JP2001336413A - ベンチレータ及びこれを含む閉鎖型クランクケース換気システム - Google Patents

ベンチレータ及びこれを含む閉鎖型クランクケース換気システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でありながら、オイル分離性能がよく、
しかもロングライフ化を実現することができるベンチレ
ータ及びこれを含む閉鎖型クランクケース換気システム
を提供する。 【解決手段】 ブローバイガスは、ガス入口部9から一
次分離部Aで旋回されて溝25でオイル液滴を捕捉さ
れ、穴19を通って二次分離部Bの濾網29でさらにオ
イル液滴を捕捉され、ホーン部15を通って上昇し、ガ
ラス繊維からなるフィルタエレメント51でオイルミス
トを捕捉されてガス出口部11から排出される。一次分
離部Aが二次分離部Bと最終分離部Cとの間に位置する
ように配置されて成っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉鎖型クランクケ
ース換気システム(closed crankcase ventilation sys
tem )に用いられるベンチレータと、このベンチレータ
を含んで成る閉鎖型クランクケース換気システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、エンジンでは、燃焼室内
からピストンとシリンダ壁との隙間を通って漏れるブロ
ーバイガスがクランクケース内に放出される。これらの
ブローバイガスは、クランクケースの圧力を高めてオイ
ル漏れを引き起こす原因となるが、これをそのまま大気
に解放すると大気汚染の原因となるため、エンジンに戻
すようにした閉鎖型クランクケース換気(CCV)シス
テムが知られている。
【0003】ところで、ブローバイガスをエンジンに還
元するには、ガス中のオイル量を極力低減するのが好ま
しい。そこで、従来では、エンジンのヘッドカバーに迷
路構造を内蔵したり、ヘッドカバーの上部に濾網を直付
けしたり、ブローバイガスを旋回して遠心分離したり、
ガラス繊維等からなるフィルタを設ける等のいずれかを
採用することにより、ブローバイガス中のオイルを除去
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の閉鎖型クランクケース換気システムにあって
は、様々な手段により、ブローバイガス中のオイルを除
去しているが、これらの手段は、それぞれが固有の欠点
を有しており、オイル分離性能、製品寿命、小型化、生
産コストのいずれかを犠牲にせざるを得ないという課題
がある。
【0005】そこで、本発明は、かかる従来の課題に鑑
みてなされたもので、小型でありながら、オイル分離性
能がよく、しかもロングライフ化を実現することができ
るベンチレータ及びこれを含む閉鎖型クランクケース換
気システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明に係るベンチレータは、エンジンのクランク
ケースからのブローバイガスを受け入れるためのガス入
口部と連通し、該ブローバイガスの流れを旋回流に変換
するとともに、当該旋回するブローバイガス中の比較的
大きな液滴を遠心分離する一次分離部と、この一次分離
部を通過したブローバイガスを受け入れるとともに、該
ブローバイガス中のオイルの液滴を捕捉する濾網を有す
る二次分離部と、この二次分離部を通過したブローバイ
ガスを受け入れるとともに、ブローバイガスに浮遊する
オイルミストを最終捕捉するフィルタエレメントを装着
可能でガス出口部と連通する最終分離部とを備え、前記
一次分離部が二次分離部と最終分離部との間に位置する
ように配置されて成ることを特徴とする(請求項1)。
【0007】この発明において、前記二次分離部は前記
一次分離部の下方に位置し、かつ、前記最終分離部は前
記一次分離部の上方に位置し、前記一次分離部、二次分
離部及び最終分離部の一部が一体となり、上方が開口し
たベンチレータ本体と、該ベンチレータ本体の上方開口
を着脱自在に蓋して前記最終分離部のフィルタエレメン
トを交換可能にしてなるキャップとを備えることが好ま
しい(請求項2)。
【0008】また、この発明においては、前記一次分離
