JPH10174427A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JPH10174427A
JPH10174427A JP32942396A JP32942396A JPH10174427A JP H10174427 A JPH10174427 A JP H10174427A JP 32942396 A JP32942396 A JP 32942396A JP 32942396 A JP32942396 A JP 32942396A JP H10174427 A JPH10174427 A JP H10174427A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直流電源1をスイッチング素子3を介し定周期
で断続入力し、別の直流電源を生成し負荷8に出力する
DC−DCコンバータであって、過大な負荷電流を検出
する検出抵抗13、検出抵抗13の両端電圧によって順
バイアスされるトランジスタ9、常時は負荷8への出力
電圧を一定に維持し、過大な負荷電流によってトランジ
スタ9がオンした時は出力電圧を降下させて過電流保護
を行うようにスイッチング素子3のオン/オフ比を制御
する制御部30を持つDC−DCコンバータにて、過電
流検出時における検出抵抗の電圧降下、従ってその損失
を減らし、検出抵抗の小型化,発熱の低減,コンバータ
の効率向上等を計る。 【解決手段】電源1から抵抗10を介し順電流が供給さ
れるダイオード14の順電圧降下を抵抗11,12によ
り分圧した抵抗12の電圧分と検出抵抗13の両端電圧
との和をトランジスタ9の順バイアス電圧とし、検出抵
抗13の電圧分を減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷電流の流れる
出力ラインに挿入した過電流検出抵抗(単に検出抵抗と
もいう)の負荷電流過大時における電圧降下を過電流保
護機能の作動に利用するDC−DCコンバータ、特に検
出抵抗の損失を低減するようにしたDC−DCコンバー
タに関する。
【0002】なお以下各図において同一の符号は同一も
しくは相当部分を示す。
【0003】
【従来の技術】図7はこの種の検出抵抗利用の過電流保
護機能を備えた、従来の非絶縁型(つまりDC−DCコ
ンバータの入力側と出力側がトランスで絶縁されていな
い)降圧チョッパ方式のDC−DCコンバータの原理回
路の構成例を示す。同図において1は直流電源、2は電
源電圧の脈動低減用のコンデンサ、3は電源1の電圧を
開閉するためのスイッチング素子、5と6は夫々スイッ
チング素子3の出力電圧を平滑化するためのリアクトル
とコンデンサ、4Fはスイッチング素子3のオフ時にリ
アクトル5の電流を維持するためのダイオード、8は外
部の負荷、7は負荷電圧の脈動低減用のコンデンサ、1
3は過大な負荷電流を検出するための過電流検出抵抗
(検出抵抗)、9は検出抵抗13の負荷電流による電圧
降下を順バイアス、即ち順方向のベース・エミッタ電圧
BEとして入力するトランジスタ、30はトランジスタ
9のオン信号を入力とするほか、コンバータ出力電圧
(負荷8の電圧)を検出しつつスイッチング素子3の開
閉を制御する制御部である。
【0004】制御部30は所定周期でスイッチング素子
3を開閉し、常時はコンバータ出力電圧を一定とするよ
うにスイッチング素子3のオン/オフ比を制御する。ま
たコンバータの負荷電流が過大となり、検出抵抗13の
両端電圧がトランジスタ9のオン可能なベース・エミッ
タ電圧VBEを越えると、制御部30はトランジスタ9の
オンに基づいてスイッチング素子3のオン比率を絞り、
いわゆる垂下特性の形でコンバータ出力電圧を降下さ
せ、過電流保護を行う。
【0005】図8は同じく検出抵抗利用の過電流保護機
能を備えた、従来のトランス絶縁型フライバック方式の
DC−DCコンバータの原理回路の構成例を示す。同図
において17は1次側(電源側)と2次側(負荷側)と
を絶縁するフライバック型のトランス、31はスイッチ
ング素子3を所定周期で開閉制御し、トランス17の1
次捲線171に電源1の電圧を断続印加する1次側制御
部、4はスイッチング素子3のオフ時にトランス17の
2次捲線172に発生する電圧を整流するダイオードで
ある。173はトランス17に、この例では2次捲線1
72と同極性、且つ直列に設けられた補助捲線で、15
