JPS645072B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS645072B2
JPS645072B2 JP60296444A JP29644485A JPS645072B2 JP S645072 B2 JPS645072 B2 JP S645072B2 JP 60296444 A JP60296444 A JP 60296444A JP 29644485 A JP29644485 A JP 29644485A JP S645072 B2 JPS645072 B2 JP S645072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorine
group
coating agent
vinyl ether
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP60296444A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62149764A (ja
Inventor
Toshio Takaai
Yasushi Yamamoto
Koichi Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP60296444A priority Critical patent/JPS62149764A/ja
Publication of JPS62149764A publication Critical patent/JPS62149764A/ja
Priority to US07/162,682 priority patent/US4804709A/en
Publication of JPS645072B2 publication Critical patent/JPS645072B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/42Introducing metal atoms or metal-containing groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は無機又は有機材料(基材)表面にフツ
素樹脂コーテイング膜を形成するために用いる含
フツ素コーテイング剤に関する。 従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 フツ素樹脂は、耐熱性、耐候性、耐溶剤性、耐
化学薬品性に優れた高分子材料であるが、金属、
ガラス、セメント等の無機材料や各種プラスチツ
ク、木材等の有機材料に対する密着性が悪く、こ
れら基材表面にフツ素樹脂膜を形成するために
は、基材表面に対する特殊な前処理を必要とす
る。 これに対し、最近、フルオロオレフインとヒド
ロキシアルキルビニルエーテルとを共重合するこ
とにより得られたヒドロキシ基を有する含フツ素
ポリマーを主剤とし、これに多価イソシアネート
やメチロールメラミンを硬化剤として用いて硬化
させる二液タイプの含フツ素コーテイング剤(特
開昭57−3417号公報)が提案されている。このコ
ーテイング剤は表面硬度、光沢に優れ、かつ可撓
性を有し、耐溶剤性、耐候性に優れた被膜を形成
するが、なお各種基材に対する密着性が十分でな
い上、二液タイプであるため使用性に改善の余地
がある。 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、無機
及び有機材料表面に密着性よく優れた特性を有す
るフツ素樹脂コーテイング膜を形成することがで
き、しかも一液化が可能な含フツ素コーテイング
剤を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段及び作用 本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討
を行なつた結果、含フツ素ポリマーの側鎖にアル
コキシ官能のシリル基を導入し、シランの架橋
性、密着性を付与することが有効であることを知
見した。そして側鎖にヒドロキシ基を有する含フ
ツ素ポリマーとして、フルオロオレフインとヒド
ロキシアルキルビニルエーテルを共重合成分とす
る共重合体を使用し、この共重合体の側鎖ヒドロ
キシ基に下記(1) OCN(CH23SiXnR(3-o) ………(1) (但し、Rは水素又は炭素数1〜10の一価炭化水
素基、Xは炭素数1〜5のアルコキシ基、nは1
〜3の整数を示す) で示されるアルコキシランのイソシアネートを反
応させることによつてアルコキシシリル基を導入
した場合、得られたアルコキシシリル基導入含フ
ツ素ポリマーは、フツ素ポリマーの有する耐溶剤
性、耐候性、耐熱性等の特性を損なうことなく各
種基材に対して密着性に優れた被膜を与え、しか
もこのアルコキシシリル基導入含フツ素ポリマー
の溶液は安定性が高く、長期間保存してもゲル化
