JP2012084580A - Led駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】交流電源を整流してLED列を発光させるLED駆動回路において、できるだけ小さな容量のコンデンサで非点灯期間を短くする、又はなくしながら、THDを良好な状態にする。
【解決手段】整流回路がカットオフしたときに発光回路3に電流を供給する電流供給回路2は、充電時定数よりも放電時定数が長い。発光回路3はLED列4aと定電流回路5を備え、定電流回路5はLED列4bを含む。商用交流電源の電圧(絶対値)が高いとき4a,4bが点灯し、このなかで商用交流電源の電圧(絶対値)が第1のLED列4aとLED列4b閾値の和の近傍にあるとき定電流回路5が機能しLED列4aが定電流で点灯しLED列4bが徐々に消灯する。さらに電圧が下がるとLED4aだけが点灯する。
【選択図】図1

Description

本発明はLED駆動回路に関し、特に商用交流電源を利用してLED発光を行なうためのLED駆動回路に関する。
商用交流電源から供給される交流電源を整流し、その出力でLED(発光ダイオード)列を発光させるLED駆動回路が知られている。
このなかでダイオードブリッジ回路から得られる脈流で直接的にLED列を駆動する回路がある。例えば特許文献1の図6には、複数の発光ダイオード素子18(LED)とともに、商用交流電源と接続するための入力端子12,12と、ブリッジダイオード素子14(ダイオードブリッジ回路)と、抵抗器R1,R2,R3と、ツェナーダイオード82とを備えた発光ダイオード駆動回路80(LED駆動回路)が示されている。図中ブリッジダイオード素子14の出力端子は抵抗器R3を介して発光ダイオード素子18からなるLED列と接続している。なお、特許文献1は、図6に示された発光ダイオード駆動回路80において抵抗器R1,R2,R3やツェナーダイオード82の発熱を課題とし、図1に示したコンデンサ20を含む発光ダイオード駆動回路10により発光ダイオードユニット20(LED列)を駆動する交流電源の電圧を降下させようとしている。
特許文献1の図1,図6のように、LED列をダイオードブリッジ回路が出力する脈流で駆動する場合、LED列が点灯しない非点灯期間を持つ。すなわちLED列に含まれるLEDの個数をn個、各LEDの順方向降下電圧をVf(V)としたとき、脈流の電圧がn×Vf(V)より小さくなるとLED列が消灯する。この非点灯期間は発光輝度の低下やフリッカの原因となるので非点灯期間を短くすることが望まれる。
非点灯期間を簡単な方法でなくすには脈流をコンデンサで平滑すれば良い。例えば特許文献2の図1には、半波整流回路11(ダイオード)の出力を平滑化コンデンサ12で平滑し、この電圧で複数個のLED20(LED列)を点灯させる発光素子点灯制御装置(LED駆動回路)が示されている。なお、図1の回路は平滑した電圧に多少のリップルが残っていても、LED列(複数個のLED20)に流れる電流をシャントレギュレータ15とバイポーラトランジスタ16により定電流化していることが記載されている(図2、段落0024)。
非点灯期間を短くする別の手法として手法として、例えば特許文献3の図1にはダイオードブリッジ回路の出力電圧に応じてLED列の段数を変化させるLED駆動回路が示されている。そこではLED列を4つのグループ(グループA(2個)、グループB(4個)、グループC(8個)、グループD(16個))に分け、ダイオードブリッジ回路の出力電圧が低い場合には、グループAのみに電圧を印加し、電圧が高くなる毎に、グループAとB、グループA〜C、最も電圧が高い場合には4つの全てのグループに電圧が印加されるよう制御している。
特開平7−273371号公報 (図1、図6) 特開2006−73637号公報 (図1、図2、段落0024) 特開2007−123562号公報 (図1)
特許文献1の回路のように大きな非点灯期間があると、前述の輝度低下やフリッカに加え、高速で移動する物体が飛びとびに見えるモーションブレークが発生する。さらにこの回路は全高調波ひずみ(Total Harmonic Distortion、以下THDとよぶ)が大きい。このTHDとは、基本波成分(正弦波信号)に対し、この正弦波信号を機器に入力したときに発生する高調波成分の和の割合を表したものである。
