JP2908216B2 - 予備発泡機の撹拌羽根 - Google Patents
予備発泡機の撹拌羽根Info
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Description
た発泡性熱可塑性樹脂粒子を撹拌する撹拌羽根に関する
ものであり、詳細には、発泡性樹脂粒子同士の接着によ
る塊状粒子の発生を防止し、発泡性樹脂粒子の加熱を均
一化する予備発泡機の撹拌羽根に関するものである。
て発泡成形して発泡成形品を製造する場合には、ポリス
チレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂粒子に、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン等の
易揮発性発泡剤を含有させて発泡性を付与した発泡性樹
脂粒子を、水蒸気などの加熱媒体により加熱して予備発
泡させて予備発泡粒子とし、次いでこの予備発泡粒子を
成形型内に充填し、これを加熱媒体により再度加熱し
て、発泡粒子を二次発泡させると同時に相互に融着させ
て発泡成形品を得ている。
泡性樹脂粒子と称する)の製造は、一般に、発泡剤が含
浸された発泡性樹脂粒子を予備発泡機に充填し、さら
に、この予備発泡機の下部から蒸気等を導入することで
発泡性樹脂粒子を加熱して発泡させ、所定の発泡倍数の
予備発泡粒子とするようになっている。
発泡性樹脂粒子を加熱しながら予備発泡機の下部から上
部に移動するため、発泡性樹脂粒子に付与される熱量
は、予備発泡機の上部と下部とで異なったものになって
いる。従って、予備発泡粒子は、予備発泡機の下部で発
泡倍数が高くなる一方、上部になる程、発泡倍数が低下
することになり、予備発泡機内で発泡倍数のばらつきを
生じることになっている。また、予備発泡機で製造され
る予備発泡粒子は、蒸気等の加熱で表面が軟化されて融
着性を帯びるため、粒子同士が互いに接着して塊状粒子
となり易いものになっている。そして、この塊状粒子や
上記の発泡倍数のばらついた予備発泡粒子は、発泡性樹
脂粒子の成形型内への充填および発泡を不均一化させ、
発泡成形品の品質を低下させる要因になっている。
開昭58−164724号公報や特開平1−30121
0号公報に開示されているように、発泡性樹脂粒子を撹
拌する撹拌羽根が設けられている。即ち、実開昭58−
164724号公報には、図6に示すように、回転可能
に配設された回転軸60の下部に上面が底板62に対し
て回転方向に下降して配設された撹拌羽根61…が開示
されている。これにより、予備発泡機63に充填された
発泡性樹脂粒子は、下部に存在する発泡性樹脂粒子が撹
拌羽根61…で上方向に押し上げられながら撹拌される
ため、上部から下部にかけて均一に加熱されると共に塊
状粒子の発生が防止されるようになっている。
は、図7に示すように、回転方向に下降して配設された
撹拌羽根本体64・64の先端部に、撹拌羽根本体64
・64に対して略垂直方向に掻き取り板65・65が設
けられた撹拌羽根66・66が開示されている。これに
より、発泡性樹脂粒子は、上記の撹拌羽根66・66の
掻き取り板65・65で、上方向への移動を伴う撹拌が
一層活発化されることになり、加熱の均一化および塊状
粒子の発生の防止が一層促進されるようになっている。
来の撹拌羽根61・66では、予備発泡機の側壁および
側壁の底部に存在する発泡性樹脂粒子を撹拌することが
困難であるという問題がある。
61…は、回転軸60の回転運動で発泡性樹脂粒子を上
方向へ押し上げる力を発生する。この上方向へ押し上げ
る力は、撹拌羽根61…の先端部でも同様に発生してお
り、撹拌羽根61…の上下方向に存在する発泡性樹脂粒
子を撹拌することを可能にしている。ところが、撹拌羽
根61…の先端部は、発泡性樹脂粒子を外周方向へ押し
出す力も発生しており、撹拌羽根61…の外周方向に存
在する発泡性樹脂粒子は、撹拌羽根61…の先端部の移
動による外周方向への力で側壁に押し付けられることに
なる。これにより、撹拌羽根61…の外周方向に存在す
る発泡性樹脂粒子は、撹拌羽根61…で撹拌することが
