に印加される電圧は150−128−4.3=17.7Vに増加する。また、直流電圧V0を140Vに変化がなく、発光ダイオードモジュール54の電圧降下が例えば128Vから130Vに増加したとすると、抵抗55の電圧は変化しないので、発光ダイオードモジュール54の電流は20mAで一定に保たれ、トランジスタ57に印加される電圧は140−130−4.3=5.7Vに減少する。これらの状況から回路が正常に動作している場合はトランジスタ57の耐圧は30V程度で十分である。
定電流回路1−1の電圧が変化すると抵抗59の電流も変化するが、抵抗59の電流は1mA以下で定電流回路1−1の電流20mAに比較し十分小さくできるので、発光ダイオードモジュール4の定電流駆動特性に影響を与えることはない。
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路をPNPトランジスタを用いて実現した実施例6を図6に示す。図6において、51は商用電源、52はブリッジダイオード、53は平滑コンデンサ、54は電源のマイナス側線路Lに設けられた複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、57は発光ダイオードモジュールに直列接続されたPNPトランジスタ、55はトランジスタ57のエミッタとプラス側線路H間に挿入された抵抗、56は発光ダイオードモジュール54のカソード側とトランジスタ57のベース間に挿入された抵抗、59’はトランジスタ57のコレクタとエミッタ間に接続された抵抗、58はトランジスタ57のベースとプラス側線路H間に挿入されたツェナーダイオードである。
正常時の回路動作は上記説明と実質同じなので説明は割愛する。
したがって、トランジスタ57には直流電圧V0=140Vから発光ダイオードモジュール54の電圧降下120Vを差し引いた電圧20Vが印加されることになる。したがって、30V程度の耐圧のトランジスタでもブレークダウンを起こすことはないので、発光ダイオードモジュール54に過電流は流れず破壊を回避できる。また、抵抗55に発生する電圧は抵抗59’の電流を1mA以下にすれば、トランジスタ7のベース・エミッタ間に印加される逆電圧は極めて小さいので問題ない。
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路をPNPトランジスタを用いて実現した実施例7を図7に示す。図7において、51は商用電源、52はブリッジダイオード、53は平滑コンデンサ、54は電源のマイナス側線路Lに設けられた複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、57は発光ダイオードモジュールに直列接続されたPNPトランジスタ、55はトランジスタ57のエミッタとプラス側線路H間に挿入された抵抗、56’は発光ダイオードモジュール54のアノード側とトランジスタ57のベース間に挿入された抵抗、59はトランジスタ57のコレクタと抵抗55のプラス線路側端子間に接続された抵抗、58はトランジスタ57のベースとプラス側線路H間に挿入されたツェナーダイオードである。
正常時の回路動作は上記説明と実質同じなので説明は割愛する。
定電流回路1−1の電圧が変化すると抵抗59の電流も変化するが、抵抗59の電流は1mA以下で定電流回路1−1の電流20mAに比較し十分小さくできるので、発光ダイオードモジュール4の定電流駆動特性に影響を与えることはない。
本発明に関わる発光ダイオードモジュールの定電流駆動回路をPNPトランジスタを用いて実現した実施例8を図8に示す。図8において、51は商用電源、52はブリッジダイオード、53は平滑コンデンサ、54は電源のマイナス側線路Lに設けられた複数個の発光ダイオードを直列に接続した発光ダイオードモジュール、57は発光ダイオードモジュールに直列接続されたPNPトランジスタ、55はトランジスタ57のエミッタとプラス側線路H間に挿入された抵抗、56’は発光ダイオードモジュール54のアノード側とトランジスタ57のベース間に挿入された抵抗、59’はトランジスタ57のコレクタと抵抗55のプラス線路側端子間に接続された抵抗、58はトランジスタ57のベースとプラス側線路H間に挿入されたツェナーダイオードである。
正常時の回路動作は上記説明と実質同じなので説明は割愛する。
したがって、30V程度の耐圧のトランジスタでもブレークダウンを起こすことはないので、発光ダイオードモジュール54に過電流は流れず破壊を回避できる。また、抵抗55に発生する電圧は抵抗59’の電流を1mA以下にすれば、トランジスタ57のベース・エミッタ間に印加される逆電圧は極めて小さいので問題ない。
2、52 ブリッジダイオード
3、53 平滑コンデンサ