特許文献2のように整流回路の出力を平滑して非点灯期間をなくそうとする場合、LED列に充分な電流を流し高い輝度を得ようとすると、容量及び耐圧の大きな電解コンデンサが必要になる。この電解コンデンサはサイズが大きいばかりでなく、照明装置のように高温になる環境下では寿命が極端に短くなるという課題もある。
特許文献3のように整流した電圧値によりLED列の段数を切り替える方法で非点灯期間を短くしようとすると、切り替え段数及び制御をこまめ設定する必要が生じる。また切り替え時に電流値が急激に変化するためTHDが悪い。
そこで本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、交流電源を整流してLED列を発光させるLED駆動回路において、できるだけ小さな容量のコンデンサで非点灯期間を短くする、又はなくしながら、THDが良好なLED駆動回路を提供することである。
上記課題を解決するため本発明のLED駆動回路は、整流回路と、LED列を含む発光回路とを有し、商用交流電源を整流して前記LED列を発光させるLED駆動回路において、
前記整流回路がカットオフしたときに前記発光回路に電流を供給する電流供給回路を備え、
該電流供給回路はコンデンサと時定数調整素子を含み、該コンデンサは該時定数調整素子を介して放電し、充電時定数よりも放電時定数が長く、
前記発光回路は、第1のLED列と、該第1のLEDと直列接続する定電流回路を備え、
該第1のLED列の+側端子は前記整流回路の出力端子と接続し、
該定電流回路は、第2のLED列を含み、
前記商用交流電源の電圧(絶対値)が前記第1のLED列と前記第2のLED列を連結したLED列の閾値よりも高いとき、前記発光回路に流れる電流が該商用交流電源の電圧とともに変化し、該第1及び第2のLED列が点灯する期間と、
前記商用交流電源の電圧(絶対値)が第1の前記LED列と前記第2のLED列を連結したLED列の閾値の近傍にあるとき、前記第1のLEDに流れる電流を一定に保ちながら前記第2のLED列に流れる電流を徐々に変化させる期間と、
前記商用交流電源の電圧(絶対値)が第1の前記LED列の閾値の近傍にあるとき、該第1のLED列のみが点灯する期間と
を有することを特徴とする。
前記定電流回路は、前記第2のLED列に加えFETとバイポーラトランジスタと第1の抵抗と第2の抵抗を備え、
該第2のLED列の+側端子及び−側端子がそれぞれ前記第1のLED列の−側端子及
び前記第2の抵抗の+側端子と接続し、
該第2の抵抗の−側端子が前記整流回路に電流を戻す配線に接続し、
該FETのドレインが前記第2のLED列の+側端子、ゲートが第1の抵抗を介して該+側端子、ソースが前記第2の抵抗の+側端子にそれぞれ接続し、
前記バイポーラトランジスタのコレクタが前記ゲート、ベースが前記ソース、エミッタが前記第2の抵抗の前記−側端子にそれぞれ接続することを特徴とする。
前記電流供給回路がスイッチ素子を備えていても良い。
商用交流電源の電圧(絶対値、以下同様)が第1と第2のLED列を連結したLED列の閾値より高い期間では、このLED列に大量の電流が流れるため、電流供給回路は実質的に第1及び第2のLED列の点灯に関与しない。しかし商用交流電源の電圧がこのLED列の閾値電圧近傍まで下がると、定電流回路が動作し始め第1のLEDに流れる電流を一定に保ちながら第2のLED列に流れる電流を徐々に減らす。さらに商用交流電源の電圧が下降し第1のLED列の閾値近傍になると、整流回路がカットオフする一方で電流供給回路が発光回路に電流を供給し始める。この電流は時定数調整素子で制限され小さな値に制限されているが、第1のLED列を比較的長く点灯し続けることができる。以上のように商用交流電源の電圧が第1のLED列の閾値よりも小さい期間において、第1のLED列を小さな電流で点灯させることにより、電流供給回路に含まれるコンデンサの容量を小さくしながら非点灯期間を短くする、又はなくすことができる。
商用交流電源の電圧が第1と第2のLED列を連結したLED列の閾値近傍では第1のLEDに流れる電流が一定で第2のLEDに流れる電流が徐々に減る(又は増える)。すなわち第1と第2のLED列が高い輝度で共に点灯する期間と、第1のLED列のみが点灯する期間の間に電流が一定になる期間を設けることにより、第1または第2のLED列が点灯する期間全体に亘って電流の変化が滑らかになる。この結果、高調波ひずみ(THD)を小さくできる。
