JPWO2002023359A1 - 機器の操作許可認証システム - Google Patents
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Abstract
機器の操作を継続する際に、操作開始時の照合と同様な煩わしい操作を繰り返すことなく、利便性を保持でき、かつセキュリティ性も高めることができる機器の操作許可認証システムを提供することを目的とし、係る目的を達成するために、機器の操作に先立って操作者の第1のバイオメトリック情報を読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作開始の許可認証を行う操作開始認証手段と、機器の操作中に操作者の前記第1のバイオメトリック情報とは異なる第2のバイオメトリック情報を非接触で読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作継続の許可認証を行う操作継続認証手段とを備える。
Description
技術分野
この発明は、機器の操作者を特定人に限定するために、操作者のバイオメトリック情報に基づいて操作許可の認証を行う機器の操作許可認証システムに関するものである。
背景技術
図17は、従来の指紋照合による機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
図17において、f1は指紋画像を読み取る指紋センサ、f2は指紋センサf1からの指紋画像を画像処理して特徴を抽出する画像処理特徴抽出部、f4は画像処理特徴抽出部f2により特徴抽出された指紋データを登録する指紋登録手段、f5は指紋登録手段f4からの登録指紋データを管理するための指紋データベース、f3は指紋データベースf5で管理している指紋データと照合時の画像処理特徴抽出部f2からの指紋データとを比較して照合処理を行う指紋照合手段、h5は指紋照合手段f3の照合結果に基づいて機器の操作開始の許可認証を行う操作許可認証手段である。
次に、上記構成に係る動作を、図18に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ある操作者が機器の操作を開始しようとする場合は(手順h51)、指紋センサf1より指紋画像を読み取り、画像処理特徴抽出部f2にて上記指紋画像を指紋データに変換し、指紋照合手段f3により指紋データベースf5内の指紋データと比較して指紋照合を行う(手順h52)。そして、指紋照合がOKとなった場合には、操作許可認証手段h5により上記操作者を確定し上記機器の操作開始を許可する(手順h53→h54)。
従来の指紋照合による機器の操作許可認証システムでは、上述したように、手順h54で操作者を確定し機器の操作開始を許可した後は、誰でも機器の操作が可能な状態となる。このため、セキュリティ性に問題があった。また、上記問題を回避するために、手順h51から手順h54までを繰り返すことによって機器の継続操作の許可認証を行うことが考えられるが、その場合、操作者は、機器の操作を継続するために、指紋照合を繰り返し行うために毎回指置き操作を行う必要があり、利便性に問題があった。
この発明は上述した点に鑑みてなされたもので、機器の操作を継続する際に、操作開始時の照合と同様な煩わしい操作を繰り返すことなく、利便性を保持でき、かつセキュリティ性も高めることができる機器の操作許可認証システムを提供することを目的とする。
発明の開示
上記目的を達成するために、この発明に係る機器の操作許可認証システムは、機器の操作に先立って操作者の第1のバイオメトリック情報を読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作開始の許可認証を行う操作開始認証手段と、前記機器の操作中に操作者の前記第1のバイオメトリック情報とは異なる第2のバイオメトリック情報を非接触で読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作継続の許可認証を行う操作継続認証手段とを備えたものである。
また、前記操作開始認証手段と前記操作継続認証手段とは、操作者のバイオメトリック情報を読み取る検出手段と、バイオメトリック情報を記憶した記憶手段と、前記検出手段による検出データと前記記憶手段に記憶された記憶データとを照合して操作者を特定する照合手段と、前記照合手段による照合結果に基づいて機器の操作開始または操作継続の許可認証を行う許可認証手段とをそれぞれ備えたことを特徴とするものである。
また、前記操作開始認証手段は、機器の操作に先立って前記第1のバイオメトリック情報としての操作者の指紋画像を読み取る前記検出手段としての指紋センサと、指紋データが記録された前記記憶手段としての指紋データ記憶手段と、前記指紋センサによる指紋データと前記指紋データ記憶手段に記憶された指紋データとを照合して操作者を特定する前記照合手段としての指紋照合手段と、前記指紋照合手段による照合結果に基づいて機器の操作開始の許可認証を行う前記許可認証手段としての第1の許可認証手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記操作継続認証手段は、機器の操作中に前記第2のバイオメトリック情報としての操作者の顔画像を読み取る前記検出手段としてのカメラと、顔相データが記録された前記記憶手段としての顔相データ記憶手段と、前記カメラによる顔相データと前記顔相データ記憶手段に記憶された顔相データとを照合して操作者を特定する前記照合手段としての顔相照合手段と、前記顔相照合手段による照合結果に基づいて機器の操作継続の許可認証を行う前記許可認証手段としての第2の許可認証手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記操作継続認証手段は、機器の操作中に前記第2のバイオメトリック情報としての操作者の音声を読み取る前記検出手段としてのマイクと、声紋データが記録された前記記憶手段としての声紋データ記憶手段と、前記マイクによる声紋データと前記声紋データ記憶手段に記憶された声紋データとを照合して操作者を特定する前記照合手段としての声紋照合手段と、前記声紋照合手段による照合結果に基づいて機器の操作継続の認証を行う前記許可認証手段としての第2の許可認証手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記操作開始認証手段と前記操作継続認証手段との許可認証手段は、一体構成でなることを特徴とするものである。
また、前記顔相データ記憶手段は、前記指紋照合手段による指紋照合OK時に前記カメラによる操作者の最新の顔相データを一時記憶し、前記顔相照合手段は、前記カメラによる顔相データと前記顔相データ記憶手段に一時記憶された顔相データとを照合して操作者を特定することを特徴とするものである。
また、前記操作継続認証手段は、機器の操作開始許可後、所定時間毎に第2のバイオメトリック情報の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すことを特徴とするものである。
さらに、前記操作継続認証手段は、常時第2のバイオメトリック情報を読み取り、第2のバイオメトリック情報の読み取りによる照合不一致時には、その後の操作を中断させ第2のバイオメトリック情報の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すことを特徴とするものである。
発明を実施するための最良の形態
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
図1において、構成要素f1からf5については従来例と同一のためその説明は省略する。図1に示す機器の操作許可認証システムには、操作開始の許可認証を行う従来例と同様な操作開始認証手段の他に、新たな構成要素として、顔画像を読み取るカメラi1、カメラi1からの顔画像を画像処理して特徴抽出する顔画像処理特徴抽出部i2、顔画像処理特徴抽出部i2からの顔相データを登録する顔相登録手段i4、顔相登録手段i4からの登録顔相データを管理するための顔相データベースi5、顔相データベースi5で管理している顔相データと顔画像処理特徴抽出部i2からの顔相データとを比較して照合処理を行う顔相照合手段i3、指紋照合手段f3と顔相照合手段i3を組み合わせて機器の操作開始および操作継続のための認証を行う操作許可認証手段h1を備えている。
すなわち、実施の形態1に係る機器の操作許可認証システムは、機器の操作に先立って操作者の第1のバイオメトリック情報としての指紋を読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作開始の許可認証を行う操作開始認証手段と、機器の操作中に操作者の前記指紋情報とは異なる第2のバイオメトリック情報としての顔画像を非接触で読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作継続の許可認証を行う操作継続認証手段とを備えている。
