JPS643814Y2 - - Google Patents

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JPS643814Y2
JPS643814Y2 JP1982131383U JP13138382U JPS643814Y2 JP S643814 Y2 JPS643814 Y2 JP S643814Y2 JP 1982131383 U JP1982131383 U JP 1982131383U JP 13138382 U JP13138382 U JP 13138382U JP S643814 Y2 JPS643814 Y2 JP S643814Y2
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JP
Japan
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fuel
diaphragm
filter
clogging
filter element
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JP1982131383U
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JPS5935676U (ja
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Priority to US06/514,796 priority patent/US4515690A/en
Priority to DE19833327437 priority patent/DE3327437A1/de
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はデイーゼルエンジンの燃料供給装置
における燃料フイルタの詰まりを運転者等に警告
する装置に関するものである。
デイーゼルエンジンにおける燃料フイルタ(例
えば実開昭55−52551号公報参照)は、燃料タン
クとフイードポンプとの間に介装されて、燃料中
の異物や水分を除去するもので、高精度な燃料噴
射を行うデイーゼルエンジンにあつては、その濾
過性能は極めて重要である。
しかし、従来はこの燃料フイルタのフイルタエ
レメントの詰まり状態を的確に検知する方法がな
く、例えば自動車用デイーゼルエンジンにおいて
は、走行距離等により定められる一定の交換時期
毎に上記フイルタエレメントを交換していた。従
つて、通常この交換時期はかなり大幅な余裕をも
つて設定されるため、末だ使用可能なフイルタエ
レメントを廃却してしまうことになり、極めて無
駄である。しかも不良燃料の使用等により上記フ
イルタエレメントが逆に早期に詰まつてしまつた
場合でも、運転者がこれに気付かずに運転を継続
してしまうことが多く、燃料噴射ポンプへの燃料
供給が不十分なものとなつて高速走行時の出力低
下などを引き起こす欠点があつた。
尚、フイルタエレメントの目詰まり状態に応じ
た燃料系統の圧力変化をダイヤフラムにより検出
して、その詰まりを警告するようにした装置が実
開昭53−90126号公報や実開昭57−71751号公報に
記載されているが、これらは、何れもダイヤフラ
ムのケーシングが独立した構成であるので、燃料
供給装置全体としての構成が一層複雑化してしま
うとともに、ダイヤフラムの受圧面積を大きく確
保することが困難であり、燃料の脈動に対し不安
定なものとなり易い。
この考案は上記のような従来の欠点に鑑みてな
されたもので、デイーゼルエンジンの燃料系統に
設けられるプライミングポンプに着目し、これの
ダイヤフラムを利用することによつて、極めて簡
単な構成でもつて燃料フイルタが所定の詰まり状
態に達したことを運転者等に警告し得る詰まり警
告装置を供給することを目的とする。
すなわち、この考案に係る燃料フイルタの詰ま
り警告装置は、燃料タンクとフイードポンプとの
間に燃料フイルタが介装されてなるデイーゼルエ
ンジンの燃料供給装置において、上記燃料フイル
タのフイルタエレメント下流でかつ上記フイード
ポンプの上流に、その燃料圧力に応答して変位す
るダイヤフラムを有するプライミングポンプを配
設するとともに、該プライミングポンプを上記燃
料フイルタと一体的に構成し、かつ上記プライミ
ングポンプの大気圧室内に、上記ダイヤフラムの
所定変位で作動する接点機構を設け、この接点機
構からの信号により警告ランプ等の警告器を駆動
するように構成したことを特徴とするものであ
る。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図は、詰まり警告装置のダイヤフラムなら
びに接点機構を燃料フイルタ1に一体的に組み入
れた実施例を示している。同図において、2は有
底円筒状のフイルタボデイ、3はこのフイルタボ
デイ2の上端開口部に装着されるフイルタキヤツ
プ、4は上記フイルタボデイ2内に装填された円
筒状のフイルタエレメントであつて、上記フイル
タボデイ2下部にはセジメンタ部5が設けられて
いる。上記フイルタキヤツプ3は、上記フイルタ
エレメント4の中央通路4aに燃料を導入する燃
料導入通路6と、濾過された燃料を外部へ導く燃
料導出通路7とを有し、かつ上面中央部には、可
撓性のダイヤフラム8にて画成されたポンプ室9
