JPWO2002065722A1 - デジタル変調方式、無線通信方式、無線通信装置 - Google Patents

デジタル変調方式、無線通信方式、無線通信装置 Download PDF

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Abstract

無線通信におけるデジタル変調方式において、送信するデジタル信号をビット単位で送信OFFを必要とする場合、その送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入することにより、復調時の復調性能の劣化を低減させることができる。

Description

技術分野
この発明は、送信側から送信されたデジタルデータを受信側において正確に復調できるように、送信するデジタルデータにダミーデータを挿入するデジタル変調方式、このデジタル変調方式を適用した無線通信方式、無線通信装置に関するものである。
背景技術
従来の無線通信におけるデジタル変調方式では、送信するデジタルデータ(以下、送信データと称する)に応じて、搬送波の位相を離散的に変化させる変調方式をPSK(Phase Shift Keying)方式といい、その最も簡単なものがBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調方式である。このBPSK変調方式は、送信データ0,1に対応して、搬送波cosωtの位相を0,πに変化させる2値伝送方式である。BPSK変調波S(t)は以下の式で示される。
S(t)=Acos(ωt+θ(t))
S(t):BPSK変調波
A :振幅
ω :搬送波中心角周波数
θ(t):変調位相成分
また、送信データ、搬送波、BPSK変調波、帯域制限されたBPSK変調波の関係を第1図に示す。
BPSK変調波S(t)は以下に示す方法で生成される。第2図において、まず、送信データa(t)0(送信データ0の場合),1(送信データ1の場合)に対してレベルが+1,−1となるように、レベル変換部1でレベル変換を施す。そして、レベル変換した送信データa(t)と搬送波cosωtを乗算器2で乗算し、BPF(Band Pass Filter)3を通すことにより、BPSK信号S(t)が得られる。この処理を式で示したものを以下に示す。この式で、レベル変換された送信データa(t)と搬送波cosωtを乗算することにより、0,πの位相変調ができていることがわかる。
Figure 2002065722
一方、QPSK変調方式は、4種類の位相を取ることによって、1シンボル時間毎に2ビットずつ情報を伝送する4値伝送PSK方式である。このQPSK変調方式では、2ビットの送信データ(0,0)、(1,0)、(1,1)、(0,1)に対応して、搬送波cosωtの位相をπ/4(送信データ(0,0)の場合),3π/4(送信データ(1,0)の場合)、−3π/4(送信データ(1,1)の場合)、−π/4(送信データ(0,1)の場合)に変化させる。QPSK変調波S(t)は以下の式で示される。
S(t)=Acos(ωt+θ(t))
S(t):QPSK変調波
A :振幅
ω :搬送波中心角周波数
θ(t):変調位相成分
第3図において、送信データを直並列変換部4で第4図に示すように、2系列a(t)、b(t)に直並列変換した後、レベル変換部1でデータ0,1を+1,−1になるようにレベル変換し、a(t),b(t)信号を作成する。
この2系列信号のうちの一方a(t)には搬送波cosωtを乗算器5で乗算し、他方b(t)には搬送波sinωtを乗算器6で乗算した後、この2つの変調された搬送波を加算器7で加算し、BPF3を通すことでQPSK変調波S(t)が得られる。このように、QPSK変調波S(t)は、直交する搬送波で独立に変調された2つのBPSK変調波を加算して生成される。この処理を下記の式で示す。この式より4種類の位相をとることがわかる。
上記QPSK変調波S(t)は次のように表される。
S(t)=a(t)cosωt−b(t)sinωt
この式を変形すると、次のようになる。
Figure 2002065722
Re[ ]内のejωtは搬送波の振動を表し、情報はejπ/4,ej3π/4,e−jπ/4,e−j3π/4に乗っている。このことから明らかなように4つの位相を取る。
無線通信におけるデジタル変調方式は以上のように構成されているので、送信側でビット単位で送信をOFFとした時、IchおよびQchの位相マッピング信号は送信OFFを示す0の値を取ることになる。この結果、位相マッピング信号として(1,0,−1)の3値を取ることになり、I/Q平面上で8値を取ることになる。したがって、受信側では、8値を取るデータを復調しようとすると、IchおよびQchの位相マッピング信号の正負を比較判定する際に、受信判定のための判定境界線上にデータがマッピングされ、復調の際に正常に復調されず復調性能が劣化してしまうという課題があった。