はスイッチング素子3のオフ時に2次捲線172と補助
捲線173に発生する電圧を整流するダイオードであ
る。そしてダイオード4及び15の出力は、他端がコン
バータ出力のGNDライン(この場合、負極ライン)に
接続された夫々コンデンサ6及び16によって平滑化さ
れる。なおコンデンサ16の両端に形成される直流電源
を便宜上、2次側補助電源という。
【0006】次に26は2次側補助電源によって作られ
る基準電圧、25は2次側補助電源によって作動し、検
出抵抗13の両端電圧と基準電圧26とを比較するオペ
アンプ、32はコンバータの出力電圧とオペアンプ25
の出力とを入力とし、必要な帰還信号をフォトカプラ1
8を介し絶縁して1次側制御部31に伝える2次側制御
部である。
【0007】図8の回路においては、1次側制御部31
は常時は2次側制御部32とフォトカプラ18を介しコ
ンバータ出力電圧を検出しつつ、その値が一定となるよ
うにスイッチング素子3を開閉制御する。またコンバー
タの負荷電流が過大となり、検出抵抗13の両端電圧が
基準電圧26を上回るとオペアンプ25の出力が反転す
るので、この時の2次側制御部32の帰還信号に基づい
て1次側制御部31はスイッチング素子3のオン比率を
絞り、コンバータ出力電圧を降下させ、過電流保護を行
う。
【0008】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、図7のよ
うに過電流保護のために検出抵抗13とトランジスタ9
を用いる方式の場合、過電流検出時にトランジスタ9の
ベース・エミッタ電圧VBE(1〜1・5V程度)分の電
圧を検出抵抗13の両端に発生させる必要があり、DC
−DCコンバータの定格出力電流の増加と共に検出抵抗
13の損失が増大し、検出抵抗13の大型化や発熱増
加,コンバータの効率低下等を招くという問題がある。
【0009】このほか、トランジスタ9のベース・エミ
ッタ電圧VBEは温度特性が大きいために、周囲温度によ
り過電流の検出値が大きく変化するという問題もある。
また、図8のように過電流保護のために検出抵抗13と
オペアンプ25を用いる方式の場合、制御部30あるい
は1次側制御部31に組み込まれるICであって、過電
流検出用の専用オペアンプを内蔵し、過電流検出用の基
準電圧を任意に設定できるICを用いた非絶縁型のDC
−DCコンバータでは特に問題はないが、その他の場合
は以下のような問題がある。
【0010】1)過電流検出用の専用オペアンプがない
場合には、新たにオペアンプを使用しなければならない
が、トランジスタ9を利用する方式に比べコスト的に不
利である。 2)過電流検出用の専用オペアンプを内蔵した前記IC
を持つ場合でも、絶縁トランスを持ち、1次側で制御す
るDC−DCコンバータの場合、図8のように2次側に
過電流検出用のオペアンプを設ける必要があり、1次側
制御部31内の前記専用オペアンプは使用できず、コス
ト高になる。
【0011】3)前記ICを使用する場合でも、過電流
検出用の基準電圧と比較するには、過電流時の検出電圧
(過電流検出抵抗13の電圧)は例えば1V以上でなけ
ればならず、コンバータの定格負荷電流が大きいときに
は、常時の検出抵抗13の損失も大きくなる。 そこで本発明はこのような問題を解消し、絶縁型,非絶
縁型を問わずコスト的にも有利で且つ過電流検出抵抗の
損失を低減できるDC−DCコンバータを提供すること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに請求項1のDC−DCコンバータは、第1の直流電
源(1)をスイッチング手段(スイッチング素子3)を
介し繰り返し断続して入力し、少なくとも第2の直流電
源を生成し外部(負荷8)に出力するDC−DCコンバ
ータであって、第2の直流電源から外部に出力される負
荷電流の流路に直列に挿入された検出抵抗(13)と、
この検出抵抗の両端電圧によって順バイアスされるトラ
ンジスタ(9)と、常時は第2の直流電源の電圧を一定
に維持し、過大な負荷電流によって前記トランジスタが
オンした時はこの電圧を降下させて過電流保護を行うよ
うに前記スイッチング手段のオン/オフ比を制御する制
御手段(制御部30,1次側制御部31など)とを備え
たDC−DCコンバータにおいて、負荷電流と無関係に
順電流が供給されるダイオード(14)の順電圧降下の
少なくとも一部(分圧抵抗11,12による分圧分)を
前記検出抵抗の両端電圧に加えて前記トランジスタを順
