JPS642897B2 - - Google Patents

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JPS642897B2
JPS642897B2 JP59009385A JP938584A JPS642897B2 JP S642897 B2 JPS642897 B2 JP S642897B2 JP 59009385 A JP59009385 A JP 59009385A JP 938584 A JP938584 A JP 938584A JP S642897 B2 JPS642897 B2 JP S642897B2
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signal
waveform
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amplifier
input
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Aran Buruusu Robaato
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Tektronix Inc
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Publication date
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Publication of JPS642897B2 publication Critical patent/JPS642897B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R13/00Arrangements for displaying electric variables or waveforms
    • G01R13/20Cathode-ray oscilloscopes
    • G01R13/22Circuits therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ラスタ走査表示装置に繰返し信号を
表示するための映像信号を発生する波形表示信号
発生器に関するものである。
(従来技術及びその問題点) アナログ・デジタル変換器(ADC)で得られ
るようなデジタル化されたサンプル値から波形を
再生することは周知であるが、再生波形をなるべ
く実際に近い形で可視表示することが望ましい。
最も広く使用されている表示装置の1つは、陰
極線管(CRT)である。CRT表示装置には、2
つの主要な型すなわちオシロスコープ型表示装置
とラスタ走査型表示装置がある。オシロスコープ
型表示装置では、CRTの電子ビームにより生じ
る光スポツトは、画面の左から右へ繰返し掃引さ
れ常に画面の左の同じ点に戻る。光スポツトは、
左から右への掃引中に同じ輝度を保ち、入力信号
の瞬時振幅に応じて垂直方向に偏向される。ラス
タ走査型表示装置では、電子ビームは、画面を左
から右へ走査しそれより遅い速度で画面の下方に
向つて移動する。こうして、電子ビームは、画面
の全範囲に亘つて所定の走査パターンを描く。入
力信号の振幅は電子ビームの輝度を変調するため
に使われ、CRTのフエースプレートに衝突する
電子ビームにより生じた光スポツトの明るさを変
化させる。ラスタ走査型CRTは、一般にオシロ
スコープ型CRTと比較して小型且つ安価であり、
高精度設計でなくてよい。更に、ラスタ走査型表
示装置は、従来のオシロスコープ型CRTよりも
デジタル機器の表示装置に適している。
デジタル・サンプル値から得た波形を表示する
従来技術には、幾つかの重大な問題がある。実際
に近い像を理論的に正確な方法で得ようとすれ
ば、表示を得るために多量の計算をしなければな
らない。また、従来技術の他の問題は、表示をデ
ジタル的に行なうときに表示エーリアシーズ又は
ジヤギー(ぎざぎざ)として知られる表示歪が起
こることである。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述の2つの問題を解決する
