JPS643058Y2 - - Google Patents

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JPS643058Y2
JPS643058Y2 JP12469681U JP12469681U JPS643058Y2 JP S643058 Y2 JPS643058 Y2 JP S643058Y2 JP 12469681 U JP12469681 U JP 12469681U JP 12469681 U JP12469681 U JP 12469681U JP S643058 Y2 JPS643058 Y2 JP S643058Y2
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JP
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brake
vehicle
towing dolly
dolly
lever
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JP12469681U
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Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は車両用自動ブレーキ装置の制御回路に
関し、車両を無人で走行させてこの車両の各種試
験を行なう際に用いて有用なものである。
B 従来の技術 自動車など車両の材料強度や安全機能の測定を
目的とした試験では、車両を所定の速度で走行さ
せてコンクリート製の衡突バーリヤや他の車両に
衡突させる実験が行なわれる。この実験を第1図
を参照して説明すると、実験場に牽引ドーリー1
をガイドするガイドレール2を設け、牽引ドーリ
ー1を連結金具3で無人の車両4に連結して牽引
ドーリー1をワイヤ5で牽引する。そして車両4
の速度を高速に上げた後、ドーリー切り離し装置
6にて牽引ドーリー1をワイヤ5から切り離すと
ともに車両4を連結金具3から外し放出広場7に
放出して前方の衝突バーリヤ8に衝突させる。こ
のとき牽引ドーリー1はドーリーストツパ9にて
停止せしめられる。なお図中の符号で10はガイ
ドローラである。
ところで上述した衝突実験では、衝突バーリヤ
8に対しあらかじめ決めた所定の速度で車両4を
衝突させる必要がある。このように衝突速度をあ
らかじめ決めた速度となるようにするため、従来
では次のような手段がとられていた。
(i) 本番実験の前に、ワイヤの牽引速度などの衝
突速度の要因となる条件を決定するため、実験
車を実際に衝突させる放出予備実験を行う。こ
の放出予備実験は、あらかじめ決めた衝突速度
となる条件が得られるまで何回も繰り返され
る。このようにして得られた条件により、車両
4を牽引すると、衝突速度は正確に、あらかじ
め決めた速度となる。
(ii) 例えば特公昭55−48252号公報に示すように、
車重等のデータから牽引条件を演算し、この演
算データを基に車両4を牽引する。
C 考案が解決しようとする課題 ところで上記(i)の手段では多数の実験車が破損
してしまい不経済である。また(ii)の手段では複雑
な演算手段が必要である。また演算が誤まつたり
ワイヤが切断したときには、所望の速度とは違つ
た速度で衝突してしまう。
そこで放出予備実験において、放出速度を測定
したら直ちにブレーキをかけて車両4を衝突バー
リヤ8の手前で停止させ、放出速度があらかじめ
決めた速度となつているかどうかを調べたいとい
う要望があつた。このようなことができれば、車
両4が実際に衝突することなく、放出予備実験を
繰り返すことができ便利である。しかし従来で
は、車両が放出されてから車両自体のブレーキを
無人で作動させて停止させる装置は存在しなかつ
た。
もつとも、特開昭56−26235号公報中に示すよ
うに、牽引ドーリーから切り離す前であれば、牽
引異常が生じたときに、ワイヤを引く駆動用電動
機の電源を遮断して制動する技術はあるが、この
技術では車両自体のブレーキを作動させるわけで
はなく、また制動力が小さいため、切り離しが行
なわれて車両が衝突バーリヤに衝突してしまうこ
とがある。
本考案は、上述した現状に鑑み、無人の車両を
衝突バーリヤの手前で自動的に停止させる車両用
自動ブレーキ装置の制御回路を提供することを目
的とする。
D 課題を解決するための手段 上記目的を達成する本考案の構成は、牽引ドー
リーにより牽引されて加速された後この牽引ドー
リーから切り離されて慣性により直進走行する車
両に設けられるとともにブレーキペダルに連結さ
れたリンク機構をブレーキの制動方向に付勢する
制動ばねと前記リンク機構に連結されこのリンク
機構を非制動側へ動かしてブレーキの制動を解除
させる操作レバーと励磁された時に前記操作レバ
ーをロツクする電磁ブレーキとを備えた車両用ブ
レーキ装置を制御する制御回路において、リレー
の常開接点を介して電源を前記電磁ブレーキの電
磁コイルに接続する一方、前記電源と前記リレー
のリレーコイルと前記操作レバーのブレーキ解除
位置でこの操作レバーに当接されて閉となるリミ
ツトスイツチと通常時に閉となるとともに車両が
牽引ドーリーから切り離された後に開となるよう