バイアスするようにする。
【0013】また請求項2のDC−DCコンバータは、
請求項1に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記
ダイオードが、その電極の1つを前記検出抵抗の一端に
接続され、第1の直流電源又はこのDC−DCコンバー
タ内で生成される第3の直流電源から(抵抗10を介
し)順電流を供給されるようにする。
【0014】また請求項3のDC−DCコンバータは、
請求項2に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記
第3の直流電源が、第1の直流電源から前記スイッチン
グ手段を介し1次捲線(171)を付勢され、2次捲線
(172)から第2の直流電源を生成するトランス(1
7)に設けた補助捲線(173)から生成されるように
する。
【0015】また請求項4のDC−DCコンバータは、
請求項3に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記
第3の直流電源がシリーズレギュレータ回路(20)を
介して外部に出力され、前記ダイオードの順電流がこの
シリーズレギュレータ回路の入力側の直流源から供給さ
れるようにする。
【0016】本発明の作用は次の如くである。 1)過電流検出抵抗の電圧に、負荷電流と無関係に発生
させたダイオード順電圧降下VF の少なくとも一部を重
畳してトランジスタ9のベース・エミッタ電圧VBEとす
る。 2)絶縁型DC−DCコンバータの場合、トランスに設
けた補助捲線から作られる直流電源により、前記ダイオ
ード順電圧降下VF を発生させる。
【0017】3)多出力の絶縁型DC−DCコンバータ
で、コンバータの主出力以外にシリーズレギュレータを
使用したコンバータ出力がある場合、そのシリーズレギ
ュレータの入力側直流源により前記ダイオード順電圧降
下VF を発生させる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1は非絶縁型の降圧チョッパ方式のDC
−DCコンバータに本発明を適用した原理回路の実施例
を示し、この図1は図7に対応している。図1において
は図7に対し、検出抵抗13の負荷8側の端子にカソー
ドが接続されて電源1から常に抵抗10を介して順電流
が給電されるダイオード14と、このダイオード14の
順電圧降下VF を分圧する分圧抵抗11,12とが新た
に付加され、検出抵抗13の両端電圧と分圧抵抗12の
両端電圧との和の電圧がトランジスタ9のベース・エミ
ッタ間に順バイアス電圧として印加されている。
【0019】図1の回路においては、トランジスタ9の
ベース・エミッタ間に、負荷電流に比例する検出抵抗1
3の両端電圧と、負荷電流と無関係にダイオード14の
順電圧降下VF を分圧した分圧抵抗12の両端電圧、即
ちVF *R12/(R11+R12)(但しR11,R
12は夫々分圧抵抗11,12の抵抗値とする)で表さ
れる電圧との和が印加されるので、図7の回路に比べ過
電流検出時、つまりトランジスタ9がオンする時におけ
る検出抵抗13の電圧降下、従ってその損失を小さくす
ることができる。
【0020】(実施例2)図2はトランス絶縁型のフラ
イバック方式のDC−DCコンバータに本発明を適用し
た原理回路の実施例を示し、この図2は図8に対応して
いる。図2においては過電流検出回路が、図8の検出抵
抗13,オペアンプ25及び基準電圧26からなる回路
から、図1と同様なトランジスタ9,抵抗10〜13,
ダイオード14からなる回路に置換えられている。なお
図2にてダイオード14の順電流は、図8と同様にフラ
イバックトランス17の2次捲線172と補助捲線17
3からダイオード15とコンデンサ16を介して作られ
た2次側補助電源より、抵抗10を介して給電される。
【0021】図2の2次側制御部32は、トランジスタ
9のオン時(過電流検出時)には図8のオペアンプ25
の出力が過電流検出時に反転したときの図8の2次側制
御部32の動作と同様に動作する。このようにして図2
では過電流検出回路を、図8よりも簡単な回路で且つ検
出抵抗13の損失を少なく構成することができる。 (実施例3)図3は多出力トランス絶縁型のフライバッ
ク方式のDC−DCコンバータに本発明を適用した原理
回路の実施例を示す。
【0022】図3において図2と異なる点は、フライバ
