JPH10311627A - 油分離器 - Google Patents

油分離器

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JPH10311627A
JPH10311627A JP9119300A JP11930097A JPH10311627A JP H10311627 A JPH10311627 A JP H10311627A JP 9119300 A JP9119300 A JP 9119300A JP 11930097 A JP11930097 A JP 11930097A JP H10311627 A JPH10311627 A JP H10311627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container body
oil
refrigerant
inlet pipe
side wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP9119300A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kaneko
孝 金子
Masao Kurachi
正夫 蔵地
Kazuo Nakatani
和生 中谷
Michiyoshi Kusaka
道美 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Publication of JPH10311627A publication Critical patent/JPH10311627A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/02Centrifugal separation of gas, liquid or oil

Landscapes

  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Cyclones (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離材に付着した油の再飛散を低減し、油分
離性能の低下を防止する。 【解決手段】 分離材7は、冷媒入口管2の開口部の上
方でかつ冷媒出口管3の開口部の下方の水平方向に、容
器本体6内の全面に所定の角度で傾斜している。これに
より、分離材7で捕集された油は、傾斜に沿って容器本
体6の側壁に流動し、容器本体6内の下部から分離材7
を通過し容器本体6内の上部に流れる冷媒流による、分
離材7に付着した油の再飛散を低減でき、油分離性能の
低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルにお
いて、圧縮機から吐出された気相冷媒中に含まれる油を
分離する油分離器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の油分離器として、例え
ば、特開昭62−83157号公報に示されているよう
な油分離器がある。
【0003】以下、図7を用いて上述した油分離器につ
いて説明する。なお、図中の実線の矢印は冷媒の流れ
を、点線の矢印は油の流れを示す。
【0004】図7は油分離器の構造図である。2は冷媒
入口管であり、容器本体1の外側から挿入され、容器本
体1内の下部に開口部を有する。また、3は冷媒出口管
であり、容器本体1の外側から挿入され、容器本体1内
の上部に開口部を有する。また、4は油排出管であり、
容器本体1の外側から挿入され、容器本体1内の底部近
傍に開口部を有する。また、5は、冷媒入口管2の開口
部の上方でかつ冷媒出口管3の開口部の下方の水平方向
に、容器本体内1の全面に設けられた分離材である。
【0005】次に、上記構成の油分離器内の冷媒及び油
の挙動について説明する。まず、圧縮機(図示せず)か
ら吐出された油を含む気相冷媒は、冷媒入口管2から容
器本体1内の下部に導かれる。そして、分離材5を通過
し、容器本体1の上部に導かれる。この時、分離材5で
は冷媒中に含まれる油を捕集し、付着させる。その後、
冷媒は冷媒出口管3よりサイクルに戻される。また、分
離材5に付着した油は容器本体1内の底部に落下し、油
排出管4より圧縮機の吸入側に戻される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、一旦分離材5に付着した油の一部が、容
