JPS644379Y2 - - Google Patents

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JPS644379Y2
JPS644379Y2 JP1833283U JP1833283U JPS644379Y2 JP S644379 Y2 JPS644379 Y2 JP S644379Y2 JP 1833283 U JP1833283 U JP 1833283U JP 1833283 U JP1833283 U JP 1833283U JP S644379 Y2 JPS644379 Y2 JP S644379Y2
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finger
gusset
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grip
arrow
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JP1833283U
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JPS59124572U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてゴルフ又はバツテイング用に
使用される手袋に関するものである。
この種の手袋を装着して例えば第1図に示すよ
うにゴルフクラブのグリツプGを握持するときに
は、通常は人差指をやや延ばした状態で先ず単に
グリツプGをゆるく握り、その後に手首を親指方
向(矢印X方向)にコネながらグリツプGを強く
握り締めるようにするが、このように手首をコネ
た場合、各指のうち人差指は指先側から見て左回
転方向(矢印Y′方向)にねじられ、それに併せ
て人差指袋はその指平部がグリツプGに圧接され
ていることにより手指(人差指)に対して相対的
に指先側から見て右回転方向(矢印Y方向)に位
置ずれせしめられるような作用が働く。
他方、グリツプGをゆるく握つた状態から強く
握り締めたときには、手指の骨格の構造上、小指
に他の指(例えば中指、薬指)より大きな握持力
が働き、小指のくる節部A(第2図)が他の指の
くる節部(例えば薬指のくる節部B)よりグリツ
プG側に近づくようになり、それに伴つて小指が
指先側から見て右回転方向(矢印Z方向)にねじ
られるが、そのとき小指袋はその指平部がグリツ
プGに圧接されているために小指に対して相対的
に左回転方向(矢印Z′方向)に位置ずれせしめら
れるような作用が働く。
尚、グリツプクラブのグリツプ握持時において
は、中指及び薬指には上記のような回転作用はあ
まり働かず、従つて中指袋及び薬指袋には左、右
いずれの回転方向にもほとんど位置ずれすること
はない。
ところが、第2図に示すような従来の手袋にお
ける各指袋(親指を除く)では、第3図に示すよ
うに指甲材14′と指平材24′の各側辺部間に縫
着されるマチ材34′は親袋の全長に亘る長さを
もち且つ該マチ材34′と指甲材14′及び指平材
24′とを縫着する各縫着線P′,Q′がそれぞれ指
袋の長さ方向中心線に対してあまり傾斜していな
い状態で形成されているため、グリツプ握持部に
おいて前記の如く人差指に左回転方向(矢印
Y′方向)、小指に右回転方向(矢印Z方向)の回
転作用が働くと、その反作用として人差指袋4′
が第4図に示すように指先側から見て右回転方向
(矢印Y方向)に、又小指袋7′が第5図に示すよ
うに指先側から見て左回転方向(矢印Z′方向)に
それぞれ手指に対して比較的容易にねじれる。
尚、前記縫着線P′,Q′部分は、縫糸によつてそ
の長さ方向にはほとんど伸縮しないようになつて
いるが、指袋の相対的ねじれ作用(矢印Y方向)
に対してはほとんどそれを阻止する作用はない。
このように、上記例示の従来の手袋では、手指に
回転作用が働くと指袋は手指に対して容易にねじ
れてしまい、そのために手袋装着感覚が悪くなる
とともに見映えも悪くなるという問題があつた。
本考案は上記の如き従来の手袋の問題点に鑑
み、ゴルフクラブ又はバツト等のグリツプを握持
したときに手指に正逆いずれの回転作用が働いた
場合でも該手指と手袋指袋との間の相対的ねじれ
が生じにくくなるようにした手袋を提供すること
を目的としてなされたものであつて、本考案の手
袋は、指袋における指甲材と指平材の各側辺部間
に、先端が指袋の第1関節部と第2関節部の間に
達する長さをもつマチ材を、該マチ材と前記指甲
材との間の縫合線が指先に向つて下向きに傾斜し
しかも該マチ材と前記指平材との間の縫合線が指
先に向つて上向きに傾斜する如くして縫着し、も
つて各傾斜縫合線部分の非伸縮性作用を利用する
ことにより、指袋に正逆いずれの回転方向のねじ