困難になり、この困難な撹拌は、特に、撹拌羽根61…
から下方の予備発泡機の側壁の底部に存在する発泡性樹
脂粒子を撹拌する際に顕著なものになる。
拌羽根本体64・64の先端部に掻き取り板65・65
が設けられているが、これらの掻き取り板65・65も
上方向へ押し上げる力と、外周方向へ押し出す力を発生
している。従って、予備発泡機の側壁の底部に存在する
発泡性樹脂粒子の撹拌は、図6の撹拌羽根61…の場合
と同様に困難なものになっている。
は、上方向へ押し上げる力で発泡性樹脂粒子を予備発泡
機の上部から下部にかけて撹拌することが可能になって
いるが、先端部が外周方向へ押し出す力も発生している
ため、特に、予備発泡機の側壁の底部に存在する発泡性
樹脂粒子の撹拌が不充分なものになっている。従って、
本発明においては、予備発泡機内の発泡性樹脂粒子を上
部から下部にかけて撹拌することができ、さらに、予備
発泡機の側壁および側壁の底部に存在する発泡性樹脂粒
子も充分に撹拌することができる予備発泡機の撹拌羽根
を提供することを目的としている。
の撹拌羽根は、上記課題を解決するために、回転可能な
回転軸に予備発泡機の容器本体の底面に対して略平行に
設けられ、上記回転軸の回転による移動で発泡性樹脂粒
子を撹拌する予備発泡機の撹拌羽根であって、上記撹拌
羽根であるスクレーパ羽根は、回転方向となる幅方向の
端部側が予備発泡機の底面に対して傾斜して下降する面
を有した傾斜撹拌部を回転軸側に有していると共に、上
記傾斜撹拌部の長手方向に対して回転方向側に傾斜され
たスクレーパ部を予備発泡機の側壁側に有していること
を特徴としている。
とスクレーパ部とを有しており、傾斜撹拌部は、回転方
向となる幅方向の端部側が予備発泡機の底面に対して傾
斜して下降する面を有している。従って、発泡性樹脂粒
子は、上記の傾斜撹拌部の回転方向への移動で上方向へ
押し上げられることになる。一方、スクレーパ部は、上
記の傾斜撹拌部の長手方向に対して回転方向側に傾斜さ
れており、発泡性樹脂粒子は、上記のスクレーパ部の回
転方向への移動で、回転軸方向に移動させられることに
なる。
機の側壁側に設けられている一方、傾斜撹拌部は、回転
軸側に設けられている。従って、発泡性樹脂粒子は、ス
クレーパ部で予備発泡機の側壁側から軸心方向に移動さ
れた後、スクレーパ部よりも軸心方向に位置する傾斜撹
拌部で上方向に移動されることになり、予備発泡機内で
還流状態にされながら流動されることになる。そして、
この還流状態の流動は、発泡性樹脂粒子を予備発泡機の
上部から下部にかけての充分な撹拌を可能にすることに
なる。
の移動で予備発泡機の側壁とスクレーパ部との間に負圧
を発生させており、この負圧は、側壁に付着した発泡性
樹脂粒子を剥離させることになる。これにより、発泡性
樹脂粒子は、予備発泡機の側壁および側壁の底部に付着
していた場合でも、付着した位置に撹拌羽根を設置する
ことで充分に撹拌することが可能になる。
て説明すれば、以下の通りである。
発泡性樹脂粒子を予備発泡させる予備発泡系の予備発泡
工程で使用されるようになっている。予備発泡機は、発
泡性樹脂粒子を空気と蒸気とで加熱して例えば1mm等の
所定の粒径に発泡させるようになっており、図2に示す
ように、発泡性樹脂粒子を収容する例えば110cmの
内径の容器本体23を有している。この容器本体23の
側壁には、図示しない温度センサやレベルセンサ等が設
けられており、上記のレベルセンサは、上部から下部に
かけて所定間隔で複数箇所に配設されることで、予備発
泡粒子の上面位置を検出し、発泡性樹脂粒子の発泡の程
度を把握させるようになっている。
示しないエアシリンダ等で開閉可能な排出口35が設け
られており、この排出口35は、予備発泡粒子を排出し
て図示しない予備発泡粒子篩機に供給するようになって
いる。さらに、容器本体23の底部には、複数の蒸気孔
を介して容器本体23と連通された蒸気室24が設けら
れており、この蒸気室24には、蒸気および空気が流入
されるようになっている。そして、この蒸気室24は、
蒸気と空気とを混合し、発泡性樹脂粒子の発泡に最適な
温度の蒸気を容器本体23内に供給するようになってい
る。
ないモータ等でA方向および逆方向に回転可能な回転軸
