JPS64917B2 - - Google Patents

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JPS64917B2
JPS64917B2 JP10054883A JP10054883A JPS64917B2 JP S64917 B2 JPS64917 B2 JP S64917B2 JP 10054883 A JP10054883 A JP 10054883A JP 10054883 A JP10054883 A JP 10054883A JP S64917 B2 JPS64917 B2 JP S64917B2
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power supply
voltage
output
transistor
pulse
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JP10054883A
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JPS59226656A (ja
Inventor
Hiroshi Kurokawa
Hideo Kyono
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP10054883A priority Critical patent/JPS59226656A/ja
Publication of JPS59226656A publication Critical patent/JPS59226656A/ja
Publication of JPS64917B2 publication Critical patent/JPS64917B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、直流電圧をスイツチング素子を用い
てパルス電流に変換しこのパルス電流をパルスト
ランスを介して取り出した後整流して再び直流電
圧とするスイツチング電源装置に係り、詳しくは
負荷変動に伴う前記スイツチング素子のドライブ
不足によつて該スイツチング素子の不飽和状態下
での動作による熱的破壊を防止したスイツチング
電源装置に関する。
(背景技術) フアクシミリ等の複合機器に用いられるスイツ
チング電源装置として、例えば、次のようなもの
が提案されている。即ち、直流電圧をパワートラ
ンジスタ等のスイツチング素子を用いて開閉する
ことによりパルス電流に変換する駆動部と、1次
側巻線、2次側巻線及び補助巻線を有し1次側巻
線に与えられる前記パルス電流を昇圧もしくは降
圧して2次側巻線から出力するパルストランス
と、前記2次側巻線から与えられるパルス電流を
整流して直流電圧を得る2次出力部と、前記スイ
ツチング素子の導通角を制御して前記1次側巻線
に流れるパルス電流を制御する制御部と、前記2
次出力部の直流出力電圧を検出しこの検出値と定
格値との変動分をを前記制御部に帰還するフイー
ドバツク部と、前記補助巻線に誘起される高周波
電圧を整流して前記駆動部及び制御部に直流電圧
を供給する補助電源部とを有するスイツチング電
源回路を複数個備え、同一の交流電源を整流して
直流電圧に変換した後該直流電圧を前記複数の駆
動部に与えるように構成されている。
以上の構成において、各2次出力部に接続され
る負荷の変動により、各2次出力部の出力電圧が
定格値から変化した場合には、各スイツチング電
源回路では、それぞれ出力電圧の変化分をフイー
ドバツク部を介して制御部に帰還し、制御部で駆
動部内のスイツチング素子の導通角を変化させて
1次側のパルス電流のパルス巾を変えることによ
り、各出力電圧を常に定格値に保つように制御
し、これによつて各スイツチング電源回路では相
互に無関係に負荷の種類に応じた定電圧を出力す
ることができる。
しかし、このスイツチング電源装置にあつて
は、負荷変動の大きい大出力容量のスイツチング
電源回路において、出力電流が大巾に変動した場
合、例えば、フアクシミリのサーマルヘツドプリ
ンタにおいて駆動部内のスイツチング素子の導通
角(デユーテイサイクル値)が大巾に変化し、特
に無負荷の場合には導通角が小さくなつて補助電
源部の出力電圧が低下し、これによつて制御回路
によつて駆動されるスイツチング素子がドライブ
不足になつて非飽和状態で動作するようになるた
め、該スイツチング素子がジユール熱によつて破
壊する恐れがある。特に駆動部及びパルストラン
スを大容量が取り出せるフオワード方式(オン―
オン方式)、すなわちスイツチング素子がオン状
態の時にパルストランスの2次側巻線に電流を供
給する方式で構成し、安定度を確保して最大出力
を取り出そうとするようなスイツチング電源回路
に発生しやすい。
このようなスイツチング素子の破壊を防止する
