JPS641615Y2 - - Google Patents

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JPS641615Y2
JPS641615Y2 JP7527982U JP7527982U JPS641615Y2 JP S641615 Y2 JPS641615 Y2 JP S641615Y2 JP 7527982 U JP7527982 U JP 7527982U JP 7527982 U JP7527982 U JP 7527982U JP S641615 Y2 JPS641615 Y2 JP S641615Y2
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JP
Japan
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knocking
piezoelectric element
case
metal case
sensing member
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JP7527982U
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JPS58177843U (ja
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関のノツキングを圧電素子に
より電気的に検出するノツキング検出装置に関す
る。
内燃機関のシリンダ壁に金属ケースを固結し、
その内底面に、圧電素子からなる振動感知部材を
ボルト等で取付け、ノツキングの発生と共に圧電
素子を共振させて出力信号を生じさせ、その発生
を検出するノツキング検出装置は公知である。
しかるに従来の構造は圧電素子のアース電極を
前記金属ケースと電気的に接続して接地するいわ
ゆるボデイアースによるものであるため、金属ケ
ースは真のアース電位に対してポテンシヤルを持
つているからこの間に電位差を生じ、この電位差
が圧電素子からノツキングとともに発生する出力
信号に重畳して雑音を起こす欠点があつた。
そこで第3図に示すように、金属ケースaの内
底面に絶縁板bを敷設し、さらに振動感知部材c
をボルトdによつて支持した金属性支持板eを前
記絶縁板b上に載置して、金属ケースa内に嵌装
した押え蓋fの側端縁で該支持板eを絶縁板b側
へ押しつけると共に、圧電素子gの上下面電極
h,iを、押え蓋f上面に嵌着してケースaと絶
縁した端子j,hに夫々接続して構成したノツキ
ング検出装置が考案され、本出願人によつて既に
出願がなされた。
ところで、ノツキングによる衝撃波はケースa
の取付ねじから絶縁板b、支持板eを介して振動
感知部材に伝達されるが、前記構成は絶縁板b及
び支持板eが金属ケースaと一体化していない。
従つて押え蓋fによる押圧のみでは前記各部品
は緊密に接合し得ず、また各部品の膨張係数が異
なることからエンジンの熱による影響によつて、
各部品間に緩みを生じやすい。このため、衝撃波
が各部品の接合面で緩衝されて、出力信号のS/
N比の低下を招く。
本考案は、かかる知見に基づいて、圧電素子の
接地電極をボデイアースすることの弊害を除去す
るとともにS/N比の低下を防止するようにした
ノツキング検出装置の提供を目的とするものであ
つて内燃機関のシリンダ壁に固結する金属ケース
の内底面に、上面に螺子孔を形成した絶縁性支持
体を螺着又は圧入等によつて固結し、金属薄板上
に圧電素子を接合してなるノツキング周波数と略
等しい共振周波数を有する振動感知部材を、その
中心に通したボルトで前記支持体の螺子孔に螺合
して支持体上に支持すると共に、前記圧電素子の
上下面電極を金属ケースと絶縁された端子に夫々
接続した構成により、絶縁性支持体を金属ケース
aと一体化したものである。
本考案の一実施例を添付図面について説明す
る。
2は、内部空隙を円筒状にし、その内周側に装
着溝面3を形成した外周六角形の金属ケースであ
つて、その下面に突設した取付ねじ4を内燃機関
のシリンダ壁1に設けた雌螺子に螺合して該壁1
に固結する。前記ケース2の内底面中心には螺子
孔5を設ける。
7は、下部に前記螺子孔5に螺合する雄螺子8
を有し、そのねじ頭9の中心に螺子孔10を形成
したプラスチツク等の絶縁材料によつてなる支持
体である。また、11は円板状の金属薄板12上
に、上下面に電極13a,13bを有するリング
状の圧電素子12を接合してなる振動感知部材で
あつて、その共振周波数を5〜10kHzの周波数帯
域にあるノツキング周波数と合致させる。該感知
部材11は、前記薄板12の中心孔12aの上下
面に座金14,14を当てて該孔にボルト15を
通し、さらにスペースナツト16を下方から螺着
してからそのねじ部を前記支持体7の螺子孔10
に螺合することによつて支持体の上に支持する。
前記ボルト15の頭部と上部座金14間にはアー
ス用の電極板17を締着する。
18は外径を金属ケース2の内径と等しくした
伏カツプ状のプラスチツク製蓋体であつて、その
周側壁19をケース2の装着溝面3に嵌合し、該