ここで、操作開始認証手段と操作継続認証手段とは、操作者のバイオメトリック情報を読み取る検出手段と、バイオメトリック情報を記憶した記憶手段と、前記検出手段による検出データと前記記憶手段に記憶された記憶データとを照合して操作者を特定する照合手段と、前記照合手段による照合結果に基づいて機器の操作開始または操作継続の許可認証を行う許可認証手段とをそれぞれ備えてなるものである。
具体的には、前記操作開始認証手段としては、指紋センサf1と、画像処理特徴抽出部f2、指紋照合手段f3、指紋登録手段f4、指紋データベースf5、操作許可認証手段h1の構成が相当し、前記操作継続認証手段としては、カメラi1、顔画像処理特徴抽出部i2、顔相照合手段i3、顔相登録手段i4、顔相データベースi5、操作許可認証手段h1の構成が相当し、このうち、操作許可認証手段h1は、機器の操作開始の許可認証を行う許可認証手段及び操作継続の認証を行う許可認証手段として一体化されて構成されたものである。
次に、上記構成に係る動作を図2に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ある操作者が機器の操作を開始しようとする場合は(手順h11)、指紋センサf1より指紋画像を読み取り、画像処理特徴抽出部f2にて上記指紋画像を指紋データに変換し、指紋照合手段f3により指紋データベースf5内の指紋データと比較して指紋照合を行う(手順h12)。指紋照合がOKとなった場合は、操作許可認証手段h1により上記操作者を確定し上記機器の操作開始を許可する(手順h13→h14)。
次に、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合は(手順h15)、カメラi1より顔画像を読み取り、顔画像処理特徴抽出部i2にて上記顔画像を顔相データに変換し、顔相照合手段i3により顔相データベースi5内の手順h14で確定している操作者の顔相データと比較して顔相照合を行う(手順h16)。顔相照合がOKとなった場合は(手順h17)、操作許可認証手段h1により上記操作者を継承確定し上記機器の操作継続を許可する(手順h18)。
したがって、上記実施の形態1によれば、指紋照合による機器の操作開始許可後も、非接触で顔画像を読み取り顔相照合によって機器の操作継続の許可認証を行うため、従来のように操作継続時においては誰もが機器の操作が可能となってしまうことによるセキュリティ性の低下の問題を補える効果がある。しかも、顔相照合は非接触の照合手段で行われるため、指紋照合のように機器の操作中にいちいち指置き動作をする必要がなく、利便性を犠牲にすることもない。
実施の形態2.
図3は、上述した実施の形態1に係る動作を説明する図2に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態2に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態2に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図1に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図3に示す実施の形態2に係るフローチャートにおいて、図2に示す実施の形態1に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h1により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、内蔵するタイマー機構によって所定時間間隔が経過したか否かを判定し、所定時間間隔毎に顔相データの読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T1→h16ないしh18→h15)。
したがって、実施の形態2によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時に、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、カメラi1による顔画像に基づく顔相照合機能が所定間隔毎に起動されることになり、顔相の照合が実行されることになる。このため、顔相がパソコン操作の正当許可者と異なることにより照合結果は不一致となると、その時点でパソコンの操作を打切る旨をパソコン画面に出力して、パソコン操作を中断させることになる。これにより、特定操作者以外はパソコン操作することができず、パソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態3.
図4は、上述した実施の形態1に係る動作を説明する図2に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態3に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態3に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図1に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図4に示す実施の形態3に係るフローチャートにおいて、図2に示す実施の形態1に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h1により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、常時カメラi1により操作者の顔画像を読み取り、その読み取りによる顔相照合不一致時には、その後の操作を中断させる旨表示させて顔画像の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→h16→h17→T2→h16)。
したがって、実施の形態3によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時でも、カメラi1による顔画像に基づく顔相照合機能が常時行われる。このため、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、顔相の照合が常時実行されることにより、不正者は照合結果不一致となり、その時点でパソコンの操作を中断する旨を画面に出力して、パソコン操作を中断させ、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態4に係る機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
図5において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな構成要素として、i6は、実施の形態1の顔相登録手段i4の代わりに設けられて、顔画像処理特徴抽出部i2からの顔相データを一時的に登録するための顔相一時登録手段を示し、また、i7は、実施の形態1の顔相データベースの代わりに設けられた顔相一時記憶部であり、指紋照合手段f3による指紋照合一致時にカメラi1による顔相データと顔相一時記憶部i7に一時記憶された顔相データとを顔相照合手段i3により照合して操作者を特定するものである。さらに、h2は本実施の形態4に係る操作許可認証手段を示す。
次に、上記構成に係る動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。
図6に示す実施の形態4に係るフローチャートにおいて、図2に示す実施の形態1に係るフローチャートと異なる点は、機器の操作を開始する時に指紋照合により操作者を確定した後(手順h11ないしh14)、さらに、カメラi1による操作者の最新の顔相データを顔相一時記憶部i7に記憶させる点であり(手順T3)、その後、顔相照合手段i3により顔相一時記憶部i7内の顔相データと比較して顔相照合を行い、顔相照合が一致した場合、操作許可認証手段h2により操作者を継承確定し機器の操作継続を許可する(手順h15ないしh18)。
したがって、上記実施の形態4によれば、指紋照合による機器の操作開始許可後も、顔相照合によって機器の操作継続許可を行うため、従来のように操作継続時においては誰もが機器の操作が可能となってしまうことによるセキュリティ性低下の問題を補える効果がある。
また、顔相照合は非接触の照合手段であるため、指紋照合のように機器の操作中にいちいち指置き動作をする必要がなく、利便性を犠牲にすることもない。
さらに、指紋照合OK時に得られる顔相データを顔相照合の比較対照にするため、経時変化の大きい顔画像を利用する顔相照合においても比較的安定した照合をすることができる。特に、指紋照合一致時に得られるカメラによる操作者の最新の顔相データを一時記憶させて顔相照合を行うので、ほんの数秒前の最新の顔相データを用いて照合でき、登録時が5,6ヶ月または1年前の顔相データと比較して確度の高い顔相照合を行い得る。
実施の形態5.