波形表示信号発生器を提供することである。
本発明の他の目的は、ラスタ走査線と表示波形
の交点で表示輝度が最大になるように隣接する走
査線間で表示輝度を変化させることにより、ジヤ
ギー等の表示歪を軽減する波形表示信号発生器を
提供することである。
本発明の他の目的は、表示波形の垂直方向に急
速に変化する部分の輝度を増加させて表示波形を
鮮明にすることもできる波形表示信号発生器を提
供することである。
(発明の概要) 本発明による波形表示信号発生器は、ラスタ表
示装置に表示される繰返し波形の画像を形成する
映像信号を発生するために使用する。本発明で
は、波形の電圧とラスタ走査線の垂直位置に相当
する電圧との差を所定レベルでクリツプした出力
信号を差動増幅器で発生し、この差動増幅器の出
力信号を絶対値回路に供給して或るレベルを基準
とする絶対値信号を作成する。この絶対値信号を
反転してレベルシフトし且つ適当な利得で増幅し
た後、混合回路で同期信号及びブランキング信号
と混合してラスタ走査表示装置に供給する。
(実施例) 第1図に示す本発明による波形表示信号発生器
を用いた表示装置は、アナログ信号が入力される
入力端子2を有する。入力端子2は、表示制御器
6の制御により動作するADC4に接続される。
ADC4は、対象とする現象が起きる所定期間内
に入力端子2からの信号を繰返しサンプルし、サ
ンプリング時点毎にアナログ波形の振幅を表わす
デジタル・データワードを発生する。サンプリン
グは、当業者に周知の或る規準例えばナイキスト
定理による規準を満たさなければならない。
ADC4が発生したデジタル・ワードは、表示メ
モリ8に供給される。したがつて、メモリ8に蓄
積されるワードは、所定期間の入力信号の振幅値
の変化を表わす。補間器10は、制御器6の制御
によりメモリ8からデジタル・ワードを繰返し受
取り、それから上述の所定期間のアナログ信号波
形を再生する。制御器6により決定される所定周
期で繰返す再生波形は、時間的に段が付いている
ほかは最初にサンプルされた波形と同一である。
補間器10により発生する繰返しアナログ波形
は、アナログ波形を表わす複合映像出力信号を発
生する波形表示信号発生器20に供給される。複
合映像出力信号は、ラスタ走査CRT表示器30
に波形を表示するのに使用される。
表示制御器6は、ADC4へのサンプリング制
御信号だけでなく水平同期信号H、垂直同期信号
V及びブランキング信号BLを発生する。これら
の同期及びブランキング信号は、複合映像出力信
号を発生する際に波形表示信号発生器20内で使
用される。更に、水平同期信号Hは、補間器10
の動作を制御するのにも使用される。
波形補間器10は公知のものであり、そのブロ
ツク図を第2図に示す。補間器10は、カスケー
ド接続されたデジタル補間段110及びアナログ
補間段120を有する。デジタル補間段110
は、デジタル・フイルタであり、入力端子140
に供給される波形上の点を決める入力デジタル・
ワード列からこの入力ワードで決まる点のちよう
ど中間の点を決める第2のデジタル・ワード信号
を発生する。補間されたワードを双極スイツチ1
12の一方の極に供給し、スイツチ112の他方
の極に入力ワードを直接供給する。スイツチ11
2は、入力データワードと補間ワードを交互に選
択し、互いに間挿して単一のデータ列とする。
デジタル補間理論は、周知である。第2図に示
すように、デジタル補間段110は2個のシフト
レジスタ・メモリ114及び115を有するもの
でもよい。メモリ115は当業者には周知の方法
で決まる1組の補間係数を蓄積し、一方、メセリ
114は連続した入力デジタル・データワードを
蓄積する。シフトレジスタ・メモリ115の出力
端は、掛け算器116の一方の入力端及びメモリ
115自身の入力端にも接続して、補間係数Xを
メモリ115に戻して循環させる。シフトレジス
タ・メモリ114の出力端は、掛け算器116の
他方の入力端及び双極スイツチ118の一方の極
に接続する。スイツチ118の可動接点をメモリ
114の入力端に接続し、残りの極を入力端子1
40に接続する。シフトレジスタ・メモリ114
