JPS646268Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS646268Y2 JPS646268Y2 JP5342483U JP5342483U JPS646268Y2 JP S646268 Y2 JPS646268 Y2 JP S646268Y2 JP 5342483 U JP5342483 U JP 5342483U JP 5342483 U JP5342483 U JP 5342483U JP S646268 Y2 JPS646268 Y2 JP S646268Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molded product
- pin
- resin
- ejector pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 claims description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 13
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 13
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 11
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 5
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 5
- 238000010137 moulding (plastic) Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はプラスチツク成形金型に関し、特に射
出成形によつて製造されるプラスチツク成形品の
突き出しピン周りの構造に関する。
出成形によつて製造されるプラスチツク成形品の
突き出しピン周りの構造に関する。
磁気テープカセツトのハーフケース、その他の
プラスチツク成形品を製造するための射出成形金
型においては、成形品を金型から取出すために突
き出しピンが用いられ、成形品の特定個所をこの
突き出しピンで押して離型することが行われてい
る。第1図は従来の射出成形法を示すもので、可
動金型(オス型)1と固定金型(メス型)2との
間に成形空洞3が形成され、可動金型1のピン案
内孔7には突き出しピン4が摺動自在に嵌挿され
ている。成形に当つて溶融プラスチツクがゲート
5から導入される。このとき突き出しピン4の端
面は成形空洞3の面に一致して保持されている。
プラスチツクは金型内で固化して成形品6とな
る。可動金型1を引き離すと成形品は可動金型と
共に固定金型2から離れ、次いで突き出しピン4
を突き出すと成形品6は金型1から外れる。
プラスチツク成形品を製造するための射出成形金
型においては、成形品を金型から取出すために突
き出しピンが用いられ、成形品の特定個所をこの
突き出しピンで押して離型することが行われてい
る。第1図は従来の射出成形法を示すもので、可
動金型(オス型)1と固定金型(メス型)2との
間に成形空洞3が形成され、可動金型1のピン案
内孔7には突き出しピン4が摺動自在に嵌挿され
ている。成形に当つて溶融プラスチツクがゲート
5から導入される。このとき突き出しピン4の端
面は成形空洞3の面に一致して保持されている。
プラスチツクは金型内で固化して成形品6とな
る。可動金型1を引き離すと成形品は可動金型と
共に固定金型2から離れ、次いで突き出しピン4
を突き出すと成形品6は金型1から外れる。
ところが、可動金型1と突き出しピン4との間
には摺動のための隙間が形成されているため、ゲ
ート近傍のように樹脂の圧力の高いところやピン
の摺動の繰返しによつてピン4やピン案内孔7の
壁面や角部が摩耗し、その隙間に樹脂が流入し、
立バリが発生して成形品の不良を招く。
には摺動のための隙間が形成されているため、ゲ
ート近傍のように樹脂の圧力の高いところやピン
の摺動の繰返しによつてピン4やピン案内孔7の
壁面や角部が摩耗し、その隙間に樹脂が流入し、
立バリが発生して成形品の不良を招く。
従つて、本考案の目的は、突き出しピンの個所
に生じる立バリの問題を解決したプラスチツク成
形金型を提供することにある。本考案のプラスチ
ツク成形金型は、突き出しピンが成形品に当接す
る個所において、該ピンの案内孔のまわりに環状
の凸部を形成したことを特徴とするものである。
これにより成形品の突き出しピンが当接した個所
には見苦しい立バリが生じないから、これを除去
する作業が全く不要となる。
に生じる立バリの問題を解決したプラスチツク成
形金型を提供することにある。本考案のプラスチ
ツク成形金型は、突き出しピンが成形品に当接す
る個所において、該ピンの案内孔のまわりに環状
の凸部を形成したことを特徴とするものである。
これにより成形品の突き出しピンが当接した個所
には見苦しい立バリが生じないから、これを除去
する作業が全く不要となる。
上記した本考案の金型により製造されるプラス
チツク成形品は、可動金型の突き出しピンの周囲
に環状の凸部を設けて樹脂が圧力下に流動する際
にピン周りの隙間にかかる圧力を緩和し、それに
より樹脂がこの隙間に流入するのを防止しなが
ら、溶融樹脂を金型間の成形空洞に導入すること
により製造されるものである。
チツク成形品は、可動金型の突き出しピンの周囲
に環状の凸部を設けて樹脂が圧力下に流動する際
にピン周りの隙間にかかる圧力を緩和し、それに
より樹脂がこの隙間に流入するのを防止しなが
ら、溶融樹脂を金型間の成形空洞に導入すること
により製造されるものである。
以下、本考案を実施例について詳述する。
第2図は本考案の成形金型の概要と成形方法を
例示する。図中1は可動金型(オス型)、2は固
定金型(メス型)、3は成形空洞、4は突き出し
ピン、5は溶融樹脂の注入ゲート、及び7は突き
出しピン4の案内孔であり、第1図に関連して述
べたものと同様である。図示の状態は金型が閉
じ、突き出しピン4の端面が可動金型1の空洞内
の壁面9に一致している成形期間中の状態を示し
ている。
例示する。図中1は可動金型(オス型)、2は固
