JPS646387Y2 - - Google Patents
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- JPS646387Y2 JPS646387Y2 JP298384U JP298384U JPS646387Y2 JP S646387 Y2 JPS646387 Y2 JP S646387Y2 JP 298384 U JP298384 U JP 298384U JP 298384 U JP298384 U JP 298384U JP S646387 Y2 JPS646387 Y2 JP S646387Y2
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- JP
- Japan
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- fascia
- soft
- set plate
- width direction
- pair
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- 210000003195 fascia Anatomy 0.000 claims description 46
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 5
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 1
- 230000001815 facial effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車のフロントエンド部外殻を軟
質の表皮部材からなるソフトフエーシヤによつて
構成するようにした自動車の前部車体構造に関す
るものである。
質の表皮部材からなるソフトフエーシヤによつて
構成するようにした自動車の前部車体構造に関す
るものである。
(従来技術)
近時、自動車のフロントエンド部外殻を、成形
自由度の高さあるいは軽量化等のため、ソフトフ
エーシヤと呼ばれる軟質の表皮部材により構成す
るようにしたものがある。そして、従来、このよ
うなソフトフエーシヤの上端部を車体に固定する
のに、実開昭52−112045号公報に示すように、ソ
フトフエーシヤに一体化されたリテーナをシユラ
ウドアツパ等のラジエタシユラウド部材に固定す
ることにより行なつていた。
自由度の高さあるいは軽量化等のため、ソフトフ
エーシヤと呼ばれる軟質の表皮部材により構成す
るようにしたものがある。そして、従来、このよ
うなソフトフエーシヤの上端部を車体に固定する
のに、実開昭52−112045号公報に示すように、ソ
フトフエーシヤに一体化されたリテーナをシユラ
ウドアツパ等のラジエタシユラウド部材に固定す
ることにより行なつていた。
ところで、最近は、デザイン上等の見地から、
フロントノーズをラジエタシユラウド部材よりも
かなり大きく前方へ突出させるようにすることが
要求されており、このような場合は、ソフトフエ
ーシヤの後端部がラジエタシユラウド部材よりも
かなり大きく前方へ隔置されることとなる。した
がつて、このようなものにおいて、前述した公報
に記載されているような手段によつてソフトフエ
ーシヤを支持する場合には、ソフトフエーシヤと
一体的なリテーナを車体後方へ大きく伸ばしてラ
ジエタシユラウド部材に取付けるか、あるいはラ
ジエタシユラウド部材より車体前方へ大きく伸び
るラジエタシユラウド部材側リテーナを別途設け
て、該ラジエタシユラウド部材側のリテーナに対
してソフトフエーシヤ側のリテーナを取付けるこ
ととなる。
フロントノーズをラジエタシユラウド部材よりも
かなり大きく前方へ突出させるようにすることが
要求されており、このような場合は、ソフトフエ
ーシヤの後端部がラジエタシユラウド部材よりも
かなり大きく前方へ隔置されることとなる。した
がつて、このようなものにおいて、前述した公報
に記載されているような手段によつてソフトフエ
ーシヤを支持する場合には、ソフトフエーシヤと
一体的なリテーナを車体後方へ大きく伸ばしてラ
ジエタシユラウド部材に取付けるか、あるいはラ