以上のようにして本発明は、商用交流電源の電圧が第1のLED列の閾値よりも小さい期間においてLED列を小さな電流で点灯させることにより電流供給回路に含まれるコンデンサの容量を小さくしながら非点灯期間を短くする、又はなくすとともにTHDが良好なLED駆動回路を提供できる。
本発明の第1実施形態におけるLED駆動回路の回路図。 図1のLED駆動回路の動作説明図。 本発明の第2実施形態におけるLED駆動回路の回路図。 図3のLED駆動回路の動作説明図。 参考例のLED駆動回路の回路図。 図5のLED駆動回路の動作説明図。
以下、添付図1〜4を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態におけるLED駆動回路10の回路図である。ダイオードブリッジ回路1(整流回路)は4個のシリコンダイオード12からなり、商用交流電源1
1が接続している。電流供給回路2はシリコンダイオード13、抵抗14(時定数調整素子)及びコンデンサ15からなる。シリコンダイオード13のアノードと抵抗14の+側端子はダイオードブリッジ回路1の出力端子と接続し、シリコンダイオード13のカソードと抵抗14の−側端子はコンデンサ15の+側端子と接続している。なお時定数調整素子は抵抗14に限らず定電流ダイオードであっても良い。
発光回路3は複数のLED素子17が直列に接続したLED列4a(第1のLED列)と定電流回路5からなる。定電流回路5は、複数のLED素子17と抵抗22が直列に接続したLED列4b(第2のLED列)と、抵抗21(第1の抵抗)、抵抗23(第2の抵抗)、FET24、バイポーラトランジスタ25からなる。LED列4bの+側端子及び−側端子がそれぞれLED列4aの−側端子及び抵抗23の+側端子と接続している。抵抗23の−側端子はダイオードブリッジ回路1に電流を戻す配線(以後、共通配線と呼ぶ)に接続している。FET24は、ドレインがLED列4bの+側端子、ゲートが抵抗21を介してLED列4bの+側端子、ソースが抵抗23の+側端子にそれぞれ接続している。バイポーラトランジスタ25は、コレクタがFET24のゲート、ベースがFET24のソース、エミッタが共通配線にそれぞれ接続している。なお抵抗22は電流制限を目的とする保護抵抗であり、省くこともできる。
図2は図1のLED駆動回路10の動作説明図である。(a)はLED駆動回路10が電流供給回路2を備えていない場合の発光回路3の駆動電圧を示している。この駆動電圧は商用交流電源11を整流した脈流(全波整流)となる。
(b)により発光回路3の動作を説明する。(b)も同様にLED駆動回路10が電流供給回路2を備えていない場合において発光回路3に流れる電流を示している。
発光回路3の駆動電圧が上昇し、LED列4aの閾値を越えると、LED列4a、FET24、抵抗23を通って共通配線に電流が流れはじめる。このときFET24はONしている。さらに駆動電圧が上昇しLED列4aとLED列4bの閾値の合算値を越えると、LED列4bにも電流が流れ始める。このときFET24に流れる電流とLED列4bに流れる電流の合算値が一定に保たれる。さらに駆動電圧が上昇するとFET24に流れる電流が0(A)となり(FET24がOFF)、LED列4bに流れる電流が駆動電圧に合わせて増加する。
電流値を示す曲線の肩の部分が定電流動作をしている部分である。駆動電圧の上昇にともなって最初に電流が流れ始める期間(LED列4bに電流が流れていない期間)から定電流動作期間に切り替わるタイミング、及び定電流動作期間から電流が再び増加する期間に切り替わるタイミングにおいて電流値は滑らかに変化する。駆動電圧が下降する期間は、上昇する期間と概ね反対の動作となる。駆動電圧がLED列4aより小さい期間は電流が流れず非点灯期間となる。また電流値が滑らかに変化するためTHDが小さくなる。
(c)はLED駆動回路10の発光回路3の駆動電圧を示している。この駆動電圧には大きなリップルが存在する。商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値よりも高い期間では駆動電圧は(a)と同等の脈流(一部)になる。商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値より小さい期間では駆動電圧は放電曲線となる。
