JPWO2002027860A1 - 携帯無線機用アンテナ - Google Patents
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Abstract
内蔵された補助アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる携帯無線機用アンテナ。内蔵アンテナ60は、逆L字形をしており、基板面に垂直な線状アンテナ素子を途中で無線基板30の長手方向に平行に折り曲げて形成されている。つまり、内蔵アンテナ60は、基板面に垂直な線状アンテナ素子垂直部62と基板面に平行で無線基板30の長手方向に延びる線状アンテナ素子水平部64とで構成される。これらのうち線状アンテナ素子垂直部62が、給電素子として切換スイッチ40の接点40bに接続されている。
Description
技術分野
本発明は、携帯無線機用アンテナに関し、特にダイバーシチ送受信を行う携帯無線機に用いる携帯無線機用アンテナに関する。
背景技術
従来、携帯無線機では、フェージングによる受信感度の劣化を改善するために、例えば図1に示すようなダイバーシチ受信方式が採用されることがある。図1において、筐体内の無線基板10の上端側には、送受信を行う主アンテナ12と受信専用の内蔵アンテナ14とが配置され、その下側には、無線回路16が実装されている。図示例では、主アンテナ12と内蔵アンテナ14は、切換スイッチ18を介して無線回路16に接続されている。
主アンテナ12は、無線基板10の上端から筐体の長手方向(垂直方向z)に沿って外部に引き出せるように設けられている。
内蔵アンテナ14は、ユーザが筐体を持ったときの手の影響を少なくするため、無線基板10の上端部に搭載されている。
以上の構成において、主アンテナ12と内蔵アンテナ14は、受信時のダイバーシチアンテナを構成している。即ち、受信時に主アンテナ12と内蔵アンテナ14の両方の受信電界を比較し、受信電界の高い方のアンテナを切換スイッチ18によって選択する。
主アンテナ12はその指向特性として、例えば図2に示すように、x−y面内では、90°および270°の方向において高利得の垂直偏波成分Vを有し、0°および180°の方向において低利得の水平偏波成分Hを有している。また、内蔵アンテナ14もほぼ同様の指向特性を有しているものとする。
基地局は、垂直偏波を用いて信号を送信しており、通常、ユーザは、携帯無線機を垂直方向に立てて持って通話等を行うので、90°および270°の方向から到来する基地局から送信された信号は感度良く受信される。
しかしながら、携帯無線機は、垂直方向に立てて持たれるばかりでなく、待ち受け時や通話時において様々な向きや姿勢で使用されるので、例えば、図2に矢印で示す0°および180°の方向から垂直偏波が主偏波である到来波が到来する姿勢となることがあり得る。そうすると、主アンテナおよび内蔵アンテナはどちらも0°および180°の方向の利得が低く、かつ基地局からの到来波と偏波の向きが一致していないので感度が大きく劣化してしまうという問題がある。
発明の開示
本発明の目的は、内蔵された補助アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる携帯無線機用アンテナを提供することである。
本発明の骨子は、送受信を行う主アンテナと送受信用の内蔵アンテナとを備える携帯無線機用アンテナにおいて、2つのアンテナを切り換えて、または切り換えずに双方を同時に用いてダイバーシチ受信を行う際に、当該携帯無線機が垂直方向から傾いた姿勢で用いられたときに生ずる主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を、内蔵アンテナが補うように構成することにある。
本発明の一形態によれば、携帯無線機用アンテナは、無線基板と、送受信を行う主アンテナと、前記主アンテナと異なる指向特性を有する送受信用の内蔵された補助アンテナと、を有し、前記補助アンテナは、無線基板の板面に垂直な垂直部と、前記垂直部の一端から前記無線基板の板面に平行でかつ前記無線基板の長手方向に伸長する水平部と、を有する。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。図3において、筐体内には、垂直方向(z方向)の上側に主アンテナ20が配置され、その下側に無線基板30が配置されている。
無線基板30は、垂直方向(z方向)を長手方向とする矩形状の基板であり、上端側に切換スイッチ40が設けられ、その下側に無線回路50が実装されている。そして、無線基板30の表面側または裏面側には、無線回路50が配置される領域の短手方向の一端側に、逆L字形をした内蔵アンテナ(補助アンテナ)60が配置されている。
切換スイッチ40の一方の接点40aには、主アンテナ20が接続され、他方の接点40bには、内蔵アンテナ60が接続される。また、共通の接点40cには、無線基板30が接続されている。
内蔵アンテナ60は、上記のように逆L字形をしており、基板面に垂直な線状アンテナ素子を途中で無線基板30の長手方向に平行に折り曲げて形成されている。つまり、内蔵アンテナ60は、基板面に垂直な線状アンテナ素子垂直部62と基板面に平行で無線基板30の長手方向に延びる線状アンテナ素子水平部64とで構成されている。これらのうち線状アンテナ素子垂直部62が、給電素子として切換スイッチ40の接点40bに接続されている。
次いで、上記のように構成された携帯無線機用の指向特性について説明する。
図4Aは、主アンテナ20の自由空間指向特性図である。図4Aに示すように、主アンテナ20は、その指向特性として、x−y面内では、90°および270°の方向において高利得の垂直偏波成分Vを持ち、0°および180°の方向において低利得の水平偏波成分Hを持っている。
また、図4Bは、内蔵アンテナ60の自由空間指向特性図である。図4Bに示すように、内蔵アンテナ60は、その指向特性として、x−y面内では、90°および270°の方向において高利得の垂直偏波成分Vを持つとともに、180°の方向に高利得の水平偏波成分Hを持っている。
