JPS644489Y2 - - Google Patents

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JPS644489Y2
JPS644489Y2 JP6231782U JP6231782U JPS644489Y2 JP S644489 Y2 JPS644489 Y2 JP S644489Y2 JP 6231782 U JP6231782 U JP 6231782U JP 6231782 U JP6231782 U JP 6231782U JP S644489 Y2 JPS644489 Y2 JP S644489Y2
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container
particles
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steam
foaming
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JP6231782U
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、発泡性熱可塑性樹脂粒子を予備発泡
させるための予備発泡装置に関する。
予備発泡装置としては、撹拌羽根を取りつけた
撹拌軸を内部に有する容器中に、原料である発泡
性熱可塑性樹脂粒子を回分式に定量宛供給し、次
いで、水蒸気等の加熱媒体を容器内の底板より導
入して該粒子を加熱発泡させて、予備発泡した粒
子を回分式に取り出す回分式予備発泡装置が知ら
れている。
従来の回分式予備発泡装置は、容器内に熱可塑
性樹脂粒子を定量宛容器内に供給収納し、つい
で、容器の底板に設けられた蒸気吹込用の噴出孔
から蒸気を特定の供給量で供給し、加熱発泡させ
るが、上記噴出孔としては、金網が取り付けられ
た噴出盤等が用いられており、底板の面積に対し
て噴出孔の総面積の割合が比較的大きいものが使
用されている。このような予備発泡装置による
と、1回の予備発泡で得られる予備発泡粒子の発
泡倍率が例えば、容器の上部のものと下部のもの
で、かなりのばらつきがあるという問題点があつ
た。
本考案は、このような問題点を解決するもので
あり、本考案者らの研究によれば、上記問題点
は、容器内に導入された蒸気が発泡性熱可塑性樹
脂粒子全体に均一に当たらないために発生し、こ
れには、容器の底板に設けられた噴出孔の全面積
が関係することを見い出し、本考案をなしたもの
である。
すなわち、本考案は、容器内の底板より蒸気を
導入して、発泡性熱可塑性樹脂粒子を予備発泡さ
せるための予備発泡装置において、上記容器内の
底板に、その全面積に対して0.3〜0.6%になるよ
うな開口率で蒸気の噴出孔を設けてなる予備発泡
装置に関する。
本考案における発泡性熱可塑性樹脂粒子とは、
ポリスチレン、スチレンとスチレン誘導体、アク
リル単量体等との共重合体(ここでスチレン誘導
体としては、α−メチルスチレン、クロロスチレ
ン、ビニルトルエン等があり、アクリル単量体と
しては、アクリル酸アルキルエステル、アクリロ
ニトリル等がある。)ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフイン、これらの重合体の混練
混合物などの粒子であつて、内部にペンタン、ヘ
キサン、フレオン、ブタン、プロパン等の易揮発
性液体、または常温常圧下で気体状の物質を発泡
剤として含有しているものである。
これらの粒子の形状は任意であるが、特に球形
のものが最も好適に使用される。加熱媒体はスチ
ールのみであるか、スチームと同時に加熱ガス
(空気、窒素等)を含んでいてもよい。
本考案に係る予備発泡装置は、容器内の底部に
位置する底板に設けられた蒸気の噴出孔より蒸気
を導入する形式の予備発泡装置であり、上記底板
には、その全面積に対して噴出孔面積の総計が
0.3〜0.6%になるように、すなわち0.3〜0.6%の
開口率になるように噴出孔が設けられていること
を特徴とする。開口率が0.3%未満では、容器内
に吹き込まれる蒸気の量が少なくなるため、容器
内に均一に蒸気が吹き込まれず、予備発泡粒子の
発泡倍率がばらつく。また、開口率が0.6%を越
えると蒸気の噴出速度が遅くなり、発泡槽内に蒸
気が均一に吹き込まれないため、予備発泡粒子の
発泡倍率がばらつく。
噴出孔の底板上での分布は任意であるが、底板
を均質な板としたときの重心位置またはその近辺
を中心として底板の全面積の1/2と3/4の面積を囲
む円の円周の間に分布するのが好ましい。
1つ1つの噴出孔の大きさは、発泡性熱可塑性
樹脂粒子がその孔に落ちないような大きさにさ
れ、幅が0.2〜0.35mmの矩形、直径が0.2〜0.35mm
の円形等が好ましい。
噴出孔を底板に設けるには、底板に孔を設け、
これに金網を埋め込む方法、金属製の板に小孔を
あけた噴出盤を底板にはめ込む方法等によつて行
なうことができる。
なお、導入される蒸気は通常0.5〜1Kg/cm2
圧力で供給される。
次に図面を用いて、本考案を説明する。
第1図は、本考案に係る予備発泡装置の一例を
示す模式図である。
円筒状容器1の底部に、底板2が設けられ、底
板2に底板2の全面積に対して噴出孔全体の面積
が0.5%になるような開口率で、噴出孔を有する
噴出盤3が設けられている。容器1内で底板2の
下に蒸気室4が設けられ、これに蒸気を供給する
ための加熱媒体供給パイプ5が連接され、それに
電磁弁等のバルブ6が設けられている。
円形の噴出盤3は、第2図に示す底板2の平面
図に示すように、配置される。すなわち、底板2
