JPH1019422A - 油分離器 - Google Patents

油分離器

Info

Publication number
JPH1019422A
JPH1019422A JP17607296A JP17607296A JPH1019422A JP H1019422 A JPH1019422 A JP H1019422A JP 17607296 A JP17607296 A JP 17607296A JP 17607296 A JP17607296 A JP 17607296A JP H1019422 A JPH1019422 A JP H1019422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
refrigerant
partition plate
opening
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17607296A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kaneko
孝 金子
Masao Kurachi
正夫 蔵地
Kazuhiko Marumoto
一彦 丸本
Michiyoshi Kusaka
道美 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP17607296A priority Critical patent/JPH1019422A/ja
Publication of JPH1019422A publication Critical patent/JPH1019422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/02Centrifugal separation of gas, liquid or oil

Landscapes

  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイル溜まり部の容量の増加、或いは、油分
離性能の向上が目的の分離材の断面積の増加のために容
器本体の内径を大きくしても、遠心分離部の内径を小さ
く保つことにより、遠心分離による油分離能力の低下を
防止する。 【解決手段】 容器本体10の内部上端より下方垂直に
設けた下方が開口した所定長さの円筒形状の仕切板11
により、前記容器本体の上部を内側室12と外側室13
に分離するとともに、容器本体10の上面に内側室12
内の上部の仕切板11の接線方向に冷媒を吐き出す開口
部を有する冷媒入口15と、容器本体10の外側に外側
室13内の上部に開口部を有するに冷媒出口16と、冷
媒出口16の下方近傍の外側室13の全面に水平方向に
分離材18を設けた構造としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルにお
いて、圧縮機から吐出された気相冷媒中に含まれる油を
分離する油分離器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の油分離器として、例え
ば、実開平5−141815号公報に示されている様な
油分離器がある。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した油分離
器について説明する。尚、図中の実線の矢印は冷媒の流
れを、点線の矢印は油の流れを示す。
【0004】図9において、容器本体1の内部は、水平
方向に設けた所定の大きさの開口部2aを有する円盤形
状の仕切板2により、下側室3と上側室4に分離され
る。また、下側室3の下部は油溜まり部5とする。ま
た、6は冷媒入口管であり、容器本体1の外側の接線方
向から下側室3内に連通し、下側室3内の上部に開口部
を有する。7は冷媒出口管であり、容器本体1の外側か
ら上側室4に連通し、上側室4内の上部に開口部を有す
る。8は油排出管であり、容器本体1の外側から油溜ま
り部5に連通し、油溜まり部5の底部近傍に開口部を有
する。9は分離材であり、冷媒出口管7の開口部の下方
近傍の水平方向に上側室4全面に設けられている。
【0005】次に、上記構成の油分離器内の冷媒及び油
の挙動について説明する。まず、圧縮機から吐出された
油を含む気相冷媒は、冷媒入口管6から下側室3の上部
に導かれ、旋回下降流を生成し遠心力によって油が分離
される。この分離された油は重力により容器本体1の内
面を伝い下降し、油溜まり部5に落下する。その後、冷
媒は仕切板2の開口部2aを通して上側室4の下部に導
かれ、分離材9を通過し、上側室4の上部に導かれる。
この時、分離材9では冷媒中に含まれる油を捕集するた
め、さらに油が分離される。この分離された油は、重力
により、油溜まり部5に落下する。その後、冷媒は冷媒
出口管7よりサイクルに戻される。また、油溜まり部5
に落下した油は、油排出口8より圧縮機の吸入側にもど
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、オイル溜まり部5の容量の増加、或い
は、油分離性能の向上を目的とした分離材9の断面積の
増加のために容器本体1の内径を大きくすると、遠心分
離を行う下側室3の内径が大きくなってしまう。そのた
め、冷媒の旋回半径に反比例する遠心力が低下し、遠心
分離による油分離性能力の低下の問題があった。
【0007】本発明は従来の課題を解決するもので、オ
イル溜まり部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上
を目的とした分離材の断面積の増加のために容器本体の
内径を大きくした場合でも、遠心分離部での油分離能力
の低下の防止が可能な油分離器を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、容器本体の内部上端より下方垂直に設けた
下方が開口した所定長さの円筒形状の仕切板と、前記仕
切板により容器本体内の上部を内側室と外側室に分離
し、前記仕切板より下方を油溜まり部とするとともに、
容器本体の上面から前記内側室に連通し、前記内側室内
の上部に前記仕切板の接線方向に冷媒を吐き出す開口部