せずに良好な流動性を有し、このためこれをコー
テイング剤とする場合に一液化が可能であること
を知見し、本発明をなすに至つたものである。 従つて、本発明は、側鎖にヒドロキシ基を有す
る含フツ素ポリマーのヒドロキシ基とイソシアネ
ト基との反応によつて得られた、含フツ素ポリマ
ーを主鎖とし側鎖にアルコキシシリル基を有する
ポリマーを含有する含フツ素コーテイング剤であ
つて、前記側鎖にヒドロキシ基を有する含フツ素
ポリマーがフルオロオレフインとヒドロキシアル
キルビニルエーテルとを共重合成分とする共重合
体であり、イソシアネート基を有するアルコキシ
シランが下記式(1) OCN(CH23SiXnR(3-o) ………(1) (但し、Rは水素又は炭素数1〜10の一価炭化水
素基、Xは炭素数1〜5のアルコキシ基、nは1
〜3の整数を示す) で表わされる化合物であることを特徴とする含フ
ツ素コーテイング剤を提供するものである。 本発明によれば、コーテイング剤の主成分を構
成する含フツ素ポリマーは、その側鎖にアルコキ
シシリル基が導入されているため、アルコキシシ
リル基の加水分解性が有効に利用され、基材への
良好な密着性が達成されると共に、シリコーンの
有する耐熱、耐候性も有効に活用されるものであ
る。即ち、側鎖に導入されたシリル基のアルコキ
シ部分の加水分解によつて生じるシラノールが分
子間で縮合して耐候性、耐熱性に優れた架橋結合
を形成し、またシラノールが基材表面の水酸基或
いは酸化面と反応して基材に対する強固な結合を
もたらすという特徴を有するものである。 以下、本発明につき更に詳しく説明する。 本発明に係るヒドロキシ基を有する含フツ素ポ
リマーは、フルオロオレフインとヒドロキシアル
キルビニルエーテルとをモノマー主成分として共
重合させることによつて得られるが、この場合こ
れらの成分に加えてアルキルビニルエーテル等の
その他のモノマー成分を配合したものを共重合さ
せて得られたものであつても差支えない。 ここで、フルオロオレフインとしては特に制限
はなく、フツ素樹脂モノマーとして通常用いられ
るものが使用されるが、パーフルオロオレフイン
が好適であり、中でもクロロトリフルオロオレフ
イン、テトラフルオロオレフイン及びこれらの混
合物が特に好ましい。 また、ヒドロキシアルキルビニルエーテルとし
ても特に制限はないが、炭素数2〜5の直鎖状又
は分岐状のアルキル基を有するヒドロキシアルキ
ルビニルエーテル、特にアルキル基がブチル基の
ものが好適である。 更に、含フツ素ポリマーは、上記のフルオロオ
レフインとヒドロキシアルキルビニルエーテルに
加えて、アルキルビニルエーテルを共重合成分と
して用いることが好ましく、これによりポリマー
に可撓性を持たせることができる。この場合、ア
ルキルビニルエーテルとしては、シクロヘキシル
基並びに炭素数1〜8の直鎖状及び分岐状のアル
キル基から選ばれる1種又は2種以上のアルキル
基を有するアルキルビニルエーテルが好適であ
る。なお、このようなアルキルビニルエーテを用
いた共重合体においては、耐熱性、耐候性、耐薬
品性を十分発揮させるためにフルオロオレフイン
のの含有量は40〜70モル%とすることが好まし
い。 なお、含フツ素ポリマーはその分子量が1000〜
200000で分子内に2〜50のヒドロキシ基を有する
ものが好ましい。 上述したモノマー成分を共重合して得られる側
鎖にヒドロキシ基を有する含フツ素ポリマーの具
体例としては、ルミフロンLF−100、200、300、
400、600(いずれも旭ガラス社製)が挙げられ、
いずれも好適に使用されるが、一液性のコーテイ
ング剤を得る場合にはLF−100、200又は600を用
いることが好ましい。 また、本発明に用いるイソシアネート基を有す
るアルコキシシランは、下記式(1) OCN(CH23SiXnR(3-o) ………(1) (但し、式中Rは水素又は炭素数1〜10の一価炭
化水素基、好ましくは炭素数1〜4のアルキル
基、Xは炭素数1〜5のアルコキシ基、好ましく
はメトキシ基又はエトキシ基である。) で示される化合物であり、これらの1種又は2種
以上が使用されるが、これらのうちでγ−イソシ
アネートプロピルメチルジエトキシシラン、γ−
イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ
−イソシアネートプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシ
ランが好適に用いられる。 本発明に用いられる含フツ素ポリマーを主鎖と
して側鎖に加水分解性のアルコキシシリル基を有
するポリマーは、上述した側鎖にヒドロキシ基を
有する含フツ素ポリマーとイソシアネート基を有
するアルコキシシランとの反応によつて得られる
が、この場合反応に際してはスズ、チタン等の金
属触媒、ジブチルチンラウレート等の有機金属触
媒を使用することができる。これらのうちでは、
スズ、チタン及びこれらの有機金属触媒が上記反
応を効率的に促進するほか、反応により得られた