この発明は上記のような従来の課題を解消するためになされたもので、無線通信方式に用いられる変調方式において、送信データに対してビット単位で送信をOFFとした時の復調性能の劣化低減を可能とするデジタル変調方式および該デジタル変調方式を適用した無線通信方式、無線通信装置を提供することを目的とする。
発明の開示
この発明の係るデジタル変調方式は、送信するデジタルデータをビット単位で送信OFFを必要とする場合、その送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入するものである。
このことによって、受信側での復調時に、ダミーデータの位置情報を利用して送信データを復元するため、復調性能の劣化を低減させるという効果がある。
この発明の係るデジタル変調方式は、QPSK変調方式で予め定められたI/Q平面に基づいて、IchおよびQchの位相マッピング信号対に変換された該位相マッピング信号対をビット単位で送信OFFを必要とする場合、その送信OFFのタイミングに合わせて該送信OFFすべての部分にダミーデータを挿入するものである。
このことによって、I/Q平面上で8値を取っていたIchとQchの位相マッピング信号対は4値を取るようになり、IchおよびQchの位相マッピングの正負を比較判定する際に、受信判定のための判定境界線上に、データがマッピングすることを防ぎ、復調時の復調性能の劣化を低減させるという効果がある。
この発明の係るデジタル変調方式は、QPSK変調方式で予め定められたI/Q平面に基づいて、IchおよびQchの位相マッピング信号対に変換された該位相マッピング信号対をビット単位で送信OFFを必要とする場合、その送信OFFが継続し位相マッピング信号対の片方のみが送信OFFである時、送信OFFのタイミングに合わせて該送信OFFの部分にダミーデータを挿入するものである。
このことによって、I/Q平面上で8値を取っていたIchとQchの位相マッピング信号対は4値を取るようになり、IchおよびQchの位相マッピングの正負を比較判定する際に、受信判定のための判定境界線上に、データがマッピングすることを防ぎ、復調時の復調性能の劣化を低減させるとともに、送信電力を抑えることができるという効果がある。
この発明の係る無線通信方式は、送信するデジタルデータを、送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入するデジタル変調方式により変調して送信するものである。
このことによって、受信側での復調時に、復調性能の劣化を低減させるという効果がある。
この発明の係る無線通信装置は、送信するデジタルデータを、送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入するデジタル変調方式を採用したデジタル変調器を備えたものである。
このことによって、受信側での復調時に、復調性能の劣化を低減させるという効果がある。
この発明の係る無線通信装置は、送信するデジタルデータの送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入するダミーデータ発生器と、このダミーデータを挿入した送信するデジタルデータのレベル変換を行うレベル変換器と、このレベル変換器の出力と搬送波を乗算する乗算器を有するデジタル変調器を備えたものである。
このことによって、受信側での復調時に、復調性能の劣化を低減させるという効果がある。
この発明の係る無線通信装置は、送信するデジタルデータを2系列に変換する直並列変換部と、この2系列に変換された前記デジタルデータの送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入するダミーデータ発生器と、このダミーデータを挿入した送信デジタルデータのレベル変換を行うレベル変換器と、このレベル変換器から出力された前記2系統の送信デジタルデータに位相が180度異なる搬送波を乗算する乗算器を有するデジタル変調器を備えたものである。
このことによって、受信側での復調時に、復調性能の劣化を低減させるという効果がある。
この発明に係るデジタル変調方式は、無線通信におけるデジタル変調方式において、CDMA(Code Division Multiple Access)方式で、DTX(Discontinuous Transmission)を示すシンボルデータを下り物理チャネルに挿入する際、IchおよびQchの位相マッピング信号がDTXを示すシンボルデータである場合、DTXを示すシンボルデータのすべての部分にダミーデータを挿入するものである。
このことによって、受信側での復調性能の劣化を低減させるという効果がある。
この発明に係る無線通信方式は、IchおよびQchの位相マッピング信号がDTXを示すシンボルデータである場合、DTXを示すシンボルデータのすべての部分にダミーデータを挿入するデジタル変調方式により変調して送信するものである。