を有する冷媒入口管と、容器本体の外側から前記外側室
に連通し、前記外側室内の上部に開口部を有する冷媒出
口管と、容器本体の外側から前記油溜まり部に連通し、
前記油溜まり部の底部近傍に開口部を有する油排出管
と、前記冷媒出口管の開口部の下方近傍の水平方向に前
記外側室全面に分離材を設けた構造としている。
【0009】また、容器本体の内部上端より下方垂直に
設けた下方が開口した所定長さの円筒形状の仕切板と、
前記仕切板により容器本体内の上部を内側室と外側室に
分離し、前記仕切板より下方を油溜まり部とするととも
に、容器本体の上面から前記内側室に連通し、前記内側
室内の上部に前記仕切板の接線方向に冷媒を吐き出す開
口部を有する冷媒入口管と、容器本体の外側から前記外
側室に連通し、前記外側室内の上部に開口部を有する冷
媒入出管と、容器本体の外側から前記油溜まり部に連通
し、前記油溜まり部の底部近傍に開口部を有する油排出
管と、前記冷媒出口管の開口部の下方近傍の水平方向に
前記外側室全面に前記仕切板の円筒形の中心に向かって
下方に傾斜している分離材を設けた構造としている。
【0010】また、容器本体の内部上端より下方垂直に
設けた下方に向かって径が小となり下方が開口した所定
長さの円錐形状の仕切板と、前記仕切板により容器本体
内の上部を内側室と外側室に分離し、前記仕切板より下
方を油溜まり部とするとともに、容器本体の上面から前
記内側室に連通し、前記内側室内の上部に前記仕切板の
接線方向に冷媒を吐き出す開口部を有する冷媒入口管
と、容器本体の外側から前記外側室に連通し、前記外側
室内の上部に開口部を有する冷媒出口管と、容器本体の
外側から前記油溜まり部に連通し、前記油溜まり部の底
部近傍に開口部を有する油排出管と、前記冷媒出口管の
開口部の下方近傍の水平方向に前記外側室全面に分離材
を設けた構造としている。
【0011】また、容器本体の内部上端より下方垂直に
設けた下方に向かって径が小となり下方が開口した所定
長さの円錐形状の仕切板と、前記仕切板により容器本体
内の上部を内側室と外側室に分離し、前記仕切板より下
方を油溜まり部とするとともに、容器本体の上面から前
記内側室に連通し、前記内側室内の上部に前記仕切板の
接線方向に冷媒を吐き出す開口部を有する冷媒入口管
と、容器本体の外側から前記外側室に連通し、前記外側
室内の上部に開口部を有する冷媒出口管と、容器本体の
外側から前記油溜まり部に連通し、前記油溜まり部の底
部近傍に開口部を有する油排出管と、前記冷媒出口管の
開口部の下方近傍の水平方向に前記外側室全面に前記仕
切板の円筒形の中心に向かって下方に傾斜している分離
材を設けた構造としている。
【0012】これにより、遠心分離部での油分離能力の
低下を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、容器本
体の内部上端より下方垂直に設けた下方が開口した所定
長さの円筒形状の仕切板により容器本体内の上部を内側
室と外側室に分離し、前記仕切板より下方を油溜まり部
とする。さらに、容器本体の上面から前記内側室に連通
し、前記内側室内の上部に前記仕切板の接線方向に冷媒
を吐き出す開口部を有する冷媒入口管と、容器本体の外
側から前記外側室に連通し、前記外側室内の上部に開口
部を有する冷媒出口管と、容器本体の外側から前記油溜
まり部に連通し、前記油溜まり部の底部近傍に開口部を
有する油排出管と、前記冷媒出口管の開口部の下方近傍
の水平方向に前記外側室全面に分離材を設ける構造とし
たことにより、オイル溜まり部の容量の増加、或いは、
油分離性能の向上を目的とした分離材の断面積の増加の
ために容器本体の内径を大きくしても、遠心分離を行う
内側室の内径が大きくならない。従って、冷媒の旋回半
径に反比例する遠心力の低下による、油分離能力の低下
を防止できる。また、冷媒入口管を容器本体の上面から
内側室に連通させたため、冷媒入口管設置のための穴あ
け作業及び溶接作業が1箇所のみであり、製造工数も低
減できる。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、容器本体
の内部上端より下方垂直に設けた下方が開口した所定長
さの円筒形状の仕切板により容器本体内の上部を内側室
と外側室に分離し、前記仕切板より下方を油溜まり部と
する。さらに、容器本体の上面から前記内側室に連通
し、前記内側室内の上部に前記仕切板の接線方向に冷媒
を吐き出す開口部を有する冷媒入口管と、容器本体の外
側から前記外側室に連通し、前記外側室内の上部に開口
部を有する冷媒出口管と、容器本体の外側から前記油溜
まり部に連通し、前記油溜まり部の底部近傍に開口部を
有する油排出管と、前記冷媒出口管の開口部の下方近傍
の水平方向に前記外側室全面に前記仕切板の円筒形の中
心に向かって下方に傾斜している分離材を設ける構造と
したことにより、オイル溜まり部の容量の増加、或い
は、油分離性能の向上を目的とした分離材の断面積の増
加のために容器本体の内径を大きくしても、遠心分離を
行う内側室の内径が大きくならない。従って、冷媒の旋
回半径に反比例する遠心力の低下による、油分離能力の
低下を防止できる。また、分離材を傾斜させているた
め、分離材に付着したオイルが仕切板へ流動し、分離材
へのオイルの付着による油分離能力の低下を防止でき、
さらに、分離材の断面積が増加するため分離材通過時の
冷媒の流速が低下し、油分離能力を向上できる。また、
冷媒入口管を容器本体の上面から内側室に連通させたた
め、冷媒入口管設置のための穴あけ作業及び溶接作業が
1箇所のみであり、製造工数も低減できる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、容器本体
の内部上端より下方垂直に設けた下方に向かって径が小
となり下方が開口した所定長さの円錐形状の仕切板によ
り、容器本体内の上部を内側室と外側室に分離し、前記
仕切板より下方を油溜まり部とする。さらに、容器本体
の上面から前記内側室に連通し、前記内側室内の上部に
前記仕切板の接線方向に冷媒を吐き出す開口部を有する
冷媒入口管と、容器本体の外側から前記外側室に連通
し、前記外側室内の上部に開口部を有する冷媒出口管
と、容器本体の外側から前記油溜まり部に連通し、前記