したがって、携帯無線機が垂直方向から水平方向に傾けた姿勢で使用される場合、内蔵アンテナ60は、基地局から送信された、垂直偏波を主偏波とする180°の方向からの到来波を感度良く受信することができる。携帯無線機は、ダイバーシチ受信を行うため、主アンテナ20と内蔵アンテナ60の受信電界を比較し、受信電界の高い方のアンテナを切換スイッチ40によって選択することにより、携帯無線機の向きや姿勢の変化による主アンテナの感度劣化を内蔵アンテナが補うことができる。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。
なお、図示例では、切換スイッチ40によって、主アンテナ20と内蔵アンテナ60とを切り換える場合を示すが、切り換えないで双方のアンテナを同時に使用する場合も同様である。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図5において、図3と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ70は、図3に示す実施の形態1の内蔵アンテナ60において、線状アンテナ素子水平部64に代えて、ジグザグ状アンテナ素子水平部72としたものである。ジグザグ状の形成面は、基板面に垂直である。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、ジグザグ状アンテナ素子水平部72を有するため、内蔵アンテナ70を小型化することができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図6において、図5と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ80は、図5に示す実施の形態2の内蔵アンテナ70におけるジグザグ状アンテナ素子水平部72の先端にリアクタンス82を装荷したものである。リアクタンス82を装荷することにより、アンテナ素子の電気長は実際の素子長よりも長くなるため、素子長を短くすることができる。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、リアクタンス82が装荷されているため、内蔵アンテナ80をより一層小型化することができる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。
なお、図7において、図3と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ90は、一本の線状アンテナを基板面の長手方向の辺に平行でかつ基板面に垂直な面内で矩形状に折り曲げて形成し、両端の一方に形成される垂直端部92を給電端として切換スイッチ40の接点40bに接続するとともに、他方に形成される垂直端部96を無線基板30に短絡させて構成したものである。
つまり、内蔵アンテナ90は、基板面の長手方向の辺に平行でかつ基板面に垂直な面内でx方向に適宜な間隔で平行に配置される2本の線状アンテナ素子94、98を有する。2本の平行な線状アンテナ素子94、98は、一端同士が短絡され、一方の線状アンテナ素子94が給電素子としてその他端を垂直に折り曲げて切換スイッチ40の接点40bに接続され、他方の線状アンテナ素子98がその他端を垂直に折り曲げて無線基板30に短絡されている。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、内蔵アンテナ90を平行二線の線状アンテナ素子によって構成するため、インピーダンスが高くなり、整合が容易に行えるようになって、広帯域化を図ることができる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図8において、図7と同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ100は、図7に示す実施の形態4の内蔵アンテナ90における2本の平行な線状アンテナ素子94、98をジグザグ状に折り曲げて形成したものに相当する、2本の平行なジグザグ状アンテナ素子102、104を有する。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、2本の平行なアンテナ素子をジグザグ状に形成したため、より小型の内蔵アンテナでインピーダンスが高くなり、整合が容易に行えるようになって、広帯域化を図ることができる。
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態6に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図9において、図8と同じ部分については同じ番号を付して、その説明を省略する。
図9に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ110は、図8に示す実施の形態5の内蔵アンテナ100を構成するジグザグ状の平行な2本のアンテナ素子102、104の先端を短絡ではなく開放し、その開放端にインピーダンス112を装荷したものである。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、インピーダンス112を装荷するため、より一層の広帯域化および小型化を図ることができる。
(実施の形態7)
図10は、本発明の実施の形態7に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図10において、図3と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図10に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ120は、基板面の長手方向の辺に平行でかつ基板面に垂直な面内でx方向に適宜な間隔で平行に配置される3本の線状アンテナ素子122、124、126を有する。そのうち2本の平行な線状アンテナ素子122、124は、上記実施の形態4の内蔵アンテナ90と同様に、一端同士が短絡され、一方の線状アンテナ素子122が給電素子としてその他端を垂直に折り曲げて切換スイッチ40の接点40bに接続され、他方の線状アンテナ素子124がその他端を垂直に折り曲げて無線基板30に短絡されている。