アルコキシシリル基の加水分解及び加水分解によ
り得られたシラノールによる縮合架橋や基材への
化学結合による接着をも促進し得る点から好適に
使用し得る。また、反応は溶媒中で行なうことが
できるが、溶媒としては、イソシアネート基と反
応する活性水素をもたないもので、かつヒドロキ
シ基を有する含フツ素ポリマー及びイソシアネー
ト基を有するアルコキシシランを溶解するものが
使用され、例えばトルエン、キシレン等の溶媒が
使用し得、特にコーテイング剤の溶媒と同じもの
を選択すれば、反応液をそのままコーテイング剤
として使用し得るので有利である。なお、反応は
通常10〜70℃で1〜3時間行なうが、この際窒素
等の不活性雰囲気で反応を行なわせることが好ま
しい。 本発明の含フツ素コーテイング剤は、上記反応
により得られたアルコキシシリル基導入含フツ素
ポリマーを含むものであるが、通常このポリマー
を溶媒、例えばトルエン、キシレン等に希釈した
溶液系として使用される。また、本発明のコーテ
イング剤には、更に必要よりその目的用途に応
じ、顔料、染料、シリコーン系の可撓性付与剤、
老化防止剤、その他の添加剤を配合することがで
きる。 本発明のコーテイング剤は、通常採用されてい
るコーテイング法、例えばハケ塗り法、スプレー
コーテイング法、ワイヤバー法、ブレード法、ロ
ールコーテイング法、デイツピング法等を用いて
各種基材にコーテイングし、基材表面に前記アル
コキシシリル基導入含フツ素ポリマーの被膜を形
成することにより適用することができ、このアル
コキシシリル基の作用で基材に被膜を密着させる
ことができるものである。なお、本発明のコーテ
イング剤は通常常温にて被膜形成し得るが、被膜
形成速度を調整するために各種温度条件下で被膜
形成を行なつてもよい。 発明の効果 以上説明したように、本発明の含フツ素コーテ
イング剤は、含フツ素ポリマーの側鎖に加水分解
性のアルコキシシリル基を導入したポリマーを含
有させたことにより、アルミニウム、銅等の金属
材料、ガラス、セメント等の無機材料、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ナイロン、アクリルポリ
マー、ポリ塩化ビニル等のプラスチツク、木材な
どの有機材料といつた広範な種類の材料を材質と
する基体表面に密着性良く接着し、しかも耐候
性、耐熱性、耐溶剤性に優れた表面処理膜を形成
するものである。 以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。 実施例 1 側鎖にヒドロキシ基を有する含フツ素ポリマー
としてルミフロンLF−100(旭ガラス社製)を用
い、また、イソシアネート基を有するアルコキシ
シランとしてγ−イソシアネートプロピルトリエ
トキシシランを用い、前記ヒドロキシ基を有する
含フツ素ポリマー15gをキシレン75gに溶解した
溶液にγ−イソシアネートプロピルトリエトキシ
シラン8.6gと硬化触媒としてジブチルチンジラ
ウレート0.0025gとを加えて室温、窒素雰囲気下
で2時間撹拌した。こうして得られた溶液の赤外
線吸収スペクトルを測定したところ、イソシアネ
ート基の吸収帯に観測された吸収ピークは小さ
く、逆にウレタン結合の吸収帯に大きな吸収ピー
クが観測され、本発明のコーテイング剤として用
いられるポリマーの生成が確認された。 次いで、このポリマーを含有するキシレン溶液
を密閉状態にて50℃で20日間保存し、その後の流
動性を調べたところ、ゲル化は認められず、良好
な流動性を保持していた。従つて、このことから
このポリマー溶液は一液型コーテイング剤として
使用し得ることが認められた。 なお、ヒドロキシ基を有する含フツ素ポリマー
として用いたルミフロンLF−100は、OH価(mg
KOH/gr)が52、キシレン50%溶液の粘度が
5000cps(25℃)のものである。 また、前記ヒドロキシ基を有する含フツ素ポリ
マーとイソシアネート基を有するアルコキシシラ
ンとは、ヒドロキシ基数とイソシアネート基数と
が1:1.5の比率となるよう使用した。 実施例 2 実施例1のγ−イソシアネートプロピルトリエ
トキシシラン8.6gに代えてγ−イソシアネート
プロピルメチルジエトキシシラン7.5gを用いた
以外は実施例1と同様にしてポリマーを合成し、
このポリマー溶液の赤外線吸収スペクトルの測定
を行なつた。 この結果、実施例1と同様に本発明のコーテイ
ング剤として用いられるポリマーの生成が確認さ
れた。 次いで、実施例1と同様の流動性テストを行な
つた結果、ポリマーはゲル化せず、良好な流動性
を保持していた。 実施例 3 実施例1の側鎖にヒドロキシ基を有する含フツ
素ポリマーとして用いたルミフロンLF−100に代
えてルミフロンLF−200を用いた以外は実施例1
と同様にしてポリマーを合成し、このポリマー溶
液の赤外線吸収スペクトルの測定を行なつた。 この結果、実施例1と同様に本発明のコーテイ
ング剤として用いられるポリマーの生成が確認さ
れた。 次いで、実施例1と同様の流動性テストを行な
