JPS641463Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS641463Y2 JPS641463Y2 JP2712783U JP2712783U JPS641463Y2 JP S641463 Y2 JPS641463 Y2 JP S641463Y2 JP 2712783 U JP2712783 U JP 2712783U JP 2712783 U JP2712783 U JP 2712783U JP S641463 Y2 JPS641463 Y2 JP S641463Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- water
- bypass
- cooling water
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 9
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はエンジン冷却水がボトムバイパス型サ
ーモスタツトケースの底部のバイパスに抜ける際
に、サーモスタツトケース底部に衝突するために
起るキヤビテーシヨンによつて、破損することを
防止するサーモスタツト水路壁の形状に関するも
のである。
ーモスタツトケースの底部のバイパスに抜ける際
に、サーモスタツトケース底部に衝突するために
起るキヤビテーシヨンによつて、破損することを
防止するサーモスタツト水路壁の形状に関するも
のである。
エンジンのウオータジヤケツト内を通過して熱
を吸収した冷却水はウオータマニホルドを経由し
て、サーモスタツトケースに送られる。冷却水が
一定温度以上になると、サーモスタツトが上部バ
ルブを開いて、冷却水はラジエータに流れるが、
一定温度以下の場合は、上部バルブは閉じ下部バ
ルブが開いて、冷却水はラジエータをバイパスし
て直接冷却水ポンプ吸入口に流れることになる。
を吸収した冷却水はウオータマニホルドを経由し
て、サーモスタツトケースに送られる。冷却水が
一定温度以上になると、サーモスタツトが上部バ
ルブを開いて、冷却水はラジエータに流れるが、
一定温度以下の場合は、上部バルブは閉じ下部バ
ルブが開いて、冷却水はラジエータをバイパスし
て直接冷却水ポンプ吸入口に流れることになる。
サーモスタツトの取付け方に(a)インライン型、
(b)サイドバイパス型、(c)ボトムバイパス型等があ
るが本考案に関するものは(c)ボトムバイパス型で
あつて、しかも水流がケース底部の壁面に衝突を
起す場合に限られるが、サーモスタツト二連式
(第1図)はこれに相当する。
(b)サイドバイパス型、(c)ボトムバイパス型等があ
るが本考案に関するものは(c)ボトムバイパス型で
あつて、しかも水流がケース底部の壁面に衝突を
起す場合に限られるが、サーモスタツト二連式
(第1図)はこれに相当する。
第1図はサーモスタツトバルブを2組装備した
ケースの側面断面図である。1及び1′はサーモ
スタツトバルブで、その中心部の円筒2内のワツ
クスが一定温度以上になると膨脹して、円筒2が
下降し、上部弁3が上部ポート4を開くと同時に
下部弁5が下部ポート6を閉じ、一定温度以下の
時は上部バルブを閉じ下部バルブを開くものであ
る。ウオータマニホルドよりの熱された冷却水
は、入口7よりサーモスタツトケース内に入り、
円筒2が下がつている時は出口8よりラジエータ
へ流れ、円筒2が上つている時は、バイパス出口
9よりバイパスを通つて冷却水ポンプ吸入口に向
つて流れる。
ケースの側面断面図である。1及び1′はサーモ
スタツトバルブで、その中心部の円筒2内のワツ
クスが一定温度以上になると膨脹して、円筒2が
下降し、上部弁3が上部ポート4を開くと同時に
下部弁5が下部ポート6を閉じ、一定温度以下の
時は上部バルブを閉じ下部バルブを開くものであ
る。ウオータマニホルドよりの熱された冷却水
は、入口7よりサーモスタツトケース内に入り、
円筒2が下がつている時は出口8よりラジエータ
へ流れ、円筒2が上つている時は、バイパス出口
9よりバイパスを通つて冷却水ポンプ吸入口に向
つて流れる。
円筒2が上つて冷却水がバイパスに流れる場
合、下部ポート6及び6′を通過する。下部ポー
ト6及び6′の面積は構造上、上部ポート4及び
4′よりは相当小さく、下部ポート6及び6′を通
過する冷却水の流速は可成大となる。しかも下部
ポート6′の真下の水路壁10は従来下部ポート
6′に接近していたので、水流は真下水路壁10
に激突し、両側に別れて上昇し、下部ポート6及
び6′が設けられている板の下を内側に旋回しつ
つバイパス出口へと第2図に示す如く流れる。こ
の際真下水路壁10に於いてキヤビテーシヨンが
発生して侵蝕が著しく、ケースの破損を招くこと
があつた。
合、下部ポート6及び6′を通過する。下部ポー
ト6及び6′の面積は構造上、上部ポート4及び
4′よりは相当小さく、下部ポート6及び6′を通
過する冷却水の流速は可成大となる。しかも下部
ポート6′の真下の水路壁10は従来下部ポート
6′に接近していたので、水流は真下水路壁10
に激突し、両側に別れて上昇し、下部ポート6及
び6′が設けられている板の下を内側に旋回しつ
つバイパス出口へと第2図に示す如く流れる。こ
の際真下水路壁10に於いてキヤビテーシヨンが