油溜まり部の底部近傍に開口部を有する油排出管と、前
記冷媒出口管の開口部の下方近傍の水平方向に前記外側
室全面に分離材を設ける構造としたことにより、オイル
溜まり部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上を目
的とした分離材の断面積の増加のために容器本体の内径
を大きくしても、遠心分離を行う内側室の内径が大きく
ならない。従って、冷媒の旋回半径に反比例する遠心力
の低下による、油分離能力の低下を防止できる。また、
遠心分離初期段階の冷媒は、油含有率が高いため油分離
が容易であり、弱い遠心力でも油分離率が高く、また、
油含有率が高いため圧力損失が大きい。そして、遠心分
離最終段階の冷媒は、油含有率が低いため油分離が困難
であり、弱い遠心力では油分離率が低く、また、油含有
率が低いため圧力損失が小さい。従って、遠心分離初期
段階は、内径が大きく冷媒の旋回半径が大きいため圧力
損失の小さい内側室上部で油分離を行うことにより、圧
力損失を低減でき、また、冷媒の油含有率が高いため、
旋回半径の増加により遠心力が弱くなっても油分離率を
高く保てる。そして、遠心分離最終段階は、内径が小さ
く冷媒の旋回半径が小さいため遠心力の強い内側室下部
で油分離を行うことにより、油分離率の低下を防止で
き、また、冷媒の油含有率が低いため、旋回半径が小さ
くなっても圧力損失の増加を防止できる。従って、油分
離能力を低下させることなく、圧力損失を低減できる。
また、冷媒入口管を容器本体の上面から内側室に連通さ
せたため、冷媒入口管設置のための穴あけ作業及び溶接
作業が1箇所のみであり、製造工数も低減できる。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、容器本体
の内部上端より下方垂直に設けた下方に向かって径が小
となり下方が開口した所定長さの円錐形状の仕切板によ
り、容器本体内の上部を内側室と外側室に分離し、前記
仕切板より下方を油溜まり部とする。さらに、容器本体
の上面から前記内側室に連通し、前記内側室内の上部に
前記仕切板の接線方向に冷媒を吐き出す開口部を有する
冷媒入口管と、容器本体の外側から前記外側室に連通
し、前記外側室内の上部に開口部を有する冷媒出口管
と、容器本体の外側から前記油溜まり部に連通し、前記
油溜まり部の底部近傍に開口部を有する油排出管と、前
記冷媒出口管の開口部の下方近傍の水平方向に前記外側
室全面に前記仕切板の円筒形の中心に向かって下方に傾
斜している分離材を設ける構造としたことにより、オイ
ル溜まり部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上を
目的とした分離材の断面積の増加のために容器本体の内
径を大きくしても、遠心分離を行う内側室の内径が大き
くならない。従って、冷媒の旋回半径に反比例する遠心
力の低下による、油分離能力の低下を防止できる。ま
た、遠心分離初期段階の冷媒は、油含有率が高いため油
分離が容易であり、弱い遠心力でも油分離率が高く、ま
た、油含有率が高いため圧力損失が大きい。そして、遠
心分離最終段階の冷媒は、油含有率が低いため油分離が
困難であり、弱い遠心力では油分離率が低く、また、油
含有率が低いため圧力損失が小さい。従って、遠心分離
初期段階は、内径が大きく冷媒の旋回半径が大きいため
圧力損失の小さい内側室上部で油分離を行うことによ
り、圧力損失を低減でき、また、冷媒の油含有率が高い
ため、旋回半径の増加により遠心力が弱くなっても油分
離率を高く保てる。そして、遠心分離最終段階は、内径
が小さく冷媒の旋回半径が小さいため遠心力の強い内側
室下部で油分離を行うことにより、油分離率の低下を防
止でき、また、冷媒の油含有率が低いため、旋回半径が
小さくなっても圧力損失の増加を防止できる。従って、
油分離能力を低下させることになく、圧力損失を低減で
きる。また、分離材を傾斜させているため、分離材に付
着したオイルが仕切板へ流動し、分離材へのオイルの付
着による油分離能力の低下を防止でき、さらに、分離材
の断面積が増加するため分離材通過時の冷媒の流速が低
下し、油分離能力を向上できる。また、冷媒入口管を容
器本体の上面から内側室に連通させたため、冷媒入口管
設置のための穴あけ作業及び溶接作業が1箇所のみであ
り、製造工数も低減できる。
【0017】以下本発明の実施の形態について図面を参
照しながら説明する。尚、図中の実線の矢印は冷媒の流
れを、点線の矢印は油の流れを示す。
【0018】(実施の形態1)まず本発明は実施の形態
1について図1〜図2を用いて説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態1における油分
離器の構造図であり、図2は、図1の構造図に示されて
いる断面Aにおける断面図である。容器本体10の上部
は、容器本体10の内部上端から下方垂直に設けた下方
が開口した所定長さの円筒形状の仕切板11により、内
側室12と外側室13に分離される。また、容器本体1
0の内部の仕切板11より下方は油溜まり部14とす
る。15は冷媒入口管であり、容器本体10の上面から
内側室12に連通し、内側室12内の上部に仕切板11
の接線方向に冷媒を吐き出す開口部を有する。16は冷
媒出口管であり、容器本体10の外側から外側室13に
連通し、外側室13内の上部に開口部を有する。17は
油排出口であり、容器本体10の外側から油溜まり部1
4に連通し、油溜まり部14の底部近傍に開口部を有す
る。18は分離材であり、冷媒出口管16の開口部の下
方近傍の水平方向に外側室13の全面に設けられてい
る。
【0020】次に、このように構成された油分離器内の
冷媒及び油の挙動について説明する。まず、圧縮機から
吐出された油を含む気相冷媒は、冷媒入口管15から内
側室12の上部に導かれ、旋回下降流を生成し遠心力に
よって油が分離される。この分離された油は、重力によ
り仕切板11の内面を伝い下降し、油溜まり部14に落
下する。その後、冷媒は外側室13の下部に導かれ、分
離材18を通過し、外側室13の上部に導かれる。この
時、分離材18では冷媒中に含まれる油を捕集するた
め、さらに油が分離される。この分離された油は、重力
により、油溜まり部14に落下する。その後、冷媒出口