の中心から、噴出盤3の中心が底板2の半径の4/
5になる円周上に、平面図で120度の角度で3個取
り付けられ、噴出盤3に噴出孔7が分布してい
る。
第1図を用いて、本考案に係る予備発泡装置の
操作法および該装置に適宜取りつけられる部品に
ついて説明する。
容器1に、その中央部またはほぼ中央部に設置
された撹拌軸8が設けられ、撹拌軸8は、駆動装
置9により回転させられる。撹拌軸8には、撹拌
羽根10が取りつけられている。原料供給用ホツ
パー11から原料である発泡性熱可塑性樹脂粒子
が計量装置12により一定量に計量され、粒子投
入弁13より容器1内へ供給収納される。通常、
発泡性熱可塑性樹脂粒子は得ようとする予備発泡
粒子の発泡倍率等に依つて、容器1内に供給収納
される量が決定される。
次にバルブ6が開かれ加熱媒体供給パイプ5か
ら水蒸気が供給され、この水蒸気は噴出盤3の噴
出孔7から容器1内に吹込まれ、上記の供給され
た樹脂粒子を加熱膨張させる。これらの間に、撹
拌羽根は回転させられている。発泡倍率が所定値
まで達することをレベル検知器14を用いる方
法、その他の方法により予備発泡粒子層の上面を
検知することによつて確かめ、バルブ6をとじて
水蒸気の吹込みを停止する。次に圧縮空気が発泡
を速やかに停止させるために圧縮空気吹込パイプ
15から噴出孔7を通つて容器1内に吹込まれ
る。一定時間圧縮空気を吹込んだ後、排出弁16
が開いて発泡粒子が排出される。完全に排出され
た後、排出弁16が閉じられ、以下上記の操作が
くり返される。
本考案に係る予備発泡装置は容器内底部に有す
る底板の全面積に対して噴出孔全体の面積が0.3
〜0.6%の開口率になるように分布されており、
これにより、蒸気が容器内に吹き込まれたとき、
発泡性熱可塑性樹脂粒子に均一に当たり、均一に
発泡した予備発泡粒子が得られる。従つて、本考
案に係る予備発泡装置を用いて得た予備発泡粒子
を数時間熟成した後、金型内で二次発泡させて多
泡成形体と成したものは品質が均一であつて、各
部分の見掛け比重も均一なものと成すことができ
る。
次に本考案の実施例を示す。
実施例 1 ブタンを発泡剤として含有する発泡性ポリスチ
レンビーズ(ハイビーズSB、日立化成工業株式
会社商品名)を用い、水蒸気圧を0.8Kg/cm2とし、
第1図に示す如き予備発泡装置(噴出孔の開口率
0.5%)を使用して、上記粒子を加熱膨張せしめ
た。得られた予備発泡粒子で排出弁より取り出し
初めの粒子(発泡層下部の粒子)の発泡倍率は60
倍、排出弁より取り出し終わりの粒子(発泡層上
部の粒子)の発泡倍率は59.5倍で、全体に渡つて
均一に予備発泡が行なわれたことが明らかであつ
た。
比較例 1 実施例1と同じ発泡性ポリスチレン樹脂粒子を
用いて、第1図において、噴出盤として細かい金
網の取着けられた、予備発泡装置(噴出孔の開口
率1%)により、上記粒子を加熱膨張せしめた。
得られた予備発泡粒子を排出弁から取り出したと
ころ、取出し初めの粒子(発泡層下部の粒子)の
発泡倍率は63倍、取り出し終わりの粒子(発泡層
上部の粒子)の発泡倍率は57.5倍で、取り出し初
めと取り出し終わりにおいては、予備発泡粒子の
発泡倍率に大きな差異があることがわかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る予備発泡装置の一例を示
す模式図および第2図は第1図の底板の平面図で
ある。 符号の説明、1……容器(発泡槽)、2……底
板、3……噴出盤、4……蒸気室、5……加熱媒
体供給パイプ、6……バルブ、7……噴出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器内の底板より蒸気を導入して、発泡性熱可
    塑性樹脂粒子を予備発泡させるための予備発泡装
    置において、上記容器内の底板に、その全面積に
    対して、0.3〜0.6%になるような開口率で蒸気の
    噴出孔を設けてなる予備発泡装置。
JP6231782U 1982-04-28 1982-04-28 予備発泡装置 Granted JPS58164725U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6231782U JPS58164725U (ja) 1982-04-28 1982-04-28 予備発泡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6231782U JPS58164725U (ja) 1982-04-28 1982-04-28 予備発泡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58164725U JPS58164725U (ja) 1983-11-02
JPS644489Y2 true JPS644489Y2 (ja) 1989-02-06

Family

ID=30072476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6231782U Granted JPS58164725U (ja) 1982-04-28 1982-04-28 予備発泡装置

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JP (1) JPS58164725U (ja)

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JPS58164725U (ja) 1983-11-02

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