ジエタシユラウド部材より車体前方へ大きく伸び
るラジエタシユラウド部材側リテーナを別途設け
て、該ラジエタシユラウド部材側のリテーナに対
してソフトフエーシヤ側のリテーナを取付けるこ
ととなる。
しかしながら、上記のいずれにしてもリテーナ
が車体前後方向に大きく伸びることとなるので、
ソフトフエーシヤの支持強度の面で問題が生じる
ことになる。すなわち、ソフトフエーシヤの重量
およびその上端部に加えられる外力等は、ラジエ
タシユラウド部材によつて片持式に支持された細
長いリテーナを介して該ラジエタシユラウド部材
に受け持たれることとなるため、このリテーナが
容易に折曲されてソフトフエーシヤの取付位置状
態が大きく狂つてしまう等の問題を生じる。
が車体前後方向に大きく伸びることとなるので、
ソフトフエーシヤの支持強度の面で問題が生じる
ことになる。すなわち、ソフトフエーシヤの重量
およびその上端部に加えられる外力等は、ラジエ
タシユラウド部材によつて片持式に支持された細
長いリテーナを介して該ラジエタシユラウド部材
に受け持たれることとなるため、このリテーナが
容易に折曲されてソフトフエーシヤの取付位置状
態が大きく狂つてしまう等の問題を生じる。
(考案の目的)
本考案は以上のような事情を勘案してなされた
もので、ソフトフエーシヤがラジエタシユラウド
部材よりも大きく前方へ位置するような場合にあ
つても、該ソフトフエーシヤをしつかりと車体に
取付、支持できるようにした自動車の前部車体構
造を提供するとを目的とする。
もので、ソフトフエーシヤがラジエタシユラウド
部材よりも大きく前方へ位置するような場合にあ
つても、該ソフトフエーシヤをしつかりと車体に
取付、支持できるようにした自動車の前部車体構
造を提供するとを目的とする。
(考案の構成)
前述の目的を達成するため、本考案にあつては
次のような構成としてある。すなわち、 車体前部を覆う軟質の表皮部材からなるソフト
フエーシヤの取付構造であつて、 車幅方向に伸びるラジエタシユラウド部材から
前方に伸ばして、車体前部より導入された走行風
をラジエタに案内する左右一対の導風サイドパネ
ルが配設され、 前記左右一対の導風サイドパネルの下端部が左
右のサイドフレームに結合され、 前記左右一対の導風サイドパネルの前記ラジエ
タシユラウド部材よりも前方に位置する上端部同
士が、車幅方向に伸びるフエーシヤセツトプレー
トにより連結され、 前記フエーシヤセツトプレートの下方にある車
体のクロスメンバより上方へ伸びるステーによ
り、該フエーシヤセツトプレートの車幅方向ほぼ
中間部分が支持され、 前記フエーシヤセツトプレートに前記ソフトフ
エーシヤの上端部が支持されている、 ような構成としてある。
次のような構成としてある。すなわち、 車体前部を覆う軟質の表皮部材からなるソフト
フエーシヤの取付構造であつて、 車幅方向に伸びるラジエタシユラウド部材から
前方に伸ばして、車体前部より導入された走行風
をラジエタに案内する左右一対の導風サイドパネ
ルが配設され、 前記左右一対の導風サイドパネルの下端部が左
右のサイドフレームに結合され、 前記左右一対の導風サイドパネルの前記ラジエ
タシユラウド部材よりも前方に位置する上端部同
士が、車幅方向に伸びるフエーシヤセツトプレー
トにより連結され、 前記フエーシヤセツトプレートの下方にある車
体のクロスメンバより上方へ伸びるステーによ
り、該フエーシヤセツトプレートの車幅方向ほぼ
中間部分が支持され、 前記フエーシヤセツトプレートに前記ソフトフ
エーシヤの上端部が支持されている、 ような構成としてある。
このような構成とすることにより、ラジエタシ
ユラウド部材の前方には、左右一対の導風サイド
パネルと、該左右一対の導風サイドパネルの上下
端部同士を連結するフエーシヤセツトプレート
と、クロスメンバと、ステーとにより、車体前方
から見たときに強度的に優れた「田」型構造が構
成されて、この「田」型構造を介してソフトフエ
ーシヤに加わる力がサイドフレームにしつかりと
受け持たれることとなる。
ユラウド部材の前方には、左右一対の導風サイド
パネルと、該左右一対の導風サイドパネルの上下
端部同士を連結するフエーシヤセツトプレート
と、クロスメンバと、ステーとにより、車体前方
