JPS645155Y2 - - Google Patents

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JPS645155Y2
JPS645155Y2 JP1983088924U JP8892483U JPS645155Y2 JP S645155 Y2 JPS645155 Y2 JP S645155Y2 JP 1983088924 U JP1983088924 U JP 1983088924U JP 8892483 U JP8892483 U JP 8892483U JP S645155 Y2 JPS645155 Y2 JP S645155Y2
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JP
Japan
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drum
change drum
change
reverse
cam
Prior art date
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JP1983088924U
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English (en)
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JPS59194656U (ja
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Priority to JP8892483U priority Critical patent/JPS59194656U/ja
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Publication of JPS645155Y2 publication Critical patent/JPS645155Y2/ja
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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はドラム式変速機のリバース(後退)装
置に関するもので、従来オートバイ等に使用され
ているチエンジドラムに大幅な改造を加えること
なくリバース装置を簡単に併設できるようにする
と共に、特別に設けたストツプレバーを解放状態
にした時のみ中立からリバースに入るが、リバー
スから中立へ戻す場合にはストツプレバーの操作
を不要にして、構成を簡素化することを目的とし
ている。
一般にオートバイ用のドラム式変速機において
は、チエンジペダルを左足の爪先で踏込むことに
より1速から2、3、4、5速へとチエンジドラ
ムを1ピツチずつ回すことができ、爪先でチエン
ジペダルを跳ね上げることにより5速から順次
4、3、2、1速へと減速して中立へ戻すことが
できるようになつている。
又オートバイ用のドラム式変速機を搭載した小
型の3輪車、4輪車においても同様である。この
ようなドラム式変速機にリバース装置を併設する
場合、変速機のギヤー配列の或1段をアイドルギ
ヤーを介してリバース用に利用するのが普通であ
る。そして変速は、前述の如く各段シフトアツ
プ、シフトダウンを行うが、中立からリバースに
入れる場合は、前進中にすぐリバースに入れるこ
とは構成上並びに変速機の耐久性の面から見て好
ましくないので、一般にリバースは前進停止後に
入れるのが通常である。しかい往々にして車両が
充分停止しない内にリバースに入れる場合があ
る。
従来各種のリバース装置が提案されている(例
えば特開昭57−161340、実開昭57−189024)。と
ころがいずれの場合もチエンジドラムの外周面に
リバース装置用の溝や凹部を加工しなければなら
ず、ドラムの構造が複雑高価になるばかりでな
く、スペース確保のためドラムが長くなる不都合
がある。本考案はこれらの不具合を防止しようと
するもので、次に図面により説明する。
オートバイの前後方向と直交する垂直断面の一
部を示す第1図において、チエンジドラム1は両
端の軸部2がミツシヨンケースを兼ねるクランク
ケース3の孔に回転自在に支持されており、軸部
2はクランクケース3より左方へ突出し、断面小
判形の先端部2aにカム本体4が中央の対応する
断面形状の孔の部分で嵌合し、ビス5により抜止
めが施してある。チエンジドラム1は図示されて
いないチエンジペダルに連動連結されており、チ
エンジペダルを1回踏込む都度矢印Fで示す1〜
5速(前進)回転方向に1ピツチずつ回動するよ
うになつている。6はオイルシールである。
カム本体4は1個のストツパー面7を備え、こ
のストツパー面7にはストツプレバー8の下端の
爪9が噛合い、チエンジドラム1が矢印Rで示す
リバース方向へ回転することを阻止している。ス
トツプレバー8は爪9のやゝ上方部分がカラー付
ボルト10に回転自在に支持され、捩りばね11
により通常爪9がストツパー面7と係合する方向
に付勢されている。ボルト10はケース3に設け
たボス12に螺合し、ボス12の外周に捩りばね
11が嵌まり、捩りばね11の一端はストツプレ
バー8に、又他端はケース3の一部分にそれぞれ
係合している。
第1図の−矢視図である第2図において、
カム本体4はストツパー面7の矢印F側近傍に、
ストツパー面7側へ行くにつれて滑らかにリフト
が増加する隆起カム面4aを備えている。又スト
ツプレバー8は上端部に指で操作するためのノブ
14を有する。
第1、第2図は中立N時を示しており、カムス
トツパー面7はストツプレバー8の爪9と衝合し
てチエンジドラム1がリバース方向Rに回動する
ことを防止している。しかしチエンジペダルを爪
先で踏込み、チエンジドラム1を1速から5速方
向へ1ピツチずつ回動させる変速操作は自在に可
能である。即ち前進方向F側変速時にストツパー
面7は爪9から順次矢印F方向へ離れ、爪9はカ
ム本体4の円筒状基準面4b上を単に摺動する。
5速から1速へ戻した後中立Nにすると、第2図
のようにストツパー面7が爪9に衝合するため、
チエンジドラム1を更にR方向へ回すことは不可
能になる。即ちリバースへは入らない。中立Nか
らリバースへ入れるにはノブ14を14′まで後
方へ引き、ストツプレバー8を矢印R′方向に回
して爪9をストツパー面7から解放した状態でチ
エンジペダルを踏ね上げるリバース操作が必要と
なる。リバース操作後に爪9は隆起カム面4aに
乗るため、入れたリバースを中立Nに戻す場合に
はストツプレバー8の操作の必要はなく、チエン
ジ操作により自動的に第2図の中立位置へ戻すこ
とができる。
以上説明したように本考案においてはケース3
にチエンジドラム1をその両端軸部2で支承した
ドラム式変速機において、ケース外部に露出した
