JP6152979B2 - 天井材脱落防止機構及びこれを備えた吊り天井構造 - Google Patents

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Description

本発明は、天井材脱落防止機構及びこれを備えた吊り天井構造に関する。
従来、建物の天井部の構造として、吊り天井が多用されている。また、例えば図11に示すように、水平の一方向T1に所定の間隔をあけ、一方向T1に直交する他方向T2に延びて並設された複数のTバー(断面逆T型の天井材支持部材)1と、上端側を上階の床材(上部構造)等に固着し、下端側をTバー1に接続して配設された複数の吊りボルト(吊り部材)2と、一方向T1に隣り合うTバー1に架け渡すように配設されて天井面3aを形成する天井材(天井パネル)3とを備えて構成したライン天井、ライン型システム天井などと称する吊り天井構造Aがある(例えば、特許文献1参照)。
一方、このようなライン式の吊り天井構造Aなどにおいては、天井材3に大重量の設備機器を取り付けたり、天井材3に輻射パネルを用いることがあり、規模の大きな地震時に応答が大きくなって、大きな振り幅で横揺れるとともに周囲の壁などに衝突し、天井材3や設備機器に破損が生じるおそれがある。このため、従来、図11に示すように、上部構造などに上端側を接続し、下端側をTバー1に接続して補強ブレース4を設けるなどして、地震時の天井材3の横揺れを抑えるようにしている。
特開2005−350950号公報
しかしながら、上記従来の吊り天井構造Aにおいては、天井材3がその両側端部3bをTバー1に架け渡して支持するように配設されているが故に、補強ブレース4で天井材3の横揺れを抑えたとしても、地震時に、側端部3bがTバー1から外れ、天井材3が脱落しやすいという問題があった。また、Tバー1に変形や変位が生じることで、掛かり代を失って側端部3bがTバー1から外れ、天井材3が脱落するおそれがある。
このため、この種の吊り天井構造Aでは、その構成上、補強ブレース4の増設などによって横揺れを抑える手法が耐震改修の主流とされており、現状では天井材3の落下防止対策として有効な手法がなく、天井材3の落下を防止する手法の開発が強く望まれている。
本発明は、上記事情に鑑み、天井材の落下を容易に且つ確実に防止するための天井材落下防止機構及びこれを備えた吊り天井構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の天井材脱落防止機構は、建物の上部構造に吊り部材を介して吊り下げ支持され、水平の一方向に所定の間隔をあけ、前記一方向に直交する水平の他方向に延設される天井材支持部材と、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材に架設されて天井面を形成する板状の天井材とを備える吊り天井構造の天井材脱落機構であって、前記天井材支持部材は、上方に突設され、前記吊り部材が接続される接続部と、前記接続部の下端に繋がり、前記接続部から水平の前記一方向両側に延びる支持部とを備えて断面逆T字型に形成され、前記天井材は、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材の一対の支持部に両側端部をそれぞれ上載して架設され、前記側端部が上方に折れ曲がって突出する係止片を備えて形成されており、一対の第1側壁部と前記一対の第1側壁部の上端同士を繋ぐ第1連結部とを備えて略逆U字状に形成され、前記天井材支持部材の接続部を挿入して前記一対の第1側壁部の間に挟み込むように装着される第1保持金物と、一対の第2側壁部と前記一対の第2側壁部の上端同士を繋ぐ第2連結部とを備えて略逆U字状に形成され、前記天井材支持部材の接続部に装着した前記第1保持金物を前記一対の第2側壁部の間に挿入するとともに、前記第2側壁部と第1側壁部との間に前記天井材の係止片を挟み込んで保持するように装着される第2保持金物とを備えて構成されていることを特徴とする。
この発明においては、例えば輻射パネルのように、天井材(天井パネル)の側端部が係止片を備えてL字状に形成されており、断面逆T字型の天井材支持部材(Tバー)の上方に突出する接続部に第1保持金物を装着しておき、接続部と係止片との間に第1保持金物の第1側壁部が介在するように、天井材支持部材の掛かり代である支持部に天井材の側端部を上載して、隣り合う天井材支持部材の間に天井材を架設する。そして、天井材支持部材の接続部と接続部に装着した第1保持金物とを内包して一対の第2側壁部で挟み込むように第2保持金物を装着するとともに、第2側壁部と第1側壁部との間に天井材の係止片を挟み込むようにする。
これにより、第1保持金物と第2保持金物を順次天井材支持部材の接続部に装着するという簡易な操作で、隣り合う天井材支持部材の間に架設した天井材の側端部の係止片を第1保持金物と第2保持金物によって挟み込み、天井材の側端部を天井材支持部材に連結した状態で保持することが可能になる。