から見たときに強度的に優れた「田」型構造が構
成されて、この「田」型構造を介してソフトフエ
ーシヤに加わる力がサイドフレームにしつかりと
受け持たれることとなる。
(実施例)
第1図において、自動車Aのフロントエンド部
外殻が、軟質の表皮部材からなるソフトフエーシ
ヤ1によつて構成されている。このソフトフエー
シヤ1は、実施例では、最も前方に位置するバン
パ部1aと、この下方へ延設されたエアスカート
部1bとを有し、該エアスカート部1bの車幅方
向中央部分に、走行風を導入するための走行風導
入口1cが開口されている。
外殻が、軟質の表皮部材からなるソフトフエーシ
ヤ1によつて構成されている。このソフトフエー
シヤ1は、実施例では、最も前方に位置するバン
パ部1aと、この下方へ延設されたエアスカート
部1bとを有し、該エアスカート部1bの車幅方
向中央部分に、走行風を導入するための走行風導
入口1cが開口されている。
前記ソフトフエーシヤ1の取付構造部分を第2
図〜第4図により説明すると、2は車幅方向に伸
びてラジエタシユラウド部材の一構成要素となる
シユラウドアツパ、3は車体前後方向に伸びる左
右一対のサイドフレーム、4は左右一対のエプロ
ンレインフオースメント、5は左右一対のフエン
ダブラケツトであり、サイドフレーム3とエプロ
ンレインフオースメント4の前方延設腕部4a
と、フエンダブラケツト5とは、それぞれシユラ
ウドアツパ2よりも前方へ延設されている。
図〜第4図により説明すると、2は車幅方向に伸
びてラジエタシユラウド部材の一構成要素となる
シユラウドアツパ、3は車体前後方向に伸びる左
右一対のサイドフレーム、4は左右一対のエプロ
ンレインフオースメント、5は左右一対のフエン
ダブラケツトであり、サイドフレーム3とエプロ
ンレインフオースメント4の前方延設腕部4a
と、フエンダブラケツト5とは、それぞれシユラ
ウドアツパ2よりも前方へ延設されている。
上記シユラウドアツパ2の両端部はエプロンレ
インフオースメント4に接合され、また該両端部
よりも若干車幅方向内方側部分が、閉断面構造を
して上下方向に伸びる左右一対の支柱6を介し
て、サイドフレーム3に結合、支持されている。
この支柱6よりも車幅方向外方側においてシユラ
ウドアツパ2の下方に形成される空間は、その板
面が車体前後方向と直交するラジエタシユラウド
パネル7により車体前後方向に仕切られており、
該ラジエタシユラウドパネル7は、その周縁部に
おいて、シユラウドアツパ2、エプロンレインフ
オースメント4、支柱6にそれぞれ接合されてい
る。また、このラジエタシユラウドパネル7に対
しては、フエンダブラケツト5の後フランジ部5
aが接合され、該フエンダブラケツト5の上端部
に対しては、前記エプロンレインフオースメント
4の前方延設腕部4aが接合されている。そし
て、フエンダブラケツト5の前下端部は、補強ブ
ラケツト8を介して、サイドフレーム3の前端部
に連結されている。
インフオースメント4に接合され、また該両端部
よりも若干車幅方向内方側部分が、閉断面構造を
して上下方向に伸びる左右一対の支柱6を介し
て、サイドフレーム3に結合、支持されている。
この支柱6よりも車幅方向外方側においてシユラ
ウドアツパ2の下方に形成される空間は、その板
面が車体前後方向と直交するラジエタシユラウド
パネル7により車体前後方向に仕切られており、
該ラジエタシユラウドパネル7は、その周縁部に
おいて、シユラウドアツパ2、エプロンレインフ
オースメント4、支柱6にそれぞれ接合されてい
る。また、このラジエタシユラウドパネル7に対
しては、フエンダブラケツト5の後フランジ部5
aが接合され、該フエンダブラケツト5の上端部
に対しては、前記エプロンレインフオースメント
4の前方延設腕部4aが接合されている。そし
て、フエンダブラケツト5の前下端部は、補強ブ
ラケツト8を介して、サイドフレーム3の前端部
に連結されている。
前記左右一対の支柱6の車幅方向内面側には、
それぞれ、第4図に示すように、その板面が車幅
方向と直交するラジエタ支持ブラケツト9が配設
されている。このラジエタ支持ブラケツト9は、
その上端部がシユラウドアツパ2に、下端部がサ
イドフレーム3に、上下方向中間部分が支柱6