このことによって、受信側での復調時に、復調性能の劣化を低減させるという効果がある。
この発明の係る無線通信装置は、IchおよびQchの位相マッピング信号がDTXを示すシンボルデータである場合、DTXを示すシンボルデータのすべての部分にダミーデータを挿入するデジタル変調方式を採用したデジタル変調器を備えたものである。
このことによって、受信側での復調時に、復調性能の劣化を低減させるという効果がある。
この発明に係るデジタル変調方式は、CDMA(Code Division Multiple Access)方式で、DTX(Discontinuous Transmission)を示すシンボルデータを下り物理チャネルに挿入する際、IchおよびQchの位相マッピング信号のどちらか一方がDTXを示すシンボルデータである場合、DTXを示すシンボルデータの部分にダミーデータを挿入するものである。
このことによって、受信側での復調性能の劣化を低減させるという作用を有するとともに、送信電力を抑えることができ、干渉を増やすことなく実現可能である。
この発明に係る無線通信方式は、IchおよびQchの位相マッピング信号のどちらか一方がDTXを示すシンボルデータである場合、DTXを示すシンボルデータの部分にダミーデータを挿入するデジタル変調方式を採用したものである。
このことによって、復調時の復調性能の劣化を低減させるとともに、送信電力を抑えることができ、干渉を増やすことなく実現可能である。
この発明に係る無線通信装置は、IchおよびQchの位相マッピング信号のどちらか一方がDTXを示すシンボルデータである場合、DTXを示すシンボルデータの部分にダミーデータを挿入するデジタル変調方式を採用したデジタル変調器を備えたものである。
このことによって、復調時の復調性能の劣化を低減させるとともに、送信電力を抑えることができ、干渉を増やすことなく実現可能である。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明を詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
第5図はこの発明におけるBPSK変調器の構成図、第6図はダミーデータ挿入方法の説明図、第7図はBPSK復調器の構成図である。図において、11はレベル変換器であり、送信データ(0,1)の信号を(+1,−1)に変換する。12はダミーデータ発生器、13はBPF、14は送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを送信データに加算する加算器、15はレベル変換された送信データと搬送波cosωtとを乗算する乗算器であり、この乗算器15、BPF13を通して、変調波S(t)として送信する。
第6図についてダミーデータの挿入方法を説明を行う。送信データに含まれる送信OFFのタイミングにあわせ、ダミーデータ発生器12より生成されたダミーデータを挿入する。その後、ダミーデータが挿入されたデータ系列をレベル変換器11にてレベル変換を行い、変調処理を経て送信を行う。
一方、第7図に示すBPSK復調器側では、送信されてきたBPSK変調波を基準搬送波cosωtと乗算器21で乗算した後、LPF(Low Pass Filter)22を通過させて識別部23に入力し、硬判定が行われる。識別部23から出力されたデータは、レベル変換器24でレベル変換(0,1)後、ダミーデータ位置情報発生器25より送られる情報からどのタイミングの信号がダミーデータであるかを信号判別部26で判断した後、ダミーデータである場合は、送信OFFを表す信号に置き換えて復元する。これにより、送信OFFのタイミングに挿入されたダミーデータを削除することができるため、送信OFFによる復調時の復調性能の劣化を低減できる。
つまり、送信データ(送信ビット系列)には、時間軸に対してデータが送信されない時間帯が存在する(第8図中の点線)。そのため、そのデータを受信側で受信した場合、復調の性能が劣化してしまう。そのため、ダミーデータ位置情報として実際にデータが送信されている時間帯を1で表し、送信されていない時間帯を0で表すこととする。また、送信されていない時間帯にデータがあれば、復調性能の劣化を低減できるため、ダミーデータを送信されていないタイミングに挿入してデータ伝送する。挿入するダミーデータは0もしくは1の値である。
以上のように、実施の形態1によれば、送信するデジタルデータをビット単位で送信OFFを必要とする場合、その送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入するので、受信側での復調時に、ダミーデータの位置情報を利用して送信時のデータを復元するため、復調性能の劣化を低減させることができる。
実施の形態2.