および大気圧室10が設けられている。上記ポン
プ室9は、フイルタエレメント4上部の通路11
に逆止弁12を介して連通する燃料入口13と、
上記燃料導出通路7に逆止弁14を介して連通す
る燃料出口15とを有しており、上記ダイヤフラ
ム8にロツド16を介して固着された摘み部17
の手動操作によつて上記ダイヤフラム8を上下動
させることにより、所謂プライミングポンプとし
ても機能するものである。上記ダイヤフラム8
は、コイルスプリング18によつて上方つまりポ
ンプ室9の容積が拡大する方向に付勢されている
とともに、このコイルスプリング18の付勢力
は、後述するように、ポンプ室9内の燃料圧力が
所定の負圧状態となつた際に、大気圧室10の大
気圧に打ち負けてダイヤフラム8が下動するよう
に設定されている。また上記大気圧室10内に
は、上記ダイヤフラム8が所定の位置まで下動し
た際に作動する接点機構19が配設されている。
この接点機構19は、フイルタボデイ2に接地さ
れたダイヤフラム8上面のアツパリテーナ20を
一方の接点として利用し、ばね片からなる固定接
点21を上記アツパリテーナ20の上方に配設し
て、該アツパリテーナ20と接離するように構成
されている。すなわち、この接点機構19は、ダ
イヤフラム8がコイルスプリング18の付勢力に
よつて引き上げられている状態にあつては常時閉
路し、かつダイヤフラム8が所定の位置まで下動
すると開路するものであつて、第2図にその警告
回路を示すように、上記接点機構19の開路によ
つてリレー22を介して警告ランプ23あるいは
ブザー等の警告器が駆動されるようになつてい
る。尚、24はバツテリ、25はメインスイツチ
を示している。また、この警告回路としては、リ
レー22に代えてトランジスタを用い、無接点化
することも可能である。
さて上記のように構成された燃料フイルタは、
燃料導入通路6が図外の燃料タンクに、燃料導出
通路7が図外のフイードポンプに、夫々接続され
て用いられ、燃料中の水分や異物をフイルタエレ
メント4にて除去するものであるが、該フイルタ
エレメント4の通路抵抗は、その目詰まり状態に
応じて増大し、この通路抵抗によつて、フイルタ
エレメント4後流では燃料圧力が低下する。一
方、この燃料圧力の低下は、フイルタエレメント
4の目詰まりの程度とともに、フイードポンプに
よる機関回転数に応じた燃料流量によつて決まる
ものであるため、フイルタエレメント4の目詰ま
り状態が所定の程度にまで悪化している場合、機
関回転数が所定の高速回転域に達すると、上記ポ
ンプ室9内の燃料圧力が低下し、これにより警告
ランプ23が点灯されるのである。この警告ラン
プ23の点灯に対応する目詰まり状態は勿論適宜
に可変設定し得るものであるが、例えば高速回転
域において必要な量の燃料を通過させることが不
可能となつた時点あるいはその直前の段階にて点
灯するように設定すると実際的である。
従つて、上記構成によれば、目詰まり検出用の
ダイヤフラムとしてプライミングポンプのダイヤ
フラム8が利用され、しかも上記プライミングポ
ンプは燃料フイルタ1と一体に構成されているの
で、部品点数の点で非常に有利であり、かつ燃料
供給装置全体の構成の複雑化を回避できる。ま
た、それ故、ダイヤフラム8の受圧面積を大きく
確保することができ、これに伴つてコイルスプリ
ング18の付勢力を大きく設定できるので、動作
が確実なものとなり、燃料の脈動等による誤検出
を防止できる。更に、詰まり検出を行うダイヤフ
ラム8等がフイルタエレメント4の下流にあるの
で、異物の付着により逆止弁12,14の作動不
良等を生じてポンプ室9内の圧力が変動する虞れ
がなく、フイルタエレメント4の目詰まりによる
圧力低下のみを正確に検出することができる。ま
た、接点機構9がプライミングポンプの大気圧室
10内に収納されているため、経年変化による劣
化や機関整備時等に変形させてしまうことがな
い。
尚、上記実施例の回路構成においては、所定の
圧力低下が生じた度に警告ランプ23が点灯する
ため、その点灯頻度によつて目詰まりの程度を運
転者等に認識せしめることができる反面、瞬間的
な点灯を見落とす惧れがあるが、例えば自己保持
形のリレーあるいはフリツプフロツプ回路等を用
いて、機関回転数が低下した後も点灯状態を継続
させるように構成することも可能である。
また接点機構19′として、常態では開路し、
かつダイヤフラム8の下動時に閉路するように構
成することも可能である。第3図はその一例を示
しており、フイルタボデイ2に連通した一方の固
定接点31と、リード線32を介して接続された
ばね片からなる可動接点33とを互いに接離可能
に配置し、かつダイヤフラム8上面のアツパリテ
ーナ20に、上記可動接点33を押動するための
突起34を設けた構成となつている。このように
構成することにより、第2図に示した警告回路に
おいて、リレー22を省いて接点機構19′と警
告ランプ23を直列に接続して、回路の簡素化を
図ることができる。
以上の説明で明らかなように、この考案に係る
燃料フイルタの詰まり警告装置によれば、運転者
等にフイルタエレメントの適正な交換時期を知ら
しめることができ、使用可能なフイルタエレメン
トを無駄に廃却することなく限界まで十分に使用
できるようになるとともに、不良燃料の使用等に
より早期に目詰まりした場合でも、出力低下など
の不具合を未然に防止することができる。
そして、上記構成では目詰まり検出用のダイヤ