に、それぞれ接合されており、その後端部に形成
された後フランジ部9aに対して、シユラウドア
ツパ2の後方に配置されたラジエタ10が取付、
支持されている。
それぞれ、第4図に示すように、その板面が車幅
方向と直交するラジエタ支持ブラケツト9が配設
されている。このラジエタ支持ブラケツト9は、
その上端部がシユラウドアツパ2に、下端部がサ
イドフレーム3に、上下方向中間部分が支柱6
に、それぞれ接合されており、その後端部に形成
された後フランジ部9aに対して、シユラウドア
ツパ2の後方に配置されたラジエタ10が取付、
支持されている。
前記シユラウドアツパ2の前方には、車幅方向
に伸びるフエーシヤセツトプレート11、および
左右一対の導風サイドパネル12が配設されてい
る。この導風サイドパネル12は、その下端部が
サイドフレーム3に接合されると共に、その後フ
ランジ部12aが、前記ラジエタ支持ブラケツト
9の前フランジ部9bに接合されている。そし
て、フエーシヤセツトプレート11の両端部が、
左右一対の導風サイドパネル12に対して接合、
支持されている。また、左右一対の導風サイドパ
ネル12の下端部間にはシユラウドアツパ2より
も前方に位置されて車幅方向に伸びるクロスメン
バ13が架設されて、左右一対のサイドフレーム
3および導風サイドパネル12の車幅方向の剛性
がより強くなるように補強されている。そして、
このクロスメンバ13と前記フエーシヤセツトプ
レート11との各車幅方向ほぼ中央部分同志が、
前ステー14によつて連結され、フエーシヤセツ
トプレート11の車幅方向中間部分の補強がなさ
れている。さらに、クロスメンバ3とシユラウド
アツパ2との各車幅方向ほぼ中間部同志が、後ス
テー15によつて連結され、これによりシユラウ
ドアツパ2の車幅方向中間部の補強がなされてい
る。そして、この後ステー15の上端部とシユラ
ウドアツパ2との連結部分には、第2図に示すよ
うに、ボンネツト16のロツクを行なうロツク装
置17(第3図では省略されている)が装備され
ている。勿論、このロツク装置17は、従来同
様、ボンネツト16に設けられたストライカ18
に作用して、車室内のメインロツク解除ノブ(図
示略)を操作することによりメインロツクが外れ
たいわゆるハーフロツク状態となつてボンネツト
16が若干開き、この若干開いた隙間から手指を
挿入してロツク装置17のサブロツク解除レバー
17aを操作することにより、ロツク装置17に
よるロツクが完全に解除されるようになつてい
る。
に伸びるフエーシヤセツトプレート11、および
左右一対の導風サイドパネル12が配設されてい
る。この導風サイドパネル12は、その下端部が
サイドフレーム3に接合されると共に、その後フ
ランジ部12aが、前記ラジエタ支持ブラケツト
9の前フランジ部9bに接合されている。そし
て、フエーシヤセツトプレート11の両端部が、
左右一対の導風サイドパネル12に対して接合、
支持されている。また、左右一対の導風サイドパ
ネル12の下端部間にはシユラウドアツパ2より
も前方に位置されて車幅方向に伸びるクロスメン
バ13が架設されて、左右一対のサイドフレーム
3および導風サイドパネル12の車幅方向の剛性
がより強くなるように補強されている。そして、
このクロスメンバ13と前記フエーシヤセツトプ
レート11との各車幅方向ほぼ中央部分同志が、
前ステー14によつて連結され、フエーシヤセツ
トプレート11の車幅方向中間部分の補強がなさ
れている。さらに、クロスメンバ3とシユラウド
アツパ2との各車幅方向ほぼ中間部同志が、後ス
テー15によつて連結され、これによりシユラウ
ドアツパ2の車幅方向中間部の補強がなされてい
る。そして、この後ステー15の上端部とシユラ
ウドアツパ2との連結部分には、第2図に示すよ
うに、ボンネツト16のロツクを行なうロツク装
置17(第3図では省略されている)が装備され
ている。勿論、このロツク装置17は、従来同
様、ボンネツト16に設けられたストライカ18
に作用して、車室内のメインロツク解除ノブ(図
示略)を操作することによりメインロツクが外れ
たいわゆるハーフロツク状態となつてボンネツト
16が若干開き、この若干開いた隙間から手指を