そして、残りの線状アンテナ素子126は、一端が開放で、他端が垂直に折り曲げて形成されて無線基板30に短絡されており、無給電素子となっている。
無給電素子である線状アンテナ素子126を設けることにより、内蔵アンテナ120は、上記実施の形態4で示した内蔵アンテナ90にリアクタンスを装荷したことになる。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、リアクタンスが装荷されるため、より一層の広帯域化を図ることができる。
(実施の形態8)
図11は、本発明の実施の形態8に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図11において、図10と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図11に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ130は、図10に示す実施の形態7の内蔵アンテナ120における3本の平行な線状アンテナ素子122、124、126をジグザグ状に折り曲げて形成したものに相当する、3本の平行なジグザグ状アンテナ素子132、134、136を有する。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、3本の平行な線状アンテナ素子をジグザグ状にしたため、小型の内蔵アンテナでより一層の広帯域化を図ることができる。
(実施の形態9)
図12は、本発明の実施の形態9に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図12において、図11と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ140は、図11に示す実施の形態8の内蔵アンテナ130における2本の平行なジグザグ状アンテナ素子132、134の先端を短絡ではなく開放し、その開放端にインピーダンス142を装荷したものである。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、インピーダンス142を装荷したため、より一層の小型化および広帯域化を図ることができる。
(実施の形態10)
図13は、本発明の実施の形態10に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図13において、図3と同じ部分については同じ番号を付して、その説明を省略する。
図13に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ150は、無線基板30の一側部に設けられる板部材160の面上に形成され、直接無線基板30に接続されている。
図示例では、平行に配置される3本の線状アンテナ素子からなる実施の形態7に記載の内蔵アンテナ120と同じ形状の内蔵アンテナを板部材160に配置しているが、これに限定されず、上記実施の形態1から9のいずれのアンテナを内蔵アンテナ150としても良い。また、板部材160を無線基板30の表面側に設ける構成を示したが、裏面側に設けるようにしても良い。
なお、板部材160の面上に内蔵アンテナ150を形成するには、例えば、内蔵アンテナ150が印刷されたシートを板部材160に貼着しても良く、また、内蔵アンテナ150を板部材160の面上に直接印刷して形成しても良い。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、上記実施の形態1から9と同様の効果を得ることができるとともに、内蔵アンテナを薄型化することができる。
(実施の形態11)
図14は、本発明の実施の形態11に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図14において、図13と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図14に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ150は、無線基板30の一側部に在る筐体ケース170の面上に形成され、直接無線基板30に接続されている。
図示例では、平行に配置される3本の線状アンテナ素子からなる実施の形態7に記載の内蔵アンテナ120と同じ形状の内蔵アンテナを筐体ケース170に配置しているが、これに限定されず、上記実施の形態1から9のいずれのアンテナを内蔵アンテナ150としても良い。また、無線基板30の表面側に対応する筐体ケース170に内蔵アンテナ150を設ける構成を示したが、無線基板30の裏面側に対応する筐体ケース170に設けるようにしても良い。
なお、筐体ケース170の面上に内蔵アンテナ150を形成するには、例えば、内蔵アンテナ150が印刷されたシートを筐体ケース170に貼着しても良く、また、内蔵アンテナ150を筐体ケース170の面上に直接印刷して形成しても良い。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、上記実施の形態1から9と同様の効果を得ることができるとともに、内蔵アンテナをより薄型化・軽量化することができる。
(実施の形態12)
図15は、本発明の実施の形態12に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図15において、図14と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図15に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ150は、例えば無線基板30の一側部に在る筐体ケース170の面上に形成され、無線基板30の一側部に設けた給電バネ180を介して無線基板30に接続されている。給電バネ180は、板状のバネ、または、螺旋状のバネである。