第9図に示すように送信OFFシンボルを含む送信データ系列をIchおよびQchの位相マッピング信号に分離し、送信されるデータに含まれるすべての送信OFFのタイミングに合わせて、ダミーデータ発生器より生成されたダミーデータを挿入し処理を行う。
以上のように、実施の形態2によれば、I/Q平面上で8値を取っていたIchとQchの位相マッピング信号対は4値を取るようになり、IchおよびQchの位相マッピングの正負を比較判定する際に、受信判定のための判定境界線上に、データがマッピングすることを防ぎ、復調時の復調性能の劣化を低減させることができる。
実施の形態3.
第10図に示すように、送信OFFシンボルを含む送信データ系列をIchおよびQchの位相マッピング信号に分離し、送信されるデータのうち、IchとQchの信号対を考慮して、どちらか一方にのみ送信OFFのシンボルが含まれる場合、その送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入する。そうすることで、すべての送信OFFシンボル部にダミーデータを挿入する場合と比べ、余分なダミーデータの送信を行わず、送信電力を抑えることができる。
以上のように、実施の形態3によれば、I/Q平面上で8値を取っていたIchとQchの位相マッピング信号対は4値を取るようになり、IchおよびQchの位相マッピングの正負を比較判定する際に、受信判定のための判定境界線上に、データがマッピングすることを防ぎ、復調時の復調性能の劣化を低減させるとともに、送信電力を抑えることができる。
実施の形態4.
第11図はこの発明の実施の形態4におけるQPSK変調器の構成図を示したものであり、送信データが直並列変換器18に入力され、パラレル変換することで2列のパラレルデータ系列として出力される。その後、この2列のパラレルデータ系列は、送信OFFするタイミングに合わせて、送信OFFを示す全ての部分にダミーデータ発生器12からのダミーデータを加算器17a,17bで挿入した後、レベル変換器11に入力される。レベル変換器11では2列のパラレルデータ系列(0,1)を入力し、データを(+1,−1)にレベル変換して出力する。出力された2列のデータ系列に、それぞれ乗算器18a,18bで搬送波cosωt、sinωtを乗じ、加算器19で加算した後、BPF13を通過してQPSK変調信号として送信する。
第12図はこの発明におけるQPSK復調器の構成図を示したものであり、送信されてきたQPSK変調データに乗算器27aで基準搬送波2cosωtを、乗算器27bで基準搬送波2sinωtを乗算した後、LPF28a,28bを通過させ、識別部23に入力し、硬判定が行われる。識別部23から出力された±1のデータはレベル変換器24でレベル変換された後、ダミーデータ位置情報発生器25より送られる情報からどのタイミングの信号がダミーデータであるかを信号判断部29a,29bで判断し、ダミーデータと判断された場所の信号を送信OFFを表すデータと置き換えて、並直列変換器30に入力され、復調データとして出力される。これにより、復調時の性能劣化を低減することができる。第13図はQPSK変調信号の信号空間図を示す。
しかし、第14図に示すように送信するデジタル信号のIchおよびQchの位相マッピング信号のいずれかを送信OFFとした時、I/Q平面上でのシンボルは点302の内1点を取る。この場合、復調器はマッピングされた点を奇数シンボル目の点でかつ、振幅が1/√2になっているものと判断し復調を行うため、復調した時の復調性能は劣化する。
そこで、送信OFFのタイミングにダミーデータを挿入することで、この問題点を回避する。第9図において、送信をOFFしない場合には点301にマッピングされるが、送信をOFFにしたことにより送信データは点302にマッピングされる。その送信OFFのタイミングにダミーデータを挿入し点302にあるデータを点301に移すことによって、先程述べた問題点を回避することが可能となる。