器本体1内の下部から分離材5を通過し容器本体1内の
上部に流れる冷媒流によって再飛散し、冷媒出口管3か
らサイクルに流出してしまう。したがって、油分離性能
が低下していた。
【0007】本発明は従来の課題を解決するもので、分
離材に付着した油の再飛散を低減し、油分離性能の低下
を防止可能な油分離器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体内の
円筒状の側壁に垂直に挿入され前記容器本体内の開口部
が前記側壁に近接し、かつ、冷媒の流出方向が前記側壁
の円周方向になるように曲げられた冷媒入口管と、冷媒
入口管の開口部の上方でかつ冷媒出口管の開口部の下方
の水平方向に、容器本体内の全面に所定の角度で傾斜し
た分離材を設けたものである。
【0009】また、さらに、容器本体の側壁と冷媒入口
管とを固定する円筒形状のフランジを設けたものであ
る。
【0010】また、さらに、容器本体の側壁に冷媒入口
管を固定する内フランジ形状の冷媒入口管挿入口を設け
たものである。
【0011】この発明によれば、分離材に付着した油の
再飛散が低減でき、油分離性能の低下を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、容器本体内の円筒状の側壁に垂直に挿入され、前記
容器本体内の開口部が前記側壁に近接し、かつ、冷媒の
流出方向が前記側壁の円周方向になるように曲げられた
冷媒入口管と、前記容器本体の外側から挿入され、前記
容器本体内の上部に開口部を有する冷媒出口管と、前記
容器本体の外側から挿入され、前記容器本体内の底部近
傍に開口部を有する油排出管と、前記冷媒入口管の開口
部の上方でかつ前記冷媒出口管の開口部の下方の水平方
向に、前記容器本体内の全面に所定の角度(例えば30
度)で傾斜した分離材を設けたものである。このため、
分離材で捕集された油は、傾斜に沿って容器本体の側壁
に流動し、側壁を伝って容器本体の底部に落下する。し
たがって、容器本体内の下部から分離材を通過し容器本
体内の上部に流れる冷媒流による、分離材に付着した油
の再飛散を低減でき、油分離性能の低下を防止できる。
また、冷媒入口管から容器本体に導かれた油を含む冷媒
は、分離材を通過する前に旋回流を形成し、遠心分離に
より油が分離される。したがって、油分離性能を向上で
きる。また、容器本体の冷媒入口管の挿入口が円形状と
なる。したがって、穴あけ加工が容易となり、製造工程
が簡素化できる。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の構成に加えて、さらに、容器本体の側壁と冷
媒入口管を固定する円筒形状のフランジを設けたもので
ある。このため、分離材で捕集された油は、傾斜に沿っ
て容器本体の側壁に流動し、側壁を伝って容器本体の底
部に落下する。したがって、容器本体内の下部から分離
材を通過し容器本体内の上部に流れる冷媒流による、分
離材に付着した油の再飛散を低減でき、油分離性能の低
下を防止できる。また、冷媒入口管から容器本体に導か
れた油を含む冷媒は、分離材を通過する前に旋回流を形
成し、遠心分離により油が分離される。したがって、油
分離性能を向上できる。また、容器本体の冷媒入口管の
挿入口が円形状となる。したがって、穴あけ加工が容易
となり、製造工程が簡素化できる。また、フランジによ
り容器本体と冷媒入口管との接合部の強度が向上でき
る。したがって、圧縮機運転による配管振動のための、
容器本体と冷媒入口管との接合部の破損を防止できる。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の構成に加えて、さらに、内フランジ形状の冷
媒入口管挿入口を設けたものである。このため、分離材
で捕集された油は、傾斜に沿って容器本体の側壁に流動
し、側壁を伝って容器本体の底部に落下する。したがっ
て、容器本体内の下部から分離材を通過し容器本体内の
上部に流れる冷媒流による、分離材に付着した油の再飛
散を低減でき、油分離性能の低下を防止できる。また、
冷媒入口管から容器本体に導かれた油を含む冷媒は、分
離材を通過する前に旋回流を形成し、遠心分離により油
が分離される。したがって、油分離性能を向上できる。
また、容器本体の冷媒入口管の挿入口が円形状となる。
したがって、穴あけ加工が容易となり、製造工程が簡素
化できる。また、部品数の増加なしに容器本体と冷媒入
口管との接合部の強度が向上できる。したがって、圧縮
