JPH05340650A - 遠心分離式油分離器 - Google Patents

遠心分離式油分離器

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JPH05340650A
JPH05340650A JP14912792A JP14912792A JPH05340650A JP H05340650 A JPH05340650 A JP H05340650A JP 14912792 A JP14912792 A JP 14912792A JP 14912792 A JP14912792 A JP 14912792A JP H05340650 A JPH05340650 A JP H05340650A
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JP
Japan
Prior art keywords
oil
separated
flow
downward flow
swirling
Prior art date
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Pending
Application number
JP14912792A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Nakamura
信弘 中村
Ryuzaburo Yajima
龍三郎 矢嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP14912792A priority Critical patent/JPH05340650A/ja
Publication of JPH05340650A publication Critical patent/JPH05340650A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/02Centrifugal separation of gas, liquid or oil

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油の分離効率を高める。 【構成】 油分離部(5)と油溜り部(6)との間に、
旋回下降流(S)の流れを遮断する邪魔板部材(8)を
介設する。邪魔板部材(8)を、中心柱部(8a)と、
複数の羽根板部(8b)とで構成する。邪魔板部材
(8)の羽根板部(8b)によって旋回下降流(S)の
流れを遮断する。これによって、油分離部(5)で分離
することができなかった油を邪魔板部材(8)に付着さ
せて分離し、油の分離効率を高める。旋回下降流(S)
は、邪魔板部材(8)によって流速を弱められて油溜ま
り部(6)に入る。よって、油溜り部(6)において溜
まっている油の巻き上げは起こらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として圧縮機から吐
出された気相冷媒中に含まれる潤滑油を遠心分離せしめ
る遠心分離式油分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭53−54340号公報に
記載されるように、圧縮機から吐出された気相冷媒中に
含まれる潤滑油を遠心分離せしめる遠心分離式油分離器
は知られている。
【0003】そのようなものは、例えば図4に示すよう
に、容器本体(a)の上部に出口管(b)が、下部に油
戻し管(c)がそれぞれ配設され、容器本体(a)の上
部の略接線方向に入口管(d)が接続されている。そし
て、容器本体(a)内で気相冷媒と油とを高速で回転さ
せることによって旋回下降流(S)を生成し、気相冷媒
に比べて質量の大きな油を、遠心力によって容器本体
(a)内の、油分離部を構成する円錐状部材(e)の内
壁面に押付けて分離し、分離された油が重力により壁面
を伝わって容器本体(a)下部の油溜り部(f)に溜ま
り、それから、圧力差を利用して、油戻し管(c)を通
じて吸入側に戻るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものでは、容器本体(a)の下部に一旦溜まった油が、
旋回下降流によって掻き乱されて、上方に巻き上げら
れ、気相冷媒と共に出口管(b)を通じて出ていくこと
があり、結果として油の分離効率があまり向上していな
いのが現状である。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、気相冷媒中に含まれる潤滑油の油分離効率を高めた
遠心分離式油分離器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体
(2)の上部に上下方向に配向された出口管(3)及び
略接線方向に配向された入口管(4)がそれぞれ設けら
れ、該入口管(4)を通じて容器本体(2)内に導入さ
れた気相冷媒と油とを高速で回転させることによって旋
回下降流(S)を生成し、油分離部(5)で遠心力によ
って油が分離され、該油分離部(5)で分離された油が
容器本体(2)下部の油溜り部(6)に溜まる遠心分離
式油分離器(1)を前提とする。
【0007】請求項1の発明は、上記油分離部(5)と
油溜り部(6)との間に、旋回下降流(S)の流れを遮
断する邪魔板部材(8)が介設されている構成とする。
【0008】請求項2の発明は、邪魔板部材(8)は、
上下方向に延びる中心柱部(8a)と、該中心柱部(8
a)より半径方向外方に延び旋回下降流(S)の流れ方
向に略直交する方向に配置された複数の羽根板部(8
b)とを備える。
【0009】請求項3の発明は、油分離部(5)は、下
側になるほど半径が小さい円錐状部材(5´)である。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、旋回下降流(S)
は、渦を巻く流れで油溜まり部(6)に入ってくるが、
邪魔板部材(8)によって、旋回下降流(S)の流れが
遮断され、油分離部(5)で分離することができなかっ
た油が邪魔板部材(8)に付着して分離されることとな
る。また、旋回下降流(S)は、流速を弱められて油溜
まり部(6)に入るため、油溜り部(6)において溜ま
っている油の巻き上げは起こらない。
【0011】請求項2の発明によれば、旋回下降流
(S)は、旋回下降流(S)の流れ方向に略直交する方
