JPS642887Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来、間仕切り等に使用するパネルの上面に、
縁材を添設するには、下面開口するチヤンネル状
の縁材の水平片の下面要所に、下向係合片を一体
的に垂設するとともに、パネルの上面に、長手方
向を向く溝条を形成し、この溝条に、係合片を係
合することにより、横幅の異なる各種パネルに、
係合片の間隔の一定の一種類の縁材を取付けて、
量産しうるようにしていた。

しかし、このものは、係合片の垂設作業が面倒
であり、また縁材が、溝条に沿つて容易に移動す
るという欠点があつた。

さらに、運搬時に、縁材の開口部より突出する
係合片が、他物に触れて折損したり、人体に触れ
て、怪我をさせたりすることがあつた。

本考案は、上述の欠点を解消した上部縁材取付
装置に関するもので、以下、添付の図面に示す実
施例に基いて、具体的に説明する。

第１図は、本考案装置をもつて、上縁材１を上
面に取付けたパネル２を示すもので、３は、パネ
ル２のチヤンネル材よりなる枠体である。

枠体３の上方の水平枠杆４の水平片４ａの要所
には、複数の横長孔５が穿設されている。

６は、弾性材よりなる取付金具で、平面形が４
角部を孤状に切欠した水平板状の長方形をなし、
長手方向両端部が、下方に向かつて孤状に湾曲す
る取付片６ａの中央には、その短辺と平行をな
し、かつ下方を向くとともに、互いに平行をな
し、下端同士が連結された、横幅が上記長孔の長
さと等幅の、１対の係合片６ｂ，６ｂが、取付片
６ａより切起され、各係合片６ｂの下部には、外
方を向く係合突起６ｃが形成されている。

取付金具６は、縁材１に、第４図に示すよう
に、取付片６ａを弾性屈撓させて、縁材１の側端
開口部より、強制的に挿入することにより、ある
いは、第５図に示すように、取付片６ａを、縁材
１の長手方向に向けて、縁材１の下面開口部より
挿入した後、強制的に90゜回動させることにより、
取付片６ａの上面中央と短辺が、縁材１の内面に
圧接して、側方移動可能に取付けられている。

縁材１は、取付けた取付金具６の各係合片６ｂ
を、水平杆４の横長孔５の上方に位置させた後、
強制的に長孔５に挿入して、その側縁に各突起６
ｃを係合させることにより、パネル２に取付けら
れている。

上述の本考案装置によれば、加工の簡単な一種
類の縁材１と取付金具６をもつて、横幅の異なる
パネル２に対処することができ、しかも、パネル
２に取付けた縁材１は、みだりに側方移動するこ
とはない。

また、間仕切施工現場において、取付金具６を
縁材１に簡単に取付けられるので、取付金具６を
損傷したり、取付金具６により、人体に怪我をさ
せたりする恐れはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案装置の一実施例を備える間仕
切りの正面図、第２図は同じく要部の分解斜視
図、第３図は、第１図におけるＡ−Ａ線拡大縦断
面図、第４図は、取付金具装置の一方法を示す下
面図、第５図は、同じく他の方法を示す下面図で
ある。 １……縁材、２……パネル、３……枠体、４…
…水平枠杆、４ａ……水平片、５……横長孔、６
……取付金具、６ａ……取付片、６ｂ……係合
片、６ｃ……係合突起。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面適所に複数の孔が突設されたパネルと、 下面開口するチヤンネル状の縁材と、 弾性材よりなり、平面形が方形をなし、その両
   端部が下方に向かつて孤状に湾曲する取付片の中
   央より、互いに平行をなして下方に向かい、かつ
   横幅が、上記パネル上面の孔の長さより僅かに小
   寸の１対の係合片を垂設するとともに、各係合片
   の下部に、外方を向く係合突起を設けてなる係合
   金具、 とよりなり、前記取付金具の取付片を弾性屈撓
   させて、前記縁材内に側方移動可能にはめ込み、
   下方に突出する両係合片を、パネルの上面の前記
   孔に挿入して、その下縁に、前記係合突起を係合
   させるようにしたパネルにおける上部縁材取付装
   置。