には、最初に補間係数に等しい数の入力デジタ
ル・ワードが入力される。掛け算器116は補間
係数Xと各入力デジタル・ワードYの積XYを作
り、これらの積XYの合計が加算累積器117内
で積算される。この掛け算及び累積動作の間、ス
イツチ118はメモリ114の出力端からのデジ
タル・データワードをその入力端に戻して循環さ
せる。しかし、スイツチ118は、メモリ115
内の前の係数とメモリ114内の最初のデジタ
ル・データワードとの積が作られると、その最初
のデータワードを除去し新しい入力データワード
をメモリ114に入力させるように設定される。
加算累積器117で累積される数は、必要な補間
ワードである。デジタル補間状態の動作がメモリ
115に蓄積された補間係数を用いて入力データ
列のコンボリユーシヨン(たたみ込み)を計算す
ることであるのは、当業者に周知である。デジタ
ル補間段110は表示制御器6から供給される水
平同期信号Hの制御によつて動作し、入力ワード
列の全部は水平同期信号Hの1周期内に処理され
る。
デジタル補間段の出力はデジタル・アナログ変
換器130(DAC)によりアナログ形式に変換
され、このアナログ信号はアナログ補間段120
に供給される。周知のように、アナログ補間段1
20は所望の動作特性を持つ低域通過フイルタで
ある。アナログ補間段120の出力信号は、所望
の繰返しアナログ波形すなわち表示される波形で
ある。アナログ波形の繰返し周期は、水平同期信
号Hの周期と同じである。
デジタル及びアナログ補間段の組合わせによ
り、一方だけの装置ではできない機能を実行する
ことができる。サンプル波形を再生して連続的表
示をするには、アナログ補間器が必要である。し
かし、アナログ補間器には、高精度補間に不可欠
な通過帯域外の鋭角なカツトオフ特性、帯域内の
平坦な周波数応答特性及び直線的位相特性の組合
わせを求めることができない。アナログ補間の前
にデジタル補間を行なうことにより、アナログ補
間器に対する仕様は、装置の機能に支障を来たす
ことなく相当に緩和される。
第3図に示す本発明による波形表示信号発生器
20は、一方の入力端に繰返しアナログ波形を受
け、他方の入力端に傾斜波形を受ける。アナログ
波形は、水平走査周期Hで繰返す。傾斜波形は、
CRT表示器により供給され、表示器の垂直走査
周波数に同期して繰返される。すなわち、増幅器
202の他方の入力端の電圧は、CRT画面上に
通常に発生される走査線の垂直位置に関係するも
のである。増幅器202は、現時点の水平走査線
の垂直位置に相当する電圧レベルとその走査線上
に表示される波形の各要素部分の電圧との間の瞬
時差を表わし且つ増幅及びクリツプされた出力信
号を発生する。
この差を表わす出力信号を絶対値回路204に
供給して、その信号の絶対値を表わす出力信号を
得る。この絶対値信号は増幅器206に供給さ
れ、増幅器206は、絶対値信号を反転させ(絶
対値信号の大きい電圧が反転信号の小さい電圧に
対応する。)、更に、増幅器206の出力端に現わ
れる最小電圧がCRT表示上に黒い部分に相当す
る映像出力を形成するのに必要なレベルシフトを
行ない、増幅器206の出力端に現われる最大信
号レベルがCRT表示上の白い部分を形成するの
に必要な適当な利得を与える。
可能な最良画質を得るためには、差動増幅器2
06の利得を適切に選定しなければならず、これ
は、表示歪すなわちジヤギーの発生レベルを極め
て低くする際の重要な要因となる。
利得は、次の式によつて定めるべきである。
利得=VOUT/2/VRAMP/N ……(1) VOUTは、クリツプレベルにおける増幅器20
2のピーク間出力電圧である。VRAMPは、増幅器
202に供給される傾斜波形のピーク間電圧であ
る。Nは、ラスタ表示の水平走査線の数である
(垂直帰線期間を除く。)。作成される映像信号及
びこれにより生じる表示に及ぼす増幅器202の
利得の影響は、第4図を参照して容易に説明でき
る。第4図aは、波形のゆつくり変化する部分を
表わす緩やかな傾斜線及びこれと交差する2本の
隣接した水平走査線S1及びS2を示す。第4図
bは、1及び2で表わす2本の隣接した走査線に
相当する電圧レベルと、その走査線上の増幅器2