また、本発明の天井材脱落防止機構においては、前記第1保持金物の第1側壁部と前記第2保持金物の第2側壁部にそれぞれ貫通形成され、前記天井材支持部材に前記第1保持金物と前記第2保持金物を装着した状態で前記天井材支持部材の接続部に貫通形成された貫通孔に連通する固着手段挿通孔と、前記貫通孔と前記固着手段挿通孔に挿通して前記天井材支持部材に前記第1保持金物と前記第2保持金物を着脱可能に固着する固着手段とを備えていることが望ましい。
この発明においては、第1保持金物と第2保持金物を装着して天井材の側端部の係止片を挟み込んで保持するとともに、これら第1保持金物と第2保持金物のそれぞれの側壁部に貫通形成された固着手段挿通孔と天井材支持部材の接続部に貫通形成された貫通孔を連通させることができ、これら連通した固着手段挿通孔と貫通孔に、例えば、固着手段のボルトを挿通してナットを締結したり、固着手段のネジを螺入するなどして、第1保持金物と第2保持金物を天井材支持部材に着脱可能に固着することができる。
そして、このように固着手段を用いて第1保持金物と第2保持金物を天井材支持部材に固着することによって、第1保持金物と第2保持金物の側壁部で挟み込んだ天井材の側端部をより強固に天井材支持部材に連結した状態で保持することが可能になる。
さらに、本発明の天井材脱落防止機構において、前記第2保持金物は、前記一対の第2側壁部がそれぞれ、上端側から下端に向かうに従い漸次幅方向外側に傾斜する傾斜部を下端側に備えて形成され、前記第2保持金物を装着するとともに前記下端が前記天井材の裏面に当接するように形成されていることがより望ましい。
この発明においては、第2保持金物が、その側壁部の下端側に下端に向かうに従い漸次幅方向外側に傾斜する傾斜部を備えて形成され、下端を天井材の裏面に当接させて装着されるため、地震によって吊り天井構造に揺れが発生した際に、第2保持金物の側壁部の傾斜部の弾性変形力によって天井材を下方に押圧することができる。これにより、天井材の変形を抑え、第1保持金物と第2保持金物の側壁部で挟み込んだ天井材の側端部をより確実に天井材支持部材に連結した状態で保持することが可能になる。
本発明の天井材脱落防止機構は、建物の上部構造に吊り部材を介して吊り下げ支持され、水平の一方向に所定の間隔をあけ、前記一方向に直交する水平の他方向に延設される天井材支持部材と、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材に架設されて天井面を形成する板状の天井材とを備える吊り天井構造の天井材脱落機構であって、前記天井材支持部材は、上方に突設され、前記吊り部材が接続される接続部と、前記接続部の下端に繋がり、前記接続部から水平の前記一方向両側に延びる支持部とを備えて断面逆T字型に形成され、前記天井材は、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材の一対の支持部に両側端部をそれぞれ上載して架設され、前記側端部が上方に折れ曲がって突出する係止片を備えて形成されており、断面コ字状に形成され、下方に向けた開口部側から前記天井材支持部材の接続部の上端側に係合する係合部と、該係合部の下端から下方に向けて延びる第1側壁部とを備えた第1保持金物部と、断面コ字状に形成され、下方に向けた開口部側から前記天井材支持部材の接続部の上端側に係合する係合部と、該係合部の下端から下方に向けて延びる第2側壁部とを備えた第2保持金物部とを互いの前記係合部同士を繋げるように一体形成してなる保持金物を備え、前記天井材支持部材の接続部に前記第1保持金物部と前記第2保持金物部の係合部を係合させて前記保持金物を装着するとともに、側面視で、前記第1保持金物部の第1側壁部と前記第2保持金物部の第2側壁部の間に前記天井材の係止片が配されて保持されるように構成されていることを特徴とする。
この発明においては、断面逆T字型の天井材支持部材の接続部の上端側に第1保持金物部と第2保持金物部の係合部を係合させ、第1保持金物部の第1側壁部を天井材の係止片と天井材支持部材の接続部の間に差し込み、第2保持金物部の第2側壁部を天井材の係止片の外側に配するようにして保持金物を天井材支持部材に取り付ける。
このように保持金物を取り付けると、側断面視(側面視)で、第1保持金物部の第1側壁部と第2保持金物部の第2側壁部の間に天井材の係止片が挟み込まれるように配され、これら第1保持金物部と第2保持金物部によって天井材の係止片を保持することができる。
また、本発明の天井材脱落防止機構においては、前記保持金物の前記第1保持金物部の第1側壁部が前記保持金物の幅方向外側に凸で円弧状の第1クランプ部を備えて形成され、前記第2保持金物部の第2側壁部が前記保持金物の幅方向内側に凸で円弧状の第2クランプ部を備えて形成されていることが望ましい。