部、二次分離部、最終分離部でそれぞれ捕捉したオイル
を合流して排出するためのオイル出口部を備えるととも
に、該一次分離部、二次分離部、最終分離部のうち、少
なくとも一次分離部及び二次分離部と最終分離部とでそ
れぞれ捕捉したオイルが出口部に至るまで合流しないよ
うに独立した流路を通じて流れることが好ましい(請求
項3)。
【0009】さらに、この発明においては、前記最終分
離部のフィルタエレメントは、前記キャップとの対向面
に端板を備え、該端板と前記キャップとの間に設けられ
たスプリングにより支持されているとともに、該スプリ
ングは、前記フィルタエレメントが目詰まりしたとき
に、端板が移動することによりガスをバイパスさせるよ
うにその付勢力が設定されていることが好ましい(請求
項4)。
【0010】また、本発明に係るベンチレータを含んで
成る閉鎖型クランクケース換気システムは、エンジンの
クランクケースと前記ベンチレータの入口部とを連結す
るブローバイガス入口流路と、前記ベンチレータの出口
部とエンジンの吸気入口側とを連結するガス戻し流路
と、前記ベンチレータのオイル出口と前記エンジンのク
ランクケースとを連結するオイル戻し流路とを備えたこ
とを特徴とする(請求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るベンチレータ
及びこれを含む閉鎖型クランクケース換気システムの好
適な実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1〜図5は、本発明に係るベンチレータ
1を示している。同図において、ベンチレータ1は、円
筒状にして上方が開口し有底のベンチレータ本体3と、
ベンチレータ本体3の上方開口を着脱自在に蓋するキャ
ップ5とを備える。キャップ5は、ベンチレータ本体3
に対し、例えば3箇所のボルト7によって着脱自在とな
っている。
【0013】ベンチレータ本体3は、エンジンのクラン
クケースからのブローバイガスを受け入れるためのガス
入口部9と、オイルを除去されたブローバイガスを排出
するためのガス出口部11とを備える。ガス入口部9及
びガス出口部11は、いずれもベンチレータ本体3の中
心軸(図2,3に一点鎖線で図示)に対して偏心した位
置において接線方向に向けて突出している。また、ガス
入口部9及びガス出口部11は、正面から見て、左右両
側に離れて設けられ、かつ、ガス入口部9はガス出口部
11に対して若干下側に位置し、ガス入口部9の上部と
ガス出口部11の下部とが略同じ高さ位置となってい
る。
【0014】また、ベンチレータ本体3は、ガス入口部
9の上部と略同じ高さ位置に設けられベンチレータ本体
3の内部を上下に仕切る上部隔壁13と、中心軸に沿っ
て上部隔壁13の下方に向かって大きく延び、かつ上部
隔壁13の上方に向けて僅かに突出するように延びるホ
ーン部15とを備えている。ホーン部15は、上方に向
けて僅かに縮径するようにテーパー加工されている。
【0015】さらに、ベンチレータ本体3は、ガス入口
部9の下部と略同じ高さ位置に設けられた中央隔壁17
を備えている。中央隔壁17は、ベンチレータ本体3の
内部を上下に仕切り、ホーン部15との間に図5に明示
されるリング状の穴19を有している。
【0016】上部隔壁13と中央隔壁17との間には一
次分離部Aが構成され、一次分離部Aは、ガス入口部9
と連通し、ガス入口部9から導入されるブローバイガス
を平面的に見て旋回流に変換するべく、図5に明示され
るように、円周に沿って案内する内壁部21及び周状隔
壁23と、ガス入口部9の近傍まで旋回してきたブロー
バイガスを衝突させることにより、当該ブローバイガス
中の比較的大きなオイルの液滴を捕捉(遠心分離)する
溝25とを有する。なお、周状隔壁23は、旋回するブ
ローバイガスが溝25に至る前に穴19から二次分離部
B側へ流れるのを阻止すべく、上部隔壁13と中央隔壁
17との間を溝25の近傍まで隔てるようになってい
る。
【0017】前記ホーン部15の下端は水平方向に延
び、ベンチレータ本体3を上下に仕切る下部隔壁27を
構成している。中央隔壁17と下部隔壁27との間に
は、一次分離部Aで比較的大きなオイルの液滴が除去さ
れたブローバイガスを前記穴19を通じて受け入れると
ともに、ブローバイガス中のオイルの液滴を捕捉する濾