02の所望の出力とを示す。第4図cは、これら
2本の走査線に関して増幅器206で生じた映像
出力信号を示す。最適に表示画質を得るために
は、走査線S1上の映像出力は、走査線S2上の
映像信号が0に戻る水平位置で最大に達すること
が望ましい。この状態は、増幅器202の利得が
上述の値であるときに得られる。増幅器202の
利得がこの値より低いと、表示波形の見かけの幅
は増加し、増幅器202の利得がこの値より高い
と、表示波形が滑らか且つ連続的でなくなる。増
幅器206の映像出力信号は、混合回路208に
おいて同期信号及びブランキング信号と混合され
る。
第3図は、波形表示信号発生器20により実行
される機能を分かり易く説明するためのものであ
る。機能を実行する順序及び方法は、変更可能で
ある。例えば、第5図に示す波形表示信号発生器
の特定の実施例においては、差動増幅器202′
は絶対値回路204′の構成を簡単にするために
差動出力を供給するようにしてある。負の値の絶
対値化は絶対値回路204′により行なわれ、し
たがつて、増幅器206′は反転動作を行なう必
要がない。
第5図の実施例において、差動増幅器202′
はトランジスタQ1,Q2,Q3及びQ4で構成
する。トランジスタQ1及びQ2はエミツタを共
通接続し、トランジスタQ3及びQ4のベースは
それぞれトランジスタQ1及びQ2のコレクタに
接続する。アナログ波形及び垂直偏向傾斜波信号
を共にトランジスタQ1のベースに供給する。ト
ランジスタQ1のベースと接地電位源間に接続し
たダイオードD1及びD2は、増幅器の入力端で
信号変化を制限する。絶対値回路204′を形成
するダイオードD3及びD4にそれぞれ接続され
たトランジスタQ3及びQ4のエミツタ間に、差
動出力信号が発生する。ダイオードD3及びD4
は、増幅器206′の入力端であるトランジスタ
Q5のベースに接続する。トランジスタQ5及び
トランジスタQ6は、第3図の増幅器202の有
するクリツプ動作をする。クリツプレベルは、ト
ランジスタQ6のベース電圧を制御するポテンシ
ヨメータR1により調節する。ポテンシヨメータ
R1は、第4図を参照して述べた表示特性の幾つ
かを制御する。クリツプを回路のどこで行なうか
は、設計によつて決まる。トランジスタQ7及び
Q8は同期信号及びブランキング信号の混合動作
をし、生じた複合映像信号は、緩衝トランジスタ
Q9に加えられる。
第3及び第5図を参照して説明した波形表示信
号発生回路は、ラスタ走査表示波形の輝度及びト
レースの幅に相当の変化を生じさせる。波形のほ
ぼ垂直に近い部分は、ぼんやりとしてよく見え
ず、表示波形のほぼ水平に近い部分よりもトレー
スの幅が狭くなる。第6及び第9図に、この問題
を解決した改良例を示す。
第6図は、波形表示信号発生器の第1の改良例
を示す回路図である。改良回路の動作は、多くの
点で第3及び第5図に示す回路と同じであるが、
混乱を避けるためその全動作を以下に述べる。
波形表示信号発生器は、2つの入力端子にそれ
ぞれ第1及び第2入力信号I1及びI2を受け取
る。信号I1は、表示されるアナログ波形信号で
ある。この信号は、電圧を表わす垂直方向及び時
間を表わす水平方向の2次元の波形として表示さ
れる。信号I1は、ラスタ表示装置の水平走査周
期で繰返す。この信号は、例えば第2図に示した
ようなデジタル・メモリ、DAC及びフイルタか
ら成る装置により発生できる。他の適当なデジタ
ル・メモリ、DAC及びフイルタを使用してもよ
いことは、勿論である。
波形表示信号発生器への信号I2は、ラスタ走
査表示装置の垂直走査周期に同期して繰返す電圧
傾斜波信号であり、ラスタ表示上でトレースされ
る走査線の垂直位置に関係するものである。
信号I1及びI2は、リミツタ差動増幅器21
2に入力される。増幅器212は、点S1に非反
転出力、点S4に反転出力の2つの出力を生じ
る。増幅器212の出力は、入力信号I1及びI
2の電圧差を増幅及びクリツプしたものである。
電圧差が小さければ、点S1及びS4の信号は、
現時点の表示走査線の垂直位置に相当する電圧と
その走査線上に表示される波形電圧との間の瞬時
差に比例する。
点S1及びS4の信号は、一部をそれぞれ遅延
線DL1及びDL2に供給する。抵抗器R1及びR