この発明においては、保持金物を取り付けるとともに、第1保持金物部の第1クランプ部と第2保持金物部の第2クランプ部がそれぞれ天井材の係止片を内外の逆方向に押圧し、それに伴い、第1保持金物部の第1側壁部と第2保持金物部の第2側壁部が弾性変形し、第1保持金物部の第1クランプ部と第2保持金物部の第2クランプ部から大きなクランプ力(押圧力)を天井材の係止片に作用させることができる。
これにより、保持金物を天井材支持部材の接続部に装着するという簡易な操作で、天井材の側端部の係止片を第1保持金物部と第2保持金物部によって挟み込むようにし、より強固に保持することが可能になる。
本発明の吊り天井構造は、建物の上部構造に吊り部材を介して吊り下げ支持され、水平の一方向に所定の間隔をあけ、前記一方向に直交する水平の他方向に延設される天井材支持部材と、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材に架設されて天井面を形成する板状の天井材とを備える吊り天井構造であって、前記天井材支持部材は、上方に突設され、前記吊り部材が接続される接続部と、前記接続部の下端に繋がり、前記接続部から水平の前記一方向両側に延びる支持部とを備えて断面逆T字型に形成され、前記天井材は、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材の一対の支持部に両側端部をそれぞれ上載して架設され、前記側端部が上方に折れ曲がって突出する係止片を備えて形成されており、上記のいずれかの天井材脱落防止機構を備えて構成されていることを特徴とする。
この発明においては、上記の天井材脱落防止機構の作用効果を得ることが可能になる。
本発明の天井材脱落防止機構及びこれを備えた吊り天井構造においては、第1保持金物と第2保持金物を順次天井材支持部材の接続部に装着するという簡易な操作で、隣り合う天井材支持部材の間に架設した天井材の側端部の係止片を第1保持金物と第2保持金物によって挟み込み、天井材の側端部を天井材支持部材に連結した状態で保持することが可能になる。
よって、本発明の天井材脱落防止機構及びこれを備えた吊り天井構造によれば、地震時に、天井材の側端部が天井材支持部材から外れ、天井材に脱落が生じることを容易に且つ確実に防止することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る天井材脱落防止機構及び吊り天井構造を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る天井材脱落防止機構の第1保持金物を示す斜視図である。 図2のX1−X1線矢視図である。 図2のX2−X2線矢視図である。 本発明の第1実施形態に係る天井材脱落防止機構の第2保持金物を示す斜視図である。 図5のX1−X1線矢視図である。 図5のX2−X2線矢視図である。 本発明の第2実施形態に係る天井材脱落防止機構及び吊り天井構造を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る天井材脱落防止機構の保持金物を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る天井材脱落防止機構の保持金物の変形例を示す斜視図である。 従来のライン型の吊り天井構造を示す斜視図である。
以下、図1から図7(及び図11)を参照し、本発明の第1実施形態に係る天井材脱落防止機構及びこれを備えた吊り天井構造について説明する。
図1(及び図11)に示すように、本実施形態の吊り天井構造Bは、例えば、クリーンルームのように、ファンフィルターユニット等の大重量の設備機器を設置したり、天井材3として輻射パネルが適用されるライン式の吊り天井の構造である。そして、この吊り天井構造Bは、水平の一方向T1に所定の間隔をあけ、一方向T1に直交する他方向T2に延びて並設された複数の天井材支持部材1と、上端側を上階の床材等の上部構造(建物の構造体)に接続し、下端側を天井材支持部材1に接続して配設された複数の吊りボルト(吊り部材)2と、一方向T1に隣り合う天井材支持部材1に架け渡すように配設されて天井面3aを形成する天井材(天井パネル)3と、上部構造に上端側を接続し、天井材支持部材1に下端側を接続して斜設された補強ブレース4と、天井材3の脱落を防止するための天井材脱落防止機構10を備えて構成されている。
本実施形態において、天井材支持部材1は、上方に突設され、吊りボルト2の下端が接続される接続部1aと、接続部1aの下端に繋がり、接続部1aから水平の一方向T1両側に延びる支持部1bとを備えて断面逆T字型に形成されている。すなわち、本実施形態では、Tバーが天井材支持部材1として使用されている。