挿入してロツク装置17のサブロツク解除レバー
17aを操作することにより、ロツク装置17に
よるロツクが完全に解除されるようになつてい
る。
前記クロスメンバ13とシユラウドアツパ2と
の間には、下に凸となるような円弧状の中央導風
パネル19が架設され、これにより車体の剛性が
より強くされている。この中央導風パネル19
は、実施例では、その前端部がクロスメンバ13
の底壁部分を構成(兼用)しており、これによ
り、該クロスメンバ13は閉断面構造とされてそ
の剛性がより強くされている。勿論、この中央導
風パネル19の前端部の上下方向位置は、ソフト
フエーシヤ1の走行風導入口1cの上端開口縁と
ほぼ同一高さ位置とされ、これにより、該走行風
導入口1cより導入された走行風は、左右一対の
導風サイドパネル12間でかつ中央導風パネル1
9の下方を通つて、ラジエタ10に案内されるこ
ととなる。また、実施例では、中央導風パネル1
9の側端部が導風サイドパネル12に接合され
て、より一層の強度向上が図られている。
の間には、下に凸となるような円弧状の中央導風
パネル19が架設され、これにより車体の剛性が
より強くされている。この中央導風パネル19
は、実施例では、その前端部がクロスメンバ13
の底壁部分を構成(兼用)しており、これによ
り、該クロスメンバ13は閉断面構造とされてそ
の剛性がより強くされている。勿論、この中央導
風パネル19の前端部の上下方向位置は、ソフト
フエーシヤ1の走行風導入口1cの上端開口縁と
ほぼ同一高さ位置とされ、これにより、該走行風
導入口1cより導入された走行風は、左右一対の
導風サイドパネル12間でかつ中央導風パネル1
9の下方を通つて、ラジエタ10に案内されるこ
ととなる。また、実施例では、中央導風パネル1
9の側端部が導風サイドパネル12に接合され
て、より一層の強度向上が図られている。
なお、第1図中20はリトラクタブルヘツドラ
ンプ、第2図中21はシユラウドアツパ2の下方
において左右一対のサイドフレーム3間に架設さ
れた円管上のクロスメンバである。また、図示は
略してあるが、ソフトフエーシヤ1のバンパ部1
aの直後方に位置させて実質的にバンパを構成す
る緩衝体が設けられて、該緩衝体がサイドフレー
ム3に保持されている。
ンプ、第2図中21はシユラウドアツパ2の下方
において左右一対のサイドフレーム3間に架設さ
れた円管上のクロスメンバである。また、図示は
略してあるが、ソフトフエーシヤ1のバンパ部1
aの直後方に位置させて実質的にバンパを構成す
る緩衝体が設けられて、該緩衝体がサイドフレー
ム3に保持されている。
前述したソフトフエーシヤ1の取付けは、第2
図に示すように、その上端部が、ここに埋設され
たリテーナ22をフエーシヤセツトプレート11
上に着座された状態でねじ23により固定され
る。また、ソフトフエーシヤ1の左右側端部は、
左右一対のフエンダブラケツト5の前フランジ部
5bに対して、ねじを利用して固定される(この
ためのねじ穴を第2図で符号24として示してあ
る)。なお、前記エプロンレインフオースメント
4の前方延設腕部4aの前端が、上記前フランジ
部5bに接合されており、これによりこの前フラ
ンジ部5b部分の補強がなされている。
図に示すように、その上端部が、ここに埋設され
たリテーナ22をフエーシヤセツトプレート11
上に着座された状態でねじ23により固定され
る。また、ソフトフエーシヤ1の左右側端部は、
左右一対のフエンダブラケツト5の前フランジ部
5bに対して、ねじを利用して固定される(この
ためのねじ穴を第2図で符号24として示してあ
る)。なお、前記エプロンレインフオースメント
4の前方延設腕部4aの前端が、上記前フランジ
部5bに接合されており、これによりこの前フラ
ンジ部5b部分の補強がなされている。
以上実施例について説明したが、本考案はこれ
に限らず例えば次のような場合をも含むものであ
る。
に限らず例えば次のような場合をも含むものであ
る。
ロツク装置17をシユラウドアツパと後ステ
ー15との連結部分へ設けるようにした場合を
説明したが、このロツク装置17をフエーシヤ
セツトプレート11の車幅方向中央部分(フエ
ーシヤセツトプレート11と前ステー14との
連結部分)に設けるようにしてもよく、この場