2は、反射を最小限にするように特性インピーダ
ンスで遅延線を終端するものである。このよう
に、点S3の信号は点S1の信号を遅延させた信
号であり、点S2の信号も同様に点S4の信号を
遅延させた信号である。
一方、点S1及びS2の信号をそれぞれダイオ
ードD5及びD6に加えて点S5の信号を形成す
る。同様に、点S3及びS4の信号をそれぞれダ
イオードD7及びD8に加えて点S6の信号を形
成する。ダイオードD5及びD6は、点S5の電
圧が点S1又はS2の電圧のどちらか低い方に追
従するように働く。遅延線の動作を無視すると、
点S5の信号は増幅器212の出力の全波整流信
号である。同様に、点S6の電圧は点S3及びS
4の電圧のうち低い方に追従する。
点S5及びS6の信号は、トランジスタQ9及
びQ10のエミツタで結合され、点S7の信号を
形成する。これらのトランジスタは、点S7の電
圧が点S5又はS6の電圧のどちらか高い方に追
従するように働く。
点S7の信号は、ラスタ走査表示装置に加えら
れたとき入力信号I1の波形表示を生じさせる映
像信号である。したがつて、点S7の電圧変化
は、ラスタが描き出されているとき、表示画面の
輝度の変化に相当する。点S7の信号は、ラスタ
表示装置に供給される前に、同期及びブランキン
グ情報を映像信号に加える混合回路208を通過
する。この混合(又は同期混合)回路は、周知の
ものである。混合回路208の映像信号出力は、
標準閉回路テレビジヨン・モニタのようなラスタ
走査表示装置の入力端に加えられる。ラスタ走査
表示装置は、周知のものである。
次に、第6図に示す回路により入力信号I1の
波形を表示するために必要な映像信号を作る動作
を説明する。
上述したように、増幅器212の出力は、任意
の時点において、表示上に描き出される現時点の
走査線の垂直位置に相当する電圧とその走査線上
の表示波形の電圧間の差に比例する電圧である。
ここで、2つの特別な場合を別個に考案する。第
1に、表示上に比較的より水平なトレースを生じ
ながら表示信号波形がゆつくりと変化する場合を
考察する。第2に、表示上にほぼ垂直なトレース
を生じながら表示信号波形が急速に変化する場合
を考察する。
第7図は、徐々に変化する入力信号を表示する
とき、回路の幾つかの点に現われる信号を示す波
形図である。第7図aは、増幅器212の一方の
入力端に供給される徐々に変化する入力信号I1
(実線)を示す。増幅教212の他方の入力端に
供給される垂直傾斜信号の隣接する2本(N番目
とN+1番目)の走査線に相当する電圧レベルを
水平な点線で示す。第7図b及びcは、2本の隣
接する走査線についてS1,S2,S3及びS4
点に現われる増幅212の出力を示す。徐々に変
化する波形の場合は、遅延線による遅れはここで
考える時間間隔に比較して非常に短いので、遅延
線の影響は無視できる。入力信号I1及びI2の
電圧がほぼ等しい(電圧差が小さい)とき、増幅
器212の出力は表示器に描き出される走査線と
表示波形の差電圧に比例する。しかし、電圧差が
大きくなると、増幅器212はクリツプ動作し、
その出力は入力信号の変化に応じて変化しなくな
る。第7図d及びeは、点S5,S6及びS7に
現われる信号を示す。簡単のため、ダイオードD
5〜D8によりなされる一定電圧シフトは図示し
ない。第7図d及びeで示す点S7の信号は、表
示波形が走査線と交差する表示上の点の信号に相
当し、入力信号I1及びI2が等しくなる点でピ
ークに達する。ピークの両側の信号レベルは、表
示点から隣接走査線への距離に応じて低下する。
特に、点S7の信号は、現に表示されている走査
線を基準として1本以上表示点から上又は下に離
れると最小になる。点S7の信号を混合器208
を介してラスタ表示装置に供給すると、走査線に
沿つた表示輝度は、最小から徐々に最大に移行
し、また徐々に最小に戻る。このような輝度のシ
エーデイング(修正)は、目障りな階段状歪又は
ジヤギーなしにラスタ表示上に入力信号I1の波
形を表示するのに効果的である。点S7で所望の
映像信号を得るため、増幅器212の利得は、第
7図に示す波形を形成するように選択しなければ
ならない。特に、増幅器212の好適な利得は、