また、天井材3は、一方向T1に隣り合う天井材支持部材1の一対の支持部1bに両側端部3bをそれぞれ上載して架設されている。さらに、この天井材3の側端部3bが上方に折れ曲がって突出する係止片3cを備えてL字状に形成されている。
一方、本実施形態の天井材脱落防止機構10は、図1に示すように、第1保持金物11と第2保持金物12とを備えて構成されている。
第1保持金物11は、図2から図4に示すように、一対の平板状の第1側壁部11aと一対の第1側壁部11aの上端同士を繋ぐ第1連結部11bとを備えて略逆U字状に形成されている。また、第1保持金物11の一対の第1側壁部11aにはそれぞれ、所定位置に固着手段挿通孔11cが貫通形成されている。
第2保持金物12は、図5から図7に示すように、一対の第2側壁部12aと一対の第2側壁部12aの上端同士を繋ぐ第2連結部12bとを備えて略逆U字状に形成されている。また、本実施形態の第2保持金物12は、一対の第2側壁部12aがそれぞれ、上端側から下端12cに向かうに従い漸次幅方向外側に傾斜する傾斜部12dを下端側に備えて形成されている。さらに、第2保持金物12の一対の第2側壁部12aにはそれぞれ、所定位置に固着手段挿通孔12eが貫通形成されている。
そして、上記構成からなる本実施形態の天井材脱落防止機構10は、図1に示すように、まず、断面逆T字型の天井材支持部材1の上方に突出する接続部1aに、この接続部1aを挿入して一対の第1側壁部11aの間に挟み込むように第1保持金物11を装着する。
次に、係止片3cを備えてL字状に形成された側端部3bを、天井材支持部材1の掛かり代である支持部1bに上載し、一方向T1に隣り合う天井材支持部材1の間に天井材3を架設する。このように天井材3を架設した段階で、天井材支持部材1の接続部1aと天井材3の係止片3cとの間に第1保持金物11の第1側壁部11aが介在する。
次に、天井材支持部材1の接続部1aに装着した第1保持金物11を一対の第2側壁部12aの間に挿入するとともに、第2側壁部12aと第1側壁部11aとの間に天井材3の係止片3cを挟み込むように第2保持金物12を装着する。このとき、第2保持金物12を所定位置まで装着すると、その下端12cが天井材3の裏面3dに当接する。
さらに、第2保持金物12を所定位置まで装着した状態で、第1保持金物11の第1側壁部11aと第2保持金物12の第2側壁部12aにそれぞれ貫通形成された固着手段挿通孔11c、12eが天井材支持部材1の接続部1aに貫通形成された貫通孔1cを通じて連通する。そして、本実施形態では、このように連通した第1保持金物11と第2保持金物12の固着手段挿通孔11c、12eと天井材支持部材1の貫通孔1cに固着手段のボルト13を挿通してナットを締結したり、固着手段のネジを螺着して、天井材支持部材1に第1保持金物11と第2保持金物12を着脱可能に固着する。
そして、本実施形態の天井材脱落防止機構10及び吊り天井構造Bにおいては、上記のように、例えば輻射パネルのように、天井材3の側端部3bが係止片3cを備えてL字状に形成されており、断面逆T字型の天井材支持部材(Tバー)1の上方に突出する接続部1aに第1保持金物11を装着しておき、接続部1aと係止片3cとの間に第1保持金物11の第1側壁部11aが介在するように、天井材支持部材1の掛かり代である支持部1bに天井材3の側端部3bを上載して、隣り合う天井材支持部材1の間に天井材3を架設する。そして、天井材支持部材1の接続部1aと接続部1aに装着した第1保持金物11とを内包して一対の第2側壁部12aで挟み込むように第2保持金物12を装着するとともに、第2側壁部12aと第1側壁部11aとの間に天井材3の係止片3cを挟み込むようにする。
これにより、第1保持金物11と第2保持金物12を順次天井材支持部材1の接続部1aに装着するという簡易な操作で、隣り合う天井材支持部材1の間に架設した天井材3の側端部3bの係止片3cを第1保持金物11と第2保持金物12によって挟み込み、天井材3の側端部3bを天井材支持部材1に連結した状態で保持することが可能になる。
よって、本実施形態の天井材脱落防止機構10及びこれを備えた吊り天井構造Bによれば、地震時に、天井材3の側端部3bが天井材支持部材1から外れ、天井材3に脱落が生じることを容易に且つ確実に防止することが可能になる。
また、このとき、図1に示すように、天井材支持部材(Tバー)1の上端部分(ヘッド)が拡幅形成されているため、この天井材支持部材1に第2保持金物12だけを装着した場合には隙間が生じ、天井材3をしっかりと保持することができず、天井材3が天井材支持部材1側に動いてしまう。
これに対し、本実施形態のように、第1保持金物11を天井材支持部材1に装着しておき、この第1保持金物11の上から第2保持金物12を装着するようにしたことで、第1保持金物11によって隙間をなくすことでき、すなわち、天井材支持部材1の位置決めを行うことができ、その上から第2保持金物12を装着するだけで、確実に天井材3の係止片3cを挟み込んで保持することができる。よって、地震時に天井材3が動いて天井材支持部材1から外れて脱落することを確実に防止することが可能になる。