合は後ステー15を廃止することができる。
ー15との連結部分へ設けるようにした場合を
説明したが、このロツク装置17をフエーシヤ
セツトプレート11の車幅方向中央部分(フエ
ーシヤセツトプレート11と前ステー14との
連結部分)に設けるようにしてもよく、この場
合は後ステー15を廃止することができる。
フエンダブラケツト5の上前端部を、第3図
一点鎖線で示すように、補強ブラケツト25を
介して、導風サイドパネル12とフエーシヤセ
ツトプレート11との組立体の上前端部に連結
するようにしてもよく、この場合補強ブラケツ
ト25をフエーシヤセツトプレート11と一体
成形するようにしてもよい。このようにするこ
とにより、フエンダブラケツト5の剛性が向上
するのは勿論のこと、衝突時等に後方へ突出変
形しようとするソフトフエーシヤ1によつてリ
トラクタブルヘツドランプ20が損傷されるの
を極力防止することができる。
一点鎖線で示すように、補強ブラケツト25を
介して、導風サイドパネル12とフエーシヤセ
ツトプレート11との組立体の上前端部に連結
するようにしてもよく、この場合補強ブラケツ
ト25をフエーシヤセツトプレート11と一体
成形するようにしてもよい。このようにするこ
とにより、フエンダブラケツト5の剛性が向上
するのは勿論のこと、衝突時等に後方へ突出変
形しようとするソフトフエーシヤ1によつてリ
トラクタブルヘツドランプ20が損傷されるの
を極力防止することができる。
前ステー14と後ステー15とを、第5図符
号26で示すように一体成形してもよい。
号26で示すように一体成形してもよい。
フエーシヤセツトプレート11と導風サイド
パネル12とクロスメンバ13と前後ステー1
4,15と中央導風パネル19とをあらかじめ
1セツト化して、この1セツト化された組立体
を後にシユラウドアツパ2側へ一体化するよう
にすれば、これ等組立体の精度を向上させると
ができる。
パネル12とクロスメンバ13と前後ステー1
4,15と中央導風パネル19とをあらかじめ
1セツト化して、この1セツト化された組立体
を後にシユラウドアツパ2側へ一体化するよう
にすれば、これ等組立体の精度を向上させると
ができる。
(考案の効果)
本考案は以上述べたことから明らかなように、
左右一対の導風サイドパネルと、フエーシヤセツ
トプレートと、クロスメンバと、ステーとによつ
て、ラジエタシユラウド部材の前方において強度
的に優れたソフトフエーシヤの支持体を構成し
て、ソフトフエーシヤをラジエタシユラウド部材
よりも大きく前方に位置させる場合にあつても当
該ソフトフエーシヤをしつかりと車体に支持させ
ることができる。
左右一対の導風サイドパネルと、フエーシヤセツ
トプレートと、クロスメンバと、ステーとによつ
て、ラジエタシユラウド部材の前方において強度
的に優れたソフトフエーシヤの支持体を構成し
て、ソフトフエーシヤをラジエタシユラウド部材
よりも大きく前方に位置させる場合にあつても当
該ソフトフエーシヤをしつかりと車体に支持させ
ることができる。
また、フエーシヤセツトプレートは、車幅方向
にかなりの長さを有することになるが、これによ
りソフトフエーシヤを広い面積で支持することが
可能になつて、軟質部材である関係上局部的な力
に弱いソフトフエーシヤの合理的な支持という点
でも優れたものとなる。
にかなりの長さを有することになるが、これによ
りソフトフエーシヤを広い面積で支持することが
可能になつて、軟質部材である関係上局部的な力
に弱いソフトフエーシヤの合理的な支持という点
でも優れたものとなる。
さらに、フエーシヤセツトプレートの車幅方向
長さが長くなるということは、その車幅方向中間
部分が上下方向に撓み易くなるが、この撓みをク
ロスメンバより上方に伸びるステーにより規制し
て、上下方向の外力によつてソフトフエーシヤが
上下方向に位置ずれしてしまうというような事態
を確実に防止することができる。
長さが長くなるということは、その車幅方向中間
部分が上下方向に撓み易くなるが、この撓みをク
ロスメンバより上方に伸びるステーにより規制し
て、上下方向の外力によつてソフトフエーシヤが
上下方向に位置ずれしてしまうというような事態
を確実に防止することができる。
