JPH047500Y2 - - Google Patents

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JPH047500Y2
JPH047500Y2 JP1986085200U JP8520086U JPH047500Y2 JP H047500 Y2 JPH047500 Y2 JP H047500Y2 JP 1986085200 U JP1986085200 U JP 1986085200U JP 8520086 U JP8520086 U JP 8520086U JP H047500 Y2 JPH047500 Y2 JP H047500Y2
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JP
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outlet pipe
pipe
oil
oil separator
gas
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空気調和機、冷凍機に適用されるオイ
ルセパレータに関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は従来のガス衝突分離形オイルセパレー
タの縦断面図、第4図は分離板の平面図である。
1は外筒で上部に入口管3があり、内部上層部
にはメツシユ4を取付けた分離板2が設置され、
さらに分離板2の下面近くに入口を有する出口管
6が外筒1の底部より上方へ突出して設けられて
いる。
また、外筒1の下部底面には、油戻し管7が取
付けてある。なお、8は外筒1の下方にたまつた
油である。この様なガス衝突分離形オイルセパレ
ータは、入口管3よりオイルセパレータの外筒1
の内部に油(図中黒矢印で示す)とガス(図中矢
印で示す)が流入して来るがガスは油と共に分離
板2に衝突して旋回孔5と切欠き孔9を通り下方
流より上方流に向きを変えて出口管6より出てい
く。一方、ミスト状の油はメツシユ4及び分離板
2に衝突して大きなミストとなるため重力に逆つ
てガスと共に流れる事ができず、外筒1の下方へ
落下してたまり、この油8は油戻し管7よりオイ
ルセパレータの外に出ていく。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上の様に構成されたガス衝突分離形オイルセ
パレータでは、入口管3よりオイルセパレータ内
に入つた油の一部が分離板2の下面に付着するこ
とがあり(図中黒丸印で示す)、これがガスの流
れに沿つて流れ、出口管6の上部に油滴となつて
付着して落下するのでオイルセパレータの分離効
率を悪くしている原因となつている。また、出口
管6の入口部での流速が速いため、分離板2で分
離された油がガス流に巻き込まれ、ガス流と一緒
に出口管6内に入り分離効率を悪くしている。
本考案はかかる問題点を解決できるオイルセパ
レータを提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するため、筒状容器
の上部に入口管を接続し、同入口管に対向してガ
スを衝突させ油を分離する分離板を前記容器の内
周面に固定して設置し、同分離板の周辺部にその
上方空間と下方空間を連通する通路を形成してな
ると共に、同分離板の中心部下方に容器内へ突出
させて設けた出口管を有してなるガス分離形オイ
ルセパレータにおいて、前記出口管の頂面を塞
ぎ、その側面に閉鎖管端から管長手方向の一部に
わたつてその総断面積を前記出口管の横断面積よ
り大きくした多数の小孔を穿設したことを特徴と
するものである。
〔作用〕
上記のように出口管の頂面を塞ぎ、その側面に
多数の小孔を設け、この多数の小孔の面積を出口
管の断面積より大きくすることにより、小孔を通
るガスの流速を下げることができるため、分離板
で分離されて下方へ落下しようとする油の巻き込
み(キヤリオーバ)を防止することができると共
に分離板に付着した油の出口管内への落下を防止
することができる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
図中、1乃至9は従来のものと同様であるが、
本実施例では出口管6の上部側面に孔の総面積
が、出口管6の断面積より大きくなるよう多くの
孔10を穿設(出口管6の上部を多孔管で形成し
てもよい)すると共に、出口管6の頂面11を塞
いだ構成としている。このように構成することに
より、分離板2を通り出口管6へ流入するガスの
流速を下げ、分離板2で分離され、下方へ落下し
ようとしている油の巻き込み(キヤリオーバ)を
防止するとともに、分離板2の下面に付着した油
の出口管6への落下を防止することができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によると、分離板で分離さ
れ、下方へ落下していく油の巻き込みを防止する
ことができると共に分離板下面に付着した油滴の
出口管への落下を防止することができるため、オ
イルセパレータの分離効率を向上させることがで
きる。
すなわち、ガスを衝突させる分離板を有し、同
分離板の周辺部に設けられた通路から衝突によつ
て一部油滴の分離されたガス流を噴流状に下方空
間へ流出させ、噴流速度で下方へ流下するガス流
をUターンさせることによりその際のモーメンタ
ムで油滴を分離するものであり、簡単な構造であ
りながら、高性能なオイルセパレータを得ること
ができる。また、上記した噴流は、下方空間で平
均化され、減速したガス流速となつてUターン
し、出口管端部の側面の小孔から流出されるが、
小孔の総開口断面積は出口管の横断面積より大き
いため、小孔近傍のガス流速を小さく抑えること
ができ、上記したモーメンタムによる油分離を促
進させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図はその出口管上部の斜視図、第3図は従来の
ものの縦断面図、第4図は従来のものの分離板の
平面図である。 1……外筒、2……分離板、3……入口管、6
……出口管、10……小孔、11……頂面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状容器の上部に入口管を接続し、同入口管に
    対向してガスを衝突させ油を分離する分離板を前
    記容器の内周面に固定して設置し、同分離板の周
    辺部にその上方空間と下方空間を連通する通路を
    形成してなると共に、同分離板の中心部下方に容
    器内へ突出させて設けた出口管を有してなるガス
    分離形オイルセパレータにおいて、前記出口管の
    頂面を塞ぎ、その側面に閉鎖管端から管長手方向
    の一部にわたつて、その総開口断面積を前記出口
    管の横断面積より大きくした多数の小孔を穿設し
    たことを特徴とするオイルセパレータ。
JP1986085200U 1986-06-04 1986-06-04 Expired JPH047500Y2 (ja)

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JP1986085200U JPH047500Y2 (ja) 1986-06-04 1986-06-04

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JPS62198467U JPS62198467U (ja) 1987-12-17
JPH047500Y2 true JPH047500Y2 (ja) 1992-02-27

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JPH0762574B2 (ja) * 1988-05-30 1995-07-05 ダイキン工業株式会社 油分離器
JP5523020B2 (ja) * 2009-08-21 2014-06-18 北越工業株式会社 油分離器
WO2017154603A1 (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 株式会社デンソー 蒸発器ユニット
JP2017161214A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 株式会社デンソー 蒸発器ユニット

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