25が設けられており、この回転軸25は、上記のモー
タ等で回転速度も任意に変更されるようになっている。
上記の回転軸25には、円柱形状に形成された撹拌棒2
6…が設けられており、これらの撹拌棒26…は、上方
向から見て十字形状に配設された4本を1組とされた4
組みが回転軸25の上部に等間隔で設けられている。そ
して、これらの撹拌棒26は、容器本体23の上部に存
在する発泡性樹脂粒子を撹拌するようになっている。
に形成された傾斜撹拌板27…が撹拌棒26と同様に十
字形状に4本を1組みとして回転軸25に設けられてい
る。これらの傾斜撹拌板27…は、4組みが等間隔で配
設されており、最下部に位置する傾斜撹拌板27…は、
容器本体23の底部に近接して配設されるようになって
いる。そして、これらの傾斜撹拌板27…は、上面が容
器本体23の底面に対して回転軸25の回転方向Aに下
降するように傾斜して配設されており、回転方向Aに移
動する上面で容器本体23の下部に存在する発泡性樹脂
粒子を上方向へ押し上げるようになっている。
設された1組みの傾斜撹拌板27…と、これらの傾斜撹
拌板27…の上方に位置する1組みの傾斜撹拌板27…
との間には、容器本体23の底面に略平行に配置された
撹拌羽根であるスクレーパ羽根28・28が設けられて
おり、これらのスクレーパ羽根28・28の外周方向に
は、上述の排出口35が位置するようになっている。ま
た、スクレーパ羽根28・28は、長手方向が一致する
ように回転軸25に設けられており、回転軸25のスク
レーパ羽根28・28が設けられた同一平面上には、ス
クレーパ羽根28・28の長手方向に直交して上述の傾
斜撹拌板27・27が設けられている。
1に示すように、回転軸25に一端部が接続される傾斜
撹拌部29を有している。この傾斜撹拌部29は、容器
本体23の底面に対して回転軸25の回転方向Aとなる
幅方向の端部側が傾斜して下降する上面および下面を有
しており、回転方向Aに移動する上面で発泡性樹脂粒子
を上方向へ押し上げるようになっている。また、傾斜撹
拌部29の他端部には、接続部31が設けられており、
この接続部31は、上面および下面が上述の傾斜撹拌部
29と同様に幅方向に傾斜され、回転方向Aに移動する
上面で発泡性樹脂粒子を上方向へ押し上げるようになっ
ている。
部32の一端部が着脱可能に設けられており、この水平
支持部32の他端部には、平板形状のスクレーパ部34
が設けられている。このスクレーパ部34は、平面部が
容器本体23の底面に対して直交するように設けられて
いると共に、図3に示すように、水平支持部32および
傾斜撹拌部29の長手方向に対して90〜120°、好
ましくは100°〜110°等の固定された角度θで回
転方向A側に傾斜して設けられている。尚、上記の角度
θが90°未満あるいは120°を越えた場合には、充
分な効果が得られない。これにより、スクレーパ部34
は、回転軸25の回転方向Aに移動することで、スクレ
ーパ部34の回転方向Aに存在する発泡性樹脂粒子を回
転軸25方向となる中心方向Bへ移動させるようになっ
ている。
を有した水平支持部32とスクレーパ部34とが予め複
数種類準備されており、必要に応じて接続部31で取り
替えられるようになっているが、スクレーパ部34の角
度θは、容器本体23の内径や回転速度、発泡性樹脂粒
子の種類等により任意に変更できることが望ましい。従
って、スクレーパ羽根28は、スクレーパ羽根28とス
クレーパ部34とが回動可能に接続され、角度θを任意
に変更可能にされていても良い。
よび図2に示すように、容器本体23の側壁側の端部が
容器本体23の側壁に対して平行にされると共に近接さ
れており、容器本体23の側壁に例えば付着して存在す
る発泡性樹脂粒子を充分に中心方向に移動させるように
なっている。さらに、スクレーパ部34は、底部が容器
本体23の底面に対して平行にされると共に近接されて
おり、容器本体23の底面に例えば付着して存在する発
泡性樹脂粒子を充分に中心方向に移動させるようになっ
ている。これにより、上記のスクレーパ部34を有した
スクレーパ羽根28は、容器本体23の側壁の底部に存