4、54 発光ダイオードモジュール
5、6、6’、9、9’、55、56、56’、59、59’ 抵抗
7 トランジスタ(NPN)
57 トランジスタ(PNP)
8、58 ツェナーダイオード
H 電源のプラス側線路
L 電源のマイナス側線路
Claims (4)
- 直列接続した複数個の発光ダイオード(4,54)と、該直列接続発光ダイオード(4,54)と直列接続されるトランジスタ(7,57)と、を直流電源に接続される第1線路(L,H)と第2線路(H,L)との間に備え、
該トランジスタ(7,57)のベースと前記直列接続発光ダイオード(4,54)の該トランジスタの接続された側とは反対側の間に第1抵抗(6、56)を接続し、
前記ベースと前記第1線路(L,H)との間にツェナーダイオード(8,58)を接続し、
前記トランジスタの前記第1線路(L,H)側端子と前記第1線路(L,H)との間に第2抵抗(5,55)を接続し、
前記トランジスタの前記発光ダイオード(4,54)側端子と前記第2抵抗(5,55)の前記第1線路(L,H)側端子との間に第3抵抗(9,59)を接続して成ることを特徴とする発光ダイオード定電流駆動回路。 - 直列接続した複数個の発光ダイオード(4,54)と、該直列接続発光ダイオード(4,54)と直列接続されるトランジスタ(7,57)と、を直流電源に接続される第1線路(L,H)と第2線路(H,L)との間に備え、
該トランジスタ(7,57)のベースと前記直列接続発光ダイオード(4,54)の該トランジスタの接続された側とは反対側の間に第1抵抗(6、56)を接続し、
前記ベースと前記第1線路(L,H)との間にツェナーダイオード(8,58)を接続し、
前記トランジスタの前記第1線路(L,H)側端子と前記第1線路(L,H)との間に第2抵抗(5,55)を接続し、
前記トランジスタの前記発光ダイオード(4,54)側端子と前記第2抵抗(5,55)側端子との間に第3抵抗(9’,59’)を接続して成ることを特徴とする発光ダイオード定電流駆動回路。 - 直列接続した複数個の発光ダイオード(4,54)と、該直列接続発光ダイオード(4,54)と直列接続されるトランジスタ(7,57)と、を直流電源に接続される第1線路(L,H)と第2線路(H,L)との間に備え、
該トランジスタ(7,57)のベースと前記直列接続発光ダイオード(4,54)の該トランジスタの接続された側の間に第1抵抗(6、56)を接続し、
前記ベースと前記第1線路(L,H)との間にツェナーダイオード(8,58)を接続し、
前記トランジスタの前記第1線路(L,H)側端子と前記第1線路(L,H)との間に第2抵抗(5,55)を接続し、
前記トランジスタの前記発光ダイオード(4,54)側端子と前記第2抵抗(5,55)の前記第1線路(L,H)側端子との間に第3抵抗(9,59)を接続して成ることを特徴とする発光ダイオード定電流駆動回路。 - 直列接続した複数個の発光ダイオード(4,54)と、該直列接続発光ダイオード(4,54)と直列接続されるトランジスタ(7,57)と、を直流電源に接続される第1線路(L,H)と第2線路(H,L)との間に備え、
該トランジスタ(7,57)のベースと前記直列接続発光ダイオード(4,54)の該トランジスタの接続された側の間に第1抵抗(6、56)を接続し、
前記ベースと前記第1線路(L,H)との間にツェナーダイオード(8,58)を接続し、
前記トランジスタの前記第1線路(L,H)側端子と前記第1線路(L,H)との間に第2抵抗(5,55)を接続し、
前記トランジスタの前記発光ダイオード(4,54)側端子と前記第2抵抗(5,55)側端子との間に第3抵抗(9’,59’)を接続して成る
ことを特徴とする発光ダイオード定電流駆動回路。
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JP (1) | JP2007299928A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010118319A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 点灯装置および照明器具 |
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JP2014060238A (ja) * | 2012-09-18 | 2014-04-03 | Kuroi Electric Co Ltd | Led点灯回路 |
-
2006
- 2006-04-28 JP JP2006126554A patent/JP2007299928A/ja active Pending
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