方法として、一定負荷で動作している補助電源か
ら、負荷変動の大きい側の駆動部と制御部へ電力
を供給して該駆動部及び制御部を駆動する方式も
考えられる。すなわち負荷変動の大きい側の補助
巻線と補助電源とを不要とするものである。しか
しこのように構成すると、負荷変動の大きい電源
回路側の2次出力部が最大出力で動作している時
に、一定負荷で動作している電源回路側の複数の
出力部を有する2次出力部の一部に短絡事故があ
つた場合に、この電源回路側の補助電源出力が低
下するため、これから電力供給を受けて動作して
いた駆動部内のスイツチング素子がドライブ不足
となつて破壊する恐れがある。
(発明の目的および構成) 本発明は上記に鑑みてなされたものであり、駆
動部内のスイツチング素子の破壊を防止するた
め、負荷変動の大きい電源回路側のパルストラン
スにも補助巻線を設け、この補助電源部で作つた
補助電源出力と、負荷変動の小さい電源回路側で
作つた補助電源出力とを、その出力端子間でダイ
オード等の整流素子を介して接続するようにした
スイツチング電源装置を提供するものある。
(実施例) 以下本発明によるスイツチング電源装置を詳細
に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示し、複数の補助
電源出力端子間を整流素子で接続した構成におい
て先に提案したものと相違する。なお、第1図
は、例えばフアクシミリに用いられる回路構成例
が示される。
すなわち、このスイツチング電源装置は、フイ
ルタ1を介して供給される商用交流電圧を整して
直流電圧を出力する整流部2と、この整流部2に
並列接続され前記直流電圧をパワートランジスタ
等のスイツチング素子を用いて開閉することによ
りパルス電流に変換する駆動部3,4と、1次側
巻線、2次側巻線及び補助巻線を有し1次側巻線
に与えられる前記パルス電流をそれぞれ昇圧もし
くは降下して各2次側巻線から出力するパルスト
ランス5,6と、前記2次側巻線からそれぞれ与
えられるパルス電流を整流して各直流電圧を得る
2次出力部7,8と、前記各スイツチング素子の
導通角を制御して前記各1次側巻線に流れるパル
ス電流をそれぞれ制御する制御部9,10と、前
記各2次出力部7,8の直流出力電圧を検出しこ
の検出値と定格値との変動分を前記各制御部9,
10に帰還するフイードバツク部11,12と、
前記各補助巻線に誘起される高周波電圧を整流し
て前記駆動部3,4及び制御部9,10にそれぞ
れ直流電圧を供給する補助電源部13,14と、
前記各2次側巻線の電圧を検出しその検出信号を
前記制御部9,10へそれぞれ帰還して出力側の
短絡や負荷が重くなつたりした場合に過電流が流
れるのを保護する過電流保護部15,16と、前
記補助電源部13と14の出力端子間に接続され
るダイオード等の整流素子200とから構成され
ている。ここで、駆動部3,4と制御部9,10
は1次側巻線に流れるパルス電流を制御する制御
回路を構成している。そして、このスイツチング
電源装置は、AC100V電源に接続され、一方の2
次出力部7には、例えば定格電圧+15V、電流1
Aの読取機器と定格電圧+5V、電流5Aのフア
クシミリ制御機器とが接続され、他方の2次出力
部8には、例えば定格電圧+24V、電流0〜10A
の負荷変動の大きい印字機器が接続される。
さらに回路各部の構成について説明する。
整流部2は、ブリツジ整流器21の平滑用コン
デンサ22で構成され、フイルタ1を介して供給
される交流電圧を直流電圧に変換して駆動部3,
4に与える。
駆動部3は、スイツチング素子として動作する
駆動用トランジスタ31と、このトランジスタ3
1に接続されてダーリントン回路を構成するトラ
ンジスタ31の駆動用トランジスタ32と、トラ
ンジスタ31のストレージタイムを減少させるた
めのトランジスタ33と、トランジスタ31のエ
ミツタに接続されトランジスタ31に流れるパル
ス電流の大きさを検出するための抵抗34とを具
えている。また、トランジスタ35とこのエミツ
タ・ベース間に接続されたツエナーダイオード3
6とは、電源投入時に前記ダーリントン回路へ始
動電流を供するためのもので、補助電源部13か
らの補助電源出力(トランジスタ35のエミツタ
側の電圧)が、ツエナーダイオード36によつて
設定される定格電圧まで上昇すると、トランジス
タ35がオフして前記始動電流の供給がストツプ
される。このように構成される駆動部3内のトラ
ンジスタ31は、制御部9からの制御信号を入力
して前記整流部この直流出力電圧をパルス電流に
変換し、このコレクタ側のA点に接続されたパル
ストランス25に該パルス電流を与える。なお一
方の駆動部4は前記駆動部3と同一回路構成にな
つている。
パルストランス5は、前記トランジスタ31に
直列接続された1次側巻線51と、2つの2次側
巻線521,522、補助巻線53とを具えてお