管16よりサイクルに戻される。また、油溜まり部14
に落下した油は、油排出口17より圧縮機の吸入側にも
どされる。
【0021】この実施の形態1によれば、オイル溜まり
部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上を目的とし
た分離材の断面積の増加のために容器本体の内径を大き
くしても、遠心分離を行う内側室の内径が大きくならな
い。従って、冷媒の旋回半径に反比例する遠心力の低下
による、油分離能力の低下を防止できる。また、冷媒入
口管を容器本体の上面から内側室に連通させたため、冷
媒入口管設置のための穴あけ作業及び溶接作業が1箇所
のみであり、製造工数も低減できる。
【0022】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について図3〜図4を用いて説明する。
【0023】図3は本発明の実施の形態2における油分
離器の構造図であり、図4は、図3の構造図に示されて
いる断面Aにおける断面図である。容器本体10の上部
は、容器本体10の内部上端から下方垂直に設けた下方
が開口した所定長さの円筒形状の仕切板11により、内
側室12と外側室13に分離される。また、容器本体1
0の内部の仕切板11より下方は油溜まり部14とす
る。15は冷媒入口管であり、容器本体10の上面から
内側室12に連通し、内側室12内の上部に仕切板11
の接線方向に冷媒を吐き出す開口部を有する。16は冷
媒出口管であり、容器本体10の外側から外側室13に
連通し、外側室13内の上部に開口部を有する。17は
油排出口であり、容器本体10の外側から油溜まり部1
4に連通し、油溜まり部14の底部近傍に開口部を有す
る。19は分離材であり、冷媒出口管16の開口部の下
方近傍の水平方向に外側室13の全面に設けられ、仕切
板11の円筒形の中心に向かって下方に傾斜させてい
る。
【0024】次に、このように構成された油分離器内の
冷媒及び油の挙動について説明する。まず、圧縮機から
吐出された油を含む気相冷媒は、冷媒入口管15から内
側室12の上部に導かれ、旋回下降流を生成し遠心力に
よって油が分離される。この分離された油は、重力によ
り仕切板11の内面を伝い下降し、油溜まり部14に落
下する。その後、冷媒は外側室13の下部に導かれ、分
離材19を通過し、外側室13の上部に導かれる。この
時、分離材19では冷媒中に含まれる油を捕集するた
め、さらに油が分離される。この分離された油は、重力
により分離材19の傾斜に沿って仕切板11の外面に流
動し、仕切板11の外面を伝い下降し、油溜まり部14
に落下する。その後、冷媒は冷媒出口管16よりサイク
ルに戻される。また、油溜まり部14に落下した油は、
油排出口17より圧縮機の吸入側にもどされる。
【0025】この実施の形態2によれば、オイル溜まり
部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上を目的とし
た分離材の断面積の増加のために容器本体の内径を大き
くしても、遠心分離を行う内側室の内径が大きくならな
い。従って、冷媒の旋回半径に反比例する遠心力の低下
による、油分離能力の低下を防止できる。また、分離材
を傾斜させているため、分離材に付着したオイルが仕切
板へ流動し、分離材へのオイルの付着による油分離能力
の低下を防止でき、さらに、分離材の断面積が増加する
ため分離材通過時の冷媒の流速が低下し、油分離能力を
向上できる。また、冷媒入口管を容器本体の上面から内
側室に連通させたため、冷媒入口管設置のための穴あけ
作業及び溶接作業が1箇所のみであり、製造工数も低減
できる。
【0026】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3について図5〜図6を用いて説明する。
【0027】図5は本発明の実施の形態3における油分
離器の構造図であり、図6は、図5の構造図に示されて
いる断面Aにおける断面図である。容器本体10の上部
は、容器本体10の内部上端から下方垂直に設けた下方
に向かって径が小となり下方が開口した所定長さの円錐
形状の仕切板20により、内側室21と外側室22に分
離される。また、容器本体10の内部の仕切板20より
下方は油溜まり部14とする。23は冷媒入口管であ
り、容器本体10の上面から内側室21に連通し、内側
室21内の上部に仕切板20の接線方向に冷媒を吐き出
す開口部を有する。16は冷媒出口管であり、容器本体
10の外側から外側室22に連通し、外側室22内の上
部に開口部を有する。17は油排出口であり、容器本体
10の外側から油溜まり部14に連通し、油溜まり部1
4の底部近傍に開口部を有する。24は分離材であり、
冷媒出口管16の開口部の下方近傍の水平方向に外側室
22の全面に設けられている。
【0028】次に、このように構成された油分離器内の
冷媒及び油の挙動について説明する。まず、圧縮機から
吐出された油を含む気相冷媒は、冷媒入口管23から内
側室21の上部に導かれ、旋回下降流を生成し遠心力に
よって油が分離される。この分離された油は、重力によ
り仕切板20の内面を伝い下降し、油溜まり部14に落
下する。その後、冷媒は外側室22の下部に導かれ、分
離材24を通過し、外側室22の上部に導かれる。この
時、分離材24では冷媒中に含まれる油を捕集するた
め、さらに油が分離される。この分離された油は、重力
により、油溜まり部14に落下する。その後、冷媒は冷
媒出口管16よりサイクルに戻される。また、油溜まり
部14に落下した油は、油排出口17より圧縮機の吸入
側にもどされる。
【0029】この実施の形態3によれば、オイル溜まり
部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上を目的とし
た分離材の断面積の増加のために容器本体の内径を大き
くしても、遠心分離を行う内側室の内径が大きくならな
い。従って、冷媒の旋回半径に反比例する遠心力の低下
による、油分離能力の低下を防止できる。また、遠心分
離初期段階の冷媒は、油含有率が高いため油分離が容易
であり、弱い遠心力でも油分離率が高く、また、油含有
率が高いため圧力損失が大きい。そして、遠心分離最終