また、本実施形態の天井材脱落防止機構10及び吊り天井構造Bにおいては、第1保持金物11と第2保持金物12を装着して天井材3の側端部3bの係止片3cを挟み込んで保持するとともに、これら第1保持金物11と第2保持金物12のそれぞれの側壁部11a、12aに貫通形成された固着手段挿通孔11c、12eと天井材支持部材1の接続部1aに貫通形成された貫通孔1cを連通させることができる。これにより、これら連通した固着手段挿通孔11c、12eと貫通孔1cに、例えば、固着手段のボルト13を挿通してナットを締結したり、固着手段のネジを螺入するなどして、第1保持金物11と第2保持金物12を天井材支持部材1に着脱可能に固着することができる。
そして、このように固着手段13を用いて第1保持金物11と第2保持金物12を天井材支持部材1に固着することによって、第1保持金物11と第2保持金物12の側壁部11a、12aで挟み込んだ天井材3の側端部3bをより強固に天井材支持部材1に連結した状態で保持することが可能になる。
さらに、本実施形態の天井材脱落防止機構10及び吊り天井構造Bにおいては、第2保持金物12が、その側壁部12aの下端側に下端12cに向かうに従い漸次幅方向外側に傾斜する傾斜部12dを備えて形成され、下端12cを天井材3の裏面3dに当接させて装着される。このため、地震によって吊り天井構造Bに揺れが発生した際に、第2保持金物12の側壁部12aの傾斜部12dの弾性変形力によって天井材3を下方に押圧することができる。これにより、天井材3の変形を抑え、第1保持金物11と第2保持金物12の側壁部11a、12aで挟み込んだ天井材3の側端部3bをより確実に天井材支持部材1に連結した状態で保持することが可能になる。
さらに、第2保持金物12が下端側に傾斜部12dを備えていることにより、一対の第2側壁部12aの下端12c側の間隔が大きくなるため、これら一対の第2側壁部12aの間に、天井材支持部材1の接続部、第1保持金物11、天井材3の係止片3cを容易に挿入して第2保持金物12を装着することが可能になる。
以上、本発明に係る天井材脱落防止機構及びこれを備えた吊り天井構造の第1実施形態について説明したが、本発明は上記の第1実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、第2保持金物12が傾斜部12dを備えて形成されているものとしたが、第2保持金物12は、必ずしも傾斜部12dを備えて形成することに限定しなくてもよい。
また、第1保持金物11と第2保持金物12に固着手段挿通孔11c、12eを形成し、固着手段13を用いてこれら金物11、12を天井材支持部材1に固着するものとしたが、第1保持金物11と第2保持金物12をそれぞれ天井材支持部材1の接続部1aに装着して天井材3の係止片3cを保持するようにしてもよい。
次に、図8、図9(及び図11)を参照し、本発明の第2実施形態に係る天井材脱落防止機構及びこれを備えた吊り天井構造について説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態と同様、保持金具をTバーの天井材支持部材1に取り付けるとともに、天井材3の側端部3bに上方に折れ曲がって突出形成された係止片3cを保持することで、天井材3の脱落を防止するための天井材脱落防止機構が構成される。よって、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成に対して同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の天井材支持部材1は、吊りボルト2の下端が接続される接続部1aと、接続部1aの下端に繋がる支持部1bとを備えて断面逆T字型に形成されたTバーである。
また、天井材3は、その側端部3bが上方に折れ曲がって突出する係止片3cを備えてL字状に形成され、隣り合う天井材支持部材1の一対の支持部1bに両側端部3bをそれぞれ上載して架設されている。
一方、本実施形態の天井材脱落防止機構15は、図8及び図9に示すように、概略第1実施形態で示した1つ第1保持金物11と2つの第2保持金物12とを一体に形成したような保持金物16を備えて構成されている。
具体的に、まず、この保持金物16は、図8及び図9に示すように、中央に配設された1つの第1保持金物部17と、第1保持金物部17の両側にそれぞれ一体に配設された2つの第2保持金物部18とを備えて構成されている。
そして、第1保持金物部17は、断面コ字状に形成され、下方に向けた開口部側から断面逆T字型の天井材支持部材1の上方に突出する接続部1aの上端側を挿入させるとともに、この接続部1aの上端側に係合する係合部17aと、係合部17aの両下端からそれぞれ、下方に向けて延びる一対の第1側壁部17bとを備えて、断面逆U字状に形成されている。
