JPH02659Y2 - - Google Patents

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JPH02659Y2
JPH02659Y2 JP20268583U JP20268583U JPH02659Y2 JP H02659 Y2 JPH02659 Y2 JP H02659Y2 JP 20268583 U JP20268583 U JP 20268583U JP 20268583 U JP20268583 U JP 20268583U JP H02659 Y2 JPH02659 Y2 JP H02659Y2
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JP
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piezoelectric element
inner cavity
weight
piezoelectric
internal combustion
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JP20268583U
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関のシリンダー壁等に取付け
て、内燃機関内で発生するノツキング等を圧電素
子により電気的に検出する内燃機関の圧電ピツク
アツプ装置に関する。
内燃機関のシリンダー壁等に装着ケースを固結
し、その内空部底面に圧電素子を、その上部に重
りを順次載置して、内空部底面に連結し、ノツキ
ング等の振動発生に伴う前記重りの加速度振動に
より前記圧電素子に歪を生じさせ、出力信号を発
生させて、該ノツキングを検出するようにした非
共振型の圧電ピツクアツプ装置は公知である。
ところで従来の内燃機関の圧電ピツクアツプ装
置は、第1,2図に示すように、装着ケースaの
内空部3bにスプリアスの抑制や気密を保持する
ためにゴム状の軟質エポキシ樹脂等のモールド材
eを充填して、圧電素子c及び重りdの周部を直
接覆うようにしていた。このため、温度によるゴ
ム弾性の変化、特に低温の場合におけるモールド
材の硬化によりセンサー特性が著しい影響を受け
る欠点があつた。
また第2図のように、蓋fにより内空部bの上
部開口を遮蔽するようにしたような密閉構造のも
のではモールド材eの体積変化を許容できないか
ら高温時の樹脂の膨張力により前記圧電素子c及
び重りdに余分な荷重が負荷され、温度特性に悪
影響をもたらしていた。すなわち前記第1,2図
いずれの構造のものも温度特性が悪いという欠点
があつた。
本考案は、前記従来欠点の除去を目的とするも
のであつて、下面に内燃機関のシリンダー壁等に
螺合する雄螺子を突設し、その本体に内空部を設
けてなる金属製装着ケースの、該内空部底面に圧
電素子を、その上部に重りを順次載置して、内空
部底面に連結するとともに、有天状剛性被覆筒を
前記圧電素子及び重りに外嵌し、さらに前記内空
部にモールド材を充填してなり、前記剛性被覆体
により、圧電素子及び重りを保護してモールド材
の硬化や体積変化による影響を阻止するようにし
たものである。
第3図について本考案の一実施例を説明する。
1は、下面に形成した雄螺子2を螺合して内燃
機関のシリンダー壁s等に取付けられる装着ケー
スであつて、その上方が開口した内空部3の底面
に設けられた螺子孔4に、取付け用螺子杆5の下
端を螺着して、前記取付け用螺子杆5を前記内空
部3内に立設する。
6は中央に透孔7を形成した上下面に電極を有
する環状の圧電素子であつて、該圧電素子を二
枚、中間に電極板8を介装して前記取付け用螺子
杆5に外嵌し、前記内空部3下面に乗載する。さ
らにその上に前記圧電素子4と同一外径の環状重
り9を、その内面に形成した雌螺子10を前記螺
子杆5に螺着することにより圧電素子6,6上に
配置する。
12は、本考案の要部に係る熱硬化性樹脂材等
の硬化の材料または、金属製材料等からなる有天
筒状の剛性被覆筒であつて、前記金属製材料によ
る場合には、その内面に絶縁層を形成する。該被
覆筒12の内径は前記圧電素子6,6、重り9を
緩く外嵌できるように定め、上部の圧電素子6及
び重り9に被せて内空部3の底面に乗載する。こ
のとき、前記電極板8と後記導電線15との電気
的接続を可能とするため、剛性被覆筒12の下端
部に導線引出し用の長孔13を形成する。
而て、装着ケース1の上端内面に嵌着した保持
金具14によつて支持された導電線15を長孔1
3を介して前記電極板8に接続した後、前記内空
部3内にエポキシ、シリコン等のモールド材16
を充填する。この取付状態において、上部の圧電
素子6の上面に形成された電極は重り9、螺子杆
5を介して、また下部の圧電素子6の下面に設け
られた電極は内空部3の底面に接触して、夫々装
着ケース1本体に電気的に接続されることにより
ボデイアースされ、電極板8から導電線15によ
つて圧電素子6,6に生じた出力電圧が取出され
る。
第4図は、低温時における特性を前記実施例の
値xと第1図に示す従来装置の値yとを比較した
グラフであつて、−40゜cの低温下において、電圧
定数g33=17.1×10-3Vm/Nで、形状が外径10φ、
内径5φ、厚さ3mmであるチタン酸ジルコン酸鉛
を圧電素子として二枚用いて第1図の従来装置と
第3図の実施例装置とを夫々構成し、1G(重力の
加速度)の一定加速で加振して、その周波数と出
力電圧との関係を計測したものである。
この結果、従来装置では、周波数に対応して出
力電圧の値にかなりバラ付きがあつた。しかるに
前記実施例装置の場合には、周波数の増大に対応
して出力電圧の変化はなだらかであつた。このこ
とから、本考案は、低温下でモールド材16が硬
化しても、前記剛性被覆筒12がモールド材16
の圧電素子6、重り9への影響を遮断し得るもの
であることを知見できた。
内空部3に蓋を被着して前記内空部3内を密閉
するようにしたセンサーの場合においても、高温
時の特性は、劣化することがなかつた。このこと
より、高温によつてモールド材16が膨張して
も、その影響を前記剛性被覆筒12が遮断し圧電
素子6、重り9を保護していることを知見し得
た。
本考案は前記実施例の説明によつて明らかにし
たように、金属製装着ケース1の内空部3底面に
順次載置して固定した圧電素子6、重り9を剛性
被覆筒12で覆つて保護するようにしたから、圧
電素子6、重り9への、内空部3に充填されるモ
ールド材16の硬度変化及び膨張収縮による影響
を阻止できて、圧電素子6の温度特性を著しく向
上し得る優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は従来のノツクセンサーの縦断側面
図、第3図は本考案の一実施例の縦断側面図、第
4図は低温下での温度特性を示すグラフである。 1……装着ケース、3……内空部、6……圧電
素子、9……重り、12……剛性被覆筒、16…
…モールド材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下面に内燃機関のシリンダー壁等に螺合する雄
    螺子を突設し、その本体に内空部を設けてなる金
    属性装着ケースの、該内空部底面に圧電素子を、
    その上部に重りを順次載置して、内空部底面に連
    結するとともに、有天状剛性被覆筒を前記圧電素
    子及び重りに外嵌し、さらに前記内空部にモール
    ド材を充填したことを特徴とする内燃機関の圧電
    ピツクアツプ装置。
JP20268583U 1983-12-27 1983-12-27 内燃機関の圧電ピツクアツプ装置 Granted JPS60118931U (ja)

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JP20268583U JPS60118931U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 内燃機関の圧電ピツクアツプ装置

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JP20268583U JPS60118931U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 内燃機関の圧電ピツクアツプ装置

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JPS60118931U JPS60118931U (ja) 1985-08-12
JPH02659Y2 true JPH02659Y2 (ja) 1990-01-09

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JPS60118931U (ja) 1985-08-12

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