つた結果は、ポリマーにゲル化は認められず、良
好な流動性を保持していた。 なお、側鎖にヒドロキシ基を有する含フツ素ポ
リマーとして用いたルミフロンLF−200は、OH
価(mg、KOH/gr)が52、キシレン60%溶液の
粘度が4000cps(25℃)のものである。 また、前記ヒドロキシ基を有する含フツ素ポリ
マーとイソシアネート基を有するアルコキシシラ
ンとは、ヒドロキシ基数とイソシアネート基数と
が1:1.5の比率となるよう使用した。 実施例 4 側鎖にヒドロキシ基を有する含フツ素ポリマー
としてルミフロンLF−100を用い、ルミフロン
LF−100 20gにメチルイソブチルケトン20gと
酸化チタン4.0gを加えた液をガラスビーズ型撹
拌機で1時間混合撹拌した。得られた液にイソシ
アネート基を有するアルコキシシランとしてγ−
イソシアネートプロピルトリメトキシシランを
3.4g、硬化触媒としてジブチルチンジラウレー
トを0.002g加えて混合した後、得られた含フツ
素コーテイング剤(塗料)をワイヤバー法により
クロメート処理アルミニウム板基材に塗布し、自
然放置により乾燥を行なつて基材表面に塗膜を形
成した。得られた塗膜は4時間にはタツクフリー
となり、3日後に下記A〜Eの試験を行なつた結
果、第1表に示す物性を有していた。 A キシロールラブ試験 キシロール含浸布でほぼ50gの荷重をかけて
塗膜表面をこすり、往復を1回として数え、塗
膜表面に異常が発生した時点の回数をもつて耐
溶剤性を評価した。 B ゴバン目試験 塗膜表面に鋭利な刃物で1mm角単位のマス目
が10×10配列するようゴバン目を形成し、この
ゴバン目にセロテープを接着して剥離した場合
における基材表面に残存するマス目の数をもつ
て接着性を評価した。 C デユポン衝撃試験 1/2インチφ、1Kgの金属ボールを塗膜表面
に落下させて得られた落下痕跡に亀裂や白濁な
どの異常が発生し始める落下開始高さをもつて
耐衝撃性を評価した。 D T折曲げ試験 厚さ0.2mmのスチール板の表面に塗膜を形成
すると共に、このスチール板の塗膜形成面と反
対側に所定枚数の同厚のスチール板を重ね、塗
膜を外側にして180゜折り曲げ、この時その塗膜
の折り曲げ部に亀裂が生じるか否かを調べ、亀
裂が生じた場合のスチール板の重ね合せ数によ
つて塗膜の可撓性を評価した。なお、例えば
1Tとは重ね合せ数が1枚であることを示し、
重ね合せ数が少ない程塗膜は柔軟である。 E 鉛筆硬度 各種硬さの鉛筆をもつて塗膜をひつかいた際
に傷がつき初める鉛筆の硬さをもつて塗膜の硬
度を評価した。
【表】 以上の結果から、本発明の含フツ素コーテイン
グ剤を用いて基体のコーテイングを行なうと耐溶
剤性、基材表面に対する接着性に優れているばか
りか、耐衝撃性、可撓性に優れた高硬度の塗膜が
得られることが認められた。 実施例 5 実施例4のイソシアネート基を有するアルコキ
シシランとして用いたγ−イソシアネートプロピ
ルトリメトキシシラン3.4gに代えてγ−イソシ
アネートプロピルメチルジメトキシシラン3.0g
を用いた他は実施例4と同様にして含フツ素コー
テイング剤を得、同様の基材に同様にして塗膜を
形成した。得られた塗膜は4時間後にはタツクフ
リーとなつた。3日後の塗膜につき実施例4と同
様の試験を行なつたところ、第2表に示す結果が
得られた。
【表】 以上の結果から、本発明の含フツ素コーテイン
グ剤を用いて基体のコーテイングを行なうと実施
例4と同様に耐溶剤性、基材表面に対する接着性
に優れているぶかりか、耐衝撃性、可撓性に優れ
た高硬度の塗膜が得られることが認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 側鎖にヒドロキシ基を有する含フツ素ポリマ
    ーのヒドロキシ基とイソシアネート基を有するア
    ルコキシシランのイソシアネート基との反応によ
    つて得られた、含フツ素ポリマーを主鎖とし側鎖
    にアルコキシシリル基を有するポリマーを含有す
    る含フツ素コーテイング剤であつて、前記側鎖に
    ヒドロキシ基を有する含フツ素ポリマーがフルオ
    ロオレフインとヒドロキシアルキルビニルエーテ
    ルとを共重合成分とする共重合体であり、イソシ
    アネート基を有するアルコキシシランが下記式(1) OCN(CH23SiXnR(3-o) ………(1) (但し、Rは水素又は炭素数1〜10の一価炭化水
    素基、Xは炭素数1〜5のアルコキシ基、nは1
    〜3の整数を示す) で表される化合物であることを特徴とする含フツ
    素コーテイング剤。 2 ヒドロキシ基を有する含フツ素ポリマーが、
    フルオロオレフイン、ヒドロキシアルキルビニル
    エーテル及びアルキルビニルエーテルをモノマー
    成分として得られた共重合体であり、かつ全モノ
    マー成分に対するフルオロオレフインの含有量が
    40〜70モル%である特許請求の範囲第1項記載の