り、また一方のパルストランス6も、1次側巻線
61と、2次側巻線62と、補助巻線63とを具
えている。ここで、補助巻線53、63は駆動部
3,4及び制御部9,10で構成される制御回路
に必要な直流電源を作り出すためのものである。
なお、第1図ではパルストランス5はフライバツ
ク式、すなわちオン・オフ方式で、一方のパルス
トランス6はフオワード方式、すなわちオン・オ
ン方式を採用している。前者のフライバツク方式
は、1次側のトランジスタ31がオフ状態の時に
2次側巻線521のB点に電流を供給する方式で
ある。一方、後者のフオワード方式は、前述した
ように駆動部4内のトランジスタ(トランジスタ
31に相当するトランジスタ)がオン状態の時に
パルストランス6の2次側巻線62のC点に電流
を供給する方式である。そしてフライバツク方式
を用いると部品点数が少なくてすみ、小型化が可
能となるため、比較的小容量の電源に適した方式
であり、これに対して、フオワード方式は部品点
数が大きくなるが、大容量を取り出すことのでき
る方式である。これらのパルストランス5,6を
介して前記駆動部3,4で作られたパルス電流を
2次側の2次出力部7,8に与える。
2次出力部7は、2次側巻線521に接続され
たダイオード711及びコンデンサ721で前記パ
ルス電流を整流・平滑して、例えば+5Vの直流
電圧を出力する回路と、2次側巻線522に接続
されたダイオード712、コンデンサ722,73
及びコイル742で整流・平滑して、例えば+
15Vの直流電圧を出力する回路とで構成される。
同様に、2次出力部8も2次側巻線62に接続さ
れたダイオード81、コンデンサ82及びコイル
84等で整流・平滑して、例えば+24Vの直流電
圧を出力する回路で構成される。このように2次
出力部7,8は、前記駆動部3,4からパルスト
ランス5,6を介して与えられたパルス電流を直
流電圧に変換して出力する。
この駆動部7のパルス巾を制御する制御部9
は、直列接続されたゲート91,92、コンデン
サ93及び抵抗94,95で構成される発振回路
と、この発振回路にゲート96を介してベースに
接続されたトランジスタ97と、前記ゲート96
の入力端子に接続されたトランジスタ98とを具
えている。また、一方の駆動部10も同様の回路
構成となつている。ここで、発振回路はその出力
点Dから、例えば30kHz程度の三角波を出力し、
ゲート96を介してトランジスタ97のベースに
与える。トランジスタ97はコレクタ側のE点で
駆動部3内のトランジスタ32,33のベースに
接続され、トランジスタ32を介してトランジス
タ31をドライブするためのものある。またトラ
ンジスタ98はフイードバツク回路11からのフ
イードバツク信号を増幅するためのものであり、
該フイードバツク信号をJ点を介してD点側に与
え、1次側巻線51内を流れるパルス電流のパル
ス巾を決める基準となるJ点の電位を変化させ
る。すなわち、トランジスタ98は発振回路の出
力を取り出すスレシユーホールドレベルを制御す
る働きをし、これによつてゲート96及びトラン
ジスタ97を介してJ点の電位に応じたパルス巾
を持つパルス出力を駆動部へ供給する。なお、第
1図中F点はゲート96の出力点である。
前記トランジスタ98にフイードバツク信号を
与えるフイードバツク部11は、2次側出力電圧
を検出するトランジスタ111と、このトランジ
スタのエミツタ回路に接続され基準電圧を設定す
るツエナーダイオード112と、LED及びホト
トランジスタからなるホトカプラ113とを具え
ている。ここでトランジスタ111とツエナーダ
イオード112とで差動増幅器を構成している。
このため2次出力部7の出力電圧がトランジスタ
111で検出され、ツエナーダイオード112の
基準電圧と比較されて前記出力電圧の変動分が取
り出され、フオトカプラ113を介して制御部9
内のトランジスタ98にフイードバツクされる。
なお、一方フイードバツク部12はホトカプラ1
23等を具え前記フイードバツク部11と同様の
回路構成である。
前記駆動部3,4及び制御部9,10に制御用
直流電圧を与える補助電源部13,14は、次の
ように構成される。すなわち、一方の補助電源部
13は、補助巻線53に誘起された高周波電圧を
ダイオード131、コイル132及びコンデンサ
133で整流・平滑して出力点Gから駆動部3及
び制御部9へ、例えば+9Vの正の電源電圧を印
加する正電源回路と、前記補助巻線53の高周波
電圧をダイオード134、コンデンサ135及び
コンデンサ136で整流・平滑して前記とは逆
の、例えば−9Vの負の電源電圧を作り出しH点
から出力する負電源回路とで構成される。同様
に、他方の補助電源部14も、補助巻線63に誘
起された高周波電圧をダイオード141、コイル
142及びコンデンサ143で整流・平滑して出
力点から駆動部4及び制御部10へ正の電源電