段階の冷媒は、油含有率が低いため油分離が困難であ
り、弱い遠心力では油分離率が低く、また、油含有率が
低いため圧力損失が小さい。従って、遠心分離初期段階
は、内径が大きく冷媒の旋回半径が大きいため圧力損失
の小さい内側室上部で油分離を行うことにより、圧力損
失を低減でき、また、冷媒の油含有率が高いため、旋回
半径の増加により遠心力が弱くなっても油分離率を高く
保てる。そして、遠心分離最終段階は、内径が小さく冷
媒の旋回半径が小さいため遠心力の強い内側室下部で油
分離を行うことにより、油分離率の低下を防止でき、ま
た、冷媒の油含有率が低いため、旋回半径が小さくなっ
ても圧力損失の増加を防止できる。従って、油分離能力
を低下させることなく、圧力損失を低減できる。また、
冷媒入口管を容器本体の上面から内側室に連通させたた
め、冷媒入口管設置のための穴あけ作業及び溶接作業が
1箇所のみであり、製造工数も低減できる。
【0030】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4について図7〜図8を用いて説明する。
【0031】図7は本発明の実施の形態4における油分
離器の構造図であり、図8は、図7の構造図に示されて
いる断面Aにおける断面図である。容器本体10の上部
は、容器本体10の内部上端から下方垂直に設けた下方
に向かって径が小となり下方が開口した所定長さの円錐
形状の仕切板20により、内側室21と外側室22に分
離される。また、容器本体10の内部の仕切板20より
下方は油溜まり部14とする。23は冷媒入口管であ
り、容器本体10の上面から内側室21に連通し、内側
室21内の上部に仕切板20の接線方向に冷媒を吐き出
す開口部を有する。16は冷媒出口管であり、容器本体
10の外側から外側室22に連通し、外側室22内の上
部に開口部を有する。17は油排出口であり、容器本体
10の外側から油溜まり部14に連通し、油溜まり部1
4の底部近傍に開口部を有する。25は分離材であり、
冷媒出口管16の開口部の下方近傍の水平方向に外側室
22の全面に設けられ、仕切板20の円錐形の中心に向
かって下方に傾斜させている。
【0032】次に、このように構成された油分離器内の
冷媒及び油の挙動について説明する。まず、圧縮機から
吐出された油を含む気相冷媒は、冷媒入口管23から内
側室21の上部に導かれ、旋回下降流を生成し遠心力に
よって油が分離される。この分離された油は、重力によ
り仕切板20の内面を伝い下降し、油溜まり部14に落
下する。その後、冷媒は外側室22の下部に導かれ、分
離材25を通過し、外側室22の上部に導かれる。この
時、分離材25では冷媒中に含まれる油を捕集するた
め、さらに油が分離される。この分離された油は、重力
により分離材25の傾斜に沿って仕切板20の外面に流
動し、仕切板20の外面を伝い下降し、油溜まり部14
に落下する。その後、冷媒は冷媒出口管16よりサイク
ルに戻される。また、油溜まり部14に落下した油は、
油排出口17より圧縮機の吸入側にもどされる。
【0033】この実施の形態4によれば、オイル溜まり
部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上を目的とし
た分離材の断面積の増加のために容器本体の内径を大き
くしても、遠心分離を行う内側室の内径が大きくならな
い。従って、冷媒の旋回半径に反比例する遠心力の低下
による、油分離能力の低下を防止できる。また、遠心分
離初期段階の冷媒は、油含有率が高いため油分離が容易
であり、弱い遠心力でも油分離率が高く、また、油含有
率が高いため圧力損失が大きい。そして、遠心分離最終
段階の冷媒は、油含有率が低いため油分離が困難であ
り、弱い遠心力では油分離率が低く、また、油含有率が
低いため圧力損失が小さい。従って、遠心分離初期段階
は、内径が大きく冷媒の旋回半径が大きいため圧力損失
の小さい内側室上部で油分離を行うことにより、圧力損
失を低減でき、また、冷媒の油含有率が高いため、旋回
半径の増加により遠心力が弱くなっても油分離率を高く
保てる。そして、遠心分離最終段階は、内径が小さく冷
媒の旋回半径が小さいため遠心力の強い内側室下部で油
分離を行うことにより、油分離率の低下を防止でき、ま
た、冷媒の油含有率が低いため、旋回半径が小さくなっ
ても圧力損失の増加を防止できる。従って、油分離能力
を低下させることなく、圧力損失を低減できる。また、
分離材を傾斜させているため、分離材に付着したオイル
が仕切板へ流動し、分離材へのオイルの付着による油分
離能力の低下を防止でき、さらに、分離材の断面積が増
加するため分離材通過時の冷媒の流速が低下し、油分離
能力を向上できる。また、冷媒入口管を容器本体の上面
から内側室に連通させたため、冷媒入口管設置のための
穴あけ作業及び溶接作業が1箇所のみであり、製造工数
も低減できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、容器本体の内部
上端より下方垂直に設けた下方が開口した所定長さの円
筒形状の仕切板と、仕切板により容器本体内の上部を内
側室と外側室に分離し、仕切板より下方を油溜まり部と
するとともに、容器本体の上面から内側室に連通し、内
側室内の上部に仕切板の接線方向に冷媒を吐き出す開口
部を有する冷媒入口管と、容器本体の外側から外側室に
連通し、外側室内の上部に開口部を有する冷媒出口管
と、容器本体の外側から油溜まり部に連通し、油溜まり
部の底部近傍に開口部を有する油排出管と、冷媒出口管
の開口部の下方近傍の水平方向に外側室全面に分離材を
設けた構造としたものである。そのため、オイル溜まり
部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上を目的とし
た分離材の断面積の増加のために容器本体の内径を大き
くしても、遠心分離を行う内側室の内径が大きくならな
い。従って、冷媒の旋回半径に反比例する遠心力の低下
による、油分離能力の低下を防止できる。また、冷媒入
口管を容器本体の上面から内側室に連通させたため、冷
媒入口管設置のための穴あけ作業及び溶接作業が1箇所
のみであり、製造工数も低減できる。
【0035】また、容器本体の内部上端より下方垂直に
設けた下方が開口した所定長さの円筒形状の仕切板と、