網29を有している(濾網29は二次分離部を構成して
いる)。下部隔壁27の外周の一部はさらに垂下されて
ベンチレータ本体3の外壁部31との間で第一のオイル
流下路33が形成され、第一のオイル流下路33はベン
チレータ本体3の底部に形成されたオイル合流路35と
連通している。オイル合流路35は、ベンチレータ本体
3の底部から下方に向けて突出するオイル出口部37に
連通している。濾網29で捕捉されたオイルは、第一の
オイル流下路33を流下し、オイル合流路35に至る。
なお、本実施の形態では、第一の分離部Aの溝25の下
端に相当する中央隔壁17の部位には切欠き39が形成
され溝25で捕捉したオイルを流下させ二次分離部B内
に合流させている。
【0018】ベンチレータ本体3の下部には、PCVバ
ルブ41が設けられている。PCVバルブ41は、エン
ジンがオンのときに開弁し(ただし、エンジンの内圧が
50mmになると閉弁する)、ベンチレータ1の調圧機
能を有している。なお、PCVバルブ41は、閉弁する
とき、ホーン部15と下部隔壁27との境目付近に当接
する。また、PCVバルブ41の下面側には、ベンチレ
ータ本体3の底部を貫通して形成された大気導入孔43
を関して大気が導入されるとともに、ベンチレータ本体
3の底部との間に圧縮スプリング45が介在されてい
る。
【0019】下部隔壁27の外周側には、適宜な位置に
複数の第二の穴47が形成されている。二次分離部Bの
濾網29を通過したブローバイガスは、第二の穴47を
通じて流下し、PCVバルブ41の上方を通過して流れ
の方向を上昇流に変更し、ホーン部15内を上昇するこ
とになる。なお、中心軸上には、ホーン部15の内部と
前記オイル合流路35との間に設けられ、オイル合流路
35からホーン部15側へのオイルの逆流を阻止する第
一の逆止弁49が設けられている。
【0020】ベンチレータ本体3の上部隔壁13より上
方は最終分離部Cを構成している。最終分離部Cは、二
次分離部Bを通過したブローバイガスを受け入れるとと
もに、ブローバイガスに浮遊するオイルミストを最終捕
捉するフィルタエレメント51が装着可能であって、か
つ、ガス出口部11と連通している。このフィルタエレ
メント51は、ベンチレータ本体3からキャップ5を取
り外すことにより交換可能である。フィルタエレメント
51の上部には端板53が設けられ、端板53とキャッ
プ5の天井部との間には圧縮スプリング55が介在され
てフィルタエレメント51の位置決めをしている。圧縮
スプリング55の付勢力は、フィルタエレメント51が
目詰まりしたときに、端板53が上方に移動してガスを
バイパスさせるバイパス弁となるように設定され、端板
53及び圧縮スプリング55はバイパス弁を兼用してい
る。また、フィルタエレメント51の下部は、ホーン部
15の上方突出部に位置決め保持される。
【0021】フィルタエレメント51は、ガラス繊維か
らなっており、二次分離部Bを通過した微小粒径のオイ
ルを高効率で捕捉する。フィルタエレメント51におけ
るガラス繊維の密度は、密度が大きすぎるとガスの流動
抵抗が増大し、低すぎるとオイルを捕捉できないので、
30kg/m〜96kg/mとすることが好まし
い。また、フィルタエレメント51の二次側である外周
面には不織布57が巻かれている(内周面のみ、ないし
は内外周面双方に巻いてもよい)。
【0022】ベンチレータ本体3には、平面視でオイル
入口部9と対抗する位置に前記第一のオイル流下路33
とは独立した第二のオイル流下路59が形成されてい
る。第二のオイル流下路59の上端は上部隔壁13の上
部に開口し、同流下路59の下端は第二の逆止弁61を
介してオイル合流路35に連通している。なお、上部隔
壁13は第二のオイル流下路59の開口部が最も低くな
るように僅かに傾斜している。
【0023】次に作用を説明する。エンジンのクランク
ケースからのブローバイガスは、ガス入口部9から導入
され、第一の分離部Aにて旋回流となり、溝25にて比
較的大きなオイルの液滴が捕捉される。第一の分離部A
で捕捉されたオイルは中央隔壁17に形成された切欠き
39を介して第二の分離部Bの濾網29内に流下する。
【0024】第一の分離部Aを通過したブローバイガス
は、中央隔壁17の穴19を通って第二の分離部Bに導