図示例では、平行に配置される3本の線状アンテナ素子からなる実施の形態7に記載の内蔵アンテナ120と同じ形状の内蔵アンテナを筐体ケース170に配置しているが、これに限定されず、上記実施の形態1から9のいずれのアンテナを内蔵アンテナ150としても良い。また、本実施の形態では内蔵アンテナ150と無線基板30を給電バネ180を介して接続する構成としたが、例えば、図16に示すようにスプリングピン190を用いても良く、また、図17に示すようにコネクタ200を用いても良い。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、上記実施の形態1から9と同様の効果を得ることができるとともに、内蔵アンテナをより薄型化・軽量化し、かつ、内蔵アンテナと無線基板の接続部の構造を強化することができる。
(実施の形態13)
図18は、本発明の実施の形態13に係る携帯無線機用アンテナの構成を示す図である。図18において、図14と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図18に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ150は、例えば無線基板30の一側部に在る筐体ケース170の面上に形成され、無線基板30の一側部に設けた間隙210を介在させた静電結合により無線基板30に接続されている。間隙210は、所定の間隔を置いて配置した一対の電極片からなり、一方の電極片に内蔵アンテナ150が接続され、他方の電極片に切換スイッチ40の接点40bが接続されている。
図示例では、平行に配置される3本の線状アンテナ素子からなる実施の形態7に記載の内蔵アンテナ120と同じ形状の内蔵アンテナを筐体ケース170に配置しているが、これに限定されず、上記実施の形態1から9のいずれのアンテナを内蔵アンテナ150としても良い。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、上記実施の形態1から9と同様の効果を得ることができるとともに、内蔵アンテナをより薄型化・軽量化し、かつ、内蔵アンテナと無線基板の接続部の構造を簡単にすることができる。
上記実施の形態12および13においては、筐体ケース170に内蔵アンテナ150を設ける構成を示したが、板部材160に設ける場合も同様である。
以上説明したように、本発明によれば、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。
本明細書は、2000年9月26日出願の特願2000−291446に基づく。この内容はすべてここに含めておく。
産業上の利用可能性
本発明は、携帯無線機用アンテナに関し、特にダイバーシチ受信を行う携帯無線機に用いる携帯無線機用アンテナに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、従来の携帯無線用アンテナの構成図、
図2は、図1中の主アンテナの自由空間指向特性図、
図3は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図4Aは、図3中の主アンテナの自由空間指向特性図、
図4Bは、図3中の内蔵アンテナの自由空間指向特性図、
図5は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図6は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図7は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図8は、本発明の実施の形態5に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図9は、本発明の実施の形態6に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図10は、本発明の実施の形態7に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図11は、本発明の実施の形態8に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図12は、本発明の実施の形態9に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図13は、本発明の実施の形態10に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図14は、本発明の実施の形態11に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図15は、本発明の実施の形態12に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図16は、本発明の実施の形態13に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図17は、本発明の実施の形態14に係る携帯無線機用アンテナの構成図、および
図18は、本発明の実施の形態15に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。
本発明は、携帯無線機用アンテナに関し、特にダイバーシチ送受信を行う携帯無線機に用いる携帯無線機用アンテナに関する。
背景技術
従来、携帯無線機では、フェージングによる受信感度の劣化を改善するために、例えば図1に示すようなダイバーシチ受信方式が採用されることがある。図1において、筐体内の無線基板10の上端側には、送受信を行う主アンテナ12と受信専用の内蔵アンテナ14とが配置され、その下側には、無線回路16が実装されている。図示例では、主アンテナ12と内蔵アンテナ14は、切換スイッチ18を介して無線回路16に接続されている。
主アンテナ12は、無線基板10の上端から筐体の長手方向(垂直方向z)に沿って外部に引き出せるように設けられている。
内蔵アンテナ14は、ユーザが筐体を持ったときの手の影響を少なくするため、無線基板10の上端部に搭載されている。
以上の構成において、主アンテナ12と内蔵アンテナ14は、受信時のダイバーシチアンテナを構成している。即ち、受信時に主アンテナ12と内蔵アンテナ14の両方の受信電界を比較し、受信電界の高い方のアンテナを切換スイッチ18によって選択する。
