JPH0247986Y2 - - Google Patents

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JPH0247986Y2
JPH0247986Y2 JP9641285U JP9641285U JPH0247986Y2 JP H0247986 Y2 JPH0247986 Y2 JP H0247986Y2 JP 9641285 U JP9641285 U JP 9641285U JP 9641285 U JP9641285 U JP 9641285U JP H0247986 Y2 JPH0247986 Y2 JP H0247986Y2
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JP
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palm
little finger
finger
length
glove
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JP9641285U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主としてゴルフ又は野球用に使用さ
れる手袋に関するものである。
(従来技術) 従来のこの種の手袋においては、手平部に使用
されている材料の面積と手甲部に使用されている
材料の面積とがほぼ等しくされている。
ところが、この従来の手袋では、手袋を装着し
て例えばゴルフクラブのグリツプを握つたときに
は、手甲部の材料が緊張せしめられるのに対して
手平部の材料がたるんで該手平部に多くのしわが
できるようになり、そのしわがグリツプと手のひ
らとの間に挟まつて手袋装着感覚が悪くなるとい
う問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記の如き従来の手袋の問題に鑑
み、物品を握つたときに手平部の材料のたるみ量
(しわの量)を少なくすることができるようにし
た手袋を提供することを目的としてなされたもの
である。
(目的を達成するための手段) 本考案は、手平部と手甲部とを小指側の側部に
おいて縫合するようにした手袋において、前記手
平部の小指側側縁部の長さを前記手甲部の小指側
側縁部の長さより短くするとともに、前記手平部
の小指側側縁部と前記手甲部の小指側側縁部と
を、該手平部側の小指側側縁部の全長さ範囲を手
甲部側の小指側側縁部の全長さ範囲にまで延ばし
た状態で相互に縫合していることを特徴とするも
のである。
(作用) 本考案の手袋は、手平部の小指側側縁部の長さ
を手甲部の小指側側縁部の長さより短くし、しか
も該各小指側側縁部同士を、手平部側の小指側側
縁部の全長さ範囲を手甲部側の小指側側縁部の全
長さ範囲にまで延ばした状態で相互に縫合してい
るので、手平部側の材料が手甲部側の材料より緊
張せしめられるようになり、この手袋を装着して
物品を握つたときに、手平部側の材料のたるみ量
(しわの量)を少なくすることができるという作
用が得られる。
(実施例) 第1図ないし第9図を参照して本考案の実施例
を説明すると、第1図ないし第6図に示す手袋
は、ゴルフグラブあるいは野球のバツトなどのグ
リツプを握持する際に適したものであつて、皮革
などの比較的柔軟な材料によつて縫製されてい
る。
この手袋は、第7図に示す手袋主体部材料10
と、第8図に示す親指袋材料20と、第9図に示
すマチ材30(合計6枚)とを使用して、それら
の材料を相互に縫着して形成されている。
第7図に示す手袋主体部材料10は手平側と手
甲側を小指側において切り離して平面状に形成さ
れており、又この手袋主体部材料10は、手平部
11と手甲部12、親指袋を除く4つの指袋3,
3…を形成する各指平側材料13,13…と各指
甲側材料14,14…を一体に裁断して構成され
ている。又、この手袋主体部材料10のほぼ中央
部には、親指袋取付用開口15が形成されてい
る。手袋主体部材料10は、各指平側材料13,
13…と各指甲側材料14,14…の間に第9図
に示すマチ材30,30…を介設して、それらの
各材料のそれぞれ所定の縁部同士を相互に縫合し
て手袋主体部1に形成される。
手平部11と手甲部12は、第7図に示すよう
に手平部11の小指側側縁部11aの長さEを、
手甲部12の小指側側縁部12aの長さFより適
宜長さ(例えば約1cm程度)だけ短く形成してお
き、その手平部11の小指側側縁部11aと手甲
部12の小指側側縁部12aとを、該手平部11
側の小指側側縁部11aの全長さ範囲Eを手甲部
12側の小指側側縁部12aの全長さ範囲Fにま
で延ばした状態で相互に縫合している。従つて手
平部11側の小指側側縁部11aは手甲部12側
の小指側側縁部12aに対して材料が緊張した状
態で縫合されており、この手袋を装着すれば、手
平部11(特に小指側寄り)の材料が緊張せしめ
られるようになる。
又、この実施例では、上記構成に加えて次に示
す2つの手段を採用することよつて手平側の材料
をより確実に緊張せしめるようにしている。即
ち、その第1の手段として、第7図に示すように
親指袋取付用開口15の手挿入口側端縁15aか
ら手挿入口6(第1図〜第3図)が形成される辺
部16に向けて切開し、さらにその切開部17は
親指袋取付用開口15から手挿入口形成用辺部1
6に向けて拡開するテーパ状でしかも該切開部1
7の手平側切開縁17aを手甲側切開縁17aに
対して指側に近くなる如くして相互にずらせた状
態で型取りするとともに、縫製時に該切開部17
の手平側切開縁17aを手甲側切開縁17bに対
して反指側(手挿入口6側)に引つ張つて該各切
開縁17a,17bをその長さ方向に完全重合さ
せた状態で該両切開縁17a,17bを縫合して
いる。このようにすると切開部17における手平
側切開縁17a部分が、親指袋取付部8側でしか
も手挿入口6側に引つ張られるため、手平部11
の材料が緊張せしめられるようになる。又、第2
の手段として、手袋主体部1における親指袋取付
部8の手挿入口寄り縁部8aの裏面に、手平側か