圧を印加する正電源回路と、補助巻線63の高周
波電圧をダイオード、コイル145及びコンデン
サ146で整流・平滑して前記とは逆の負の電源
電圧を作り出す負電源回路とで構成される。
また過電流保護部15,16は、2次出力部
7,8の出力電流を検出する変流器151,16
1と、この検出値を電圧に変換してフイードバツ
ク部7,8のホトカプラ113,123に与える
ダイオード152,162及びコンデンサ15
3,163等からなる電圧変換回路とで構成され
る。そして短絡事故等により2次出力部7,8に
過電流が流れると、これが該過電流保護部15,
16により検出されてホトカプラ113,123
を介して制御部9,10にそれぞれフイードバツ
クされ、過電流を抑制するよう制御される。
さらに、補助電源出力端子Gと間は、ダイオ
ード等の整流素子200を介して接続される。こ
の際、ダイオード200は、例えば、点にカソ
ード側がG点にアノード側が接続されるように
し、2次出力部8側の最大負荷時に、点の電圧
がG点の電圧よりダイオード200の順方向電圧
以上高くなるように設定しておく。
以上の構成において、第2図を参照しつつ第1
図の動作を説明する。
まず、パルストランス5,6の2次側に発生す
る直流出力電圧をフイードバツク部11,12で
検出して該フイードバツク部11,12を介して
これを1次側にフイードバツクし、1次側のトラ
ンス31の導通角(デユーテイサイクル)を変化
させることにより、2次側出力電圧の変動を補正
して安定化させる。このデユーテイサイクルのダ
イナミツクレンジは、例えば5%〜4%程度であ
る。この場合には2次側出力電圧に最大負荷が接
続された時に4%となるように、また最小負荷が
接続されたときに5%となるようにフイードバツ
ク部11,12を調整して設定する。
ここで、パルストランス5の2次側出力電圧が
+5Vである場合を例にとつて、出力電圧の安定
化動作をさらに詳しく説明する。+5Vの負荷が重
くなると、この2次側出力電圧が下がる。すると
フイードバツク部11の電圧検出用トランジスタ
111が動作してそのコレクタ電圧が上昇するた
め、ホトカプラ113中のLEDを流れる電流が
減少しその輝度が下がる。これによりホトカプラ
113中のホトトランジスタのコレクタ電圧が上
昇し、制御部9の三角波Dを発生する発振回路に
対するスレツシユホールドレベルJが上昇する。
すると、制御部9内のスレツシユホールドゲート
出力Fのパルス巾が狭くなるため、ドライバ出力
Eのパルス巾が広くなり、これにより駆動部3内
のトランジスタ31のコレクタ側から、デユーテ
イサイクルの大きいパルス波形をもつた駆動用ト
ランジスタ出力Aが得られる。このデユーテイサ
イクルの大きいパルス電流がパルストランス5の
1次巻線51に流れることにより、励磁エネルギ
ーが増加し、2次側出力電圧が上昇する。これに
より2次側出力電圧が一定値に保持される。なお
第2図中デユーテイ比はX/Yで与えられる。
また、短絡事故等により2次出力部7,8に過
電流が流れると、これが過電流保護部15,16
により検出されてホトカプラ113,123のの
LEDに与えられる。すると、LEDが明るくなり、
ホトトランジスタに流れるフイードバツク電流が
増するため、制御部9,10内のJ点の電位が下
降してゲート96を介して取り出されるパルス波
形のパルス巾がE点において広くなくなる。これ
により駆動部3,4内のトランジスタ31のコレ
クタであるA点でのパルス電流のパルス巾が狭く
なり、パルストランス5,6を介して2次出力部
7,8内のダイオード711,712,81に発生
するエネルギーが小さくなり、2次側出力電圧を
下降するように動作するため、該2次側に流れる
過電流が抑制される。
次に本発明の特徴について説明する。まず、パ
ルストランス5の出力である+5Vの出力が5A
の一定負荷に接続されているとすると、駆動部3
のトランジスタ31はデユーテイサイクル一定で
動作することになる。その時、パルストランス6
の出力である+24Vの出力が0〜10Aと大巾に変
動した場合、駆動部4内の駆動用トランジスタ
(駆動部3内のトランジスタ31に対応するもの)
のデユーテイサイクルは大巾に変化する。例え
ば、10Aの時40%で無負荷の時は5%あるいは
これ以下となる。無負荷の場合にはこのようにデ
ユーテイサイクルの値が下がるため、補助電源部
14の出力電圧(点の電圧)も下がる。例えば
点の定格出力が+9Vであるとすると、無負荷
の場合はこれが+5Vまで下がる。すると駆動部
4内の駆動用トランジスタは駆動不足となつて非
飽和状態で動作し、これによりこの駆動用トラン
ジスタが破壊される恐れがある。
しかし、本実施例では、負荷変動の大きい側の
補助電源14の出力端子(点)に、ダイオード
等の整流素子200のカソード側を接続すると共
に、該整流素子200のアノード側を負荷変動の