主アンテナ12はその指向特性として、例えば図2に示すように、x−y面内では、90°および270°の方向において高利得の垂直偏波成分Vを有し、0°および180°の方向において低利得の水平偏波成分Hを有している。また、内蔵アンテナ14もほぼ同様の指向特性を有しているものとする。
基地局は、垂直偏波を用いて信号を送信しており、通常、ユーザは、携帯無線機を垂直方向に立てて持って通話等を行うので、90°および270°の方向から到来する基地局から送信された信号は感度良く受信される。
しかしながら、携帯無線機は、垂直方向に立てて持たれるばかりでなく、待ち受け時や通話時において様々な向きや姿勢で使用されるので、例えば、図2に矢印で示す0°および180°の方向から垂直偏波が主偏波である到来波が到来する姿勢となることがあり得る。そうすると、主アンテナおよび内蔵アンテナはどちらも0°および180°の方向の利得が低く、かつ基地局からの到来波と偏波の向きが一致していないので感度が大きく劣化してしまうという問題がある。
発明の開示
本発明の目的は、内蔵された補助アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる携帯無線機用アンテナを提供することである。
本発明の骨子は、送受信を行う主アンテナと送受信用の内蔵アンテナとを備える携帯無線機用アンテナにおいて、2つのアンテナを切り換えて、または切り換えずに双方を同時に用いてダイバーシチ受信を行う際に、当該携帯無線機が垂直方向から傾いた姿勢で用いられたときに生ずる主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を、内蔵アンテナが補うように構成することにある。
本発明の一形態によれば、携帯無線機用アンテナは、無線基板と、送受信を行う主アンテナと、前記主アンテナと異なる指向特性を有する送受信用の内蔵された補助アンテナと、を有し、前記補助アンテナは、無線基板の板面に垂直な垂直部と、前記垂直部の一端から前記無線基板の板面に平行でかつ前記無線基板の長手方向に伸長する水平部と、を有する。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。図3において、筐体内には、垂直方向(z方向)の上側に主アンテナ20が配置され、その下側に無線基板30が配置されている。
無線基板30は、垂直方向(z方向)を長手方向とする矩形状の基板であり、上端側に切換スイッチ40が設けられ、その下側に無線回路50が実装されている。そして、無線基板30の表面側または裏面側には、無線回路50が配置される領域の短手方向の一端側に、逆L字形をした内蔵アンテナ(補助アンテナ)60が配置されている。
切換スイッチ40の一方の接点40aには、主アンテナ20が接続され、他方の接点40bには、内蔵アンテナ60が接続される。また、共通の接点40cには、無線基板30が接続されている。
内蔵アンテナ60は、上記のように逆L字形をしており、基板面に垂直な線状アンテナ素子を途中で無線基板30の長手方向に平行に折り曲げて形成されている。つまり、内蔵アンテナ60は、基板面に垂直な線状アンテナ素子垂直部62と基板面に平行で無線基板30の長手方向に延びる線状アンテナ素子水平部64とで構成されている。これらのうち線状アンテナ素子垂直部62が、給電素子として切換スイッチ40の接点40bに接続されている。
次いで、上記のように構成された携帯無線機用の指向特性について説明する。
図4Aは、主アンテナ20の自由空間指向特性図である。図4Aに示すように、主アンテナ20は、その指向特性として、x−y面内では、90°および270°の方向において高利得の垂直偏波成分Vを持ち、0°および180°の方向において低利得の水平偏波成分Hを持っている。
また、図4Bは、内蔵アンテナ60の自由空間指向特性図である。図4Bに示すように、内蔵アンテナ60は、その指向特性として、x−y面内では、90°および270°の方向において高利得の垂直偏波成分Vを持つとともに、180°の方向に高利得の水平偏波成分Hを持っている。
したがって、携帯無線機が垂直方向から水平方向に傾けた姿勢で使用される場合、内蔵アンテナ60は、基地局から送信された、垂直偏波を主偏波とする180°の方向からの到来波を感度良く受信することができる。携帯無線機は、ダイバーシチ受信を行うため、主アンテナ20と内蔵アンテナ60の受信電界を比較し、受信電界の高い方のアンテナを切換スイッチ40によって選択することにより、携帯無線機の向きや姿勢の変化による主アンテナの感度劣化を内蔵アンテナが補うことができる。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。
なお、図示例では、切換スイッチ40によって、主アンテナ20と内蔵アンテナ60とを切り換える場合を示すが、切り換えないで双方のアンテナを同時に使用する場合も同様である。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図5において、図3と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ70は、図3に示す実施の形態1の内蔵アンテナ60において、線状アンテナ素子水平部64に代えて、ジグザグ状アンテナ素子水平部72としたものである。ジグザグ状の形成面は、基板面に垂直である。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、ジグザグ状アンテナ素子水平部72を有するため、内蔵アンテナ70を小型化することができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図6において、図5と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ80は、図5に示す実施の形態2の内蔵アンテナ70におけるジグザグ状アンテナ素子水平部72の先端にリアクタンス82を装荷したものである。リアクタンス82を装荷することにより、アンテナ素子の電気長は実際の素子長よりも長くなるため、素子長を短くすることができる。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、リアクタンス82が装荷されているため、内蔵アンテナ80をより一層小型化することができる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。