勿論、上述したソフトフエーシヤの支持体は、
既存の左右一対の導風サイドパネルを利用して構
成してあるので、部品点数の削減やコスト低減の
上からも好ましいものとなる。
既存の左右一対の導風サイドパネルを利用して構
成してあるので、部品点数の削減やコスト低減の
上からも好ましいものとなる。
第1図は本考案が適用された自動車の一例を示
す斜視図。第2図は第1図−線断面図。第3
図は、ソフトフエーシヤを取外した状態での自動
車の枠組を示す前方斜視図。第4図は、第3図の
−線断面図。第5図はステーの変形例を示す
斜視図である。 A……自動車、1……ソフトフエーシヤ、2…
…シユラウドアツパ、7……ラジエタシユラウド
パネル、10……ラジエタ、11……フエーシヤ
セツトプレート、13……クロスメンバ、14…
…ステー。
す斜視図。第2図は第1図−線断面図。第3
図は、ソフトフエーシヤを取外した状態での自動
車の枠組を示す前方斜視図。第4図は、第3図の
−線断面図。第5図はステーの変形例を示す
斜視図である。 A……自動車、1……ソフトフエーシヤ、2…
…シユラウドアツパ、7……ラジエタシユラウド
パネル、10……ラジエタ、11……フエーシヤ
セツトプレート、13……クロスメンバ、14…
…ステー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体前部を覆う軟質の表皮部材からなるソフト
フエーシヤの取付構造であつて、 車幅方向に伸びるラジエタシユラウド部材から
前方に伸ばして、車体前部より導入された走行風
をラジエタに案内する左右一対の導風サイドパネ
ルが配設され、 前記左右一対の導風サイドパネルの下端部が左
右のサイドフレームに結合され、 前記左右一対の導風サイドパネルの前記ラジエ
タシユラウド部材よりも前方に位置する上端部同
士が、車幅方向に伸びるフエーシヤセツトプレー
トにより連結され、 前記フエーシヤセツトプレートの下方にある車
体のクロスメンバより上方へ伸びるステーによ
り、該フエーシヤセツトプレートの車幅方向ほぼ
中間部分が支持され、 前記フエーシヤセツトプレートに前記ソフトフ
エーシヤの上端部が支持されている、ことを特徴
とする自動車の前部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP298384U JPS60115780U (ja) | 1984-01-14 | 1984-01-14 | 自動車の前部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP298384U JPS60115780U (ja) | 1984-01-14 | 1984-01-14 | 自動車の前部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60115780U JPS60115780U (ja) | 1985-08-05 |
JPS646387Y2 true JPS646387Y2 (ja) | 1989-02-17 |
Family
ID=30477169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP298384U Granted JPS60115780U (ja) | 1984-01-14 | 1984-01-14 | 自動車の前部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60115780U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6187484B2 (ja) * | 2015-01-16 | 2017-08-30 | マツダ株式会社 | 車両の前部構造 |
-
1984
- 1984-01-14 JP JP298384U patent/JPS60115780U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60115780U (ja) | 1985-08-05 |
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