ら手甲側にまたがつてゴム9を縫付けており、該
ゴム9によつて手平部11及び手甲部12の各材
料をそれぞれ親指袋取付部8側に引つ張つて手首
部分を緊締するようにしている。
このように、手袋平側(手平部11)の材料を
緊張せしめると、手袋装着時に、手袋が手にぴつ
たりとフイツトしてその装着感覚が良好になると
ともに、グリツプなどを握つたときに平側の材料
にたるみ(しわ)ができ難くなる。
親指袋2は、第8図に示す親指袋材料20によ
つて形成されるが、この親指袋材料20は、親指
袋の基部を形成する基部材料20Aに、親指袋平
側材料21と親指袋甲側材料22を一体に裁断し
て形成されている。親指袋平側材料21の長さA
及び幅Bは、親指袋甲側材料22の長さC及び幅
Dよりそれぞれ所定寸法づつ大きく形成されてい
る。この実施例では、親指袋平側材料21の長さ
Aが約70mmであるのに対して親指袋甲側材料22
の長さCが約57mm、又親指袋平側材料21の幅B
が約35mmであるのに対して親指袋甲側材料22の
幅Dが約30mmにそれぞれ設定されている。そし
て、この親指袋材料20は、親指袋平側材料21
の外縁部21aと親指袋甲側材料22の外縁部2
2aとを相互に縫合することによつて袋状(親指
袋2)に形成される。このようにして形成された
親指袋2では、親指袋平側材料21の外縁部21
aと親指袋甲側材料22の外縁部22aとの縫合
部Pで区画された指平側と指甲側の各面積は、該
指平側の方が大きくなつている。
この親指袋2は、前記手袋主体部1に形成され
ている親指袋取付部8に対して、親指袋の前記縫
合部(縫目)Pが、手袋装着状態において親指袋
の平側2Aと甲側2Bの中間位置Q(第4図、第
5図)より甲側2B寄りに位置する如くして縫着
されている。
このようにして縫製された手袋では、手に装着
したときに、親指袋2に形成されている縫合部
(縫目)Pが、親指袋の平側2Aと甲側2Bの中
間位置Qより甲側2B寄りに位置するようになつ
ているため、この手袋を装着してゴルフクラブ又
はバツトのグリツプを握持したときに親指袋2の
前記縫合部Pがグリツプに当たることがなく、
又、該縫合部2が親指に対してねじれた場合でも
該親指袋2の縫合部Pがグリツプに当たり難くな
るという作用が得られる。
又、図示の手袋では、親指袋2を除く4本の指
袋3,3…における各指平側材料13,13…及
び各指甲側材料14,14…は、第7図に示すよ
うにその各基部側13a,14aの幅(例えば
G1,H1)より各先部側13b,14bの幅(例
えばG2,H2)の方が広くなるようにして裁断さ
れており、又該各指平側材料13,13…と各指
甲側材料14,14…との間に介設されるマチ材
30(第9図)の長さは指袋(親指袋を除く)3
の長さの約1/2程度に形成されていて、上記指平
側材料13、指甲側材料14及びマチ材30を使
用して縫製された指袋3では、第6図に示すよう
にマチ部4が指袋3の長さ方向の約1/2の長さ範
囲だけしか形成されないようになつている。この
ようにすると、マチ部4が指袋3の全長に亘つて
形成されている従来の手袋に比してマチ材30と
指平側材料13との縫合部Rの形成範囲が短くな
るとともにその縫合部Rが従来の手袋の指袋にお
ける縫合部の位置より指甲側にずれるようにな
り、従つてこの手袋を装着して物品(例えばゴル
フクラブのグリツプ)を握つたときに、該縫合部
Rが物品に当たり難くなつて手袋装着感覚が良好
になるという作用が得られる。
(考案の効果) 本考案の手袋は、手平部11の小指側側縁部1
1aの長さEを手甲部12の小指側側縁部12a
の長さFより短くし、しかも該各小指側側縁部1
1a,12a同士を、手平部11側の小指側側縁
部11aの全長さ範囲Eを手甲部12側の小指側
側縁部12aの全長さ範囲Fにまで延ばした状態
で相互に縫合しているので、手平部11側の材料
が手甲部12側の材料より緊張せしめられるよう
になり、この手袋を装着して物品を握つたとき
に、手平部11側の材料のたるみ量(しわの量)
を少なくすることができ、それによつて手袋の装
着感覚を良好にすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる手袋の正面
図、第2図及び第3図はそれぞれ第1図の手袋の
背面図及び右側面図、第4図、第5図及び第6図
はそれぞれ第1図の−,−及び−断
面図、第7図、第8図及び第9図はそれぞれ第1
図の手袋に使用されている材料の展開図である。 11……手平部、11a……小指側側縁部、1
2……手甲部、12a……小指側側縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手平部11と手甲部12とを小指側の側部にお
    いて縫合するようにした手袋において、前記手平
    部11の小指側側縁部11aの長さEを前記手甲
    部12の小指側側縁部12aの長さFより短くす
    るとともに、前記手平部11の小指側側縁部11
    aと前記手甲部12の小指側側縁部12aとを、
    該手平部11側の小指側側縁部11aの全長さ範
    囲Eを手甲部12側の小指側側縁部12aの全長
    さ範囲Fにまで延ばした状態で相互に縫合してい
    ることを特徴とする手袋。
JP9641285U 1985-06-24 1985-06-24 Expired JPH0247986Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9641285U JPH0247986Y2 (ja) 1985-06-24 1985-06-24

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JPS624376U JPS624376U (ja) 1987-01-12
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JP5837532B2 (ja) * 2013-05-13 2015-12-24 美津濃株式会社 手袋

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