にしたブレーキ指令スイツチとを直接に接続して
閉回路を形成したことを特徴とする。
なお、車両用自動ブレーキ装置(第3図に示す
もの)は、本案制御回路の開発と同時に開発した
ものである。
E 作用 本考案では、車両が牽引ドーリーから切り離さ
れるとブレーキ指令スイツチが開となつてリレー
が開き、これにより電磁ブレーキのロツクが外れ
てブレーキがかかる。
F 実施例 以下に本考案の実施例を第1図ないし第3図を
参照しつつ説明する。このうち第1図は放出予備
実験を説明するための説明図、第2図aは本実施
例に係る制御回路を示す回路図、第2図bは第2
図aの一部を説明するための断面図、第3図は本
実施例に用いた車両用自動ブレーキ装置の正面図
である。
まず本実施例に係る制御回路を説明するのに先
だち、車両用自動ブレーキ装置11を第3図を基
に説明しておく。同図に示すように、車両4の床
4aにはブレーキペダル4bが配設されるととも
にベース12が設置されている。またベース12
には支え13が植立されており、この支え13に
より水平に支持された回動軸14には3本のアー
ムを有する回動部材15が固定されている。そし
てリンク機構を構成するこの回動部材15の第1
アーム15aにはブレーキングアーム16の基端
がボルトにより固定されており、先端のローラ1
6aがブレーキペダル4bに当接している。この
ときローラ16aがブレーキペダル4bに当接す
るよう調整するには、ブレーキングアーム16の
基端を第1アーム15aに形成された長孔内にお
ける適当な位置で固定すればよい。また回動部材
15の第2アーム15bはその先端に形成された
孔で制動ばね17の一端を係止しており、この制
動ばね17の他端は調整ボルト18の頭部の孔に
て係止されている。このため制動ばね17により
ブレーキペダル4bに制動方向の力が加わる。こ
のときこの制動方向の力の大きさは調整ボルト1
8にて調整される。更に回動部材15の第3アー
ム15cにはロツド19の先端がピン止めされ、
このロツド19の基端は操作レバー20にピン止
めされている。操作レバー20は、カバー21で
支持された軸22に固定されており、この軸22
と一体に回動する。そこで操作レバー20をON
の位置まで右方に回動させると、制動ばね17の
ばね力に抗して回動部材15が時計方向に回動し
て車両4のブレーキが解除される。操作レバー2
0から保持力を除くと制動ばね17のばね力によ
り、操作レバー20がOFFの位置にまで回動す
るとともに回動部材15が反時計方向に回動し、
ブレーキペダル4bが踏まれてブレーキがかか
る。カバー21内に備えられた電磁ブレーキ23
は、その電磁コイル(図示省略)に電流が流され
た時に操作レバー20をロツクするようになつて
いる。第1リミツトスイツチ24は、操作レバー
20がONの位置、即ちブレーキ解除位置に来た
ときにこの操作レバー20に当接されて閉となる
ようにバー21に取り付けられている。
ここで本実施例に係る制御回路を第2図aを参
照しつつ説明する。同図に示すように電磁ブレー
キ23の電磁コイルにはリレー25の常開接点2
5aを介してバツテリー26が接続されている。
更にこのバツテリー26と、前記リレー25のコ
イル25bと、第1リミツトスイツチ24と、牽
引ドーリー1に巻き付けられる断線用電線27
と、たたきレバー28に当接されて閉となる第2
リミツトスイツチ29とが直列に接続されて閉回
路が形成されている。そして断線用電線27と第
2リミツトスイツチ29とによりブレーキ指令ス
イツチ32が形成されており、このブレーキ指令
スイツチ32は車両4が牽引ドーリー1から切り
離された後に開となる。一方たたきレバー28及
び第2リミツトスイツチ29は車両4に設置さ
れ、たたきレバー28は中央部で回動可能にピン
止めされており、ばね30により一端が第2リミ
ツトスイツチ29に当接して通常時これを閉とさ
せる。更にたたきレバー28の他端は第1図に示
す如く車両4の外部に突出しており、ドーリー切
り離し装置6の前方に配置されたたたき台31を
通過するときにこれに蹴られONの位置からOFF
の位置に動かされて第2リミツトスイツチ29か
ら離れこれを開とする。そして一旦蹴られたたた
きレバー28は、これに対向して配設された断面
馬蹄形状で弾性を有する嵌込金具33(第2図b
参照)に嵌まり込み、この状態に保持され容易に
元に戻らないようになつている。
次に本実施例の動作を説明する。まず第1図に
示す如く牽引ドーリー1を車両4に連結し、第2
図aに示すように断線用電線27を牽引ドーリー
1に巻き付け、更にたたきレバー28を嵌込金具
33から外してONの位置にセツトして第2リミ
ツトスイツチ29を閉とする。次に第3図に示す
ように調整ボルト18により実験車速に適した制
動力を与えるように制動ばね17を調整するとと
もに、操作レバー20をブレーキ解除位置ONま
で動かす。これにより第1リミツトスイツチ24
が閉となりリレー25のコイル25bに電流が流
れるため、常開接点25aが閉となり電磁ブレー
キ23が作動してブレーキの解除状態が保持され
る。この状態でワイヤ5を巻き上げて牽引ドーリ
ー1を引つ張る。車両4が第1図中のP0点を通
過すると、ドーリー切り離し装置6により牽引ド
ーリー1がワイヤ5から切り離されるとともに車