(d)も同様にLED駆動回路10の発光回路3に流れる電流を示している。商用交流電源11の電圧が下がってきてLED列4aの閾値付近に近づくと電流供給回路2から発光回路3に電流が流れ始める。つまり商用交流電源11の電圧と発光回路3の電流が急激に下降するなかで、電流供給回路2の電圧(例えばコンデンサ15の+側端子電圧)が商用交流電源11の電圧より高くなるためダイオードブリッジ回路1がカットオフするため
電流供給回路2から発光回路3に電流が流れ込む。この電流は抵抗14で制限されているので小さな値となり、商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値より小さい期間ではLED列4aがこの電流供給回路2から供給される小さな電流で点灯しつづける。なおこの期間、電流が小さいためFET24がONしている。
もう少し詳しく眺めると、商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値より高い期間のうち電圧が上昇している期間はダイオードブリッジ回路1が電流供給回路2と発光回路3に電流を供給し、電圧が下降する期間はダイオードブリッジ回路1と電流供給回路2が発光回路3に電流を供給している。しかしながらこの期間は、ダイオードブリッジ回路1が発光回路3に大量の電流を供給するのに対し、電流供給回路2は抵抗14があるためダイオードブリッジ回路1に比べ僅かしか電流を供給できない。つまり商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値より高い期間では実質的にダイオードブリッジ回路1が発光回路3に電流を供給する。また商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値より低い期間は、前述のように商用交流電源11の電圧よりも電流供給回路2の出力電圧が高くなるのでダイオードブリッジ回路1がカットオフし、電流供給回路2が発光回路3に電流を供給することになる。すなわちこの期間は電流供給回路2が抵抗14を介してコンデンサ15に蓄えていた電荷を低速で放電し、駆動電圧が徐々に低下する。
以上のようにLED駆動回路10は、電流供給回路2のコンデンサ15の充電時定数を短くし放電時定数を長くすることで、商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値より高い期間は主にダイオードブリッジ回路1から発光回路3に電流を供給し、商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値より低い期間は電流供給回路2が発光回路3に電流を供給する。
非点灯期間を無くすためには抵抗14とコンデンサ15との積で決まる時定数が概ね非点灯期間と等しくなるよう設定する。例えば、脈流の周期が10ms(周波数100Hz)で非点灯期間が約2msのとき、抵抗14を1kΩ、コンデンサ15を4μF(時定数は4ms)とする。抵抗14で電流供給回路2から供給する電流を絞り込むことによりコンデンサ15の容量を小さくでき寿命の長いセラミックコンデンサを使えるようになる。(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態におけるLED駆動回路30の回路図である。電流供給回路2aはコンデンサ15の−側端子と共通配線との間にFET31(スイッチ素子、N型MOS−FET)を備えている。またLED駆動回路30はコントロール回路32も備えている。コントロール回路32は発光回路3の駆動電圧(端子A)をモニターし、商用交流電源11の電圧が下降し始めたらFET31のゲート電圧(端子B)をローレベル(共通配線の電圧)とし、商用交流電源11の電圧がダイオード列4aの閾値近傍にまで下がったらFET31のゲート電圧(端子D)をハイレベル(端子Aの電圧)とする。
図1のLED駆動回路10は商用交流電源11の電圧がピークを過ぎて低下し始めるとコンデンサ15は抵抗14を介して電荷の一部を放電する。一方、図3のLED駆動回路30はFET31があるため商用交流電源回路11の電圧がピークを過ぎて低下し始めても、所望の電圧(LED列4aの閾値近傍)になるまではコンデンサ15が放電しない。このためコンデンサ15が蓄えた電荷を有効活用できる。なお駆動電圧に応じてFET31のゲート電圧を制御するコントロール回路32は、ラダー抵抗、コンパレータ、状態を記憶するフリップフロップから構成される。スイッチ素子は、図3のようにコンデンサ13と直列接続させる(FET31)ばかりでなく、図1の回路において抵抗14と直列に接続させてもよい。この場合例えばP型MOS−FETを使用する。