仕切板により容器本体内の上部を内側室と外側室に分離
し、仕切板より下方を油溜まり部とするとともに、容器
本体の上面から内側室に連通し、内側室内の上部に仕切
板の接線方向に冷媒を吐き出す開口部を有する冷媒入口
管と、容器本体の外側から外側室に連通し、外側室内の
上部に開口部を有する冷媒出口管と、容器本体の外側か
ら油溜まり部に連通し、油溜まり部の底部近傍に開口部
を有する油排出管と、冷媒出口管の開口部の下方近傍の
水平方向に外側室全面に前記仕切板の円筒形の中心に向
かって下方に傾斜している分離材を設けた構造としたも
のである。そのため、オイル溜まり部の容量の増加、或
いは、油分離性能の向上を目的とした分離材の断面積の
増加のために容器本体の内径を大きくしても、遠心分離
を行う内側室の内径が大きくならない。従って、冷媒の
旋回半径に反比例する遠心力の低下による、油分離能力
の低下が防止できる。また、分離材を傾斜させているた
め、分離材に付着したオイルが仕切板へ流動し、分離材
へのオイルの付着による油分離能力の低下を防止でき、
さらに、分離材の断面積が増加するため分離材通過時の
冷媒の流速が低下し、油分離能力を向上できる。また、
冷媒入口管を容器本体の上面から内側室に連通させたた
め、冷媒入口管設置のための穴あけ作業及び溶接作業が
1箇所のみであり、製造工数も低減できる。
【0036】また、容器本体の内部上端より下方垂直に
設けた下方に向かって径が小となり下方が開口した所定
長さの円錐形状の仕切板と、仕切板により容器本体内の
上部を内側室と外側室に分離し、仕切板より下方を油溜
まり部とするとともに、容器本体の上面から内側室に連
通し、内側室内の上部に仕切板の接線方向に冷媒を吐き
出す開口部を有する冷媒入口管と、容器本体の外側から
に外側室に連通し、外側室内の上部に開口部を有する冷
媒出口管と、容器本体の外側から油溜まり部に連通し、
油溜まり部の底部近傍に開口部を有する油排出管と、冷
媒出口管の開口部の下方近傍の水平方向に外側室全面に
分離材を設けた構造としたものである。そのため、オイ
ル溜まり部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上を
目的とした分離材の断面積の増加のために容器本体の内
径を大きくしても、遠心分離を行う内側室の内径が大き
くならない。従って、冷媒の旋回半径に反比例する遠心
力の低下による、油分離能力の低下を防止できる。ま
た、遠心分離初期段階の冷媒は、油含有率が高いため油
分離が容易であり、弱い遠心力でも油分離率が高く、ま
た、油含有率が高いため圧力損失が大きい。そして、遠
心分離最終段階の冷媒は、油含有率が低いため油分離が
困難であり、弱い遠心力では油分離率が低く、また、油
含有率が低いため圧力損失が小さい。従って、遠心分離
初期段階は、内径が大きく冷媒の旋回半径が大きいため
圧力損失の小さい内側室上部で油分離を行うことによ
り、圧力損失を低減でき、また、冷媒の油含有率が高い
ため、旋回半径の増加により遠心力が弱くなっても油分
離率を高く保てる。そして、遠心分離最終段階は、内径
が小さく冷媒の旋回半径が小さいため遠心力の強い内側
室下部で油分離を行うことにより、油分離率の低下を防
止でき、また、冷媒の油含有率が低いため、旋回半径が
小さくなっても圧力損失の増加を防止できる。従って、
油分離能力を低下させることなく、圧力損失を低減でき
る。また、冷媒入口管を容器本体の上面から内側室に連
通させたため、冷媒入口管設置のための穴あけ作業及び
溶接作業が1箇所のみであり、製造工数も低減できる。
【0037】また、容器本体の内部上端より下方垂直に
設けた下方に向かって径が小となり下方が開口した所定
長さの円錐形状の仕切板と、仕切板により容器本体内の
上部を内側室と外側室に分離し、仕切板より下方を油溜
まり部とするとともに、容器本体の上面から内側室に連
通し、内側室内の上部に仕切板の接線方向に冷媒を吐き
出す開口部を有する冷媒入口管と、容器本体の外側から
外側室に連通し、外側室内の上部に開口部を有する冷媒
出口管と、容器本体の外側から油溜まり部に連通し、油
溜まり部の底部近傍に開口部を有する油排出管と、冷媒
出口管の開口部の下方近傍の水平方向に外側室全面に仕
切板の円錐形の中心に向かって下方に傾斜している分離
材を設けた構造としたものである。そのため、オイル溜
まり部の容量の増加、或いは、油分離性能の向上を目的
とした分離材の断面積の増加のために容器本体の内径を
大きくしても、遠心分離を行う内側室の内径が大きくな
らない。従って、冷媒の旋回半径に反比例する遠心力の
低下による、油分離能力の低下を防止できる。また、遠
心分離初期段階の冷媒は、油含有率が高いため油分離が
容易であり、弱い遠心力でも油分離率が高く、また、油
含有率が高いため圧力損失が大きい。そして、遠心分離
最終段階の冷媒は、油含有率が低いため油分離が困難で
あり、弱い遠心力では油分離率が低く、また、油含有率
が高いため圧力損失が小さい。従って、遠心分離初期段
階は、内径が大きく冷媒の旋回半径が大きいため圧力損
失の小さい内側室上部で油分離を行うことにより、圧力
損失を低減でき、また、冷媒の油含有率が高いため、旋
回半径の増加により遠心力が弱くなっても油分離率を高
く保てる。そして、遠心分離最終段階は、内径が小さく
冷媒の旋回半径が小さいため遠心力の強い内側室下部で
油分離を行うことにより、油分離率の低下を防止でき、
また、冷媒の油含有率が低いため、旋回半径が小さくな
っても圧力損失の増加を防止できる。従って、油分離能
力を低下させることなく、圧力損失を低減できる。ま
た、分離材を傾斜させているため、分離材に付着したオ
イルが仕切板へ流動し、分離材へのオイルの付着による
油分離能力の低下を防止でき、さらに、分離材の断面積
が増加するため分離材通過時の冷媒の流速が低下し、油
分離能力を向上できる。また、冷媒入口管を容器本体の
上面から内側室に連通させたため、冷媒入口管設置のた
めの穴あけ作業及び溶接作業が1箇所のみであり、製造
工数も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における油分離器の構造
【図2】本発明の実施の形態1における油分離器の断面