図7は、上述した実施の形態4に係る動作を説明する図6に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態5に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態5に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図5に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図7に示す実施の形態5に係るフローチャートにおいで、図6に示す実施の形態4に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h2により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、内蔵するタイマー機構によって所定時間間隔が経過したか否かを判定し、所定時間間隔毎に顔相データの読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T1→h16ないしh18→h15)。
したがって、実施の形態5によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時に、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、カメラi1による顔画像に基づく顔相照合機能が所定間隔毎に起動されることになり、顔相の照合が実行されることになる。このため、顔相がパソコン操作の正当許可者と異なることにより照合結果は不一致となると、その時点でパソコンの操作を打切る旨をパソコン画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態6.
図8は、上述した実施の形態4に係る動作を説明する図6に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態6に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態6に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図5に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図8に示す実施の形態6に係るフローチャートにおいて、図6に示す実施の形態4に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h2により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、常時カメラi1により操作者の顔画像を読み取り、その読み取りによる顔相照合不一致時には、その後の操作を中断させる旨表示させて顔画像の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→h16→h17→T2→h16)。
したがって、実施の形態6によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時でも、カメラi1による顔画像に基づく顔相照合機能が常時行われる。このため、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、顔相の照合が常時実行されることにより、不正者は照合結果不一致となり、その時点でパソコンの操作を中断する旨を画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態7.
図9は、この発明の実施の形態7に係る機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
構成要素f1からf5については従来例と同一のため説明を省略する。新たな構成要素として、音声を読み取るマイクv1、マイクv1からの音声を音声処理、特徴抽出する音声処理特徴抽出部v2、音声処理特徴抽出部v2からの声紋データを登録する声紋登録手段v4、声紋登録手段v4からの登録声紋データを管理するための声紋データベースv5、声紋データベースv5で管理している声紋データと照合時の音声処理特徴抽出部v2からの声紋データを比較して照合処理を行う声紋照合手段v3、指紋照合手段f3と声紋照合手段v3を組み合わせて機器の操作開始および操作継続のための認証を行う操作許可認証手段h3を備えた。
次に、上記構成に係る動作を図10に示すフローチャートを参照して説明する。
図10に示す実施の形態4に係るフローチャートにおいて、図2に示す実施の形態1に係るフローチャートと異なる点は、機器の操作を開始する時に指紋照合により操作者を確定した後(手順h11ないしh14)、さらに、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合、マイクv1により操作者の音声を読み取り、音声処理特徴抽出部v2により上記音声を声紋データに変換し、声紋照合手段v3により声紋データベースv5内の手順h14で確定している操作者の声紋データと比較して声紋照合を行う(手順T4)。手順T5で声紋照合がOKとなった場合、手順h18に移り、操作許可認証手段h3により上記操作者を継承確定し上記機器の操作継続を許可する。
したがって、実施の形態7によれば、指紋照合による機器の操作開始許可後も、声紋照合によって機器の操作継続許可を行うため、従来のように操作継続時においては誰もが機器の操作が可能となってしまうことによるセキュリティ性低下の問題を補える効果がある。また、声紋照合は非接触の照合手段で行われるため、指紋照合のように機器の操作中にいちいち指置き動作をする必要がなく、利便性を犠牲にすることもない。
実施の形態8.
図11は、上述した実施の形態7に係る動作を説明する図10に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態8に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態8に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図9に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図11に示す実施の形態8に係るフローチャートにおいて、図10に示す実施の形態7に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h3により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、内蔵するタイマー機構によって所定時間間隔が経過したか否かを判定し、所定時間間隔毎に声紋データの読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T1→T4→T5→h18→h15)。
したがって、実施の形態8によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時に、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、マイクv1による音声読み込みに基づく声紋照合機能が所定間隔毎に起動されることになり、声紋の照合が実行されることになる。このため、声紋がパソコン操作の正当許可者と異なることにより照合結果は不一致となると、その時点でパソコンの操作を打切る旨をパソコン画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態9.
図12は、上述した実施の形態7に係る動作を説明する図10に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態9に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態9に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図9に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図12に示す実施の形態9に係るフローチャートにおいて、図10に示す実施の形態7に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h3により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、マイクv1により操作者の音声を読み取り、その読み取りによる声紋照合不一致時には、その後の操作を中断させる旨表示させて音声の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T4→T5→T2→T4)。
したがって、実施の形態9によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時でも、マイクv1による音声に基づく声紋照合機能が常時行われる。このため、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、声紋の照合が常時実行されることにより、不正者は照合結果不一致となり、その時点でパソコンの操作を中断する旨を画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
また、例えば、特定の携帯電話を操作することが許可された携帯電話の操作許可者が、何らかの理由により、その携帯電話の操作から離れた時に、その携帯電話の操作ではマイクによる音声読取り機能が常時行われている為、不正な者がその携帯電話を操作した時、不正者の声紋が操作正当許可者のものではなく、声紋照合で照合不一致の結果となり、その時点で携帯電話の操作を打切ってしまうような表示等を携帯電話に出力して、電話操作を中断させ、携帯電話操作による特定操作者のセキュリティ性を上げるシステムとすることができる。
実施の形態10.