また、第1保持金物部17の係合部17aは、平板状の一対の側部17cと一対の側部17cの上端同士を繋ぐ連結部17dを備えて断面コ字状に形成されている。そして、この第1保持金物部17の係合部17aの一対の側部17cにはそれぞれ、所定位置に固着手段挿通孔17fが貫通形成されている。
第2保持金物部18は、断面コ字状に形成され、下方に向けた開口部側から断面逆T字型の天井材支持部材1の上方に突出する接続部1aの上端側を挿入させるとともに、この接続部1aの上端側に係合する係合部18aと、係合部18aの両下端にそれぞれ上端を接続して下方に向けて延びる一対の第2側壁部18bとを備えて、断面逆U字状に形成されている。
また、第2保持金物部の係合部18aは、第1保持金物部17の係合部17aと同様、平板状の一対の側部18cと一対の側部18cの上端同士を繋ぐ連結部18dを備えて断面コ字状に形成されている。そして、第2保持金物部18は、第1保持金物部17と、互いの係合部17a、18aの側部17c、18cと連結部17d、18dの側端同士を一体に繋ぐようにし、第1保持金物部17を間にそれぞれ配設されている。
また、第2保持金物部18の第2側壁部18bは、その下端が第2側壁部18bの上端及び第1保持金物部17の第1側壁部17bの下端よりも幅方向(T1)外側に配されるように形成されている。
さらに、本実施形態において、第1保持金物部17の第1側壁部17bは、その上端と下端の間に、幅方向(T1)外側に凸で円弧状の第1クランプ部17eを備えて形成されている。また、第2保持金物部18の第2側壁部18bは、その上端と下端の間に、幅方向(T1)内側に凸で円弧状の第2クランプ部18eを備えて形成されている。さらに、本実施形態において、保持金物16は、装着前の状態の側断面視(図9)で、第1クランプ部17eと第2クランプ部18eの互いの一部が重なり合うように形成されている。
上記構成からなる本実施形態の天井材脱落防止機構15を備えた吊り天井構造Cでは、図8に示すように、係止片3cを備えてL字状に形成された側端部3bを、天井材支持部材1の掛かり代である支持部1bに上載し、一方向T1に隣り合う天井材支持部材1の間に天井材3を架設する。このとき、天井材3の係止片3cと天井材支持部材1の接続部1aの間に所定の隙間を設けるようにして、天井材3を天井材支持部材1の支持部1bに上載する。
そして、本実施形態の天井材脱落防止機構15では、第1保持金物部17と2つの第2保持金物部18を一体に備えてなる保持金物16を、断面逆T字型の天井材支持部材1の上方に突出する接続部1aを保持金物16の第1保持金物部17と2つの第2保持金物部18に挿入し、接続部1aの上端側に第1保持金物部17と2つの第2保持金物部18の係合部17a、18aを係合させる。
このとき、第1保持金物部17の第1側壁部17bを天井材3の係止片3cと天井材支持部材1の接続部1aの間に差し込み、第2保持金物部18の第2側壁部18bを天井材3の係止片3cの外側に配するようにして保持金物16を天井材支持部材1に取り付ける。
このように保持金物16を取り付けると、図8に示すように、側断面視(側面視)で、第1保持金物部17の第1側壁部17bと第2保持金物部18の第2側壁部18bの間に天井材3の係止片3cが挟み込まれるように配され、これら第1保持金物部17と第2保持金物部18によって天井材3の係止片3cを保持することができる。
また、天井材支持部材(Tバー)1の上端部分(ヘッド)が拡幅形成されていても、側断面視で、第1保持金物部17の第1側壁部17bによって隙間をなくし、天井材支持部材1の位置決めを行うことができ、第2保持金物部18の第2側壁部18bとともに、確実に天井材3の係止片3cを挟み込むようにして保持することができる。
これにより、保持金物16を天井材支持部材1の接続部1aに装着するという簡易な操作で、隣り合う天井材支持部材1の間に架設した天井材3の側端部3bの係止片3cを第1保持金物部17と第2保持金物部18によって挟み込むようにし、天井材3の側端部3bを天井材支持部材1に連結した状態で保持することが可能になる。
さらに、本実施形態の天井材脱落防止機構15においては、保持金物16の第1保持金物部17と第2保持金物部18のそれぞれの側壁部17b、18bに互いに逆向きの外側と内側に向く凸円弧状の第1クランプ部17e、第2クランプ部18eが形成されている。このため、保持金物16を取り付けるとともに、第1保持金物部17の第1クランプ部17eと第2保持金物部18の第2クランプ部18eがそれぞれ天井材3の係止片3cを内外の逆方向に押圧し、それに伴い、第1保持金物部17の第1側壁部17bと第2保持金物部18の第2側壁部18bが弾性変形し、第1保持金物部17の第1クランプ部17eと第2保持金物部18の第2クランプ部18eから大きなクランプ力(押圧力)を天井材3の係止片3cに作用させることができる。