また、位相マッピング信号対の両方が送信OFFである場合は、ダミーデータを挿入しないため、第13図に示すQPSK変調信号の信号空間図において、原点にマッピングされることになり、送信OFFを示したままとなる。
一方、前記受信側では、ダミーデータの挿入が行われたデータを用いて復調が行われる。復調後は、ダミーデータ挿入位置情報を基にして送信OFFを示すポイントにビット単位で送信OFFを示すデータを挿入すれば、前記送信側にて入力されたものと同一のデータ系列を求めることができ、復調性能の劣化を低減できる。
以上のように、実施の形態4によれば、原点にマッピングされた信号を送信OFFの信号と判断し復調するため、復元されたデータは前記送信側で入力された送信データと同一のデータとなり、復調性能の劣化を低減できる。
また、前記記載のダミーデータ発生器12およびダミーデータ挿入位置情報発生器25を、基地局・端末に搭載し無線通信方式に採用することで、送信OFFによる復調性能の劣化を低減できる。
実施の形態5.
3GPPでは、下り回線において、連続した2つのシンボル対は直並列変換され、Ich、Qchの信号に分けられる。このようにして分けられたIchおよびQchの信号には、送信OFFを示すDTXが含まれている。そのため、送信OFFを示すDTXのビットデータをダミーデータと入れ替えることで復調性能の劣化を低減する。その際、それぞれの送信データに対して、そのデータが元のデータかそれともダミーデータかを示す情報も同時に送信する。
それにより、復調側では、ダミーデータの含まれた送信データを復元した後、ダミーデータの位置情報を基にダミーデータの挿入部分を送信OFFの信号と入れ替えることで、元のデータを復元することが可能となり、復調性能の劣化を低減できる。つまり、送信データをパラレル変換した際にできるIch、Qchの信号に対して、その信号のみを送信するのではなく、それぞれのデータ系列に対して、送信OFFを示すDTX情報が含まれるデータ系列も同時に送信される。
以下、第15図のDTX情報が含まれる送信データ図について説明する。送信OFFが含まれる送信データをパラレル変換した後、Ich、Qchのデータにも送信OFFが含まれる。そのため、Ich、Qchそれぞれに対して、送信OFFのタイミングに合わせて前記の通りダミーデータを挿入する。その際、Ich、Qchのそれぞれに対して、ダミーデータ挿入位置情報として、実データ部分は1を、ダミーデータ部分は0を挿入することでDTX情報データを作成し、Ich、Qchのデータを送信すると同時にそれぞれのDTX情報データも送信することとする。
IchおよびQchの位相マッピングデータ系列において、送信OFFを示す部分すべてをダミーデータと入れ替え、第16図に示すように同時にダミーデータの挿入位置情報を送信する。
前記受信側では、送信されてきたデータとダミーデータの挿入位置情報を示したデータを受け取り、送信されたデータに対して復調処理を行う。その後、復元されたデータとダミーデータの挿入位置情報を示したデータを比較し、復元したデータに対して、ダミーデータ挿入位置情報が示すダミーデータ挿入部分のデータを、送信OFFの情報と入れ替えることで、送信OFFによる復調時の性能劣化を低減することが可能となる。
前記記載のダミーデータ発生器25は、前記送信側において、送信データのレベル変換を行う処理の前に挿入することで、送信OFFを示すシンボルをダミーデータに入れ替え変調を行うことで、前記記載の処理が可能となる。また、前記受信側においては、ダミーデータ挿入位置情報は受信したデータを復調する際のレベル変換を行う処理の後に挿入することで、受信データに送信OFFのシンボルを挿入でき、前記送信器に入力したデータと同一のものを復元したことになる。
以上のように、実施の形態5によれば、受信側での復調時に、復調性能の劣化を低減させることができる。また、前記記載のダミーデータ発生器12およびダミーデータ挿入位置情報発生器25を、CDMA方式採用の基地局・端末に搭載し無線通信方式に使用することで、送信OFFによる復調性能の劣化を低減できる。
実施の形態6.