図13は、この発明の実施の形態10に係る機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
図13において、図9に示す実施の形態7と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな構成要素として、v6は、実施の形態7の声紋登録手段v4の代わりに設けられて、音声処理特徴抽出部v2からの声紋データを一時的に登録するための声紋一時登録手段を示し、また、v7は、実施の形態7の顔相データベースの代わりに設けられた顔相一時記憶部であり、声紋照合手段v3による指紋照合一致時にマイクv1による声紋データと声紋一時記憶部v7に一時記憶された声紋データとを声紋照合手段v3により照合して操作者を特定するものである。さらに、h4は、本実施の形態10における操作許可認証手段を示す。
次に、上記構成に係る動作を図14に示すフローチャートを参照して説明する。
図14に示す実施の形態10に係るフローチャートにおいて、図10に示す実施の形態7に係るフローチャートと異なる点は、機器の操作を開始する時に指紋照合により操作者を確定した後(手順h11ないしh14)、さらに、マイクv1による操作者の最新の声紋データを声紋一時記憶部v7に記憶させる点であり(手順T6)、その後、声紋照合手段v3により声紋一時記憶部v7内の声紋データと比較して声紋照合を行い、声紋照合が一致した場合、操作許可認証手段h4により操作者を継承確定し機器の操作継続を許可する(手順h15→T4→T5→h18)。
したがって、上記実施の形態10によれば、指紋照合による機器の操作開始許可後も、声紋照合によって機器の操作継続許可を行うため、従来のように操作継続時においては誰もが機器の操作が可能となってしまうことによるセキュリティ性低下の問題を補える効果がある。
また、声紋照合は非接触の照合手段で行われるため、指紋照合のように機器の操作中にいちいち指置き動作をする必要がなく、利便性を犠牲にすることもない。
さらに、声紋照合OK時に得られる声紋データを声紋照合の比較対照にするため、経時変化の大きい声紋データを利用する声紋照合においても比較的安定した照合をすることができる。特に、声紋照合一致時に得られるマイクによる操作者の最新の声紋データを一時記憶させて声紋照合を行うので、ほんの数秒前の最新の声紋データを用いて照合でき、登録時が5,6ヶ月または1年前の声紋データと比較して確度の高い声紋照合を行い得る。
実施の形態11.
図15は、上述した実施の形態10に係る動作を説明する図14に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態11に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態11に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図13に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図15に示す実施の形態11に係るフローチャートにおいて、図14に示す実施の形態10に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h4により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、内蔵するタイマー機構によって所定時間間隔が経過したか否かを判定し、所定時間間隔毎に声紋データの読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T1→T4→T5→h18→h15)。
したがって、実施の形態11によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時に、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、マイクv1による音声に基づく声紋照合機能が所定間隔毎に起動されることになり、声紋の照合が実行されることになる。このため、声紋がパソコン操作の正当許可者と異なることにより照合結果は不一致となると、その時点でパソコンの操作を打切る旨をパソコン画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態12.
図16は、上述した実施の形態10に係る動作を説明する図14に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態12に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態12に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図13に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図16に示す実施の形態12に係るフローチャートにおいて、図14に示す実施の形態10に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h4により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、常時マイクv1により操作者の音声を読み取り、その読み取りによる声紋照合不一致時には、その後の操作を中断させる旨表示させて音声の読み取りによる声紋照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T4→T5→T2→T4)。
したがって、実施の形態12によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時でも、マイクv1による音声に基づく声紋照合機能が常時行われる。このため、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、声紋の照合が常時実行されることにより、不正者は照合結果不一致となり、その時点でパソコンの操作を中断する旨を画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
産業上の利用の可能性
以上のように、この発明は、機器の操作に先立って操作者の第1のバイオメトリック情報を読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作開始の許可認証を行うと共に、機器の操作中に操作者の前記第1のバイオメトリック情報とは異なる第2のバイオメトリック情報を非接触で読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作継続の許可認証を行うようにしたので、機器の操作を継続する際に、操作開始時の照合と同様な煩わしい操作を繰り返すことなく、利便性を保持でき、かつセキュリティ性も高めることができる機器の操作許可認証システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明の実施の形態1ないし3に係る機器の操作認証システムを示す機能ブロック図、
図2は、この発明の実施の形態1に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図3は、この発明の実施の形態2に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図4は、この発明の実施の形態3に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図5は、この発明の実施の形態4ないし6に係る機器の操作認証システムを示す機能ブロック図、
図6は、この発明の実施の形態4に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図7は、この発明の実施の形態5に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図8は、この発明の実施の形態6に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図9は、この発明の実施の形態7ないし9に係る機器の操作認証システムを示す機能ブロック図、
図10は、この発明の実施の形態7に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図11は、この発明の実施の形態8に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図12は、この発明の実施の形態9に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図13は、この発明の実施の形態10ないし12に係る機器の操作認証システムを示す機能ブロック図、
図14は、この発明の実施の形態10に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図15は、この発明の実施の形態11に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図16は、この発明の実施の形態12に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図17は、従来の指紋照合による機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図、
図18は、従来の指紋照合による機器の操作許可認証システムの動作を説明するフローチャートである。
この発明は、機器の操作者を特定人に限定するために、操作者のバイオメトリック情報に基づいて操作許可の認証を行う機器の操作許可認証システムに関するものである。
背景技術
図17は、従来の指紋照合による機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