    含フツ素コーテイング剤。 3 フルオロオレフインがパーフルオロオレフイ
    ンである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    含フツ素コーテイング剤。 4 パーフルオロオレフインがクロロトリフルオ
    ロオレフイン及び/又はテトラフルオロオレフイ
    ンである特許請求の範囲第3項記載の含フツ素コ
    ーテイング剤。 5 ヒドロキシアルキルビニルエーテルが炭素数
    2〜5の直鎖状又は分岐状のアルキル基を有する
    ものである特許請求の範囲第1項乃至第4項のい
    ずれか1項に記載の含フツ素コーテイング剤。 6 ヒドロキシアルキルビニルエーテルのヒドロ
    キシアルキル基がヒドロキシブチル基である特許
    請求の範囲第5項記載の含フツ素コーテイング
    剤。 7 アルキルビニルエーテルがシクロヘキシル基
    並びに炭素数1〜8の直鎖状及び分岐状のアルキ
    ル基から選ばれる1種又は2種以上のアルキル基
    を有するものである特許請求の範囲第2項記載の
    含フツ素コーテイング剤。 8 イソシアネート基を有するアルコキシシラン
    が、γ−イソシアネートプロピルメチルジエトキ
    シシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエト
    キシシラン、γ−イソシアネートプロピルメチル
    ジメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピル
    トリメトキシシランから選ばれる1種又は2種以
    上の化合物である特許請求の範囲第1項乃至第7
    項のいずれか1項に記載の含フツ素コーテイング
    剤。
JP60296444A 1985-12-24 1985-12-24 含フツ素コ−テイング剤 Granted JPS62149764A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60296444A JPS62149764A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 含フツ素コ−テイング剤
US07/162,682 US4804709A (en) 1985-12-24 1988-03-01 Fluorine-containing coating agents

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60296444A JPS62149764A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 含フツ素コ−テイング剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62149764A JPS62149764A (ja) 1987-07-03
JPS645072B2 true JPS645072B2 (ja) 1989-01-27

Family

ID=17833617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60296444A Granted JPS62149764A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 含フツ素コ−テイング剤

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4804709A (ja)
JP (1) JPS62149764A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021014662A1 (ja) * 2019-07-24 2021-01-28 竹本油脂株式会社 合成繊維用処理剤及び合成繊維

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DD256721A1 (de) * 1986-01-29 1988-05-18 Akad Wissenschaften Ddr Verfahren zur aktivierung von zellulosehaltigen festkoerperoberflaechen
JPS6330571A (ja) * 1986-07-23 1988-02-09 Showa Highpolymer Co Ltd 湿気硬化型塗料用樹脂組成物
JP2628373B2 (ja) * 1989-04-28 1997-07-09 大日精化工業株式会社 塗料組成物
DE69111699T2 (de) * 1990-06-01 1996-04-18 Asahi Glass Co Ltd Fluoropolymer-Überzugszusammensetzung und damit beschichteter Gegenstand.