なお、図7において、図3と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ90は、一本の線状アンテナを基板面の長手方向の辺に平行でかつ基板面に垂直な面内で矩形状に折り曲げて形成し、両端の一方に形成される垂直端部92を給電端として切換スイッチ40の接点40bに接続するとともに、他方に形成される垂直端部96を無線基板30に短絡させて構成したものである。
つまり、内蔵アンテナ90は、基板面の長手方向の辺に平行でかつ基板面に垂直な面内でx方向に適宜な間隔で平行に配置される2本の線状アンテナ素子94、98を有する。2本の平行な線状アンテナ素子94、98は、一端同士が短絡され、一方の線状アンテナ素子94が給電素子としてその他端を垂直に折り曲げて切換スイッチ40の接点40bに接続され、他方の線状アンテナ素子98がその他端を垂直に折り曲げて無線基板30に短絡されている。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、内蔵アンテナ90を平行二線の線状アンテナ素子によって構成するため、インピーダンスが高くなり、整合が容易に行えるようになって、広帯域化を図ることができる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図8において、図7と同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ100は、図7に示す実施の形態4の内蔵アンテナ90における2本の平行な線状アンテナ素子94、98をジグザグ状に折り曲げて形成したものに相当する、2本の平行なジグザグ状アンテナ素子102、104を有する。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、2本の平行なアンテナ素子をジグザグ状に形成したため、より小型の内蔵アンテナでインピーダンスが高くなり、整合が容易に行えるようになって、広帯域化を図ることができる。
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態6に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図9において、図8と同じ部分については同じ番号を付して、その説明を省略する。
図9に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ110は、図8に示す実施の形態5の内蔵アンテナ100を構成するジグザグ状の平行な2本のアンテナ素子102、104の先端を短絡ではなく開放し、その開放端にインピーダンス112を装荷したものである。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、インピーダンス112を装荷するため、より一層の広帯域化および小型化を図ることができる。
(実施の形態7)
図10は、本発明の実施の形態7に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図10において、図3と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図10に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ120は、基板面の長手方向の辺に平行でかつ基板面に垂直な面内でx方向に適宜な間隔で平行に配置される3本の線状アンテナ素子122、124、126を有する。そのうち2本の平行な線状アンテナ素子122、124は、上記実施の形態4の内蔵アンテナ90と同様に、一端同士が短絡され、一方の線状アンテナ素子122が給電素子としてその他端を垂直に折り曲げて切換スイッチ40の接点40bに接続され、他方の線状アンテナ素子124がその他端を垂直に折り曲げて無線基板30に短絡されている。
そして、残りの線状アンテナ素子126は、一端が開放で、他端が垂直に折り曲げて形成されて無線基板30に短絡されており、無給電素子となっている。
無給電素子である線状アンテナ素子126を設けることにより、内蔵アンテナ120は、上記実施の形態4で示した内蔵アンテナ90にリアクタンスを装荷したことになる。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、リアクタンスが装荷されるため、より一層の広帯域化を図ることができる。
(実施の形態8)
図11は、本発明の実施の形態8に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図11において、図10と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図11に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ130は、図10に示す実施の形態7の内蔵アンテナ120における3本の平行な線状アンテナ素子122、124、126をジグザグ状に折り曲げて形成したものに相当する、3本の平行なジグザグ状アンテナ素子132、134、136を有する。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、3本の平行な線状アンテナ素子をジグザグ状にしたため、小型の内蔵アンテナでより一層の広帯域化を図ることができる。
(実施の形態9)
図12は、本発明の実施の形態9に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図12において、図11と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ140は、図11に示す実施の形態8の内蔵アンテナ130における2本の平行なジグザグ状アンテナ素子132、134の先端を短絡ではなく開放し、その開放端にインピーダンス142を装荷したものである。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、実施の形態1と同様に、主アンテナの利得が低い方向からの到来波を内蔵アンテナが高利得で受信することができ、携帯無線機が様々な向きや姿勢で使用される場合でも、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。また、インピーダンス142を装荷したため、より一層の小型化および広帯域化を図ることができる。