図17において、f1は指紋画像を読み取る指紋センサ、f2は指紋センサf1からの指紋画像を画像処理して特徴を抽出する画像処理特徴抽出部、f4は画像処理特徴抽出部f2により特徴抽出された指紋データを登録する指紋登録手段、f5は指紋登録手段f4からの登録指紋データを管理するための指紋データベース、f3は指紋データベースf5で管理している指紋データと照合時の画像処理特徴抽出部f2からの指紋データとを比較して照合処理を行う指紋照合手段、h5は指紋照合手段f3の照合結果に基づいて機器の操作開始の許可認証を行う操作許可認証手段である。
次に、上記構成に係る動作を、図18に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ある操作者が機器の操作を開始しようとする場合は(手順h51)、指紋センサf1より指紋画像を読み取り、画像処理特徴抽出部f2にて上記指紋画像を指紋データに変換し、指紋照合手段f3により指紋データベースf5内の指紋データと比較して指紋照合を行う(手順h52)。そして、指紋照合がOKとなった場合には、操作許可認証手段h5により上記操作者を確定し上記機器の操作開始を許可する(手順h53→h54)。
従来の指紋照合による機器の操作許可認証システムでは、上述したように、手順h54で操作者を確定し機器の操作開始を許可した後は、誰でも機器の操作が可能な状態となる。このため、セキュリティ性に問題があった。また、上記問題を回避するために、手順h51から手順h54までを繰り返すことによって機器の継続操作の許可認証を行うことが考えられるが、その場合、操作者は、機器の操作を継続するために、指紋照合を繰り返し行うために毎回指置き操作を行う必要があり、利便性に問題があった。
この発明は上述した点に鑑みてなされたもので、機器の操作を継続する際に、操作開始時の照合と同様な煩わしい操作を繰り返すことなく、利便性を保持でき、かつセキュリティ性も高めることができる機器の操作許可認証システムを提供することを目的とする。
発明の開示
上記目的を達成するために、この発明に係る機器の操作許可認証システムは、機器の操作に先立って操作者の第1のバイオメトリック情報を読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作開始の許可認証を行う操作開始認証手段と、前記機器の操作中に操作者の前記第1のバイオメトリック情報とは異なる第2のバイオメトリック情報を非接触で読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作継続の許可認証を行う操作継続認証手段とを備えたものである。
また、前記操作開始認証手段と前記操作継続認証手段とは、操作者のバイオメトリック情報を読み取る検出手段と、バイオメトリック情報を記憶した記憶手段と、前記検出手段による検出データと前記記憶手段に記憶された記憶データとを照合して操作者を特定する照合手段と、前記照合手段による照合結果に基づいて機器の操作開始または操作継続の許可認証を行う許可認証手段とをそれぞれ備えたことを特徴とするものである。
また、前記操作開始認証手段は、機器の操作に先立って前記第1のバイオメトリック情報としての操作者の指紋画像を読み取る前記検出手段としての指紋センサと、指紋データが記録された前記記憶手段としての指紋データ記憶手段と、前記指紋センサによる指紋データと前記指紋データ記憶手段に記憶された指紋データとを照合して操作者を特定する前記照合手段としての指紋照合手段と、前記指紋照合手段による照合結果に基づいて機器の操作開始の許可認証を行う前記許可認証手段としての第1の許可認証手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記操作継続認証手段は、機器の操作中に前記第2のバイオメトリック情報としての操作者の顔画像を読み取る前記検出手段としてのカメラと、顔相データが記録された前記記憶手段としての顔相データ記憶手段と、前記カメラによる顔相データと前記顔相データ記憶手段に記憶された顔相データとを照合して操作者を特定する前記照合手段としての顔相照合手段と、前記顔相照合手段による照合結果に基づいて機器の操作継続の許可認証を行う前記許可認証手段としての第2の許可認証手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記操作継続認証手段は、機器の操作中に前記第2のバイオメトリック情報としての操作者の音声を読み取る前記検出手段としてのマイクと、声紋データが記録された前記記憶手段としての声紋データ記憶手段と、前記マイクによる声紋データと前記声紋データ記憶手段に記憶された声紋データとを照合して操作者を特定する前記照合手段としての声紋照合手段と、前記声紋照合手段による照合結果に基づいて機器の操作継続の認証を行う前記許可認証手段としての第2の許可認証手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記操作開始認証手段と前記操作継続認証手段との許可認証手段は、一体構成でなることを特徴とするものである。
また、前記顔相データ記憶手段は、前記指紋照合手段による指紋照合OK時に前記カメラによる操作者の最新の顔相データを一時記憶し、前記顔相照合手段は、前記カメラによる顔相データと前記顔相データ記憶手段に一時記憶された顔相データとを照合して操作者を特定することを特徴とするものである。
また、前記操作継続認証手段は、機器の操作開始許可後、所定時間毎に第2のバイオメトリック情報の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すことを特徴とするものである。
さらに、前記操作継続認証手段は、常時第2のバイオメトリック情報を読み取り、第2のバイオメトリック情報の読み取りによる照合不一致時には、その後の操作を中断させ第2のバイオメトリック情報の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すことを特徴とするものである。
発明を実施するための最良の形態
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
図1において、構成要素f1からf5については従来例と同一のためその説明は省略する。図1に示す機器の操作許可認証システムには、操作開始の許可認証を行う従来例と同様な操作開始認証手段の他に、新たな構成要素として、顔画像を読み取るカメラi1、カメラi1からの顔画像を画像処理して特徴抽出する顔画像処理特徴抽出部i2、顔画像処理特徴抽出部i2からの顔相データを登録する顔相登録手段i4、顔相登録手段i4からの登録顔相データを管理するための顔相データベースi5、顔相データベースi5で管理している顔相データと顔画像処理特徴抽出部i2からの顔相データとを比較して照合処理を行う顔相照合手段i3、指紋照合手段f3と顔相照合手段i3を組み合わせて機器の操作開始および操作継続のための認証を行う操作許可認証手段h1を備えている。
すなわち、実施の形態1に係る機器の操作許可認証システムは、機器の操作に先立って操作者の第1のバイオメトリック情報としての指紋を読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作開始の許可認証を行う操作開始認証手段と、機器の操作中に操作者の前記指紋情報とは異なる第2のバイオメトリック情報としての顔画像を非接触で読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作継続の許可認証を行う操作継続認証手段とを備えている。
ここで、操作開始認証手段と操作継続認証手段とは、操作者のバイオメトリック情報を読み取る検出手段と、バイオメトリック情報を記憶した記憶手段と、前記検出手段による検出データと前記記憶手段に記憶された記憶データとを照合して操作者を特定する照合手段と、前記照合手段による照合結果に基づいて機器の操作開始または操作継続の許可認証を行う許可認証手段とをそれぞれ備えてなるものである。
具体的には、前記操作開始認証手段としては、指紋センサf1と、画像処理特徴抽出部f2、指紋照合手段f3、指紋登録手段f4、指紋データベースf5、操作許可認証手段h1の構成が相当し、前記操作継続認証手段としては、カメラi1、顔画像処理特徴抽出部i2、顔相照合手段i3、顔相登録手段i4、顔相データベースi5、操作許可認証手段h1の構成が相当し、このうち、操作許可認証手段h1は、機器の操作開始の許可認証を行う許可認証手段及び操作継続の認証を行う許可認証手段として一体化されて構成されたものである。
次に、上記構成に係る動作を図2に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ある操作者が機器の操作を開始しようとする場合は(手順h11)、指紋センサf1より指紋画像を読み取り、画像処理特徴抽出部f2にて上記指紋画像を指紋データに変換し、指紋照合手段f3により指紋データベースf5内の指紋データと比較して指紋照合を行う(手順h12)。指紋照合がOKとなった場合は、操作許可認証手段h1により上記操作者を確定し上記機器の操作開始を許可する(手順h13→h14)。
次に、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合は(手順h15)、カメラi1より顔画像を読み取り、顔画像処理特徴抽出部i2にて上記顔画像を顔相データに変換し、顔相照合手段i3により顔相データベースi5内の手順h14で確定している操作者の顔相データと比較して顔相照合を行う(手順h16)。顔相照合がOKとなった場合は(手順h17)、操作許可認証手段h1により上記操作者を継承確定し上記機器の操作継続を許可する(手順h18)。
したがって、上記実施の形態1によれば、指紋照合による機器の操作開始許可後も、非接触で顔画像を読み取り顔相照合によって機器の操作継続の許可認証を行うため、従来のように操作継続時においては誰もが機器の操作が可能となってしまうことによるセキュリティ性の低下の問題を補える効果がある。しかも、顔相照合は非接触の照合手段で行われるため、指紋照合のように機器の操作中にいちいち指置き動作をする必要がなく、利便性を犠牲にすることもない。
実施の形態2.