向に邪魔板部材(8)の羽根板部(8b)が配向されて
いるため、旋回下降流(8)は羽根板部(8b)に正面
衝突し、その衝突により油分離部(5)で分離すること
ができなかった油が羽根板部(8b)に付着して分離さ
れる。
【0012】請求項3の発明によれば、下側になるほど
半径が小さい円錐状部材(5´)によって旋回下降流
(S)の流速が速められ、油の分離効率が高まる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0014】概略構成を示す図1において、(1)は遠
心分離式油分離器で、その容器本体(2)の上部に上下
方向に配向された出口管(3)及び略接線方向に配向さ
れた入口管(4)がそれぞれ設けられている。そして、
入口管(4)を通じて容器本体(2)内に導入された気
相冷媒と油とを高速で回転させることによって旋回下降
流(S)を生成し、円錐状部材(5)内で遠心力によっ
て油(O)が分離されて内壁面(5a)に付着し、そし
て、この付着した油が内壁面(5a)に沿って落下して
容器本体(2)下部の油溜り部(6)に溜まり、油戻し
管(7)を通じて戻される。
【0015】従って、上記円錐状部材(5)は、入口管
(4)から導入された気相冷媒と油とからなる旋回下降
流(S)が旋回しながら下降する際に、該旋回下降流
(S)に含まれる油(O)を内壁面(5a)に付着せし
めることで気相冷媒より分離し、そしてその付着した油
(O)が内壁面(5a)に沿って下方に流す油分離部と
して機能するように構成されている。この油分離部とし
ての円錐状部材(5)と油溜り部(6)との間に、下降
旋回流(S)の流れを遮断する邪魔板部材(8)が介設
されている。
【0016】邪魔板部材(8)は、図2に詳細を示すよ
うに、上下方向に延びる軸線を有する中心柱部(8a)
と、該中心柱部(8a)より半径方向外方に延び容器本
体(2)に接する複数の羽根板部(8b)とを有する。
この各羽根板部(8b)は旋回下降流(S)の流れ方向
に略直交する方向に配向され、それによって、図3に示
すように、旋回下降流(S)が羽根板部(8b)に正面
衝突するので、円錐状部材(5)において分離されなか
った油(O´)が羽根板部(8b)に付着して分離され
るとともに、旋回下降流(S)の旋回速度が大きく減速
される。そして、羽根板部(8b)に付着することによ
り分離された油(O´)は、羽根板部(8b)の板表面
に沿って下方に流れ落ち、油溜り部(6)に溜まるよう
になっている。
【0017】上記のように構成すれば、渦を巻く流れで
ある旋回下降流(S)は、油分離部としての円錐状部材
(5)を経て油溜まり部(6)に入ってくるが、邪魔板
部材(8)を構成する羽根板部(8b)が、旋回下降流
(S)の流れ方向に垂直に配向されているため、旋回下
降流(S)は羽根板部(8b)の板表面に正面衝突し、
その結果、円錐状部材(5)の部位において分離するこ
とができなかった油が羽根板部(8b)の板表面に付着
して分離される。それと共に、旋回下降流(S)が、羽
根板部(8b)に衝突することにより、旋回下降流
(S)の流速が弱まって減速して油溜まり部(6)に入
るため、油溜り部(6)に溜まっている油の巻き上げは
起こらない。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、油分
離部(5)と油溜り部(6)との間に、旋回下降流
(S)の流れを遮断する邪魔板部材(8)を介設してい
るので、邪魔板部材(8)によって旋回下降流(S)の
流れが遮断され、油分離部(5)で分離することができ
なかった油が邪魔板部材(8)に付着して分離されるこ
ととなり、油の分離効率が高まる。また、旋回下降流
(S)は、邪魔板部材(8)によって流速を弱められて
油溜まり部(6)に入るため、油溜り部(6)において
溜まっている油の、旋回下降流(S)による巻き上げは
起こらない。
【0019】請求項2の発明は、旋回下降流(S)の流
れ方向に略直交する方向に邪魔板部材(8)の羽根板部
(8b)を配向しているので、旋回下降流(8)は羽根
板部(8b)に正面衝突し、その衝突により油分離部
(5)で分離することができなかった油が羽根板部(8
b)に付着して確実に分離されることとなり、油の分離
効率が高まる。
【0020】請求項3の発明は、油分離部(5)を下側
になるほど半径が小さい円錐状部材(5´)によって構
成しているので、旋回下降流(S)の流速が円錐状部材
(5´)によって速められ、油の分離効率がより高めら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠心分離式油分離器の縱断面図である。
【図2】羽根板部材の一例を示す斜視図である。
【図3】旋回下降流と羽根板部との関係を示す説明図で
ある。
【図4】従来例の縱断面図である。
【符号の説明】
1 遠心分離式油分離器 2 容器本体 3 出口管 4 入口管 5 円錐状部材(油分離部) 6 油溜り部 8 邪魔板部材 8a 中心柱部 8b 羽根板部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(2)の上部に上下方向に配向
    された出口管(3)及び略接線方向に配向された入口管
    (4)がそれぞれ設けられ、該入口管(4)を通じて容
    器本体(2)内に導入された気相冷媒と油とを高速で回
    転させることによって旋回下降流(S)を生成し、油分
    離部(5)で遠心力によって油が分離され、該油分離部
    (5)で分離された油が容器本体(2)下部の油溜り部
    (6)に溜まる遠心分離式油分離器(1)であって、 上記油分離部(5)と油溜り部(6)との間に、旋回下
    降流(S)の流れを遮断する邪魔板部材(8)が介設さ
    れていることを特徴とする遠心分離式油分離器。
  2. 【請求項2】 邪魔板部材(8)は、上下方向に延びる
    中心柱部(8a)と、該中心柱部(8a)より半径方向
    外方に延び旋回下降流(S)の流れ方向に略直交する方
    向に配置された複数の羽根板部(8b)とを備えるとこ
    ろの請求項1記載の遠心分離式油分離器。
  3. 【請求項3】 油分離部(5)は、下側になるほど半径
    が小さい円錐状部材(5´)であるところの請求項1又
    は請求項2記載の遠心分離式油分離器。
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980310