図4はLED駆動回路30の動作説明図である。(a)はLED駆動回路30が電流供
給回路2aを備えていない場合における発光回路3の駆動電圧を示しており、図2(a)と同じ脈流となる。(b)も同様にLED駆動回路30が電流供給回路2aを備えていない場合において発光回路3に流れる電流を示しており、図2(b)と同じ脈流となる。
(c)はLED駆動回路30における発光回路3の駆動電圧を示している。商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値よりも高い期間では駆動電圧は(a)と同等の脈流(一部)になる。商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値近傍まで下がりダイオードブリッジ回路1がカットオフする前後でFET31がONする。このときコンデンサ15の両端間電圧は商用交流電源11の電圧のピーク電圧になっているので駆動電圧がいったん上昇する。その後コンデンサ15は抵抗14とダイオード列4aを介して放電するので、駆動電圧に放電曲線が現れる。
(d)も同様にLED駆動回路30において発光回路3に流れる電流を示している。商用交流電源11の電圧が下がってきてLED列4aの閾値近傍になりFET31がONすると、電流がいったん上昇し、商用交流電源11の電圧が再びLED列4aの閾値を超えるまで徐々に減少する。LED駆動回路30はFEF31を設けた結果、電流供給回路2aがLED駆動回路10の電流供給回路2より大きな電流を流せるようになる。
LED駆動回路10,30は、商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値よりも小さくなる期間においてLED列4aを弱く発光させ非点灯期間をなくしている。しかし非点灯期間を完全になくさず、非点灯期間を短くすることでも輝度上昇及びフリッカやモーションブレークを軽減できる。
(参考例)
図5は参考例におけるLED駆動回路50の回路図である。電流供給回路2bはコンデンサ15だけからなる。その他はLED駆動回路10と同じである。
図6はLED駆動回路50の動作説明図である。(a)はLED駆動回路50が電流供給回路2bを備えていない場合における発光回路3の駆動電圧を示しており、図2(a)と同じ脈流となる。(b)も同様にLED駆動回路50が電流供給回路2bを備えていない場合において発光回路3に流れる電流を示しており、図2(b)と同じ脈流となる。
(c)はLED駆動回路50における発光回路3の駆動電圧を示している。商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値とLED列4bの閾値の合算値よりも高い期間では駆動電圧は(a)と同等の脈流(一部)になる。その後LED4aの閾値に向かって電圧が下降し、その電圧を維持する。
(d)はLED駆動回路50において発光回路3に流れる電流を示している。商用交流電源11の電圧がLED列4aの閾値を超え、ピークを過ぎてLED列4aの閾値とLED列4bの閾値の合算値近傍までの期間は(b)と同等の脈流(一部)になる。このあと定電流回路5が定電流動作を開始すると、電流量が制限されるようになるため駆動電圧にコンデンサ15が寄与するようになる。この結果、商用交流電源11の電圧が上昇するときの電流曲線の肩よりも、商用交流電源11の電圧が下降するときの肩が広くなる。コンデンサ15の電圧がLED列4aの閾値に下降するまで定電流回路5が定電流動作を継続し、その後電流がなくなる。
図6(c),(d)の特性はコンデンサ15の容量を5〜10μF程度の小さい値にしたものである。この場合非点灯期間が短くなり一定の効果が得られ、セラミックコンデンサが使えるようになるため寿命を延ばすことができる。またLED駆動回路50はコンデンサ15の容量を大きくすると非点灯期間が消滅する。例えば100V/50Hzの商用