図3は、上述した実施の形態1に係る動作を説明する図2に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態2に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態2に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図1に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図3に示す実施の形態2に係るフローチャートにおいて、図2に示す実施の形態1に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h1により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、内蔵するタイマー機構によって所定時間間隔が経過したか否かを判定し、所定時間間隔毎に顔相データの読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T1→h16ないしh18→h15)。
したがって、実施の形態2によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時に、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、カメラi1による顔画像に基づく顔相照合機能が所定間隔毎に起動されることになり、顔相の照合が実行されることになる。このため、顔相がパソコン操作の正当許可者と異なることにより照合結果は不一致となると、その時点でパソコンの操作を打切る旨をパソコン画面に出力して、パソコン操作を中断させることになる。これにより、特定操作者以外はパソコン操作することができず、パソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態3.
図4は、上述した実施の形態1に係る動作を説明する図2に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態3に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態3に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図1に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図4に示す実施の形態3に係るフローチャートにおいて、図2に示す実施の形態1に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h1により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、常時カメラi1により操作者の顔画像を読み取り、その読み取りによる顔相照合不一致時には、その後の操作を中断させる旨表示させて顔画像の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→h16→h17→T2→h16)。
したがって、実施の形態3によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時でも、カメラi1による顔画像に基づく顔相照合機能が常時行われる。このため、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、顔相の照合が常時実行されることにより、不正者は照合結果不一致となり、その時点でパソコンの操作を中断する旨を画面に出力して、パソコン操作を中断させ、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態4に係る機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
図5において、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな構成要素として、i6は、実施の形態1の顔相登録手段i4の代わりに設けられて、顔画像処理特徴抽出部i2からの顔相データを一時的に登録するための顔相一時登録手段を示し、また、i7は、実施の形態1の顔相データベースの代わりに設けられた顔相一時記憶部であり、指紋照合手段f3による指紋照合一致時にカメラi1による顔相データと顔相一時記憶部i7に一時記憶された顔相データとを顔相照合手段i3により照合して操作者を特定するものである。さらに、h2は本実施の形態4に係る操作許可認証手段を示す。
次に、上記構成に係る動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。
図6に示す実施の形態4に係るフローチャートにおいて、図2に示す実施の形態1に係るフローチャートと異なる点は、機器の操作を開始する時に指紋照合により操作者を確定した後(手順h11ないしh14)、さらに、カメラi1による操作者の最新の顔相データを顔相一時記憶部i7に記憶させる点であり(手順T3)、その後、顔相照合手段i3により顔相一時記憶部i7内の顔相データと比較して顔相照合を行い、顔相照合が一致した場合、操作許可認証手段h2により操作者を継承確定し機器の操作継続を許可する(手順h15ないしh18)。
したがって、上記実施の形態4によれば、指紋照合による機器の操作開始許可後も、顔相照合によって機器の操作継続許可を行うため、従来のように操作継続時においては誰もが機器の操作が可能となってしまうことによるセキュリティ性低下の問題を補える効果がある。
また、顔相照合は非接触の照合手段であるため、指紋照合のように機器の操作中にいちいち指置き動作をする必要がなく、利便性を犠牲にすることもない。
さらに、指紋照合OK時に得られる顔相データを顔相照合の比較対照にするため、経時変化の大きい顔画像を利用する顔相照合においても比較的安定した照合をすることができる。特に、指紋照合一致時に得られるカメラによる操作者の最新の顔相データを一時記憶させて顔相照合を行うので、ほんの数秒前の最新の顔相データを用いて照合でき、登録時が5,6ヶ月または1年前の顔相データと比較して確度の高い顔相照合を行い得る。
実施の形態5.
図7は、上述した実施の形態4に係る動作を説明する図6に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態5に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態5に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図5に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図7に示す実施の形態5に係るフローチャートにおいで、図6に示す実施の形態4に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h2により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、内蔵するタイマー機構によって所定時間間隔が経過したか否かを判定し、所定時間間隔毎に顔相データの読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T1→h16ないしh18→h15)。
したがって、実施の形態5によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時に、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、カメラi1による顔画像に基づく顔相照合機能が所定間隔毎に起動されることになり、顔相の照合が実行されることになる。このため、顔相がパソコン操作の正当許可者と異なることにより照合結果は不一致となると、その時点でパソコンの操作を打切る旨をパソコン画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態6.
図8は、上述した実施の形態4に係る動作を説明する図6に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態6に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態6に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図5に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図8に示す実施の形態6に係るフローチャートにおいて、図6に示す実施の形態4に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h2により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、常時カメラi1により操作者の顔画像を読み取り、その読み取りによる顔相照合不一致時には、その後の操作を中断させる旨表示させて顔画像の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→h16→h17→T2→h16)。
したがって、実施の形態6によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時でも、カメラi1による顔画像に基づく顔相照合機能が常時行われる。このため、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、顔相の照合が常時実行されることにより、不正者は照合結果不一致となり、その時点でパソコンの操作を中断する旨を画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態7.
図9は、この発明の実施の形態7に係る機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
構成要素f1からf5については従来例と同一のため説明を省略する。新たな構成要素として、音声を読み取るマイクv1、マイクv1からの音声を音声処理、特徴抽出する音声処理特徴抽出部v2、音声処理特徴抽出部v2からの声紋データを登録する声紋登録手段v4、声紋登録手段v4からの登録声紋データを管理するための声紋データベースv5、声紋データベースv5で管理している声紋データと照合時の音声処理特徴抽出部v2からの声紋データを比較して照合処理を行う声紋照合手段v3、指紋照合手段f3と声紋照合手段v3を組み合わせて機器の操作開始および操作継続のための認証を行う操作許可認証手段h3を備えた。
次に、上記構成に係る動作を図10に示すフローチャートを参照して説明する。
図10に示す実施の形態4に係るフローチャートにおいて、図2に示す実施の形態1に係るフローチャートと異なる点は、機器の操作を開始する時に指紋照合により操作者を確定した後(手順h11ないしh14)、さらに、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合、マイクv1により操作者の音声を読み取り、音声処理特徴抽出部v2により上記音声を声紋データに変換し、声紋照合手段v3により声紋データベースv5内の手順h14で確定している操作者の声紋データと比較して声紋照合を行う(手順T4)。手順T5で声紋照合がOKとなった場合、手順h18に移り、操作許可認証手段h3により上記操作者を継承確定し上記機器の操作継続を許可する。
したがって、実施の形態7によれば、指紋照合による機器の操作開始許可後も、声紋照合によって機器の操作継続許可を行うため、従来のように操作継続時においては誰もが機器の操作が可能となってしまうことによるセキュリティ性低下の問題を補える効果がある。また、声紋照合は非接触の照合手段で行われるため、指紋照合のように機器の操作中にいちいち指置き動作をする必要がなく、利便性を犠牲にすることもない。
実施の形態8.