【図3】本発明の実施の形態2における油分離器の構造
【図4】本発明は実施の形態2における油分離器の断面
【図5】本発明の実施の形態3における油分離器の構造
【図6】本発明の実施の形態3における油分離器の断面
【図7】本発明は実施の形態4における油分離器の構造
【図8】本発明の実施の形態4における油分離器の断面
【図9】従来の油分離器の構造図
【符号の説明】
10 容器本体 11 仕切板 12 内側室 13 外側室 14 油溜まり部 15 冷媒入口管 16 冷媒出口管 17 油排出管 18 分離材 19 分離材 20 仕切板 21 内側室 22 外側室 23 冷媒入口管 24 分離材 25 分離材
フロントページの続き (72)発明者 日下 道美 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の内部上端より下方垂直に設け
    た下方が開口した所定長さの円筒形状の仕切板と、前記
    仕切板により容器本体内の上部を内側室と外側室に分離
    し、前記仕切板より下方を油溜まり部とするとともに、
    容器本体の上面から前記内側室に連通し、前記内側室内
    の上部に前記仕切板の接線方向に冷媒を吐き出す開口部
    を有する冷媒入口管と、容器本体の外側から前記外側室
    に連通し、前記外側室内の上部に開口部を有する冷媒出
    口管と、容器本体の外側から前記油溜まり部に連通し、
    前記油留まり部の底部近傍に開口部を有する油排出管
    と、前記冷媒出口管の開口部の下方近傍の水平方向に前
    記外側室全面に分離材を設けた油分離器。
  2. 【請求項2】 容器本体の内部上端より下方垂直に設け
    た下方が開口した所定長さの円筒形状の仕切板と、前記
    仕切板により容器本体内の上部を内側室と外側室に分離
    し、前記仕切板より下方を油溜まり部とするとともに、
    容器本体の上面から前記内側室に連通し、前記内側室内
    の上部に前記仕切板の接線方向に冷媒を吐き出す開口部
    を有する冷媒入口管と、容器本体の外側から前記外側室
    に連通し、前記外側室内の上部に開口部を有する冷媒出
    口管と、容器本体の外側から前記油溜まり部に連通し、
    前記油溜まり部の底部近傍に開口部を有する油排出管
    と、前記冷媒出口管の開口部の下方近傍の水平方向に前
    記外側室全面に前記仕切板の円筒形の中心に向かって下
    方に傾斜している分離材を設けた油分離器。
  3. 【請求項3】 容器本体の内部上端より下方垂直に設け
    た下方に向かって径が小となり下方が開口した所定長さ
    の円錐形状の仕切板と、前記仕切板により容器本体内の
    上部を内側室と外側室に分離し、前記仕切板より下方を
    油溜まり部とするとともに、容器本体の上面から前記内
    側室に連通し、前記内側室内の上部に前記仕切板の接線
    方向に冷媒を吐き出す開口部を有する冷媒入口管と、容
    器本体の外側から前記外側室に連通し、前記外側室の上
    部に開口部を有する冷媒出口管と、容器本体の外側から
    前記油溜まり部に連通し、前記油溜まり部の底部近傍に
    開口部を有する油排出管と、前記冷媒出口管の開口部の
    下方近傍の水平方向に前記外側室全面に分離材を設けた
    油分離器。
  4. 【請求項4】 容器本体の内部上端より下方垂直に設け
    た下方に向かって径が小となり下方が開口した所定長さ
    の円錐形状の仕切板と、前記仕切板により容器本体内の
    上部を内側室と外側室に分離し、前記仕切板より下方を
    油溜まり部とするとともに、容器本体の上面から前記内
    側室に連通し、前記内側室内の上部に前記仕切板の接線
    方向に冷媒を吐き出す開口部を有する冷媒入口管と、容
    器本体の外側から前記外側室に連通し、前記外側室内の
    上部に開口部を有する冷媒出口管と、容器本体の外側か
    ら前記油溜まり部に連通し、前記油溜まり部の底部近傍
    に開口部を有する油排出管と、前記冷媒出口管の開口部
    の下方近傍の水平方向に前記外側室全面に前記仕切板の
    円筒形の中心に向かって下方に傾斜している分離材を設
    けた油分離器。
JP17607296A 1996-07-05 1996-07-05 油分離器 Pending JPH1019422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17607296A JPH1019422A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 油分離器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17607296A JPH1019422A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 油分離器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1019422A true JPH1019422A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16007237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17607296A Pending JPH1019422A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 油分離器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1019422A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006112168A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-26 Daikin Industries, Ltd. 流体機械
JP2008168183A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Sasakura Engineering Co Ltd 気液分離器及び造水装置