ケースの上部周縁に設けた薄肉縁2aを内方へか
しめて該蓋体18を脱出不能にケース2内に収納
する。
前記蓋体18の上壁面にはアース端子20と、
出力端子21とが挿嵌されており、アース端子2
0は前記ボルト15に取付けた電極板17と接続
し、出力端子21は圧電素子12の出力側電極1
3aと接続する。
本実施例は前記構成になり、金属薄板12は支
持体7により金属ケース2と絶縁され、圧電素子
12の下面のアース電極10bは前記薄板12、
座金14及び電極板17を介して蓋体18により
金属ケース2と絶縁されたアース端子20と接続
される。
前記実施例の作用を説明する。エンジン燃焼室
内でノツキングが起こると、その衝撃波はシリン
ダ壁1に機械的振動として伝わり、該壁1に取付
ねじ3によつて螺着した金属ケースにノツキング
固有の振動数と略等しい振動を生ずる。
このため該振動が支持体7を介してケース2内
部の振動感知部材11に伝達し、ボルト15を中
心としてその周部を揺動する。而て、振動感知部
材11の共振周波数はノツキング周波数と略等し
く設定してあるから該部材11は共振し、圧電素
子12はよく歪み、出力側電極13aとアース電
極13b間に電位差を生じ、この信号電圧が出力
端子21から得られる。このときアース電極13
bはボデイアースによらないため真のアース電位
となつており、雑音の少ない出力信号が得られ
る。
本考案は前記に詳述したように、金属ケース2
の内底面に、上面に螺子孔10を形成した絶縁性
支持体7を螺着又は超音波圧入等によつて固結
し、振動感知部材11の中心を通るボルト15を
前記螺子孔10に螺合して振動感知部材11を支
持体7上に支持したから、金属ケース2と支持体
7間に温度の影響等によつて緩みを生じず、この
ためノツキングの衝撃波は部品間の接合部で緩衝
されることなく振動感知部材11に伝幡する。
而て、圧電素子12から得られる出力信号に
S/N比の低下を生ずることなく、ボデイアース
によらないで接地することができて、ボデイアー
スによつて生ずる金属ケース2又は他の異金属と
アース電極13b間に生ずる電位差による出力信
号への雑音の重畳を阻止でき、クリアーな出力信
号を取出せてノツキング検出を正確に施し得る等
の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例を示し、第1図
は縦断側面図、第2図は第1図A−A線断面図、
第3図は比較する他のノツキング検出装置の縦断
側面図である。 2……金属ケース、7……絶縁性支持体、11
……振動感知部材、12……圧電素子、20,2
1……端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関のシリンダ壁に固結する金属ケースの
    内底面に、上面に螺子孔を形成した絶縁性支持体
    を螺着又は圧入等によつて固結し、金属薄板上に
    圧電素子を接合してなるノツキング周波数と略等
    しい共振周波数を有する振動感知部材を、その中
    心に通したボルトで前記支持体の螺子孔に螺合し
    て支持体上に支持すると共に、前記圧電素子の上
    下面電極を金属ケースと絶縁された端子に夫々接
    続したことを特徴とする内燃機関のノツキング検
    出装置。
JP7527982U 1982-05-21 1982-05-21 内燃機関のノツキング検出装置 Granted JPS58177843U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7527982U JPS58177843U (ja) 1982-05-21 1982-05-21 内燃機関のノツキング検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7527982U JPS58177843U (ja) 1982-05-21 1982-05-21 内燃機関のノツキング検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58177843U JPS58177843U (ja) 1983-11-28
JPS641615Y2 true JPS641615Y2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=30084647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7527982U Granted JPS58177843U (ja) 1982-05-21 1982-05-21 内燃機関のノツキング検出装置

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JP (1) JPS58177843U (ja)

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JPS58177843U (ja) 1983-11-28

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