図11は、上述した実施の形態7に係る動作を説明する図10に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態8に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態8に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図9に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図11に示す実施の形態8に係るフローチャートにおいて、図10に示す実施の形態7に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h3により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、内蔵するタイマー機構によって所定時間間隔が経過したか否かを判定し、所定時間間隔毎に声紋データの読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T1→T4→T5→h18→h15)。
したがって、実施の形態8によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時に、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、マイクv1による音声読み込みに基づく声紋照合機能が所定間隔毎に起動されることになり、声紋の照合が実行されることになる。このため、声紋がパソコン操作の正当許可者と異なることにより照合結果は不一致となると、その時点でパソコンの操作を打切る旨をパソコン画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態9.
図12は、上述した実施の形態7に係る動作を説明する図10に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態9に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態9に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図9に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図12に示す実施の形態9に係るフローチャートにおいて、図10に示す実施の形態7に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h3により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、マイクv1により操作者の音声を読み取り、その読み取りによる声紋照合不一致時には、その後の操作を中断させる旨表示させて音声の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T4→T5→T2→T4)。
したがって、実施の形態9によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時でも、マイクv1による音声に基づく声紋照合機能が常時行われる。このため、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、声紋の照合が常時実行されることにより、不正者は照合結果不一致となり、その時点でパソコンの操作を中断する旨を画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
また、例えば、特定の携帯電話を操作することが許可された携帯電話の操作許可者が、何らかの理由により、その携帯電話の操作から離れた時に、その携帯電話の操作ではマイクによる音声読取り機能が常時行われている為、不正な者がその携帯電話を操作した時、不正者の声紋が操作正当許可者のものではなく、声紋照合で照合不一致の結果となり、その時点で携帯電話の操作を打切ってしまうような表示等を携帯電話に出力して、電話操作を中断させ、携帯電話操作による特定操作者のセキュリティ性を上げるシステムとすることができる。
実施の形態10.
図13は、この発明の実施の形態10に係る機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図である。
図13において、図9に示す実施の形態7と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな構成要素として、v6は、実施の形態7の声紋登録手段v4の代わりに設けられて、音声処理特徴抽出部v2からの声紋データを一時的に登録するための声紋一時登録手段を示し、また、v7は、実施の形態7の顔相データベースの代わりに設けられた顔相一時記憶部であり、声紋照合手段v3による指紋照合一致時にマイクv1による声紋データと声紋一時記憶部v7に一時記憶された声紋データとを声紋照合手段v3により照合して操作者を特定するものである。さらに、h4は、本実施の形態10における操作許可認証手段を示す。
次に、上記構成に係る動作を図14に示すフローチャートを参照して説明する。
図14に示す実施の形態10に係るフローチャートにおいて、図10に示す実施の形態7に係るフローチャートと異なる点は、機器の操作を開始する時に指紋照合により操作者を確定した後(手順h11ないしh14)、さらに、マイクv1による操作者の最新の声紋データを声紋一時記憶部v7に記憶させる点であり(手順T6)、その後、声紋照合手段v3により声紋一時記憶部v7内の声紋データと比較して声紋照合を行い、声紋照合が一致した場合、操作許可認証手段h4により操作者を継承確定し機器の操作継続を許可する(手順h15→T4→T5→h18)。
したがって、上記実施の形態10によれば、指紋照合による機器の操作開始許可後も、声紋照合によって機器の操作継続許可を行うため、従来のように操作継続時においては誰もが機器の操作が可能となってしまうことによるセキュリティ性低下の問題を補える効果がある。
また、声紋照合は非接触の照合手段で行われるため、指紋照合のように機器の操作中にいちいち指置き動作をする必要がなく、利便性を犠牲にすることもない。
さらに、声紋照合OK時に得られる声紋データを声紋照合の比較対照にするため、経時変化の大きい声紋データを利用する声紋照合においても比較的安定した照合をすることができる。特に、声紋照合一致時に得られるマイクによる操作者の最新の声紋データを一時記憶させて声紋照合を行うので、ほんの数秒前の最新の声紋データを用いて照合でき、登録時が5,6ヶ月または1年前の声紋データと比較して確度の高い声紋照合を行い得る。
実施の形態11.
図15は、上述した実施の形態10に係る動作を説明する図14に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態11に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態11に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図13に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図15に示す実施の形態11に係るフローチャートにおいて、図14に示す実施の形態10に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h4により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、内蔵するタイマー機構によって所定時間間隔が経過したか否かを判定し、所定時間間隔毎に声紋データの読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T1→T4→T5→h18→h15)。
したがって、実施の形態11によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時に、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、マイクv1による音声に基づく声紋照合機能が所定間隔毎に起動されることになり、声紋の照合が実行されることになる。このため、声紋がパソコン操作の正当許可者と異なることにより照合結果は不一致となると、その時点でパソコンの操作を打切る旨をパソコン画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
実施の形態12.