増幅器202(第3図)の利得と同じであつて上
式(1)で表わされる。
増幅器212の利得が所望の値よりもかなり大
きければ、表示波形のほぼ水平部分は、滑らか且
つ連続的にはならず数珠玉状になる。しかし、増
幅器212の利得が所望の値よりも著しく低けれ
ば、表示波形のほぼ水平部分は広くなりすぎて鮮
明に表示されない。
次に、波形のほぼ垂直な部分を表示するために
補正映像信号を発生する動作について述べる。第
6図に示す回路の幾つかの点における代表的波形
を第8図に示す。第8図aの実線は、2つの垂直
過渡領域すなわち立上がりエツジ及び立下がりエ
ツジを有する入力信号I1を示す。第8図bは、
点S1,S2,S3及びS4における増幅器21
2の出力を示す。点S3及びS2の信号は、点S
1及びS4の信号の遅延信号である。遅延線DL
1及びDL2による遅延時間は、図中Δtで示され
る。第8図cは、S5及びS6の信号を表わす。
点S5の信号は、入力信号I1の立上がりエツジ
で立上がる幅Δtのパルスを有し、一方、点S6
の信号は、入力信号の立下がりエツジで立上がる
パルスを有する。第8図dは、点S5及びS6の
信号が結合され表示装置用の所望映像信号を発生
する点S7の信号を示す。表示上では、この走査
線は表示波形の立上がり及び立下がりエツジに対
応する点で輝度が上昇する。表示波形の輝度が上
がる立上がり及び立下がりエツジの幅は、遅延線
DL1及びDL2による遅延時間によつて決まる。
好適な実施例では、遅延は表示波形の立上がり及
び立下がりエツジを明るく表示する必要最小限度
に選択する。この遅延は、当業者には理解できる
ように、映像表示装置の帯域幅に依存するであろ
う。上述したように適切に設計した波形表示信号
発生装置によれば、表示波形は鮮明となり、中間
の傾斜領域のみならず水平及び垂直領域の輝度も
均一になる。更に、階段状歪及びジヤギーのよう
な表示の歪を最小限にする。
第9図は、表示波形のほぼ垂直部分を明瞭に示
す表示トレース幅を最小限とする波形表示信号発
生回路の第2の改良例を示す回路図である。この
回路は、遅延線を使用していないので、モノリシ
ツク集積回路用に適している。波形表示信号発生
器は、2個の入力信号I1及びI2を受け取る。
第6図の場合と同様に、入力信号は出力をクリツ
プ又はリミツトする差動増幅器212の入力端に
供給される。増幅器212は2つの出力を供給
し、その一方は非反転出力信号であり、他方は反
転出力信号である。非反転及び反転出力信号をそ
れぞれトランジスタQ10及びQ11に供給す
る。これらのトランジスタは、エミツタフオロワ
回路として動作する。エミツタフオロワ回路の出
力端のキヤパシタC1及びC2は、それぞれ点S
1′及びS2′でスルー・レート(Slew rate)を
制限する。エミツタフオロワ回路はエミツタ負荷
電流源i1及びi2がキヤパシタを放電させるよ
りも遥かに速くキヤパシタC1及びC2を充電で
きるので、点S1′及びS2′における電圧上昇時
間は増幅器212のステツプ状入力の不降時間よ
り短い。抵抗器R3及びR4は、キヤパシタC1
及びC2により引き起こされるエミツタフオロ
ワ・トランジスタQ10及びQ11の不安定性を
軽減するように、小抵抗値に選択される。点S
1′の信号をトランジスタQ12に供給し、一方、
点S2′の信号をトランジスタQ13に供給する。
トランジスタQ12及びQ13のエミツタ信号を
ダイオードD9及びD10に供給し、点S3′の
信号を形成する。点S3′の電圧は、点S1′又は
S2′の電圧のどちらか小さい方に追従する。点
S3′の信号は、増幅器212の出力の全波整流
値に近づく。点S3′の信号は、同期及びブラン
キング信号を加えて標準ラスタ型閉回路テレビジ
ヨン・モニタを動作させる混合回路208に供給
される。混合回路208の出力は映像信号であ
り、この映像信号を適当なラスタ型テレビジヨ
ン・モニタに加えて入力端に供給される繰返し信
号I1の波形をモニタに表示するようにする。
次に、第9図に示す回路が入力信号I1を表示
するのに必要な映像信号を作る動作について述べ
る。波形表示信号発生器は、表示波形のほぼ垂直
部分とは異なる動作で、表示波形のほぼ水平部分
の映像信号を形成する。以下、これらの動作モー