IchおよびQchの位相マッピングデータ系列において、Ich/Qchの信号対を考えた場合、第17図に示すようにペアとなる信号対の一方に送信OFFを示すDTXデータが含まれていれば、DTXをダミーデータと入れ替え、同時にダミーデータ挿入位置情報も送信する。それにより、第14図に示すようなマッピングを避けることが可能となる。
ペアの信号対とは、送信データをパラレル変換した時に、Ich、Qchのデータ系列が作成される。その際、同じ時間帯に送信されるIch、Qchの信号を信号対と呼んでいる。その後、Ich、Qchのデータをシリアル変換した時は、隣り合うデータをペアの信号という。第17図におけるペアとなる信号対は、I,Qの下についている番号が同じものを信号対という。
このペアとなる信号対の両方ともが送信OFFである場合は、ダミーデータとの入れ替えを行わずに、送信OFFの情報としてダミーデータの挿入位置情報を送信する。それにより、Ich/Qchの信号対として復調する際に必要な部分にのみダミーデータを挿入し、復調することで復調時の性能の劣化を低減できる。
前記受信側では、送信されてきたデータとダミーデータの挿入位置情報を示したデータを受け取り、送信されたデータに対して復調処理を行う。その後、復元されたデータとダミーデータの挿入位置情報を示したデータを比較し、復元したデータに対して、ダミーデータ挿入位置情報が示すダミーデータ挿入部分のデータを、送信OFFの情報と入れ替えることで、送信OFFによる復調時の性能劣化を低減することが可能となる。
前記ダミーデータ発生器12は、前記送信側において、送信データのレベル変換を行う処理の前に挿入することで、送信OFFを示すシンボルをダミーデータに入れ替え変調を行うことで、前記記載の処理が可能となる。
また、前記受信側においては、ダミーデータ位置情報発生器25は受信したデータを復調する際のレベル変換を行う処理の後に挿入することで、受信データに送信OFFのシンボルを挿入でき、前記送信側に入力したデータと同一のものを復元することになる。
以上のように、実施の形態6によれば、受信側での復調時に、復調性能の劣化を低減させることができる。また、前記ダミーデータ発生器12およびダミーデータ挿入位置情報発生器25を、CDMA方式採用の基地局・端末に搭載し無線通信方式に使用することで、送信OFFによる復調性能の劣化を低減できる。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係る無線通信におけるデジタル変調方式は、受信側での復調性能の劣化を低減に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は送信データ、搬送波、BPSK変調波、帯域制限されたBPSK変調波の関係を示す波形図である。
第2図はBPSK変調波を生成する回路図である。
第3図はQPSK変調波を生成する回路図である。
第4図は送信データと直並列変換後のデータとの関係図である。
第5図は実施の形態1におけるBPSK変調器の構成図である。
第6図はダミーデータ挿入方法の説明図である。
第7図はこの発明におけるBPSK復調器の構成図である。
第8図は送信データとダミー位置情報との関係図である。
第9図はQPSK変調時のダミーデータ挿入方法の第1の説明図である。
第10図はQPSK変調時のダミーデータ挿入方法の第2の説明図である。
第11図はこの発明におけるQPSK変調器の構成図である。
第12図はこの発明におけるQPSK復調器の構成図である。
第13図はQPSK変調信号の信号空間図である。
第14図は送信OFF時のマッピング図である。
第15図はDTX情報が含まれる送信データ図である。
第16図は送信OFF位置へのダミーデータ挿入方法の第1の説明図である。
第17図は送信OFF位置へのダミーデータ挿入方法の第2の説明図である。

Claims (13)