発生して侵蝕が著しく、ケースの破損を招くこと
があつた。
この対策として下部ポート6′と真下水路壁1
0との間隔を大きくすることも考えられるが数糎
程度長くしても流速が低下することを期待するこ
とは出来ず、完全な対策とはなり得ない。
0との間隔を大きくすることも考えられるが数糎
程度長くしても流速が低下することを期待するこ
とは出来ず、完全な対策とはなり得ない。
本考案においては上記問題を解決するため、真
下水路壁部より下流に流れに沿つて断面が山状の
突起を設け、下部ポートを流れ出た水流が壁に衝
突せず壁面に沿つて旋回しつつバイパス出口へ流
れる様に構成するものである。
下水路壁部より下流に流れに沿つて断面が山状の
突起を設け、下部ポートを流れ出た水流が壁に衝
突せず壁面に沿つて旋回しつつバイパス出口へ流
れる様に構成するものである。
次に実施例を図について説明する。第3図は本
考案実施例のフランジ11より下部の側面断面
図、第4図はその正面B−B断面図である。本実
施例においては、下部ポート6′と真下水路壁1
0の間隔を従来より大きくすると同時に、真下水
路壁10上に流れに沿つた山状突起12を設け、
下部ポート6′を通過した水流が衝突することな
く、山状突起12の斜面に沿つて旋回しつつ、バ
イパス出口9に流れる様にしたものである。
考案実施例のフランジ11より下部の側面断面
図、第4図はその正面B−B断面図である。本実
施例においては、下部ポート6′と真下水路壁1
0の間隔を従来より大きくすると同時に、真下水
路壁10上に流れに沿つた山状突起12を設け、
下部ポート6′を通過した水流が衝突することな
く、山状突起12の斜面に沿つて旋回しつつ、バ
イパス出口9に流れる様にしたものである。
上記の如く本考案によれば、下部ポートの真下
水路壁に於けるキヤビテーシヨンは皆無となり、
従つて侵蝕がなくなつて、サーモスタツトケース
の取替の時間損失が減少し、又冷却水漏洩による
エンジン事故がなくなり、エンジンの寿命を長く
する効果もある。
水路壁に於けるキヤビテーシヨンは皆無となり、
従つて侵蝕がなくなつて、サーモスタツトケース
の取替の時間損失が減少し、又冷却水漏洩による
エンジン事故がなくなり、エンジンの寿命を長く
する効果もある。
第1図は従来のサーモスタツト2連装備のサー
モスタツトの側面断面図、第2図はそのフランジ
下部のA−A断面正面図、第3図は本考案実施例
のサーモスタツトケースのフランジより下部の側
面断面図、第4図はそのB−B正面断面図であ
る。 1及び1′:サーモスタツトバルブ、4及び
4′:上部バルブポート、6及び6′:下部バルブ
ポート、7:ウオータマニホルド側入口、8:ラ
ジエータ側出口、9:バイパス側出口、10:真
下水路壁、12:山状突起。
モスタツトの側面断面図、第2図はそのフランジ
下部のA−A断面正面図、第3図は本考案実施例
のサーモスタツトケースのフランジより下部の側
面断面図、第4図はそのB−B正面断面図であ
る。 1及び1′:サーモスタツトバルブ、4及び
4′:上部バルブポート、6及び6′:下部バルブ
ポート、7:ウオータマニホルド側入口、8:ラ
ジエータ側出口、9:バイパス側出口、10:真
下水路壁、12:山状突起。
Claims (1)
- エンジン冷却水のボトムバイパス型サーモスタ
ツトケースの下部バルブポートの真下水路壁に水
流に沿つて断面山状突起を設けたことを特徴とす
るサーモスタツトケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2712783U JPS59133727U (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | サ−モスタツトケ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2712783U JPS59133727U (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | サ−モスタツトケ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59133727U JPS59133727U (ja) | 1984-09-07 |
JPS641463Y2 true JPS641463Y2 (ja) | 1989-01-13 |
Family
ID=30158021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2712783U Granted JPS59133727U (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | サ−モスタツトケ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59133727U (ja) |
-
1983
- 1983-02-28 JP JP2712783U patent/JPS59133727U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59133727U (ja) | 1984-09-07 |
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