定金型(メス型)、3は成形空洞、4は突き出し
ピン、5は溶融樹脂の注入ゲート、及び7は突き
出しピン4の案内孔であり、第1図に関連して述
べたものと同様である。図示の状態は金型が閉
じ、突き出しピン4の端面が可動金型1の空洞内
の壁面9に一致している成形期間中の状態を示し
ている。
第2図及び第3図に示すように、突き出しピン
4の上端面の周りにおいて、可動金型1の壁面9
は一定高さの環状の凸部8を有する。凸部8の高
さは低くて良く、例えば0.05mmでも十分に効果が
ある。もつともこの最低高さは樹脂の粘度、圧
力、ゲートからの距離によつて変わりうるが、当
業者には容易に決定しうる事項である。一方、凸
部8の幅はあまり重要な事項ではない。要する
に、この部分を流動する樹脂に対して圧力の十分
な緩和が達成されるように凸部の高さ及び幅を定
めれば良い。
4の上端面の周りにおいて、可動金型1の壁面9
は一定高さの環状の凸部8を有する。凸部8の高
さは低くて良く、例えば0.05mmでも十分に効果が
ある。もつともこの最低高さは樹脂の粘度、圧
力、ゲートからの距離によつて変わりうるが、当
業者には容易に決定しうる事項である。一方、凸
部8の幅はあまり重要な事項ではない。要する
に、この部分を流動する樹脂に対して圧力の十分
な緩和が達成されるように凸部の高さ及び幅を定
めれば良い。
使用においては、第2図に示すように固定金型
2に対して可動金型1を閉じ、また突き出しピン
4を可動金型内壁面9の高さに位置づけ、ゲート
5より溶融樹脂を導入すると、樹脂6は矢印のよ
うに流れて成形空洞3を充満する。その際に、凸
部8はピン4の端部に対してせきの役目をして成
形圧力を緩和し、樹脂がピン4とピン案内孔7と
の間に流入しないように防ぐ。樹脂6を冷却した
後に、固定金型2から可動金型1を引離し、ピン
4を上昇させると、成形品は可動金型1より離型
される。なお、突き出しピンは2個所以上に使用
しても良い。
2に対して可動金型1を閉じ、また突き出しピン
4を可動金型内壁面9の高さに位置づけ、ゲート
5より溶融樹脂を導入すると、樹脂6は矢印のよ
うに流れて成形空洞3を充満する。その際に、凸
部8はピン4の端部に対してせきの役目をして成
形圧力を緩和し、樹脂がピン4とピン案内孔7と
の間に流入しないように防ぐ。樹脂6を冷却した
後に、固定金型2から可動金型1を引離し、ピン
4を上昇させると、成形品は可動金型1より離型
される。なお、突き出しピンは2個所以上に使用
しても良い。
得られるプラスチツク成形品10は、第4〜5
図のように突き出しピンの端面及び固定金型の空
洞内壁面で規制される面11,13と、凸部8で
規制される環状溝12を有する。
図のように突き出しピンの端面及び固定金型の空
洞内壁面で規制される面11,13と、凸部8で
規制される環状溝12を有する。
本考案の成形金型により多数の成形品を作成し
たが、立バリの発生は完全に防ぐことができた。
また、本考案の金型による成形品は突き出しピン
が樹脂注入ゲートに近いときに特に効果的である
ことが分つた。
たが、立バリの発生は完全に防ぐことができた。
また、本考案の金型による成形品は突き出しピン
が樹脂注入ゲートに近いときに特に効果的である
ことが分つた。
第1図は従来の成形品とその射出成形金型を示
す断面図、第2図は本考案の金型による成形品と
射出成形金型を示す断面図、第3図はピン端面個
所の平面図、第4図は本考案の金型による成形品
の1例の斜視図、及び第5図はピン端面個所の相
当する成形品個所を示す拡大断面図である。図中
主な部分は次の通りである。 1:可動金型、2:固定金型、3:成形空洞
(キヤビテイ)、4:突き出しピン、5:ゲート、
6:成形品(樹脂)、8:環状凸部、10:成形
品、12:環状溝。
す断面図、第2図は本考案の金型による成形品と
射出成形金型を示す断面図、第3図はピン端面個
所の平面図、第4図は本考案の金型による成形品
の1例の斜視図、及び第5図はピン端面個所の相
当する成形品個所を示す拡大断面図である。図中
主な部分は次の通りである。 1:可動金型、2:固定金型、3:成形空洞
(キヤビテイ)、4:突き出しピン、5:ゲート、
6:成形品(樹脂)、8:環状凸部、10:成形
品、12:環状溝。
Claims (1)
- 固定金型と可動金型とより成るプラスチツク成
形品を射出成形する金型において、前記可動金型
の該成形品を金型から取出すための突き出しピン
の案内孔の周囲に環状の凸部を形成したことを特
徴とするプラスチツク成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5342483U JPS59160217U (ja) | 1983-04-12 | 1983-04-12 | プラスチック成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5342483U JPS59160217U (ja) | 1983-04-12 | 1983-04-12 | プラスチック成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59160217U JPS59160217U (ja) | 1984-10-26 |
JPS646268Y2 true JPS646268Y2 (ja) | 1989-02-17 |
Family
ID=30183769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5342483U Granted JPS59160217U (ja) | 1983-04-12 | 1983-04-12 | プラスチック成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59160217U (ja) |
-
1983
- 1983-04-12 JP JP5342483U patent/JPS59160217U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59160217U (ja) | 1984-10-26 |
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