JPS641237Y2 - - Google Patents

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JPS641237Y2
JPS641237Y2 JP13221285U JP13221285U JPS641237Y2 JP S641237 Y2 JPS641237 Y2 JP S641237Y2 JP 13221285 U JP13221285 U JP 13221285U JP 13221285 U JP13221285 U JP 13221285U JP S641237 Y2 JPS641237 Y2 JP S641237Y2
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JP
Japan
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side chamber
chamber
fuel vapor
opening
central chamber
Prior art date
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JP13221285U
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JPS6242538U (ja
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Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、温度変化による燃料タンクの内圧上
昇を防ぐために、燃料(以下フユーエルという)
の蒸気(以下ベーパという)と液体とを分離し、
ベーパのみを大気開放するバルブフユーエルベー
パセパレータに関し、詳しくは大気開放口からの
泥などの異物の侵入を一層防止するバルブフユー
エルベーパセパレータに関するものである。
[従来の技術] 従来例えば第4図〜第7図に示すようなバルブ
フユーエルベーパセパレータが知られている。
このバルブフユーエルベーパセパレータは中央
室10と、中央室10と隣接する側室11とから
主として構成される。そして中央室10下部には
フユーエルタンクと連通する連通管12が設けら
れ、側室11下部には切欠部からなる大気開放口
13が設けられている。
中央室10と側室11は、中央室10と側室1
1の上部の境界壁に設けられたオリフイス孔14
によつてのみ連通し、連通管12から中央室10
へ導かれたフユーエルタンク内のベーパの圧力が
大気圧より高い場合には、ベーパはオリフイス孔
14を通じて側室11へ入り、大気開放口13よ
り大気中に放出される構成である。
又側室11内には複数の邪魔板15が設けら
れ、大気開放口13から侵入する水、泥などがオ
リフイス孔14へ向かうのを防止している。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来のバルブフユーエルベーパセパレ
ータでは、邪魔板15が存在するにもかかわら
ず、大気開放口13から侵入した水、泥などがオ
リフイス孔まで到達し、オリフイス孔が詰まつた
り、オリフイス孔から中央室10、連通管12を
通じてフユーエルタンク内へ異物が侵入したりす
る場合があつた。
本考案はこのような不具合に鑑みてなされたも
のであり、大気開放口からの異物の侵入を一層防
止するバルブフユーエルベーパセパレータを提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案のバルブフユーエルベーパセパレータ
は、中央室と、一端が該中央室と連通し他端が燃
料タンクに連通する連通管と、該中央室に隣接し
て設けられた側室と、該中央室上部と該側室上部
とを連通するオリフイス孔と、該側室下部に設け
られ、該オリフイス孔から該側室に吐出される燃
料蒸気を外部へ逃がす大気開放口と、を有するバ
ルブフユーエルベーパセパレータにおいて、該大
気開放口は、壁をへだてた該側室下方に形成さ
れ、該側室の下方へ開口する切欠部で該側室と連
通する管状部の一端開口で構成したことを特徴と
する。
中央室は連通管によりフユーエルタンクと連通
している。この連通管の数は1個でもよいし複数
個設けてもよい。そしてこの中央室には連通管を
通じてベーパ、液体フユーエルが出入りするよう
に構成される。
側室は中央室に隣接して設けられる。中央室と
側室とはそれぞれの上部でオリフイス孔によつて
のみ連通している。又、側室下部には大気開放口
が設けられ、フユーエルタンク内の内圧が高くな
つた場合に、ベーパは中央室からオリフイス孔を
介して側室に入り、大気開放口から大気中へ放出
されるように構成されている。
本考案の最大の特徴は大気開放口の構成にあ
る。
大気開放口は、泥など異物がオリフイス孔に到
達するのを防ぐために、オリフイス孔から遠い位
置に設けるのが望ましい。従つてオリフイス孔は
側室上部にあるので、大気開放口は側室の下部に
設けられる。
大気開放口は側室と壁をへだてた管状部の一端
開口で構成される。そして該管状部は側室の下方
へ開口する切欠部をもち、この切欠部により一端
開口は側室と連通し、大気開放口として働いてい
る。なお、切欠部は側室内への異物の侵入を防ぐ
ため、上向きとするのが望ましい。この管状部に
より一端開口から侵入する水、泥など異物の流れ
を整流し、異物の流れの側室へ入ろうとする動き
のベクトルを小さくしようとするものである。こ
の意味において管状部の切欠部から一端開口まで
の長さは、少なくとも5mmあることが望ましい。
5mmより短くなると上記異物の流れを整流する効
果が小さくなり、異物が側室内へ侵入する量が多
くなつて好ましくない。
なお側室内には、切欠部の上方に少なくとも一
枚の邪魔板を設けることが望ましい。この邪魔板
により側室内へ侵入した異物の上向きのベクトル
を規制し、かつ邪魔板により形成される迷路状通
路により、切欠部からオリフイス孔までの距離を
長くすることができ、異物がオリフイス孔に到達
するのを一層防ぐことが可能となる。
[考案の作用および効果] 本考案のバルブフユーエルベーパセパレータで
は、一端開口と切欠部とを結ぶ管状部により、一
端開口から侵入した水、泥などの流れが整流され
る。従つて水、泥などの流れの側室へ入ろうとす
るベクトルが小さくなり、従来のものに比べては
るかに異物の侵入を防止することが可能となる。