れ作用が働いた場合でも各傾斜縫合線部分のうち
の伸長方向に作用を受ける側の縫合線部分が緊張
して手袋の指袋が手指に対してねじれ難くなるよ
うにしたことを特徴とするものである。
以下、第6図ないし第9図に示す実施例を参照
して本考案の手袋を説明すると、第6図に示す実
施例の手袋はゴルフ用又は野球のバツテイング用
として使用されるもので、皮革等の比較的柔軟な
材料によつて形成されている。
この手袋における親指袋3を除く4本の指袋
(人差指袋4、中指袋5、薬指袋6、小指袋7)
は、それぞれ指甲材14,15,16,17と指
平材24,25,26,27(第9図参照)の間
にマチ材34,35,36,37を縫着して形成
されている。
例えばゴルフクラブのグリツプG(第1図)を
握持したときに、人差指から小指に至る4本の指
のうちでも特に人差指と小指に比較的大きな握持
力が働いてそれぞれの指を包む手袋の人差指袋4
と小指袋7の各指平材24,27部分に比較的大
きな圧接力が作用するようになるが、この実施例
ではこのような知見にもとずいてこの人差指袋4
と小指袋7用のマチ材34,37として他の指袋
(中指袋5、薬指袋6)に使用されているマチ材
35,36の長さよりかなり短かい長さのものを
使用している。即ち、人差指袋4と小指袋7に使
用されるマチ材34,37は、その各マチ材先端
34a,37aがクラブグリツプG(第1図)を
握持したときに該各指袋(人差指袋4と小指袋
7)の指平材24,27における最も圧接力が大
きく作用する箇所、即ち指袋の第1関節部4A,
7Aと第2関節部4B,7Bの間に達する長さを
もち且つ第9図に示すように先細テーパー状に裁
断されて形成されている。そしてこの各マチ材3
4,37は、それぞれ第7図及び第8図に示すよ
うに該マチ材34,37と指甲材14,17との
間の縫合線Pが指先に向つて下向きに傾斜ししか
も該マチ材34,37と指平材24,27との間
の縫合線Qが指先に向つて上向きに傾斜する如く
して縫着されている。尚、人差指袋4及び小指袋
7に使用されているマチ材34,37は該各指袋
4,7の内側の側面にのみ設けられている。マチ
材34,37を縫合している縫合線P,Q部分
は、縫糸が縫い込まれているのでその長さ方向に
はほとんど伸縮することがない。
中指袋5及び薬指袋6に使用されるマチ材3
5,36は、この実施例ではそれぞれ各指袋の全
長とほぼ同じ長さに形成されており、各指袋5,
6の両側部に1枚づつ縫着されている。尚、この
実施例では中指袋5及び薬指袋6は、クラブグリ
ツプGを握持したときに該グリツプGに対してあ
まり強く圧接しないために通常のマチ材を使用し
ているが、他の実施例で必要があれば中指袋5及
び薬指袋6にも人差指袋4又は小指袋7に使用し
たような短小且つ先細テーパー状のものを採用す
ることもできる。
親指袋3は予じめ袋状に形成したものをその取
付部に縫合して取付けられているが、この親指袋
3にも上記した短小且つ先細テーパー状のマチ材
を設けることもできる。
次に図示の手袋の作用を説明すると、第1図に
示すようにこの手袋を装着してクラブグリツプG
を握持する際には、前述の如く単にグリツプGを
握つた状態から手首を親指側(矢印X方向)にコ
ネるようにするが、当初グリツプGを握つた場合
は特に人差指と小指に大きな握持力が働き、さら
にその人差指と小指に働く握持力は人差指袋4及
び小指袋7の第1関節部4A,7Aと第2関節部
4B,7B間における各指平部24,27におい
て最も強く作用する。このようにグリツプGを単
に強く握持した状態では、前記したように小指に
右回転方向(矢印Z方向)のねじり作用が働く
が、小指袋7の指平部27がグリツプGに圧接せ
しめられていることにより前記ねじり作用の反作
用として小指袋7が小指に対して左回転方向(矢
印Z′方向)にねじられるような作用を受ける。又
この状態から手首を親指側にコネると、人差指は
指先側から見て左回転方向(矢印Y′方向)に回
転せしめられて人差指袋4も人差指と伴回りしよ
うとするが、人差指袋4の指平部24がグリツプ
Gに圧接せしめられていることにより人差指袋4
が人差指に対して右回転方向(矢印Y方向)にね
じられるような作用を受ける。尚、このねじり作
用は指袋平部24,27におけるグリツプGに最
も強く圧接されている箇所、即ち第1関節部と第
2関節部との間において最も強く作用する。とこ
ろがこの人差指袋4及び小指袋7に生じる前記ね
じり作用による指袋の変形はマチ材34,37を
縫着している縫合線P,Qのうちのねじり方向
(矢印Y方向及び矢印Z′方向)に対して緊張され
る側の縫合線P又はQによつて緩和されるように
なつている。即ち、人差指袋4においては第7図
に示すように指甲材14とマチ材34を縫合する
縫合線Pが指先に向つて下降傾斜ししかもその先
