JP6738199B2 - パネル連結構造 - Google Patents
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Description
そこで、出願人はより簡単にパネルを連結することが出来るように構成したローパーティションを開発した(特開2005−188166号)。
上記特開2005−188166号に係る「ローパーティション」は、複数枚のパネルを連結して構成されるローパーティションであって、素人であっても簡単に設置することが出来、コストも安くなる。
また、連結金具を固定しているネジが緩んだ場合など、パネルに何らかの外力が働くならばパネルの連結が外れてしまう虞がある。
本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、素人が短時間で手軽に設置出来ると共に、安定して設置できるパネルの連結構造を提供する。
また、連結金具は細長い板状で両先端にはツメを形成した係止片を設け、パネル上端の溝穴に係合している。さらに、係止片の幅はパネル上端の溝穴の幅寸法より大きく設定している。
ところで、両パネルに跨って配置した連結金具はパネル上端に形成している溝穴に係止片が嵌って両パネルは連結され、そして連結金具は必要に応じて連結具にてパネル上端に固定される。
ところで、パネルの連結形態としては、直線型連結、L型連結、T型連結、十字型連結があるが、上記連結金具と係合部材を組み合せて使うことで、パネルのあらゆる連結に対応することが可能となる。
ここで、連結金具の両先端にツメを形成した係止片の幅が、パネル上端に形成した溝穴寸法よりも大きく設定されている為に、パネルに何らかの外力が働いても係止片がパネル上端の溝穴から外れて連結金具が抜け落ちるといった現象を防止出来る。
本発明では使用する連結金具及び係合部材は1種類で済むので、ローパーティションのあらゆる連結形態においても組立て作業が煩雑になることなく対応可能である。
図3は隣り合って配列したパネル1,1の上端部を連結する為の連結金具6を示す実施例である。該連結金具6は細長い金属製板材であり、その両先端には係止片7,7を垂直下方へ曲げて形成し、上面部8には複数の開口穴9,9・・・を設けている。ここで、上記係止片7,7は上面部8から下方へ延びているが、その形状は概略L形を成し、先端には側方へ突出したツメ10,10を有している。
該係合部材11は同図に示すように、底部13から2本の係合片12,12が垂直に起立した形状としている。
そこで、隣り合って配列した両パネル1,1の縦桟下端に取付けたキャップに形成している溝穴に、上記係合片12,12が嵌ることでパネル下端部が互いに連結される。
また、該係合部材11の係合片12,12には突起を設け、パネルに何らかの外力が加わってもパネルが持ち上がって外れることを防止することが出来る。係合部材11は金属板を折り曲げて形成したものであるが、具体的な形状は限定しない。
同図に示す連結具14は一種のリベットであり、筒状の脚部16の上端にフランジ部15を設け、フランジ部15から脚部16にかけて貫通している穴にネジ部17が嵌り、該ネジ部17の上端には頭部18を有している。
連結金具6を所定の位置に配置し、パネル上端の横桟4に形成している取付け穴22に開口穴9を位置合わせして上記連結具14の脚部16を挿入する。
ここで、ネジ部17はハンマーなどの工具を使用することなく、頭部18を指で押圧するだけで脚部16に押し込まれ、各脚片20,20・・・が広がって固定されるように構成している。
なお、実施例においては連結具14をパネルの横桟4に固定している旨を説明しているが、レイアウト形態によってはパネルの縦桟3の上端に取付けているキャップ23に形成した開口穴24に挿入して固定する場合もある。
連結金具6は細長い金属製板材であり、その両先端にはツメ10,10を形成した係止片7,7を設けている。そして、パネル上端の横桟4,4には溝穴21,21・・が設けられ、上記係止片7,7は溝穴21,21に嵌って係止する。
連結金具6に設けた開口穴9,9・・・には4本の連結具14,14・・・が嵌っている。
パネル上端となる横桟4,4には取付け穴22,22が設けられ、縦桟3,3の上端に取付けたキャップ23,23の中央には開口穴24,24が設けられている。そこで、4本の連結具14,14・・・は取付け穴22,22とキャップ23,23の開口穴24,24に嵌って連結金具6を固定することが出来る。
係合部材11は床面に置かれ、この係合部材11の係合片12,12が隣り合うそれぞれのパネル1a,1bの縦桟3,3の下端に取付けたキャップ23,23の溝穴25,25に係合することで両パネル1a,1bの下端部が連結される。
上記連結金具6の一方側係止片7aはパネル1aの縦桟3aの上端に取付けたキャップ23aに設けている溝穴25aに係合し、他方側の係止片7bはパネル1bの横桟4bに設けている溝穴21bに係合することが出来る。
そこで、直線状に連結されるパネル1aとパネル1bは前記図6に示す連結構造が採用されて連結金具6aにて上端部が連結され、下端部は係合部材11aにて繋がれている。 また、L型に連結されるパネル1bとパネル1cは前記図7に示す連結構造が用いられている。
ところで、同図に示すように連結金具6が溝穴21に係合している状態では、溝穴21よりツメ10を形成した係止片7は溝穴の幅(溝長さ)からはみ出していて、互いに連結している一方のパネル1aが上方へ持ち上げられた場合、係止片7が溝穴21から離脱することは出来ない。
つまり、溝穴21の幅より係止片7の幅を大きく設定しているので、係止片7のツメ10が横桟4に当たってパネルの浮上を防止する。
2 ブラケット
3 縦桟
4 横桟
5 ボード
6 連結金具
7 係止片
8 上面部
9 開口穴
10 ツメ
11 係合部材
12 係合片
13 底部
14 連結具
15 フランジ部
16 脚部
17 ネジ部
18 頭部
19 スリット
20 脚片
21 溝穴
22 取付け穴
23 キャップ
24 開口穴
25 溝穴
26 脚
27 隙間
Claims (2)
- 複数枚のパネルを連結してローパーティションを構成するパネル連結構造であって、パネル上端にはパネルに跨って連結金具を配置し、該連結金具には開口穴を有すと共に両先端にはツメを形成した係止片を設け、該係止片をパネル上端に形成した溝穴に係合し、開口穴はパネル上端の横桟に設けている取付け穴に位置合わせした構造とし、該溝穴幅より係止片の幅を大きく設定し、そして、上記連結金具をパネル上端に固定する為に開口穴に嵌る連結具は、筒状の脚部上端にフランジ部を設け、フランジ部からスリットを介して形成した複数の脚片を有す脚部にかけて貫通している穴にはネジ部が嵌り、ネジ部上端には頭部を有した形態とし、上記頭部を押圧することで脚部の脚片が外方向へ拡張して固定されることを特徴とするパネル連結構造。
- 複数枚のパネルを連結してローパーティションを構成するパネル連結構造であって、隣り合うパネルは底部から起立する係合片を設けた係合部材にて連結され、パネルの縦桟下端に取付けたキャップには溝穴を形成し、該キャップの四隅には脚を突出することで両脚間に形成される隙間には床面に置かれた係合部材の底部が嵌ると共に起立した係合片は上記溝穴に嵌り、そして、パネルが持ち上げられた際に外れないように係合片には突起を設けたことを特徴とするパネル連結構造。
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JP2016104781A JP6738199B2 (ja) | 2016-05-26 | 2016-05-26 | パネル連結構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016104781A JP6738199B2 (ja) | 2016-05-26 | 2016-05-26 | パネル連結構造 |
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