従つてオリフイス孔の詰まり、あるいはフユーエ
ルタンク内への異物の侵入が従来に増して一層防
止される。
[実施例] 以下具体的実施例により説明する。
第1図〜第3図に本考案の1実施例のバルブフ
ユーエルベーパセパレータを示す。このバルブフ
ユーエルベーパセパレータは、中央室1と、中央
室1の両側でフユーエルタンクに連通する連通管
2と、中央室1の左右両側および上方に形成され
た側室3と、左右両側の側室3の下部に形成され
た管状部4とから主として構成されている。中央
室1と側室3とはそれぞれの上部でオリフイス孔
5によつてのみ連通している。又側室3には、中
央室1と側室3とを区画する壁から、および側室
3と外部とを区画する壁から伸びる邪魔板6が形
成されている。
管状部4は、側室3外方両側へそれぞれ5mm以
上突出し、側室3内では管状部4の上部に切欠部
7が形成されている。そして管状部4の一端は大
気中に開放され、この一端および切欠部7により
側室3は大気に開放されている。
なおこのバルブフユーエルベーパセパレータ
は、ポリプロピレン樹脂等高分子材料により、第
1図A−A断面を境にして両側に分離された形状
のものを成形し、両者を溶着により製造したもの
である。
上記のように構成された本考案の1実施例のバ
ルブフユーエルベーパセパレータの作用を以下に
説明する。
中央室1は中央室1の両側に伸びる2つの連通
管2によりフユーエルタンクに連通している。そ
して連通管2を通じて液体フユーエルおよびベー
パが中央室1に出入自在である。温度の上昇など
により、フユーエルタンク内のベーパの圧力が上
昇した場合には、圧力の高いベーパはオリフイス
孔5を通じて中央室1から側室3へ向かう。そし
て側室3の邪魔板6による迷路状の通路を通り、
切欠部4から管状部4を通つて大気中に放出され
る。ところで車両の走行中などには、水、泥など
を巻き上げ、管状部4の一端開口より水、泥など
が侵入する場合がある。しかしながら管状部4は
外部へ5mm以上突出した形状であるため、一端開
口から侵入した水、泥などの流れは整流され、流
れの上向きのベクトル量は非常に小さくなる。従
つて水、泥などの流れが切欠部7の位置へきた場
合にも、切欠部4から上方へ侵入する量は極めて
少ない。又切欠部7より側室3内へ侵入したとし
ても、邪魔板6により更に上方へ向かうベクトル
が規制され、かつオリフイス孔5までの長い迷路
状通路により異物がオリフイス孔5まで到達する
のを確実に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は本考案の1実施
例のバルブフユーエルベーパセパレータに関し、
第1図はその斜視図、第2図は第1図のA−A矢
視断面図、第3図は第1図のB−B矢視断面図で
ある。第4図、第5図、第6図および第7図は従
来例のバルブフユーエルベーパセパレータに関
し、第4図はその斜視図、第5図は第4図のC−
C矢視断面図、第6図は第4図のD−D矢視断面
図、第7図は第4図のE−E矢視断面図である。 1,10……中央室、2,12……連通管、
3,11……側室、4……管状部、5,14……
オリフイス孔、6……邪魔板、7……切欠部、1
3……大気開放口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中央室と、 一端が該中央室と連通し他端が燃料タンクに
    連通する連通管と、 該中央室に隣接して設けられた側室と、 該中央室上部と該側室上部とを連通するオリ
    フイス孔と、 該側室下部に設けられ、該オリフイス孔から
    該側室に吐出される燃料蒸気を外部へ逃がす大
    気開放口と、を有するバルブフユーエルベーパ
    セパレータにおいて、 該大気開放口は、壁をへだてた該側室下方に
    形成され、該側室の下方へ開口する切欠部で該
    側室と連通する管状部の一端開口で構成したこ
    とを特徴とするバルブフユーエルベーパセパレ
    ータ。 (2) 管状部の切欠部から開口までの長さは少なく
    とも5mmである実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のバルブフユーエルベーパセパレータ。 (3) 切欠部上部には大気開放口から侵入する泥な
    どが側室上部へ向かうのを規制する少なくとも
    一枚の邪魔板が設けられている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のバルブフユーエルベーパ
    セパレータ。
JP13221285U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPS641237Y2 (ja)

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JP13221285U JPS641237Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

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JPS6242538U JPS6242538U (ja) 1987-03-14
JPS641237Y2 true JPS641237Y2 (ja) 1989-01-12

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ID=31031381

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JP13221285U Expired JPS641237Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

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JPH03185327A (ja) * 1989-12-15 1991-08-13 Sanwa Musen Sokki Kenkyusho:Kk 真空測定装置

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JPS6242538U (ja) 1987-03-14

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