ックトランス17の2次捲線172と補助捲線173か
らダイオード15とコンデンサ16を介して作られた2
次側補助電源が、さらにシリーズレギュレータ20と、
その出力端子に接続されたコンデンサ19とによって安
定化され、負荷8に供給されるコンバータの主出力とは
別の出力(便宜上補助出力という)として負荷21に供
給される点である。
【0023】シリーズレギュレータ20はそれ自体、過
電流保護機能を有しているため、もしその出力(負荷2
1)が短絡しても、シリーズレギュレータ20の入力側
には電圧が確保されているので、この入力側からコンバ
ータ主出力の過電流検出回路のダイオード14に順電流
を供給することができる。但しコンバータの補助出力に
シリーズレギュレータを用いない場合は、この補助出力
の負荷短絡時、補助出力を作る補助捲線の整流出力部の
電圧も0に近くなり、ダイオード14に順電流を供給す
ることができなくなるので、この補助出力とは別に更に
別の補助捲線を設けてこの補助捲線で作った直流電源か
らダイオード14に順電流を供給するようにする必要が
ある。
【0024】(実施例4)図4は非絶縁型の降圧チョッ
パ方式のDC−DCコンバータに本発明を適用した原理
回路の別の実施例を示す。この図4はコンバータ入出力
のGNDライン側の電位を共通にした例を示し、図1と
比較すると検出抵抗13がコンバータの正極側の出力ラ
インに挿入されている。そしてダイオード14のカソー
ドが検出抵抗13の直流電源1側の端子に接続され、ダ
イオード14の順電流が直流電源1の正極→抵抗10→
ダイオード14→コンデンサ6の正極の経路で流れるよ
うに構成されている。 但しこの図4の回路では、直流
電源1の正極とコンバータ出力側の平滑コンデンサ6の
正極との電位差はダイオード14の順電圧降下VFより
充分大きいものとする。
【0025】この図4においても分圧抵抗11,12に
よってダイオード14の順電圧降下VF を分圧した分圧
抵抗12の電圧分と検出抵抗13の負荷電流による電圧
降下との和がトランジスタ9のベース・エミッタ間の順
バイアス電圧となり、トランジスタ9のオン信号によっ
て制御部30の過電流保護動作が行われる。 (実施例5)図5は多出力トランス絶縁型のフライバッ
ク方式のDC−DCコンバータに本発明を適用した原理
回路の別の実施例を示す。この図5はコンバータの主出
力を正極性、同じく補助出力を負極性とする例を示し、
コンバータの主出力及び補助出力ともに正極性とした図
3の実施例と比較すると、フライバックトランス17の
直列、且つ同極性に接続された2次捲線172と補助捲
線173の位置が入れ替わり、この2つの捲線172と
173の接続点がコンバータ主出力と補助出力の共通の
GNDラインに接続されている。そしてコンバータ主出
力の回路は図3と同構成であるが、コンバータ補助出力
の回路は補助捲線173の整流出力端が図3とは逆側に
移り、トランジスタ9,ダイオード14と15,コンデ
ンサ16と19の極性が反転し、且つ検出抵抗13に対
するダイオード14及び分圧抵抗12の接続位置と、ト
ランジスタ9の接続位置とが互いに入れ替わっている。
【0026】この図5においてもダイオード14の順電
流はコンデンサ16の両端に生成される2次側補助電源
から抵抗10を介して供給され、ダイオード14の順電
圧降下VF を分圧抵抗11と12とで分圧した、分圧抵
抗12の電圧分と、負荷電流による検出抵抗13の電圧
降下との和がPNPトランジスタ9の順バイアスに用い
られ、このPNPトランジスタ9のオン信号が2次側制
御部32に与えられることによって1次側制御部31に
より過電流保護動作が行われる。
【0027】次に図6は図5の回路の具体的な構成例を
示す。但し図6では図5に対し、コンバータ主出力回路
の正極ライン上のコンデンサ6と7の間にリアクトル5
が追加挿入されているがこれは必須のものではない。図
6を補足説明すると、1次側制御部31内において、3
11は所定周期で所定振幅の三角波を発振出力する発振
器、312は抵抗313〜316と共に所定ゲインの増
幅器を構成するオペアンプ、317は発振器311の出
力とオペアンプ312の出力とを比較し、発振器311
の発振周期で可変パルス幅の矩形波信号(PWM信号)
を出力する比較器、318は比較器317の出力をスイ
ッチング素子3の駆動パルスに変換するドライブ回路で
ある。また319は電源電圧1を入力して生成される基