(実施の形態10)
図13は、本発明の実施の形態10に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図13において、図3と同じ部分については同じ番号を付して、その説明を省略する。
図13に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ150は、無線基板30の一側部に設けられる板部材160の面上に形成され、直接無線基板30に接続されている。
図示例では、平行に配置される3本の線状アンテナ素子からなる実施の形態7に記載の内蔵アンテナ120と同じ形状の内蔵アンテナを板部材160に配置しているが、これに限定されず、上記実施の形態1から9のいずれのアンテナを内蔵アンテナ150としても良い。また、板部材160を無線基板30の表面側に設ける構成を示したが、裏面側に設けるようにしても良い。
なお、板部材160の面上に内蔵アンテナ150を形成するには、例えば、内蔵アンテナ150が印刷されたシートを板部材160に貼着しても良く、また、内蔵アンテナ150を板部材160の面上に直接印刷して形成しても良い。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、上記実施の形態1から9と同様の効果を得ることができるとともに、内蔵アンテナを薄型化することができる。
(実施の形態11)
図14は、本発明の実施の形態11に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図14において、図13と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図14に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ150は、無線基板30の一側部に在る筐体ケース170の面上に形成され、直接無線基板30に接続されている。
図示例では、平行に配置される3本の線状アンテナ素子からなる実施の形態7に記載の内蔵アンテナ120と同じ形状の内蔵アンテナを筐体ケース170に配置しているが、これに限定されず、上記実施の形態1から9のいずれのアンテナを内蔵アンテナ150としても良い。また、無線基板30の表面側に対応する筐体ケース170に内蔵アンテナ150を設ける構成を示したが、無線基板30の裏面側に対応する筐体ケース170に設けるようにしても良い。
なお、筐体ケース170の面上に内蔵アンテナ150を形成するには、例えば、内蔵アンテナ150が印刷されたシートを筐体ケース170に貼着しても良く、また、内蔵アンテナ150を筐体ケース170の面上に直接印刷して形成しても良い。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、上記実施の形態1から9と同様の効果を得ることができるとともに、内蔵アンテナをより薄型化・軽量化することができる。
(実施の形態12)
図15は、本発明の実施の形態12に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。なお、図15において、図14と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図15に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ150は、例えば無線基板30の一側部に在る筐体ケース170の面上に形成され、無線基板30の一側部に設けた給電バネ180を介して無線基板30に接続されている。給電バネ180は、板状のバネ、または、螺旋状のバネである。
図示例では、平行に配置される3本の線状アンテナ素子からなる実施の形態7に記載の内蔵アンテナ120と同じ形状の内蔵アンテナを筐体ケース170に配置しているが、これに限定されず、上記実施の形態1から9のいずれのアンテナを内蔵アンテナ150としても良い。また、本実施の形態では内蔵アンテナ150と無線基板30を給電バネ180を介して接続する構成としたが、例えば、図16に示すようにスプリングピン190を用いても良く、また、図17に示すようにコネクタ200を用いても良い。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、上記実施の形態1から9と同様の効果を得ることができるとともに、内蔵アンテナをより薄型化・軽量化し、かつ、内蔵アンテナと無線基板の接続部の構造を強化することができる。
(実施の形態13)
図18は、本発明の実施の形態13に係る携帯無線機用アンテナの構成を示す図である。図18において、図14と同じ部分には同じ番号を付して、その説明を省略する。
図18に示すように、本実施の形態における内蔵アンテナ150は、例えば無線基板30の一側部に在る筐体ケース170の面上に形成され、無線基板30の一側部に設けた間隙210を介在させた静電結合により無線基板30に接続されている。間隙210は、所定の間隔を置いて配置した一対の電極片からなり、一方の電極片に内蔵アンテナ150が接続され、他方の電極片に切換スイッチ40の接点40bが接続されている。
図示例では、平行に配置される3本の線状アンテナ素子からなる実施の形態7に記載の内蔵アンテナ120と同じ形状の内蔵アンテナを筐体ケース170に配置しているが、これに限定されず、上記実施の形態1から9のいずれのアンテナを内蔵アンテナ150としても良い。
このように、本実施の形態の携帯無線機用アンテナによれば、上記実施の形態1から9と同様の効果を得ることができるとともに、内蔵アンテナをより薄型化・軽量化し、かつ、内蔵アンテナと無線基板の接続部の構造を簡単にすることができる。