端を前記ねじり作用の最も強く生じる第1関節部
と第2関節部との間に位置せしめる如くして形成
されているので、人差指袋4に矢印Y方向のねじ
り作用が生じたときに該縫合線Pが緊張してその
ねじり変形を緩和し、小指袋7においても第8図
に示すようにねじり作用の生じる方向(矢印Z′方
向)に対して緊張する側のマチ材縫合線Pの緊張
作用によりねじり変形を緩和し得るようになつて
いる。
尚、この手袋を野球のバツテイング用として使
用する場合には、人差指袋4及び小指袋7に前記
とは逆方向(矢印Y′方向及び矢印Z方向)のね
じり作用が働くことも考えられるが、このように
前記とは逆方向のねじり作用が生じた場合には、
人差指袋4においては指平材24とマチ材34を
縫合している縫合線Qが緊張し、小指袋7におい
ては指平材27とマチ材37を縫合している縫合
線Qが緊張して、それぞれ指袋のねじり変形を緩
和するように作用する。
続いて本考案の効果を説明すると、本考案の手
袋は、先端が指袋4,7の第1関節部4A,7A
と第2関節部4B,7Bとの間に達する長さをも
つマチ材34,37を、該マチ材34,37と指
甲材14,17との間の縫合線Pが指先に向つて
下向きに傾斜ししかも該マチ材34,37と指平
材24,27との間の縫合線Qが指先に向つて上
向きに傾斜する如くして縫着しているので、指袋
4,7に正、逆いずれの方向のねじり作用が働い
てもマチ材の縫合線P,Qのうちのいずれかの縫
合線P又はQが緊張し、それによつてねじり作用
による指袋の変形が緩和されて手袋装着感覚が良
好になるとともに従来の手袋のように指袋がねじ
れて見映えが悪くなるという問題を未然を防止し
得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は手袋を装着してグリツプを握持した状
態図、第2図は従来の手袋の平面図、第3図は第
2図の−矢視図、第4図及び第5図はそれぞ
れ第2図の手袋における人差指袋及び小指袋の作
用説明図、第6図は本考案の実施例にかかる手袋
の平面図、第7図及び第8図はそれぞれ第6図の
−及び−断面図、第9図は第6図の手袋
における親指袋部を除いた部分の展開図である。 4……人差指袋、7……小指袋、4A,7A…
…第1関節部、4B,7B……第2関節部、1
4,17……指甲材、24,27……指平材、3
4,37……マチ材、P,Q……縫合線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 指袋4,7における指甲材14,17と指平材
    24,27の各側辺部間に、先端34a,37a
    が指袋4,7の第1関節部4A,7Aと第2関節
    部4B,7Bの間に達する長さをもつマチ材3
    4,37を、該マチ材34,37と前記指甲材1
    4,17との間の縫合線Pが指先に向つて下向き
    に傾斜ししかも該マチ材34,37と前記指平材
    24,27との間の縫合線Qが指先に向つて上向
    きに傾斜する如くして縫着したことを特徴とする
    手袋。
JP1833283U 1983-02-09 1983-02-09 手袋 Granted JPS59124572U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1833283U JPS59124572U (ja) 1983-02-09 1983-02-09 手袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1833283U JPS59124572U (ja) 1983-02-09 1983-02-09 手袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59124572U JPS59124572U (ja) 1984-08-22
JPS644379Y2 true JPS644379Y2 (ja) 1989-02-03

Family

ID=30149534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1833283U Granted JPS59124572U (ja) 1983-02-09 1983-02-09 手袋

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JP (1) JPS59124572U (ja)

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JPS59124572U (ja) 1984-08-22

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