小さい側の補助電源13の出力端子(G点)に接
続し、+24V側の電源の最大負荷時に、点の電
位がG点の電位より前記整流素子200の順方向
電圧以上高くなるように設定しておくため、駆動
部4側は、負荷が大きい時には自からの補助電源
で動作し、負荷が小さくなつた時のみ+5V側の
補助電源から電力供給を受けるように動作する。
このため、+5V側あるいは+24V側のいずれかの
出力部7,8が短絡しても、あるいは無負荷にな
つても、駆動部3,4内の駆動用トランジスタは
ドライブ不足にならず、該駆動用トランジスタが
破壊されないという利点がある。
第3図は本発明の他の実施例を示す回路図であ
る。第1図に示した実施例では、補助電源部13
内のG点からダイオード200を通して一方の補
助電源部14内の点に電源を供給しているが、
第3図の実施例では、パルストランス5中の補助
巻線53の出力を、コイル132、ダイオード1
31及びコンデンサ133というループとは別に
ダイオード131′及びコンデンサ133′で整流
して別個に補助電源を作成し、その出力端である
G′点にダイオード200を接続するようにして
いる点が、第1図のものと相違する。このように
しても第1図の回路とほぼ同様の効果を奏する。
第4図は本発明のさらに他の実施例を示す回路
である。第1図に示した実施例では、補助電源部
13と14内のG点と点とをダイオード200
を介して単方向に接続しているが、第4図の実施
例では、G点と点との間にダイオード200と
200′とをそれぞれ逆向きに並列接続してG点
と点とを双方向に接続している点が、第1図の
ものと相違する。このような構成にあつては、パ
ルストランス5側およびパルストランス6側の双
方の出力部が短絡および無負荷になつた場合で
も、互いの駆動部3.4内にある駆動用トランジ
スタ31の破壊を防止することができる。
なお、上記実施例では、トランジスタ5側がフ
ライバツク方式、トランス6側がフオワード方式
となつているが、この発明はこれに限定されるも
のではなく、トランス5側がフオワード方式で、
トランス6側がフライバツク方式となるように構
成してもよい。なお、一般に大容量の電源はフオ
ワード方式またはブツシユブル方式の構成を取る
場合が多い。また、上記実施例では、いずれも補
助電源を2つ有する場合について説明したが、3
つ以上の補助電源を有する場合においても任意の
2つの補助電源の出力端子間を整流素子を介して
接続するようにすれば、同様の効果を発揮するこ
とができることはいうまでもない。
以上説明した通り、本発明のスイツチング電源
装置によれば、複数の補助電源間を整流素子を介
して接続したため、整流素子の接続された一方の
電源の無負荷や短絡に対しても他方の電源からの
補助電源の供給が確保され、コンバータ駆動部内
の駆動用トランジスタの破壊を防止することがで
きる。また、補助電源を用いる簡単な回路構成で
大巾な負荷変動に耐える電源を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るスイツチング電
源装置の回路図、第2図は第1図の回路動作を説
明するための波形図、第3図および第4図は本発
明の他の実施例に係るスイツチング電源装置の主
要部の回路図である。 符号の説明、1……フイルタ、2……整流部、
3,4……駆動部、5,6……パルストランス、
7,8……2次出力部、9,10……制御部、1
1,12……フイードバツク部、13,14……
補助電源部、15,16……過電流保護部、31
……駆動用トランジスタ、53,63……補助巻
線、200,200′……整流素子(ダイオー
ド)、G,……補助電源出力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のパルストランスのそれぞれに補助巻線
    を巻回し、この補助巻線に誘起される電圧を整流
    して、前記パルストランスの主巻線に流れるパル
    ス電流を制御するそれぞれの制御回路に対する補
    助電源として用いるスイツチング電源装置におい
    て、 負荷変動の大きい側の補助電源の出力端子と負
    荷変動の小さい側の補助電源の出力端子との間
    を、後者の出力端子から前者の出力端子へ順方向
    となるように整流素子を介して接続したことを特
    徴とするスイツチング電源装置。
JP10054883A 1983-06-06 1983-06-06 スイツチング電源装置 Granted JPS59226656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10054883A JPS59226656A (ja) 1983-06-06 1983-06-06 スイツチング電源装置

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