チエンジドラム軸部の先端部2aにチエンジドラ
ム1とは別体のカム本体4を固定し、カム本体4
の外周面を円筒状基準面4bと、この基準面4b
から起立したストツパー面7と、ストツパー面7
のチエンジドラム前進回転方向側近傍にあつてス
トツパー面側へゆくにつれて滑らかにリフトが増
加する隆起カム面4aとで形成し、ケース外側面
のボス12に設けたチエンジドラム1と平行な支
軸10にストツプレバー8の先端近傍部を支承
し、ストツプレバー8をその先端の爪9が通常カ
ム外周面に係合する方向に弾性的に付勢すると共
に爪と反対の端部に操作用ノブ14を取り付け、
チエンジドラム1が中立位置にある時カムのスト
ツパー面7にストツプレバーの爪9が通常噛み合
いチエンジドラム1のリバース方向への回転を阻
止するようにしているので、次のような効果を期
待することができる。
即ち本考案によるとチエンジドラム1の軸部2
を支承しているケース3から突出している軸部先
端部2aにチエンジドラムとは別体のカム本体4
を固定するようにしたので、ケース3の外側面に
ストツプレバー8の支軸固定用ボス12を予め設
けておくだけで、不用意にリバースに入らないよ
うにするための機構をケース外部で簡単に装着す
ることができる。即ち不用意にリバースに入らな
いようにするための機構をクランクケース3内の
チエンジドラム1の近傍又は表面に設ける必要が
なくなるため、チエンジ機構が簡素化し、チエン
ジドラム1はリバース用の溝を予め設けておくだ
けでよくなり、ケース内のチエンジ機構がコンパ
クトにまとまる。又ストツプレバー8がケース3
の外部に必要に応じ装着され、ケース3を貫通し
て摺動又は回動するロツド及びそのシール機構が
不要となるため、オイル漏れが発生しない。スト
ツプレバー8の支軸となるカラー付ボルト10が
チエンジドラム1と平行に配置されるため、スト
ツプレバー8の上方延長部先端のノブ14を車体
に対し例えば後方に操作するだけで爪9をストツ
パー面7から外すことができ、操作性が向上する
ばかりでなく、ノブ14を操縦者の手の届きやす
い位置へ配置しやすい利点がある。爪9は捩りば
ね11の弾力によりカムの円筒状基準面4bに圧
接しているので、運転中におけるノブ14の振動
が阻止され、又チエンジドラム1の不必要な過回
転を防止することができ、ケース3内におけるチ
エンジドラム過回転防止機構(図示せず)を小形
化できる利点もある。カム本体4はチエンジドラ
ム1と別体であるため、円筒状基準面4bを適宜
小径にして装置のコンパクト化を図ることがで
き、又は必要に応じ大径にしてストツパー容量の
増加を図ることもできる。又ストツパー面7を設
ける位置をチエンジドラム1上のリバース用溝の
位置と無関係に定めて、ストツプレバー8の爪9
と最適位置で係合させることができ、チエンジド
ラム1上のリバース用溝の設計の自由度が増加す
る。更に本考案によるとチエンジペダルを中立か
らリバース側へ操作しても、ストツプレバー8の
作用によりチエンジドラム1のリバース方向Rへ
の回動操作が自動的に不可能となる。又本考案に
よるリバース装置を一旦操作してリバースに入れ
た後、リバースを中立に戻す時にはレバー操作は
必要でなく、単にチエンジ操作により自動的に作
動するため、取扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるリバース装置部分をオー
トバイの前後方向と直角な垂直断面で示す図面、
第2図は第1図の−矢視略図である。1……
チエンジドラム、2……軸部、3……クランクケ
ース、4……カム本体、7……ストツパー面、8
……ストツプレバー、9……爪、10……カラー
付ボルト(支軸)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース3にチエンジドラム1をその両端軸部2
    で支承したドラム式変速機において、ケース外部
    に露出したチエンジドラム軸部の先端部2aにチ
    エンジドラム1とは別体のカム本体4を固定し、
    カム本体4の外周面を円筒状基準面4bと、この
    基準面4bから起立したストツパー面7と、スト
    ツパー面7のチエンジドラム前進回転方向側近傍
    にあつてストツパー面側へゆくにつれて滑らかに
    リフトが増加する隆起カム面4aとで形成し、ケ
    ース外側面のボス12に設けたチエンジドラム1
    と平行な支軸10にストツプレバー8の先端近傍
    部を支承し、ストツプレバー8をその先端の爪9
    が通常カム外周面に係合する方向に弾性的に付勢
    すると共に爪と反対の端部に操作用ノブ14を取
    り付け、チエンジドラム1が中立位置にある時カ
    ムのストツパー面7にストツプレバーの爪9が通
    常噛み合いチエンジドラム1のリバース方向への
    回転を阻止するようにしたことを特徴とするドラ
    ム式変速機のリバース装置。
JP8892483U 1983-06-09 1983-06-09 ドラム式変速機のリバース装置 Granted JPS59194656U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8892483U JPS59194656U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 ドラム式変速機のリバース装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8892483U JPS59194656U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 ドラム式変速機のリバース装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59194656U JPS59194656U (ja) 1984-12-24
JPS645155Y2 true JPS645155Y2 (ja) 1989-02-09

Family

ID=30218820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8892483U Granted JPS59194656U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 ドラム式変速機のリバース装置

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JP (1) JPS59194656U (ja)

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JPS59194656U (ja) 1984-12-24

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