ドを別々に説明する。
上述したように、入力信号I1及びI2の電圧
差が小さいとき、増幅器212の差動出力電圧
は、任意時点において、表示上に描き出される表
示走査線と表示波形の電圧差に比例する。表示波
形のほぼ水平部分について、回路の幾つかの点に
おける電圧を時間の関数として第10図に示す。
第10図aの実線は、緩慢な立上がり電圧レベル
を有する入力信号I1を示す。第10図aの点線
は、特定の隣接する2本(N番目とN+1番目)
の表示走査線に相当する入力信号I2の電圧を示
す。第10図bは、点S1′及びS2′での同じ入
力信号に対する増幅器212の出力である。入力
信号I1が入力信号I2に交差する、すなわち入
力信号I2の電圧レベルに等しくなるとき、点S
1′及びS2′の電圧レベルは互いに等しくなる。
入力信号I1の電圧が徐々に入力信号I2の電圧
よりも正又は負になるに従い、点S1′及びS
2′の電圧差は大きくなり、やがてクリツプレベ
ルに到達する。第10図cは、点S1′及びS
2′の信号を結合した点S3′の信号を示す。点S
3′の電圧は、入力信号I1及びI2の電圧が等
しいとき最大に達し、入力信号I1,I2間の電
圧差の絶対値の関数で直線的に減少する。したが
つて、入力信号I1の表示波形が現に表示されて
いる走査線と交差するとき、点S3′の電圧は最
大となる。増幅器212の利得及びクリツプ特性
は、点S3′の電圧が次の走査線と入力信号I1
の表示波形が交差するまで直線的に減少し入力信
号I1の表示波形が次の走査線と交差したあと最
小となるように、選択される。したがつて、表示
される走査線の輝度は、最大に向つて直線的に増
加した後に再び最小に減少する。この走査線の輝
度変化は、正に、階段状歪及びジヤギーのような
表示の目障りを最小にして波形のほぼ水平部分を
表示するために必要なものである。増幅器212
の所望の利得は、第6図の増幅器212の利得と
同じであり、上述の式(1)で与えられる。増幅器2
12の利得が所望の値よりも相当に大きければ、
表示波形のほぼ水平部分は数珠玉状になり滑らか
にはならない。反面、増幅器212の利得が低す
ぎると、波形のほぼ水平部分は幅が広すぎで鮮明
でなくなる。
表示波形のほぼ垂直部分を表示するのに必要な
映像信号は、波形の水平部分に関する上述の方法
とは違つたやり方で作られる。第11図aの実線
は、ほぼ垂直の立上がり及び立下がりエツジを有
する入力信号I1を示し、点線は、特定の表示走
査線についての入力信号I2の電圧レベルを示
す。第11図bは、点S1′に現われる波形を示
す。波形の立上がりエツジはほぼ垂直であり、立
下がりエツジは電流源i1を通過するキヤパシタ
C1の放電により緩慢な過渡波形となる。同様
に、第11図cは、点S2′に現われる波形を示
す。この信号は、点S1′の信号を反転させたも
のであり、キヤパシタC2及び電流源i2の働き
で立上がりエツジよりも緩慢な立下がりエツジを
有する。第11図dは、点S1′及びS2′の信号
の結合により点S3′で生じる波形を示す。瞬間
的スパイク電圧が入力波形の立上がり及び立下が
りエツジで生じることに留意されたい。これは、
ラスタ型表示上でほぼ垂直なエツジを表示するた
めに必要な映像信号である。キヤパシタC1及び
C2の値は、表示波形のほぼ水平部分及び垂直エ
ツジの輝度と見かけのトレース幅とが釣り合つた
映像信号を生じるように、選択しなければならな
い。ほぼ水平及び垂直領域間の過渡波形を形成す
る表示波形部分については、上述した2つのモー
ドの動作が混合されて表示上に滑らかな過渡波形
を生じる。
以上、好適な実施例についてのみ説明したが、
本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形・変
更が可能であることは、当業者には明らかであろ
う。
(発明の効果) 本発明の波形表示信号発生器によれば、走査線
上の映像出力が隣接する走査線上の映像出力が0
に戻る位置で最大に達するので、傾斜波形をジヤ
ギーのない滑らかな線で表示することができる。
また、表示波形の垂直方向に急激に変化する部分
について、その輝度を増加させて鮮明に表示する
ようにすることもできる。したがつて、デジタル