図16は、上述した実施の形態10に係る動作を説明する図14に示すフローチャートに対応して示すもので、本実施の形態12に係る動作を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態12に係る機器の操作許可認証システムの構成としては図13に示す機能ブロック図と同様な構成を備える。
図16に示す実施の形態12に係るフローチャートにおいて、図14に示す実施の形態10に係るフローチャートと異なる点は、操作許可認証手段h4により、機器の操作開始許可後、ある操作者が機器の操作を継続しようとした場合に(手順h15)、常時マイクv1により操作者の音声を読み取り、その読み取りによる声紋照合不一致時には、その後の操作を中断させる旨表示させて音声の読み取りによる声紋照合に基づく操作継続の認証を繰り返すようにしたものである(手順h15→T4→T5→T2→T4)。
したがって、実施の形態12によれば、例えば、特定のパソコンを操作することが許可されたパソコン操作許可者が、何らかの理由により、そのパソコンの操作席前から離れて異なる場所に移動している時でも、マイクv1による音声に基づく声紋照合機能が常時行われる。このため、操作許可されていない他の利用者がそのパソコンを操作しようとした場合でも、声紋の照合が常時実行されることにより、不正者は照合結果不一致となり、その時点でパソコンの操作を中断する旨を画面に出力して、パソコン操作を中断させる。これにより、特定操作者によるパソコン操作のセキュリティ性を高めることができる。
産業上の利用の可能性
以上のように、この発明は、機器の操作に先立って操作者の第1のバイオメトリック情報を読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作開始の許可認証を行うと共に、機器の操作中に操作者の前記第1のバイオメトリック情報とは異なる第2のバイオメトリック情報を非接触で読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作継続の許可認証を行うようにしたので、機器の操作を継続する際に、操作開始時の照合と同様な煩わしい操作を繰り返すことなく、利便性を保持でき、かつセキュリティ性も高めることができる機器の操作許可認証システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明の実施の形態1ないし3に係る機器の操作認証システムを示す機能ブロック図、
図2は、この発明の実施の形態1に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図3は、この発明の実施の形態2に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図4は、この発明の実施の形態3に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図5は、この発明の実施の形態4ないし6に係る機器の操作認証システムを示す機能ブロック図、
図6は、この発明の実施の形態4に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図7は、この発明の実施の形態5に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図8は、この発明の実施の形態6に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図9は、この発明の実施の形態7ないし9に係る機器の操作認証システムを示す機能ブロック図、
図10は、この発明の実施の形態7に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図11は、この発明の実施の形態8に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図12は、この発明の実施の形態9に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図13は、この発明の実施の形態10ないし12に係る機器の操作認証システムを示す機能ブロック図、
図14は、この発明の実施の形態10に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図15は、この発明の実施の形態11に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図16は、この発明の実施の形態12に係る機器の操作認証システムの動作を説明するフローチャート、
図17は、従来の指紋照合による機器の操作許可認証システムを示す機能ブロック図、
図18は、従来の指紋照合による機器の操作許可認証システムの動作を説明するフローチャートである。
Claims (9)
- 機器の操作に先立って操作者の第1のバイオメトリック情報を読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作開始の許可認証を行う操作開始認証手段と、
前記機器の操作中に操作者の前記第1のバイオメトリック情報とは異なる第2のバイオメトリック情報を非接触で読み取り予め記憶された情報と照合しその照合結果に基づいて操作継続の許可認証を行う操作継続認証手段と
を備えた機器の操作許可認証システム。 - 請求項1に記載の機器の操作許可認証システムにおいて、
前記操作開始認証手段と前記操作継続認証手段とは、操作者のバイオメトリック情報を読み取る検出手段と、バイオメトリック情報を記憶した記憶手段と、前記検出手段による検出データと前記記憶手段に記憶された記憶データとを照合して操作者を特定する照合手段と、前記照合手段による照合結果に基づいて機器の操作開始または操作継続の許可認証を行う許可認証手段とをそれぞれ備えたことを特徴とする機器の操作許可認証システム。 - 請求項2に記載の機器の操作許可認証システムにおいて、
前記操作開始認証手段は、機器の操作に先立って前記第1のバイオメトリック情報としての操作者の指紋画像を読み取る前記検出手段としての指紋センサと、指紋データが記録された前記記憶手段としての指紋データ記憶手段と、前記指紋センサによる指紋データと前記指紋データ記憶手段に記憶された指紋データとを照合して操作者を特定する前記照合手段としての指紋照合手段と、前記指紋照合手段による照合結果に基づいて機器の操作開始の許可認証を行う前記許可認証手段としての第1の許可認証手段とを備えたことを特徴とする機器の操作許可認証システム。 - 請求項2に記載の機器の操作許可認証システムにおいて、
前記操作継続認証手段は、機器の操作中に前記第2のバイオメトリック情報としての操作者の顔画像を読み取る前記検出手段としてのカメラと、顔相データが記録された前記記憶手段としての顔相データ記憶手段と、前記カメラによる顔相データと前記顔相データ記憶手段に記憶された顔相データとを照合して操作者を特定する前記照合手段としての顔相照合手段と、前記顔相照合手段による照合結果に基づいて機器の操作継続の許可認証を行う前記許可認証手段としての第2の許可認証手段とを備えたことを特徴とする機器の操作許可認証システム。 - 請求項2に記載の機器操作システムにおいて、
前記操作継続認証手段は、機器の操作中に前記第2のバイオメトリック情報としての操作者の音声を読み取る前記検出手段としてのマイクと、声紋データが記録された前記記憶手段としての声紋データ記憶手段と、前記マイクによる声紋データと前記声紋データ記憶手段に記憶された声紋データとを照合して操作者を特定する前記照合手段としての声紋照合手段と、前記声紋照合手段による照合結果に基づいて機器の操作継続の認証を行う前記許可認証手段としての第2の許可認証手段とを備えたことを特徴とする機器操作システム。 - 請求項2に記載の機器の操作許可認証システムにおいて、
前記操作開始認証手段と前記操作継続認証手段との許可認証手段は、一体構成でなることを特徴とする機器の操作許可認証システム。 - 請求項4に記載の機器の操作許可認証システムにおいて、
前記顔相データ記憶手段は、前記指紋照合手段による指紋照合OK時に前記カメラによる操作者の最新の顔相データを一時記憶し、前記顔相照合手段は、前記カメラによる顔相データと前記顔相データ記憶手段に一時記憶された顔相データとを照合して操作者を特定することを特徴とする機器の操作許可認証システム。 - 請求項1に記載の機器の操作許可認証システムにおいて、
前記操作継続認証手段は、機器の操作開始許可後、所定時間毎に第2のバイオメトリック情報の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すことを特徴とする機器の操作許可認証システム。 - 請求項1に記載の機器の操作許可認証システムにおいて、
前記操作継続認証手段は、常時第2のバイオメトリック情報を読み取り、第2のバイオメトリック情報の読み取りによる照合不一致時には、その後の操作を中断させ第2のバイオメトリック情報の読み取りによる照合に基づく操作継続の認証を繰り返すことを特徴とする機器の操作許可認証システム。
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