これにより、保持金物16を天井材支持部材1の接続部1aに装着するという簡易な操作で、天井材3の側端部3bの係止片3cを第1保持金物部17と第2保持金物部18によって挟み込むようにし、より強固に保持することが可能になる。
また、保持金物16を天井材支持部材1に装着するとともに、第2保持金物部18の第2側壁部18bの下端が天井材3の裏面3dに当接する。このため、地震によって吊り天井構造Cに揺れが発生した際に、第2保持金物部18の側壁部18bの弾性変形力によって天井材3を下方に押圧することができる。これにより、天井材3の変形を抑え、第1保持金物部17と第2保持金物部18の側壁部17b、18b0で挟み込むようにした天井材3の側端部3bをより確実に天井材支持部材1に連結した状態で保持することが可能になる。
さらに、保持金物16を所定位置まで装着した状態で、第1保持金物部17の係合部17aの側部17cに貫通形成された固着手段挿通孔17fが天井材支持部材1の接続部1aに貫通形成された貫通孔1cを通じて連通する。これにより、本実施形態においても、第1実施形態と同様、連通した保持金物16の固着手段挿通孔17fと天井材支持部材1の貫通孔1cに固着手段13のボルトを挿通してナットを締結したり、固着手段13のネジを螺着して、天井材支持部材1に保持金物16を着脱可能に固着することができる。そして、このように固着手段13を用いて保持金物16を天井材支持部材1に固着することによって、保持金物16の側壁部17b、18bで挟み込んだ天井材3の側端部3bをより強固に天井材支持部材1に連結した状態で保持することが可能になる。
よって、本実施形態の天井材脱落防止機構15及びこれを備えた吊り天井構造Cにおいても、第1実施形態と同様、地震時に、天井材3の側端部3bが天井材支持部材1から外れ、天井材3に脱落が生じることを容易に且つ確実に防止することが可能になる。
以上、本発明に係る天井材脱落防止機構及びこれを備えた吊り天井構造の第2実施形態について説明したが、本発明は上記の第2実施形態に限定されるものではなく、第1実施形態の変更例を含め、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、天井材脱落防止機構15である保持金物16の第1保持金物部17と第2保持金物部18がそれぞれ、断面コ字状の係合部の両下端に上端を接続した一対の第1側壁部17bと一対の第2側壁部18bを備えて形成されているものとしたが、例えば吊り天井構造(天井部)Cの端部側に装着する保持金物16は、図10に示すように、第1保持金物部17と第2保持金物部18がそれぞれ、断面コ字状の係合部17a、18aの一方の下端に上端を接続した一つの第1側壁部17bと一つの第2側壁部18bを備えて形成されていてもよい。
1 天井材支持部材(Tバー)
1a 接続部
1b 支持部
1c 貫通孔
2 吊りボルト(吊り部材)
3 天井材(天井パネル)
3a 天井面
3b 側端部
3c 係止片
3d 裏面
4 補強ブレース
10 天井材脱落防止機構
11 第1保持金物
11a 第1側壁部
11b 第1連結部
11c 固着手段挿通孔
12 第2保持金物
12a 第2側壁部
12b 第2連結部
12c 下端
12d 傾斜部
12e 固着手段挿通孔
13 固着手段
15 天井材脱落防止機構
16 保持金物
17 第1保持金物部
17a 係合部
17b 第1側壁部
17c 側部
17d 連結部
17e 第1クランプ部
17f 固着手段挿通孔
18 第2保持金物部
18a 係合部
18b 第2側壁部
18c 側部
18d 連結部
18e 第2クランプ部
A 従来の吊り天井構造
B 吊り天井構造
C 吊り天井構造
T1 水平の一方向
T2 水平の他方向
T3 上下方向

Claims (6)

  1. 建物の上部構造に吊り部材を介して吊り下げ支持され、水平の一方向に所定の間隔をあけ、前記一方向に直交する水平の他方向に延設される天井材支持部材と、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材に架設されて天井面を形成する板状の天井材とを備える吊り天井構造の天井材脱落機構であって、
    前記天井材支持部材は、上方に突設され、前記吊り部材が接続される接続部と、前記接続部の下端に繋がり、前記接続部から水平の前記一方向両側に延びる支持部とを備えて断面逆T字型に形成され、
    前記天井材は、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材の一対の支持部に両側端部をそれぞれ上載して架設され、前記側端部が上方に折れ曲がって突出する係止片を備えて形成されており、