  1. 無線通信におけるデジタル変調方式において、送信するデジタル信号をビット単位で送信OFFを必要とする場合、その送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入することを特徴とするデジタル変調方式。
  2. QPSK変調方式で予め定められたI/Q平面に基づいて、IchおよびQchの位相マッピング信号対に変換された該位相マッピング信号対をビット単位で送信OFFを必要とする場合、その送信OFFのタイミングに合わせて該送信OFFすべての部分にダミーデータを挿入することを特徴とする請求の範囲第1項記載のデジタル変調方式。
  3. QPSK変調方式で予め定められたI/Q平面に基づいて、IchおよびQchの位相マッピング信号対に変換された該位相マッピング信号対をビット単位で送信OFFを必要とする場合、その送信OFFが継続し位相マッピング信号対の片方のみが送信OFFである時、送信OFFのタイミングに合わせて該送信OFFの部分にダミーデータを挿入することを特徴とする請求の範囲第1項記載のデジタル変調方式。
  4. 送信データを請求の範囲第1項記載のデジタル変調方式により変調して送信することを特徴とする無線通信方式。
  5. 請求の範囲第1項記載のデジタル変調方式を採用したデジタル変調器を備えた無線通信装置。
  6. 送信するデジタル信号の送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入するダミーデータ発生器と、このダミーデータを挿入した送信データのレベル変換を行うレベル変換器と、このレベル変換器の出力と搬送波を乗算する乗算器を有するデジタル変調器を備えたことを特徴とする請求の範囲第5項記載の無線通信装置。
  7. 送信するデジタル信号を2系列に変換する直並列変換部と、この2系列に変換された前記デジタル信号の送信OFFのタイミングに合わせてダミーデータを挿入するダミーデータ発生器と、このダミーデータを挿入した送信データのレベル変換を行うレベル変換器と、このレベル変換器から出力された前記2系統の送信データに位相が180度異なる搬送波を乗算する乗算器を有するデジタル変調器を備えたことを特徴とする請求の範囲第5項記載の無線通信装置。
  8. 無線通信におけるデジタル変調方式において、CDMA(Code Division Multiple Access)方式で、DTX(Discontinuous Transmission)を示すシンボルデータを下り物理チャネルに挿入する際、IchおよびQchの位相マッピング信号がDTXを示すシンボルデータである場合、DTXを示すシンボルデータのすべての部分にダミーデータを挿入することを特徴とするデジタル変調方式。
  9. 送信データを請求の範囲第8項に記載のデジタル変調方式により変調して送信することを特徴とする無線通信方式。
  10. 請求の範囲第8項に記載のデジタル変調方式を採用したデジタル変調器を備えた無線通信装置。
  11. 無線通信におけるデジタル変調方式において、CDMA(Code Division Multiple Access)方式で、DTX(Discontinuous Transmission)を示すシンボルデータを下り物理チャネルに挿入する際、IchおよびQchの位相マッピング信号のどちらか一方がDTXを示すシンボルデータである場合、DTXを示すシンボルデータの部分にダミーデータを挿入することを特徴とするデジタル変調方式。
  12. 請求の範囲第11項に記載のデジタル変調方式を採用したことを特徴とする無線通信方式。
  13. 請求の範囲第11項に記載のデジタル変調方式を採用したデジタル変調器を備えたことを特徴とする無線通信装置。
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