フラムとしてプライミングポンプのダイヤフラム
を利用しており、しかも上記プライミングポンプ
は燃料フイルタと一体的に構成されているので、
従来の詰まり検出装置に比して、部品点数の点で
非常に有利であり、かつ燃料供給装置全体の構成
の複雑化を回避でる。また、プライミングポンプ
と共用化したことにより受圧面積の大きなダイヤ
フラムの使用が可能となり、これに伴つてコイル
スプリングの付勢力を大きく設定できるので、動
作が確実なものとなり、燃料の脈動等による誤検
出を防止できる。更に、詰まり検出を行うダイヤ
フラム等がフイルタエレメントの下流にあるの
で、異物の流入に起因する誤作動の虞れがなく、
また、接点機構がプライミングポンプの大気室内
に収納されているため、経年変化による劣化や機
関整備時等に変形させてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した燃料フイルタの断
面図、第2図はその警告回路図、第3図は接点機
構の異なる実施例を示す要部の断面図である。 1……燃料フイルタ、4……フイルタエレメン
ト、8……ダイヤフラム、9……ポンプ室、18
……コイルスプリング、19,19′……接点機
構、23……警告ランプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料タンクとフイードポンプとの間に燃料フイ
    ルタが介装されてなるデイーゼルエンジンの燃料
    供給装置において、上記燃料フイルタのフイルタ
    エレメント下流でかつ上記フイードポンプの上流
    に、その燃料圧力に応答して変位するダイヤフラ
    ムを有するプライミングポンプを配設するととも
    に、該プライミングポンプを上記燃料フイルタと
    一体的に構成し、かつ上記プライミングポンプの
    大気圧室内に、上記ダイヤフラムの所定変位で作
    動する接点機構を設け、この接点機構からの信号
    により警告ランプ等の警告器を駆動するように構
    成したことを特徴とするデイーゼルエンジンの燃
    料フイルタの詰まり警告装置。
JP13138382U 1982-08-06 1982-08-31 ディーゼルエンジンの燃料フィルタの詰まり警告装置 Granted JPS5935676U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13138382U JPS5935676U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 ディーゼルエンジンの燃料フィルタの詰まり警告装置
US06/514,796 US4515690A (en) 1982-08-06 1983-07-19 Fuel supply system for diesel engines
DE19833327437 DE3327437A1 (de) 1982-08-06 1983-07-29 Kraftstoffversorgungseinrichtung fuer diesel-brennkraftmaschinen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13138382U JPS5935676U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 ディーゼルエンジンの燃料フィルタの詰まり警告装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5935676U JPS5935676U (ja) 1984-03-06
JPS643814Y2 true JPS643814Y2 (ja) 1989-02-01

Family

ID=30297039

Family Applications (1)

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JP13138382U Granted JPS5935676U (ja) 1982-08-06 1982-08-31 ディーゼルエンジンの燃料フィルタの詰まり警告装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5533636B2 (ja) * 2010-04-15 2014-06-25 京三電機株式会社 水分捕集器
JP5533295B2 (ja) * 2010-06-08 2014-06-25 京三電機株式会社 燃料フィルタ装置
WO2014132508A1 (ja) * 2013-02-27 2014-09-04 日産ライトトラック株式会社 燃料フィルタの診断装置及び診断方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5390126U (ja) * 1976-12-24 1978-07-24
JPS5771751U (ja) * 1980-10-21 1982-05-01

Also Published As

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JPS5935676U (ja) 1984-03-06

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