JP2010048483A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Mitsubishi Electric Corp 気液分離器並びにこれを搭載した空気圧縮装置および空気調和装置
JP2010511492A (ja) * 2006-11-30 2010-04-15 ウエストレイク ロングビュー コーポレイション 高圧分離器
CN102423578A (zh) * 2011-08-26 2012-04-25 莱芜钢铁股份有限公司 Trt轴承箱冷却废气的脱油装置
JP2014159919A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Panasonic Corp オイルセパレータ
CN104289010A (zh) * 2014-10-31 2015-01-21 张进 一种多挡板式油水分离器
CN105289044A (zh) * 2015-11-20 2016-02-03 无锡山川环保机械有限公司 油水分离装置
CN105498292A (zh) * 2015-12-28 2016-04-20 中国原子能科学研究院 油水分离装置
CN106642848A (zh) * 2015-11-04 2017-05-10 麦克维尔空调制冷(武汉)有限公司 立式油分离器以及包含该立式油分离器的换热系统
CN113790552A (zh) * 2021-09-09 2021-12-14 珠海格力电器股份有限公司 气液分离器及空调器
CN113945032A (zh) * 2021-10-29 2022-01-18 台州龙江化工机械科技有限公司 一种立式贮液器以及具有该贮液器的制冷系统

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006112168A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-26 Daikin Industries, Ltd. 流体機械
JP2010511492A (ja) * 2006-11-30 2010-04-15 ウエストレイク ロングビュー コーポレイション 高圧分離器
JP2008168183A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Sasakura Engineering Co Ltd 気液分離器及び造水装置
JP2010048483A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Mitsubishi Electric Corp 気液分離器並びにこれを搭載した空気圧縮装置および空気調和装置
CN102423578A (zh) * 2011-08-26 2012-04-25 莱芜钢铁股份有限公司 Trt轴承箱冷却废气的脱油装置
JP2014159919A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Panasonic Corp オイルセパレータ
CN104289010A (zh) * 2014-10-31 2015-01-21 张进 一种多挡板式油水分离器
CN106642848A (zh) * 2015-11-04 2017-05-10 麦克维尔空调制冷(武汉)有限公司 立式油分离器以及包含该立式油分离器的换热系统
CN106642848B (zh) * 2015-11-04 2019-04-19 麦克维尔空调制冷(武汉)有限公司 立式油分离器以及包含该立式油分离器的换热系统
CN105289044A (zh) * 2015-11-20 2016-02-03 无锡山川环保机械有限公司 油水分离装置
CN105498292A (zh) * 2015-12-28 2016-04-20 中国原子能科学研究院 油水分离装置
CN113790552A (zh) * 2021-09-09 2021-12-14 珠海格力电器股份有限公司 气液分离器及空调器
CN113945032A (zh) * 2021-10-29 2022-01-18 台州龙江化工机械科技有限公司 一种立式贮液器以及具有该贮液器的制冷系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100645378B1 (ko) 멀티 집진장치
US4690759A (en) Centrifugal and impingement oil separator
JP2830618B2 (ja) 遠心分離形油分離器
JPH1019422A (ja) 油分離器
US4472949A (en) Oil separator
US20010005986A1 (en) Cyclone type gas-liquid separator
US20060162299A1 (en) Separation apparatus
JP4967685B2 (ja) 気泡分離器
US20030106292A1 (en) Centrifugal air-oil separator
JPH10311627A (ja) 油分離器
KR100617124B1 (ko) 싸이클론 집진장치
KR900011272Y1 (ko) 기체와 액체 분리기
JPH08159619A (ja) 油分離器及びこれを具備する空気圧縮装置
JPH109722A (ja) 油分離器
JPH0618127A (ja) 油分離器
JP2001121036A (ja) 遠心分離器
JP4063179B2 (ja) 油分離器
JPH109723A (ja) 油分離器
CA2693025A1 (en) Liquid separator
JPH1019423A (ja) 油分離器
JPH10185367A (ja) 油分離器
JP2871307B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH06235571A (ja) 冷凍装置の油分離器
JP2002276328A (ja) ブローバイガスの気液分離装置
JPH11248296A (ja) 油分離器