機運転による配管振動のための、容器本体と冷媒入口管
との接合部の破損を防止できる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。なお、図中の実線の矢印は冷媒の流れ
を、点線の矢印は油の流れを示す。
【0016】(実施例1)本発明の実施例1について図
1〜図2を用いて説明する。
【0017】図1は本発明の実施例1における油分離器
の縦断面図であり、図2は図1の断面Aにおける断面図
である。
【0018】図において、7は冷媒入口管であり、容器
本体6内の円筒状の側壁に垂直に挿入され、容器本体6
内の開口部が側壁に近接し、かつ、冷媒の流出方向が側
壁の円周方向になるように曲げられている。また、3は
冷媒出口管であり、容器本体6の外側から挿入され、容
器本体6内の上部に開口部を有する。また、4は油排出
管であり、容器本体6の外側から挿入され、容器本体6
内の底部近傍に開口部を有する。また、8は冷媒入口管
2の開口部の上方でかつ冷媒出口管3の開口部の下方の
水平方向に、容器本体6内の全面に設けられた分離材で
あり、所定の角度(例えば30度)で傾斜している。
【0019】次に、上記構成の油分離器内の冷媒及び油
の挙動について説明する。まず、圧縮機(図示せず)か
ら吐出された油を含む気相冷媒は、冷媒入口管7から容
器本体6内の下部に導かれ、旋回流を形成し遠心力によ
って油が分離される。この分離された油は容器本体6の
側壁を伝い下降し、容器本体6の底部に落下する。その
後冷媒は、分離材8を通過し、容器本体6の上部に導か
れる。この時、分離材8では冷媒中に含まれる油を捕集
する。この分離材8で捕集された油は傾斜に沿って容器
本体6の側壁に流動し、側壁を伝って容器本体6の底部
に落下する。その後、冷媒は冷媒出口管3よりサイクル
に戻される。また、容器本体6の底部に落下した油は油
排出口4より圧縮機の吸入側に戻される。
【0020】この実施例では、容器本体6内の下部から
分離材8を通過し容器本体6内の上部に流れる冷媒流に
よる、分離材8に付着した油の再飛散を低減でき、油分
離性能の低下を防止できる。また、冷媒入口管から容器
本体に導かれた油を含む冷媒は、分離材を通過する前に
遠心分離により油が分離される。したがって、油分離性
能を向上できる。また、容器本体の冷媒入口管の挿入口
が円形状となる。したがって、穴あけ加工が容易とな
り、製造工程が簡素化できる。
【0021】(実施例2)本発明の実施例2について図
3〜図4を用いて説明する。
【0022】図3は本発明の実施例2における油分離器
の縦断面図であり、図4は図3の断面Aにおける断面図
である。
【0023】図において、7は冷媒入口管であり、容器
本体6内の円筒状の側壁に垂直に挿入され、容器本体6
内の開口部が側壁に近接し、かつ、冷媒の流出方向が側
壁の円周方向になるように曲げられている。また、9は
容器本体6の側壁と冷媒入口管7とを固定する円筒形状
のフランジである。また、3は冷媒出口管であり、容器
本体6の外側から挿入され、容器本体6内の上部に開口
部を有する。また、4は油排出管であり、容器本体6の
外側から挿入され、容器本体6内の底部近傍に開口部を
有する。また、8は冷媒入口管2の開口部の上方でかつ
冷媒出口管3の開口部の下方の水平方向に、容器本体6
内の全面に設けられた分離材であり、所定の角度(例え
ば30度)で傾斜している。
【0024】次に、上記構成の油分離器内の冷媒及び油
の挙動について説明する。まず、圧縮機(図示せず)か
ら吐出された油を含む気相冷媒は、冷媒入口管7から容
器本体6内の下部に導かれ、旋回流を形成し遠心力によ
って油が分離される。この分離された油は容器本体6の
側壁を伝い下降し、容器本体6の底部に落下する。その
後冷媒は、分離材8を通過し、容器本体6の上部に導か
れる。この時、分離材8では冷媒中に含まれる油を捕集
する。この分離材8で捕集された油は傾斜に沿って容器
本体6の側壁に流動し、側壁を伝って容器本体6の底部
に落下する。その後、冷媒は冷媒出口管3よりサイクル
に戻される。また、容器本体6の底部に落下した油は油
排出口4より圧縮機の吸入側に戻される。
【0025】この実施例では、容器本体6内の下部から
分離材8を通過し容器本体6内の上部に流れる冷媒流に
よる、分離材8に付着した油の再飛散を低減でき、油分
離性能の低下を防止できる。また、冷媒入口管から容器
本体に導かれた油を含む冷媒は、分離材を通過する前に