在する発泡性樹脂粒子を中心方向に移動させ、接続部3
1や傾斜撹拌部29で上方向へ押し上げるようになって
いる。
設けられたスクレーパ羽根28・28の動作について以
下に説明する。
樹脂粒子が容器本体23に供給された後、回転軸25が
A方向に回転されると共に、蒸気および空気が蒸気室2
4に供給されることになる。
合され、発泡性樹脂粒子の発泡に最適な温度とされた
後、蒸気室24から上方向に位置する容器本体23に導
入される。この蒸気は、容器本体23の下部から上方向
へ移動する際に、発泡性樹脂粒子に熱量を付与すること
になり、発泡性樹脂粒子は、蒸気の加熱で樹脂が軟化す
ることになる。そして、樹脂の軟化が進行すると、含浸
された発泡剤の膨張により発泡性樹脂粒子自身も膨張す
ることになり、この発泡剤で気泡が形成された予備発泡
粒子が形成されることになる。
は、撹拌棒26…と傾斜撹拌板27…とが設けられてお
り、下部に存在する発泡性樹脂粒子は、傾斜撹拌板27
…で上方向に押し上げられ、上部に移動した際に撹拌棒
26で撹拌されることになる。これにより、発泡性樹脂
粒子は、容器本体23の上部から下部にかけて一様に撹
拌されることになる。
羽根28・28も設けられている。これらのスクレーパ
羽根28は、図1に示すように、容器本体23の側壁と
底面とに近接して設けられており、容器本体23の側壁
の底部に存在する発泡性樹脂粒子は、図4に示すよう
に、スクレーパ羽根28・28のA方向に移動するスク
レーパ部34・34で中心方向Bに移動されることにな
る。
は、スクレーパ部34・34と容器本体23の側壁との
間に負圧を生じており、この負圧は、側壁に付着した発
泡性樹脂粒子を剥離するようにもなっている。そして、
スクレーパ部34・34で中心方向Bに移動された発泡
性樹脂粒子は、スクレーパ羽根28の接続部31や傾斜
撹拌部29、或いは傾斜撹拌板27・27で上方向に押
し上げられることになる。
本体23の側面の底部に存在する発泡性樹脂粒子を中心
方向Bに移動させることが可能になっている。従って、
発泡性樹脂粒子は、図2に示すように、スクレーパ羽根
28による中心方向への移動で容器本体23の側壁側の
発泡性樹脂粒子が下降する一方、スクレーパ羽根28の
接続部31や傾斜撹拌部29、或いは傾斜撹拌板27…
による上方向への移動で内周側の発泡性樹脂粒子が上昇
する還流状態で撹拌されることになり、容器本体23の
全ての部分で充分に撹拌されることになる。そして、こ
の充分な撹拌は、蒸気の熱量が容器本体23の下部から
上部に移動するに伴って低下した場合でも、蒸気による
発泡性樹脂粒子の加熱を均一に行うことを可能にし、均
一な粒径の予備発泡粒子を得ることを可能にしている。
さらに、上記の充分な撹拌は、発泡性樹脂粒子同士の長
時間の接触による接着を防止することで、塊状粒子の発
生を防止することも可能にしている。
拌は、スクレーパ部34の角度θと、回転軸25の回転
速度で任意に変更可能であり、これらの任意の変更は、
容器本体23の内径や発泡性樹脂粒子の種類および状態
に応じた最適な撹拌を可能にしている。
による容器温度と加熱時間との関係は、図5に示すよう
になっており、この関係から、発泡性樹脂粒子は、70
°C程度にまで正比例的に加熱された後、発泡を開始す
る際の潜熱で温度が一時的に低下または安定した後、急
激に上昇することが判明している。
まで加熱する際は、回転軸25の回転数を40rpmと
し、僣熱で発泡性樹脂粒子の加熱速度が低下した場合に
は、回転軸25の回転数を例えば60rpmに増加さ
せ、移動速度が増加されたスクレーパ羽根28・28や
傾斜撹拌板27…、撹拌棒26…で発泡性樹脂粒子の撹
拌を促進するようにする。これにより、発泡性樹脂粒子
は、容器本体23内での均一な加熱が促進されること
で、潜熱による温度の低下や安定を生じる時間が短縮さ
れることになり、ひいては予備発泡粒子を形成する時間
を短縮することが可能になる。
には、蒸気および空気の供給が停止され、予備発泡粒子
が図示しない予備発泡粒子篩機に移されることになる。
この際、回転軸25がA方向とは逆方向に回転され、ス
クレーパ羽根28・28、傾斜撹拌板27…、および撹