準電源で、フォトカプラ18のフォトトランジスタ18
2を介してオペアンプ312の+入力側の抵抗313,
314に電圧を与える役割を持つ。
【0028】また2次側制御部32内において、321
は過電流検出時にPNPトランジスタ9のオンに基き、
抵抗322を介してオンされるNPNトランジスタ、3
25は抵抗326〜329と共にコンバータ主出力の正
極ラインとの接続点aと、同じくコンバータ出力のGN
Dラインとの接続点b間の電圧を一定に維持するシャン
トレギュレータである。なおこの例ではシャントレギュ
レータ325の制御電極(点c)と、アノード側主電極
(接続点b)との間の電圧が2・5Vに維持され、従っ
て抵抗326,327の抵抗値を夫々R326,R32
7で表すと、接続点a,b間の電圧が2・5V*(R3
26+R327)/R327の設定値に維持されるよう
にシャントレギュレータ325のカソード側の主電極に
流入する電流、換言すれば抵抗328,329を流れる
電流が調節される。但しこの場合、抵抗329には並列
にフォトカプラ18のフォトダイオード181が設けら
れおり、実際上、抵抗329に流れるべきレギュレータ
カソード側主電極流入電流の大部分はフォトダイオード
181に分流する。
【0029】図6の制御部31,32の動作を説明する
と、コンバータ主出力の負荷8の電流が正常値の場合、
トランジスタ9、従ってトランジスタ321はオフして
いる。ここでコンバータ主出力側の電圧が設定値を越え
かけるとシャントレギュレータ325のカソード側主電
極流入電流、従ってフォトダイオード181の電流(従
って光量)が増加し、フォトトランジスタ182の電流
が増加する。
【0030】これにより抵抗314の両端電圧、換言す
ればオペアンプ312の+入力の電位(V+ とする)が
上昇し、これに対応してオペアンプ312の出力電位
(VOとする)も上昇する。なお、抵抗315,316
の抵抗値を夫々R315,R316で表すと、オペアン
プ312の−入力の電位は+入力の電位V+ に略等しい
ので、オペアンプ312の出力電位VO は略V+ *(R
315+R316)/R316に等しい。
【0031】このため、発振器311の出力三角波がオ
ペアンプ312の出力VO を上回る期間が減少し、比較
器317はスイッチング素子3のオン比率を下げる方向
のPWM信号を出力する。このようにしてDC−DCコ
ンバータの主出力の電圧が一定に維持される。次にコン
バータ主出力の負荷8が短絡したような場合、検出抵抗
13の電流が過電流検出値に達するとトランジスタ9、
従ってトランジスタ321がオンする。このためコンバ
ータ主出力の正極ライン→抵抗328→フォトダイオー
ド181→抵抗324→トランジスタ321→コンバー
タ補助出力の負極ラインの経路で大きく電流が流れ、こ
れによりスイッチング素子3のオン比率が大きく絞り込
まれ過電流保護動作が行われる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、DC−DCコンバータ
の負荷電流が流れる検出抵抗の両端電圧と、負荷電流と
無関係に順電流を供給されるダイオードの順電圧降下V
F の少なくとも一部(分圧電圧)との和を、過電流検出
時にオンさせるトランジスタの順バイアス電圧とし、そ
のトランジスタのオン信号をDC−DCコンバータの入
力直流電源を開閉するスイッチング素子の制御回路に与
え過電流保護動作を行わせるようにしたので、過電流検
出時における検出抵抗の電圧降下、従ってその損失を小
さくすることができ、検出抵抗の小型化,発熱の低減,
コンバータの効率向上等を計ることができる。
【0033】また、ダイオードの順電圧降下VF の前記
分圧電圧の割合を変えることで、過電流検出時の検出抵
抗の両端電圧、従ってこの時の過電流値(便宜上、検出
電流という)あるいは検出抵抗の抵抗値を任意に設定す
ることができる。また、前記トランジスタのベース・エ
ミッタ電圧VBEは温度により減少する温度特性を持って
いるが、前記ダイオードの順電圧降下VF 、従ってその
分圧電圧も同様な温度特性を持っているので、検出電流
の温度による変化を軽減することができる。なお順電圧
降下VF の分圧電圧の割合を大きくするほど検出電流の
温度変化は小さくなる。
【0034】また、過電流検出回路をオペアンプで構成
する場合に比べ安価に構成することができ、またトラン
ス絶縁型DC−DCコンバータでは2次側にオペアンプ