両4は牽引ドーリー1から外れて慣性で直進走行
をする一方、牽引ドーリー1はドーリーストツパ
9の位置で止まる。ドーリーストツパ9とたたき
台31とは近接しており、車両4の放出後、たた
きレバー28がたたき台31に蹴られて第2リミ
ツトスイツチ29が開となるのとほぼ同時に牽引
ドーリー2に巻き付けた断線用電線27が断線す
る。即ちブレーキ指令スイツチ32が開となる。
そして第2リミツトスイツチ29が開となるか断
線用電線27が断線すると、リレー25のコイル
25bの励磁が切れて常開接点25aが開となる
ため、電磁ブレーキ23の励磁が切れる。これに
より操作レバー20の保持が解除され、制動ばね
17のばね力により操作レバー20がOFFの状
態となり且つブレーキングアーム16がブレーキ
ペダル4bを押し、車両4が停止する。
G 考案の効果 以上実施例とともに具体的に説明したように本
考案によれば、ブレーキ指令スイツチが開となつ
たときに電磁ブレーキが消勢されてブレーキが解
除されるようにしたため、牽引ドーリーから切り
離されて慣性により直進走行をする車両にブレー
キがかかりこれを自動的に且つ確実に制動するこ
とができる。この結果、車両の衝突実験に先だつ
て行なわれる放出予備実験など、各種の車両試験
において、実際に衝突させることなく、放出速度
が設定速度に達したかどうかを検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両の衝突実験及びその放出予備実験
を説明するための説明図、第2図aは本考案の実
施例に係る制御回路を示す回路図、第2図bは嵌
込金具を示す断面図、第3図は車両用自動ブレー
キ装置を示す正面図である。 図面中、1は牽引ドーリー、4は車両、4bは
ブレーキペダル、11は車両用自動ブレーキ装
置、15は回動部材、16はブレーキングアー
ム、17は制動ばね、19はロツド、20は操作
レバー、23は電磁ブレーキ、24は第1リミツ
トスイツチ、25はリレー、25aは常開接点、
25bはコイル、26はバツテリー、27は断線
用電線、28はたたきレバー、29は第2リミツ
トスイツチ、31はたたき台、32はブレーキ指
令スイツチである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 牽引ドーリーにより牽引されて加速された後こ
    の牽引ドーリーから切り離されて慣性により直進
    走行をする車両に設けられるとともにブレーキペ
    ダルに連結されたリンク機構をブレーキの制動方
    向に付勢する制動ばねと前記リンク機構に連結さ
    れこのリンク機構を非制動側へ動かしてブレーキ
    の制動を解除させる操作レバーと励磁された時に
    前記操作レバーをロツクする電磁ブレーキとを備
    えた車両用自動ブレーキ装置を制御する制御回路
    において、リレーの常開接点を介して電源を前記
    電磁ブレーキの電磁コイルに接続する一方、前記
    電源と前記リレーのコイルと前記操作レバーのブ
    レーキ解除位置でこの操作レバーに当接されて閉
    となるリミツトスイツチと通常時に閉となるとと
    もに車両が牽引ドーリーから切り離された後に開
    となるようにしたブレーキ指令スイツチとを直列
    に接続して閉回路を形成したことを特徴とする車
    両用自動ブレーキ装置の制御回路。
JP12469681U 1981-08-25 1981-08-25 車両用自動ブレ−キ装置の制御回路 Granted JPS5830562U (ja)

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JP12469681U JPS5830562U (ja) 1981-08-25 1981-08-25 車両用自動ブレ−キ装置の制御回路

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JP12469681U JPS5830562U (ja) 1981-08-25 1981-08-25 車両用自動ブレ−キ装置の制御回路

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JPS5830562U JPS5830562U (ja) 1983-02-28
JPS643058Y2 true JPS643058Y2 (ja) 1989-01-26

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JP12469681U Granted JPS5830562U (ja) 1981-08-25 1981-08-25 車両用自動ブレ−キ装置の制御回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5194959B2 (ja) * 2008-04-01 2013-05-08 株式会社明電舎 シャシーダイナモメータのローラロック装置

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JPS5830562U (ja) 1983-02-28

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