表示において多量の計算をすることなく実際に近
い像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の波形表示信号発生器を用いた
表示装置を示すブロツク図、第2図は第1図の表
示装置に使用する公知の補間器を示すブロツク
図、第3図は本発明の波形表示信号発生器の概略
を示すブロツク図、第4図は第3図の信号発生器
の動作を説明するための波形図、第5図は本発明
の波形表示信号発生器の実施例を示す回路図、第
6図は本発明の波形表示信号発生器の他の実施例
を示す回路図、第7及び第8図は第6図の実施例
の入力端にそれぞれ傾斜波信号及び矩形波信号が
加えられたときの動作を説明するための波形図、
第9図は本発明の波形表示信号発生器の更に他の
実施例を示す回路図、第10及び第11図は第9
図の実施例の入力端にそれぞれ傾斜波信号及び矩
形波信号が加えられたときの動作を説明するため
の波形図である。 図において、202は差動型第1増幅器、20
4は絶対値回路、206は第2増幅器、208は
混合回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 繰返し信号をラスタ走査表示装置に表示する
    ための映像信号を発生する波形表示信号発生器に
    おいて、2つの入力端にそれぞれ表示される上記
    繰返し信号及び上記表示装置の走査線の位置を表
    わす信号が供給される差動型第1増幅器と、この
    第1増幅器の出力信号が供給され該信号の絶対値
    信号を作る絶対値回路と、この絶対値回路の出力
    信号が供給され該信号を反転してレベルシフトさ
    せる第2増幅器と、この第2増幅器の出力信号を
    同期信号及びブランキング信号と混合して映像信
    号を作る混合回路とを具えることを特徴とする波
    形表示信号発生器。
JP59009385A 1983-01-21 1984-01-20 波形表示信号発生器 Granted JPS59170773A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US06/459,845 US4540938A (en) 1983-01-21 1983-01-21 Displaying waveforms
US459845 1983-01-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59170773A JPS59170773A (ja) 1984-09-27
JPS642897B2 true JPS642897B2 (ja) 1989-01-19

Family

ID=23826349

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59009385A Granted JPS59170773A (ja) 1983-01-21 1984-01-20 波形表示信号発生器

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US (1) US4540938A (ja)
EP (1) EP0125372B1 (ja)
JP (1) JPS59170773A (ja)
CA (1) CA1223380A (ja)
DE (1) DE3469957D1 (ja)

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Also Published As

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DE3469957D1 (en) 1988-04-21
US4540938A (en) 1985-09-10
JPS59170773A (ja) 1984-09-27
CA1223380A (en) 1987-06-23
EP0125372A1 (en) 1984-11-21
EP0125372B1 (en) 1988-03-16

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