交流電源の場合、コンデンサを50〜100μFとすると非点灯期間はなくなる。
LED駆動回路50は定電流回路5を定電流動作させた状態で電流値を制限しているのに対し、LED駆動回路10,30は時定数素子が電流を制限していた(このときFET24がONし定電流回路5はほぼショートに近い状態になっている)。このように電流制限法が異なるとはいっても、LED駆動回路50は定電流動作を利用して非点灯期間を延ばしているため、非点灯期間を無くそうとした場合、特許文献1に示されたような単純なLED駆動回路が挿入しなければならない平滑コンデンサの容量にくらべ、LED駆動回路50が必要とする平滑コンデンサの容量は格段に小さくできる。また特許文献2のように定電流素子とLED列が直列接続し比較的小さめの平滑コンデンサを備えたLED駆動回路では商用交流電源の電圧が高い期間でもLED列に流す電流を一定にしているのにたいし、LED駆動回路50は商用交流電源の電圧が高い期間にLED列4a,4bに流す電流を増加させているため明るくできる。
以上のようにLED駆動回路50は、THDが良好で比較的小さな容量で非点灯期間を短くする、又は無くすことが可能であり、明るいという特徴がある。
1…ダイオードブリッジ回路(整流回路)、
2,2a,2b…電流供給回路、
3…発光回路、
4a,4b…LED列、
5…定電流回路
10,30,50…LED駆動回路、
11…商用交流電源、
12,13…シリコンダイオード、
14…抵抗(時定数調整素子)、
15…コンデンサ、
17…LED素子、
21…抵抗(第1の抵抗)、
22…抵抗、
23…抵抗(第2の抵抗)、
24…FET、
25…バイポーラトランジスタ、
31…FET(スイッチ素子)、
32…コントロール回路。

Claims (3)

  1. 整流回路と、LED列を含む発光回路とを有し、商用交流電源を整流して前記LED列を発光させるLED駆動回路において、
    前記整流回路がカットオフしたときに前記発光回路に電流を供給する電流供給回路を備え、
    該電流供給回路はコンデンサと時定数調整素子を含み、該コンデンサは該時定数調整素子を介して放電し、充電時定数よりも放電時定数が長く、
    前記発光回路は、第1のLED列と、該第1のLEDと直列接続する定電流回路を備え、
    該第1のLED列の+側端子は前記整流回路の出力端子と接続し、
    該定電流回路は、第2のLED列を含み、
    前記商用交流電源の電圧(絶対値)が前記第1のLED列と前記第2のLED列を連結したLED列の閾値よりも高いとき、前記発光回路に流れる電流が該商用交流電源の電圧とともに変化し、該第1及び第2のLED列が点灯する期間と、
    前記商用交流電源の電圧(絶対値)が第1の前記LED列と前記第2のLED列を連結したLED列の閾値の近傍にあるとき、前記第1のLEDに流れる電流を一定に保ちながら前記第2のLED列に流れる電流を徐々に変化させる期間と、
    前記商用交流電源の電圧(絶対値)が第1の前記LED列の閾値の近傍にあるとき、該第1のLED列のみが点灯する期間と
    を有することを特徴とするLED駆動回路。
  2. 前記定電流回路は、前記第2のLED列に加えFETとバイポーラトランジスタと第1の抵抗と第2の抵抗を備え、
    該第2のLED列の+側端子及び−側端子がそれぞれ前記第1のLED列の−側端子及び前記第2の抵抗の+側端子と接続し、
    該第2の抵抗の−側端子が前記整流回路に電流を戻す配線に接続し、
    該FETのドレインが前記第2のLED列の+側端子、ゲートが第1の抵抗を介して該+側端子、ソースが前記第2の抵抗の+側端子にそれぞれ接続し、
    前記バイポーラトランジスタのコレクタが前記ゲート、ベースが前記ソース、エミッタが前記第2の抵抗の前記−側端子にそれぞれ接続することを特徴とする請求項1に記載のLED駆動回路。
  3. 前記電流供給回路がスイッチ素子を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のLED駆動回路。
JP2010227390A 2010-10-07 2010-10-07 Led駆動回路 Expired - Fee Related JP5619558B2 (ja)

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