を使用する場合に比べ、前記ダイオードに順電流を流す
ための2次側補助電源の電圧を低くすることができ、従
ってトランスの補助捲線のターン数を少なくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての原理回路図
【図2】本発明の第2の実施例としての原理回路図
【図3】本発明の第3の実施例としての原理回路図
【図4】本発明の第4の実施例としての原理回路図
【図5】本発明の第5の実施例としての原理回路図
【図6】図5の回路の具体的構成例を示す回路図
【図7】従来の非絶縁型降圧チョッパ方式のDC−DC
コンバータの原理回路の構成例を示す図
【図8】従来のトランス絶縁型フライバック方式のDC
−DCコンバータの原理回路の構成例を示す図
【符号の説明】
1 直流電源 2 コンデンサ 3 スイッチング素子 4,4F ダイオード 5 リアクトル 6,7 コンデンサ 8 負荷 9 トランジスタ 10〜12 抵抗 (11,12 分圧抵抗) 13 検出抵抗 14,15 ダイオード 16 コンデンサ 17 フライバックトランス 18 フォトカプラ 19 コンデンサ 20 シリーズレギュレータ 21 負荷 30 制御部 31 1次側制御部 32 2次側制御部 171 1次捲線 172 2次捲線 173 補助捲線 181 フォトダイオード 182 フォトトランジスタ 311 発振器 312 オペアンプ 313〜316 抵抗 317 比較器 318 ドライブ回路 319 基準電源 321 トランジスタ 322〜324 抵抗 325 シャントレギュレータ 326〜329 抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の直流電源をスイッチング手段を介し
    繰り返し断続して入力し、少なくとも第2の直流電源を
    生成し外部に出力するDC−DCコンバータであって、 第2の直流電源から外部に出力される負荷電流の流路に
    直列に挿入された検出抵抗と、 この検出抵抗の両端電圧によって順バイアスされるトラ
    ンジスタと、 常時は第2の直流電源の電圧を一定に維持し、過大な負
    荷電流によって前記トランジスタがオンした時はこの電
    圧を降下させて過電流保護を行うように前記スイッチン
    グ手段のオン/オフ比を制御する制御手段とを備えたD
    C−DCコンバータにおいて、 負荷電流と無関係に順電流が供給されるダイオードの順
    電圧降下の少なくとも一部を前記検出抵抗の両端電圧に
    加えて前記トランジスタを順バイアスするようにしたこ
    とを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のDC−DCコンバータに
    おいて、 前記ダイオードが、その電極の1つを前記検出抵抗の一
    端に接続され、第1の直流電源又はこのDC−DCコン
    バータ内で生成される第3の直流電源から順電流を供給
    されることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のDC−DCコンバータに
    おいて、 前記第3の直流電源が、第1の直流電源から前記スイッ
    チング手段を介し1次捲線を付勢され、2次捲線から第
    2の直流電源を生成するトランスに設けた補助捲線から
    生成されることを特徴とするDC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のDC−DCコンバータに
    おいて、 前記第3の直流電源がシリーズレギュレータ回路を介し
    て外部に出力され、前記ダイオードの順電流がこのシリ
    ーズレギュレータ回路の入力側の直流源から供給される
    ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010124648A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Nichicon Corp スイッチング電源装置
KR20140136117A (ko) * 2013-05-20 2014-11-28 주식회사 에스엘미러텍 자동차에 사용되는 전기 변색거울의 제어회로

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