上記実施の形態12および13においては、筐体ケース170に内蔵アンテナ150を設ける構成を示したが、板部材160に設ける場合も同様である。
以上説明したように、本発明によれば、内蔵アンテナが主アンテナの偏波不一致及び指向特性による感度劣化を補うことができる。
本明細書は、2000年9月26日出願の特願2000−291446に基づく。この内容はすべてここに含めておく。
産業上の利用可能性
本発明は、携帯無線機用アンテナに関し、特にダイバーシチ受信を行う携帯無線機に用いる携帯無線機用アンテナに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、従来の携帯無線用アンテナの構成図、
図2は、図1中の主アンテナの自由空間指向特性図、
図3は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図4Aは、図3中の主アンテナの自由空間指向特性図、
図4Bは、図3中の内蔵アンテナの自由空間指向特性図、
図5は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図6は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図7は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図8は、本発明の実施の形態5に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図9は、本発明の実施の形態6に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図10は、本発明の実施の形態7に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図11は、本発明の実施の形態8に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図12は、本発明の実施の形態9に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図13は、本発明の実施の形態10に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図14は、本発明の実施の形態11に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図15は、本発明の実施の形態12に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図16は、本発明の実施の形態13に係る携帯無線機用アンテナの構成図、
図17は、本発明の実施の形態14に係る携帯無線機用アンテナの構成図、および
図18は、本発明の実施の形態15に係る携帯無線機用アンテナの構成図である。
Claims (12)
- 無線基板と、
送受信を行う主アンテナと、
前記主アンテナと異なる指向特性を有する送受信用の内蔵された補助アンテナと、を有し、
前記補助アンテナは、
前記無線基板の板面に垂直な垂直部と、
前記垂直部の一端から前記無線基板の板面に平行でかつ前記無線基板の長手方向に伸長する水平部と、
を有する携帯無線機用アンテナ。 - 前記水平部は、前記無線基板の板面に垂直な面内でジグザグ状に形成されている請求の範囲第1項に記載の携帯無線機用アンテナ。
- 前記水平部に、リアクタンスが装荷されている請求の範囲第1項に記載の携帯無線機用アンテナ。
- 無線基板と、
送受信を行う主アンテナと、
前記主アンテナと異なる指向特性を有する送受信用の内蔵された補助アンテナと、を有し、
前記補助アンテナは、
前記無線基板の板面に垂直な垂直部と、
前記垂直部の一端から前記無線基板の板面に平行でかつ前記無線基板の長手方向に伸長する第1水平部と、
前記第1水平部に平行で、一端が前記第1水平部に短絡され他端が前記無線基板に短絡される第2水平部と、
を有する携帯無線機用アンテナ。 - 前記第1水平部および前記第2水平部は、前記無線基板の板面に垂直な面内でジグザグ状に形成されている請求の範囲第4項に記載の携帯無線機用アンテナ。
- 前記第1水平部と前記第2水平部の中間にインピーダンスが装荷されている請求の範囲第4項に記載の携帯無線機用アンテナ。
- 無線基板と、
送受信を行う主アンテナと、
前記主アンテナと異なる指向特性を有し、第1アンテナ素子および第2アンテナ素子からなる送受信用の内蔵された補助アンテナと、を有し、
前記第1アンテナ素子は、
無線基板の板面に垂直な垂直部と、
前記垂直部の一端から前記無線基板の板面に平行でかつ前記無線基板の長手方向に伸長する第1水平部と、
前記第1水平部に平行で、一端が前記第1水平部に短絡され他端が前記無線基板に短絡される第2水平部と、を有し、
前記第2アンテナ素子は、
前記第1水平部および前記第2水平部に平行で、一端が開放され他端が前記無線基板に短絡される無給電の第3アンテナ素子水平部と、
を有する携帯無線機用アンテナ。 - 前記第1水平部、前記第2水平部、および前記第3水平部は、前記無線基板の板面に垂直な面内でジグザグ状に形成されている請求の範囲第7項に記載の携帯無線機用アンテナ。
- 前記第1水平部と前記第2水平部の中間にインピーダンスが装荷されている請求の範囲第7項に記載の携帯無線機用アンテナ。
- 前記内蔵アンテナは、板状部材の面上、または、筐体ケースの面上に形成され、前記垂直部は、前記無線基板に直接接続されている請求の範囲第1項、請求の範囲第4項、および請求の範囲第7項のいずれかに記載の携帯無線機用アンテナ。
- 前記補助アンテナは、板状部材の面上、または、筐体ケースの面上に形成され、結合用部材を介して前記無線基板に接続されている請求の範囲第1項、請求の範囲第4項、および請求の範囲第7項のいずれかに記載の携帯無線機用アンテナ。
- 前記補助アンテナは、板状部材の面上、または、筐体ケースの面上に形成され、間隙を介在させた静電結合により前記無線基板に接続されている請求の範囲第1項、請求の範囲第4項、および請求の範囲第7項のいずれかに記載の携帯無線機用アンテナ。
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