遠心分離により油が分離される。したがって、油分離性
能を向上できる。また、容器本体の冷媒入口管の挿入口
が円形状となる。したがって、穴あけ加工が容易とな
り、製造工程が簡素化できる。また、フランジ9により
容器本体6と冷媒入口管7との接合部の強度が向上でき
る。したがって、圧縮機運転による配管振動のための、
容器本体6と冷媒入口管7の接合部の破損を防止でき
る。
【0026】(実施例3)本発明の実施例3について図
5〜図6を用いて説明する。
【0027】図5は本発明の実施例3における油分離器
の縦断面図であり、図6は図5の断面Aにおける断面図
である。
【0028】図において、7は冷媒入口管であり、容器
本体6内の円筒状の側壁に垂直に挿入され、容器本体6
内の開口部が側壁に近接し、かつ、冷媒の流出方向が側
壁の円周方向になるように曲げられている。また、10
は容器本体6の側壁に設けられた、冷媒入口管7を固定
する内フランジ形状の冷媒入口管挿入口である。また、
3は冷媒出口管であり、容器本体6の外側から挿入さ
れ、容器本体6内の上部に開口部を有する。また、4は
油排出管であり、容器本体6の外側から挿入され、容器
本体6内の底部近傍に開口部を有する。また、8は冷媒
入口管2の開口部の上方でかつ冷媒出口管3の開口部の
下方の水平方向に、容器本体6内の全面に設けられた分
離材であり、所定の角度(例えば30度)で傾斜してい
る。
【0029】次に、上記構成の油分離器内の冷媒及び油
の挙動について説明する。まず、圧縮機(図示せず)か
ら吐出された油を含む気相冷媒は、冷媒入口管7から容
器本体6内の下部に導かれ、旋回流を形成し遠心力によ
って油が分離される。この分離された油は容器本体6の
側壁を伝い下降し、容器本体6の底部に落下する。その
後冷媒は、分離材8を通過し、容器本体6の上部に導か
れる。この時、分離材8では冷媒中に含まれる油を捕集
する。この分離材8で捕集された油は傾斜に沿って容器
本体6の側壁に流動し、側壁を伝って容器本体6の底部
に落下する。その後、冷媒は冷媒出口管3よりサイクル
に戻される。また、容器本体6の底部に落下した油は油
排出口4より圧縮機の吸入側に戻される。
【0030】この実施例では、容器本体6内の下部から
分離材8を通過し容器本体6内の上部に流れる冷媒流に
よる、分離材8に付着した油の再飛散を低減でき、油分
離性能の低下を防止できる。また、冷媒入口管から容器
本体に導かれた油を含む冷媒は、分離材を通過する前に
遠心分離により油が分離される。したがって、油分離性
能を向上できる。また、容器本体の冷媒入口管の挿入口
が円形状となる。したがって、穴あけ加工が容易とな
り、製造工程が簡素化できる。また、部品数の増加なし
に容器本体6と冷媒入口管7との接合部の強度が向上で
きる。したがって、圧縮機運転による配管振動のため
の、容器本体6と冷媒入口管7の接合部の破損を防止で
きる。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
容器本体内の円筒状の側壁に垂直に挿入され容器本体内
の開口部が側壁に近接し、かつ、冷媒の流出方向が側壁
の円周方向になるように曲げられた冷媒入口管と、容器
本体の外側から挿入され容器本体内の上部に開口部を有
する冷媒出口管と、容器本体の外側から挿入され容器本
体内の底部近傍に開口部を有する油排出管と、前記冷媒
入口管の開口部の上方でかつ冷媒出口管の開口部の下方
の水平方向に、容器本体内の全面に所定の角度で傾斜し
た分離材を設けたものである。このため、分離材で捕集
された油は、傾斜に沿って容器本体の側壁に流動し、側
壁を伝って容器本体の底部に落下する。したがって、容
器本体内の下部から分離材を通過し容器本体内の上部に
流れる冷媒流による、分離材に付着した油の再飛散を低
減でき、油分離性能の低下を防止できる。また、冷媒入
口管から容器本体に導かれた油を含む冷媒は、分離材を
通過する前に旋回流を形成し、遠心分離により油が分離
される。したがって、油分離性能を向上できる。また、
容器本体の冷媒入口管の挿入口が円形状となる。したが
って、穴あけ加工が容易となり、製造工程が簡素化でき
る。
【0032】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
の発明に加えてさらに、容器本体の側壁と冷媒入口管と
を固定する円筒形状のフランジを設けたものである。こ
のため、分離材で捕集された油は、傾斜に沿って容器本