    一対の第1側壁部と前記一対の第1側壁部の上端同士を繋ぐ第1連結部とを備えて略逆U字状に形成され、前記天井材支持部材の接続部を挿入して前記一対の第1側壁部の間に挟み込むように装着される第1保持金物と、
    一対の第2側壁部と前記一対の第2側壁部の上端同士を繋ぐ第2連結部とを備えて略逆U字状に形成され、前記天井材支持部材の接続部に装着した前記第1保持金物を前記一対の第2側壁部の間に挿入するとともに、前記第2側壁部と第1側壁部との間に前記天井材の係止片を挟み込んで保持するように装着される第2保持金物とを備えて構成されていることを特徴とする天井材脱落防止機構。
  2. 請求項1記載の天井材脱落防止機構において、
    前記第1保持金物の第1側壁部と前記第2保持金物の第2側壁部にそれぞれ貫通形成され、前記天井材支持部材に前記第1保持金物と前記第2保持金物を装着した状態で前記天井材支持部材の接続部に貫通形成された貫通孔に連通する固着手段挿通孔と、
    前記貫通孔と前記固着手段挿通孔に挿通して前記天井材支持部材に前記第1保持金物と前記第2保持金物を着脱可能に固着する固着手段とを備えていることを特徴とする天井材脱落防止機構。
  3. 請求項1または請求項2に記載の天井材脱落防止機構において、
    前記第2保持金物は、前記一対の第2側壁部がそれぞれ、上端側から下端に向かうに従い漸次幅方向外側に傾斜する傾斜部を下端側に備えて形成され、前記第2保持金物を装着するとともに前記下端が前記天井材の裏面に当接するように形成されていることを特徴とする天井材脱落防止機構。
  4. 建物の上部構造に吊り部材を介して吊り下げ支持され、水平の一方向に所定の間隔をあけ、前記一方向に直交する水平の他方向に延設される天井材支持部材と、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材に架設されて天井面を形成する板状の天井材とを備える吊り天井構造の天井材脱落機構であって、
    前記天井材支持部材は、上方に突設され、前記吊り部材が接続される接続部と、前記接続部の下端に繋がり、前記接続部から水平の前記一方向両側に延びる支持部とを備えて断面逆T字型に形成され、
    前記天井材は、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材の一対の支持部に両側端部をそれぞれ上載して架設され、前記側端部が上方に折れ曲がって突出する係止片を備えて形成されており、
    断面コ字状に形成され、下方に向けた開口部側から前記天井材支持部材の接続部の上端側に係合する係合部と、該係合部の下端から下方に向けて延びる第1側壁部とを備えた第1保持金物部と、
    断面コ字状に形成され、下方に向けた開口部側から前記天井材支持部材の接続部の上端側に係合する係合部と、該係合部の下端から下方に向けて延びる第2側壁部とを備えた第2保持金物部とを互いの前記係合部同士を繋げるように一体形成してなる保持金物を備え、
    前記天井材支持部材の接続部に前記第1保持金物部と前記第2保持金物部の係合部を係合させて前記保持金物を装着するとともに、側面視で、前記第1保持金物部の第1側壁部と前記第2保持金物部の第2側壁部の間に前記天井材の係止片が配されて保持されるように構成されていることを特徴とする天井材脱落防止機構。
  5. 請求項4記載の天井材脱落防止機構において、
    前記保持金物の前記第1保持金物部の第1側壁部が前記保持金物の幅方向外側に凸で円弧状の第1クランプ部を備えて形成され、
    前記第2保持金物部の第2側壁部が前記保持金物の幅方向内側に凸で円弧状の第2クランプ部を備えて形成されていることを特徴とする天井材脱落防止機構。
  6. 建物の上部構造に吊り部材を介して吊り下げ支持され、水平の一方向に所定の間隔をあけ、前記一方向に直交する水平の他方向に延設される天井材支持部材と、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材に架設されて天井面を形成する板状の天井材とを備える吊り天井構造であって、
    前記天井材支持部材は、上方に突設され、前記吊り部材が接続される接続部と、前記接続部の下端に繋がり、前記接続部から水平の前記一方向両側に延びる支持部とを備えて断面逆T字型に形成され、
    前記天井材は、前記一方向に隣り合う前記天井材支持部材の一対の支持部に両側端部をそれぞれ上載して架設され、前記側端部が上方に折れ曲がって突出する係止片を備えて形成されており、
    且つ請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の天井材脱落防止機構を備えて構成されていることを特徴とする吊り天井構造。
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