入され、ガス中のオイルが濾網29に捕捉される。第二
の分離部Bで捕捉されたオイルは第一のオイル流下路3
3を流下してオイル合流路35に至る。一方、第二の分
離部Bを通過したブローバイガスはPCVバルブ41の
上方にて方向転換し、ホーン部15内を通って上昇す
る。ホーン部15は上方が縮径されており、ホーン部1
5が上部隔壁13から上方に向けて僅かに突出している
ことと相俟って、ガスの流速が増し、ガスは最終分離部
Cの下部のみならず上部にも均等に流れる。
【0025】ブローバイガス中に浮遊するオイルミスト
はフィルタエレメント51にて最終捕捉され、捕捉され
たオイルはエレメント51内を流下しながら上部隔壁1
3上を第二のオイル流下路59に向けて流れ、第二のオ
イル流下路59を通ってオイル合流路35に至る。フィ
ルタエレメント51を通過したガスは、ガス出口部11
から排出される。なお、ガス出口部11の内側に遮蔽板
を設けることにより、フィルタエレメント51の全体を
有効に活用することができることは勿論である。
【0026】以上要するに、本発明に係るベンチレータ
1は、二次分離部Bは一次分離部Aの下方に位置し、か
つ、最終分離部Cは一次分離部Aの上方に位置し、一次
分離部Aが二次分離部Bと最終分離部Cとの間に位置す
るように配置されて成っている。ブローバイガス中には
オイルが微小な粒状になって存在している。このオイル
は、ある程度の粒径の分布を有しており(〜100μ
m)、ガスと分離させやすい環境も異なる。本実施の形
態では、異なる分離構造A,B,Cを組み合わせて一体
化し小型化を図りながら(実施の形態のもので、従来と
同一ライフのものと比較して1/2以下)、ブローバイ
ガスが流入する大粒径の分布が多い方から順に、段階的
に効率化させることにより、各分離構造に与える負荷を
軽減し、ロングライフ化(同材料、同容積比で2倍以
上)を実現することができるのである。
【0027】図7は、上記ベンチレータ1を含む閉鎖型
クランクケース換気システムをターボチャージャ過給式
エンジンに適用した例を示し、エンジン63のクランク
ケース65とエンジンの吸気入口側であるターボチャー
ジャー67との間にベンチレータ1が連結されている。
クランクケース65とベンチレータ1のガス入口部9と
はブローバイガス入口流路69により連結され、ベンチ
レータ1のガス出口部11とターボチャージャ67とが
ガス戻し流路71により連結され、ベンチレータ1のオ
イル出口37とエンジン63のクランクケース65とが
オイル戻し流路75により連結されている。
【0028】これにより、ターボチャージャ67がクラ
ンクケース65からのブローバイガスの吸引を真空補助
するとともに、ベンチレータ1によりガス中のオイルの
大部分を除去したブローバイガスがターボチャージャー
67に戻され、ブローバイガスから捕捉したオイルをエ
ンジン63のクランクケース65に戻すことができる。
【0029】なお、本実施の形態では、一次分離部Aで
捕捉したオイルを二次分離部Bに流下させていたが、第
一の又は第二のオイル流下路33,59と同様に、独立
したオイル流下路を通してオイル合流部35に至る構造
としてもよい。
【0030】また、ガス入口部9及びガス出口部11と
して短管状のものを図示したが、ガス入口部9及びガス
出口部11は、単に口部が開口していて短管状のものが
突出していないものをも含んでいる。また、短管状のも
のを備えたものであってもよいが、これも直管状のもの
だけでなく、曲管状のものであってもよい。
【0031】さらに、図7に示した実施の形態において
は、ガス戻し流路71をターボチャージャ67と連結し
たが、自然吸気式エンジンにあっては、エンジンの吸気
入口側としてインテークマニホールド側に連結すればよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、異なる
分離構造を組み合わせて一体化し小型化を図りながら、
ブローバイガスが流入する大粒径の分布が多い方から順
に、段階的に効率化させることにより、各分離構造に与
える負荷を軽減し、ロングライフ化を実現することがで
きるベンチレータ及びこれを含む閉鎖型クランクケース
換気システムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベンチレータの一部を切り欠いた
斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】図1の平面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】本発明に係る閉鎖型クランクケース換気システ
ムを示す概略図である。
【符号の説明】
A 一次分離部 B 二次分離部 C 最終分離部 1 ベンチレータ 3 ベンチレータ本体 5 キャップ 9 ガス入口部 11 ガス出口部 13 上部隔壁 15 ホーン部 17 中央隔壁 19 穴 23 周状隔壁 25 溝 27 下部隔壁 29 濾網 33 第一のオイル流下路 35 オイル合流路 37 オイル出口部 41 PCVバルブ 47 第二の穴 51 フィルタエレメント 57 不織布 59 第二のオイル流下路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランクケースからのブロー
    バイガスを受け入れるためのガス入口部と連通し、該ブ
    ローバイガスの流れを旋回流に変換するとともに、当該
    旋回するブローバイガス中の比較的大きな液滴を遠心分
    離する一次分離部と、 この一次分離部を通過したブローバイガスを受け入れる
    とともに、該ブローバイガス中のオイルの液滴を捕捉す
    る濾網を有する二次分離部と、 この二次分離部を通過したブローバイガスを受け入れる
    とともに、ブローバイガスに浮遊するオイルミストを最
    終捕捉するフィルタエレメントを装着可能でガス出口部
    と連通する最終分離部とを備え、 前記一次分離部が二次分離部と最終分離部との間に位置
    するように配置されて成ることを特徴とするベンチレー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記二次分離部は前記一次分離部の下方
    に位置し、かつ、前記最終分離部は前記一次分離部の上
    方に位置し、前記一次分離部、二次分離部及び最終分離
    部の一部が一体となり、上方が開口したベンチレータ本
    体と、 該ベンチレータ本体の上方開口を着脱自在に蓋して前記
    最終分離部のフィルタエレメントを交換可能にしてなる
    キャップとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    ベンチレータ。
  3. 【請求項3】 前記一次分離部、二次分離部、最終分離
    部でそれぞれ捕捉したオイルを合流して排出するための
    オイル出口部を備えるとともに、該一次分離部、二次分
    離部、最終分離部のうち、少なくとも一次分離部及び二
    次分離部と最終分離部とでそれぞれ捕捉したオイルが出
    口部に至るまで合流しないように独立した流路を通じて
    流れることを特徴とする請求項1または2に記載のベン
    チレータ。
  4. 【請求項4】 前記最終分離部のフィルタエレメント
    は、前記キャップとの対向面に端板を備え、該端板と前
    記キャップとの間に設けられたスプリングにより支持さ
    れているとともに、該スプリングは、前記フィルタエレ
    メントが目詰まりしたときに、端板が移動することによ
    りガスをバイパスさせるようにその付勢力が設定されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    ベンチレータ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のベンチ
    レータを含んで成る閉鎖型クランクケース換気システム
    であって、 エンジンのクランクケースと前記ベンチレータの入口部
    とを連結するブローバイガス入口流路と、前記ベンチレ
    ータの出口部とエンジンの吸気入口側とを連結するガス
    戻し流路と、前記ベンチレータのオイル出口とエンジン
    のクランクケースとを連結するオイル戻し流路とを備え
    たことを特徴とする閉鎖型クランクケース換気システ
    ム。
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