DE69027432T2 (de) * 1990-10-11 1997-01-23 Dainichiseika Color Chem Beschichtungszusammensetzung
US5621042A (en) * 1990-12-17 1997-04-15 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Coating compositions
US5496642A (en) * 1994-05-09 1996-03-05 Olin Corporation Low VOC, fluorocompound-containing one-component and two-component coating compositions for slippery coatings
US5451495A (en) * 1994-08-15 1995-09-19 Eastman Kodak Company Recording element having a crosslinked polymeric layer
US5753322A (en) * 1995-04-21 1998-05-19 Ykk Corporation Antibacterial, antifungal aluminum building materials and fixtures using the materials
JP2006046984A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Fuji Photo Film Co Ltd バイオセンサー
KR100664418B1 (ko) 2005-04-26 2007-01-03 부산대학교 산학협력단 폴리머-실리카 혼성체를 위한 실리카 전구체
DE102006044310A1 (de) * 2006-09-18 2008-03-27 Nano-X Gmbh Silanbeschichtungsmaterial und Verfahren zur Herstellung eines Silanbeschichtungsmaterials
WO2009113591A1 (ja) 2008-03-14 2009-09-17 旭硝子株式会社 コーティング剤用組成物
JP2010139097A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP5765234B2 (ja) * 2010-01-15 2015-08-19 旭硝子株式会社 加水分解性シリル基含有含フッ素重合体の製造方法および加水分解性シリル基含有含フッ素重合体含有組成物
JP5459232B2 (ja) * 2010-01-19 2014-04-02 信越化学工業株式会社 付加硬化型フルオロポリエーテル系接着剤組成物
US10544260B2 (en) 2017-08-30 2020-01-28 Ppg Industries Ohio, Inc. Fluoropolymers, methods of preparing fluoropolymers, and coating compositions containing fluoropolymers
CN115353780A (zh) * 2022-08-26 2022-11-18 重庆顶典化工有限公司 含硅氟碳树脂保护型涂层涂料及其制备方法、在显示元件上的应用

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4146585A (en) * 1977-03-02 1979-03-27 Union Carbide Corporation Process for preparing silane grafted polymers
JPS6021686B2 (ja) * 1980-08-08 1985-05-29 旭硝子株式会社 常温硬化可能な含フツ素共重合体
US4491650A (en) * 1982-05-05 1985-01-01 Essex Specialty Products, Inc. Acrylic resin having pendant silane groups thereon, and methods of making and using the same
US4468492A (en) * 1983-07-15 1984-08-28 Ppg Industries, Inc. Polymeric organo functional silanes as reactive modifying materials

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021014662A1 (ja) * 2019-07-24 2021-01-28 竹本油脂株式会社 合成繊維用処理剤及び合成繊維
TWI796547B (zh) * 2019-07-24 2023-03-21 日商竹本油脂股份有限公司 合成纖維用處理劑及合成纖維

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62149764A (ja) 1987-07-03
US4804709A (en) 1989-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS645072B2 (ja)
AU647353B2 (en) Coating blend compositions
EP0966503B2 (en) Cure-on-demand, moisture-curable compositions having reactive silane functionality
US5115007A (en) Abrasion resistant polyurethane blend compositions
US6605360B2 (en) Polyorganosiloxane compound and coating composition containing the same
CN100418994C (zh) 硅烷可交联的涂料组合物在耐刮涂料中的用途
EP0507727A2 (en) Glass coating with improved adhesion and weather resistance
CN102046725A (zh) 可用水交联的密封物质
EP0931820A1 (en) Coating composition and its cured product
GB2197325A (en) Acrylic polymer curing composition
CN102224210B (zh) 处理轮辋的方法以及其中使用的组合物
JPH06279586A (ja) ポリメチルシルセスキオキサン系重合体およびポリメチルシルセスキオキサン構造を有するポリマー
JP3240949B2 (ja) コーティング用樹脂組成物
EP0271876A2 (en) Coating composition and coated product
JP2535986B2 (ja) 塗料用組成物
CN113692430B (zh) 底漆组合物
JP2903297B2 (ja) 非汚染塗料組成物
JP3086737B2 (ja) 塗料用硬化性組成物
US10308771B2 (en) Coating compositions and coatings for adjusting friction
JP5924536B2 (ja) 金属用表面処理剤及び該表面処理剤で処理された金属材
JPS62250021A (ja) 塗料組成物
JP2001240805A (ja) 塗料組成物
JPH03182573A (ja) コーティング用組成物
JPS62250017A (ja) シリコン樹脂組成物
JPS6274959A (ja) 硬化性組成物