拌棒26が逆方向に移動されることになる。これによ
り、傾斜撹拌板27…とスクレーパ羽根28の接続部3
1および傾斜撹拌部29とは、予備発泡粒子を下方向に
押し下げることになり、予備発泡粒子は、容器本体23
の下部に設けられた排出口35からの排出が促進される
ことになる。
向に移動することで、スクレーパ部34・34が予備発
泡粒子を外周方向へ押し出すことになると共に、押し出
した発泡性樹脂粒子をスクレーパ部34・34の移動方
向へ流動させることになる。これにより、予備発泡粒子
は、容器本体23の側壁に押し付けられながら側壁に沿
って流動することで、側壁に設けられた排出口35から
外部に強制的に排出されることになる。
出した場合には、予備発泡粒子をスクレーパ羽根28・
28および傾斜撹拌板27…で強制的に排出口35方向
に移動させることが可能になり、予備発泡機は、スクレ
ーパ羽根28・28および傾斜撹拌板27…による強制
的な移動で、予備発泡粒子を略完全に排出することが可
能になると共に、排出時間の短縮化が可能になってい
る。
28・28が容器本体23の下部にのみ配設されている
が、これに限定されることはなく、容器本体23の側壁
に滞留する発泡性樹脂粒子の状態に応じて、下部に配設
されたスクレーパ羽根28・28と共に容器本体23の
中部や上部の複数箇所に配設されていても良い。
以上のように、回転可能な回転軸に予備発泡機の底面に
対して略平行に設けられ、上記回転軸の回転による移動
で発泡性樹脂粒子を撹拌する予備発泡機の撹拌羽根であ
って、上記撹拌羽根は、回転方向となる幅方向の端部側
が予備発泡機の底面に対して傾斜して下降する面を有し
た傾斜撹拌部を回転軸側に有していると共に、上記傾斜
撹拌部の長手方向に対して回転方向側に傾斜されたスク
レーパ部を予備発泡機の側壁側に有している構成であ
る。
部で予備発泡機の側壁側から中心方向に移動された後、
スクレーパ部よりも中心方向に位置する傾斜撹拌部で上
方向に移動されることで、予備発泡機内で還流状態にさ
れながら流動されることになり、発泡性樹脂粒子を予備
発泡機の上部から下部にかけて充分に撹拌することが可
能になる。
移動で予備発泡機の側壁とスクレーパ部との間に負圧を
発生させるため、側壁に付着した発泡性樹脂粒子を剥離
させることになり、発泡性樹脂粒子が予備発泡機の側壁
および側壁の底部に付着していた場合でも、付着した位
置に撹拌羽根を設置することで充分に撹拌することが可
能になるという効果を奏する。
図である。
向を示す説明図である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】回転可能な回転軸に予備発泡機の底面に対
して略平行に設けられ、上記回転軸の回転による移動で
発泡性熱可塑性樹脂粒子を撹拌する予備発泡機の撹拌羽
根であって、 上記撹拌羽根は、回転方向となる幅方向の端部側が予備
発泡機の底面に対して傾斜して下降する面を有した傾斜
撹拌部を回転軸側に有していると共に、上記傾斜撹拌部
の長手方向に対して回転方向側に傾斜されたスクレーパ
部を予備発泡機の側壁側に有していることを特徴とする
予備発泡機の撹拌羽根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5333099A JP2908216B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 予備発泡機の撹拌羽根 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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ID=18262273
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1993
- 1993-12-27 JP JP5333099A patent/JP2908216B2/ja not_active Expired - Lifetime
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