体の側壁に流動し、側壁を伝って容器本体の底部に落下
する。したがって、容器本体内の下部から分離材を通過
し容器本体内の上部に流れる冷媒流による、分離材に付
着した油の再飛散を低減でき、油分離性能の低下を防止
できる。また、冷媒入口管から容器本体に導かれた油を
含む冷媒は、分離材を通過する前に旋回流を形成し、遠
心分離により油が分離される。したがって、油分離性能
を向上できる。また、容器本体の冷媒入口管の挿入口が
円形状となる。したがって、穴あけ加工が容易となり、
製造工程が簡素化できる。また、フランジにより容器本
体と冷媒入口管との接合部の強度が向上できる。したが
って、圧縮機運転による配管振動のための、容器本体と
冷媒入口管との接合部の破損を防止できる。
【0033】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
の発明に加えてさらに、容器本体の側壁に冷媒入口管を
固定する内フランジ形状の冷媒入口管挿入口を設けたも
のである。このため、分離材で捕集された油は、傾斜に
沿って容器本体の側壁に流動し、側壁を伝って容器本体
の底部に落下する。したがって、容器本体内の下部から
分離材を通過し容器本体内の上部に流れる冷媒流によ
る、分離材に付着した油の再飛散を低減でき、油分離性
能の低下を防止できる。また、冷媒入口管から容器本体
に導かれた油を含む冷媒は、分離材を通過する前に旋回
流を形成し、遠心分離により油が分離される。したがっ
て、油分離性能を向上できる。また、容器本体の冷媒入
口管の挿入口が円形状となる。したがって、穴あけ加工
が容易となり、製造工程が簡素化できる。また、フラン
ジにより容器本体と冷媒入口管との接合部の強度が向上
できる。したがって、圧縮機運転による配管振動のため
の、容器本体と冷媒入口管との接合部の破損を防止でき
る。また、部品数の増加なしに容器本体と冷媒入口管と
の接合部の強度が向上できる。したがって、圧縮機運転
による配管振動のための、容器本体と冷媒入口管との接
合部の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における油分離器の縦断面図
【図2】図1の断面Aの断面図
【図3】本発明の実施例2における油分離器の縦断面図
【図4】図3の断面Aの断面図
【図5】本発明の実施例3における油分離器の縦断面図
【図6】図5の断面Aの断面図
【図7】従来の油分離器の縦断面図
【符号の説明】
3 冷媒出口管 4 油排出管 6 容器本体 7 冷媒入口管 8 分離材 9 フランジ 10 冷媒入口管挿入口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 50/00 502 B01D 50/00 502A B04C 5/12 B04C 5/12 A (72)発明者 日下 道美 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体内の円筒状の側壁に垂直に挿入
    され前記容器本体内の開口部が前記側壁に近接し、か
    つ、冷媒の流出方向が前記側壁の円周方向になるように
    曲げられた冷媒入口管と、前記容器本体の外側から挿入
    され前記容器本体内の上部に開口部を有する冷媒出口管
    と、前記容器本体の外側から挿入され前記容器本体内の
    底部近傍に開口部を有する油排出管と、前記冷媒入口管
    の開口部の上方でかつ前記冷媒出口管の開口部の下方の
    水平方向に前記容器本体内の全面に所定の角度で傾斜し
    た分離材を設けた油分離器。
  2. 【請求項2】 容器本体の側壁と冷媒入口管とを固定す
    る円筒形状のフランジを設けた請求項1記載の油分離
    器。
  3. 【請求項3】 容器本体の側壁に冷媒入口管を固定する
    内フランジ形状の冷媒入口管挿入口を設けた請求項1記
    載の油分離器。
JP9119300A 1997-05-09 1997-05-09 油分離器 Pending JPH10311627A (ja)

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JP9119300A JPH10311627A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 油分離器

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